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竹中&福井vs大手銀、国有化バトルへ  新日銀総裁も“公的資金注入論者”  [株ZAKZAK]
http://www.asyura.com/2003/hasan23/msg/418.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 12 日 23:22:59:


株価はどこまで下落するのか。3月決算を控えて再び、公的資金注入−国有化を巡り、竹中平蔵・福井俊彦両氏Vsメガバンク首脳の大バトルが再燃!?
 昨11日の東証平均株価が7900円割れするなど20年ぶりの株安と、イラク攻撃や北朝鮮のミサイル再試射という地政学的なリスク要因を抱え、大手銀行への公的資金注入圧力が再び強まりそうだ。次期日銀総裁に内定した福井俊彦・富士通総研理事長(67)は実は注入論者。副総裁の岩田一政・内閣府政策統括官(56)も、注入にご執心の竹中平蔵金融・経済財政担当相とツーカーの仲で考え方は同じという。3月期末決算を控え、竹中・日銀連合と国有化回避に躍起の大手銀が再び、大バトルを演じる可能性が出てきた。

 日銀には今後、株安対策として(1)国債買い取り上限の撤廃(2)ETF(株価指数連動型上場投資信託)の購入(3)デフレ克服のインフレ目標導入(4)銀行保有株の買い取り枠(2兆円)拡大−などの金融政策が求められる。

 「新総裁内定で、インフレ目標の導入など金融政策に関心が集まりがちだが、日銀内部では金融システム(安定)に福井氏がどう取り組むのかも注目されている。福井氏が公的資金再注入は避けられない、という考えを持っているからだ」

 日銀関係者は、福井氏内定後の日銀内の雰囲気をこう解説する。

 福井氏は昨年9月から10月、全国紙のインタビューに応じ、銀行への公的資金再注入について次のように語っている。

 《金融機関の状況を全体としてみれば、明らかに資本不足だろう。だから、大半の金融機関はリスクをとって新規貸し出しに踏み込めない》

 《この状況を打破するため、政府の手で資本をかなり厚めに供給せざるを得ないと考える》

 これは、昨年9月10日付の読売新聞の記事。

 10月22日付の日経金融新聞でも《私は総合的にみて、公的資金の再投入は不可避と考えている》と語っている。

 こうした発言をみるかぎり、福井氏も竹中氏と同様、バリバリの公的資金注入論者なのだ。

 で、2人の副総裁内定者。武藤敏郎前財務次官(59)は「スタンスがいま一つはっきりしない」(永田町筋)ものの、岩田氏は「竹中氏と仲がよく、公的資金再注入にご執心の竹中氏と同じ考え方」(同)とみられる。

 福井氏らを首脳として迎えるのに、日銀内部で「金融システム安定に向けた取り組み=公的資金再注入の行方」が注目されるのは当然である。

 加えて最近、再注入論議を再び活発化させる出来事が相次いでいる。

 竹中氏率いる金融庁が、国有化回避に向けた大手銀行グループの増資を厳しく監視する方針を打ち出したことが1つ。

 大手銀グループの命運をかけた大増資計画の達成に「黄信号」がともる可能性が指摘される。

 市場が大きな関心を示すのが、国内企業最大の1兆2000億円増資のみずほフィナンシャルグループと、米ゴールドマン・サックスを引き受け先に優先株方式で1500億円を調達する三井住友フィナンシャルグループ。

 金融庁は先に、銀行増資を監視するための事務指針を公表している。

 不良債権化した取引先企業からの出資を禁止し、銀行が取引先企業に融資打ち切りなどを示唆して出資を求める「優越的地位の乱用」も防ぐ。

 株式の購入資金を融資する「見せかけ増資」にも、歯止めをかけた。

 竹中氏も「指針に違反するようなことがあれば行政処分も検討したい」と久々、鼻息が荒い。

 外資系金融機関幹部は「マーケットでは、みずほと三井住友を意識した指針と受け止めている」と前置きして続ける。

 「みずほには、優越的地位の乱用が、三井住友のゴールドマンの件では『見せかけ増資』と受け止められかねない部分があるのではないか−と疑いの目を向けている」

 追い打ちをかけるように、下旬にも米英単独でイラク攻撃に踏み切り、北朝鮮の地対艦ミサイルの再発射と地政学的なリスク懸念も重なり、株価が20年ぶりの最安値となり、一気に3月危機が急接近してきた。

 「大手銀グループの増資に金融庁の厳しい目が光るうえ、ミサイル発射では日本の市場のモロさが露呈した。大手銀グループの必死の国有化回避策の一方で、銀行発3月危機が再燃している」(外資系金融機関幹部)

 大手行全体の保有株式の売却損と評価損処理を合わせた株式関係の損失は3月期決算で2兆円を大きく上回り、そろって最終赤字になる見通しだが、今後の相場次第では損失がさらに膨らむ。

 これに不良債権処理の加速が加われば、銀行の資本は大きなダメージをこうむることになる。

 つまり、(1)不良債権処理加速(2)金融庁による増資の厳格監視(3)不透明感が漂う株式相場(4)自己資本に計上する税効果会計の厳格化−の「四重苦」が銀行資本を襲う。

 「公的資金再注入による銀行国有化が再び議論される素地がそろいつつある」(日銀関係者)

 折しも、公的資金注入論者の福井氏が登場した。「公的資金再注入派の竹中・日銀連合と、大手銀グループの大バトルが再燃する可能性がある」(永田町筋)との見立ては、現実となりつつあるようだが…。


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