★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
北朝鮮を崩壊させる道 「拉致問題」はあれではすまない 投稿者 キツネ目ファン 日時 2002 年 10 月 16 日 16:09:05:

(回答先: 北朝鮮「金王朝」打倒のためになすべきこと 投稿者 キツネ目ファン 日時 2002 年 10 月 16 日 15:55:40)

北朝鮮を崩壊させる道

「拉致問題」はあれではすまない

そして世界史は新しいロクでもない時代へ入ろうとしている。

★拉致されたのは「87人」★

宮崎学である。

小泉訪朝の結果は「パンドラの箱」を開けた。毎日驚くべき事実が明らかになっ ているが、北朝鮮という国家の性格を考えるとまだまだ拉致問題だけでも奥底の しれないおぞましい真相が眠っているだろう。

一例が日朝政府が発表した「11人」 「4人生存8人死亡」そのものにそもそも重 大な疑問があるのだ。

一種の「幕引き」をこの数字で狙ったのだろうが、実際にはそんなもんやなさそう や。日経が「60人」という数字を出していたが、日本の公安スジがつかんでいる情 報は、なんと「87人」だという。すくなくとも「87人」という警察が把握している数字 が真実だとすれば、小泉が「11人の安否」程度のことでダマされて帰ってきたとい うのは許されることではあるまい。その大半が、今回あきらかにされなかった、とい うことは殺されている可能性があるわけだ。こんごサンケイ新聞あたりの報道に期 待したい。

さらに、在日朝鮮人の拉致された数となると、その100倍はあるだろうといわれ ている。彼らもまた被害者だ、ということを組員は決して忘れてはならん。拉致され た日本人同様に密殺されている可能性が高いのだ。

「脅す、ごねる、居直る」でこれまで通してきた北朝鮮の今回の豹変にの裏に はなにがあるのか?犯人が犯行を「自発的」に認めるというようなことはないわけ で、今回、「8人死亡」という事実、有本・石岡両氏がともに「88年11月4日」死亡 というような不自然な日付をあえて公表したのも、「もっとほかの犯罪、大量虐殺を 隠す」という目的なら十分理解しうることだ。

★小泉訪朝とアメリカの意志

しかしながら、わしはここでもうひとつ見落としてはならん絵図の背景がある、と おもう。それは小泉訪朝とアメリカの意志、ということだ。

アメリカにとっては「拉致問題」などはどうでもええことだ。だから全然興味すらし めしていない。なに、自分らもいくらでも似たようなことはやってきたことだしな。彼 らの関心はもっぱら北朝鮮の軍事にのみある。

これはイラク侵攻の際に二正面作戦は採りたくないという戦術的な側面 がまず ある。北朝鮮がこの脅しに「屈服」した、ということでアメリカは本来の狙いである 中東戦略、イラク侵攻に専念できるというメリットが生じる。湾岸戦争以来の、アメ リカが脅迫し、日本がゼニを出すという構図は今回も生きていた。

一方、北朝鮮は国内の存続基盤すらゆらぎはじめた金正日としてはこれ以上の アメリカの圧力をかわし、なんとか妥協することで延命を計ったということだろう。

しかしながら、アメリカの意図は単に「イラクをやっつけて中東石油利権をゆるが ぬ ものにする」だけではない。

数日前の讀賣新聞にヘンリー・キッシンジャー(「ノーベル平和賞」受賞者や で!)が「地球を読む」というコラム記事であまりにもアケスケに書いているのでさ すがのわしも仰天したのだが、世界史上で初めて「民族独立」「内政不干渉」とい う「国際ルール」の破棄をめざす大帝国を作る、という意味のことを言っている。

曰く

「政権交代を軍事介入の目的とする新しい手法は革命的なものである」

「1648年のウエストファリア条約で樹立された、他国の内政への不干渉という原 則に対する挑戦である」

「バクダッドへの道はエルサレム経由ではない。エルサレムへの道がバグダッド経 由なのである」。

つまり、アメリカは20世紀初めごろの「孤立主義」から20世紀後半の「世界の警 察官」を経て、いまや、かってアレクザンダー大王や、ジンギスハーンもできなかっ た「アメリカ地球帝国」への道を21世紀に踏み出す、という宣言なのだ。

いうまでもなく20世紀後半の歴史は、アジア・アフリカ、ラテンアメリカ諸国がかっ ての植民地のくびきからすくなくとも表面 上の独立をかちとり、欧米列強との対抗 性を獲得をめざし、成否はさまざまではあったがその過程をたどりつつあったわけ だが、そのような20世紀の動きを真っ向から否定し、精算してしまおう、というの が「大量 破壊兵器の地球的規模での拡散阻止」に名を借りたアメリカの意図だと いうわけだ。つまり世界史は新しいロクでもない時代に入ろうとしている。

キッシンジャーはそれがアメリカのとるべき道で、世界をテロから救う道だ、という のだが、わしは結果はその逆になるとおもう。キッシンジャーちゅうのは事実の指 摘においてはおおむねわしは同感なのだ。結論は正反対やけどな。

その当否はさておいても、田舎の弱小ヤクザが、中央の巨大ヤクザにホンキで にらまれて、あわててご近所に「ちょっと迷惑かけまして、すんまへん」というた、み たいな滑稽さもある今回の、小泉訪朝というのは、実はそのような巨大な変化の 流れの中でのできごとだということを見逃したらアカん。

★日本国内政治への影響★

さて、今後日本の「政局」というやつも当然激動をまぬがれん。

まず、拉致された人数が87人、というようなことだとこれだけで、小泉は持たな い。「11人の安否が明らかになって曲がりなりにも交渉の窓口を開いた」どころ か、「子供の使いのように馬鹿にされてきた」になってまうがな。この場合、世論が 激高してワールドカップ的熱狂現象をおこし、より強硬な「石原政権待望論」のよう なものがでてきかねない危険がある。「世論」などというのはすでに、在日朝鮮人 に対する暴力事件が報じられているとおり、きわめてイージーに操作されうるもの なのだから。そのようなことになれば一見日本の偏狭なナショナリズムを鼓舞する ようなポーズで、実はしっかりとアメリカの「地球帝国化」の下請け産業となる路線 を歩むだろう。

たしかに、イラクが屈服し、北朝鮮が事実上アメリカの軍事力に白旗を掲げたら、 すでにアメリカの言いなりになっているロシアにせよ、国内が経済発展にわき、世 界経済に組み込まれつつある中国も「敵」ではありえない。パレスチナ問題など あっというまに、アメリカの言いなりに「解決」されるだろう。ただ、まさにそのような 強大な力をもったがゆえに自らの重みをおそらくは支えきれないで破綻するとわし は思う。

そのような時代に、アメリカの手先にあまんじず、日本が他国の尊敬を勝ち得 て、かつヤクザ国家と闘うみちはあるのか?

★北朝鮮を崩壊させる道★

その一つが、早急に「北朝鮮難民歓迎法案」のようなものを作ることだ。これまで 日本が避け続けた難民モンダイに正面から取り組むのだ。韓国の「太陽政策」と はちゃう。「太陽政策」というのは、東ドイツの崩壊を受けた西ドイツの混迷ををま のあたりにして生まれたものだが、あれはつまりは北政権延命政策にすぎない。

そやのうて、逆に、難民がどんどん日本海を渡って、あるいは中国経由で日本に 来るのを歓迎するのだ。日本からかって膨大な数の在日朝鮮人が海をわたって北 朝鮮に帰った。それと同じ数の難民を盛大に受け入れる、と宣言したらええんや。 財源は北朝鮮が要求しとる「経済援助」のゼニつこたらええんや。生活も、職業 も、住宅も保障する。日本国民の生活水準がさがってもぞの約束は実現する、と 世界に宣言するんや。韓国よりアメリカより、日本は北朝鮮難民を歓迎する、とい うことにする。するとかってのボートピープルのように難民がやってくるようになる かもしれんがな。

それがつまりは、武力による脅しではない方法によって北朝鮮現政権の崩壊を 早めることになる。その人々が脱出するということ自体がなにより世界の目をあつ め、情報は幾何級数敵に北朝鮮国内にも広まる。

遺族の方々にはお気の毒だが、行方不明者の「死亡の実態」「拉致の経過」など いくら精緻に調査せよとかいうてもムダである。ウソ八百を並べられても外務省な どに何も調査する能力などなし。時間稼ぎに利用される。万一、たとえわかったと しても、実際には北朝鮮崩壊のためにはあまり役にたたん。

それよりはアメリカの軍事的脅迫の絵図でもなければ、北政権の同族支配、金 王国継続主義でもない、ソフトなより実効性のある方法を、我が国の立場から模 索していくべきや、それがこの「隣のヤクザ国家」と「正しくつきあう方法」やとおも うで。

(2002・9・19)

http://www.zorro-me.com/200209/020920.html

金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金¥金

キチガイのサンプル
↓ ↓ ↓


Ψ[No.23447] 違和感by 読者 2002年10月16日 (水) 11時28分52秒【この記事にレス】

この違和感は何処から来ているのだろうか。
北朝鮮拉致被害者を巡る言説への違和感。
拉致被害者もその家族も、問題は単純じゃないだろう。
拉致されたとはいえ、20年以上の歳月を生活してしまい、
子供という家族までいる以上、彼らの思いは複雑だろう。
そもそも、彼らの困難は国家であるとか、国境という
本来ありもしない、そしてなんの役にもたたない壁が引き起こした
事なんじゃないのか?

今日本には「中国残留孤児」と呼ばれている人々がいる。
先の戦争において、腑抜け関東軍によって引き裂かれた家族の
生き残りだ。「もののふ」というのならば、これら国民の最後の一人が帰還するまで、その命を捧げるがもののふだろうに、
関東軍は皆死ねばよかったんだ。
九段でうれしそうにコスプレごっこに興じているバカを見るたびに
そう思わずにはいられない。
そんな中国残留孤児が、日本に帰国してでは幸せだったか。
非常に難しい問題だ。
http://www.balloon.ne.jp/453room/
http://kikokusha.tripod.co.jp/
中には再度、中国に戻った家族もいると聞く。

国家のエゴが家族を引き裂く。
これは洋の東西を問わず、歴史のいつでもあることであり、
それを回復するには地道な積み重ねが必要だろう。
今のような雪崩のような報道、
政治イデオロギーに引き摺られた感情的な主張は何も解決を導かない。

当然、北朝鮮の独裁政治が由とは思わない。
情報統制と狂信的な在りかたは、わたしの最も批判、唾棄する所だ。
しかしだからといって、「今、我々の最終目標は金正日政権を打倒する事です」と衆人環視のテレビでのたまい、問題をある いは却って混乱に陥れるか もしれぬと自覚しない西村”ゴーカン”真悟は
是非、死してその国士たる姿を見せていただきたい。
この「自己への陶酔」は既に病理の問題だな。

北朝鮮の問題は我々の問題だろうか。
我々には、その前に解決すべき問題はないだろうか。
我々の権限と、責任の中に、拉致者、拉致家族を生み出す
誤りはないだろうか。
http://www.jca.apc.org/~grillo/index.html
http://www.jca.apc.org/~grillo/gfj/gfj03.htm
http://www.big.or.jp/~jns/info/Govinda-Statement1.htm#gov-jpn

われわれは、自らが見捨てた孤児をないがしろにし、
コスプレに興じる老人と同じ血が流れてはいないだろうか。


http://obuchi.naikaku.com/angriff/bbs/

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。