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<海辺調査>砂浜の減少率、全国2.3倍 (琉球新報)
http://www.asyura2.com/2us0310/ishihara6/msg/104.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 10 月 05 日 17:28:27:1VmSkkGasXps6

http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/031005b.html

1993年から96年までの3年間に失われた沖縄の砂浜は40・96キロで、減少率は3・39%と全国1・46%の2・3倍にのぼり、逆に埋め立てや護岸工事などによってできた人工海岸は102・95キロ増え、増加率5・44%と全国3・15%の1・7倍になることが、環境省生物多様性センターの「海辺調査」でこのほど分かった。砂浜は第1回調査の78年度からの18年間で82・05キロが失われている。70年代から90年代にかけて、沖縄の自然の砂浜が埋め立てや護岸など人工物で埋められ、変化していく様子が数字で裏付けられた。

 全国の海岸線の改変を研究する金沢工業大の敷田麻実教授は「本土は高度経済成長期の1960年代に海岸工事をやり尽くしたが、沖縄は復帰後の短期間に集中して海岸整備が行われ、急速な自然海岸喪失につながった」と分析した。

 海辺調査によると、96年度の沖縄県の自然海岸は1203・08キロで全海岸線に占める割合は68・48%。39・37キロが失われ、減少率は4・66%と全国の1・7倍。自然海岸のうち「砂浜」は503・63キロ、「浜が発達してない海岸」は1・10キロ減の87・39キロ。自然海岸のうちで「磯浜」だけは若干増え、2・84キロ増の608・13キロだった。

 一方で人工海岸は、「埋め立てでできた海岸」が255・80キロと93年度より63・06キロ延長。「護岸工事や道路など土木工事でできた海岸」も60・73キロと40・69キロ延びた。また、護岸など人工物の前に浜が発達したり、人工ビーチなどを指した「半自然海岸」は3・35キロ増の225・11キロだった。

 琉球大学工学部の仲座栄三助教授は「本土と違いさんご礁に囲まれた沖縄の海では防災上必要な護岸は少ない。自然の浜を公共事業でつぶした結果、水際が砂漠化した。意味のない護岸工事を止め、公共事業の見直しを図るべきだ」と話した。

 海辺調査は環境省の「自然環境保全基礎調査」の1項目で78年度から始まり、96年度で四回目。国土地理院の地形図や航空写真、都道府県の海岸事業を基礎に全国の海岸線の経年変化を調べる。植生や生態系調査などとともに第6回基礎調査として年度内に取りまとめ公表する。


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