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【ワシントン＝笹沢教一】米ニューヨーク在住の医学者が１０日付のニューヨーク・タイムズ紙や９日付のワシントン・ポスト紙に「今年のノーベル生理学・医学賞は自分にこそ権利がある」と主張する異例の全面意見広告を掲載した。

　広告を掲載したのは、医学者で、核磁気共鳴映像装置（ＭＲＩ）のメーカー・フォナー社の代表、レイモンド・ダマディアン博士（６７）。

　スウェーデンのカロリンスカ研究所は今月６日に、今年の同賞をＭＲＩの基礎を築いた米イリノイ大学のポール・ラウターバー教授（７４）と英ノッティンガム大のピーター・マンスフィールド名誉教授（６９）に授与すると発表した。

　しかし、ダマディアン博士の全面広告によると、ＭＲＩの基礎的な原理は７０年に見つけており、２氏の業績はその応用と批判、原理はフォナー社の製品にも生かされていると主張している。実際、博士はＭＲＩ開発の第１人者で、臨床応用への先駆けといわれる。博士は今回の授賞決定を「恥ずべき誤り」と厳しく批判。これに対し、同研究所は「我々の決定は正しい」と反論している。

　ロイター通信などによると、２紙の広告掲載料は約２０万ドル（約２１６０万円）に上るという。[10月11日12時57分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031011-00000504-yom-int

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• 「MRIの原理は自分が発見した、自分こそ受賞の権利ある」：米国の医学者がノーベル医学賞選定に抗議の新聞広告 【共同通信記事】 2003/10/12 00:10:19 (0)

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