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太田龍の時事寸評〜岡 潔先生記念文集・「聴雨録」を読む。(週間日本新聞)
http://www.asyura.com/2003/bd24/msg/307.html
投稿者 中央線 日時 2003 年 2 月 11 日 00:23:23:

太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)二月十日(月)
(第四百八十三回)
 
○或るお方から、
 「岡潔先生二十年祭記念・聴雨録ー師弟談話集」
  (「真情会」発行、平成十年、二百十八頁)
 と言ふ文集を頂く(15.02.08)。

○これは昭和四十六年から昭和五十二年までの六年間、
 岡潔先生の講義と座談の記録集(八篇)、と言ふ。

○この時期は、幻の遺著の「春雨の曲」執筆と重なる。

○中国(漢文、漢学、漢籍)はダメ。
  佛教はダメ。
  西洋は救いやうがないほどダメ。
  かくして人類は滅びる寸前。

○日本民族が一致団結して努力する他に、人類が救われる道はない。

○しかし、日本も、中国(漢学)、佛教、西洋の毒にやられて、
 このままでは日本人が真っ先に滅びるだらう。
   
○と言ふ論旨ですね。

○「明治以後なんて信用できん・・・」
  「よいも悪いも云えたもんじゃない。」
  「およそ斯くの如しだ。」
                (百四十二頁)

○つまり、最晩年の岡潔先生の評価では、
 明治以後の日本は、全否定。

○これでは、
 昭和四十五年以後(一九七〇年代)の最晩年の岡先生の説に、
 全面的に共鳴し、同意し、積極的に支持、推進、継承、発展させられる
 日本人は、殆ど存在し得ない。
    
○岡潔先生は、
 苗代清太郎先生と同じく、晩年になるにつれてラジカルに成る。
  
○「西洋のものはみな間違っている。」(前出六十四頁)
  
○と言はれたのでは、
 岡先生ご出身の日本の(西洋式)数学者でさえ、立つ瀬がない。

○ 敬遠。
  封印。
  無視。
  忘れ去る。
  ないことにしてしまふ。
  ・・・より他ないであらう。

○これでは、昭和五十三年逝去と同時に急速に、
 全日本社会が、岡潔を忘却することに成るのも当然だ。

○しかし、これからが本番だ。

○岡潔先生は
 西暦二〇一〇年(平成二十二年)頃、
 高天原神国日本の第二次国産みが完了する(「春雨の曲」第七次草稿)、
 と予告された。

○当寸評子は、岡潔説を一から十まで鵜呑みはにしないが、
 それにしても、ここに現代日本の最高の思想が表現されて居る
 ことは明らかだ。

  (了)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/

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