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08/08 11:33 モンゴルと友好条約に調印 北朝鮮、関係改善へ 外信49
 【ウランバートル8日共同】朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
の外相として十四年ぶりにモンゴルを公式訪問した白南淳外相は八
日、エルデンチュルーン・モンゴル外相と会談、両国間の友好協力
条約に調印した。                      
 旧友好協力条約は一九九五年に無効となっていた。両国関係は、
モンゴルが韓国との関係拡大を進めたことを受け、北朝鮮が九九年
にウランバートルの大使館を一方的に閉鎖するなどぎくしゃくして
いたが、新条約調印で大きく改善に向かう。          
 白外相の訪問や条約調印は、日朝外相会談を実現した上、南北間
でも、閣僚級会談再開のための実務協議を行うなど前向きな姿勢が
目立つ最近の北朝鮮の積極外交の一環とみられる。       
 北朝鮮外相のモンゴル訪問は八八年に当時の金永南外相が故金日
成国家主席に同行して訪問して以来。             
 モンゴル外務省によると、条約は経済、文化、教育、科学など幅
広い分野での協力をうたい、アジア太平洋地域、特に北東アジアに
おける平和と安全の確保に向け、紛争問題を平和的に解決するため
協力するとしている。                    
 両国は四八年に国交樹立、旧ソ連の衛星国だったモンゴルは朝鮮
戦争でも北朝鮮に協力。八六年に友好協力条約を締結した。   
 しかし八○年代末の旧ソ連や東欧の変革を受けてモンゴルの人民
革命党が一党独裁を放棄、旧条約は無効となった。       
 社会主義を放棄し民主化・市場経済化路線を進めるモンゴルは九
○年に韓国と国交を樹立。九九年に韓国の金大中大統領がモンゴル
を公式訪問した。                      
(了)  020808 1132              
[2002-08-08-11:33] 
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。