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2021年2月02日08時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK278] 自民・松本氏 虚偽でも離党止まり…遠山氏との差に批判殺到(女性自身)
自民・松本氏 虚偽でも離党止まり…遠山氏との差に批判殺到
https://jisin.jp/domestic/1945567/?rf=2
2021/02/01 18:46 最終更新日:2021/02/01 18 女性自身


(写真:アフロ)

緊急事態宣言下のなか深夜に銀座のクラブを訪れていたとして、2月1日に正式に辞職した公明党の遠山清彦議員(51)。

遠山氏はクラブ通いだけでなく、19年の政治資金支出報告書でキャバクラなどに飲食代として約11万円を計上していたことも明るみになった。

「具体的には、福岡市にあるキャバクラと宮崎県延岡市にあるスナックへの支出5件を計上。公設秘書が福岡市のキャバクラに行った際の飲食代が4件、もう1件は遠山氏が延岡市のスナックを利用した際のものだといいます。結局、支出分は資金管理団体に返金。政治資金収支報告書を訂正しましたが、風当たりはいっそう強くなりました」(社会部記者)

複数の不祥事が明るみになり、1月29日に党の幹事長代理の役職を辞任した遠山氏。しかし「政治への信頼を深く傷つけた」として、1日午前に議員辞職願を提出したという。

各メディアによると、国会内の記者団に対して「先週、党の幹事長代理の役職を辞任したが、週末に熟慮した結果、潔く議員辞職すべきだと決意した」と説明。次の衆議院選挙には立候補しない意向を明らかにしたという。

■自民党・松本純氏は虚偽説明のうえ、離党止まり

いっぽう遠山氏と同じタイミングで、銀座での“深夜のはしご酒” が報じられた自民党の松本純議員(70)。その責任をとって、1月29日に党の国会対策委員長代理の役職を辞任していた。

そんななか遠山氏の辞職が報じられた直後、松本氏も同日午後に離党届を提出したという速報が走った。さらに同党の田野瀬太道文部科学副大臣(46)と大塚高司国対副委員長(56)も松本氏と酒席を共にしたとして、同時に離党したのだ。

当初、記者団の一問一答に対して「1人で店に行った」と返答していた松本氏。さらに「複数人での会食は各飲食店であったのか」という質問に対しても、「全部、要望・陳情を承る立場として1人で行っている」と否定していた。

このことについて松本氏は同日の会見で、「実は後輩議員2名とともに訪問したのが事実です」と虚偽を認めた。その理由として、「後輩を庇いたかった」と釈明。離党については、二階俊博幹事長(81)から「離党勧告を頂戴した」と経緯を明かした。

遠山氏は議員を辞職したが、虚偽説明のうえ離党にとどまった松本氏ら3名。その“温度差”に批判の声が上がっている。

《離党届と言う事は議員は続けるんだね。ほとぼりが冷めたら党に復帰? 公明党の遠山議員は議員辞職でしょ?》

《嘘までついて議員辞職しないんだ。遠山は辞職したで》

《公明党の遠山清彦議員は辞職した。この差は問われるだろう。そして是非はともかく、世論は止まらなくなっている》



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/782.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 「お前も自民やろ」批判で北九州市議選大敗 党内にショック 公認候補22人中6人落選(毎日新聞)
「お前も自民やろ」批判で北九州市議選大敗 党内にショック 公認候補22人中6人落選
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20210201/k00/00m/010/245000c
毎日新聞 2021年2月1日 21時20分(最終更新 2月1日 22時18分)


落選が濃厚となり支持者に頭を下げる自民現職の木村年伸氏=北九州市小倉北区片野3で2021年2月1日午前0時、成松秋穂撮影

 1月31日に投開票された北九州市議選(定数57)で、自民の公認候補22人のうち6人が落選した。新型コロナウイルスへの対応を巡る政権批判などが逆風となって、地方選にも影響した形だ。次期衆院選の前哨戦と位置づけた選挙が大敗に終わり、自民県連にショックが広がった。

 市議選には7選挙区に81人が立候補した。党派別の当選者数は、自民16(選挙前議席22)▽立憲民主7(同5)▽公明13(同13)▽共産8(同8)▽維新3(同0)▽無所属10(同7)――。立憲と公明は候補者全員が当選し、維新が議席を奪還した。投票率は40.29%だった。

 「自民批判をたくさん受けた」。5選を目指し落選した自民現職の奥村祥子氏(63)は厳しい表情で選挙戦を振り返る。選挙期間中には、党所属の松本純衆院議員(1日に離党)が、緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪問していた問題などが発覚。自身も「コロナ禍できつい思いをしている人たちのことを考えていない」と感じながら、街頭で有権者の「お前も自民やろ」という批判を受け止めた。

 八幡西区の無職、時川秀希さん(71)は「40%余りの低投票率なら、自民には有利に働くはずで、6人も落選したのには驚いた。私の周りでは『コロナさえなければ』と思っている人は多く、日々の不満が候補選びにも影響したと思う」と語った。

 感染防止のため、大人数に参加を呼びかける集会などが開けなかったことも影響した。公認候補22人全員を現職で固めたのは、制約がある選挙戦を組織の力で乗り切る思惑もあったとみられるが、当選した陣営からも「出陣式を開かなかったことで後援会の運動が活発化しなかった。従来型の選挙を見直さなければいけない」との声が出た。

 落選した中には、自民福岡県連副会長らベテランも含まれ、自民県連の原口剣生会長は「残念だし、がっかりしている。(政権批判に対し)集会や演説会で、個々の候補者の考えや思いを届けられなかった」と悔やみ、次期衆院選について「応援態勢をどう構築するかこれからの課題だ」と述べるにとどめた。【浅野翔太郎、奥田伸一、佐藤緑平、吉住遊】



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/783.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 台湾海峡波高し<本澤二郎の「日本の風景」(3982)<安倍のインド太平洋戦略の罠と中台米の突発的軍事衝突懸念>
台湾海峡波高し<本澤二郎の「日本の風景」(3982)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/27913319.html
2021年02月02日 jlj0011のblog


<安倍のインド太平洋戦略の罠と中台米の突発的軍事衝突懸念>

人々の視線は、コロナやミャンマー・クーデターに向いているようだが、台湾海峡は安倍・トランプの後遺症が、バイデンにも継承されて、依然として波高しである。本格的な軍事衝突は想定できないが、突発的な衝突の危険性は否定できない。

 ワシントンの中米貿易戦争と露骨な台湾独立派へのテコ入れに対して、中国は「台湾は中国の一部」とする立場を厳然として貫いて妥協しない。軍事的対決も辞さないため、台湾海峡から南シナ海に掛けて緊張が続いている。米空母や艦載機による挑発次第では、軍事的衝突も否定できない。

 そもそも安倍・トランプの密約発覚で判明したことだが、日米は中国の海空域を防衛するとしている。ましてや安倍は、そのために実弟・岸信夫を防衛省に送り込んでいる。岸は安倍と共に日本を代表する台湾ロビーで知られる。

<台湾防衛密約の安倍・トランプ密約に悪乗りバイデン?>

 外交音痴のトランプに対して「アジア太平洋」を「インド太平洋」に切り替えさせた安倍の認識は、ひとえに台湾防衛をホワイトハウスに認知させることだったろう。

 反トランプのバイデンが、そっくり踏襲することはないだろうが、周辺には産軍複合体に連なる高官が少なくない。香港問題などから、それに傾斜する危険性があろう。

 中国封じ込めに、沖縄と台湾を手元に抑え込みたい米産軍の野望は、目に見えている。米属国政府が推進する、沖縄の辺野古基地建設と馬毛島の米空母艦載機訓練基地建設は、彼ら産軍複合体向けのもので、第二の横須賀化である。空母基地に狙いがあると見たい。

 自衛隊も空母「いずも(出雲)」に満足せず、次々と増設する構えだ。海を重視する自衛隊の狙いは、対中戦略そのもので、背後の台湾防衛と比例しているだろう。安倍の負の実績である。

 最近、自衛隊海幕長ら幹部がコロナに感染したが、それでも彼らが処罰されることはなかった。規律の乱れと大軍拡も比例している。

<台湾独立に対して軍事攻撃必至の中国軍>

 幸い、馬毛島の艦載機訓練基地建設に、当然のことながら地元住民は反対している。断固として、基地建設を阻止すべきだろう。この馬毛島買収にからんで、政府防衛省に重大な疑惑が発覚した。そのため、鹿児島県西之表市が注目を集めている。平和市民の関心も強まっている。馬毛島買収には、案の定、安倍と菅と加藤が、深く関与していることも分かってきた。第二の辺野古として浮上している。

 有事になれば、台湾どころか、沖縄と馬毛島もミサイルの標的にされる。事柄が台湾独立ともなれば、当然、強権発動に発展する。この点について北京の妥協はあり得ない。 

<蔡英文の強硬策に抵抗する国民党=台湾分断の行方>

 日米による台湾海峡防衛路線が、露骨になると、被害者は台湾の人々である。反独立派の国民党を中心にして、反発が強まるため、蔡英文政府も厳しい立場に追い込まれる。

 内部に深刻な分断が起きる。分断はアメリカに限らない。日本も安倍の改憲軍拡で、分断が起きてしまっている。菅内閣が、そのとばっちりを受けている側面も否定できない。先日の市議選で、入れ墨の若者が、戦前の特攻隊の服を着て当選したという。社会の分断の表れである。倫理喪失の象徴か。

 憲法擁護を首相が否定した政権は、今も継続している。分断政治の悲劇は、まだ終わろうとしていない。台湾もまた、その悲劇へと突入している!

<危険な火遊びと日本・東アジアの軍拡で感動する死の商人>

 コロナでアメリカの経済は深刻な打撃を受けているが、全く報じられない米軍需産業はどうか。今も笑いが止まらないはずである。

 安倍の軍拡政策で、トランプの言うままに、莫大な費用と量の武器弾薬を購

入してきた日本である。これがキックバックされて、安倍の懐を肥やし続けている。他方で、大衆は税金を奪い取られている。特攻服を着た若者が選挙で当選する分断国家・日本である。

 ワシントンの産軍複合体と、その属国を自負するような自公政権による火遊びが、東アジアどころかアジア全体に軍拡の嵐を招き寄せている。感動する日米産軍体制である。

 何事も最初は火遊びから始まる。台湾海峡波高しに監視の目を向けるべきで、これを煽るような右翼言論に左右されてなるものか。

2021年2月2日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


習近平国家主席率いる中国軍が23、24日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に多数の戦闘機や爆撃機などを進入させた目的は、台湾南方沖を航行中の米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を目標とした威嚇だった可能性が高いことが分かった。台湾の国防部(国防省に相当)の関係者が明らかにした。ドナルド・トランプ前政権による「対中強硬政策」と「台湾支援政策」からの転換を迫ったようだが、ジョー・バイデン政権内からは「対中圧力強化」を示唆する声が出てきた。


【北京時事】中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報英語版(電子版)によると、中国にとって3隻目の強襲揚陸艦「075型」が29日、上海の造船所で進水した。習近平指導部は台湾侵攻を視野に上陸作戦で主要な役割を担う同艦の整備を急ピッチで推進。同紙は「驚異的なスピードで3隻を進水させた」と報


中国人民解放軍が最近、南シナ海の台湾の防空識別圏(ADIZ)内で米軍空母を標的にした模擬打撃訓練を行ったことが分かった。折悪しくジョー・バイデン米国大統領の就任式から3日後の週末にこのような訓練が行われたと英フィナンシャルタイムズ紙(FT)が先月30日(現地時間)、報じた。 先だって、台湾国防部はH−6K戦略爆撃機、J−16戦闘爆撃機など中国の軍用機が先月23日(13機)と24日(15機)、相次いで台湾のADIZ南西で訓練したと発表した。飛行区域は、台湾が実効支配中の東沙諸島から遠くない位置だった。 (韓国中央日報)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/784.html

記事 [政治・選挙・NHK278] <衆院選予測>麻生・古賀が「代理戦争」で火花 下地復党めぐり揺れる沖縄自民〈週刊朝日〉
【衆院選予測】麻生・古賀が「代理戦争」で火花 下地復党めぐり揺れる沖縄自民
https://dot.asahi.com/wa/2021020100011.html
2021.2.2 08:02 西岡千史,亀井洋志,上田耕司,今西憲之 週刊朝日 2021年2月5日号


麻生太郎財務相兼副総理 (c)朝日新聞社

 残された手段は、「ワクチン大臣」で人気を回復させた末の解散総選挙か…。政治ジャーナリストの野上忠興氏と角谷浩一氏に衆院選全国289選挙区の当落を予測してもらった。今回は九州、沖縄について。

【主な候補者の落選予想はこちら】

*  *  *
 全体的に自民の勢力が強い九州だが、自民大物議員たちの「代理戦争」となりそうなのが福岡5区だ。原田義昭前環境相が引退して自民県議の栗原渉氏が後継になるとみられていたが、原田氏が次期衆院選も出馬と態度を豹変した。

 昨年末には自民の山口泰明選対委員長が自ら福岡に乗り込み、「原田氏を次期衆院選に公認する。その次の衆院選では、栗原氏を後継とする」という調停案を示して収拾をはかっている。地元議員がこう語る。

「地元では引退の意向と見られていた原田さんが今回、公認されたのは、山崎派を裏切って麻生太郎氏についたから。一方、麻生氏とソリが合わない古賀誠氏は栗原さんを推していました」

 福岡では武田良太総務相ら二階派も勢力を拡大しており、火種がくすぶっているという。

「栗原氏は二階派とも近いという話もありますから、麻生氏も必死。このままでは栗原氏が無所属で出馬することも十分、あり得る」(自民幹部)

 沖縄は野党が強い。自民党は巻き返しを図りたいが、1区では自民の国場幸之助氏と、自民への復党を求めている無所属の下地幹郎氏がぶつかりそうな情勢だ。

「前回の衆院選では共産の赤嶺政賢氏の得票が約6万票だったのに対し、国場氏、下地氏を合わせると8万票。保守統一候補を出せば勝てる選挙区なのは皆わかっている。しかし、その調整を沖縄県連がうまくできませんね」(自民幹部)

 国場氏は過去2度続けて比例復活当選で、自民の規則では次期衆院選では重複立候補ができない。そこで菅首相と親しい下地氏を復党させて自民の候補にとの声もあり、地元企業でも下地氏の復党を求める署名活動が行われているという。

 全国各地で目立つのは、派閥の勢力争いを背景とした与党系候補者同士の果てなき内紛。野党も存在感が薄いままで、与党「自滅」の好機を生かせていない。コロナ禍で多くの日本国民が窮地に追いやられる中、仕事をしない国会議員には退場してもらわねばならない。次の総選挙こそが、その最大のチャンスだ。(本誌・西岡千史、亀井洋志、上田耕司/今西憲之)


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菅政権下で「解散」なら自民単独過半数割れも「ホワイトアウト現象が起きたような状況」〈週刊朝日〉
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http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/785.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 変異株が蔓延 PCR全員検査「自民党方式」全国展開のススメ(日刊ゲンダイ)



変異株が蔓延 PCR全員検査「自民党方式」全国展開のススメ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284623
2021/02/01 日刊ゲンダイ


身内には「迅速対応」(自民党の二階俊博幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 とうとう、恐れていた事態が起きてしまった。30日、英国型コロナ変異株の新規感染者が5人確認された。このうち埼玉県の男女3人は県内の職場の同僚や顧客らで、この職場関係の変異株感染者は計9人。厚労省は国内初の「変異株クラスター」とみている。

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 国内の変異株感染者は計64人となり、市中感染の疑いがある感染者は15人に上る。厚労省は「面的な感染の広がりはないと見ている」との認識だが、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏はこう指摘する。

「市中と切り離して埼玉の職場でたまたま集団で感染したとは考えにくい。変異株の市中感染がある程度、広がっているから、クラスターが起きたと考えるのが自然です。ただ、実態は分からない。変異株の解析数が極めて少ないからです。世界では変異株を解析する簡便な技術が確立されています。これを日本も取り入れれば、迅速に変異株の実態が把握できるのですが、厚労省は『開発中』と寝言を言っている。クセ者の変異株に対し、厚労省の危機感は感じられません」

 英国型は従来型より、感染力が30〜70%強く、致死率が30〜40%高い可能性がある。

 検体中のウイルス濃度は10〜100倍あり、従来型よりも、せきや筋肉痛、倦怠感などの症状が出やすくなるという。

 英国型変異株の蔓延を許せば、大変なことになる。これまで以上に「検査拡充・早期発見」が求められるが、逆に東京や神奈川などは保健所の負荷軽減のため「接触者調査」を縮小している。

 そんな中、自民党が動いた。28日に20代の男性職員がPCR検査で陽性と確認。それを受け、二階幹事長がハッパをかけて、先週から党本部の全職員約200人にPCR検査を開始した。今週中に完了させる予定というから、珍しく迅速な対応だ。

「政府与党は一貫して大規模検査に後ろ向きでした。田村厚労相も1月14日、『検査はやればやるほどいいと思います。ただ、税金で行う以上、費用対効果の問題がある』と言っていました。その自民党の全職員検査の意味は大きい。与党が大規模検査の有効性を認めたことになりますからね。自らに実施するならば、ぜひ国民に、とくにエッセンシャルワーカーには積極的に大規模検査をお願いしたい」(上昌広氏)

 全職員PCR検査の「自民党方式」が広がれば、変異株の感染拡大を防げるかもしれない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/786.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 「4月に頓死」説浮上。菅政権のコロナ対策を失敗へと導いた4つの大間違い(まぐまぐニュース)
「4月に頓死」説浮上。菅政権のコロナ対策を失敗へと導いた4つの大間違い
https://www.mag2.com/p/news/485107
2021.02.02 高野孟『高野孟のTHE JOURNAL』 まぐまぐニュース



発出時の「1カ月後に必ず事態を改善させる」との菅首相の言葉も虚しく、延長される見通しとなった緊急事態宣言。支持率の低下が著しい菅政権にとって新たな痛手となるのは確実ですが、その命運はこのまま尽きてしまうのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、「4月頓死説が強まった」とし、その理由として新型コロナ対策の失敗と選挙の弱さが確実に誘発する「菅降ろし」を挙げています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年2月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

「4月頓死」説が強まる菅義偉政権のヨレヨレ――「緊急事態宣言」延長で堤防に穴が空く

菅義偉首相の屁っ放り腰の「緊急事態宣言」は大方の予想通り失敗に終わり、2月7日までの期限を月末の28日もしくは1カ月後の3月7日まで延期せざるを得ないだろう。同宣言を発布した1月7日の記者会見で「1カ月後に必ず事態を改善させる」と見栄を切っていたのだから、それだけでもすでに、落ちっぱなしの内閣支持率をもう一段押し下げて、30%ライン割れ、20%台突入という危機的な状況を招くに十分である。とはいえ、屁っ放り腰そのものが癒らなければいくら期限を先延ばししても同じで、2月末か3月初に期限の再延期を迫られるだけのことである。

昨年11月25日からの「勝負の3週間」が掛け声だけで、何の勝負手も打てずに無為に過ごしてしまったのに続いて、「緊急事態宣言」がまた空振りでだらしなく延長というのでは、政権を守る堤防には大きな穴が空いて崩れ始めるのは当然だろう。そして再延長となれば、もちろん決壊である。

そもそもからのボタンの掛け違え

こんなことになってしまう根本原因は、昨年1月の安倍晋三政権下でのコロナ対策が初めからボタンを掛け違え、間違った基礎の上に築かれてきたことによる。

第1に、日本の対応の初歩的なお粗末ぶりは、ダイヤモンド・プリンセス号への対処の時から始まったことで、それを厳しく批判した岩田健太郎=神戸大学医学部医師によれば「レッドゾーンとグリーンゾーンと言って、ウイルスがまったくない安全なゾーンと、ウイルスがいるかもしれない危ないゾーンをキチッと分けて、レッドゾーンではPPEという防護服をつけ、グリーンゾーンでは何もしなくていい。こういう風にキチッと区別することによって、ウイルスから身を守るのが我々の世界の鉄則。ところが、ダイヤモンド・プリンセスの中はグリーンもレッドもぐちゃぐちゃで、どこが危なくてどこが危なくないのか、もう、どこの手すり、どこのじゅうたん、どこにウイルスがいるのか、さっぱりわからない」という状態にあった(INSIDER No.1035 20/02/24)。

第2に、これがさらにまずかったのは、無症状感染者も感染を広げてしまうという新型コロナウイルスの最大特徴を無視したことにある。上昌弘=NPO医療ガバナンス研究所理事長によれば「2020年1月24日の英医学誌『ランセット』で香港大学の研究者たちが報告し世界中が注目したのだが、日本ではこの情報を見落としていた」のだという(INSIDER No.1076 20/12/07)。信じられないような話だが、結局、日本の対策はすべて、この誤った認識の上に、クラスター追跡を最重視してそこに保健所などの人員・資源を集中し、従ってPCR検査もそれ以上に広げないことを旨として進められてきた。それが破綻を招いている。

第3に、にもかかわらず菅政権がそれを抜本的に方向転換できないのは、安倍政権以来のその大間違いを犯してきた責任が、安倍〜今井直哉補佐官だけでなく、それを実務面で支え実行した菅官房長官〜和泉洋人補佐官〜(不倫相手の)大坪寛子=厚労省官房審議官のラインにもあって、菅はそれをそのまま引き継いでいるからである。大坪は、ダイヤモンド・プリンセス号の時に真っ先に乗り込んで陣頭指揮をとった現場責任者で、岩田医師の告発の直接対象であるけれども、今なお和泉補佐官とベタベタの関係で官邸に頻繁に出入りしている。週刊誌でこれほどあからさまに薄汚い関係が暴かれたカップルが依然としてコロナ対策の実権中枢にあり、それを首相がどうすることも出来ずに頼っているということが政権を覆う「気の緩み」の象徴である。

第4に、以上に加えて、菅が二階俊博幹事長に頭が上がらず、GoToトラベル、国土強靭化など二階好みの景気振興策を優先せざるを得ないという政権内の決定的な力関係がある。コロナ対策と経済対策の両輪というのはほとんど冗談で、コロナはイノチの問題で経済はカネの問題。イノチがなければカネを溜めても意味はないのだから、何より肝心なのはイノチを守ることである。ところが菅は、このイノチとカネを「両立」させるとか言って結果的にカネ優先に走っている。そうならざるを得ないのは、政権プロモーターの二階俊博幹事長が旅行業協会会長であるからである。

このような政策ベースを根本的に転換するのでなければ、緊急事態宣言を何度延長しても、事態は改善しない。

迫りくるいくつもの期限

《2月28日》

2月28日もしくは3月7日の「緊急事態宣言」再延長。2月7日の延長の際にどれほどの追加措置を発動し、それがどれほどの効果を上げたかによるけれども、再延長となると支持率急落は免れない。

《3月11日》

3.11東日本大震災/福島第一原発事故から10周年。安倍は原発事故は「アンダー・コントロール」と世紀の嘘をついて東京五輪を誘致した。ところが汚染水はどんどん増え続けていて、もはやタンク貯蔵も限界に達しつつある。トリチウム混じりの汚染水を海に放出するというのが政府方針だが、それは福島漁民の許容するところではなく、これには出口がない。これに加えて、1月31日、4号機のすぐ横の作業用建屋2棟の地下に投入されたゼオライト土嚢が劣化して超高濃度の放射線量を持つ物質が流れ出しているという新たな困難が明るみに出た。これを取り除く方法は見つかっていない。福島原発が「アウト・オブ・コントロール」に陥っていることを示すこれらの問題は、五輪を控えて内外のメディアで改めて取り上げられ、安倍と菅の嘘が改めて浮き彫りとなる。

《3月25日》

聖火リレーが福島からスタートする。菅政権としては、東京五輪は必ず行われるという“希望的観測”を掲げ続けなければならないので、何が何でも聖火リレーを出発させるだろうが、おそらくそれまでに緊急事態宣言は解除されておらず、派手なイベントや沿道での応援もなしの無観客で行われる公算が大きい。7月23日開会式までの121日間、テレビはひたすら中継を続け、それを観て国民はますます意気消沈していくのではないか。かといってリレーを中止すれば、その時点で政権は命脈が尽きる。

《4月25日》

参院長野選挙区補欠選挙。コロナで亡くなった羽田雄一郎=元国土交通相の後を弟の羽田次郎が襲う。羽田孜=元首相以来「羽田王国」と呼ばれる長野であるし、前回19年の選挙では雄一郎は共産・社民の支持も得て51.2万票を得て自民党の小松裕に14.5万票差をつけて当選しているので、同じ小松を相手に次郎が負けることはまずない。同時に行われるはずだった衆院北海道2区補選は、タマゴ汚職の吉川貴盛=元農相の辞職によるもので、自民党は負けるに決まっているので立候補を見送り不戦敗に逃げた。もう1つ、巨額買収事件で1月21日に東京地裁で有罪判決を受けた河合案里=参議院議員が3月15日までに辞職した場合は、やはり4月25日に補選となる。広島県は7つの衆院選挙区のうち6つを自民党が抑える圧倒的保守地盤なので負けることはないだろうが、河井夫妻の無茶苦茶の後では何が起きるか分からない。

選挙は負け続け

菅は今年に入って選挙に負け続けで、大きな選挙では1つとして勝てていない。

1. 1月17日の沖縄県宮古島市長選では、現職の下地敏彦を自公で担いで「オール沖縄」の座喜味一幸に破れた。下地は玉城デニー知事に逆らう県下7人の保守市長が作る「チーム沖縄」のリーダーであっただけに自民に痛手である。
2. 1月24日の山形県知事選でも、自公が推した大内理加=元県議がオール野党の現職=吉村美栄子に40万票vs17万票とう大差で敗れた。
3.この後、3月21日には千葉県知事選があり、千葉市長を3期務めて実績も人気もある熊谷俊人が立憲民主などの支持で出馬するのに対し、自民は関政幸=県議を立てるが、まず勝ち目はない。

そうすると、1月以来負け続けた挙句、4月25日に長野と北海道2区の2つの負けがダメ押し的に重なることになり、「菅では選挙は戦えない」という評価が確定、菅降ろしが露骨に始まることになろう。

(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年2月1日号より一部抜粋・文中敬称略)

image by: 首相官邸

高野孟 この著者の記事一覧

早稲田大学文学部卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。現在は半農半ジャーナリストとしてとして活動中。メルマガを読めば日本の置かれている立場が一目瞭然、今なすべきことが見えてくる。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/787.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 衆院選前哨戦“圧勝地盤”北九州での惨敗に自民党は戦々恐々(日刊ゲンダイ)





衆院選前哨戦“圧勝地盤”北九州での惨敗に自民党は戦々恐々
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284679
2021/02/02 日刊ゲンダイ


自身の力量を過信、支持率下落が止まらない菅政権(C)日刊ゲンダイ

 この惨敗は、菅政権に大打撃だ。

 1月31日に投開票された福岡県の北九州市議選(定数57)で、自民党が選挙前の22議席から6議席も減らした。緊急事態宣言下の選挙ということもあり、候補者を現職に絞って万全の態勢で臨んだが、党県連副会長の重鎮ら6人が落選した。

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 立憲民主党は公認候補7人が当選し、合流新党結成後の“初陣”で善戦。共産党も8人当選で議席数を維持した。日本維新の会は3人が当選し、前回選で失った議席を奪還した。

 全国20の政令市で最も高齢化が進む北九州市は、人口構成の面でも、各政党がそれなりに基盤を築いている点からも、全国の選挙結果を先取りするとされ、衆院選や都議選の前哨戦と位置づけられてきた。

 2009年の麻生政権下での北九州市議選でも、自民は現職3人が落選。新人を含め9人を擁立した民主党(当時)は全員が当選を果たした。その後の都議選で民主党が都議会第1党に躍進、総選挙で政権交代する流れがつくられていった経緯がある。

「福岡県には現内閣の麻生財務相と武田総務相という有力閣僚がいて、北九州市議選は本来なら自民党が圧倒的に勝って当然です。6議席も落とすなんてあり得ないことで、政権与党内では次期衆院選への影響を懸念する声が高まっています」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 自身の力量を過信して政権発足直後の解散を見送った結果、支持率下落が止まらない菅政権は、09年の麻生政権末期に似てきたと言われる。コロナ対策の失敗だけでなく、銀座クラブ問題で辞任・離党ドミノなど与党議員の不祥事も相次いで国民から完全に見放されつつある。

補完勢力「維新」に足元すくわれる皮肉

 北九州市議選と同日に投開票された東京都の千代田区長選でも、自公推薦の元区議が、都民ファーストの会推薦の新人に敗れた。

「千代田区長選で注目を集めたのは、維新が推薦した候補が票を伸ばして自公推薦候補に迫ったことです。北九州でも維新が3議席を獲得した。野党票を食い合う維新は自民の補完勢力とみられてきましたが、自民党への批判票が維新に流れているのです。同じことが次期衆院選でも起きかねません」(鈴木哲夫氏)

 維新とのパイプを最大限に利用してきたのが、他ならぬ菅首相だ。政権維持のために育ててきた補完勢力に足をすくわれる皮肉。弱り目にたたり目になってきた。



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記事 [政治・選挙・NHK278] 平気でウソをつく松本純議員 クラブホステス同伴? まだある同席2議員の“問題写真”(デイリー新潮)
平気でウソをつく松本純議員 クラブホステス同伴? まだある同席2議員の“問題写真”
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/02011900/
2/1(月) 19:00 デイリー新潮 週刊新潮 2021年2月11日号掲載


銀座のクラブ街を歩く松本元大臣(撮影・大橋和典)

同伴で陳情!?

 2月1日、自民党の松本純・元国家公安委員長(70)、田野瀬太道・前文科副大臣(46)、大塚高司・前国対副委員長(56)が離党届を提出した。

 ***

 冒頭の写真は、午後11時を過ぎているにもかかわらず、松本元大臣が銀座のクラブ街を歩いている姿を撮影したものだ。

 この記事では、田野瀬、大塚両議員が、イタリアンレストランから出る場面と、田野瀬議員が銀座のクラブ街を歩く写真も紹介する。いずれも松本元大臣と行動を共にしていたという“物証”だ。

 3人が離党届を提出したのは、週刊新潮(2月4日号)に以下の特集記事が掲載されたためだ。

「コロナの驕り『永田町のマツジュン』夜の顔 国民・飲食店に犠牲を強いながら 麻生最側近『松本純』元大臣が『イタリアン・銀座』三昧」

 記事の内容をご紹介する前に、3議員のプロフィールを簡単に紹介しておこう。いずれも衆議院議員だ。

 松本元大臣は1950年、神奈川県横浜市生まれ。東京薬科大から製薬会社に進み、90年に横浜市議選で初当選を果たした。96年、神奈川1区で初当選。当選回数は7回を数え、麻生太郎・副総理兼財務相(80)の最側近として知られている。

遠山議員は議員辞職


大塚高司・前国対副委員長(撮影・大橋和典)

 田野瀬議員は74年、奈良県五條市で出生。早大を卒業すると、衆議院議員だった父・田野瀬良太郎(77)の秘書を務めた。2012年に奈良4区で衆議院議院選挙に初当選。17年には区割り変更に伴い奈良3区に鞍替えして3選を果たした。派閥は無所属とされている。

 大塚議員は64年、大阪府豊中市で出生。追手門学院大を卒業すると、複数の国会議員の秘書を務めた。05年、大阪8区で初当選。以来、当選回数は4回。派閥は竹下派に所属している。

 松本元大臣は1月18日、国会が終わると公用車で東京・中央区のイタリアンレストランを訪問。更にタクシーで移動すると、同じ中央区にある銀座のクラブを2軒、ハシゴした。

 デイリー新潮が1月26日、週刊新潮の記事内容を速報すると、29日に松本元大臣は自民党の国対委員長代理を辞任した。

 一方、文春オンラインも26日、「公明党のホープ・遠山清彦前財務副大臣『深夜に銀座高級クラブ』で党から厳重注意」の記事を配信していた。この報道により、遠山清彦衆院議員(51)[比例九州ブロック]は2月1日、議員辞職願を提出した。


田野瀬太道・前文部科学副大臣(撮影・大橋和典)

2人の女性

 更に田野瀬、大塚両議員が1軒目のイタリアンレストランと、3軒目の銀座クラブで松本元大臣と同席していたことも、複数のマスコミがキャッチしていた。政治担当記者が言う。

「田野瀬、大塚両議員についても報道されるのは時間の問題でした。他方、公明党の遠山議員は辞職という厳しい“ペナルティ”が科されました。そこで自民党はバランスを取るため、慌てて3議員を離党ということにして、世論の反発を回避しようと考えたのでしょう」

 先にご紹介した3枚の写真が、その動かぬ“証拠”だ。田野瀬、大塚両議員の写真が撮影されたのは、松本元大臣がイタリアンレストランから出た時に撮影した場所と全く同じだ。時間も午後9時前と近接している。

 田野瀬議員を銀座で撮影した写真も、冒頭でご紹介した松本元大臣の写真と比べていただければ、やはり同じ場所で撮影したものとおわかりいただけるだろう。

 また週刊新潮は特集記事で、イタリアンレストランには2人の女性が訪れていたことも報じた。

真っ赤なウソ


田野瀬太道・前文部科学副大臣(撮影・大橋和典)

 松本元大臣、大塚、田野瀬両議員の3人は離党届を提出後、マスコミのぶら下がり会見に応じ、イタリアンレストランを訪れた2人の女性は3軒目のクラブの関係者だったことを明かした。

「田野瀬議員の説明によると、彼が2人の女性と知り合いで、レストランの中で『ちょっと店に顔を出す』ことになったそうです。実質的な同伴で、当初、松本元大臣が説明していた『陳情を訊くために店に行った』は、真っ赤なウソでしょう。」(ぶら下がり会見に参加した記者)

 2月4日発売の週刊新潮では、3議員の「イタリアン・銀座三昧」の実態、同伴の詳細などを報じる。



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記事 [政治・選挙・NHK278] 菅官邸の崩壊が秒読みに “嘘つき銀座3人衆”がアリの一穴に(日刊ゲンダイ)





菅官邸の崩壊が秒読みに “嘘つき銀座3人衆”がアリの一穴に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284678
2021/02/02 日刊ゲンダイ


嘘つき銀座トリオ(左から大塚、松本、田野瀬3議員)/(C)日刊ゲンダイ

 緊急事態宣言下、与党議員が深夜の銀座でクラブ活動を楽しんでいた問題が菅政権を直撃だ。1日はまれにみる処分ラッシュだったが、世論の怒りは収まりそうにない。その上、菅首相は党とのパイプ役も失い、官邸崩壊へまっしぐらだ。

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 公明党幹事長代理を先週辞任した遠山清彦衆院議員は、キャバクラ代を政治資金で処理していたデタラメで追い詰められて辞職。自民党国対委員長代理の辞任で幕引きを図ろうとした松本純元国家公安委員長は、「店に行ったのは1人」との説明がウソだとバレ、後輩議員2人連れだったことが発覚。2人の女性も同席した1軒目、3軒目に一緒だった田野瀬太道文科副大臣、大塚高司国対副委員長と3人セットで離党に追い込まれた。

「銀座トリオ」が身内のはしご酒を認めたテンマツもふざけている。午前中に一報が流れ、二階幹事長に党本部に呼び出されて事情聴取。離党勧告を受け、離党届を提出した。その後、そろってぶら下がり取材に応じ、2人を3軒目に呼び出したという松本氏は「前途有望な彼らを何としてもかばいたかったことから、1人で行ったと説明した」と言い訳にもならない釈明をしながらも、なぜか堂々たる態度で、3軒目の飲酒も認めた。

 一方、菅首相から直接、副大臣を更迭された田野瀬氏は始終手をモジモジさせ、大塚氏はうつむきっぱなし。いたたまれなさが全開だった。

 遠山氏は議員バッジを外したのに、ウソつきトリオは居座るのか。松本氏らのSNSには〈辞めてほしい〉〈辞職しなさい〉などの書き込みが殺到。クラブ活動によるダメージは官邸にも及んでいるという。

離党のマツジュンは党との「パイプ役」だった

「マツジュンさんが国対を離れたのは官邸にとって痛手。総理側近の坂井学官房副長官は根回し下手で、二階幹事長を何度となく怒らせて党との関係をこじらせてきた。間に入ったのが、麻生政権で官房副長官を務めたマツジュンさん。地元は衆院神奈川1区で、坂井副長官が5区、総理が2区。神奈川つながりもあり、マツジュンさんが官邸と党をつなぐパイプ役になっていたのに離党までしたらさすがに頼れない。副長官がいらぬ火種をまき散らして党との溝が深まれば、官邸は機能不全ですよ」(与党関係者)

 ワクチン接種をめぐり、坂井氏と河野行革相がやり合い、二階幹事長からにらまれたばかりだ。新型コロナウイルス対策への不満で内閣支持率は下落の一途、足元もぐちゃぐちゃ。踏んだり蹴ったりの展開が政権の寿命をさらに縮めることになりそうだ。



自民議員2人が同席 宣言下のクラブ訪問で“うそ”【news23】

2021/02/02  TBS NEWS

緊急事態宣言下で深夜まで銀座のクラブをはしごして、先週、陳謝していた自民党の松本純・衆議院議員。実はきょうになって、銀座のクラブには他にも2人、国会議員がいたことが判明しました。うその説明をした理由とは。

「私が1人で飲食店を訪問したとご説明させていただいてきたところでありますが、実は後輩議員2名とともに訪問していた、というのが事実でございます。誠に申し訳ありませんでした」(松本純衆院議員)

緊急事態宣言中の先月18日に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在していたとして、先週、国会対策委員長代理を辞任した松本純衆院議員。これまで「クラブへは1人で行っていた」と説明していましたが1日になり、自民党の大塚高司衆院議員と田野瀬太道文科副大臣も同席していたことを明らかにしました。

「しょうもないですね。うそつくくらいなら最初から真実を言っていた方がダメージも少ない」(街の人・東京)

「コロナの対応とかでちょっと息抜きたいときもあると大きな心で見ている。(でも)うそはあかんわな」(街の人・大阪)

3人は、二階幹事長から離党勧告を受け、離党届を提出しました。

先週の説明では・・・

「いずれも要望、陳情をいただいているところでございまして」

Q.複数人での会食は?

「ありません。全部、要望、陳情を承る立場で1人で行っております」(松本純衆院議員・先月26日)

1軒目のイタリア料理店、そして2軒目、3軒目の銀座のクラブで1人で店から陳情を受けていたと説明。

Q.(各店舗は)時短営業ではなく?

「違います。お店が閉まったあとです。お客さんもいないし誰もいません。店主たる人と」

Q.2人だけで?

「そういうことです」(松本純衆院議員・先月26日)

しかし実際は、1軒目の店に、松本氏、大塚氏、田野瀬氏と女性2人のあわせて5人が同席していたといいます。松本氏は、1人で2軒目に行ったあと、再び3軒目で合流したといいます。なぜ松本氏は、「1人で行った」とうそをついたのでしょうか。

「前途ある有望な彼らに対してはこれからのこともあります。何としてもかばいたいというそんな思いから“1人で行った”と」(松本純衆院議員)

松本氏がかばった2人は・・・

「どうしたらいいのかどうしたらいいのかと、毎日思うような日々が続いておりました」(大塚高司衆院議員)

「本当に心苦しい思いで、申し訳ない思いで、日々過ごしていたというのが正直なところ」(田野瀬太道衆院議員)

そもそも松本氏はこの場で本当に陳情を受けていたのでしょうか。

Q.陳情を受けたという説明は変わらない?

「そのとおりです」

Q.女性は銀座の店の同伴?

「同伴ではないと思います」(松本純衆院議員)

「もともと私の知り合いの女性でコロナで時短要請で苦しんでいる中、よかったら食事でもして、お店にお金を落として元気出していこうと、一緒に食事をしないかという話になりました」(田野瀬太道衆院議員)

文科副大臣を務める田野瀬氏にいたっては受験シーズンで感染拡大防止を呼びかけている中での深夜のクラブ滞在となりました。

「あの時どうして正しい判断ができなかったのか、というのは繰り返し自責の念もございます」(田野瀬太道衆院議員)

菅総理は「あってはならないことだ」と厳しく叱責し、「副大臣の職を更迭する」と伝えたということです。

1日夜、菅総理は・・・

「政治家自ら襟を正さなければならない。そういう意味においては、こうしたことは誠に遺憾だと思います」(菅義偉首相)

一連の問題に野党からは・・・

「言葉は大変失礼ですけど確信犯。1人で陳情を聞きに行ったのは全く違っていて、同僚議員と飲んで食っていた話だから」(立憲民主党 安住淳国対委員長)

一方で、先月22日に深夜まで銀座の高級クラブに滞在していたほか自らの資金管理団体がキャバクラ店などに支出したことが問題視された、公明党の遠山清彦衆院議員は、1日、辞職願を提出しました。

「本当に申し訳ございませんでした」(公明党 遠山清彦衆院議員)

遠山氏は今年の衆院選への立候補も断念する考えを明らかにしています。

(news23 2021年2月1日放送)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/790.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 菅首相の「低姿勢」は偽装 謝るポーズだけで何も改善せず! ひとり親や非正規労働者にも直接、対応を約束しながら支援策ゼロ(リテラ)
菅首相の「低姿勢」は偽装 謝るポーズだけで何も改善せず! ひとり親や非正規労働者にも直接、対応を約束しながら支援策ゼロ
https://lite-ra.com/2021/02/post-5780.html
2021.02.02 菅首相の低姿勢は偽装! ただ謝るだけで何もせず、約束した支援策も嘘 リテラ

    
    首相官邸HPより

 昨日1日、「深夜の銀座クラブ通い」で虚偽の説明をおこなっていたことが発覚した自民党の松本純衆院議員と大塚高司・国対副委員長、田野瀬太道・文科副大臣の3議員が離党勧告処分となり、それを受けて菅義偉首相が「国民に無理をお願いするなか、政治家は襟を正さなければならない。国民におわびしたい」と陳謝した。

 国民には罰則を設けて強く縛ろうとしている一方で副大臣や与党幹部が平気でルール破りをしていたのだから首相が謝るのは当然の話だが、それでも最近、菅首相は「やけに腰が低い」「素直に謝るようになった」という声があがっている。

 たしかに、これまでは国会質疑でも「指摘は当たらない」「お答えを控える」という木で鼻をくくったような答弁を繰り返し、緊急事態宣言の再発令時には、国会に事前報告しなければならないのに衆参両院の議院運営委員会に出てこようともしなかった。

ところが、今回の緊急事態宣言の延長では、出席拒否してきた議院運営委員会にも菅首相は出席し、「結果として宣言を延ばすことになり、国民に大変申し訳ない」と陳謝。最近は国会答弁でも「申し訳ない」と口にするようになり、たとえば、直ちに治療を受けられないという状況にあることについて立憲民主党の辻元清美衆院議員から「『公助』で救えなかった責任を感じているか」と追及された際には「体制ができていないことは、責任者として大変申し訳なく思う」と陳謝。こうした模様は、これまでに見られなかった態度だとしてメディアでも大きく報じられた。

 さらに、「変化」が感じられたのは、1月29日におこなわれた、ある「面会」だ。

 その直前である26日におこなわれた衆院予算委員会では、立憲の川内博史衆院議員がひとり親家庭の子どもたちや大企業の非正規労働者で雇用調整助成金がもらえない人たちの支援について追及。「救えるのは総理しかいない」「ぜひ彼らに会っていただき、いまの状況を把握すると約束してほしい」と訴えると、菅首相は「それはさせていただきます」と明言。この答弁には議場にどよめきと拍手が起こったほどだった。

 そして、菅首相は3日後の29日、17時34分から18時4分の30分間だけだが、ひとり親や非正規労働者ら6人と面会。川内議員や田村憲久厚労相、厚労省幹部も同席し、当事者からは〈休業支援の対象とならない大企業の非正規労働者を支援対象にする〉ことや〈低所得の子育て世帯に子どもの入学や進級に備えた給付金を支給すること〉が直接要望された(朝日新聞デジタル1月30日付)。こうした要望の声に対し、菅首相はこう述べたという。

「対応を検討していく」「この私が話を聞いたんだから」

 ところが、これもただのポーズにすぎなかった。

■「この私が話を聞いた」と大見得をきりながら、非正規労働者の休業支援金は結局なし

菅首相といえば「医療壊滅」一歩手前と叫ばれていた1月16日に、〈「ほぼ通常社会活動再開」を実行しても日本で死者数が増えない〉といまだに主張するような感染症の専門家でもない大木隆生・東京慈恵会医科大学教授と45分間も面会。「久しぶりに明るい話を聞いた」などと感想を口にしたと言われている。

「この私が話を聞いた」という傲慢な言い方は気になるが、危機的状況にあっても自分にとって耳障りのいい話をする人物と面会していたことを考えれば、困窮している人たちと直接会ってその声を聞くという態度の変化は、評価すべきものだろう。

「GoTo」強行にはじまり、菅首相が批判の声を一切無視してコロナ対策や必要な支援をなおざりにしてきたことはこの程度で帳消しになるものではないが、それでも、この姿勢の変化は、これまでの政策や態度を反省し、国民の声を受け止めようとしていることなのか……。底意地が悪いと思われているだろう本サイトでさえ、これはわずかながらも光明が見えてきたかもと、ほんの少し期待していた。

 しかし、そのわずかな期待は見事に裏切られた。

 というのも、昨日1日におこなわれた衆院内閣委員会では、立憲の山井和則衆院議員が、シングルマザーや非正規労働者から要望された大企業非正規労働者を休業支援金の対象にすることについて「菅首相から指示はあったか」と質問。すると、厚労省側はこう答弁したのである。

「厚労省としては、大企業の労働者の方々について、雇用調整助成金の特例を活用いただけるよう企業に対し引きつづきていねいに働きかけをおこなっていきたいと考えている」

 要望されていたのは休業支援金の対象にすることだったのに、なんと以前と何ひとつ変わっていない「ゼロ回答」だったのだ。

 これには山井議員が「総理から大企業への休業支援金の対象拡大について、指示は金曜日以降あったんですか、なかったんですか?」と重ねて質問したのだが、これに対して厚労省側の返答はこんなものだった。

「個別の指示はないというふうに認識している」

■菅首相の「低姿勢偽装」に乗っかるメディア 批判の矛先は追及する野党に向けられ、無策が続く

 これだけではない。やはり要望がなされていた低所得の子育て世帯への給付金についても、厚労省は「臨時特別給付金による支援を活用いただくことが重要」などとし、同じく「ゼロ回答」だったのである。

「この私が話を聞いたんだから」とまで言い切っていたというのに、いまだに担当省庁に指示もせず、検討さえしていない──。急を要する問題であることは明白なのに、いったい「対応を検討していく」という言葉は何だったのか。

 この見事なまでに進展のない「ゼロ回答」を見て、よくわかった。ようするに、野党の要求に応じて面会をおこなったことも、シングルマザーや非正規労働者という社会的に追い詰められている人たちの声を直接聞いたのも、柔軟に人の意見も聞いているとアピールするための「パフォーマンス」にすぎなかった、ということだ。

これは国会で「申し訳ない」と繰り返したことも同じだろう。反省することは大事だが、その反省が政策に反映されなければ何の意味もない。しかし、いまも抜本的な対策の見直しや支援策の拡充は打ち出されていないのが現状で、菅首相は謝っているだけ。きょうの議院運営委員会への出席も、これまでが異常だっただけで当然のことをやっているにすぎず、むしろ野党も世論も期間延長への反対はほとんどないから出てきやすかったはずだ。

つまり、菅首相は反省して心を入れ替えたのではなく、たんに腰を低く見せかけているだけ。「低姿勢偽装」しているだけなのだ。

そして、この「低姿勢偽装」は功を奏している。実際、これまで強行的な姿勢だった菅首相が「申し訳ない」と謝っただけでメディアは大きく報じ、逆に「そんな答弁だから、国民に危機感が伝わらない」と追及した立憲の蓮舫参院議員のほうがバッシングに遭っている。いまもっとも厳しくチェックされるべきは菅首相が陳謝したあとにどんな政策変更をおこなうかであるはずなのに、この期に及んでもメディアはミソジニー丸出しで野党の女性議員叩きに躍起になっているのである。

ちょっと頭を下げただけで、菅首相の本質は何も変わっていない。この菅首相の演技やパフォーマンス、粉飾こそ、メディアは批判すべきだろう。

(野尻民夫)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/791.html

記事 [政治・選挙・NHK278] <誰が見ても「もうお手上げ」>菅内閣が未だ総辞職しない摩訶不思議(日刊ゲンダイ)

※2021年2月1日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年2月1日 日刊ゲンダイ2面




※文字お越し

 緊急事態宣言の解除期日まで1週間を切ったものの、新型コロナウイルスの新規感染者は高止まりで、医療提供体制の逼迫は続く。菅首相は宣言の再発令時、「1カ月後には必ず事態を改善させる」と自信たっぷりだったが、やはり延長は避けられない情勢だ。科学的知見やエビデンスに基づく感染収束の道筋を描けず、「みんながしっかり協力して頑張れば」とか「心をひとつにして」だとか精神論に傾斜しているあたり、誰が見ても「もうお手上げ」。肝いりの「GoToトラベル」強行で感染を拡大させ、政権浮揚を懸ける東京五輪開催に固執して入国緩和を急ぎ、感染力の強い変異株の水際阻止に大失敗した。この国の混乱に拍車をかける一方の菅内閣がいまだ総辞職しない摩訶不思議である。

 先週末、菅は厚労省幹部や医療関係者などと相次いで面会。

 全国の感染状況、医療現場や病床確保の状況などについて聞き取ったという。厚労省は近々に専門家組織「アドバイザリーボード」を開き、宣言の効果などを検証。先月28日の非公式会合では医療体制などに大幅な改善が見られないことから、複数の専門家が宣言解除は難しいとの見方を示していて、方向性は変わらない見通しだ。1月31日の東京都の新規感染者は633人。3日連続で1000人を下回ったものの、政府が解除の目安とする500人にはまだ開きがある。菅はアドバイザリーボードの意見を踏まえ、今週半ばにも基本的対処方針等諮問委員会を開いて答申を受け、衆参両院の議院運営委員会に報告。対策本部で延長を決定後、会見を開く予定だ。

渋谷「夜の人出」は4倍増

 もっとも、宣言を1カ月ほど延長したところで、感染が収束に向かうかは不透明だ。従来型と比べて感染力が1・7倍強いとされる変異株の英国型の市中感染は疑いようがなく、埼玉県内で国内初の変異株クラスターが発生。ワクチンの有効性低下が懸念される南アフリカ型やブラジル型もすでに流入している。変異株の広がりは時間の問題だろう。政府が飲食店に午後8時までの時短営業を要請し、外出自粛を呼び掛けても、国民の行動変容にちっともつながっていないからだ。

 IT関連企業の「Agoop」の調査によると、宣言発令直後の土曜日だった先月9日と先月30日の人出を比べると、渋谷スクランブル交差点付近は日中が33%増で、夜間はさらに多い39%増。昨年の宣言発令下との比較では日中がおよそ3倍の198%増、夜間に至っては約4倍の296%増に達したという。繁華街を抱える地方の主要都市でも傾向は同じだ。菅政権の新型コロナ対策を6割が評価していないのだから、お上の号令に唯々諾々と従うわけがないのだ。

銀座と改正案修正でカバナンス不全浮き彫り

 そこで政権がブチ上げたのが、私権制限に踏み込む罰則を導入する新型コロナ対策の特措法と感染症法の改正案。時短命令に違反した飲食店などに行政罰の過料を、入院拒否や入院先からの逃亡に「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」を科すなどの刑事罰を盛り込んでいた。事情があって入院したくない感染者が検査を避けるのではないか。時短に応じない飲食店の処罰にあたり、営業実態を公平に調べられるのか。「自粛警察」が幅を利かせ、密告社会へ向かうことになりはしないか。

 こうした懸念に耳を傾けず、強権を手にしようとした矢先、与党幹部が銀座でクラブ活動に興じていたことが先月26日に発覚。こともあろうに国民に我慢を強いている宣言下、折しも与野党の修正協議の初日だった。罰則導入に反対する野党に追い込まれ、自民党は刑事罰を撤回。過料についても減額で合意した。菅政権は3日の成立を目指している。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

「1月15日に開かれた厚労省の感染症部会では、大半の委員が罰則導入に異を唱えたのに、それを無視して菅政権は国会提出に踏み切った。昨年の『勝負の3週間』は惨敗で、宣言も奏功しない。焦りを募らせ、強権を振るって打開しようとしたものの、身内の銀座問題でもくろみはパー。当初案のまま突き進めば、30%割れ目前の内閣支持率は10%台まで真っ逆さまに下落しかねないとはいえ、政権与党としてのガバナンス体制は機能不全に陥り、統治能力がないことが浮き彫りになりました」

 感染症部会の見解をめぐり、菅は国会で「おおむねの了承が得られたので(国会に)提出した」と説明していたが、先月27日に公表された議事録でデタラメが判明。全国知事会の緊急提言(先月9日付)を根拠に「罰則の創設を求める緊急提言をいただいている」と答弁していたのもウソで、この提言は懲役刑などの罰則の内容まで踏み込んでいないという。歴史に残る虚言吐きの安倍前首相の後継者たるゆえんである。国民の信頼を完全に失った政権の見るも無残な右往左往。「自粛要請」が効かなくなり、強権丸出しの「刑事罰」で締め付けようとしても、相次ぐ与党議員の“お遊び”と議事録隠しで、すぐ撤回と相成った。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「コロナ禍で日々の暮らしや社会のありようは大きく変わったのに、権力にあぐらをかいた与党は相変わらずどころか、緩み切っている。国民が政治を信頼し、期待を寄せるわけがなく、与党離れ、与党嫌いはすさまじいスピードで広がっています。分かりやすい例が、24日に実施された大阪府茨木市議選。自民党は3人を公認しましたが、1人は落選。前回2017年と比較して全体で2800票超も得票を減らした。公明党は6人全員が当選したものの、得票は1500票超も減った。地方の議会選でこの減らし方ですから、10月末までに実施される衆院選は目も当てられない惨状になるのではないか」

 そうして緊急事態も再延長、ワクチンの遅れも先進国ではあり得ない大失態である。

ワクチン遅延は「第2の敗戦」

 新型コロナの累計感染者は世界で1億人を突破したが、ワクチン接種率はまだ1%程度。国際的な争奪戦、囲い込みはシ烈を極めている。

 ワクチン供給スケジュールをめぐって英アストラゼネカとモメているEU(欧州連合)は、3月末まで輸出許可制を適用。アストラ社から当面1億回規模の供給を受ける予定が、EU内の工場に問題があるとして一方的に4分の1程度に減らすと通知を受けたためだ。

 その上、生産が順調な英国の工場からの供給は英国優先。EUより3カ月早く契約したことを理由にするアストラ社のやり方に猛反発したEUは、製薬会社に出荷量や出荷先の報告を義務付け、確保したワクチンの供給が著しく脅かされたと判断した場合は輸出差し止めも辞さないという。

「ワクチンナショナリズム」のシワ寄せは日本にどこまで及ぶのか。昨年12月にアストラ社と6000万人分の供給契約を結んだというが、どうなるかわからない。4500万人分は国内メーカーが近く受託生産を始めるというが、1500万人分は3月末までに供給を受ける計画。ワクチン担当の河野行革相は「輸出が止められる事態になれば、想定外だ」とか言っていたが、後の祭りだ。そうでなくても、国内初承認の米ファイザー製の供給は大幅な遅れが必至。昨年7月、政府は日本法人と6月末までに6000万人分の供給で基本合意していたが、遅々として進まず、米本社に掛け合ったところ、合意から後退した年内7200万人分供給で正式契約したという情けないテンマツなのだ。

「ワクチン確保をめぐるゴタゴタは、第2の敗戦と言ってもいいほどの大失策です。中国で新型コロナが発生してサプライチェーンが断たれ、マスクや医療用防具などが極端に品薄になった経緯を考えれば、ワクチンはそれ以上に激しい奪い合いになることは容易に想像がつきます。にもかかわらず、契約でまごついていたなんて言語道断。ワクチン確保は五輪開催に欠かせない要素だというのに、前のめりの政権がこれではわけがわからない。泥縄、後手後手のスガ官邸の愚かさの集大成ですね」(五野井郁夫氏=前出)

 安倍が辞意を表明する直前に開かれた政府対策本部でまとめた対応方針には、今年前半までに全国民分のワクチンを確保すると明記したはずだが、あれは一体何だったのか。見せ金みたいなものだったのか。いまや、何もできずにただ漂っているだけが政権の実情だ。一刻も早くお引き取り願いたい。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/792.html

記事 [政治・選挙・NHK278] モーニングショー、田崎・國島のダブル御用、田崎への質問がバカ受け(まるこ姫の独り言)
モーニングショー、田崎・國島のダブル御用、田崎への質問がバカ受け
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/02/post-811f32.html
2021.02.02 まるこ姫の独り言


今日のモーニングショーは、よもや今日は出てこないと思っていた政権御用達を狙っている聖マリアンナの國島教授と、政権御用達実力ナンバーワンの田崎のダブル出演。

ゲッ ダブルパンチか?

こんなことがあり得るのかと思って見ていた。


今日の國島医師は、PCR検査についての解説じゃなく、推奨するワクチンについての解説だったのでまあまあ見ていることができたが、昨日のPCR検査についての見解の酷い事は!

石原良純でさえ、玉川の今までの論に賛成していたのが印象的だった。

それほど、PCR検査不要論が過ぎて、ほとんどの出演者がドン引き状態だった記憶がある。
9時過ぎに出かけたので、PCR検査について懐疑的な山口真由の意見はどうだったのか知りたいところではある。

今日の田崎出演は、自民党議員の松本が嘘をついてクラブハシゴをした件について、離党した3人の議員について、菅が激怒したとか、更迭したとかやけに菅の指導力発揮の報道されているが、それでは生ぬるいと、テレビで菅の指導力を演出するチャンスと見て、官邸から田崎に指令が与えられたのか。

それ以外に田崎が出演する理由が見当たらない。

あれだけ国会嫌いの菅も、国会で説明すると言うから、前もっての援護射撃じゃないのか。

いつもいつもその場の様子をそばで見ていたかのように、事細かく話す田崎。

慣れてしまって驚きもしないが。。。

しかし、最後のラインでの質問には、腹を抱えて笑ってしまった。

毎回、田崎を出す必要性があるかと思ってきたモーニングショーだが、ここで一矢報いた感が。

番組の最後に、ラインで視聴者の質問に答えるコーナー

>視聴者、田崎さんに質問です。

>松本議員が銀座の飲食店に「陳情や相談を聞きに行った」とおっしゃっていますが、国会議員の方はそんなに簡単に我々国民の相談を聞きに来てくれるのでしょうか?

>私も陳情と相談を聞いて欲しいのですが、どのようにして申し込めば来てくれるのでしょうか?




この質問を見て出演者一同大爆笑。

ものすごい嫌み・皮肉と怒りを込めた質問に、大真面目に答える田崎
>議員会館に電話する。

やっぱりアベスガ政権への国民のうっぷんは相当溜まっていると感じる。

そして田崎は、政権の傀儡としか思われていないのではないか。

だからこんな嫌味や揶揄のような質問が来るのだ。。

見ている人はきちんと見ている。




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/793.html

   

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