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2003/02/19
　日本造船工業会は１８日、０２年の日本と韓国の新造船受注量比較を発表した。造船にかかる手間を表す標準貨物船換算トン数（ＣＧＴ）でみると、日本は前年比２６％減の５９０万、韓国は同１８％増の７５９万で、韓国が２年ぶりに造船トップの座で日本を再逆転した。

　新造船受注は、００年は日本の６４１万に対し、韓国は１０４０万と引き離したが、０１年は日本が７９７万で韓国（６４１万）を抑えるなど、日韓がトップ争いを続けている。造船工業会の岡野利道会長は「韓国が０２年暮れにかけて激しい受注攻勢をしたことが背景にある。日本は量の追求ではなく、利益率の向上を進めていく」としている。

　日本の造船業界は液化天然ガス（ＬＮＧ）運搬船や客船などの高付加価値船への移行を図っている。急速に新造船建造能力を伸ばす中国を横目に、韓国も同様の戦略に移行している。業界では「高付加価値船の建造実績を積みつつも、市場に合わせて受注戦略を立てるという頭脳勝負になっていく」（造船大手）とみられている。

転載元
http://www.asahi.com/international/jk/030219b.html

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