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2021年6月26日06時45分 〜
記事 [政治・選挙・NHK281] 菅・丸川・加藤、宮内庁長官発言を「長官ご自身の考え」根っこは天皇軽視(まるこ姫の独り言)
菅・丸川・加藤、宮内庁長官発言を「長官ご自身の考え」根っこは天皇軽視
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/06/post-c21b0d.html
2021.06.25 まるこ姫の独り言


やっぱり自民党の政治家は、知性が欠如している。

野蛮・野卑と置き換えてもいいだろう。

閣僚はこの発言に対してこぞって、個人の意見で片付ける。


一庶民からしたら、なんとも上級国民らしい味もそっけもない対応に見える。

今回、宮内庁長官の五輪発言に対して、加藤は即座に個人の発言と切り捨てた。

菅も丸川も判で押したように個人の意見と言う。

内閣全体で「個人の意見」として押し通す事にしたのだろう。


が、どう考えても無理があるし、政治家が天皇までをもないがしろにしているみたいでとても不愉快だ。

もっと違う言い方はできなかったのか。

加藤氏 宮内庁長官の五輪発言「長官ご自身の考え」
           6/24(木) 17:17配信 産経新聞

>加藤勝信官房長官は24日午後の記者会見で、宮内庁の西村泰彦長官が東京五輪・パラリンピックの名誉総裁を務められている天皇陛下が、新型コロナウイルスの感染拡大など国民に不安の声がある中で両大会を開催することに懸念を示していると拝察するとの発言に関し、「宮内庁長官のご自身の考え方を述べられたと承知している」と語った。

政治的発言ができない天皇にとって、宮内庁長官に自分の考えを託したと言っても良いのではないかと私は思っていたが、宮内庁長官の考え方を述べられたという加藤官房長官。

公の席で、宮内庁長官が勝手に天皇の名を使って個人的意見を言う訳がない。

誰もがそう思うだろう。

しかも、天皇は五輪中止に言及しているわけではなく、政府の感染対策に不安がある中の大会開催に懸念を示しているわけで。

これは多くの国民の声を代弁して貰ったと考えたいし、勇気をもらった人も多いだろう。

加藤は本当に国民の声に対していつも冷徹冷酷にしか発言しないが、天皇に対してもこの扱いは、本当にいけ好かない人間だ。

菅・丸川も同様、いけ好かない発言ばかり。

アベスガ政権の閣僚たちは本当にロボットのような思考の議員が多すぎる。

かつて尾身会長の提言を「自主研究」と言った田村、「全く別の地平からみてきた言葉」と言った丸川

国民の神経を逆なでする発言には秀でている。

そして今回の「長官自身の考え」と言った菅・加藤・丸川。


治的発言の出来ない天皇にとって、「拝察」をして貰うのは精いっぱいの表現であって、それだけ国民の命と健康を心配されていると感じた。

そういう背景が分かっているのか、完全無視なのか知らないが、あまりに天皇に対しての敬意が無さすぎて絶句だ。

野蛮そのもの、そして無礼だ。

五輪開催に危惧する人間は誰であろうと、問答無用で切り捨てるという事か。

選挙で当選しなければただの人なのに、勝てば何を言ってもやっても許されるとした安倍とそっくり同じ思考。

国民はとんでもないゴロツキ政党に権力を与えたものだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/602.html

記事 [政治・選挙・NHK281] ワクチン接種「一時停止」の仰天! 菅政権ブチ上げ「未知への挑戦」はやっぱり無理?(日刊ゲンダイ)
ワクチン接種「一時停止」の仰天! 菅政権ブチ上げ「未知への挑戦」はやっぱり無理?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291114
2021/06/26 日刊ゲンダイ


21日の職場接種の視察では、菅首相は「さらに加速化させていきたい」と言ってたはずだが…(代表撮影)

 疑問や不安を感じている国民は少なくないのではないか。1日当たりの回数が9日と15〜17日に目標の100万回を超えた――と政府が発表した新型コロナワクチン接種のことだ。

 これから、いよいよ接種が本格化していくのかと思っていたら、政府は25日午後5時で、ワクチン接種の申請受付の一時停止を決定。河野規制改革担当相は24日のフジテレビ番組で、1日当たりの接種回数が今後、150万回に達するとの見通しを示した上で、「ワクチン供給を考えると限界に近づいている」と発言し、翌25日の会見でも、モデルナ製のワクチンを使った職場接種について、「ワクチンの総量を超えていれば当然承認はできないので、全部が承認される前提ではない」などと言っていたから、すでに申請済みの企業や大学はさぞ困惑しているに違いない。

「どんどん打って」と声高に叫んでいたのに、今度は唐突に「撃ち(打ち)方止め!」とは一体何なのか。あまりに無計画と言わざるを得ないだろう。

 そもそも、菅首相はワクチンの大規模接種に当たって、こう繰り返し断言していたではないか。

「ワクチン接種の加速化という経験したことがない未知のことに挑戦するわけだが、何としてもやり遂げる」

 欧米諸国ですでに始まっていた大規模接種を「未知への挑戦」などと大げさに語る姿に国民は唖然としていたが、いざ「加速化」する段階になった途端、「やっぱり、一時停止しますね」だからずっこけてしまう。これでは「安心安全の東京五輪」という菅首相の言葉を誰も信じないのも無理はない。



職場接種一時停止 「怒りに近い混乱」の声【news23】

2021/06/25 TBS

新型コロナワクチンの供給不足の懸念から、職場接種の新規受付が一時中止になった事態を受け、自治体や企業、大学などから困惑の声が広がっています。加速していた接種の動き。急ブレーキがかかってしまうのでしょうか。(24日23:24)




http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/603.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 天皇家の内実知る人物が証言「陛下との擦り合わせはあった」 五輪と感染拡大(田中龍作ジャーナル)



天皇家の内実知る人物が証言「陛下との擦り合わせはあった」 五輪と感染拡大
https://tanakaryusaku.jp/2021/06/00025251
2021年6月25日 12:56 田中龍作ジャーナル


五輪はすべての法律や規則に優先する。天皇制という日本の権威をも凌ごうとしている。=JOC前 撮影:田中龍作=

 西村泰彦宮内庁長官が「国民の間に不安の声があるなかで、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている、ご心配であると拝察しています」(24日・定例記者会見)と述べた―

 国民皆殺しに向けて暴走する菅政権を、天皇陛下が戒めたのか・・・人々の関心は高く、宮内庁長官の発言があった夜に、ツイッターのトレンド入りするほどの反響を呼んだ。

 真相はどうなのか。天皇家の内実を知る立場にある人物に聞いた(太字部分)―

 天皇陛下とのすり合わせもなく、宮内庁長官がポロっと言うはずがない。

 もし陛下の了解を得ることもなく記者会見で話したりすれば切腹ものだ。

 陛下が五輪で感染が拡大する懸念があると思っていることは間違いない。国民を大切にするという教育を受けているので。

 象徴天皇制という憲法上の問題があるので「五輪開催を止めろ」などという政治的発言ができない。そこを宮内庁長官が汲み取ったのだろう。(天皇家関係者の話ここまで)



安倍首相(当時)は政治権力と権威を一体化しようとした。漢字が読めない独裁者の奸計を、上皇はいち早く見抜いていた。=2017年、秋葉原 撮影:取材班=

 スガ首相は22日、皇居を訪れて天皇陛下に内奏した。IOC、政府、東京都との5者会談を受けて五輪開催とコロナ対策について説明したものと見られる。

 宮内庁長官の「拝察発言」が出たのはその2日後だ。天皇陛下が菅首相の五輪強行開催に懸念を示したのだろう。

 天皇陛下がまだ皇太子だった頃、田中は京都御所の侍従を花街に“軟禁”して、皇太子の素顔を聞いたことがある。実にリアルだった。本人に近ければ近いほど真実に迫る。

 先の戦争では昭和天皇の聖断がなければ、本土決戦に突入していた。

 かりに天皇陛下が捨て身で「五輪は中止すべし」と言ったとしても、菅政権は開催を強行するだろう。

 すでに焼け野が原になっているのに本土決戦に持ち込もうとした昭和の軍部を上回る狂気だ。

  〜終わり〜




http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/604.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 河井夫妻買収事件は誰が指示したのか 目くらましの五輪選手より検察にエールを それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)



河井夫妻買収事件は誰が指示したのか 目くらましの五輪選手より検察にエールを それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291093
2021/06/26 日刊ゲンダイ


「これは総理案件だから」(2019年7月の参院選で河井案里氏(左)の応援演説に駆け付けた安倍首相=広島市、当時)/(C)共同通信社

 白昼堂々と行われた自民党による大犯罪。2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われた元法相の河井克行に対し、東京地裁は懲役3年、追徴金130万円の判決を言い渡した。

 国の根幹を破壊する蛮行がまかり通ったのも、「安倍(晋三)さんから」(広島県府中町の町議の証言)と言って現金を配っていたのだから、もらう側も油断があったのだろう。実際、克行自身も検察を抑え込む自信があったようだ。「週刊文春」(2020年6月25日号)によると、広島地検の幹部は記者に対し「官邸が圧力をかけて、河井夫妻の捜査をやめさせようとしている」と発言。また克行は法相に就任すると知人に対し「法務・検察の上に立った。もう何があっても大丈夫だ」と語っていたという(「東京新聞」同年6月19日付朝刊)。

 党広島県連の反対を押し切り、克行の妻案里の擁立を主導したのは安倍である。通常1500万円程度の選挙資金の10倍にあたる1億5000万円が河井陣営に流れた理由は、かつて安倍を「もう過去の人だ」とこきおろした元参議院議員の溝手顕正を落とすためだろう。要するに私怨。実際、党広島県連関係者は党本部サイドから「これは総理案件だから」と説明されたという(「毎日新聞」同年6月18日)。

 この資金が買収原資に充てられることを認識していた場合、公選法の買収目的交付罪に該当する可能性がある。なお、裁判では検察側が資金が買収原資だったと供述した河井陣営の元会計担当者の調書を読み上げている。

 では誰が指示したのか。党幹部は口を濁して逃げ回っていたが、ついに二階俊博が「党全体のことをやっているのは総裁(当時の安倍)とか幹事長の私。党の組織上の責任はわれわれにある」と自白(5月24日)。菅義偉も「当時の(自民党)総裁と幹事長で行われていることは事実ではないか」と発言(6月17日)。耳をかっぽじって聞いてください。総理大臣と党幹事長が責任は安倍にあると名指ししたわけです。

 資金提供が行われた前後には、克行と安倍は頻繁に単独面談を行っている。安倍による犯行であることが明らかになった場合、自民党の存続に関わる問題になる。

 目くらましの東京オリンピックに浮かれている場合ではない。今、応援すべきは選手ではなく検察だ。



適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。





http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/605.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 安倍・平家物語<本澤二郎の「日本の風景」(4125)<人命軽視「神の国」清和会政治に赤木ファイルが炸裂、心臓止まる!>
安倍・平家物語<本澤二郎の「日本の風景」(4125)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/29580557.html
2021年06月25日 jlj0011のblog


<人命軽視「神の国」清和会政治に赤木ファイルが炸裂、心臓止まる!>

 「祇園精舎の鐘の声」「盛者必衰の理をあらわす」ーいま日本列島に琵琶法師が奏でる「平家物語」の冒頭の一節が流れている。歴史の教訓を学ぼうとしない、人命軽視の神道政治連盟・日本会議の極右・清和会政治に対して、赤木ファイルが炸裂した。「驕れるもの久しからず」「猛きものも遂には滅びぬ」と。

 思うに、A級戦犯の岸信介信者の森喜朗のいう「神の国」は、アジア諸国を武器弾薬で制圧、赤紙一枚で300万人の若者の命を奪った。二発の原爆投下で敗戦、しかし、彼らは歴史の教訓を学ぼうとせずに、再び核エネルギーの原発大国へのし上がった。其の結果としての311フクシマの東電原発が、この呪われた列島に新たな放射能を、現在もまき散らしている。

 それでも、原発を再稼働させ、フクシマを覆い隠すための大金をはたいて五輪を獲得、お祭り騒ぎでその場をしのごうと、新たにIOCを巻き込んでの狂騒に新型コロナが襲来した。他方で、核兵器の燃料・プルトニウム確保の周辺では、抵抗する学者や言論人などが、次々と不可解な死を遂げている!

 呪われた日本・呪われた五輪・呪われた清和会政治も「遂には滅ぶ」時を迎えた。赤木ファイル公開に裁判所も決起した。安倍犯罪の共犯者の麻生もあぶりだされた。

<「ネット攻撃で安倍・麻生許すな」国民運動が浮上!>

 これほどの史上最低の悪党を、1972年から永田町を見聞してきたジャーナリストは、見たことがなかった。そんな「神の国」政治を絶賛する悪魔の言論人?は、改憲原発派・原子力ムラの輩である。

 人命軽視の神道政治連盟・靖国神社参拝派は、過去を正当化する戦前派の後裔・後継者だ。そこへと赤木ファイルが、安倍の心臓に突き刺さった。因果応報であろう。支援してきた自民党・公明党が、本日告示される都議会選挙で圧勝するのであろうか?

 呪われた五輪を中止せよ、と叫ぶ国民デモが、病院に逃げ込んだ小池百合子の都庁に襲い掛かっている。若者も家庭の主婦も、ネットを使って安倍と麻生を追撃する怒りの意思表示をしている。

 平家物語の一字一句が安倍と麻生の頭上に落とされている。「安倍と麻生を退治するためには、何でもする」という激しい怒りが、晴耕雨読のジャーナリストの耳にも、連日届いてきている。「盛者必衰」は、世の常である。暴政のツケは払わせなければなるまい。菅も覚悟をしたらしいが、腐敗まみれの電通IOCコロナ五輪が成功するはずがない。

 天皇でさえも恐れおののいている様子を、宮内庁長官が公表した。日本人の命など関係ないと豪語する、21世紀のヒトラー・バッハと会見する意思は無いらしい。

<もんじゅ西村謀殺事件も手帳など遺族に返還訴訟指揮不可欠!>

 赤木ファイル浮上によって、忘れかけていたもんじゅ西村謀殺事件も、近く法廷が開かれる。トシ子未亡人の20年法廷闘争にも、支援の輪広がってきたようだ。

 日本人は過去を忘れることに長けているが、そうは問屋が許さない。

 不思議なことにトシ子未亡人の夫・成生さんは、旧動燃によって抹殺されている。証拠は揃っている。それゆえに動燃は20年も経っているのに、未亡人の法廷闘争にも関わらず、亡き夫のペンも手帳さえも、遺族に返却しない。

 こんなふざけたことがあっていいのだろうか。遺品を返せない動燃だということを、最近まで知らなかった言論人も、いまは目を覚ました。当時の科技庁長官をした田中真紀子さんが何というか。真相を知って、驚愕しているに違いない。そう感じる。彼女の証言を、ぜひ聞いてみたい。

 父親・角栄は、正力松太郎や中曽根康弘らの旧内務官僚の「核の平和利用」にすっかり騙された人物である。柏崎刈羽原発だ。しかし、娘は違う。現在の彼女は、市井の人としての常識を知っている正義派のはずだ。余談だが、角栄失脚は立花論文ではない。

 赤木ファイルの発覚で、西村謀殺事件担当の裁判長は、被害者である西村成生さんの遺品を法廷に提出させ、遺族に返却させるという当たり前の訴訟指揮をしなければならない。義務だ。抵抗するようであれば、裁判所も謀殺事件の共犯者として、国民の断罪を受けるだろう。

<西村弁護団は刑事事件として旧動燃を東京地検に告訴すべし!>

 西村成生もんじゅ謀殺事件は、どこから眺めても殺人事件である。やくざを使っての殺害事件に相違ないだろうが、黒幕・真犯人は旧動燃・科技庁であろう。

 西村弁護団は、急ぎ刑事事件として刑事告訴する義務があろう。当たり前の法廷闘争をすべきではないのか。強く進言したい。

<原子力ムラの周辺に怪しげな殺人事件の数々?声を上げよ!>

 竹野内ファイルに指摘されてみて、核・原発関連の周辺で、きわめて怪しげな事件事故が起きていることを知って、驚かされている。

 たとえば東京・渋谷での東電OL事件は、かすかに記憶している。確か311のころの東電社長が、何らかの関与をしていたはずだ。原発に反対していた有能な女性社員を貶めた東電原発首脳部が、いわば311の元凶と言えなくもない。

 殺害された反原発派の女性社員の冥福を祈るしかないが、無残すぎる運命に東電の恐怖を感じる。彼女の怨念・呪いが、311だったかもしれない。

2021年6月25日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(東スポ)立憲民主党の小沢一郎衆院議員(79)が23日、事務所公式ツイッターを更新。「赤木ファイル」の公開受けて、政府を批判する投稿を3連続で行った。「長らく隠蔽され続けてきた『赤木ファイル』が漸く公開。改ざんを直接指示した職員の名前を中心に、約400箇所もの黒塗り。財務大臣は『再調査の考えはない』。隠蔽は続く」と黒塗りに苦言を呈した。また、「安倍(晋三)氏絡みの記述は真っ先に削除。元理財局長による『国会答弁を踏まえた修正指示』があったことも明白になった。総理のためには、国民の命や法まで犠牲にする行政。許されない」と2つ目のツイートで安倍氏に言及。最後は「1人の善良な公務員が、隠蔽・改ざんの圧力に苦しみながら亡くなった。(中略)安倍氏や財務大臣は反省しているか。線香の一本でもあげに行ったか」と責任を追及した。


<夫婦別姓問題で、最高裁こそがヒラメ判事の元凶証明>

(朝日)夫婦別姓を認めないのは合憲か違憲か。5年半ぶりの最高裁の回答は再び合憲で、「国会マターだ」と積極的に関与しない姿勢も変わらなかった。ボールを受け取った政治側だが、自民党では賛否が割れる。司法と政治のはざまで当事者らが置き去りにされた状況が続く。


<フクシマ隠しの五輪中止デモ本格化>

(時事) 東京五輪開幕が1カ月後に迫った23日、都庁(新宿区)周辺で開催中止を求めるデモが行われた。主催者らは「新型コロナウイルスで皆苦しんでいる。犠牲が出るのが分かっているのにやらせてはいけない」とアピール。集まった市民らはプラカードを手に「オリンピックやめろ」「中止だ中止」などと訴えた。


<注目!竹野内真理メッセージ=もんじゅ西村謀殺事件+東電OL事件etc>

こちらの私(竹野内)のブログですが、今見たら41000ビューありました。https://takenouchimari.blogspot.com/2013/04/blog-post_1741.html 

私のブログの中でも最も見られているものです。(ほかの事件も後から付け足しています)


もんじゅ西村事件のみでなく、他にもおかしな事件がいろいろあるようです。。。ふと考えついたのですが、理想的には、水戸巌教授の奥様、嘉世子さん、TV朝日のディレクター岩路さんのご遺族、東電OL殺人事件(こちらも限りなく疑わしいです。真犯人のDNAも見つかっているのに、警察は探そうとしていません。。。)のご遺族(こちらはご遺族のお母様があまり活発ではないようです)もしくは東電OL殺人事件の罪を間違って着せられたマイナリ被告支援者の方々の中で、協力し合いながら、原子力村による殺人事件をその事件性にふさわしく取り上げてもらうのが、脱原発・反被ばくの近道のような気もしています。。。とにかく理不尽な殺人まで隠されている世の中は許されないと思います。これらの理不尽な事件を白日にさらすことで、原子力村によるおかしな原発推進や、被ばく推進政策を転換できる可能性がある気がしてなりません。。。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/606.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 陽性者22府県553人に急拡大!7月4連休の旅行ラッシュで「インド株」感染爆発危機(日刊ゲンダイ)





陽性者22府県553人に急拡大!7月4連休の旅行ラッシュで「インド株」感染爆発危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291092
2021/06/26 日刊ゲンダイ


インドでは欧米並みの流行(22都府県のインド株陽性者集計数=24日現在、右)(C)ロイター

 最強のウイルスといわれるインド株(デルタ株)は、首都圏を中心に各地に急速に広がりつつある。沖縄を除いて緊急事態宣言が解除されたこともあって、来月の4連休には人流増も見込まれる。東京五輪に加えて、夏休みがインド株拡散の背中を押す恐れがある。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイの集計では11日時点のインド株の陽性者は14都府県で219人だった。ところが、自治体の発表や報道を基に、24日までの陽性者数を集計したところ、22都府県553人に膨れ上がっていた。24日は沖縄で初めて2人の陽性が判明している。

 首都圏1都3県で327人と全体の6割を占める。24日も東京で21人、神奈川で10人が確認された。ここ数日、両都県では2ケタ判明は当たり前になっている。英国株は関西から広がったが、インド株は首都圏で先行している格好だ。

 医療ガバナンス研究所の上昌広理事長がこう言う。

「少ない検査数なのに500人超のインド株陽性者が見つかっているのは、ものすごい勢いで広がっている表れだと思います」

 23日の厚労省「アドバイザリーボード」で京大大学院の西浦博教授(理論疫学)は国内で占めるインド株の割合は来月12日に半数を超え、五輪開会式の23日には70%に上ると試算している。


夏休みに入り4連休は混雑しそう(人が行き交う羽田空港ターミナル)/(C)日刊ゲンダイ

旅行者数は昨年の2倍になる可能性

 もう一つ気がかりなのが、インド株が主流になるタイミングで夏休みを迎えることだ。旅行する人が急増する可能性が高い。

 日本旅行によると、現時点で今年7月の国内旅行は昨年より2割増える見込みだ。とくに、7月22日からはじまる4連休は、一気に増えるとみられている。

 ANA広報部の担当者は、「1日当たりの国内線の利用は緊急宣言解除の1週間前と比べて、解除後は3割増の3.7万人程度です。7月の4連休は1日10万人を見込んでいます。10万人は例年の6割にとどまっていますが、昨年の4連休に比べると2倍です」と答えた。

 昨年の4連休は、「Go To トラベル」が前倒し実施されていた。旅行者数は、その時の2倍になる可能性があるということだ。

 実家の祖父母や両親がワクチン接種を済ませ、久々の帰省を計画する人も少なくないだろう。自粛が続き、久しぶりに国内旅行を楽しみたいのも当然だ。しかし、感染リスクは避けられない。インド株が首都圏から各地に拡散する可能性がある。

「インド株の流行に五輪開催と夏休みが重なり、最悪の事態に陥りかねません。従来のコロナは欧米とアジアでは全く別の病気でした。アジアでは陽性者は少なかった。ところが、インド株はインドの他、マレーシアなどアジアで初めて欧米並みのケタ違いの流行を起こしています。日本でもこれまでの5倍程度の感染拡大の恐れがあります」(上昌広氏)

 4連休は慎重に行動した方がよさそうだ。 



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/607.html

記事 [政治・選挙・NHK281] オリパラ名誉総裁が五輪中止を示唆(植草一秀の『知られざる真実』)
オリパラ名誉総裁が五輪中止を示唆
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-c9bcf2.html
2021年6月26日 植草一秀の『知られざる真実』


宮内庁長官が「天皇陛下は五輪を懸念している」と発言したことが波紋を広げているが、重要なことは天皇が東京オリパラの名誉総裁の職に就いていること。

天皇がオリパラについて発言するべきでないとするなら、そもそも天皇をオリパラの名誉総裁の職に就任させることがおかしい。

天皇をオリパラの職に就任させているのだから、天皇がコロナ禍の下でのオリパラ開催を懸念しているとの意向を重く受け止める必要がある。

天皇の発言をどのように取り扱うかは憲法上の判断が必要になる。

天皇は政治上の権能を有さないことを踏まえることは必要だ。

その天皇をオリパラの名誉総裁の職に就けていること自体が天皇の政治利用にあたると言える。

政治利用しておきながら、コロナ禍の下でのオリパラ開催に懸念を示すと、その発言を無視するというのは究極の二重基準=ダブルスタンダードだ。

そもそも、天皇をオリパラの名誉総裁に就任させていることがおかしい。

他方、天皇がコロナ禍の下でのオリパラ開催強行に懸念を示すのは順当だ。

菅義偉氏は「国民の命と健康が最優先」と明言した。

国民の命と健康が最優先なら五輪開催強行という判断は生まれる余地がない。

五輪開催は5万人から8万人の外国人を入国させるスポーツ興行。

すでに入国者から複数のコロナ陽性者が確認されている。

水際でウイルスを遮断しなければならないところ、ウイルスを保持する外国人の入国を容認した。

菅内閣のコロナ水際ザル対応は見事というほかない。

ウガンダ選手団は今回のオリパラに伴う外国人入国の2ヵ国目。

この段階で複数のコロナ陽性者が確認されているのだから、今後の展開を容易に想定できる。

入国外国人から相次いでコロナ陽性者が確認されることになるだろう。

その際、確認されるコロナウイルスが変異株である可能性は高い。

世界各地のコロナ変異株が日本に持ち込まれる。

ウイルス有効性を引き下げる新しい変異株が確認されることもあるだろう。

2020年5月にピークを記録した日本の感染第4波はN501Y変異株による感染拡大であったと見られる。

第4波はピークを通過したが、感染再拡大が観測されている。

感染第5波の中核はL452R、E484Q変異株になる可能性が高い。

感染力が強い、重症化率が高い、ウイルス有効性が低い、との特徴を備えていると見られる。

ここにさらに新たな変異株が加わることになる。

新規陽性者数はすでに増加に転じた。

7月から10月にかけて、再び感染爆発の状況が生じる可能性を否定できない。

このような情勢であるから、国民の命と健康を最優先に位置付けるなら、東京オリパラの開催を断念するしかない。

天皇の意向は、こうした当たり前の判断を示すものであると言える。

菅義偉氏が五輪開催を強行しようとしている理由は「自分の利益」。

「国民の命と健康が最優先」と口で言いながら、実態は「自分の利益が最優先」なのだ。

決定的な矛盾。

算命学は不幸の原因が矛盾にあるとする。

菅義偉氏の決定的な矛盾が不幸を生み出す。

しかも、菅義偉氏は有観客開催をゴリ押ししようとしている。

五輪に1万人の集客を認めさせるため、まん延防止等重点措置でのイベント収容上限を1万人にした。

このこと自体に問題がある。

上限を少なくとも5000人にとどめておくべきだった。

単独で1万人の興行が行われるのと、30の会場でそれぞれ1万人の興行が行われるのとではまったく意味が異なる。

30箇所で開催すれば人流は30倍になる。

したがって、集客上限を定める場合には「五輪」というイベントの集客上限を定めるべきだ。

1日の「五輪」観客上限を1万人とするべきだ。

組織委は「利権の祭典」であることを背景に開会式入場者数を2万人弱に設定しようとしている。

菅義偉氏は「自分の利益」のために「国民の命と健康」を踏み台にして五輪開催を強行しようとし、組織委は「カネ」のために開会式に2万人弱の入場者受け入れを強行しようとしている。

これらの愚行で日本は最大危機に見舞われることになるだろう。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/608.html

記事 [政治・選挙・NHK281] <天皇五輪懸念 海外メディア同調>ピント外れな「菅・安倍コンビ」“天皇無視”で団結、希望の五輪猛アピール(日刊ゲンダイ)





ピント外れな「菅・安倍コンビ」“天皇無視”で団結、希望の五輪猛アピール
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291131
2021/06/26 日刊ゲンダイ


2人して「あの感動よ、もう一度」/(C)日刊ゲンダイ

「世界が団結をして人類の努力と英知によってこの難局を乗り越える大会にしたいと思っています」――。東京都議選(7月4日投開票)の告示を迎えた25日、自民党本部で行われた出陣式で、そう力を込めた菅首相。五輪開幕まで1カ月を切ったが、都内は感染拡大に転じ、感染力最強のインド株が急速に広がっている。現実から目を背けた菅首相の五輪強行には日本国民も国際社会もドッチラケだ。

  ◇  ◇  ◇

 五輪開催を巡り、菅首相が決まって使う「安心・安全」。念仏のように繰り返すだけで、実際は五輪関係者の入国後の隔離措置を免除するなど不安材料は山積みだ。

 空虚な言葉を並べるあたり、安倍前首相も負けていない。

 安倍前首相は25日、尾久八幡神社(東京・荒川区)で開かれた自民都議候補の出陣式に登場。1964年の東京五輪に触れ、「あの時の感動、日本選手の活躍、試合を通して未来に見た夢や希望、勇気」と大仰な言葉を連発。「コロナ禍にあって(五輪を)成功させるのは大変」「挑戦して何とか成功させることが世界の希望につながっていく、勇気を与えることになると思う」と訴えた。

 菅首相も安倍前首相も五輪開催の意義として、「世界が団結」「世界の希望」を全力でアピールしているが、ピント外れもいいところ。開催強行が世界にどう映っているのかといえば、「天皇を無視した」だ。

 宮内庁長官の発言が波紋を広げている。天皇が名誉総裁を務める五輪の開幕が近づいてきたことを定例会見(24日)で問われ、「開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている、ご心配であると拝察しています」と、天皇が抱く五輪開催への不安を代弁。

世界から総スカン 海外メディア「天皇の懸念」に同調

 異例の出来事に海外メディアは「五輪開催に重要な不信任投票」(米ワシントン・ポスト)、「日本の天皇が五輪に“強い懸念”」(英フィナンシャル・タイムズ)などと報じた。

 菅首相は「長官本人の見解を述べたと理解している」と火消しに走ったが、「天皇の懸念」を全否定した発言に海外メディアは即座に反応。「日本の首相、天皇は五輪を“心配”していないと主張」(仏AFP通信)、「コロナや五輪に対する天皇の懸念を日本は無視」(米UPI通信)と、センセーショナルな見出しを並べたのだ。

 鎮火どころか延焼するのは当然で、そもそも海外メディアはコロナ禍の五輪開催に懐疑的である。「東京五輪はコロナ禍でも開催されるのか」(英BBC)、「なぜ東京五輪は中止されないのか」(米ニューヨーク・タイムズ)と疑問を突き付けている。「天皇の懸念」と一致した立場なのだろう。

 ところが、菅首相や安倍前首相の“答え”は「団結」や「希望」といった非科学的なものばかり。しょせん、現在の感染状況に目を背けた奇麗事だ。

 25日の都内の感染者は562人。直近1週間平均は455.1人に上り、前週比17%増。都内のインド株は5月末(24〜30日)に3件だったが、現在は45件に(6月14〜20日)膨れ上がった。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)がこう言う。

「都内は完全にリバウンドし、五輪関係者の入国はずさんです。ウガンダ人選手の感染は五輪関係者のプレーブックが、いかに穴だらけかを証明しました。専門家から『甘い』と指摘された後、改訂したのに、このありさまですから、今後数万人の関係者が入国したら感染拡大は必至。頼みのワクチン接種で後れを取る日本に、感染爆発は防げません。既に“敗戦”しているのです」

 世界に「団結」や「希望」を訴えても響かない。



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記事 [政治・選挙・NHK281] <政界地獄耳>官邸の私兵と化した官僚…流出、後を絶たず(日刊スポーツ)


【政界地獄耳】官邸の私兵と化した官僚…流出、後を絶たず
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202106250000151.html
2021年6月25日9時34分 日刊スポーツ


★霞が関の官僚たちは課長補佐までは自由闊達(かったつ)に政策を語り、国を憂い政治に失望しているが、課長になれば省の方針に組み込まれていき正論を吐けば左遷は覚悟。官僚としての能力や使命感よりも、調整能力や隠ぺい、改ざんの知恵が求められ消耗戦に突入していく。内閣人事局が官邸の運用になり官僚は官邸の私兵と化す。省内で反発してきた者はいつの間にか周りから消え、外資系企業に就職した学生時代の同期は既に数千万円を得る立場。承知で官僚の道を選んだものの民間への流出は後を絶たない。

★気概を持って働く地方にいる官僚たちにも隠ぺいや改ざんの指示は飛んだ。元近畿財務局職員・赤木俊夫が改ざんに加担させられることに抵抗し、苦しんで自殺した経緯が記された「赤木ファイル」が遺族の求めで1年がかりで開示された。そこには改ざん・隠ぺいを指示し国会で偽証し、答弁拒否をして関与した財務省幹部官僚が名前を連ねるが、彼らは軒並み出世した。裁判所の指示でファイルは開示されたが財務相兼副総理・麻生太郎は開示には否定的、再調査の必要なし、自民党は野党の求める財務金融委員会での閉会中審査も拒否している。政権の犯罪の隠ぺいはいまだ続いているということになる。

★外事畑が長く内閣情報官などを歴任した国家安全保障局長・北村滋は外交・防衛政策の中心人物で裏工作や政界情報にたけていたといわれ「官邸のアイヒマン」の異名もあったが、あっさりと交代が決まった。元兵庫県警本部長で、赤木宅に最初に乗り込み、資料をかき集めたのも北村だったといわれる。21日、人事院は国家公務員総合職の21年度採用試験の合格者が1834人と発表した。競争率は7・8倍で過去最低となった。採用予定人数798人。先輩たちの所作を見ていればこの結果が続くことになる。(K)※敬称略



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記事 [政治・選挙・NHK281] れいわ山本太郎代表が公約「五輪中止は当たり前」「都民に給付金10万円」(日刊スポーツ)



れいわ山本太郎代表が公約「五輪中止は当たり前」「都民に給付金10万円」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202106240000939.html
2021年6月24日20時31分 日刊スポーツ


れいわ新撰組の山本太郎代表が都議選の公約を発表した(撮影・大上悟)

れいわ新撰組の山本太郎代表が24日の会見で、「五輪中止は当たり前」などの東京都議選の主な公約を発表した。今回の初参戦で3候補を擁立する山本氏は、東京五輪・パラリンピックの開催を「常軌を逸している。自分たちで意図的に感染を拡大させるための五輪開催になってしまう」などと中止を訴えた。

コロナ対策として「緊急事態宣言をお願いするならば、命をつなぐための資金を東京都として出していくべき。10万円の給付金を都民1人1人に払う。中小企業、零細企業、個人事業主などに対しても損失補塡(ほてん)を行う。コロナ対策として下水のPCR検査を徹底して行う」とした。

また体調不良で22日から入院中の小池百合子都知事については「一刻も早く、体力を回復されて現場に」と気遣う一方で、「そう言っても(五輪の)開会式には間に合うんでしょ(笑い)。一番自分が出たい場所ですもんね」と皮肉った。






【LIVE】れいわ新選組 山本太郎代表 臨時記者会見(2021年6月24日)







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記事 [政治・選挙・NHK281] <安倍氏のこだわり 継ぐ首相>閣僚「五輪中止を」 拒む首相 「やめるわけにいかぬ」いら立ちも(五輪は誰のため1 朝日新聞)

※2021年6月25日 朝日新聞1面トップ 紙面クリック拡大



※2021年6月25日 朝日新聞2面 紙面クリック拡大


※朝日新聞、紙面文字起こし

閣僚「五輪中止を」拒む首相 
「やめるわけにいかぬ」いら立ちも

 東京五輪の観客のあり方を決める政府などの「5者協議」を翌日に控えた20日、菅義偉首相は周辺に言い放った。「分かってるよ。宣言になったら、やめればいいんだろ」

 5者協議では、五輪の観客を「上限1万人」とすることで合意予定だった。ただ、それも東京などが新型コロナ対応の緊急事態宣言から脱し、感染状況が落ち着いていることが前提だった。宣言下なら観客は入れられない――。五輪を開くことができる最低限の条件を確認する周辺の言葉に、首相はいら立ちを隠さなかった。

 新型コロナの災厄下にある東京で、首相が掲げる「安心・安全な五輪」が本当に実現できるのか。開会まで1カ月を切る中、政権与党でもいまだ疑念は晴れていない。東京などの緊急事態宣言が延長された5月半ば以降は、首相に中止を求める直言も相次いだ。

 「この状況を考えれば、中止も仕方ありません」「中止で支持率はマイナスになりません」。何人もの閣僚らが、この1カ月ほどの間に首相に五輪中止の決断を迫ったと証言する。だが、そうした声はみな退けられた。「ワクチン接種を加速させる」「感染者数は6月に減るはずだ」。首相はそんな決意の言葉を繰り返したという。

 夏の五輪・パラリンピックは、9月に自民党総裁の、10月に衆院議員の任期を迎える首相にとって、この1年の総仕上げとなる。五輪の成功を背に衆院解散・総選挙に臨んで、長期政権の足場を築く。昨秋、安倍晋三前首相から政権を引き継いだ際に打ち立てたシナリオに、かたくなにこだわる。

 首相は、長く東京大会の準備を重ねた前政権の継承者でもあった。五輪から身を引けば、自らの足もとがどうなるか。「見直し」と「実施」のリスクをはかりにかけ、首相の針はなお実施の側に振れた。

 先の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で五輪への支持をとりつけ、ワクチン接種も軌道に乗る。「首相は楽観シナリオを信じている」。首相周辺は、五輪に突き進む首相の様子をそう語る。

 だが、東京には「第5波」の予兆がちらつく。首相が繰り返し強調するワクチンの効果は、政府内でも「五輪には間に合わない」(官邸幹部)との見方が一般的だ。

 自民党内では、首相の先行きを危ぶむ声がじわりと広がる。党幹部は「『安心・安全』を実現できなかった責任をとって退陣となるかもしれない」。閣僚経験者は「薄氷の上にいる自覚があるのか」といぶかる。

 当の首相は最近、周辺にこんな考えも漏らした。「五輪は、やめるのが一番簡単なんだ。でも、ここまで来た。全部やめるわけには、やっぱりいかない」(石井潤一郎)

2面に続く

東京五輪・パラリンピックの開幕まで1カ月を切った。世界が新型コロナ禍にさらされる中の五輪は、何を問いかけているのか。6回にわたって報告する。



1面から続く

安倍氏のこだわり 継ぐ首相
「国威発揚」重なる64年の五輪

 東京五輪開会まで50日となった6月3日、菅義偉首相は首相官邸に近い衆院議員会館へ足を運んだ。訪れたのは、官房長官として7年8カ月仕えた安倍晋三前首相の事務所だった。30分ほどの会談を終えた菅首相は、記者団に主要7カ国首脳会議(G7サミット)をめぐり意見を交わしたと説明し、「非常に有意義だった」と笑みを浮かべた。

 2人の話は五輪にも及んだという。2013年の東京招致、20年の「1年延期」決定の二つに首相として関わった安倍氏。その継承者の菅首相にとって、「置き土産」でもある五輪への安倍氏の考えを再確認する意味合いもあった。

 東京五輪にかける安倍氏のこだわりは、ひときわ強い。20年の開催都市が決まる前の13年1月、招致委員会の評議会最高顧問を引き受けた安倍氏はこう意気込みを語った。「20年は特別な思いを込めた五輪になる。先の東京五輪は、祖父の岸信介が招致の最高顧問だった。私も頑張りたい」

 1964年の東京五輪は、日本にとって戦後復興の象徴であり、国威発揚の場でもあった。安保闘争に揺れた岸政権を継いだ当時の池田勇人首相は「所得倍増」を掲げ、日本は高度経済成長期へひた走っていた。

 首相に返り咲いたばかりの安倍氏も、五輪で東日本大震災からの「復興」を世界にアピールしようとした。13年9月にあった国際オリンピック委員会(IOC)総会の招致演説では、東京電力福島第一原発の汚染水漏れについて「状況はコントロールされている」と言い切った。

 そして、菅首相もまた、五輪を政権戦略の中核に位置づける。「人類がウイルスに打ち勝った証しとして、東日本大震災から復興しつつある姿を世界に発信する『復興オリンピック・パラリンピック』として、東京大会の開催を実現する決意だ」。昨年11月、首相はIOCのバッハ会長との初会談で、力を込めた。「新型コロナウイルスに打ち勝った証し」は、安倍氏が首相在任中に好んで使った言い回しだ。

 首相は今月9日の党首討論では「当時は高校生だったが、鮮明に記憶している。子供や若者にも五輪を見てもらい、希望や勇気を与えたい」と、64年の東京五輪の思い出を滔々(とうとう)と語った。

 安倍氏も五輪への発信を続ける。6月16日放送のラジオ番組で「五輪は何とか成功させたい。そのためにも今、ワクチン接種を進めている」と、菅政権のコロナ対策を支持した。最近、周囲にこんな思いも語った。「東京五輪は、やれば必ず盛り上がる」

揺れる観客判断 先行き不透明

 半世紀以上ぶりに国内で夏季に行われる五輪を成功させ、国民の称賛を勝ち得たい菅首相。だが、その思惑通りに運ぶかどうかは、いまだ見通せない。開幕まで1カ月を切り、観客を入れるかどうかの最終判断を下せない現状が、五輪の先行きの不透明さを物語る。

 21日にあった政府、組織委、東京都などによる5者協議は、観客を「上限1万人」と決めた。一方で、7月中旬以降も東京などでコロナ対応の「まん延防止等重点措置」が続いたり、緊急事態宣言が出されたりした場合は、「無観客も含めた対応を基本とする」ことでも合意した。

 「観客はできるだけ入れたい。だから、ギリギリで判断したい」。首相は周囲にそんな考えを語っている。五輪で国民の一体感を作り出したい首相らにとって、観客は欠かせない要素だ。「上限は5千人」「いや1万人まで」「2万人もあり得る」……。政権や大会関係者の間では、つい10日ほど前まで、そんな数字が飛び交っていた。ただ、20日の緊急事態宣言の期限、21日の5者協議が近づくにつれ、強気一辺倒だった様子に変化が生じた。

 「尾身さんがなぁ」。首相は15日、官邸で会談した加藤勝信官房長官や丸川珠代五輪相らにそうこぼした。宣言解除後、スポーツなど大規模イベントの制限をどうするか、最終調整をしている最中のことだった。

 首相が心配したのは、コロナ対策の政府分科会の尾身茂会長らによる五輪のリスク評価だった。尾身氏らは18日、五輪の無観客を推奨する提言を政府などに提出。観客を入れる場合でも、制限は一般の大規模イベントよりも厳しくするといった「注文」もつけた。

 その3日後の5者協議が観客判断を事実上先送りしたのは、東京の感染状況が不安視されていることに加え、専門家の提言直後にそれを無視するかのような結論を出せば、世論のさらなる批判を招きかねないと判断したからだ。

 政権与党内には別の懸念もあった。IOC委員などの「五輪ファミリー」や各国の外交関係者、スポンサーら一般の観客とは違う「別枠」の存在だ。

 組織委などは開会式の観客について、この別枠を含め2万人を上限とすることも検討していた。安倍氏や森喜朗・前大会組織委員会長に近い議員らは、別枠の存在も念頭に「五輪は特別だ。一般のイベントと同じ扱いにすべきではない」といった「上積み論」を主張している。

 コロナ禍にオリパラを開く意義について、首相は「まさに平和の祭典」「安心・安全の対策をしっかり講じる」などと繰り返す。9月上旬まで続く東京大会を、その言葉通りに実現できるのか。観客のあり方をめぐる7月上旬の判断が、試金石の一つになる。(石井潤一郎、小野太郎)




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