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☆むこうも金を取るまでは、なりふり構ってられないが、そうそう譲歩もできないってことか

　日朝国交正常化交渉の日本側代表団の鈴木勝也担当大使らは３１日、東京都内のホテルで、拉致被害者の家族らに交渉結果を報告した。鈴木大使は家族全員の帰国日程が決まらなかった点について「粘り強く交渉していく」と述べ、引き続き日程確定を朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）側に求めていく考えを強調。被害者家族連絡会代表の横田めぐみさん（行方不明時１３歳）の父滋さん（６９）らは「筋を通した交渉を高く評価する」と述べた。鈴木大使らが説明した交渉の中身とは――。

　【中澤雄大、和泉かよ子、磯崎由美】

　◆日本「約束違反でなく事情変更」

　「全体的に７割が日本の発言で、北朝鮮は辛抱強く聞いていた。先方が与えられていた権限の幅が非常に狭かったという印象を受けた」。鈴木大使は全体の印象について、そう説明した。

　北朝鮮側は「我々は（金正日（キムジョンイル））総書記の勇断で拉致の非を認めた。日本側が約束を破ったので、問題を複雑にした」と述べ、日本に帰国した５人をいったん平壌に戻すよう繰り返し要求した。

　これに対し、鈴木大使は「約束違反というより、事情変更だ。２４年間離れていたら、いろんなことが起こるのが当たり前。拉致という犯罪が原点だ」と反論。斎木昭隆・外務省アジア大洋州局参事官も「工作船の問題も引き起こした。あなた方の国は日本では全く信用されていない」と詰め寄った。

　◆「君は捜査員か」

　交渉初日の２９日夜、拉致問題についての実務者レベルの協議で、斎木参事官は、北朝鮮が出してきた拉致被害者の安否情報について１００を超える疑問点を提示し、一つ一つ説明を求めた。

　北朝鮮側「君は外交官だと思っていたが、捜査員なのか」

　斎木参事官「北朝鮮の情報が不十分で被害者の家族は怒っている。１週間以内に回答せよ」

　北朝鮮側「１週間では無理だ。回答できるものは出来るだけ早く対処する」

　斎木参事官「人間の命の重さが北朝鮮政府が考えるのと日本政府とでは違う。誠意を見せないと今後の交渉が厳しくなるのは分かるだろう」

　激しい応酬が続いても、これまでの日朝交渉のように、北朝鮮側が席を立つことはなかった。

　　×　　　×

　日本側は、（１）次回交渉までの交渉チャンネルの設置や第２次政府調査団の受け入れ（２）５人と北朝鮮在住の家族との電話連絡――などを要求したが、北朝鮮側は取り合わなかったという。そのうえで鈴木大使は北朝鮮側が提案した今月末の次回交渉について「成果がなく会合を開いても仕方がない」と述べ、当面は次回交渉の日程は確定させず、北京で非公式協議を継続する考えを示した。

［毎日新聞１０月３１日］ ( 2002-10-31-22:22 )

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• 北朝鮮の駐ロ大使が核開発を「根拠ない」と否定☆しらじらぁしぃ 2002/11/01 00:27:26 (0)

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