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森田実氏:2003.2.24 ニッポン亡徴の研究[54]――地方を無視する小泉内閣の中央エゴイズム政治を叱る  [コメント:“地方無視”は多数派被支配国民ないがしろの地理的反映]
http://www.asyura.com/2003/hasan22/msg/531.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 25 日 20:07:34:


「エゴイズムは自分への愛ではなく、自分についての混乱した情念である」(アリストテレス)


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 「地方」は私の政治評論の原点である。地方を大切にする政治を実現したい、といつも考えている。
 日本の政治は、中央集権的である。「地方分権」は言葉だけである。中央省庁のエリート官僚は「東京と中央」の視点で行政を行う。地方は軽視される。時には踏みにじられる。政治はこの地方政治軽視を止めさせる努力をしなければならない。だが、小泉政権は中央エゴイズムを追求し、地方をないがしろにしている。これを改めなければ日本の再生はないと思う。

 以下は、私宛にEメールにて送られてきた「地方生活者」の声の一つである。
 《地方は大変厳しい経済状態です。企業は倒産・撤退、また残った企業は従業員のサービス残業に支えられどうにか生き残りをかけています。低賃金に加えサービス残業、気の毒に思います。高齢者は僅かばかりの年金で細々と生きています。国民負担は次々と重くのしかかり、苦しい生活を強いられています。失業者、自殺者、本人はもとより家族はどうでしょうか。
 改革の名の下に経済を破綻させ、国民から見れば結果が出せなかったら、反省してほしい。改めていただきたいと思います。失ったものは容易に取り返すことはできません。結果がすべてだと思います。
 支持率は、オウムと同じくマスコミによる洗脳だと思えてなりません。失職した田中議員のように歯に衣を着せずに指摘する人がいないから、国民は目が覚めないのだと思います。マスコミの弱腰が気にかかります。非難ばかりもよくないが、守るばかりもどうかと思います。(地方生活者)》

 小泉構造改革の信奉者のなかには次のような考え方の持ち主が少なくない。
 「日本はもはやすべての国民が安定した生活を望むのは不可能だ。貧富の差が拡大するのはやむを得ない。富裕層と貧困層への分裂は必然だ。中央と地方に差が出るのはやむを得ない。中間層を中心とする日本型平等社会は終焉した。われわれが目指しているのは自由競争社会であり、自己責任の確立である。強い者が勝ち弱い者が負けるのは自然の理だ」 これは、あまりにも身勝手な考え方である。空論的でゆがんだ考え方である。こんなゆがんだ考え方で政治権力を行使されたら大変だ。
 すべての国民が安定した生活を求める権利をもっている。国民が努力すれば可能になる。政府はこの国民の意思と権利を尊重しなければならない。

 大切なのは、中央と地方――大都会地と田舎の調和である。政治がこの役割を担っている。地方を犠牲にして中央(東京)だけを栄えさせようとする小泉政治は百害あって一利なしである。一日も早く地方軽視の小泉政治を変えなければならないと思う。  

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