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2019年12月09日00時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK267] 「桜を見る会」疑惑 安倍政権こそ「悪夢」そのもの<松尾貴史のちょっと違和感・毎日新聞>


松尾貴史のちょっと違和感
「桜を見る会」疑惑 安倍政権こそ「悪夢」そのもの

https://mainichi.jp/articles/20191208/ddv/010/070/019000c
2019年12月8日 02時06分(最終更新 12月8日 03時43分) 毎日新聞

=松尾貴史さん作

 総理大臣主催の「桜を見る会」の疑惑は、安倍晋三氏のもくろみとは裏腹に、一向に収束する兆しを見せない。違法薬物所持による芸能人の逮捕でニュースや情報番組は一斉にそちらに傾くと思いきや、まさかの検査陰性という事態になって材料が乏しくなったのか、あるいはそれが追い付かないほど次から次へウソと新たな疑惑が浮かび上がってきて、この騒ぎは来年まで尾を引きそうだ。

 それも、この案件は関係者が安倍夫妻、副総理、官房長官、内閣府、自民党関係者、安倍晋三後援会、ホテルニューオータニ、そして招待客の1万8000人というおびただしさなので、ウソで蓋(ふた)をしようとすればするほど、つじつまの合わないところが出てきて疑惑が数珠つなぎに引っ張り出される構造になっている。

 森友学園や加計学園の疑惑は何となくほとぼりが冷めているだけなので、もしこの桜を見る会についてのスキャンダルが長引けば、さらに政権の体質自体が問題であることがどんどん顕在化して、ダメージは大きくなっていくだろう。

 それでなくとも、書類がない、あってもノリ弁的な黒塗り、覚えがない、官僚も無理なへりくつでかばう、データの復元はできない、公私の混同と、「モリカケ」を再び想起させる記号が目白押しで、自ら火に油を注いでいる感もある。

 サークルの和を乱さない新人記者の多い、いわゆる「ぶら下がり」の取材には答える格好を見せ、発言の隙(すき)を野党の議員に突かれることのない本会議では官僚の書いた文面を読み上げて説明したふりをしているけれども、記者会見で老練な記者たちの鋭い質問に答える自信もなければ、予算委員会に出て野党の追及を受けて立つ度胸もない。

 共産党の田村智子参院議員の追及が始まってから、現時点まで安倍氏は予算委員会の審議に応じていない。忙しいのかと思いきや、アイドルグループとの面談は「律義」にやっている。この人の優先順位はいったいどこにあるのだろうか。

 本会議での発言の中に、疑問を感じた人も多いようだ。名簿を管理する内閣府の電子データの取り扱いについて、サーバーでデータを保存する「シンクライアント方式」を採用しているから、「復元は不可能」だと言うのだ。この「言い訳」を誰が考えたのかはわからないが、多くのIT関係者は、「逆に復元できないように完全にデータを消し去ることの方が難しい」と言っている。それこそ、電気ドリルでハードディスクを破壊した「小渕(優子衆院議員)方式」を採用しないと無理なのだ。

 横にそれるが、安倍氏が「サーバー」ではなく「サーバ」と尻を伸ばさずに「コーラ」と同じように最初の文字を高く発音する頭高のアクセントで読んでいたことに苦笑させてもらった。おそらく安倍氏は、サーバーが何かをわかっておらず、官僚が「サーバ」と習慣的な表記をしていたので、文字通り読んでしまったのだろうと思う。

 ウソの上塗りを続けると、さらに大きなウソや滑稽(こっけい)な言い訳を繰り出さざるを得なくなる。しかし、ここまでくると見苦しく人ごとながら恥ずかしい。

 そして、おなじみ「困ったときの民主党」も持ち出していた。鳩山由紀夫総理の時も桜を見る会をやっていたということらしい。もし私物化し、反社会的勢力や問題のある人物を呼び、後援会で取りまとめ、資料の隠蔽(いんぺい)などをやっていたのなら、一緒に責任を追及すればいいだけのことだ。日本を良き方向にかじ取りをして浮揚させてくれていればまだマシだけれど、7年間もほしいままにやらかしておいて、「悪夢のような民主党政権」はもう使えないだろう。あの頃より何を良くしてくれましたか。私にとっては「悪夢そのものの安倍政権」である。(放送タレント、イラストも)




http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/903.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 政治・選挙・NHK268を起動しました
政治・選挙・NHK268を起動しました

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記事 [政治・選挙・NHK268] 底なし 金利0でだめならゼネコンへホテル好きなだけ 
底なし 金利0でだめならゼネコンへホテル好きなだけ
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51978528.html
2019年12月09日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


超高級ホテルなら 坪単価青天井となり 一挙に50なら
裏談合で 

そろそろ5輪が完成引き渡しで外構工事の段階だ
職人が あまりに余ることになる

日本の談合構造 宦官官僚と自民党吸血族の本当の仕事は
暗い役員室のヒソヒソ話です

もちろん どうして国のカネを「引っ張る」かです

***

「お主も悪よのう」と目配せしながらの 卑猥な笑顔
が 生きがいなのです

土木は 人口減少の今 リニアまでやりつくしネタがありません
し工期が10年単位です

仕事も土いじりばかりで うまみがすくなく
高級ホテルなら 建物を壊していじって移動させ
「金の芋づる」が「利権に化け」べったり絡むのです

自民党系の 不動産屋 ゼネコン 設計屋 道路屋 
好きなだけ「ヒソヒソ話」ができるのです

****

カジノと同じで ホラ 「言葉化粧」のプロたちが
チンドン屋になり 
誰もケチなどつけません
どころか「夢いっぱい」を演出するのです

こうして 
国民の構成資金をなんとかして食い尽くして
「ざまあみろ カネモチは貧乏人は苦しむ ことこそ 喜びを実感するのだ」
という 黒い喜びに浸るのです

ホームレスを見ると歓喜に震えるのが カネモチの暗い喜びなのです




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/102.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 政党合流「政策貫く」と枝野氏  立憲民主、国民民主と協議否定(共同通信)
政党合流「政策貫く」と枝野氏  立憲民主、国民民主と協議否定
https://this.kiji.is/576358631892452449?c=39546741839462401
2019/12/8 19:55 (JST)12/8 20:27 (JST) 共同通信


京都市での党会合で、あいさつする立憲民主党の枝野代表=8日午後

 立憲民主党の枝野幸男代表は8日、国民民主党などに提案した政党合流を巡り、国民側が求めている政策協議に否定的な考えを示した。京都市での党会合で「これまで訴えてきた理念、政策を貫きながら、次の総選挙で政権を変える決意だ」と述べた。

 原発政策などに違いがあり、国民の玉木雄一郎代表は6日の党首会談で政策協議を求めた。枝野氏は会合後、記者団に「立民は立民として戦う。それと共に戦っていただきたいということだ」と強調した。

 7月の参院選で立民と戦った国民の参院側に合流への慎重論があることに関しては「国民内部の問題だ」として、国民の党内論議を見守る考えを示した。

























http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/103.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「朝生」が田原総一朗の「下村元文科相にベネッセが2千数百万円」発言を謝罪も…「下村」の名前を先に出したのは別の出演者だった(リテラ)
「朝生」が田原総一朗の「下村元文科相にベネッセが2千数百万円」発言を謝罪も…「下村」の名前を先に出したのは別の出演者だった
https://lite-ra.com/2019/12/post-5133.html
2019.12.09 「朝生」で田原総一朗よりさきに「下村文科相」名前を出した出演者 リテラ

    
    公式Twitterで謝罪した『朝生』だが…


 11月30日未明に放送された討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)で、司会の田原総一朗氏が「ベネッセが下村博文元文科相に2千数百万円の献金をしている」という旨の発言をしたことについて、同番組が7日に公式サイトとツイッターで謝罪した。

「訂正とおわび」と題された文章の内容は、「ベネッセから下村議員へのそのような献金はありませんでした。訂正するとともにベネッセならびに下村議員、視聴者の皆様にお詫びいたします」というもので、全面謝罪と言えるだろう。

 いったい何があったのか。田原氏の発言は大学入学共通テストの英語民間試験問題をめぐる討論で飛び出したもの。周知のように、英語民間試験は萩生田文科相の「身の丈」発言をきっかけに批判の声が殺到し、延期になったが、もともと「経済格差」「地域格差」を助長するとの批判を受けていたうえ、実務上の問題点も次々と発覚していた。にもかかわらず、文科省がなぜこんな無茶な計画を強行しようとしていたか、という議論が進んでいくなかで、田原氏が試験業者の1社であるベネッセから当時の文科相の下村議員に2千数百万円の献金があったと口にしたのだ。

 たしかに下村氏といえば、この英語民間試験導入の中心役的存在だった。英語民間試験は安倍首相の諮問機関である教育再生実行会議が導入を提言したことからスタートしたのだが、この会議を先導し、文科省に実現に向けた大号令をかけていたのが、当時、文科相兼教育再生担当相を務める下村議員だった。また、2018年には英語民間試験を採用しない姿勢を示した東京大学を名指しし活用させるよう、文科省に要求していた“東大恫喝テープ”もNHKのスクープで明らかになった。

 一方のベネッセコーポーレションも6団体7種類が予定されていた英語民間試験の業者のひとつ。同社の「GTEC」は日本英語検定協会の「実用英語技能検定」(英検)ともに、英語民間試験の目玉的存在だった。両者の間に巨額献金というのは、さもありなんという話だが、これに、ベネッセ、下村元文科相の両者からテレビ朝日に対して抗議がきたのだという。

「とくに下村議員からはかなり強い調子で抗議がきたようです。テレビ朝日がさっそく確認したところ、献金の記録がなかったため、お詫びを出すことに決めたらしい」(テレビ朝日関係者)

 しかし、このお詫びについては、不可解な点がある。それはお詫びを出すまで1週間近くかかったうえ、田原氏本人は番組のお詫びをRTしただけで、自分の言葉では一切謝罪していないということだ。ネトウヨや安倍応援団からは「なんで田原本人が謝罪しないのか」という批判の声が殺到しているが、これにはどうも事情があるらしい。

「実は、この日の『朝生』で下村さんのことを口にしたのは田原さんだけではなかった。というか、ほかの出演者のほうが先に下村さんの名前を出していたんです。そのためか、田原さんサイドとの調整が難航して、時間がかかった上、ああいう形のおわびになったと聞いています」(前出・テレビ朝日関係者)

■「柴山に2千数百万円」と言い間違えた田原に、「下村さん」と訂正した女性の声

「出演者のほうが先に下村さんの名前を出した」とはどういうことか。改めて、この日の『朝まで生テレビ』で田原氏の発言の前後のやりとりを再録してみよう。

 この日は、言論界からは三浦瑠麗氏、堀潤氏、金子勝氏、田崎史郎氏、政界からは、野党議員に加えて、つい最近まで安倍内閣の閣僚だった片山さつき・元地方創生担当相、そして柴山昌彦元文科相などがパネラーとして出演していた。

 まず、堀氏がこの無理な英語民間試験導入について「いちばん関心があるのがどういうロビー活動が行われてこの結果になったのか、ステイクホルダーは誰で、どっちからどういうリクエストだったのかっていうのを、柴山さんに是非お伺いしたい」と訊く。

 すると、なぜか三浦瑠麗センセイが割って入り「ここでやっぱりベネッセが入っているということに対して。英検は片山さんがおっしゃったようにTOFELほど難しくなくて、いろんな段階で受けられるというのがあるかもしれないんですけど。やっぱり民間業者で、ベネッセみたいなものが入ってきたときに、英検ほど浸透しているわけではないけれども、除外してくれるなっていうことがあったんでしょ」と、ベネッセの疑惑について語り始める。

 これを受けて、田原総一朗氏が「第一ベネッセは、今日ここに持っていないけれども、文科省から天下りがいっぱい降りてる」と言い出し、こう続けたのだ。

「しかも、ベネッセは、柴山に2千数百万…」

 つまり、田原氏は「下村」を「柴山」と言い間違えていたのだが、すると、これに片山さつき議員が即座に反応し、「柴山じゃないですよ」と訂正。続いて、当の柴山前文科相も「私じゃない」と否定した。

 だが、田原氏はまだ気づかない。すると、今度は画面に映っていない女性の声で「下村さん、下村さん」と、下村元文科相だと訂正するセリフが……。これに一同が爆笑し、複数の出演者が口々に「下村さん、下村さん」と叫び始めた。

 これでようやく田原氏も間違いに気がついて「下村、下村に2千数百万円献金してる」と言い直した。片山議員はその後も笑いながら「たいへんだ、たいへん重要な間違い」と田原氏につっこんでいた。

■下村元文科相とベネッセの「接点」、政治資金パーティ参加、後援会名簿に社長の名前

 ようするに、この日の『朝生』では、ベネッセの2千数百万円献金を受けたという政治家の名前を田原氏が言い間違えた結果、逆にパネリストのほうが先に、献金を受けた政治家として、下村氏を名指ししていたのだ。ちなみに、口火を切ったのは前述したように女性の声だったが、この日出演していた女性のパネリストは片山さつき氏と三浦瑠麗氏だけだった。

 もちろん、他の出演者が先に名前を言ったからといって、発端は田原氏であり、田原氏が誤報の責任を免れるわけではない。しかしそのことよりも、注目しなければならないのは、政権に近い人たちが言い間違いにつられて「下村さん」と名前を口走り、つい最近まで閣僚を務めていた自民党の政治家や、元文科相までが人物名を訂正しただけで、「2千数百万円献金」については一切否定しなかったことだ。

 これは安倍政権周辺や文科省内部でも下村元文科相とベネッセが「特別な関係」にあると見られていたという証明だろう。

 実際、英語の民間試験導入問題を強引に進めてきた下村元文科相とベネッセの間には、ただならぬ接点がある。たとえば、「週刊文春」(11月14日号)によれば、下村氏の後援会「博友会」が2012年から14年の間に開いた政治資金パーティーに、ベネッセの2名の社員が複数回出席。2007年から14年までベネッセで社長を務めた福島保氏が後援会名簿に名前を連ねていたという。

 また、下村氏はベネッセの機関誌である「VIEW21」にも登場し、大学入試改革について、まさに英語民間試験導入を正当化するようなこんな主張を展開していた。

〈「公平」が保証できないからといって、従来通り学力試験1本とすることが、「真の学ぶ力」を育むために適切といえるのでしょうか〉

 一方、「週刊新潮」(11月14日号)も、両者の関係を物語る文科省関係者のこんなコメントを掲載していた。

「14年12月、中央教育審議会会長として“民間資格・検定試験の活用”という方針を打ち出した安西祐一郎氏は、GTECをベネッセと共催している進学基準研究機構(CEES)の評議員でした。教育再生実行会議委員だった武田美保氏もCEESの理事。元民主党参議院議員で、14年に当時の下村大臣に招聘されて文科省参与に就任、15年から18年まで文科相補佐官を務めた鈴木寛氏は、ベネッセグループの福武財団の理事です。文科省とベネッセグループは一心同体で、“第二の加計疑惑ではないか”という声も聞こえます」

 そして、両誌はこうした関係を背景にベネッセが文科省に食い込み、当初は蚊帳の外だった「GTEC」を英語民間試験の中心的存在に押し上げたと指摘している。

『朝生』で田原氏がなぜ根拠のない「2千数百万円の献金」を口にしたのかさだかではないが、あの『朝生』の空気を見る限り、英語民間試験をめぐる疑惑は掘ればまだまだ出てくる可能性が高い。メディアには徹底した追及を望みたい。

(編集部)














http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/104.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 政治をおもちゃにして有権者を愚弄し弄ぶ、旧民主党勢力の「合流・離散」ごっこの繰り返し
政治をおもちゃにして有権者を愚弄し弄ぶ、旧民主党勢力の「合流・離散」ごっこの繰り返し
https://gansokaiketu-jp.com/kaiw-forum/seiji-keizai-gaikou/wforum.cgi?mode=read&no=86&reno=no&oya=86&page=0#86

参照先 : https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120900098&g=pol
立憲との合流めぐり協議―国民

国民民主党は9日午前、党本部で臨時役員会を開いた。玉木雄一郎代表が、共同会派を組む立憲民主党の枝野幸男代表からの合流の呼び掛けについて報告し、平野博文幹事長や原口一博国対委員長、大塚耕平参院議員会長ら幹部約10人が意見を交わした。

合流、対等交渉に否定的 立憲の枝野代表
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120800328&g=pol


 国民内には、早期の衆院解散を警戒する衆院の中堅・若手を中心に、合流協議の推進を訴える声がある。一方、執行部は吸収合併への危機感から、協議を慎重に進めたい考え。7月の参院選で立憲と競合した参院側には感情的なしこりも残っており、党内調整は難航が予想される。

http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/105.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 共通テストを大混乱させたのは誰だ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/12/blog-post_11.html
12月 08, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<2020年度開始の大学入学共通テストを巡り、政府が国語と数学への記述式問題導入を見送る方向で最終調整していることを受け、県内の高校生や高校教諭からは6日、教育現場を置き去りにしているとして不満の声が上がった。

 「入試制度をころころ変えないでほしい」。私立高2年の男子生徒(17)は困惑気味に話す。先月、英語民間試験の導入見送りが決まったばかり。記述式の問題は1年の定期試験から盛り込まれ、対策に取り組んできた。「苦手だったのでラッキー」と思う一方で「入試に何が必要なのか分からなくなってきた」という。県立高2年の女子生徒(16)は「心構えをして頑張ろうと思っていたのに。大人の都合で振り回さないで」と憤りを隠さない。

 保護者も気をもむ。高校2年の息子がいる40代の母親は「前々から無理だと言われていたのになぜ押し切ろうとしていたのか。子どもたちが振り回され、先生たちも混乱する。子どもたちのためにならない」と政治への不信感を口にした。

 国語の男性教諭は「ひと言で言えば、うんざりという感じ」と断じた。記述式対策に時間を割いてきたが「導入は無理があると思っていた」という。別の高校で数学を教える男性教諭は採点の公平性を心配していた。「延期となれば、安堵(あんど)の気持ちの方が大きい。記述式の開始がいつになるか分からないが、生徒や保護者の理解を十分得た上で検討してもらいたい」と注文をつけた>(以上「長崎新聞」より引用)


 「入試制度をころころ変えないでほしい」。「前々から無理だと言われていたのになぜ押し切ろうとしていたのか。子どもたちが振り回され、先生たちも混乱する。子どもたちのためにならない」との声が受験生や受験生を持つ親たちから上がっている、という。共通テストに関する文科省の「改正」の改悪ぶりに怒り心頭のようだ。

 そもそも一回のテストで受験生の能力のすべてを評価するのは困難だ。だから共通テストでアラマシの学力を判定し、二次試験の大学が実施する試験で大学が必要とする生徒の適正と学力を見極める、二段階方式になっているのだ。

 そこに受験を「利権化」しようとする悪徳政治家がテスト業者とグルになって「改悪」を仕掛けた。後は安倍官邸政治のルーチン、「お仲間」諮問委員会と答申によって粛々と進められただけだ。

 だから、そこには何ら検討された形跡すらない。だから記述式の回答を誰が採点するのか、といった基本中の基本の議論が抜け落ちたまま、文科省官僚たちは「ハイハイ、そうですか。ではその通り改悪しようじゃないですか」と開き直って文科行政を放棄した。

 それはいかに前川文科政務次官が政治家を諫めようと、「モリ、カケ」疑惑が官邸主導で進められ、官邸の「改竄」と「隠蔽」指示により、すべてが闇に葬られた経験により、彼らは文科官僚たちは沈黙したのだろう。

 共通テストの大混乱は官邸主導の愚政に原因がある。それは共通テストの「改悪」をもっともらしい屁理屈を付けて主導した官邸と安倍友政治家の策動に他ならない。

 尤もらしい顔をして「中、高、大の十年間も英語を学習して、英語が話せないのは教育の欠陥だ」と批判する評論家たちは学校教育の英語が「翻訳家」や「通訳」の養成機関と勘違いしている大バカ者たちだ。

 基本的に学校の英語教育は比較言語学だ。日本語をよりよく知るために英語教育がある。外国言語を習得して国際社会で会話出来るようになるため、というのなら世界で最も多くの人たちが使っているスペイン語か、第二番目に多い中国語を学ぶべきではないか。

 そして大学で英語が必要とされるのは学術論文の大半が英語で書かれているため、海外の日本語に翻訳されていない学術論文を読むために英語が必要だからだ。決して学術論文に「ハロー」とか「ヤア」とか書かれていない。日本国民に英会話習得が必要なら英会話学校に学ばべば済む話だ。

 そうした議論も何もなく、英検や民間テストを入試の共通テストの代替にする、などといった愚策を断行しようとしていた安倍官邸主導の政治の危険性こそマスメディアは取り上げるべきだ。しかし、そうした議論がマスメディアに全くない。どこまで日本のマスメディアは腐り切ってしまったのだろうか。

 英語が話せる者が必ずしも優れた人ではない。英語圏の国では泥棒も殺人犯も英会話が達者だ。詐欺師だって英語を喋っている。少しは英会話礼賛から距離を置いて英語教育と試験制度を考え直してはどうだろうか。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/106.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍の目的は首相を長くやること&ウソでその場しのぎは子供の頃から+桜見会の問題点もそこにあり(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28739785/
2019年 12月 09日

【フィギュアGPファイナル・・・女子は6回のGP優勝を2回ずつ分け合ったロシアのジャンプ娘たちが表彰台を独占。<1位コストルナヤ(16)、2位シェルバコワ(15)、3位トルソワ(15)>コストルナヤは4回転は飛ばなかったものの、質の高い3Aなどを決め、世界最高点を6・57点も更新する合計247・59点で初出場、初優勝を果たした。(*^^)v祝
 mew的にちょっとショックだったのは、ロシアでは最年長になってしまった一昨年の覇者・ザギトワ(17)は、フリーのジャンプが不調で最下位の6位に終わったことだ。
 そして、昨年の覇者だった紀平梨花(17)は、SPでジャンプを失敗し6位スタートに。フリーでの挽回を目指して、初めて本番で4回転に挑戦したのだが、転倒。3Aなどは決めたものの、合計216.47点総合4位に終わった。

 ただ、朗報もあった。ジュニアのGPファイナル男子で、佐藤駿(15)がSP3位からフリーで3度の4回転を決めて逆転し、合計255.11点の世界最高得点で、で初優勝を決めたのだ。(*^^)v祝
 鍵山優真(16)もSP6位と出遅れたもののフリーで3位にはいり、総合4位に。鍵山は全日本ジュニアで優勝した時は250点台だったので、それが出せれば十分に優勝争いできた。まだ羽生、宇野のレベルには及ばないが、佐藤、鍵山のほかにも期待できるジュニアがいるので、全日本(シニア)で上位を狙って欲しいと思う。 ガンバ!o(^-^)o】

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 7日の記事の冒頭に、安倍首相が12年、18年の総裁選の選対本部をホテル・ニューオータニに設けていたこと(3週間ぐらい何部屋も借り切って使うので、かなりの額を払っている可能性がある)、また15年は、事前に野田聖子氏らの立候補を潰して、無投票で当選するというえげつない方法をとっていたことなどを書いたのだけど・・・。

 思えば、安倍氏はもっとえげつないことをしていた。自民党は長期政権は政治腐敗につながるとして、総裁の任期を「連続2期6年」に決めていたのだが。17年3月、「連続3期9年」できるように党則を改正したのである。

 安倍首相が、19年8月に戦後最長だった大叔父・佐藤栄作首相の在職期間(2798日)を抜いたのも、11月にはついに憲政史上最長だった桂太郎首相の在職期間(2887日)を抜いて、歴史に名を残すことになったのも、その任期延長のおかげだ。
 
<おまけに20年7〜8月まで持てば、自分も(福島原発の汚染水がアンダー・コントロールだとウソをついて)招致に参加した東京五輪を、首相として迎えることもできるし。憲法改正や拉致問題解決を実現する時間も稼ぐことができる。>

 まあ、安倍氏は06年に首相になった時は、参院選の惨敗や病気のため1年しか持たず、悔しい思いをしていたのだろうし。教科書に載るような首相になることが、小さい頃からの夢だったということもあるのだろうけど。

 もしかしたら、安倍氏の首相としての最大の目標は、「長くやること」だったかも知れないのである。(~_~;)
 
 実際、政治評論家の森田実氏が、14年に安倍首相に「一番やりたいことは何ですか?」と聞いたところ、開口一番「長くやりたい」と答えたという。

「安倍さんは開口一番『長くやりたい』と言いました。・・・過去の首相は裃を付け、少し気取って、具体的な政策をきちんと答えたのですが、『長くやりたい』と答えられた経験は初めてでした。安倍首相はずいぶん、率直というか、正直というか、軽いというか。2017年の2度目の会食では、『人気の低下が心配だ』と話していましたね」<ニュースソクラ19年12月6日)』

 この記事には、養育係だった久保ウメさんは、『晋ちゃんは頑固でいじっぱり。自己中心的で、こうと思い込んだら、何が何でもやる』と。『夏休み最終日に・・・ノートを見ると真っ白なのに、平気で嘘を言って、始業式には元気よく家を出ていった』と言っていたなんて話も書いてあったのだけど。

 「自己愛、自己防衛が全てに優先される。その場をしのげればいい」という記述も含め、まさに安倍首相&「桜を見る会」などの問題点(の根源?)があらわれているように思う。(・・)

 別のネタも用意していたのだけど。興味深い&面白い記事だし。桜見会の問題点が、わかりやすくまとまっているので、全部アップしてしまうことにしよう。

『「桜を見る会」騒動から見える安倍晋三という首相の人物像と本質
12/6(金) ニュースソクラ

【小塚かおるの政治メモ】その場しのぎの言い訳だらけ

 税金を使った公的行事を私物化したのではないか、という疑惑が持ち上がっている首相主催の「桜を見る会」。野党は終盤国会の追及テーマをこの問題に絞り、政府は菅義偉官房長官や内閣府などが連日、弁明にあたっているが、説明すればするほど矛盾と破綻が露呈、墓穴を掘っているように思える。

 例えば、安倍晋三首相の後援会主催で行われたホテル・ニューオータニでの前夜祭。会費制で行われ、安倍事務所や後援会に収支がないため、政治資金収支報告書に記載する必要はなかったと、安倍首相は話した。

 これについて、政治資金に詳しい学者や弁護士が、「収支がないということは、安倍首相夫妻は会費を払わなかったのか。だとすると、ホテル側の違法献金になる可能性がある」と指摘すると、菅長官は「首相夫妻は飲食をしていないから会費は支払っていない。ゲストのようなもの」と説明。会費制なら飲食しようがしまいが会費を払うのが当たり前だ。それに安倍首相自身が「会費は会場受付で事務所職員が集金した」と言っているのに、安倍夫妻がゲストというのは、苦しい言い訳である。

 マルチ商法で行政指導を受けていた「ジャパンライフ」の元会長が桜を見る会に招かれていた件では、招待状(受付票)に記されていた「60」という区分番号が「首相推薦枠」での招待だったのではないか、と疑われている。招待状の区分番号は内閣府が野党議員に提出した資料に記されており、内閣府自身がこの区分番号を分類に使用していることは間違いない。

 ところが、内閣府職員は「どうやって割り振ったのか今となってはよく分からない」「名簿を廃棄しているので、どういった区分か確かめるすべがない」と言い張るのである。

 誰が聞いても納得できない無理な説明を続けるのはどうしてなのか。それは、安倍首相が桜を見る会の招待者選定に関して、「事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」とはしながらも、「最終的な取りまとめには一切関与していない」と無関係を強調しているからだろう。

 安倍首相の答弁を維持するためには、名簿は出せない。だからシュレッダーで廃棄し、電子データもないことにしたい、ということなのだろう。

 「私は関与してない」の断定口調は、森友学園問題でもそうだった。「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」。安倍首相が国会でこう答弁して以降、安倍昭恵夫人の名前が入った書類の存否の確認が始まり、最終的に文書改ざんに至ったと財務省の調査報告書にも記されている。

 安倍首相の言葉こそが、官僚を追い込み、説明の破綻やあってはならない公文書の廃棄・改ざんに至らしめているのだ。決して誤りを認めない、修正すら認めない、強弁し続ける――。どうやら安倍首相の元来の性格に起因するのもではないかと考えずにはいられない。

 安倍首相の父・晋太郎元外相の番記者を務め、安倍首相の人物像に迫る複数の著書を出版している共同通信政治部出身のジャーナリスト・野上忠興氏の取材エピソードがそれを物語る。

 「安倍晋三研究で本人や家族、関係者など50人近い人に会って感じたのは、多感な時期に両親が選挙などのため不在がちで、愛情に飢えていた。それが安倍首相の人間形成に影響したのではないかということです。

 印象に残っているのは、養育係だった久保ウメさんの話。『晋ちゃんは頑固でいじっぱり。自己中心的で、こうと思い込んだら、何が何でもやる』『夏休み最終日に宿題が終わってないと、兄の寛信は涙顔になる。しかし晋三は平気で、宿題をやったよ、と言う。ノートを見ると真っ白なのに、平気で嘘を言って、始業式には元気よく家を出ていった』というのです」

 自己愛が強く、自己防衛が全てに優先される。その場をしのげればいい。そんな安倍少年がそのまま大人になり、首相になったということなのだろう。父・晋太郎元外相は野上氏に「晋三は政治家に必要な情というものがない」と漏らしていたともいう。

 安倍首相の人物像を表す興味深いエピソードをもう1人。政治評論の重鎮である森田実氏が安倍首相と会食した際のことだ。御年87歳の森田氏は、佐藤栄作や田中角栄から小泉純一郎、福田康夫など歴代数々の首相と直接、会っている。

 2012年12月末に発足した第2次政権の安倍首相とは、2014年10月と2017年7月に2度、二階俊博自民党幹事長も同席して昼食を共にした。
 
 最初の2014年時、森田氏は安倍首相に「一番やりたいことは何ですか?」と聞いた。すると・・・。

 「安倍さんは開口一番『長くやりたい』と言いました。理由は外交に取り組みたいとのことで、『1年くらいでは海外で名前を覚えてもらえない。だから長くやらないとダメだ』とも語っていました。これまでの首相とはずいぶん違うなと驚いたものです。細川護煕首相は『地方自治』、小渕恵三首相は『景気回復』、小泉純一郎首相は『改革』、福田康夫首相は『平和』など、過去の首相は裃を付け、少し気取って、具体的な政策をきちんと答えたのですが、『長くやりたい』と答えられた経験は初めてでした。安倍首相はずいぶん、率直というか、正直というか、軽いというか。2017年の2度目の会食では、『人気の低下が心配だ』と話していましたね」

 安倍首相は11月20日に、通算在職日数で憲政史上最長の2887日を記録した。確かに地球儀俯瞰外交で数多くの国々を回り、名前も覚えてもらえたことだろう。しかし、注力してきた拉致問題は動かず、北方領土問題は後退し、ウィンウィンとされた日米貿易交渉でも実際は日本側が不利な不平等協定であることが徐々に明らかになってきている。目に見える外交成果があったとは言い難い。

 もう十分長くやった。国民が納得できない不誠実な態度を、これ以上、政府が取り続けるのであれば、「美しい国」とは言えないのではないか。

■小塚かおる(日刊現代第一編集局長)
1968年、名古屋市生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。関西テレビ放送、東京MXテレビを経て、2002年から「日刊ゲンダイ」記者。その間、24年に渡って一貫して政治を担当。著書に『小沢一郎の権力論』、共著に『小沢選挙に学ぶ 人を動かす力』などがある。』

 どうかひとりでも多くの国民が、安倍首相らの(限りなくウソに近いかも知れない?)詭弁的な説明を問題視して、安倍政権をこれ以上長くさせてはいけないと考えてくれるようにと願っているmewなのだった。(@@)

 THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/107.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 神戸大大学院教授木村幹氏 日韓関係はICJ提訴で諮ればいい 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)



神戸大大学院教授木村幹氏 日韓関係はICJ提訴で諮ればいい 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265799
2019/12/09 日刊ゲンダイ


木村幹氏(C)日刊ゲンダイ

 戦後最悪の日韓関係は改善に向かうのか、さらに泥沼化するのか。安倍政権が発動した対韓輸出規制に反発した文在寅政権は報復措置としてGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を通告したものの、土壇場で条件付き継続に舵を切った。すると今度はその経緯をめぐって小競り合い。韓国政治の専門家は日韓の展望をどう見ているのか。

  ◇   ◇   ◇

 ――GSOMIA継続の背景に「米国のプレッシャーがあるのは明確だ」と指摘されています。

 文在寅政権がGSOMIA破棄に踏み込んだ目的は、米国を日韓問題に介入させ、関係を悪化させた日本の責任を問おうとの計算からでした。最悪でもケンカ両成敗に持っていけると考えていた。ところが、目算は外れ、米国は経済問題で安全保障を犠牲にするのはけしからんと怒り、韓国が叩かれるようになった。

 ――それで翻意を?

 11月23日午前0時の失効期限直前、保守系の「朝鮮日報」(21日付)が特ダネを流しました。在韓米軍の駐留経費交渉に絡め、米国側が求める負担増を拒否した場合、1個旅団の撤収を検討しているとの内容で、情報源はワシントンの外交筋。朝鮮日報は国防総省と比較的近く、GSOMIA期限が迫る中で意図的なリークだと考えられた。米韓関係を悪化させるなら米軍は削減、嫌ならいい加減にしろとのメッセージです。韓国側が致命的ミスを犯して勝手にコケただけですので、日本側の首相が安倍さんでなくても同じ展開になったでしょう。「安倍外交の勝利」というより「文在寅外交の敗北」です。

 ――韓国側はGSOMIA継続とセットでWTO(世界貿易機関)への提訴手続きを中断。輸出管理をめぐる貿易当局の協議が再開されました。

 日本側は3年間協議がなかったことを問題視して措置に踏み切った。それを韓国側が国際ルール違反だからWTOで白黒つけると言い出し、協議ができなかった。今回、韓国側が提訴をあきらめて議論すると言い出した以上、日本側は対話を拒めません。それを韓国側は日本が譲歩したと国内的に解釈し、説明しているのが実態です。

 ――安倍首相の「なにも譲っていない」などの発言が報道されて大統領府が反発し、日本側が謝罪したしないで大モメ、水掛け論になっています。

 対話の停滞が予想されます。日本は韓国側が積極的に対応しない限り譲歩したくない、韓国は何もしなくても日本が譲歩したことにしたい。GSOMIA破棄を撤回した文在寅政権は顔を立ててほしかった。これで韓国の立場は硬化し、両国の不信感はさらに拡大するでしょう。忘れてはならないのは、日本側が本来求めていたのは元徴用工問題での善処だったということ。韓国側が誤って切ったGSOMIAカードで勝っても、元徴用工問題の解決には直接つながらない。韓国側がこの問題で何も提案していないのに、今月下旬の日中韓首脳会議で日韓首脳会談も調整されている。いつの間にか立場が変わっています。安倍首相は元徴用工問題で意味ある解決案が示されない限り、文在寅大統領とは会わないと言ってきたのに。

ライバルが炎上する横でガッツポーズ

 ――大阪G20首脳会議でも会談を拒否しました。

 日本側がいつの間にか旗を降ろした形になっている。ただ、再び感情的な局面に入ったのに、安倍首相は首脳会談に臨めるのでしょうか? 今の状況を「ル・マン」に例えれば、スタート直後にライバルが壁に衝突し、炎上している横で自分ひとりがガッツポーズを決めているようなもの。ゴールはまだ先だし、23時間以上たっぷり残っている。


先月4日に11分の“対話”(韓国大統領府提供・聯合=共同)

元徴用工財団案は実現性なし

 ――文喜相国会議長が元徴用工問題の「解決法案」をまとめました。日韓の政府と企業が創設する財団を通じ、元徴用工ら1500人に慰謝料約3000億ウオン(約277億円)を支給すると。

 実現性はほとんどないと思います。文喜相議長は与党の「共に民主党」所属ですが、政府の意向をどこまで反映しているか分からないし、与党支持者の多くも反対している。日韓慰安婦合意に基づく財団を解散させた政権下で新たな財団をつくると言われても、信用はできない。何より、韓国政府も韓国社会も元徴用工問題を解決する準備が何もできていません。文喜相案は対象者を原告や訴訟予定者を念頭に1500人としているようですが、意味のない数字です。旧大蔵省の資料では大戦時に日本へ渡った労働者だけで74万人以上とされる。しかも、大法院判決で認定された「徴用工」の範囲は極めて広い。植民地支配を違法として個人的請求権を認め、日本企業に支払いを命じた慰謝料は遺族の継承が可能。となると、74万人の遺族はどれほど膨らむのか。

 ――際限がなさそうです。

 大法院判決の直後、李洛淵首相を中心にタスクフォースチームが立ち上がりかけたのですが、頓挫した。理由は簡単です。政府が元徴用工に慰謝料を支払うと言った瞬間、新たに手を挙げる人が出てくる。訴訟は証拠集めや告訴状提出など、高齢者には難しい作業がある。それに、裁判所は事実認定をキッチリする。しかし、政府はそこまで厳しいハードルは設けないでしょう。日本では弁護士が手付金不要で過払い金請求を請け負ったりするじゃないですか。最高裁判決が確定し、過払いの証拠があれば勝てるので成功報酬だけでいいと宣伝している。元徴用工についても似たような状況が既に起きています。

 ――同じ理屈が通ります。

 まして文喜相案は「2+2+α」で、支払いを拒む日本の政府と企業が含まれる。唯一可能性があるとしたら日本側をカッコに入れること。韓国の政府と企業が拠出して財団を走らせ、民間寄付でαを集めて既成事実化し、日本の出方を待つ。もっとも、韓国国民からなぜ税金を投じるのかと不満が出るでしょう。だから韓国の文脈だけから見ても現実味がない。一種のアドバルーンなのでしょう。

 ――日韓が納得する解決策はあるのでしょうか。

 最大の問題は両国の最高司法機関の判断が分かれていることです。最高裁は1965年の日韓請求権協定で解決済みと判断し、大法院は慰謝料請求権は認められるとの見解。法律の解釈を調整しない限り、どこまで行っても裏交渉でしかない。請求権協定第3条でうたう仲裁委員会を設置するか、ICJ(国際司法裁判所)に提訴したらいいと思いますが、日本政府はそれを避けています。

 ――当初はICJ提訴が浮上していました。

 最近はあまり言わなくなりましたよね。元徴用工問題は日韓基本条約の締結協議で具体的に議論されたので日本側が勝つ余地が大きいですが、大法院は植民地支配を違法としているので請求権協定全体の解釈を問う展開も想定される。となると、慰安婦問題なども入ってくるでしょう。国際社会での旗色は決して良くないので日本側は勝負したくないのかもしれません。もちろん、韓国側もイチかバチかの勝負には出にくい。

歴史の当事者しか植民地問題を解決できない

 ――関係改善の糸口をつかめません。

 韓国政府が請求権協定の解釈を92年に変更してから日韓関係は度々こじれていますが、これまでとの明らかな違いは両国の政府よりも世論がこのままでいいと思っていること。世論調査で安倍政権の対韓姿勢について聞くと、政権不支持層でも過半数が評価する。文在寅政権の対日姿勢を「あれは左派だから」という人がいますが、右派が日本に融和的とも言えない。韓国の世論調査で文在寅政権の対日外交について尋ねると、「強硬」「よくやっている」「弱腰」がおよそ3分の1ずつ。政権支持者は「よくやっている」を選び、残りは右派で、その半数が政府は「弱腰」に過ぎると見ている。革新から保守に政権交代しても対日融和に傾くとは考えにくい。

 ――先が見えません。

 非常に新しく、非常に深刻な状況です。日韓は互いに言いたい放題で、何を議論しているか分からなくなっている。植民地問題が火を噴き続けているのは、日本人が謝らないからでも、韓国人が執念深いからでもない。韓国独立の瞬間に植民地支配の清算をきちんとできなかったからです。先の大戦で日本が敗れ、朝鮮半島は米ソの占領下に入り、南北に分離独立した。そして、日本と韓国は植民地支配に関わる問題を曖昧にしたまま今に至っている。その時代を生きた当事者は真剣に植民地問題の解決を目指しますが、当時を知らない世代は、好き勝手に言いがち。今の日韓関係がまさにそう。だから僕はICJに諮ればいいと思う。議論が整理されるし、少なくとも今よりは世論も静かになる。判決まで至らなくていいんです。負けそうになった方が下りますから。裁判は使いよう、ですよ。

(聞き手=坂本千晶/日刊ゲンダイ)

▽きむら・かん 1966年、大阪府生まれ。京大大学院法学研究科修士課程修了、博士(法学)。愛媛大法文学部助手や講師などを経て現職。「朝鮮/韓国ナショナリズムと『小国』意識」「韓国における『権威主義的』体制の成立」「日韓歴史認識問題とは何か」など著書多数。










http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/108.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「平成」がサボった宿題のツケ/政界地獄耳(日刊スポーツ)
「平成」がサボった宿題のツケ/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201912090000135.html
2019年12月9日10時6分 日刊スポーツ


★元農水相・斎藤健が支援者や知己の関係者に「三十年〜大和民族の遺伝子〜」という小冊子を配布している。斎藤は東大を卒業後通産省に入省。ハーバード大学ケネディスクール行政大学院に留学後、通商政策局米州課で日米間の自動車交渉を担当。大臣官房秘書課人事企画官を経て、1999年に通産相・深谷隆司の秘書官に就任。04年には埼玉県知事・上田清司に副知事として迎えられた。初当選は09年。03年には筑摩書房から「転落の歴史に何をみるか−奉天会戦からノモンハン事件へ」を上梓(じょうし)している。

★「三十年」は平成の30年間ととらえることができるが、一方、歴史の中の30年などほんの一時期でもある。平成は明治、大正、昭和に比べ比較的平穏な時代、それは宿題をやらなかった夏休みではなかったかと斎藤は指摘する。「日露戦争を率いた日本の司令官、総司令官クラスは武士の末裔の最後の戦争。武士とは単なる戦う人ではなく経済政策も、財政も外交も農政も産業政策も担当するジェネラリストの統治者」。

★そして同時期「明治維新以来手塩にかけて育ててきた近代軍事官僚がスペシャリストの参謀の位置まで育ってきた」。ところが組織になると「柔軟性が薄れ、抜擢もなくなり、和を重んじ争いを避ける日本人のDNAが大胆な政策を妨げかねない」と斎藤は指摘する。「何が物事の本質か、それを常に追求する個人、そしてそれを許容する組織風土、それを維持することに尽きる。あとは応用問題だ」という「失敗の本質」の著者・一橋大名誉教授・野中郁次郎の教訓を引き合いに日本社会の三十年の変質の分析が急務であり、乗り越える改革が必要と訴える。まだ間に合う、まだ何とかなると宿題をサボったツケを日本人はどう払っていくのか。令和元年が終わろうとしている今、これからを担う政治家の覚悟と力量が問われる。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/109.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 内閣支持率大幅減50%割れ 不支持と拮抗で逆転の可能性も(日刊ゲンダイ)
   


内閣支持率大幅減50%割れ 不支持と拮抗で逆転の可能性も
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265934
2019/12/09 日刊ゲンダイ


いきなり10分前に知らせ、若い記者団を前に「桜を見る会」について説明した安倍首相(C)共同通信社

 安倍内閣の支持率が大幅に下落する一方、不支持率が急上昇。支持・不支持が拮抗していることが、JNNが7、8両日行った世論調査で明らかになった。

 それによると、「安倍内閣を支持できる」という人は前月比5・2ポイント減り、49・1%と5割を割り込んだ。一方、「支持できない」は5・3ポイント増え、47・7%となり、支持・不支持がほぼ拮抗した。支持率は現在の調査方法を導入した去年10月以降、最低で、5割を割り込んだのも初めてという。

 ほかの各種世論調査でも同様の傾向が見られ、支持・不支持が逆転する可能性も出てきた。

 首相主催の「桜を見る会」に安倍首相の地元支援者らが数多く招かれていたことについては「問題だと思う」が67%で、「思わない」の25%を上回った。安倍首相による一連の説明も「納得していない」が72%に上り、「納得している」は15%だった。

 次の自民党総裁にふさわしい人物について聞いたところ、石破元幹事長が24%と、3カ月連続でトップに立ち、2位の小泉環境大臣の19%を大きく引き離している。前回2位の安倍首相は12%で、3位に転落。“安倍1強時代”の終焉だ。



JNN世論調査、安倍内閣支持率 5割を下回る
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20191209-00000009-jnn-pol
12/9(月) 5:57配信 TBS


動画→https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3851010.html

 最新のJNNの世論調査で、安倍内閣の支持率が前の月と比べて5.2ポイント下落し、49.1%と5割を割り込んだことがわかりました。



 安倍内閣を支持できるという人は先月の調査結果より5.2ポイント減って、49.1%でした。一方、支持できないという人は5.3ポイント増加し、47.7%でした。これは、現在の調査方法を導入した去年10月以降、最低の支持率で、5割を割り込んだのも初めてです。





 総理主催の「桜を見る会」に安倍総理の地元の支援者らが数多く招かれていたことについて聞いたところ、「問題だと思う」が67%で、「思わない」の25%を上回りました。また、安倍総理による一連の説明についても「納得していない」が72%に上り、「納得している」の15%を大きく上回りました。



 「桜を見る会」は来年の開催を中止することが決まっていますが、このまま「廃止すべき」が58%、「続けるべき」は23%でした。



 次の自民党総裁にふさわしい人物について聞いたところ、石破元幹事長が24%と、3か月連続でトップに立ちました。小泉環境大臣が19%で続き、前回2位の安倍総理は12%で、3位へと転落しています。





 日韓関係について聞きました。日韓が軍事機密を共有するための仕組み=GSOMIAの失効が回避されたことについては、「支持する」が40%、「支持しない」が35%でした。一方、両国の関係改善に向けた今後の対応について聞いたところ、日本が「譲歩するくらいなら関係改善を急ぐ必要はない」が67%と、「関係改善のためには譲歩もやむをえない」の18%を上回りました。



 緊迫する中東情勢をめぐって、政府はホルムズ海峡の周辺に海上自衛隊の艦船などを独自に派遣する方針を固めていますが、派遣に「賛成」が37%、「反対」は43%でした。(09日01:41)


















http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/110.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「桜」でくっきり国粋主義闇人脈<本澤二郎の「日本の風景」(3519)<政府功労者名簿を急ぎ破棄した理由が見えてきた>
「桜」でくっきり国粋主義闇人脈<本澤二郎の「日本の風景」(3519)
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12554902947.html
2019-12-09 14:21:55 honji-789のブログ


<政府功労者名簿を急ぎ破棄した理由が見えてきた>

 凡人は気づくのが遅い。善人にも同じことが言える。一時期、平成の妖怪に期待した時があった。平和軍縮派の戦闘的リベラリストの宇都宮徳馬さんも、首相になる前は好意的で、多少の支援をしていたらしい。悪人ほど自分を隠して、陰で舌をぺろり。

 「桜を見る会」の政府功労者名簿は、公文書であるのに、話題になるや即座に破棄された。なぜか、なぜかと問いかけてゆくと、冬晴れの真っ青な空が、その原因を教えてくれた。ほかにもいるはずだ。「今更になって」などとしたり顔の極右と極左の人間がいるかもしれないが、国家主義が高じて国粋主義に発展すると、闇の人脈は恐ろしく怖くて手が出せなくなるらしい。

 おそろしい闇人脈が露見する前に、慌てて処分をした、と説明して逃亡しようとしている。当たらずとも遠からず、というよりも図星なのだ。

<人間の屑・街のダニ・入れ墨やくざ=官邸の私兵>

 本来であれば、官邸御用聞き記者のNHK岩田やTBS山口強姦魔が紹介する役割を担っている。国民の思いであるが、ここの山口は、ジャパンライフと関係がないのかどうか。

 岩田はどうなのか。

 安倍の言う「政府功労者」には、街のダニである入れ墨やくざが相当数、代表として招待されていたのではないか。まさか山口組は、大騒動で桜を見る余裕がなかったのかどうか。これも確認する価値がある。

 山口県の安倍邸には、火炎瓶が投げつけられるという大事件が起きている。時々ネットで炎上している。選挙に絡んだやくざ関連事件である。

 要するに、覚せい剤を使う強姦魔で知られる入れ墨やくざを、官邸が私兵として、事実上の雇用関係にあるのではないか、という分析である。

 元文科事務次官の前川喜平氏の件を思い出して欲しい。庶民が落ち着ける店で一杯という場所を特定した官邸の情報力は、やくざと警察が一体化している証拠である。安倍配下の読売が大々的に報じた。

<レイプ文化の日本は最大の恥部>

 これで日本の姿かたちが見えてくるだろう。

 「木更津レイプ殺人事件」の取材の過程で「日本レイプ文化」を学ばされるのだが、間違いなく強姦を業として生存している入れ墨やくざは、ゴマンいるといわれる。魅力的な被害女性はその数倍いる。

 やくざが跋扈する日本である。警察の公表は信じてはいけないだろう。最近の事件から、インドの強姦事件もすごいが、かの国では人々が立ち上げる、声を上げている。

 日本では、TBSの山口強姦魔の伊藤詩織さんが、声を上げたくらいではないか。ところが、やくざの嫌がらせで、本人は日本に居られない。やくざから警察は守ってくれない。群馬県にもいることが分かったので、のちに紹介しよう。

 山口強姦魔の手口は、この方面に詳しい友人によると、手口がやくざに似ているという。強姦魔はやくざだけではない。ほかにもいる。警察や教師、役人、弁護士、学者、文化人など至る所にいる。国会議員にもいっぱいいると見られているから、もうお話にならない。

 やくざを私兵として雇っているかのような、レイプ文化の社会では、刑法の罪が極めて軽すぎる。発覚しても身内同士でお茶を濁してしまう社会だ。

 「木更津レイプ殺人事件」を取材するまでの筆者の、性犯罪に対する認識は極めて低かった。それはネット社会も同様である。

<警察も検察も判事も安倍擁護の私兵>

 入れ墨やくざを動員するという卑怯な手口は、それが非合法な手段で強行されるため、おそろしく残酷である。時には殺人もするだろう。

 テレビ映画で見るドラマ顔負けのことが起きているのかもしれない。入れ墨やくざの顔がわかったかもしれない「桜」招待者名簿ゆえに高価なものだったと推認したい。

 かくして警察・検察・判事なども、国粋主義政権の下では、私兵の役割を持たされるのであろう。

 典型がTBS山口強姦魔を救済した、当時の警視庁刑事部長は、破格の出世をした。ほかにもモリカケ事件で出世した役人はかなり見受けられる。

 安倍の身の安全は、警視庁派遣のSPである。民主主義の国では、役人は全体・国民に奉仕する者でなければならない。この7年間、この機能が破壊されたままなのだ。

 悪い憲法違反の戦争三法を強行した以外は、内外政に成果ゼロどころかマイナスであるにもかかわらず、政権は存続している。

<A級戦犯の岸信介=右翼暴力団のドン・児玉誉士夫>

 国民を代表して、国民のための内外政をして、国民の生活を安定させる責任のある政府が、10%消費税を強行して、国民生活を低下させ、消費を落ち込ませている。

 ただ、ひたすら国民の年金基金と、刷ったばかりの新札で、日本銀行も財閥の株を買って、株式の維持安定にのみこだわる1%内閣は、問題があれば私兵を駆使して、人々を操っている?違うだろうか。

 これはA級戦犯の岸信介内閣の手口である。入れ墨やくざを統括する児玉誉士夫と連携して、日本支配を強行した。60年安保騒動では、のちに自民党幹事長になった加藤紘一氏や、同党総務会長の池田行彦氏らは、児玉が動員したやくざとぶつかっている。池田の友人の樺美智子さんは亡くなった。

 当時の東大生はまともだった。

2019年12月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)





http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/111.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「安倍改憲スケジュール断念」という当面の勝利。(澤藤統一郎の憲法日記)
「安倍改憲スケジュール断念」という当面の勝利。
http://article9.jp/wordpress/?p=13908
2019年12月7日 澤藤統一郎の憲法日記


今朝(12月7日)の毎日朝刊が、大きく報道している。「改憲『20年施行』断念」「首相、任期中こだわらず」

 安倍晋三首相は憲法改正を巡り、自らが目指した「2020年改正憲法施行」を断念した。相次ぐ閣僚の辞任や首相主催の「桜を見る会」の問題で野党の反発が高まり、改憲の手続きを定める国民投票法改正案の成立が見送られ、20年施行が困難となったためだ。首相は自民党総裁任期が満了する21年9月までに国民投票実施を目指す目標に事実上修正する方針。任期中の施行にこだわらない姿勢を示し、野党の協力を得たい考えだ。複数の与党関係者が明らかにした。

 ニュースソースの「複数の与党関係者」が誰かは不明だが、毎日がこう書くのだから間違いはなかろう。また、毎日がこう書けばこのような流れになるだろう。2017年の5月3日に始まった「安倍改憲」の妄動は、とりあえず押さえ込んだ。ひとまずは、「バンザイ」と小さく叫ぼう。

今臨時国会の会期は12月9日(月)に会期末を迎える。野党は結束して、「桜疑惑」追求をテーマに40日間の会期延長を求めているが、与党は応じようとしていない。予定どおりに9日閉会となれば、またまた、改憲手続きは1ミリも進むことなく、次の会期に持ちこされることになる。

今国会では、参院憲法審査会での実質審議はなかった。衆院憲法審査会では、衆欧州各国調査議員団の報告を踏まえてのフリートーキングは3回開かれたものの、自民党改憲案の提示も、国民投票法の改正案審議もまったくできなかった。来年(20年)の通常国会での改憲策動に警戒は必要だが、安倍改憲策動に勢いはない。

2年前の5月3日、安倍晋三は日本会議幹部の口移しに、9条1項と2項に手をつけることなく、自衛隊を憲法に書き込む「安倍9条改憲」を打ち出した。彼なりに、「改憲実現のために大きく譲歩した現実性ある改憲案」のつもりであったろう。しかし、それでも国民から「改憲ノー」を突きつけてられたのだ。

安倍がぶち上げたのが、「2020年施行」である。「東京五輪・パラリンピックが開催される2020年を日本が新しく生まれ変わるきっかけにすべきだ」というわけだ。五輪と改憲、どう関わるのかさっぱり分からぬが、「東京五輪・パラリンピック」がダシに使われ、結局は思惑外れとなった。

安倍晋三はようやく、自らの改憲提案実行の不可能なことを認めて、「20年施行断念」「首相、任期中こだわらず」となったわけだ。もちろん、彼は「改憲断念」とは言えない。言えば、彼を支えている右派・右翼から見離される。

毎日はこうも報道している。

 首相はスケジュールを見直し、時間をかけて野党の協力を得る方針に転換した。自民党幹部は「首相は改正憲法の施行までいかなくても、改憲の道筋を付けたいと考えている」と述べた。

 何げない書きぶりの記事だが、安倍晋三の改憲への執念が伝わってくる。国民が望んで憲法改正の論議が始まっているのではない。国民の改憲を求める声は極めて小さいのだが、首相だけが突出し、焦って改憲策動に必死なのだ。もとより、改憲は、首相の仕事ではない。首相は、主権者である国民から与えられた命令である憲法を、尊重し擁護すべき立場ではないか。気に入らない憲法は遵守せずに改憲するのだ、というのだから、まことに困ったアベ晋三なのである。

モリ・カケに続いての桜疑惑。そして閣僚辞任、入試問題、FTAに給特法である。改憲提案など、やれる状況であるはずもない。

さて、ここまでは、改憲阻止勢力の優勢で水入りである。改めて、仕切り直して、通常国会での取り直しの一番が始まる。先行きに安易な楽観は許されないが、見通しけっして暗くはない。ほのかに桜色さえ、見えるではないか。

(2019年12月7日)



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/112.html

記事 [政治・選挙・NHK268] <NHK世論調査>「桜を見る会」総理の説明、納得できない71% 「廃止すべき」が53% 内閣支持45%(−2) 




内閣支持45% 不支持37% NHK世論調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191209/k10012207961000.html
2019年12月9日 19時02分 NHK


動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191209/k10012207961000.html



NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より2ポイント下がって45%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は2ポイント上がって37%でした。

NHKは今月6日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。

調査の対象となったのは2150人で58%にあたる1238人から回答を得ました。

安倍内閣 支持する45% 支持しない37%



それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月の調査より2ポイント下がって45%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は2ポイント上がって37%でした。



支持する理由では、
▽「他の内閣より良さそうだから」が49%、
▽「支持する政党の内閣だから」が17%などとなりました。



支持しない理由では、
▽「人柄が信頼できないから」が47%、
▽「政策に期待が持てないから」が26%などとなっています。

中東地域に海上自衛隊を派遣 賛成40% 反対39%



中東地域での日本に関連する船舶の安全確保に向けて、情報収集態勢を強化するため、政府が海上自衛隊を派遣することを閣議決定する方向で調整を進めていることについて賛否を尋ねたところ、「賛成」が40%、「反対」が39%でした。

日韓関係改善 向かう16% 向かうと思わない62%



日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAを韓国側が維持することを決定したことをきっかけに、日韓関係が改善に向かうと思うか聞いたところ、「改善に向かうと思う」が16%、「改善に向かうとは思わない」が62%でした。



日本と韓国の関係改善に向けて、どちらの国が歩み寄るべきだと思うか尋ねたところ、「日本」が5%、「韓国」が28%、「日韓両国」が49%、「関係改善をする必要は無い」が11%でした。

桜を見る会



総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐる問題で、安倍総理大臣のこれまでの説明に納得できるか尋ねたところ、「大いに納得できる」が2%、「ある程度納得できる」が15%、「あまり納得できない」が30%、「まったく納得できない」が41%でした。



政府は「桜を見る会」について、来年は中止し、招待基準を明確にしたり、人数などを見直したりするとしています。

こうした見直しのあと、「桜を見る会」を再開してもよいと思うか聞いたところ、「再開してもよい」が33%、「廃止すべき」が53%でした。

国語と数学 記述式の問題 実施すべき17% 中止すべき59%



再来年から始まる大学入学共通テストの国語と数学に導入が予定されている記述式の問題について、予定どおり実施すべきか尋ねたところ、「予定どおり実施すべき」が17%、「中止すべき」が59%でした。



各政党の支持率 NHK世論調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191209/k10012207981000.html
2019年12月9日 19時36分 NHK



NHKの世論調査によりますと、各党の支持率は、
▽「自民党」が36.1%、
▽「立憲民主党」が5.5%、
▽「国民民主党」が0.9%、
▽「公明党」が2.7%、
▽「日本維新の会」が1.6%、
▽「共産党」が3.0%、
▽「社民党」が0.7%、
▽「れいわ新選組」が0.6%、
▽「NHKから国民を守る党」が0.1%、
▽「特に支持している政党はない」が41.4%でした。




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/113.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 枝野氏、一転融和へ 「君子は変わる」旧敵の剛腕も一目<フロントライン・朝日新聞>


枝野氏、一転融和へ 「君子は変わる」旧敵の剛腕も一目
https://digital.asahi.com/articles/ASMD45HNKMD4UTFK011.html
2019年12月9日18時30分 フロントライン 朝日新聞

 立憲民主党の枝野幸男代表が、待ちの姿勢を改め、野党結集の旗を振り始めた。その先に、巨大与党に対抗する道は開けるのか。

 臨時国会の閉会が迫る6日午後、国会内。枝野氏は、国民民主党の玉木雄一郎代表、社民党の又市征治党首、無所属の野田佳彦前首相ら統一会派を組む勢力のトップに呼びかけた。


会談に臨む(右から)野田佳彦前首相、国民民主党の玉木雄一郎代表、立憲民主党の枝野幸男代表、社民党の又市征治党首=2019年12月6日午後3時33分、国会内、岩下毅撮影

 「より強力に安倍政権と対峙(たいじ)し、次の総選挙で政権を奪取してまっとうな政治を取り戻す。立憲民主党とともに戦っていただきたい」。慎重に言葉を選びながら、事実上の政党合流を求めた。

 少し前まで、「政策の合う人はひとりずつ来ればいい」と、分裂を誘うかのようなもの言いを繰り返していた枝野氏だが、会談では他党への配慮を強くにじませた。要請を受けたひとりは「枝野さんは色々気を使っている」と評価した。

 2017年秋、希望の党を立ち上げた小池百合子・東京都知事に「排除」された枝野氏を中心に結成された立憲。直後の衆院選で野党第1党に押し上げられた民意を重んじ、枝野氏は「永田町の数合わせにはくみしない」と宣言。選挙を経ない政党再編から、明確に距離を置いてきた。


衆院本会議で、安倍内閣不信任決議案の趣旨弁明をする立憲民主党の枝野幸男代表(手前)。演説時間は2時間43分に及んだ。後方は安倍晋三首相=2018年7月20日午後1時13分、岩下毅撮影

 その枝野氏が今回、旧民主党勢力などの結集に軸足を移した。

 水面下では、かつて反目したベテランともひそかに接触していた。

 10月30日夜、枝野氏は福山哲郎幹事長を伴い、東京都内の高級ホテルにある日本料理店を訪れた。向き合ったのは、国民の小沢一郎衆院議員。臨時国会での統一会派の実現を祝したいと、枝野氏側が企画した。旧民主党時代、「数の力」を重視した小沢氏と、党の理念的な支柱を担った枝野氏とは、水と油とも言える間柄だった。

 約2時間に及んだ宴の話題は、立憲と国民との合流論にも及んだ。「懐深く、胸襟を開いた対応をお願いしたい」。小沢氏は枝野氏にそう伝えた。早期の野党合流を主張する小沢氏は、国民内の異論に配慮する丁寧な対応を求めた。

 その言葉を静かに聞いた枝野氏は、会合後、周辺に「私と小沢さんが食事をするというのは、相当なことだ」と漏らした。一方の小沢氏は「君子は変わる。枝野君を見直した」。ほかの野党から「上から目線」とも評されてきた枝野氏は、融和を強く意識するようになっていた。


結党の記者会見後、「立憲民主党」と書かれたプレートを掲げる枝野幸男氏=2017年10月2日午後6時13分、東京都千代田区、葛谷晋吾撮影

知事選で共闘深める

 枝野氏の変化の背景には、夏の参院選で直面した立憲の党勢の衰えがあった。比例区の得票を2年前の衆院選より300万票以上減らし、獲得議席も想定を下回った。衆院議員の任期が折り返しに差し掛かり、次の解散・総選挙に備えるためにも、何らかの手を打つ必要に迫られた。

 まず動いたのが、秋の臨時国会での野党統一会派の結成だった。不祥事や疑念が後を絶たない政権に対し、行政監視能力を強化して野党の存在感を高める狙いがあった。一方、国会外では、夏以降にあった埼玉、岩手、高知の各県知事選などで野党の統一候補を立て、選挙での共闘を深化させていた。合流を呼びかける環境は、少しずつ整っていった。

 11月16日、枝野氏はテレビ番組の収録で、野党統一会派について語った。

 「一つの会派で役割分担すると、より機動的、効果的に力を発揮できる。『桜を見る会』だけじゃなく、民間英語試験、記述問題もおかしいと、統一会派のチームでガリガリやる」

 この時、臨時国会が始まって1カ月余りの間で、公職選挙法をめぐる疑惑などで2閣僚が辞任していた。安倍晋三首相の側近である萩生田光一・文部科学相の「身の丈」発言を機に、大学入学共通テストの英語民間試験が抱えていた問題に注目が集まり、土壇場での延期も決定。税金で催される「桜を見る会」で、首相の公私混同問題なども明るみに出た。

 その首相は11月19日、通算の在職期間が歴代最長に並んだ。だが「桜を見る会」の疑念への批判はやまず、この日も記者団から「説明責任を果たしたと考えるか」などと問われていた。問題を長期政権のおごりやゆるみの表れとみていた枝野氏はこの日、国会内を歩きながらつぶやいた。「記者らの追及は必然だ」

世論の期待、高いといえず

 ただ、野党が国会で攻勢を強めても、与野党の勢力図が直ちに変わるわけではなかった。統一会派に参加するすべての議員がひとつの党になったとしても180人規模にとどまり、約400人の自民党の半数にも達しない。野党に対する世論の期待も高いとは言えない。11月中旬の朝日新聞の世論調査では立憲の支持率は7%と、自民党の5分の1程度だ。

 「他党との合流で立憲を立ち上げた意味や理念が失われてはならない」。枝野氏は党内で、たびたびそうした懸念を伝えてきた。


隠岐諸島を訪問した枝野代表は、島でとれた海産物の輸送方法や冷凍技術などを視察した=2019年11月23日午後1時47分、島根県西ノ島町、井上昇撮影

 11月下旬の週末、枝野氏は島根半島の約60キロ沖合に浮かぶ隠岐諸島を、飛行機とフェリーを乗り継ぎ2日かけて回った。島の水産加工会社では、魚を生きたまま輸送するビニールのパッケージを手にし、「すごい技術だ」と感嘆の声を上げた。

 離島や過疎地の訪問は、結党時から力を入れてきたこだわりだ。島々を回り終えた枝野氏は、「人口減少や後継者不足などの問題が集約する地域の視察は、日本全体にとっての示唆を与えてくれる」と語り、こう続けた。

 「結党以来申し上げているボトムアップ型の政治、地域が持ち味を生かせる政治と行政の構造を作ることが、やはり一番大事だ」

枝野氏は再び立てるのか?

 政治とは時間の関数である――。枝野氏が講演などでしばしば用いる言葉だ。時に応じて政治は変わらなければならない、との意味を込めている。裏を返せば、変化するタイミングを作り出すのもまた、自らである。

 枝野氏は、来年1月の通常国会前までの政党合流をめざしている。この秋の臨時国会で、政権与党は野党が求めた首相が出席する予算委員会の開会を避け続けた。予算案を通すために審議に応じざるを得ない通常国会で、さらに行政監視を強めて巨大与党に対抗したい考えだ。

 国民民主党の参院内には、合流に根強い反対意見がある。肝心の政策で一致できるかどうかなど課題は多い。それでも枝野氏が野党勢力の結集に動いたのは、世論の後押しがあると見るからだ。

 「枝野立て」。2年前の秋、立憲を立ち上げた時に感じた期待を、30年近く続ける朝の街頭演説でいま再び感じているという。

 枝野氏は最近、こう語り自信を見せた。「空気が確実に変わった」(井上昇、寺本大蔵)



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/114.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 民主政権を「悪夢」と言ったが、安倍自身が「最悪夢」だ。(かっちの言い分)
民主政権を「悪夢」と言ったが、安倍自身が「最悪夢」だ。
https://31634308.at.webry.info/201912/article_7.html

東京地検が自民の秋元衆議院の関係会社を捜索したと報道された。この報道は毎日新聞だけのようだ。普通、衆議院議員が地検に捜査されたら大きくマスコミが取り扱うがその関心度は全く低い。

東京地検は捜査する議員が違うのではないか?もっと巨悪がいるだろうに。そちらの方は全く捜査の「そ」の字もない。雑魚を捜査して巨悪は自由に泳がす。これで仕事をしていますと言われも国民は許さない。この報道は新聞社がスクープした訳ではない。検察がマスコミにリークした情報である。秋元議員は二階派である。二階派なら安倍首相に怒られないとでも思ったのか?

秋元司衆院議員の関係会社を捜索 元政策秘書が設立 不透明な資金移動か 東京地検
https://mainichi.jp/articles/20191209/k00/00m/040/085000c
毎日新聞2019年12月9日
 国土交通省などで副大臣を務めた自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=が関係する東京都内の企業に対し、東京地検特捜部が家宅捜索を行っていたことが、関係者への取材で判明した。関係者によると、同社には、架空の契約に基づいて現金が流れていたなどの疑いがあるとされ、特捜部が本格捜査を検討しているとみられる。

菅長官が「桜を見る会、残念ながら国民に理解されていない」と述べた。この長官言うに事欠いて、自分が嘘を言っていることに対して理解されないのは当たり前である。自分で書類を裁断させておきながら「サーバーに残っているデータは公文書ではない」などはもうバカというしかない。公文書が事故、故意でも消えないようにサーバーに2、3重に保護されているのが公文書である。理解されないのは当たり前である。

今この国の統治がおかしくなっている。全ての議員、官僚が安倍首相を恐れて、事実も曲げて安倍首相を守ろうとしている。玉が取られたらアウトの将棋ではないのだから、不正をした首相など守る必要はない。首相の嘘を守ろうとするから、嘘に嘘を重ねることになる。国民の公僕が安倍の家臣になって切腹するようなものだ。政治を正常に戻すためには次期選挙で鉄槌を入れるしかない。民主が「悪夢」ではなく、安倍自身が「最悪夢」のだから。

菅長官「桜を見る会、残念ながら国民に理解されてない」
https://www.asahi.com/articles/ASMD93JT2MD9UTFK005.html
 菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」について、2021年度予算の概算要求をとりまとめる来年夏までに、招待者の基準や予算など会のあり方を見直す考えを示した。また、批判が収まらない現状には「残念ながら、(説明が)国民に理解されていない」とぼやきも漏らした。

http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/115.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 中村哲氏の死を悼む。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/12/blog-post_23.html
12月 09, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<アフガニスタン東部ジャララバード近郊で殺害されたNGO「ペシャワール会」(福岡市)現地代表、中村哲医師(73)の遺体が8日夕、妻尚子さん(66)、長女秋子さん(39)らとともに民間機で成田空港に到着した。

 駐機場に到着した民間機から白い布に覆われたひつぎが降ろされると、空港の地上係員が黙礼。空港貴賓室前に移されたひつぎには、尚子さん、秋子さんのほか、鈴木馨祐外務副大臣ら外務省関係者が白い花束を手向けて、1分間黙とうをささげた。

 遺体は9日午前、遺族らとともに自宅のある福岡へ向かう予定>(以上「時事通信」より引用)


 中村哲医師(73)の遺体が8日夕、妻尚子さん(66)、長女秋子さん(39)らとともに民間機で成田空港に到着した。他国民の永続的な支援のために白衣を脱ぎ棄てて、不毛の砂漠に水路を広げて60万人もの人たちが飢えから解放され、農業などの自活の道が与えられた。

 中村氏の業績はそれにとどまらない。60万人もの人たちが飢えから解放されれば、その倍する子供たちが劣悪な撫育環境から解放される。乳幼児死亡率が下がるのは言うまでもない。

 現地住民が自活できる道を開くこと事が真の援助だ。もちろん政府が資金を投じて社会インフラ整備することも援助の一形態として否定はしない。しかし、それは現地人の自活の道を直接開くことではない。

 さらに、政府援助にコバンザメのようにくっ付いて社会インフラ事業を食い物にする日本企業がいることも事実だ。それでは援助で建設した社会インフラを現地人が維持・管理する技術が根付かない。そして援助で穀物などの物資を貸与したのでは、被援助国の農業が育つ芽をかえって摘むことになりかねない。

 中村医師は極めて合理的な「援助」を行ってきた。それも三十年もの長い人生を懸けて。彼こそ「園遊会」や「桜を見る会」に招待されるべきだった。彼にこそ政府は援助の手を差し伸べるべきだった。

 彼にこそ、日本国民は支援の輪を広げるべきだった。世界の各地に第二第三の中村哲氏はいて、無名のまま支援活動に従事している。その彼らにこそ、日本のマスメディアは支援の光を当てるべきではないか。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/116.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 閣僚が辞任しても「桜を見る会」で政権の隠ぺい体質がもろ出でも、支持率に影響がないとは(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/12/post-932fcc.html
2019.12.09


本当に信じられない事ばかりだ。

直近では閣僚2人が辞任しても説明責任を果たさず逃げ回っていたリ、「桜を見る会」がいかに安倍首相とその嫁、そしてお友達へのの税金私物化が明らかになっても、支持率を調査したらまだ50%近くある不思議。

え?2人に1人が安倍政権を支持しているって事?

JNN世論調査、安倍内閣支持率 5割を下回る
          12/9(月) 5:57配信 TBS News i

>最新のJNNの世論調査で、安倍内閣の支持率が前の月と比べて5.2ポイント下落し、49.1%と5割を割り込んだことがわかりました。

>安倍内閣を支持できるという人は先月の調査結果より5.2ポイント減って、49.1%でした。一方、支持できないという人は5.3ポイント増加し、47.7%でした。これは、現在の調査方法を導入した去年10月以降、最低の支持率で、5割を割り込んだのも初めてです。




何人を対象にして調査したのか知らないが、最低の支持率でも49,1%もあり、5割を割り込んだことが初めての事のようだが、どこの世界の話なんだろうと不思議で仕方がない。

閣僚が辞任して当の本人が後で説明をすると言いながら、一度も説明をすることなく国会も休み放題。

本人は、後で説明をすると言い、安倍政権の閣僚のお家芸だが、一度として説明をしたことがない。

その場しのぎの嘘を平然と吐く自民党議員

そして去年はモリカケ問題、今年は「桜を見る会」で安倍首相夫婦のお友達優遇、税金私物化が今まで以上に明らかになり、「桜を見る会」の名簿は去年のモリカケ問題同様、破棄して、復元できないと言ったり、安倍政権の公文書をないがしろにする体質が透けて見えた。

この政権は、公文書まで私物化していた。

そして、官僚はのらりくらり慇懃無礼な態度を取って、野党の質問にまともに答えることなく、暖簾に腕押し状態だった。

官僚は、全体の奉仕者ではなく安倍政権の奉仕者に成り下がってしまい、安倍政権に媚びる事しかしない。

もうこの国は理屈や正論が全然通じず、詭弁・屁理屈の、反社組織に乗っ取られたも同然の無法地帯になってしまったのに、それでも約半数がこの政権を支持しているって?

支持率調査に協力した人の頭大丈夫か?

きちんと安倍政権の今までの行状を見て来たのか。。。

それでもまだ支持しているのだろうか。

こりゃあ、野党は大変だわ。。


「自民党しか政権を担えない」の魔法にかかってしまっている人が半数もいるのだから。

最低の支持率で5割割り込んだのも初めてなのに、未だ50%近くの支持率。

私はまったく信じられない。

違う世界の話に見えてくるのだが。。。。


救いは、自民党総裁にふさわしい人物が石破に変わり、安倍が3位に転落したことだ。

石破も憲法について怖いところがあるが、この際、スッカラカン進次郎と嘘吐き安倍が落ちれば良しとしなければ。。。。





http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/117.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 恐ろしい自爆営業。元国税が明かす、かんぽより酷い税務署の実態  大村大次郎(まぐまぐニュース) :経済板リンク
恐ろしい自爆営業。元国税が明かす、かんぽより酷い税務署の実態  大村大次郎(まぐまぐニュース)

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/786.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/118.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍政治と闘う気魄のない立憲民主と国民民主(植草一秀の『知られざる真実』) 
安倍政治と闘う気魄のない立憲民主と国民民主
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-4f66a8.html
2019年12月 9日 植草一秀の『知られざる真実』


臨時国会が閉幕する。

この臨時国会の最重要議案は日米FTA承認案だった。

2016年末に大論議を呼んだTPP12(米国を含む12か国によるTPP協定)の本丸が今回の日米FTA協定案である。

TPP12では日本が農産品などの関税を大幅に引き下げることが中心議題とされた。

また、TPPの最大の特徴は、単なる物品貿易の関税率を引き下げるだけでなく、一国の諸制度、諸規制改変がもたらされることにあった。

とりわけ、国民生活と関わりが深い保険医療制度、食の安全、公共調達、郵政事業などに重大な影響が生じる可能性が高く、大きな論議を呼んだ。

もちろん、根源的には私たちの生存に関わる食料の問題が重大だ。

食料自給は経済的安全保障の根幹に位置付けられる。

「食料自給は国家安全保障の問題であり、それが常に保証されているアメリカは有り難い」

「食料自給できない国を想像できるか、それは国際的圧力と危険にさらされている国だ」

これは、米国のブッシュ大統領が国内の農業関係者向けの演説で、しばしば用いたフレーズである。

(東京大学鈴木宣弘教授「食料安全保障の確立に向けて」
https://bit.ly/348clYd

より引用)

どの国も国民の生存と健康維持のために農業を手厚く保護している。

このことを度外視して国内農業を衰退させることは国民に対する背信行為である。

TPP12は日本の農林水産業を破滅に追い込むだけでなく、国民皆保険制度の根幹を破壊し、食の安全・安心を崩壊させる結果をもたらすから、TPP12を日本が受け入れるべきでないとの主張が広範に展開された。

自民党も2012年12月総選挙に際しては、

「ウソつかない!TPP断固反対!ブレない!」

と大書きしたポスターを貼りめぐらせて選挙戦を戦った。

その際、6項目の公約を明示した。

農産品重要五品目の関税を守ることも明示された。

食の安全・安心を守り、国民皆保険制度を維持することも公約として明記された。

また、国家主権を侵害するISD条項については「合意しない」ことが明記された。

ところが、これらの懸念事項がまったく解消されないどころか、懸念がそのまま現実化するTPP12協定案がまとめられ、安倍内閣が署名してしまった。

しかし、国会でこれを承認するべきでないとの主張が大きく展開されたのだ。

だが、安倍内閣は批准を強行した。

これがTPP12だった。

米国を含むTPPで、米国が離脱すると発効できない条項が盛り込まれていた。

米国が離脱する可能性は高く、批准を急ぐ必要はないとの主張も強く存在したが、安倍首相はTPP12の合意を完全に確定するために批准を急ぐのだとして批准を強行した。

実際、日本の批准直後に米国はTPPから離脱した。

これでTPPは臨終を迎えたはずだったが、あろうことに、安倍内閣はTPP協定合意文書改変の先頭に立った。

そして、米国抜きのTPP11を強引にまとめ、発効させてしまった。

安倍首相はTPP12の修正は一切行わないことを明言するとともに、日米FTA交渉には応じないことを確約した。

ところが、米国のトランプ大統領に命令されると、日本の国会での明言など存在しなかったかのように、日米FTA交渉を受け入れた。

その日米FTAの第一弾合意が今回の日米物品貿易・デジタル貿易協定である。

日本の国会を完全に冒とくする安倍内閣の行状を許すわけにはいかない。

安倍内閣の横暴を明らかにし、責任を追及するのが国会の責務、野党の責務である。

ところが、この臨時国会で、問題の日米FTA協定が批准された。

野党はほとんど抵抗らしい抵抗さえ示さなかった。

桜疑惑が一気に広がり、日米FTA承認を阻止することは十分可能だったはずだ。

しかし、野党は日米FTA承認を容認し、挙げくの果てに安倍内閣に対する不信任決議案の提出さえ見送った。

理由は単純明快だ。

野党が衆院解散総選挙を恐れたのである。

このような野党では日本政治の刷新は夢のまた夢である。

日本政治刷新のために有効な野党体制構築を急がねばならない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/119.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 『THE MANZAI』今年のウーマン村本はさらに凄かった! 沖縄、朝鮮学校、ホームレス、日本社会で「透明人間」にされた人の思いを漫才に(リテラ)
『THE MANZAI』今年のウーマン村本はさらに凄かった! 沖縄、朝鮮学校、ホームレス、日本社会で「透明人間」にされた人の思いを漫才に
https://lite-ra.com/2019/12/post-5134.html
2019.12.09 『THE MANZAI』ウーマン村本がこだわった「透明人間」たちの思い リテラ

    
    『THE MANZAI』で怒涛の漫才を披露したウーマンラッシュアワー


 今年もまた、ウーマンラッシュアワーがやってくれた。昨晩8日に放送された『THE MANZAI 2019』(フジテレビ)に登場したウーマンラッシュアワーが、今年も忖度なしの“社会派”超高速マシンガン漫才を披露したからだ。

 まず村本大輔は、出だしから、闇営業問題や千原せいじの不倫、徳井義実の税金未納などといった吉本芸人の“不祥事”を取り上げ、一方何もしていない自分が「週刊文春」の「嫌いな芸人ランキング」で5位に選ばれたことを俎上に載せ、「ほぼテレビ出てないんですから。鮮度が長い!」と“自虐”。だが、これはほんの軽いジャブ。つづけて自身の出身地である福井県おおい町の話をはじめた。

「知ってます? おおい町。大飯原発があるおおい町ですよ? 原発原発原発原発原発原発原発原発原発、みなさんが日頃から逃げてる言葉を一気に浴びせてやりましたよ! 原発の町・おおい町ですよ。おおい町の隣は高浜町。ね、疑惑だらけの高浜町ですね。高浜町には高浜原発がありまして、その隣は美浜町、美浜原発がありまして。その隣は敦賀のもんじゅがあったんです。小さな小さな地域に原発が4機もあるんです。でもおおい町にはね夜の7時以降に開いてる店がほとんどない! 夜の7時になったら町が真っ暗になる。これだけ叫ばせてください! 電気はどこへ行くー!」

 関西電力幹部が高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた「原発マネー」還流問題が加わっているが、基本的に2年前に披露したネタと同じ。じつはこれは今年のネタの前振りで、村本はこうつづける。

「このネタね、ちょうど2年前にやったんですね。2年前にやったらね、もうね、『どうせお前らの町は原発で飯を食ってるくせに』って言われたんですよ。でも、たしかに原発で飯を食ってる人間もいれば、食ってない人間もいますよ。
僕のおばあちゃんなんかは農家です。原発で飯を食ってません。それを一括りに『原発で飯を食ってる』って言い方されるとムカつくわけですね。でも、『原発で飯を食ってない』とは大きな声じゃ言えない。なぜかと言えば自分の近所の人や親戚、絶対誰かは原発のお世話になってる人がいるから。自分たちがそんな無責任な発言をしてしまうと絶対誰かに迷惑がかかってしまう。小さな社会というのは長いものと長いものに巻かれた者と巻かれてるフリをする者、こういうふうにして社会というのはできてる」

 まさに原発にNOを言えない日本社会の構造にまで踏み込む鋭い内容。そしてこの話題から村本がつなげたのが、沖縄の話だった。今年2月24日におこなわれた、辺野古新基地建設をめぐる県民投票の結果と、その後の安倍政権の態度についてだ。

「沖縄県民の70%以上が新しい基地に反対したんですね。それに対して安倍政権は『結果を真摯に受け止めます』ってそのまま工事を続けたんです。『真摯に結果を受け止める』ということは一旦まじめに話を考えるということ。『真摯に結果を受け止める』って言ってそのまま工事を続けるということは、僕は真摯に受け止めてないと思う。あの日、雨が降ってました。雨が降ってるなか、おじいちゃんもおばあちゃんも自分たちの孫の、沖縄のために一生懸命投票に行ったのに。その結果に対して『真摯に受け止める』って言ってそのまま工事を続けたことが僕は許せなかった。
だから僕はそのことをねTwitterで書いた。叩かれた! 炎上した! 炎上した! 炎上してすげえ吉本にもクレームがたくさん入ってね、吉本の社員に呼び出されて『村本くんこれ以上Twitterでケンカやめてくれないか』と言われ まして、『なんでやめないといけないんだ』って言いました。そしたら『いま、働き方改革の時代でみんな早く帰らないといけないのに、村本くんのクレーム対応でみんな残業続きだ』と言われまして。言われたんですよ! さすがに私はさすがにいろんな人に迷惑をかけることはさすがに申し訳ないと思ったから『真摯に受け止めます』って言って、そのまま続けました!!」

■避難所のホームレス排除を取り上げ「“みんな”のなかにはいない人たち」の存在を突きつけた村本

 安倍政権の不誠実さを突いた上に見事なオチをつけたわけだが、笑いつつもほんとうは笑えない、かなり深刻な話だろう。村本がネタにした「沖縄の発言をしたら吉本社員からやめろと言われた」という問題は今年3月に村本が『AbemaPrime』(AbemaTV)卒業時の生放送でも語り、本サイトでも取り上げたが(既報参照→https://lite-ra.com/2019/03/post-4629.html)、このとき村本は吉本興業の藤原寛副社長が楽屋で待ち受け、沖縄のことで百田尚樹や高須クリニックの高須克弥院長とTwitterでバトルすることを諌められたと述べていた。その後、反社問題をきっかけに安倍政権と吉本の距離の近さが問題視されるようになったが、そうしたなかで村本が政権批判を続けていること、さらには全国ネットの番組で会社から“圧力”をかけられていることを洗いざらいネタにするとは、村本の覚悟のほどが伺えるだろう。

 だが、ほんとうにすごかったのはここからだ。村本は「僕はね、きょうはね、みんなときょうは喋りたくてね、カメラの向こうの社会と喋りたいんですよ」と言うと、やはり超高速でこんな話をはじめた。

「いいですか。言いたいことがいっぱいある。たとえばあの台風19号の夜、ホームレスが避難所から追い出されましたね。それに対してですね、ホームレスは『“みんな”の迷惑になるから』という奴がいました。でも、そのホームレスは“みんな”のなかにはいないわけですね。
たとえば、このまえ朝鮮学校に行ってきました。朝鮮学校の子どもと友だちになりました。そんな話をいろんな人に喋ったら、みんなが『どういうテンションで聞いたらいいかわからない』って言われました。その“みんな”のなかに朝鮮学校の子どもはいないわけですね。
いつでも“みんな”のなかにいない人がいて、“みんな”のなかにいない人が透明人間にされて、透明人間の言葉は誰も聞かれないようになるんですよ。  その透明人間が日本にはいっぱいいるわけですよ!
この話をこのまえ喋ったら、最前列のおばあちゃんが『ぜひうちの町でいまの話をやってくれ』って言われて行ってきたら原発の町だったんですよ。そこには言いたくても言えない透明人間の人たちがいっぱいいて、僕の『原発で飯を食う・食わないの話』で泣きながら笑ってるんですよ。この日本にはね、泣きながら笑ってる人がいっぱいいるんですよ。泣きながら笑ってくれて涙流してるんですよ!」

 避難所から排除されたホームレスたち、国連の「子どもの権利委員会」の勧告も無視して政府が無償化を除外しつづける朝鮮学校に通う子どもたち、県民の約70%が新基地建設に反対と民意を突きつけたのに工事が強行されている沖縄の人びと、そして議論から置き去りにされたままの原発立地地域に暮らす人たち……。マジョリティは「みんな」という大きな主語でそうした人びとをいない人、「透明人間」として扱い存在に目を向けず、話を聞かないようにしている。「みんな」のいい空気を壊すなと「透明人間」に沈黙を強いている。つまり村本は漫才のなかで、世間の多くが無視をするマジョリティに、踏み潰されている社会的弱者は「いる」のだとお茶の間に直視させ、そうした人たちはこのネタを「泣きながら笑う」のだと突きつけたのだ。

 このあと、村本は「全国各地の原発に呼ばれて、その話を小泉純一郎元総理大臣が聞きつけて『村本くんと原発の対談がしたい』って言われて、このまえ小泉純一郎と2人で原発の対談をしてきたんですよ。いや、いやいや、そこで最近気付いたんですが、いま原発で飯食ってんの私でした!!」と漫才らしくオチを付けたのだが、しかし、重要なのは「泣きながら笑う」ということだろう。

■村本「透明人間達をバラエティのお茶の間に連れて行きたかった」

 じつは昨年のネタでも村本は、基地問題で沖縄の民意を無視する政府や朝鮮学校の授業料無償化が不当に認められない現状のほか、性的マイノリティをめぐる差別や安田純平氏に自己責任を叫ぶ一方で目が向けられないシリア情勢、BTSの原爆Tシャツ問題を槍玉に挙げながら被爆者を蔑ろにする政府や極右たちといった告発をおこないながら、ネタ全体を通して強者の権益保護と弱者排除をどんどん強めているいまの日本社会と新自由主義的価値観への批評を展開した(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2018/12/post-4420.html)。それは漫才の構成として唸らせられるものだったが、今年のネタはさらに「泣きながら笑う」という漫才がこの世にはあるということ、その存在を、声を、なきものにされた人びとがいること、そして、そうやってなきものにしているのは自分ではないのかと観る者が内省せざるを得ない漫才を、村本はやってみせたのだ。

 村本は番組の放送後、「note」に「年に一度の漫才を終えて」という文章を投稿し、そのなかでこう綴っている。

〈今回、相模原の障害者施設で殺された人たちの話もしたけどさすがに人が殺されてるのはテレビでは無理だった。でもさ、劇場でも客席みたら若い女男ばかりだよ、なんでもっと車椅子がいないんだ、笑いたいけどだれかが遠慮してきてないんだ。いつだってみんなの中にいない奴がいる。彼らは透明人間だ。声をあげても、誰かの顔がひきつる。漫才をやってて原発とか車椅子とかそんなワードを出したらお客さんの空気がガチッと固まる音がする。慣れてないんだ。日常で触れない言葉だから。それではずっとそれで苦しんでる人たちの声は誰かに届かない。〉
〈誰かの評価を欲しくてあの場に行くんではない。おれはそのバラエティのお茶の間にその透明人間達を連れて行きたかった。〉

 村本はネタの最後、観客に向かってこのように挑発した。

「笑いは緊張からの解放ですから、いまお前らを逃がしてやったのは俺だぞ。じゃあな」

 こう言い放つと、スタンドマイクを倒し、舞台をあとにした村本。舞台裏のインタビューでは「やったぜ! 最高でした! あの、お客さんがみるみるうちに、どの顔で聞いたらいいのかわからない顔が最高でした!」と答えていたが、たしかに「透明人間」にされている人びとの存在を、村本はゴールデンタイムの全国ネット番組に連れ出したはずだ。

 案の定、ネット上では「あんなものは漫才じゃない」という声が今年もあがっているが、そんな批評は通用しないだろう。村本はもう「泣きながら笑う」というスタイルをつくり上げ、さまざまな場所で人びとを沸かせているのだから。

 惜しむらくは、それをテレビで観られるのが「年に一度」になってしまっていること。テレビに出ておらずとも「嫌いな芸人」5位にランクインするほどの存在感をもつ芸人を、地上波は「透明人間」にしようというのだろうか。

(編集部)





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