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【平沢勝栄拉致議連事務局長の言動2】 [A級戦犯]は憲法と政治家 [平沢勝栄氏HP&『月間国会ニュース』2月号]
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/347.html
投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 2 月 19 日 20:18:34:

(回答先: 【平沢勝栄拉致議連事務局長の言動】 金体制の崩壊こそ平和への道 [平沢勝栄氏HP&『諸君!』12月号] 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 2 月 19 日 20:13:22)

「失った日本の「国家」を取り戻す」

■拉致被害者家族が国民を動かし、外交を動かす。
省略
■全員解決/拉致被害者全員の帰国から
省略
■国会終了後の六月か七月にも
省略
■自公連立が日本の政治を悪くする
省略
■[A級戦犯]は憲法と政治家
それでは、憲法問題に移らせていただきます。衆院の憲法調査会が昨年、中間報告を出しました。九条の改正が必要、という意見も多かったらしいんですが、憲法に対する平沢先生の現状認識をお聞かせください。
【平沢】
私は今、慶応大学で憲法を教えているけれど、憲法は改正するのは当たり前のことです。
要するに、一言で言えば、今までの日本は、憲法に合わせて国を作ってきたこれからは国に合せて憲法をつくらなきゃならない、当たり前のことです、戦後、ドイツが四十八回憲法を改正した。日本もそろそろ、実態に合わせた憲法をつくるべきです。

日本の社会の実態が、また、国際情勢も大きく変わっているにもかかわらず、憲法だけを金科玉条(きんかぎょくじょう)のように守り、憲法だけ守っていれば、平和が保てるなんて、こんな脳天気な国は世界中探したって日本だけです、憲法があるから日本は平和だったと、バカなことを言う人たちがいるけれども、では、世界中の国が皆、この憲法をつくったら、世界が今日にでも平和になりますか。なるはずがないじゃないですか

。だから、一言で言えば、拉致問題の解決が遅れた"A級戦犯"の一つに憲法がある。要するに、国を守ることを忘れ、また、国民を守ることも忘れたというのは、憲法のせいでもあるのですよ(強調)。

憲法を改正するとしたら、一番どの部分を。

【平沢】
九条をまず改正しないといけません。これは当たり前ですよ。

九条というのは、日本は陸・海・空軍の軍隊を持たない。
そして、交戦権を保持しないとありますが。

【平沢】
ですから、軍隊の保持もきちんと明記すること、集団的自衛権の行使の問題なども明記す ることです。要するに、憲法は、人によってこれはこういうふうに考えるとか、こういう解釈だとかということではなくて、誰でもが同じ解釈でないとおかしいわけです。国の基本法だから。

それを人によって憲法の解釈はああだとか、こうだとか分かれるのはおか しい。だから、憲法にはっきりと書き込めばいいんですよ。

集団的自衛権は行使できるが、憲法では禁じられていますが。

【平沢】
その行使が認められているんです。サンフランシスコ講和条約の中で集団的自衝権の行使を認めると書いてあるし、国連憲章にも書いてあるのに。それを認めないとはおかしな話ですよ。

これまで、その憲法を拡大解釈してきましたが。

【平沢】
拡大解釈というのは役人の解釈ですよ。一言で言えば、日本というのは、大学の自治会な どがそうだけれども、一部の人が反対すると、そっちの声のほうが 大きく聞こえるわけです。

国民の大多数は違うんですが、しかし、大多数は騒がないわけです。ところが、一部の人たちだけが、教科書問題もそうだけれども、大きな 声で騒ぐわけです。騒ぐと、これが大きく聞こえるわけ。騒がないサイレントマジョリティーの方がはるかに多いんだけれども、そっちのほうは声として出てこない。

北朝鮮の問題でも、普段「人権だ、人権だ」と騒ぐ人に限って、北朝鮮の問題が出てきても全然騒がないでしょう。拉致問題のA級戦犯は、政治家、学者、外務省、日教組。これら皆んなA級戦犯。憲法もA級戦犯だけれども、人権、人権と大騒ぎする日弁連、この拉致の問題で何をやってきたかというと、ほとんど何もやっていません。だから、日弁連が言う人権がいかにいい加減なまやかしかということですよ(強調)。

彼らの言うのは、偏った偏見に基づいた人権だということです。一番人権が侵害されているのは拉致ですよ。それこそ、日弁連が一生懸命動かなければならないでしょう。それがほとんど動かない。日弁連は何をやったんだというと、ほとんど何もやってこなかったと言っていいんです。だから、日弁連の言う人権というのは、まやかしといっても、間違いありせん。

なるほど。

【平沢】
こういうまやかしの団体がいっぱいある。

北朝鮮の核開発問題だってそうですよ。普段、反核だ、反核だと騒いでいるところはいっぱいあるでしょう。だったら、北朝鮮の核開発が明らかになったら、反核だと騒いでいる連中は丸騒ぎしないとおかしいでしょう。しかし騒がないでしょう、この人たちは。何故かというと、彼らは、北朝鮮の応援団なんです。

これがアメリカの原子力潜水艦が核を搭載して入ってきたら、大騒ぎになる一ところが、北朝鮮の核開発に対しては、彼らは黙ってしまうわけです。こういう人たちが、日本を悪くしてきたと言えますね。

このほか、憲法改正する必要がある部分は?

【平沢】
もちろん、改正するところは他にもいっぱいありますよ。例えば、国民の権利義務のところもあるし、外国人参政権もそう。外国人の参政権はないと、はっきり書いた方がいいんですよ。

先生は永住外国人の地方参政権問題についてはどう見ているんですか。

【平沢】
この問題は、最初から私は先頭を切って反対してきました。

一方、憲法改正を軸にした、政界の再編成というのは起きると思いますか。

【平沢】
私は、政界の再編というのは、自民党が公明党、保守新党と一緒にくっついているという のは、政策でくっついているのではなくて、便宜上くっついているのだから、そうではなくて、憲法、安全保障、外交など、こういう国家の基本の問題で政界は再編した方が良いと思う。

保守新党なんかは自民党と一緒になってもいいんですよ。

【平沢】
そうですよ。自民党と変わらないんだから。
また、自由党だって変わらない。要するに、憲法、安全保障、外交に絞っていけば、公明党と自民党の間にはかなり格差があるのは事実ですね。

ギャップがありますね。肝心なところで。やはり白民党と公明党では、国家観が違いますから。この憲法問題、衆院憲法調査会の最終報告が出て、それから四年くらいの間ですか、憲法改正に向けて具体的に取り組むことに。

【平沢】
私は早くやった方がいいと思いますが。それと憲法の改正の規定ですが、ハードルが高すぎるから、もうちょっと低くした方が良いと思う。

憲法調査会の先中間報告では、憲法改正の手続きを衆参両院議員の三分の二から過半数へとハードルを下げましたが。

【平沢】
それと国民投票も必要でないとそれでやればいい。国会議員の三分の二で改正できる、それで十分だと私もそう思います。

■要は「普通の国家」に戻すこと
分かりました次に、日本はこれから国際社会の中で、どんな国家を日指すのか。いわゆる「国家論」なんですが。
【平沢】
これは要するに、外国が普通、国として当然やっていることを日本もやればいい。

日本は今まで国家ではなかったんですよ。国家として当然やることもやってこなかった。日本は一人前の国家じゃなかった。戦後、日本は、外国の国益を大事にしても日本の国益はどうでも良いという政策とってきたことが多かったわけです。

日本のこれからの国家としてのあり方は簡単なことで、日本を国家として旭の国と同じような、当然あるべき姿に持っていけば良いわけです。国家としてどうあるべきかというのは、まず愛国心を持ち、国益を踏まえ、国を守り、国民を守ることにある。これは国として当然のことでしょう。これを政治家や官僚が果たしてこなかった。

評論家の竹村健一さんが言っている「日本の常識は世界の非常識」のあれ、ですね。

【平沢】
そう。日本の常識は世界の非常識ということです。要するに、普通の国家になればいいわけですよ。

ですから、拉致間題もそう。国家として国民を救出する、国民の生命・安全を守るというのは国家としての当然の責務だったわけです、国家として一番大事なことを二十数年問、何もやってこなかったんだから、日本は国家ではないんですよ。それを普通の国家に戻せぱいいんです。

これは政治家も役人も、大きく反省しないといけませんね。

【平沢】
だから、外国と協調しつつ、自分の国の国益というか、独立というか、繁栄というか、これを守るのが国家の役目なんです。ところが、日本というのは、これを忘れてきたわけです。自分の国の国益を忘れて、外国の国益のためには一生懸命に奔走してきた人がいっぱいたわけです。

政治家や役人以上に偏向マスコミの責任も問われるべきですね。それと、これはどの政治家にも質問するんですが、古くて新しいテーマである、いわゆる国会議員は、これは国民の代表か地域の代表かという問題。憲法四十三条では、「国民の代表たる」ということなんですが、この点、平沢先生はどう考えておりますか。

【平沢】
これは両方あるわけで、ウエイトをどっちに置くかということですよ。

当然、国民の代表でしょう。

【平沢】
それは国民の方が当然のことながら大事になってくるわけです。国会議員ですから、地域 の代表としては区議会議員がいるし、都議会議員もいるわけだから、 従って国政の代表の方が大事です。

拉致の問題になぜ皆さんが力を入れて取り組んでこなかったというと、これは選挙のときに票にも金にもならないから。票と金になることには一生懸命に取り組むわけで、拉致の問題は金を使うことはあっても金をもらうなんてこ とはありえなかった。もちろん、この問題を訴えたって誰も関心を持ってくれなかった、今までは。

私は政治家というのは、一言で言えば、十年後、三十年後、五十年後に評値される政治家にならなければならない。そのためには、どうしたら良いか、ということを常に考えるのが政治家なんです。従って地域のことも、十の仕事があれば一つか二つはいいけれども、やはり八から九は国民の代表として考えなければダメですよ。

われわれは、小選挙区で、地元から出ているわけだし、選挙というハードルをパスしなければならない。その意味では、地元のことも全体の中のごく一部としてやらなければならないけど、そのウエイトの置き方だと思います。地元のことも無視するわけにはいきません。

やはり地方出身の議員はほとんど、地域があって国家だということなんです。まず地域のために、との考え方ですが。

【平沢】
地方出身の議員がそれぞれの地域利益というか、地域エゴのぶつかり合いをしていたら、日本の国家がつぶれちゃいますよ。国会議員はやはり、日本の国家が十年後、三十年後、五十年後にどうあるべきか、という国家のビジョンを示す責務があるわけです。

その上で、やはり、自分の地域はどうあるべきか、というのを位置づけるべきであって、まず地域があって国家があるんじゃなくて、国家があって地域があると。この考え方で行かなければいけないと思います。

それが政治家として、国会議員としての役割ですね。五十年後、百年後の日本のために、子孫にどんな"遺産〃を残すかが、必要ですね。

【平沢】
全くその通りです。例えば、いろいろとストレートにものを言うことによって、味方もできるけれども、敵もできますよ。私の場合だって味方も多数いますが、敵もいっぱいいます。

一例を挙げれば、靖国神社のことを言うと、靖国を言うならもう応援しないという人もいっぱいいます。私は返事をわざわざ書くんです。

私と考え方が違うなら応援してくれなくて結構ですと。私は応援してもらうために自分の主義・主張を曲げるつもりは全くないと。だから、自分の考えをはっきり言って、それで私の考えに共鳴してくれる人だけが応援してくれれば良いわけで、その結果として選挙に落ちたら仕方がないと思っています。

平沢先生は当然、靖国代替施設の建設に反対ですね。

【平沢】
当たり前です。大反対です。体を張って反対しますよ(強調)。

福田官房長官の私的諮問機関である「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」が、昨年末、新たな国立追悼施設建設を提言する最終報告を提出しましたが。

【平沢】
その最終報告は全部見ていないけれど、あんなものはできない、できっこないですよ。

税金の無駄遣いですね。

【平沢】
税金の無駄遣いというより、意味がない。意味がありません。

小泉さんも、それほど新施設建設には消極的ですし、自民党はだいたい二百人位いでしょう、反対している議員が。

【平沢】
もっといるでしょう。大臣とか政務官とか、公のポストについている人を含めると。だか ら実際にはもっといると思う。自民党が賛成しないから、新施設の建設はできないですよ。まあ、いいじゃないですか。できないから。懇談会の委員たちの頭の体操と思えばいいじゃないですか。これは書いておいてください。

頭の体操ですか。

【平沢】
頭の体操で、壮大な時間の無駄。追悼対象が曖昧な施設を国が敢えて造る必要があります
か。われわれは予算のときに体を張って反対しますよ。

不要な施設に無駄な国費を使うなということ。

【平沢】
そう、税金の無駄遣いです。「結論先にありき」で、靖国代替施設の建設は要するに、中国、韓国に迎合して造ろうというもの。その造るために、理屈付けだけをどうするかというのが、懇談会の報告なんですよ。

■基本法の狙いは日本の弱体化
分かりました平沢先生、日本の伝統・文化、例えば、恥の文化とか、謙譲の美徳とかありましたよね。勤勉も。それがどんどん薄れているので、そのへ人はもう一度取り戻さないと。そこで、戦後の教育基本法ですが、改正の方向がようやく見えてきましたが。

【平沢】
戦後、憲法ができたときに、一体してできたのが教育基本法ですよ。だから、憲法と教育基本法というのはある意味では表裏一体で、占領軍は教育基本法も憲法もいずれ日本は改正すると思っていた。ところが、全然改正しないで今日まで来てしまったわけです。

戦前の教育だって良いところはいっばいあるわけです。それをオール否定し、結局、日本を弱体化する恩惑の憲法と教育基本法を後生大事に今日まできてしまったの です。戦前の良いところも含めて否定しているのが憲法であり、教育基本法なんです、ですから、教育基本法は、改正するのは当たり前のことです(強調)

目的が、日本の弱体化ですからね。例えば、再軍備させないこと。

【平沢】
そう、日本弱体化が狙いですから。

先の中教審中問報告で、「愛国心」という文言が当初あったのが削られたでしょう。「国を愛する心」に。あんなものは同じでしょう、愛国心と。中教審に変な委員がいるから当初は愛国心でいくはずだったんですよね。でも、地域・国を愛する心にしてしまった。健全な愛国心の高揚によって国家意識を育成することも、教育の現場に必要です。

【平沢】
その通りです。日本の国旗や国歌を尊重し、また、日本の歴史や伝統・文化を大事にする。また、愛国心は国家意識の高揚にも役立つと思います

一度総理にしたかった人

ところで、平沢先生が秘書官を務めた後藤田正晴元官房長官という政治家の評価を。

【平沢】
私は後藤田先生の応援で政治家になったわけですけれども、後藤田先生というのは、もちろん政治家としては、大変に尊敬しているんです。

中曽根さんが後藤田さんをなぜ官房長官に使ったかというと、役人を揮えることができることと、危機管理ができること。これは政治家として一番大事なことです。危機管理ができるし、役人を抑えられると。

役人を抑えられるというのは大事で、役人に使われるのじゃなくて役人をうまく、使いこなすことができる。後藤田さんという人は、役人が驚くほどよく勉強していた。

後藤田さんは政治家としては鏡というか、大変に尊敬できる人です。もちろん、後藤田さんの中国に対する考え方などは、私とちょっと相容れないところはあるけれども。
それはそれとして、やはり政治家としては常に一貫して筋を通してやってこられた。

ある意味では、一度総理にしてみたい方だったなと、私はそんな感じがしておりますけどね。

それでは、「平沢政治」の原点をお聞かせください。

【平沢】
私の政治の原点、それは日本が、今度の本「日本よ国家たれ」に書いたけど、日本が国家でなくなったから、日本を国家に戻そうと。普通の国家に戻そうと。それが私の原点なんです(強調)。

要するに、日本は国家でなかったんですよ。日本は国家であること を忘れてきた。従って、流浪の民みたいな形で今日まで来たわけです二国家とい うものがなかった。ここで初めて拉致問題を契機に国家というものはどうあるべきかをよく考え、国家をあるべき姿に取り戻そうと。

われわれは、拉致家族から何を学んでいるかというと、
(1)国家のあり方
(2)家族のつながり
(3)地域社会の助け合いです。

とりわけ、国家というのはどうあるべきか、ということをわれわれは拉致被害の家族の方から学んだ。

また、拉致被害者の五人の方からも、いろんなことをわれわれは学んでいます。国民も学んでいるわけです。ですから、これをわれわれは忘れないで、この拉致間題を教育現場でも、教える必要があると思っています。

被害者家族の方が言っていましたよ。家族の絆とか、国家のあり方とか、そういうことを是非、教育現場で教えていただきたいと。私は全くその通りだと思いますよ。

最後に、最近とくに好きな言葉をお聞かせてください。

【平沢】
政治家として好きな言葉は、「常在戦場」と「一日生涯」という言葉です。とくに一日生涯というのは、一瞬一瞬全力を尽くすということ。全力投球ということです。

長時間ありがとうございました。

【平沢】
いや、こちらこそありがとうございました。

全文はこちらから
http://www.hirasawa.net/shout16-1.htm

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