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相場反転のカギは「奇策」?――「日経金融スクランブル」
投稿者 Ddog 日時 2003 年 1 月 09 日 23:39:55:

日経金融新聞で、ちょいと財産税導入の匂いがするパイロット記事が出ていました。

相場反転のカギは「奇策」?――「日経金融スクランブル」

8日の東京株式市場で日経平均株価は続落。ヘッジファンドからとみられる空売りで大手銀行株が軒並み安となり、日経平均は一時8500円を下回ったが、下値を売り込む動きは限られた。3月決算期末をにらんで株価対策が浮上してくるのを市場は瀬踏みしている感もある。
2002年に空売り規制の強化で損失を負った売り手にとって、悪夢の再現は御免被りたいところ。2003年は小泉純一郎政権の信を問う総選挙も予想されるとあって「政権を維持するために、何らかの新機軸を打ち出してくるはず」(岡崎維徳・UBSウォーバーグ証券政治経済アナリスト)という見方で市場は一致している。
もっとも、政治家や官僚が口にした途端に短時間で織り込んでしまうのが市場の常。このため、政府要人の発言が目立つインフレ目標策が仮に導入されることになっても、市場の反応は「織り込み済み」となる可能性が否定できない。日銀が銀行保有株を買い取る方針を突如表明したおかげで昨年は「9月危機」を乗り切った感もあった通り、市場心理を変えるには「サプライズ(驚き)を伴うような政策が必要」という声が日増しに強まっている。
株価低迷の元凶である深刻なデフレを打開するための方策を2人の有識者に尋ねたところ、たまたま一つのキーワードにたどり着いた。
2004年度に予定される新紙幣発行の"活用"だ。深尾光洋・慶大教授はインフレ目標を設定した上で日銀が株価指数連動型上場投信(ETF)や不動産投資信託を大量に購入するという策が効かなかった場合に、「マイナス金利」を導入すべきだという。預貯金などの金融資産に課税する荒技だ。
タンス預金に対する課税としては2004年度の新札切り替えを利用して課税分を差し引いた額のみを交換してはどうかという。

伊藤隆敏・東大先端科学技術研究センター教授は新札発行と併せたデノミネーション(通貨呼称単位の変更)を提唱する。デノミは外国人による円建て資産投資を誘発もできるという。デノミだけでは新たなコスト負担が発生するが、新札発行と同時なら負担を軽減できる。「戦後の高インフレの名残である現在の円呼称単位を変えれば、構造改革断行への決意表明にもなる」と強調する。
株式市場でささやかれ始めた観測がある。塩川正十郎財務相が記者会見で消費税率上げの可能性を示唆したことで「財務省は今度こそ本気ではないか」というものだ。しかし市場が注目している対象は消費税にとどまらない。
政官界に詳しいある外資系の経営コンサルタントは、「財務省の"究極の秘策"はデノミと、預金への課税ではないか」と話す。
深尾、伊藤両氏の主張と重なるだけでなく、日本経団連の奥田碩会長が勧めて脚光を浴びた「ライオンは眠れない」という著書にも出てくる。著者は英国人となっているが、出版元によれば「実は日本人」。「著者は財務官僚」という説もある。
新札発行以外にも将来の「国民総背番号制」の布石とされる住民基本台帳ネットワークの稼働など、他にも"状況証拠"があるというのが前述のコンサルタントの説明。竹中平蔵経財・金融相もかつてデノミの是非を問われ、「個人的にはやる価値があると思う」と語ったことがある。
もっとも、デノミにしろ金融資産課税にしろ、これまでは議論のレベルでしかない。マイナス金利が実現する可能性は極めて小さいだろうが、「それぐらいの策を講じないとデフレは止められない」(深尾氏)という危機感から出てきたことにむしろ注目すべきだ。
空売り規制などで何とか売りを止めようとするびほう策に終始してきた結果
が、今の市場の手詰まりに行き着いた。2002年に相場が瞬間的でも持ち直した際
にはほぼ例外なく、意外感のある政策があった。出口の見えない低迷相場を浮上
させたいなら、小泉政権は市場があっと驚くような政策を打ち出す以外ないとこ
ろまで来ていると認識すべきだろう。(佐藤一之)
以上 日経金融新聞

いきなり財産税までは、今春のびっくり対策ではないと思う。とにかくリフレ政策をまず行なうことだ。
ところが、榊原教授の8日の発言が気になる。(出所は私の飼い主の会社朝会資料、ネット上検索したが見つけられなかった)「1ドル=120円割れでは、日本の単独介入ありえる、米国も強く反対せず1ドル=115−125円なら日米ともにハッピー125円を越える円安は許容しない。また、インフレターゲット論はナンセンス、円安誘導景気回復はペーパードライバーの議論。構造的デフレの時代だ!」榊原教授は橘田レポートにも日銀総裁候補S氏(多分榊原教授だろうな)と日銀総裁候補とりださされている。パフォーマンス好きの小泉君の切り札としてやりかねないと思っていました。しかし、簡単にインフレターゲット論を否定してしまっては、総裁候補から外れるのだろうか?それとも竹中の失政を見届け、その後釜でもと考えているのか?

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