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11/12 01:01 チェチェン独立派分裂か ロシアとの対話めぐり 外信120
 【モスクワ11日共同】モスクワの劇場占拠事件を起こしたチェ
チェン共和国の独立派武装勢力が、プーチン大統領との対話を模索
する穏健派と、武力闘争の貫徹を掲げる強硬派に分裂した可能性が
出てきた。                         
 穏健派の中心は独立派政権のマスハドフ大統領で、事件への関与
を否定しプーチン大統領に対話を提案。十日の声明でテロ再発防止
を図り、事件を背後で指揮したことを認めた強硬派のバサエフ司令
官の刑事責任を追及する方針を示した。            
 一方、強硬派のバサエフとヤンダルビエフ両司令官が相次いで、
マスハドフ体制下での役職辞任を発表。ヤンダルビエフ司令官は十
一日の声明で、マスハドフ大統領の対話姿勢を強く批判した。  
 分裂傾向が強かった武装勢力だが、最近はロシア軍の攻勢に直面
し、大統領と強硬派のバサエフ司令官が接近。しかし、劇場選挙事
件を受け、再び足並みの乱れが生じているもようだ。      
 一方で、プーチン政権には、武装勢力がかく乱工作を目的にバサ
エフ、ヤンダルビエフ両司令官ら軍事部門とマスハドフ大統領の政
治部門に役割分担、互いに連携して独立闘争を継続する戦術との分
析もある。                         
(了)  021112 0100              
[2002-11-12-01:01] 
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。