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自民各派から「経済無策」批判相次ぐ [読売新聞]
http://www.asyura.com/2003/hasan23/msg/470.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 14 日 03:37:55:


 株価の下落傾向に歯止めがかからない中、自民党内から13日、政府の「経済無策」に対する批判が相次いだ。いずれも小泉首相に経済政策の転換を迫るもので、その象徴として竹中経済財政・金融相の交代論も飛び出た。政策、人事の両面で政局の主導権を首相から奪還するとともに、9月の党総裁選をにらみ、首相の政策転換を「踏み絵」にしようとする動きも活発化している。

 政府は13日、株価対策で「金融危機を起こさせない」などとする官房長官談話を発表したが、具体性はなく、「無策ぶり」を浮き彫りにした。これに対し、同日の自民党の各派閥総会では、首相が12日に「構造改革路線は変えない」と政策転換を拒否したことに非難が集中した。

 橋本派総会では、橋本元首相が「小泉首相の人徳は素晴らしい。私だったら、『王道を歩む』なんて泰然と言う余裕はない」と、皮肉たっぷりに首相を批判。堀内派総会でも、丹羽雄哉・元厚相が「『3月危機』が現実になりつつあるのに危機感が伝わって来ない」と強調した。

 首相を支える森派の総会でも、森前首相が「今までいろいろ党側から言ってきたことを、必ずしも政府が受け入れてきた訳ではない」と苦言を呈した。党内の不満を代弁せざるを得なかったためで、首相が党内で孤立感を深めた格好だ。

 9月の党総裁選をにらみ、各派が独自の経済政策を打ち出す動きも出ている。

 堀内派は13日、柳沢伯夫・前金融相を中心に経済対策の緊急提言をまとめる方針を決めた。江藤・亀井派も、民間有識者を交えた研究会を設置し、公共事業追加による積極財政論を訴える亀井静香・前政調会長の意向を踏まえた経済政策提言を月内にもまとめる。

 首相に批判的な橋本派や江藤・亀井派などの動きも活発になってきた。

 12日夜には、村岡兼造・元官房長官、亀井氏らが都内の料理屋で会談し、「(ポスト小泉に向けた動きが)当初の予想より早まっている」との認識で一致。亀井氏は3日に橋本派の野中広務・元幹事長や青木参院幹事長、6日に野中氏や、堀内派の古賀誠・前幹事長、10日には森氏と会談した。

 青木、古賀両氏が、政策転換を条件に首相の総裁再選支持もあり得るとの立場なのに対し、亀井氏は総裁選で自らの出馬も含めて対抗馬を立てる意向を見せ、「反小泉色」を鮮明にし、首相と距離を置く有力者の間で温度差があった。しかし、現在の首相の政策では経済危機を乗り切れないという認識で両者の共通項が大きくなっている。今後も首相が政策転換という「踏み絵」を拒み続けた場合、「反小泉」勢力が大きく結集する恐れもある。

 そうした中、自民党内で当面の攻撃対象になっているのが、竹中経済財政・金融相だ。首相の経済運営の指南役の竹中氏が「株価を上げる対策はあり得ない」などと与党の要求を否定し、首相の「防波堤」役となっているためだ。

 江藤隆美・元総務庁長官は13日、「小泉内閣の経済政策は完全に失敗した。直ちに竹中氏を代えるべきだ」と更迭論を唱え、さらに広がる可能性が出ている。竹中氏交代を機に、首相に非主流派主体の内閣改造を迫る思惑からだ。

 だが、首相側は「竹中氏は首相と一蓮托生(いちれんたくしよう)。交代は100%あり得ない」(首相周辺)などと抵抗している。今後も首相と非主流派の攻防は激化しそうだ。

(2003/3/14/01:50 読売新聞 無断転載禁止)

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