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中国空軍力、一気に近代化(読売新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 8 月 27 日 16:06:41:

【北京26日=杉山祐之】当地の消息筋が26日語ったところによると、中国は今年、ロシアとの間で、海軍用の新鋭戦闘爆撃機スホイ30MK38機を購入する契約を初めて結んだ。

 台湾海峡有事をにらむ「ハイテク局地戦での勝利」を目指す中国軍は、2004年ごろまでに、スホイ30と戦闘機スホイ27を合わせたスホイ200機体制を整える構えで、現時点では「台湾優位」とされる中台間の航空戦力バランスが揺らぐ可能性が出てきた。

 海軍のスホイ30MKの最大の特色は、高度な空戦性能を持つ一方で、射程200キロの露製新鋭空対艦ミサイルを搭載できることだ。契約は今年5月のイワノフ国防相訪中時に交わされたというが、同ミサイルも契約対象に含まれているかどうかは不明。

 同機種は2004年までに納入の見通しという。浙江省や海南省の海軍航空部隊基地に配備された場合、「中国軍の対艦迎撃能力は格段に向上する」(同筋)ことから、台湾海峡で緊張が高まった場合、米空母が台湾海峡に近づくのを困難にする効果が予想される。

 海軍のスホイ30とは別に、今月中旬、対地攻撃能力を持つ空軍のスホイ30MKK10機が、新たに中国に納品され、安徽省の空軍基地に入ったという。今後1、2年の間に、さらに28機が引き渡される予定だ。戦闘機スホイ27の練習機の納品も続いている。

 2004年の時点で、中国軍が保有するロシア製輸入スホイは、これまでに実戦配備済みのスホイ27、スホイ30を含めて、少なくとも192機に達する見通しだ。「年産20機」を目標に、遼寧省でライセンス生産が行われている国産スホイ27が、これに加わる。

 現在、台湾は、スホイ27、同30に対抗できる米国製F16、仏製ミラージュ2000戦闘機を計約200機保有しているとされる。中台間の航空戦力バランスは、中国側に旧型機が多いことから、一般的に、「質の面において、台湾側の方が優位にある」(外交筋)と見られている。

 しかし、同筋は一方で、「中国は、好調な経済を背景に、急ピッチで海空軍戦力の近代化を進めている。中台軍拡競争は、高度成長を続ける中国側に有利で、2005年ごろになると、航空戦力の『台湾優位』が崩れるかもしれない」と指摘。さらに「台湾側は、米国への武器売却の働きかけを強めるだろう」と予測している。

 中国側は、10月の江沢民国家主席訪米などを通じ、米国に台湾への武器売却を抑えるよう圧力をかけ続ける一方、露製兵器導入を柱にした自らの軍近代化は着々と進めると見られる。(読売新聞)
[8月27日10時38分更新]

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