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「核使用の用意あった」 パキスタン大統領が言明  共同全文
投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 12 月 31 日 16:00:43:

(回答先: 「核使用の用意あった」 パキスタン大統領が言明 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 31 日 00:13:52)

12/30 20:10 「核使用の用意あった」 パキスタン大統領が言明  外信35

 【ニューデリー30日共同】パキスタンからの報道によると、ム
シャラフ同国大統領は三十日、今年初めにインドとの緊張が高まっ
た際、インド軍が国境やカシミールの実効支配線(停戦ライン)を
越えたら核兵器を使う用意があったことを明らかにした。退役空軍
軍人らとの会合で述べた。                  
 大統領は「パキスタンを訪れたすべての外国要人を通じ、もしイ
ンド軍が一歩でも境界を越えたら通常戦争にはとどまらないことを
覚悟すべきだとのメッセージをバジパイ・インド首相に伝えた」と
明らかにした。                       
 これに対しインド軍幹部は同日、当時の情勢について「われわれ
はすべての準備が整っていた。ただ政治的な決断を待っていた」と
述べ、両国が核戦争の一歩手前にあったことを確認した。    
 インド側は、昨年十二月のインド国会襲撃事件にパキスタンのイ
スラム過激派が関与したと断定、パキスタン側にある過激派の訓練
キャンプ攻撃を視野に兵力を実効支配線や国境一帯に集結させ、両
国の緊張が一気に高まった。                 
 パキスタンは過激派摘発を強化したが、その後もインドでのテロ
が続発。核戦争の懸念が高まり、インドとパキスタン両国在留の外
国人が避難する騒ぎになった。                
 米国などが懸命に調停し、インドは六月、パキスタンのテロ抑止
努力を一部受け入れる形で緊張緩和に踏み切り、両国は十二月まで
に兵力を通常の状態に戻した。                
(了)  021230 2009              
[2002-12-30-20:10]

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