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インド国防省を揺るがすスキャンダル掲載日:2001年3月21日 【ニューデリーIPS】
http://www.asyura.com/2003/bd24/msg/709.html
投稿者 hou 日時 2003 年 3 月 01 日 13:35:45:



(3月15日)
ランジット・デブラジ著
 
 ロシアの老朽空母購入などに関連したインド国防省のスキャンダルが、インド政府を揺るがしている。インターネットで配信された暴露映像は、これらの取り引きは問題ないと言われていたにもかかわらず、国防省高官を尋問の場に引き出すことになった。

 インドは昨年10月のプーチン・ロシア大統領の訪問の際、ロシアとの間で30億jを上回る過去最大の武器購入契約を結んだ。これには300台のT90型戦車や、150機のスホイ30戦闘機、さらにはロシア海軍がスクラップにする予定だった空母「アドミラル・ゴルシコフ」が含まれている。

アドミラル・ゴルシコフ級航空重巡洋艦
http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/A.Gorshkov.htm
T90戦車
http://www.gdefence.com/bouei/mainsen/t90.htm
スホーイ30
http://www.ac.wakwak.com/~dora/aircraft/su30mk/su30mk.htm
 「ゴルシコフ」を巡る契約は、多くの論争を巻き起こした。インド海軍のトップだったビシュヌ・バーガト大将は、契約に強く反対した。同大将がフェルナンデス国防相に解任されたのは、空母購入に反対したことに関連があると信じられている。

 同大将は空母購入は深刻な不正行為の結果であると主張した。彼の解任は、翌年のバジパイ政権崩壊のきっかけになる、政治的な出来事の引き金となった。だが宣戦布告がないまま始まった1999年夏のパキスタンとのカルギル紛争が、その年10月の選挙で政権に返り咲いたバジパイ連立政権の、勢力盛り返しのきっかけとなった。

 しかし、奇妙な政治的な出来事の転換で、フェルナンド国防相は再び、バジパイ政権を脅かす騒ぎの中心にいる。

 同大将の解任後、バジパイ首相がフェルナンド国防相を解任することを拒否した際、連立内閣の同盟関係にある政党が内閣を揺さぶった。今回、別の重要な地域連合ーー同内閣の鉄道大臣が、インターネットで国防省のスキャンダルが暴露された後、フェルナンド国防相の罷免を要求している。

 隠しカメラを使ったインターネットのメディア記者は、国防関連の業者を装い、国防省高官、軍の高官、フェルナンド国防相の政党の重要な指導者をわなにかけた。

録画テープに記録された重要人物はフェルナンドの党で以前は働いていたジャイナ氏に見える。
氏は兵器取引について、フェルナンド国防相のためにうまくまとめたと話している。
テープによると、彼はこれらの取引を、バジパイの13カ月続いた最初の政権の間に、スロバキアからの6000万ドルに上る装甲車の購入で始めた。また、9億ドルにのぼる、ロシアのミグ戦闘機についての取り引きもあったという。

 カルギリ紛争の後、インドは防衛予算を80億ドル増強した。国防評論家のクルディップ・ルサラ氏はその時、臨時の国防費増額の主な受益者は「政治屋と官僚、国際的な兵器商人、西側諸国の武器製造業者だろう」と警告した。

 ルサラ氏は、利益を着手し、軍のなかで強く「独立独歩」を主張したバーガト氏を解任したことを告発している。「このロビーは、国防調査や開発を含む国の政策形成段階にまで深く潜り込んでおり、我が国自身の安全保障を運営していく関係者たちが、国の安保を妨害している」と彼は指摘する。

 バーガト氏は記者に対し、このロビーには大きな意思決定への影響があった、と述べた。氏によれば、ロシアの空母は彼が海軍の担当者として契約に関わった時よりも3億j高い価格で購入されている。「これは、空母購入の優先度が決して高くなかった時の問題である」と彼は言った。

 ロシアはノルウェーと他のスカンジナビアの国々が北極海に空母が錨を下ろすことに反対した後、ゴルスボイのスクラップを検討していた。氏はインターネットでの暴露は、汚職の氷山の一角に触れただけだと語った。「システムに抵抗した、筋の通った人たちは、嫌がらせを受けポストからはずされた」と彼は話す。

 カリギリ紛争を受けて、「困難な南アジアの安全保障環境」を理由に国防相は、10機の仏のミラージュ戦闘機と、英国の新鋭訓練機に加えて、ロシアとの武器購入契約も破棄していない。

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