http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/449.html
| Tweet |
営業運転移行、恩恵受ける東京で交錯する思い 新潟では期待と抗議も[柏崎刈羽原発6号機]
2026/4/17 0:20 新潟日報
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/815652?gsign=yes
東京電力柏崎刈羽原発6号機が16日、14年1カ月ぶりに営業運転へ移行した。電力供給エリアの東京は原発の恩恵を直接受けることになる。2011年の東電福島第1原発事故で故郷を奪われた人、本県出身者も都内に多くいる。原発事故を起こした当事者から送られる電気を使うことに、それぞれが複雑な思いも抱いている。
浪江町出身の三原さん「東電の電気使いたくない」
世田谷区下北沢。夕方の駅周辺は通勤客が行き交い、飲食店のネオンもあちこちで輝きを放つ。そこで暮らす歌人の三原由起子さん(47)は、福島県浪江町出身。福島原発事故で全町民が避難を余儀なくされ、曽祖父の代から続いていた自転車と玩具の店は閉じざるを得なかった。
「商店街の通りは更地が増え、面影はない。故郷のアイデンティティーさえ奪われた」。東電への怒りは、15年たっても消えない。
柏崎刈羽原発の営業運転にも疑問を抱く。「東電の経営陣は避難者の苦悩が全く分かっていない。事故を起こしておきながら再び原発を動かすなんて、恥知らずだ」と語気を強める。
1月の再稼働後、制御棒に関わるトラブルが相次いでも営業運転に向かう東電の姿勢には、「安全に対する体質が変わっていない」とも思う。
柏崎刈羽原発から東京へ送られてくる電気を使うことには複雑な思いがある。「本心では東電の電気は使いたくない。でも、現状のシステムでは使わざるを得ない。新潟の人たちに申し訳ない気持ちもあり、もやもやする」と話す。
東京で生まれ育った友人たちは、自分が使う電気がどこから届いているのか、気にする風もない。そうした無関心が、原発立地地域の人たちを傷つけていると感じる。
「新潟の電気に頼り切ってはいけない」と三条市出身の草野さん
一方、旧下田村(三条市)出身で、現在は都内で暮らす主婦草野マリ子さん(54)は、自身の入院体験から電力供給について関心を抱く。
内臓に疾患を抱え、命に関わる入院や手術を繰り返してきた。長女の陽茉里(ひまり)さん(23)を出産した際も600グラムの低体重で生まれ、医療機器の力に助けてもらってきた。
原発のような大規模集中電源に首都圏が依存した時、災害で送電が途絶えてしまったら…。「病院にずっといたこともあって、大丈夫なんだろうかと不安に思う。新潟からの電気に頼り切ってはいけないなと思っている」という。
電力の大量消費を前提とした社会には違和感を覚える。でも、人口が多い東京では、実際に原発の電力を受け取ることで助かる人もいる。思いは複雑だ。
「だから、せめて自分は少しでも節電しようと思っている。私は原発がある新潟の出身だから考えるけど、そうじゃない人は考えないのかな」
福島原発事故では、多くの住民が県内外への避難を強いられた。「新潟の海や下田の八木ケ鼻は古里と呼べる大切なもの。もしも原発事故でそれが奪われたと考えたら、娘も私も悲しい」と草野さん。
「東京にいる人はもっと節電を心がけたい。小さなことでもいい。みんなでやれば何かが変わるんじゃないか」と話した。
× ×
反原発団体「避難は不可能」「事故忘れない」と抗議活動
東京電力柏崎刈羽原発6号機が営業運転に移行した16日、原発に反対する市民団体が県内各地で抗議活動を展開した。
原発近くの刈羽村の歩道では、地元住民でつくる「柏崎刈羽PAZ住民の会」の会員ら5人が、「原発災害避難は不可能」「福島原発事故忘れない」と記したプラカードを掲げ、東電に営業運転を中止するように求めた。
参加した刈羽村の無職高桑千恵さん(80)は「福島事故の後始末ができていない会社が原発を運転するのは、とんでもない」と憤った。
新潟市中央区のJR新潟駅前では、市民ら10人ほどが抗議活動をした。「原発なくそう」「即刻廃炉一択」などと訴えるプラカードや横断幕を持ち「営業運転お断り」と声を上げた。
市民団体「規制庁・規制委員会を監視する新潟の会」代表の桑原三恵さん(78)は「さまざまなトラブルが発生したにもかかわらず、営業運転してしまうのは残念だ」と話した。
× ×
「安全第一で」「地域と共生」を求める地元首長は前向き
東京電力柏崎刈羽原発6号機が16日、14年ぶりに営業運転へ移行したことについて、立地自治体の首長は歓迎を示し、安全最優先の運転を改めて求めた。
柏崎市の桜井雅浩市長は16日、営業運転移行に合わせ東京商工会議所に小林健会頭を訪ね、首都圏で消費される電力が柏崎刈羽原発6号機でつくられていることなどを周知するよう求めた。
都内で報道陣の取材に応じた桜井市長は「ようやく本来の姿に戻り安堵(あんど)している。安全第一とし、住民が豊かさと安心感を感じられるようにしてもらうことで、原発との共存を果たしていきたい」と話した。
刈羽村の品田宏夫村長は村役場で新潟日報社の取材に「本来の形に戻ったことは喜ぶべきことだ」と語った。
花角英世知事は、県庁で取材に対し「引き続き安全第一で事業を進めてほしい。県民の信頼を取り戻すという点で、地域との共生にもしっかり取り組んでほしい」と答えた。
× ×
歓迎の県内経済関係者、安定供給と経済効果に期待
東京電力柏崎刈羽原発6号機が営業運転に移行した16日、県内経済関係者からは、移行に伴う経済効果に期待感を示しつつ、安全運転を求める声が上がった。
再稼働を求めてきた本県経済界。柏崎商工会議所の西川正男会頭は「営業運転再開で本来の正常な姿に戻り、定期点検に貢献する地元企業も出てくる」と経済効果に期待を寄せた。
新潟経済同友会の吉田至夫・筆頭代表幹事は「エネルギーの安定的な供給のため、電源の多様化は避けて通れない」と歓迎。国民の信頼を得て稼働を続けることが重要だとし「安全に運転してほしい」と求めた。
三条商工会議所の兼古耕一会頭は「原油価格が高騰している。(国内全体の)電力コストを考えると、安定的に発電できる原発の営業運転は容認できる」と話した。
―――以上引用
経済同友会とか、商工会議所とかは、キンタローアメみたいに全国どこのでも同じような事言うんだよな。
|
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
|
|
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
|
|
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。