スリランカ和平に関与 南アジアで存在感狙う日本 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 11 月 02 日 18:41:37:
11/02 15:57 スリランカ和平に関与 南アジアで存在感狙う 外信66
共同
少数派タミル人との和平交渉を担うスリランカ政府のペイリス憲
法問題相が川口順子外相に、明石康氏のスリランカ訪問、日本政府
の平和構築への支援を要請。日本は同国への最大援助国として、「
アジアで最も深刻な紛争」の解決にかかわることを正式に決めた。
スリランカは中東と東南アジアの中間に位置し、互いに対立する
インド、パキスタン両国とも交易があるなど「経済上も、安全保障
上も要衝」(外交筋)。明石氏の任命は南アジアで、日本の存在感
を高める狙いもありそうだ。
シンハラ人が七割以上を占めるスリランカでは、一九七○年代後
半から同国北部や東部で少数派タミル人の独立運動が拡大。八三年
にタミル人過激派が武装闘争を始め、以後、過激派のテロやシンハ
ラ人によるタミル人虐殺など激しい抗争が続いた。
政府とタミル人の武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTT
E)はことし二月、ノルウェーの仲介で無期限停戦に合意。九月に
タイで行われた第一回和平交渉では、LTTE支配地域の自治に向
け、双方が歩み寄りを見せ、和平への期待が高まっている。(共同
)
(了) 021102 1556
[2002-11-02-15:57]
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