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2021年6月29日04時46分 〜
記事 [政治・選挙・NHK281] 「感染症」対策と強制ワクチンに反対し、食文化を守る 中根じゅん候補[東京都議選・杉並] 高橋清隆の文書館
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2042107.html
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 「これは感染症対策でなく、失業・廃業・自殺推進策だ」「ワクチンを強制されたら、私に相談を」——。白いコック帽とコートを身に着け、新型コロナウイルス対策と称する奴隷化政策に異議を唱えるのは中根淳(なかね・じゅん、48)氏。7月4日投開票の東京都議会議員選挙に国民主権党からただ一人立候補(杉並区選挙区)している新人だ。



「新型コロナ対策」の悪魔性を告発する中根氏(2021.6.28蚕糸の森公園前で筆者撮影)
動画URL:https://www.bitchute.com/video/3ObeX2OSpQ6V/


 中根氏は6月25日の選挙告示以来毎日、駅や商業施設の前など7カ所前後を回って道行く人に語り掛けている。チラシは「自粛に反対! 外食文化を守ろう!」との見出しで、行政が新型コロナの感染症対策について科学的根拠を示していないと指摘する。28日午後は、地下鉄丸ノ内線東高円寺駅脇の蚕糸(さんし)の森公園前で演説した。


 「緊急事態宣言やまん防が繰り返されながら、『感染症』対策が強化されている。しかし、6月7日時点での東京都の入院者数は1734人。重症者は東京都の人口1396万人のうち61人。メディアは『危険』と言うが、本当でしょうか」


 通行人がぽかんとしていると、「インド株と呼ばれる変異株に感染したとされる人は、主症状は鼻水と言っている」「新型コロナで亡くなったとされる最も多いケースは介護施設のご高齢の方。次は病院に入院されている方」と先入観を解く。「飲食店で『感染』して亡くなるのは2%くらい。飲食店が狙われている」と続け、20〜50代の生産人口での自殺の急増に言及。


 「昨年5月に緊急事態宣言が出たとき、これは感染症対策ではなく、失業・廃業・自殺推進策だと思い、自粛反対のデモ活動を行ってきた」と打ち明けた。


 もともと、JR阿佐ヶ谷駅近くの洋食店「阿佐ヶ谷グルトン」の2代目シェフだったが、同年4月の宣言を受けて閉店を余儀なくした。直後のゴールデンウイーク、店で使っていた黒板に「感染希望」「緊急事態宣言を今すぐ解除せよ!」と書き、自転車で渋谷のスクランブル交差点で訴えを始めた。「感染希望」の真意は、菌やウイルス交換こそが免疫力を強化すると考えるからだ。マスク着用や社会的距離の確保は、これを失わせる。


 さらに、小池百合子・東京都知事の練馬区内の自宅を訪ね、「感染症対策はおかしい」と抗議した。同年11月にPCR検査を強制する条例案が提出された際は、その中心となった伊藤悠議員(都ファースト)の目黒区内の自宅前で、「PCR陽性は感染でないのに、何で強制するのか? しかも罰則を付けて」と本人にただすと、車でひき殺されそうになった。


 28日の演説でも、くぎを刺した。


 「PCR陽性者すなわち感染者ではない。新型コロナウイルスとされる遺伝子配列と似た遺伝子配列を常在ウイルスに探しているにすぎない。定着・増殖・寄生という3要素が体の中にあることが証明されなければ、感染とは言えない。PCR陽性者の9割近くが健康体です」。杉並区では検査カーまで購入して駅前などで接種を促していることを問題視し、「議員が本当に住民の幸福を考えるなら、PCR検査に反対しなければならないのに、与野党とも全員が賛成している」と糾弾した。


 中根氏が社会活動を始めたのは、新型コロナ騒動からではない。2017年ごろは、地元阿佐谷周辺で「あいさつ」運動を展開した。校門の前や路上で通勤・通学する市民に「おはようございます」と声を掛けるだけ。その真意は、人間同士を怖がらせて互いに触れ合うことや紐帯(ちゅうたい)を結ぶことを奪おうとしていると察知したからだ。


 千葉県松戸市の小学3年生だったベトナム人女児、レェ・ティ・ニャット・リンちゃん(当時9)が殺害され、元PTA会長が逮捕された直後。誘拐殺人事件などの報道を通じた「知らない人は危険」との宣伝に続き、「知っている人も危険」との宣伝が展開されていた。


 「これは完全におかしいと思った。10万人に1人犯罪者がいるとしても、9万9999人はいい人。この圧倒多数の人との出会いをたった1人の『犯人』のために拒否することはない」。同被告は無実と考えていた筆者は、思わず膝を打った。中根氏の訴えの根底にあるのは、人間がロボットでなく、人間らしく生きられる社会であってほしいとの思いと解する。


 28日の演説では、新型コロナワクチン接種の副反応による死者が356人まで増えても「因果関係は評価できない」と結論づけていることに触れ、「皆さん、ワクチンは絶対に打ってはいけません。ワクチンを打たなければ進学できないとか、就職できない・働けないと言われたら、私に相談して来てください。これは大きな差別問題であり、人権侵害。マスクでもすでに行われている」と告発した。


 さらに、「コロナ対策と称する営業自粛によって、食事文化が奪われている」と提起。お誕生会や初デート、仲間との飲み会などの思い出の重要性を説き、「口が栄養補給のためだけにあるなら、胃ろう状態で進化したはず。しかし、私たちは食事の機会を通してしゃべるこができる」とリアルな交流の魅力を強調した。子供に真っ直ぐ帰宅する慣習をつけさせていのは、その心づくりであると指摘し、「人生に彩りや豊かさ、出会いを与えてくれる飲食文化が奪われようとしてるとき、大人が声を上げなくていいのか」と訴えた。


 中根氏の演説動画は全て、ユーチューブから削除されている。3月の千葉県知事選に平塚正幸党首が立候補した際、自身の活動も撮りながら伝えていたが、アカウントが次々と停止された。2日ほど前に開いたチャンネルも動画をアップする度、削除されている。


 それでも、公示前まで認められるポスティングチラシや、街頭活動で知った住民が歩み寄ることも。「新型コロナの脅威がうそだと分かっていながら、会社や学校の方針で嫌々マスクや自粛をしている人たちから『頑張って』と声を掛けられます」と中根氏。28日も、コンビニに納品に来たマスク姿のトラック運転手の若い男性から「応援しています」と肩をたたかれた。


 今回の立候補は、コロナ詐欺を伝えることではなく、当選することであると明言する。感染症対策の口実で都議会の傍聴が制限されている上、情報公開請求にも制約を加えることが検討されているからだ。政治の密室化である。中根氏は「この感染症対策のうそに気付いている人たちは、私を議会に入れなければ、東京都の感染対策は弱まらない。小池知事に『対策の根拠はあるのか』と言えるのは、都議会で私しかいない」と自負する。


 与党が自己保身のため国際カルトのかいらいとなり、野党が政権奪取のため自由と人権を抹殺するさらに強い対策を打ち出す。「コロナ翼賛体制」を打破する議員が誕生しない限り、民衆はどこまでも奴隷化されるだろう。


【チラシ表】

スキャンのコピー2

【チラシ裏】
スキャンのコピー2

■関連情報


■関連記事





http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/647.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 「 全ボランティア7万人対象にワクチン接種」でも五輪には間に合わない(まるこ姫の独り言)
「 全ボランティア7万人対象にワクチン接種」でも五輪には間に合わない
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/06/post-6a93a2.html
2021.06.28 まるこ姫の独り言


五輪組織委員会が、全ボランティアにワクチン接種をすると言い出した。

それはご立派なことだとは思うが、この工程を見る限り五輪には間に合わない。

東京五輪 全ボランティア7万人対象にワクチン接種へ 組織委発表 都がモデルナ社製確保
                  6/26(土) 16:05配信 デイリースポーツ

>東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日、全大会ボランティア約7万人にワクチン接種の案内を行ったことを発表した。

>新たな対象となったボランティアは6月30日から7月3日に1回目の接種を行い、2回目の接種は五輪期間中の7月31日からとなる。


こちらの記事も突っ込みどころ満載だ。

まず、まだ案内をしたという段階で、どれだけの人が接種するのかさえ分からない。

そして、一回目の一番初めが6月30日、そして二回目は7月31日からと。
2回のワクチンを接種してから免疫ができるのは10日から2週間程度かかると言われている。

打たないよりは打った方がはるかに良いとは思うが、それでもパラリンピックには間に合うが五輪には間に合わない。

しかも、このワクチン接種会場は、国際ジャーリストの高橋氏が指摘しているが、東京都庁だそうで地方の人はわざわざ東京都庁まで接種を受けに行かなければならない。

交通費も自腹だそうで、2回は全国津々浦々から東京都庁へと集合しなければならない。

ボランティアも大変だ。

五輪のボランティアという栄誉を手に入れるには、相当な暇や時間と金額を労するという事だ。

日々の生活に追われている人には絶対にできない芸当だ。

しかも接種を受けに行く移動時にも感染リスクを伴う。


ボランティアと言う、人に優しかったり社会に貢献しようと思えば、相当高いハードルをかいくぐらないとできないという話じゃないか。

職域接種が中断したタイミングと、ボランティア7万人接種とどこで重なるかわからないが、いきなり都がモデルナ社製確保と報道されたら、やっぱり国民の命より五輪を優先したのでは?とどうしても裏を読んでしまう。

政府や都にまったくの信頼性がない以上、五輪村が五輪を優先したという思考に陥っても仕方がないと思う。

しかし、人が死のうが重症化しようが何が何でも五輪優先を考えているなら、最低限、年齢関係なく、全都民の希望者へのワクチンの接種を優先すべきだと思う。。

それと五輪競技予定会場のすべての県の希望県民への接種は必須じゃないか。

五輪開催そのものが無謀だが、五輪競技をする県の人へのワクチン接種無くして五輪開催はますます無謀だと思う。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/648.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 不穏な雰囲気 小池都知事発熱報道 
不穏な雰囲気 小池都知事発熱報道
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51996012.html
2021年06月29日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


ここ東京で中国のスポーツ世界覇権が達成されます
その為にスガ政権は頑張っているのではありません
5輪予算の横流しするには開催するしかないのです
こんなこと言わせないでください
このことに気づき
米国が引き揚げたら 全てがパーになります

****

河野ワクチン大臣が電通の傘下にある
吉本興業にで向き 視聴率に乗っかろうとしています

電通が産んだスガ政権です
東京5輪翼賛体制で日本中を
5輪待望ムードで覆い
新コロナ感染しても 5輪を楽しみたい
にスリカエ催眠マジック中です

***

小池都知事は熱が下がらない となりました
今まで発熱は憶測を呼ぶことを危惧し隠ぺい
されてたようです
新コロナ感染したかもと

東京5輪中止変更はスガ首相なら
退陣引き換えですが
まだ 断念の危険性があります

@小池知事新コロナ感染なら悪化なら
A中国にメダルで負ける なら 米国派遣屁理屈で中止
B選手感染で選手村開会前閉鎖
Cスガ首相感染
D天皇陛下感染です



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/649.html

記事 [政治・選挙・NHK281] つるの剛士が『ワイドナショー』で「五輪やってほしい」「コロナでも元気という人もいる」、“パクチー泥棒”差別ツイート“でも被害者ヅラ(リテラ)
つるの剛士が『ワイドナショー』で「五輪やってほしい」「コロナでも元気という人もいる」、“パクチー泥棒”差別ツイート“でも被害者ヅラ
https://lite-ra.com/2021/06/post-5933.html
2021.06.28 つるの剛士が『ワイドナショー』でパクチー泥棒差別ツイート問題で被害者ヅラ リテラ

    
    『ワイドナショー』に出演するつるの

 おいおい、大丈夫なのか? 画面に向かってそうつっこんだ視聴者も多かったのではないだろうか。6月27日、つるの剛士が『ワイドナショー』(フジテレビ)に初出演したのだ。

 つるのといえば、Twitterなどで、“気のいい兄ちゃん”のふりをしつつも政権擁護や野党批判、中韓攻撃を連発。一方で、日本会議系の「親学」イベントで講演したり、外国人差別を煽る「パクチー泥棒ツイート」をして炎上し、ネットで“ネトウヨタレント”と認定される存在になっていた。

 ところが、昨年9月、ツイッターで「非公開リスト」が表示されてしまうというバグが発生した際、つるののアカウントの「非公開リスト」に「幸福の科学」関係者を集めたリストがあることが発覚。SNS で一斉に「幸福の科学とどんな関係が?」とつっこまれることになり、以降、政治的な発言をほとんどしなくなっていた。

 それが、このタイミングで、松本人志率いる『ワイドナショー』に出演するとは……。

 もちろん、これは、番組や松本らがつるのの“過去のネトウヨ活動”を知らずたまたまキャスティングしたわけではない。実際、番組の冒頭では、視聴者の反発を予想するように「なんか僕、大丈夫なんですかね」と聞くつるのに、松本人志がすかさず「大丈夫じゃないです。絶対炎上しますよ」と返答。三浦瑠麗氏がつるのの印象を「けっこう突っ込んでいくなと思いながら、政治ネタとかね〜」と語り、さらに松本が「ちょいちょいあるんじゃないんですか、突っ込んでいくこと」と、からかう一幕もあった。

 もっとも、つるののほうは、以前、Twitterで炎上したときのように “自分は政治的な意図を持って発言したことなんてない”というカマトトポーズをとり続けていた。東野幸治に過去の炎上例を紹介していいか?と問われても「いいですから、もう過ぎた空気感ってあるじゃないですか」と拒否し、「ネットとかで、何とかに苦言とか、痛烈批判とか(いわれているけど)、僕なんにも批判とかしてないですよ」などと、言い張っていた。

 しかし、いくら取り繕っても、その本音、ネトウヨ的体質はダダ漏れしてしまうもの。この日の『ワイドナショー』でもいかにもつるの剛士らしい発言がいくつか飛び出した。

■つるの剛士が「五輪は本当にやってほしい」「コロナで入院したけど元気っていう人がいてもいい」

 まず、話題が東京五輪の会場でのアルコール販売問題やウガンダ選手団の陽性判明や濃厚接触者判断をめぐるドタバタに及んだときのこと。

 意見を求められたつるのは、住んでいる藤沢市の観光親善大使として、開催に向けて取り組んできたことを滔々と語り、「個人的にはもう今までこんなにやってきたので、本当にやってほしいし、地元でしかも開催なので、しかも僕、聖火ランナーで」と無邪気に開催を主張。

 そのあと、「僕、実際コロナに去年なっているんで、僕は入院してるんですよね」と切り出したので、“だから、医療従事者のことを考えると……”と殊勝に語るのかと思いきや、つるのはなんと、こう続けたのだ。

「でも、今、元気なんですよ、すごい。こういう人もいるんですよ」
「だからそろそろ、何か入院して退院してくる人も沢山出てきてるので、なんか元気ですよっていう人も現れていいなと思っていて。個人的には」

 この男はいったい何を言っているのか。いま、お前が元気なのは、コロナに感染しても、入院して治療ができたからだろう。しかし、感染者が増えれば、医療崩壊が起き、入院したくてもできない人が続出し、命を落とす人も多数出てしま。いや、すでに、大阪や東京ではこの間、そういう事態が起きている。

 だから、多くの国民は「五輪を強行すれば、再び感染が拡大し、同様の事態を繰り返しかねない」と心配し、開催に反対しているのだ。

 それなのに、自分は入院しておきながら「いまは元気」だからという理由で、「コロナになっても元気という人がいてもいい」などと言い出して、五輪の開催を主張するとは……。旧・N国の立花孝志党首が、コロナに感染して入院しながらあいかわらず「コロナはただの風邪」と言い張って批判を浴びていたが、自分本位の身勝手な主張というほかはない。

 しかし、考えてみれば、これこそがネトウヨたるゆえんというやつなのかもしれない。やたら国士ぶっていろいろ言っているが、大事なのは、自国の利益、自分の利益、目先の経済的利益だけ。他人の命や弱者の保護、福祉の重要性なんて露ほども考えていないのだ。

■ビリー・アイリッシュの差別動画問題と自らの「パクチー泥棒差別ツイート」を同列に語ったつるの剛士

 さらに、もうひとつ、つるのらしさが出たのが、ビリー・アイリッシュのアジア人差別問題での発言だった。ビリー・アイリッシュが14歳の頃アジア人差別用語を口にしている動画が流出し大きな問題に、「当時、差別だと知らなかった、いまは愕然とし、吐き気がする」「無知さや年齢は、人を傷つけてしまった事実の言い訳にならない」と謝罪したのだが、まず、EXITの兼近大樹が「いまの彼女が言っているわけではない、そのときの彼女は何も知らなかった、無知で差別的な意図はないから、謝罪で終わりでいいのでは」と、ビリーを擁護。

 すると、冒頭であれほど、過去の炎上に触れられることを嫌がっていたつるのがいきなり自分から、外国人差別を煽った「パクチー泥棒ツイート」の一件を持ち出し、こう語ったのだ。

「自分もけっこう、こういうことあります。過去に。あの別に差別発言したわけじゃなくて、過去のツイートを、あのなんかこうほじくりかえされて」
「あの、うち畑があって、そこでパクチー育ててたんですよ。それでそこに、前々からずっと足跡が残っていて、で、うちの義理の弟がその畑管理しているんですけど、次来たら絶対捕まえるって。で、現行犯で捕まえたんですよ。で、まあその方が外国の方で、ちょうどツイートで農水省だったかな、そのツイートでそういった畑の被害がありますのでという警告、注意喚起があったので、あの自分も実はこの間、畑でこういうことがあってあの全然日本語が通じない方だったんですけども、みたいなことをツイートしたら、ものすごい、あの、たくさんの方たちから、あの差別発言だって言って叩かれて」
「被害者なのに、そんなことを言ったら差別だと。それでいろんな人たちがそこに乗っかってきて、どんどん膨らんで」

 いろいろありすぎて、何からツッコめばいいかわからないくらいだが、まず呆れたのは、自分の差別扇動発言を、ビリー・アイリッシュのケースと同列に扱ったことだろう。

 ビリーの場合は、約5年前、まだ正しい判断能力のない14歳の頃の動画が流出し問題になったが、つるのがくだんの差別扇動発言をしたのは、昨年の9月、わずか1年前のことで、つるのは45歳だ。しかも、つるのの炎上は、過去のツイートをほじくり返されたわけでもなんでもなく、その日に、ツイートしたものが批判されたもの。

 それを「自分もけっこう、こういうことあります。過去のツイートをほじくり返されて」って、何を都合よく記憶を改竄しているのか。

■現行犯と言いながら伝聞情報で「日本語わからないの一点張り」と外国人差別を煽っていたつるの剛士

 しかも、ビリー・アイリッシュは5年前のものでも、「無知や年齢は言い訳にならない」ときちんと謝罪をしたが、つるのは差別について一切謝罪していない。それどころか、今回の出演でも“自分は被害者で、全然差別するつもりはなかったのに、外国人差別をしているといわれた”と、あたかも言いがかりをつけられた被害者のように言い張っていた。

 しかし、これ、完全なごまかしだ。あらためて、騒動をおさらいしよう。問題の発端は、つるのの昨年9月4日13時すぎの投稿、農林水産省の9月3日のツイートをリツイートし、こうコメントしたことだった。

〈うちの畑も最近パクチーやられました(現行犯でしたが※「日本語わからない」の一点張り)ので気をつけてください。悲しいですが監視カメラ取りつけました。〉

つるのがリツイートした農水省のツイートは〈生産者の皆さまが手塩にかけて育てた家畜や農作物、トラクター等の機械の盗難被害が発生しています〉と注意喚起を呼びかけるもので、それが外国人による犯罪などということは一切書いていない。農水省の目的はたんに盗難被害の注意喚起と防止策のアドバイスで、実際、続けて、防止策をツイートしていた。

 ところが、つるのは、そこにわざわざ〈「日本語わからない」の一点張り〉と外国人による仕業であることを示唆したのだ。 

 しかも、驚いたことに、このエピソードは自分が体験したことではなく、伝聞でしかなかった。

 つるのがツイートに「現行犯」と書いていたため、当初はつるのが犯行現場に直面して、警察に通報、実際に外国人が現行犯で逮捕されたと解釈していた。だが、この少し後、ユーザーから警察への通報について質問を受けると、つるのは〈一応反省してたみたいなので。つぎは必ず。〉と返答。つるの家の畑のパクチー窃盗事件は警察が犯人を特定するどころか、被害者が通報すらしていなかったのである。

 つるのは通報しなかった理由について〈反省してたみたいなので〉と説明していたが、これ、くだんのツイートで犯人が〈「日本語わからない」の一点張り〉だったと述べていたのと辻褄が合わないだろう。

 そして、つるのは、犯人と対峙するのは危なくなかったかという内容のユーザーの問いに、こう返していた。

〈見つけたのは義理の弟です〉

 そう、つるのは自身が犯人を見たわけではなかったのだ。義理の弟から聞いただけの、警察沙汰にもしていない話をクローズアップし、外国人の現行犯とほのめかしたのである。

■「畑近くの工場で働いてる外国人」「あそこ怪しすぎて困ってます」と露骨な差別ツイートも

 つるのは、今回の『ワイドナショー』で、「日本語が通じない方だったんですけども、とツイートした」だけであることを強調し、「全然(差別を)しているつもり(ない)、むしろ何人だろうと人の畑でパクチー盗んだらダメなわけだから」と語ってたが、何人でも関係ないなら、伝聞レベルの話で、わざわざ外国人の犯罪であることをほのめかす必要があるのか。

 しかも、つるのがツイートした外国人差別扇動は〈「日本語わからない」の一点張り〉というものだけではなかった。

 つるのは、ユーザーから、通報しなかったせいで犯人が逃げてしまうのではないかと問われて、こんなツイートまでおこなっていた。

〈一応目星がついていますので。畑近くの工場で働いてる外国人。もちろん次見つけたら通報します。〉

 完全に犯人を外国人と決めつける差別ツイート。さらに、土地勘のあるユーザーから〈近くに●●●(原文では特定の業種名)あるのでそこら辺の外国人だと思いますよ〉というリプを受けると、こう返した。

〈まさに笑。つか、なぜうちの畑知ってるんすか!!〉

〈やっぱり。。あそこ怪しすぎて困ってます。〉

 つるのは、犯人と疑っている人物の勤務先の業種まで特定するようなリプを飛ばし、「怪しい」などと偏見をひけらかしたのである。

「ふじさわ観光親善大使」を務めるなど藤沢市在住であることを明かしているつるのがこんなツイートをしたら、近辺で犯人探しが起きてしまう可能性も高い。あおり運転事件でデマが拡散され無関係の女性が犯人扱いされるという事件があったが、つるのの近辺に住んだり働いたりしている外国人が、こうした被害に遭う危険性も十分ある。重大なヘイトクライムを引き起こしかねないものだ。

■当時も『ワイドナショー』でも自分のツイートの差別的本質を認めず「自分は被害者」と主張するつるの

 いずれにしても、こうした流れや経緯を見れば、つるのが農水省の農作物盗難被害の注意喚起ツイートをRTする際に、意図的に外国人の仕業であることをほのめかすツイートをしたのは明らかだろう。つるのが、日常的に外国人ヘイトを連発しているネトウヨ文化人をフォローしていた事実もある。

 改めて言っておくが、犯罪は個人の問題であり、国籍、外国人か日本人かは関係がない。事実であったとしても「犯人は外国人」とあげつらい、「外国人による犯罪」などと強調することは、それ自体がヘイトスピーチであり、前述したように、最悪の場合はヘイトクライムを引き起こす可能性もある。

 実際、つるののツイートと前後して、外国人のことを何も書いていなかった農水省の注意喚起の投稿にも外国人排外を訴える差別的なリプが殺到する事態となっていた。

〈被害防止はむやみに外国人を入国させないことです!〉
〈農林水産省がメインでは有りませんが、外国人を無防備過ぎに入国させた為に起きている事件〉
〈農水省も分かってると思いますが、外国人が地方に入り始めてから、圧倒的に増えてます〉

 にもかかわらず、つるのは当時、こうした差別的コメントをいさめるどころか、「目星はついてる 畑近くの工場で働いてる外国人」「あそこ怪しすぎて困っています」などと露骨なリプまで飛ばしていた。そして、一方では、批判に対して、こう反論していた。

〈日本人だろうが外国人であろうが、農産物を盗む行為は歴とした犯罪。差別でもなんでもなく事実です。今回は武士の情けで許しました(義弟)が、このような言いがかりをつけられることは予想もしていませんでしたので次こそ必ず通報致します。近隣の畑も同じ被害を受けてますので連携して防犯に努めます。〉
〈敢えて国籍やら今回伏せてますが、言いましょうか?偏見?犯罪は犯罪です。〉
〈皆さん気分害してごめんね!!被害者側がなんで糾弾されなきゃいけないのか?!理不尽すぎてホントアタマくるわ〉

 そして、あれから1年弱。少しは反省したかと思いきや、まったく同じごまかしで、「差別なんてしていないのに、差別といわれた」と言い張っているのだ。

 しかも、『ワイドナショー』にノコノコ出てきたところを見ると、“政権応援団活動”を再開するつもりなのではないか。懲りない男、というほかない。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/650.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 東京五輪「無観客」開催と7月8日決定か…飛び交う菅政権のシナリオ(日刊ゲンダイ)





東京五輪「無観客」開催と7月8日決定か…飛び交う菅政権のシナリオ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/291174
2021/06/29 日刊ゲンダイ


すでに解除シナリオは崩壊(菅首相)/(C)日刊ゲンダイ

 心配された通り、新型コロナの感染拡大が止まらなくなってきた。27日の東京の新規感染者は386人。これで8日連続、前週の同じ曜日を上回った。もはや7月11日に期限を迎える「まん延防止等重点措置」の解除は難しい状況である。延長は確定的だ。はやくも政界では、東京五輪の観客数について「菅首相は7月8日、無観客開催を決定する」という情報が飛び交っている。

 ◇  ◇  ◇

 現在、東京都を含む10都道府県に発令されている「重点措置」について、当初、菅政権は期限通り7月11日に解除する予定だった。しかし、新型コロナの感染者が急増し、シナリオは崩壊している。「重点措置」の解除どころか、「緊急事態宣言」の再発令に追い込まれかねない状況だ。

 東京五輪の観客数は、政府のイベント制限に準拠し、「緊急宣言」や「重点措置」が解除された場合は上限1万人、発令中は上限5000人となっている。5000人は入れられる。

 しかし、菅政権は、「無観客」で行うと腹をくくったという話が流れている。具体的なスケジュールまで流布されている。

「いま発令されている“重点措置”を7月11日(日)に解除するかどうかは、7月8日(木)、専門家に諮問して決定されます。間違いなく延長になるでしょう。場合によっては“緊急宣言”に切り替わる。菅首相はその日の夜、『安心安全のために、東京五輪は無観客で行いたい』と記者会見で発表するとみられています。ミソは、7月6日に五輪観戦者の抽選結果が発表されることです。抽選は観客1万人を想定して行われます。もし、7月11日以降も“重点措置”が延長されたら、もう一度、観客を5000人にして再抽選しなくてはならない。しかし、再抽選となったら混乱必至です。時間もない。混乱を避けるためには無観客にするしかない。本当は観客を入れたいのでしょうが、その時、菅首相は『国民の安全安心のためだ』と強調するシナリオだといいます」(政界関係者)


ミソは7月6日の五輪観戦者抽選結果の発表(C)日刊ゲンダイ

「天皇 五輪懸念“拝察”」発言も後押し

「無観客」にするかどうか――。宮内庁長官の<天皇 五輪懸念「拝察」>発言も大きいとみられている。24日、西村長官は、「陛下は感染状況を大変心配されている。開催が感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察している」と記者会見で発言している。

 宮内庁長官が記者会見を行った2日前、菅首相は皇居に行き、天皇に内奏している。当然、東京五輪についても話が出たはずだ。

「宮内庁長官の“拝察発言”を、国民の多くは、陛下のお気持ちだと受けとめたはずです。もし、菅首相が“無観客”に方針を一転させても、陛下のお気持ちに応えられたと国民は考えるはず。だから、批判はされない。菅周辺は、そう判断しているようです」(自民党事情通)

 五輪を「無観客」でやるなら、一日でも早く発表した方がいい。7月6日に抽選結果を発表し、当選者をぬか喜びさせるのは最悪である。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/651.html

記事 [政治・選挙・NHK281] FDAもCOVIDワクチンが若者に心筋症を起こす可能性を指摘するが、日本は無視(櫻井ジャーナル) :国際板リンク 
FDAもCOVIDワクチンが若者に心筋症を起こす可能性を指摘するが、日本は無視(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/677.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/652.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 電通グループ、本社ビル売却へ 譲渡益約890億円(ロイター)
電通グループ、本社ビル売却へ 譲渡益約890億円
https://jp.reuters.com/article/dentsu-idJPKCN2E42MA
2021年6月29日8:52 ロイター


 電通グループは6月29日、東京・汐留にある本社ビルの売却検討を決議したと発表した。取り引きが成立した場合、2021年12月期に約890億円の譲渡益を計上する。写真は本社ビル、2019年撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)


[東京 29日 ロイター] - 電通グループは29日、東京・汐留にある本社ビルの売却検討を決議したと発表した。購入希望者から買い取りの意向表明を受けたため。取り引きが成立した場合、2021年12月期に約890億円の譲渡益を計上する。連結営業利益に約870億円の影響を見込む。

電通は引き続き同ビルを借りて使用し、本社の所在地に変更はない。






http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/653.html

記事 [政治・選挙・NHK281] バッハ会長は欲望ムキ出し!広島訪問要求の裏に「ノーベル平和賞」狙う凄まじいエゴ(日刊ゲンダイ)





バッハ会長は欲望ムキ出し!広島訪問要求の裏に「ノーベル平和賞」狙う凄まじいエゴ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/291229
2021/06/29 日刊ゲンダイ


美談演出に東京からぞろぞろ大名行列…(C)ロイター

 どうしておとなしくしていられないのか。東京五輪開幕前の来日を予定しているIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が被爆地の広島訪問を要望し、調整が進められている。すでに来日して活動中のコーツ調整委員長についても、長崎訪問が検討されているという。都内の新型コロナウイルスの感染はリバウンドに転じ、人流抑制を求められているのに、ぼったくり男爵はお構いなし。欲望ムキ出しだ。

被災地より被爆地

 来日予定を7月8日に前倒ししたバッハは、国連総会で採択された「五輪休戦決議」の期間が始まる16日に、広島を訪問する日程で調整中だ。五輪やスポーツを通じた平和への取り組みを訴えるというのだが、東京大会のもともとのスローガンは「復興五輪」。百歩譲って被災地訪問ならまだしも、なぜ被爆地に行きたがるのか。

「バッハ会長は当初、5月中旬に一度訪日し、広島の聖火リレー式典への参加を計画。聖火ランナーを務めるというプランもありましたが、コロナ禍で吹き飛んでしまった。広島にこだわり続けるのは、熱望するノーベル平和賞に最も近づける手段だからなのでしょう」(大会組織委員会関係者)

 2013年の会長就任以降、そうした思惑はたびたび報じられてきた。16年のリオ五輪で史上初の難民選手団を結成。18年の平昌五輪では聖火ランナーを務めたほか、開幕式での韓国と北朝鮮選手の合同入場や、アイスホッケーで女子の南北合同チーム編成を後押し。閉幕後には訪朝もした。

「ノーベル平和賞」を熱望

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏は言う。

「バッハ会長は間違いなくノーベル平和賞を狙っています。サマランチ、ロゲら歴代会長もそうでした。いまやIOCは世界のスポーツ界を牛耳る巨大組織ですが、NGOに過ぎません。だから、とかく権威を求める。箔付けを求めて国連に接近し、09年にオブザーバー資格を得たのもその流れです。98年開催の長野五輪招致に際し、当時のサマランチ会長は日本側に叙勲を求め、90年に勲一等瑞宝章を授与されています」

 平和の象徴として、南北統一チームの東京大会参加に最もこだわったのはバッハ会長とも言われるが、北朝鮮の不参加でパーになってしまった。

「美談を演出するには、被爆地訪問しかないと考えているのでしょう。歓迎されると勘違いしているフシすらある」(谷口源太郎氏)

 男爵が単独行動するわけがなく、東京からぞろぞろ大名行列。バブルはどこへやらだ。「ノーモア五輪」「ノーモアIOC」「ノーモアバッハ」で迎え撃つしかない。




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記事 [政治・選挙・NHK281] 日本の警察(上)<本澤二郎の「日本の風景」(4129)<元長崎県警エリート警部補・入江憲彦氏が明かした警察力の正体!>
日本の警察(上)<本澤二郎の「日本の風景」(4129)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/29629401.html
2021年06月29日 jlj0011のblog


<元長崎県警エリート警部補・入江憲彦氏が明かした警察力の正体!>

人間は身近な存在に対して、一番よく見えてるはずなのに、現実はその逆の判断をしたりする。新聞記者1年生は、まず社会部に所属して、サツ回りという警察担当から始める。犯罪者など違法行為の容疑者を退治する、正義の安全・安心組織として評価する。

 筆者の場合、政治部に所属して警察官僚出身の政治家に、多少の愛着を抱く。親しくなった政治家の中に警察官僚が少なくない。ややまともな政治家と評価してきたのだが、それが今裏切られて、改めて取材する必要に迫られた。

 動機は、2014年4月28日に発生した「木更津レイプ殺人事件」である。犯人は特定されている。やくざ強姦魔の浜名である。被害者の身内は、逃亡してしまったので、代わって刑事告発した。千葉県警・木更津署も告発状を、信じがたいことに、突っ返してきた。これを契機に、やむなく警察と向き合う羽目に追い込まれてしまった。

 やくざ強姦魔捜査から逃げる千葉県警・木更津署が、本取材の理由である。

 やくざ強姦魔から逃げる日本の警察!一体どういうことか。確かに清和会OBの警察通がいうように、千葉県は神奈川県などと並び称される、やくざが跋扈する、民度の低すぎる風土ではある。

 すでに君津市の産廃場にフクシマの放射能汚染土壌1万トン以上が投棄された。水源地である。目下、木更津市の水源地にも産廃場建設認可問題が、地域の重大問題になっている、との回覧板が回ってきた。

 偉そうな地元の名士も、やくざに対抗しようとはしない民度である。警察力をまるで信用していないのである。国家公安委員長も千葉県警本部長も、存在していないかのような房総半島だ。地方議員も国会議員も存在ゼロである。無法無天の半島である。

 一体千葉県も木更津市も、市民税・県民税を、貧者からも収奪して、警察官の懐を暖かくさせていながら、これでは庶民は、踏んだり蹴ったりの棄民か奴隷ではないだろうか。

 正義の警察官はいないのか。いても声を上げられないのか?

 その原因を、元長崎県警のエリート警部補・入江憲彦さんが、警察の実態、驚くべき真実を語ってくれたのだ。

 一言でいうと、まともな警察官は偉くなれない、よっていい加減な警察官が、幹部として出世する腐敗体質の警察という。正義の、法治を貫ける警察官は、まず日本にいない。

 伊藤詩織さんという、実に真面目で有能なジャーナリストを強姦したTBS山口強姦魔を、安倍の意向を受けた、と誰もが信じている中村格が救済した。其の結果、彼は警察庁NO2の地位にある。こんな悪事が許されていいのか。怒り狂うではないか。要するに、悪党ほど出世する警察組織といえる。

 被害者は声を上げるしかない。だが99%は、声を上げない。屈している。しかし、伊藤さんは声を上げている。立派だ。反原発ジャーナリストの竹野内真理さんも、原子力ムラの脅し、警察の嫌がらせに抵抗している。もんじゅ西村謀殺事件の被害者のトシ子さんも、そして今、森友事件関連で自殺した赤木さんの妻も、声を上げて、安倍と麻生を追い詰めている。

<裏金を批判する正義の警察官排除の根深い腐敗体質>

 「警察は組織体として悪事を働いてきている」「典型的な事件は警察の裏金である」と入江憲彦は、繰り返し厳しい口調で断言した。

 検察の裏金を指摘した検事が逮捕されるという事件があったが、警察官もこれを口にすると、まず出世は出来ない。排除される運命にある。

 正義の警察官は、ことごとく組織の中枢から外されていく。その先には、でっち上げの事件を捏造されて、豚箱に入れられてしまう。この事実を受け入れることが出来れば、いまの日本の警察力の正体を知ることが出来るだろう。

 警察庁には、国税が投入される。対して都道府県の警察は、都道府県の税金によって、双方ともおおむね高い収入を得て、安心な生活を送っている。共に市民が働いたり、年金からの、血税である。

 彼ら警察官は、したがってれっきとした公務員である。全体の奉仕者として、市民県民の生命財産の保持に懸命に働く約束をしている。ところが、その血税をちょろまかして裏金を作り出す。犯罪だ。裏金という隠れた犯罪資金を使って、甘い汁を吸っている犯罪組織なのだ。

 まともな警察官はいるに違いないが、しかし勇気を出せない。出せば家族を路頭に迷わせてしまう。警察の組織に入ることは、自身を悪人に追い込むことで生きる、というの現実を受け入れてしまっている。こんな不条理が許されていいわけがない。

<途端にドさ回り人事で干され、次いで事件を捏造されて追放>

 裏金問題は、警察最大の恥部という。入江に嘘偽りはない。法廷でも、そのことを繰り返し明らかにしてきた。これにヒラメ司法は、向き合おうとしない。裁判所も、何がしかの裏金が存在しているのかもしれない。

 犯罪を取り締まる警察が、犯罪を繰り返している!恐ろしい日本ではないのか。警察官の多くが知っている。経理担当者は無論のことであろう。

 入江は長崎県警のエリート警部補だった。その彼の生きざまを、自ら証言してくれたのだ。とどのつまり彼は、日本列島の最果ての長崎で、島流しに遭ってしまった。ドさ回りだ。「住民に拳銃を向けたというでっち上げ事件で追放されてしまった」といって嘆いた。さぞや悔しかったであろう。

 余談だが、亀井静香の有名な言葉を、三木武夫の後継者ともいわれた志賀節から聞いたことがある。「私は死刑廃止論を主張して、議員連盟を立ち上げた。そこに警察官僚の亀井静香氏が入ってきた。理由を聞くと、彼は警察は男を女、女を男にする以外は、何でもできる。冤罪など簡単。罪のない人を死刑にすることは出来ない。死刑は廃止すべきだとね。大いに納得した」と。

 警察にとって、でっち上げ事件など造作ないことなのだ。入江は身をもって経験させられた。

<悪人にならないと出世できない警察は中村格が証明>

 よもや天地がひっくり返ることはない。だが、人間社会では起こりうる。警察の世界では、日常茶飯事なのである。入江の説明を聞いていると、まさにそうである。

 筆者にとって、大いなる謎であった千葉県警と木更津署が、やくざ強姦魔を捜査せず、反対に逃げている理由も見えてくるのである。

 やくざ強姦魔を捕まえない警察官が出世する!ありえないことが、警察ではありうるのである。

 一番わかりやすい例は、冒頭に触れた中村格のことである。安倍・菅体制が続くと、彼は警察庁長官になる、と予想されている。財務官僚だった佐川某は、森友・公文書改ざんをやって、部下を殺しながら、その悪徳で国税庁長官に就任した。誰もが「安倍をつるし首にしたい」と思わせた事件だ。警察に限らないのであろうが、安倍・自公内閣の暴政は極まっていた。

 中村は、安倍の腰ぎんちゃく・山口強姦魔を救済して、警察庁の最高峰の地位を掴もうとしている。すごい時代に驚愕するばかりだが、したがって元長崎県警のエリート警部補を追い落とした人物は、当然、出世することになる。

 中村の実績は、地方の警察本部でも起きているはずだ。断言したい。

 千葉県警や木更津署でも!本来は罷免の対象者のはずである。現実は逆転している警察なのだ。「木更津レイプ殺人事件」の被害者が、殺害されても警察を信用せず、110番通報しなかった理由でもあろう。

 これが戦後に民主主義を採用した日本で本当に起きている!

<群馬県警エリートの大河原宗平氏も被害者の一人>

 群馬県でも、入江と同じような運命を強いられた元県警エリートがいる。「私が被害を受けた2年前、2004年のことだった。大河原宗平氏も警察の裏金の問題について正論を吐いて、冤罪逮捕されてしまった。私は2006年のことだった」と打ち明けた。

 「結果、彼は2500万円の退職金を没収されてしまった。いいことをしながら、ですよ。体のいい生贄・スケープゴート。これが警察の正体です」「大河原は、外に向かって裏金問題を批判した。群馬県警は部下への見せしめに大河原を抹殺したんです。彼もまた有能な群馬県警の警部補、私とそっくりでした」

 大河原は、警察正常化協議会を組織、警察・検察・判事ら司法3権の不正監視に、日々汗を流している。彼の活躍に注目する市民は、全国に少なくない。ネットを駆使して、司法で蠢く悪人退治に徹している。

<戦前の怖い特高警察が今も生きている>

 次回に紹介することになるが、入江は公安警察についても詳しい。

 長崎は地政学的に重要な地域である。江戸時代の鎖国政策の中でも、長崎は扉を開いて、外国との窓口となってきた重要な場所である。その伝統が今も継続している。

 蘭学のことやキリスト教との関係を見れば、古くから欧米文化のみならず、アジアからの貿易・文化の出入口でもあった。それでいて原爆の投下地となったことは、日本軍国主義を支えた軍事基地だったせいである。日本近代化?研究の特別な地域は、合わせて治安対策の前進基地ともなった。

 そこで活躍した警部補は「戦前の特高警察が、21世紀の今も存在している」と断言した。これには凡人ジャーナリストもたじろいでしまったが、説明を聞くと、どうやら本当らしいのだ。(つづく)

2021年6月29日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


<原子力ムラの官僚たちはコロナ予算にも食らいついていた!>

[東京 28日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は28日、家賃支援給付金不正受給で経産省の職員が逮捕されたことを受けて会を見し、「憤りを感じている」と述べた。警察の捜査に全面協力するなどして全容を解明し、厳正に対処すると述べた。

<TBS山口強姦魔事件の重大な経緯から>

シェラトン都ホテルで、詩織さんが山口氏に暴行されたのは、2015年4月4日 未明。詩織さんからの刑事告発状を受理した警視庁高輪署は捜査を進め、裁判所からの逮捕状の発布を受けて、6月8日、アメリカから帰国する山口氏を逮捕すべく、成田空港で張り込んでいた。しかし、当時の警視庁刑事部長の中村格氏から逮捕中止の命令が入った。捜査員たちは通り過ぎていく山口氏を、ただ呆然と見送るしかなかった。


ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2020/01/post_136744.html
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(東スポ)伊藤さんらによると、2015年4月の事件を受け、警視庁高輪署が準強姦容疑で逮捕状を取り、同年6月、帰国する山口氏を署員が成田空港で待ち構えていたが、突如、警察上層部からストップがかかった。「本件は本庁(警視庁本部)で預かる」と逮捕状執行停止を命じたのが当時警視庁刑事部長を務めていた中村氏だった。

<警察庁が遂に捜査権を手にする!>

(AERA)「この時を待ちに待っていた。米国のFBIのようにようやく手足を持てる。サイバー攻撃は今や国家レベルで行われていて、地方警察の対応では追いつかないという危機感があった」(警察庁幹部)

 警察庁は国の基幹産業や重要インフラへのサイバー事件に対抗するために「サイバー局」を創設し、全国から捜査員を集めて独自で捜査に当たる「サイバー直轄隊」を発足させる方針を発表した。

 警察庁幹部によると、警察庁が逮捕権などを行使できる捜査部隊を持つのは1954年の同庁設置以来、初めてとなるという。サイバー局は2022年4月、サイバー直轄隊は22年度内に設置される見込みだ。



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記事 [政治・選挙・NHK281] ペルー発のラムダ株が“五輪上陸”する恐れ ワクチン効果5分の1の衝撃(日刊ゲンダイ)



ペルー発のラムダ株が“五輪上陸”する恐れ ワクチン効果5分の1の衝撃
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291235
2021/06/29 日刊ゲンダイ


「ラムダ株」の威力はとてつもない(新型コロナウイルスで亡くなった人の葬儀をいとなむ家族ら=ペルー、リマ)/(C)ロイター

 インド株を超える脅威となるのか――。南米ペルーで大流行している新型コロナウイルスの「ラムダ株」の威力はハンパじゃない。東京五輪を機に上陸する恐れが浮上している。

 ◇  ◇  ◇

 ペルーは感染者数が200万人を超え、死者数は20万人に迫る。人口10万人当たりの死者数約600人は世界最多だ。昨年8月、同国で見つかったラムダ株が感染を広げている。今年4月以降の感染者の81%がラムダ株だった。

 近隣のアルゼンチンやチリでも3割を占め、米国、ドイツ、イスラエルなど南米以外でもラムダ株が確認されている。15日時点で29カ国で見つかっている。

 恐ろしいのが、ラムダ株がワクチンの効果を大幅に低減させる可能性があることだ。WHO(世界保健機関)は感染力の強さに加え、抗体への耐性を持つ恐れを警戒。ニューヨーク大の多田卓哉博士研究員も、これまでにない変異がみられることから、3〜5倍程度ワクチンの有効性が下がる可能性を指摘している。効果5分の1とは衝撃である。


差し迫ってからでは遅い。上陸阻止はまだ間に合う(田村憲久厚労相)/(C)日刊ゲンダイ

WHOは「警戒」も厚労省「様子見」

 WHOは変異株を「懸念される変異株」(VOC)と「注目すべき変異株」(VOI)に分類しているが、14日、ラムダ株をVOIに指定した。厚労省も15日付の報告でWHOの指定を伝えている。

 ところが、23日の厚労省専門家会議「アドバイザリーボード」の資料には、「VOI」のリストにラムダ株が載っていない。厚労省に聞いた。

「WHOがVOIに指定しても、すべてを紹介するわけではありません。もちろん、国内で確認されていなくても、リストに載ることはあり得ますが、現在、掲載されている株は国内で確認されたものばかりです。検疫の陽性者全て、国内陽性者の検体の5〜10%はゲノム解析を行っていますが、今のところ、ラムダ株は確認されていません。引き続き、情報収集を行っていきます」(結核感染症課)

 差し迫った脅威ではないという認識なのだ。今月の空港検疫での陽性者145人のうち、ペルーからの渡航者は1人だけ。たしかに、今のところは地球の裏側の話だが、五輪が始まると世界200カ国以上から9万3000人が来日する。ペルーなどラムダ株流行国からの入国も予定されている。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「もし、既存ワクチンの有効性が大幅に低下するのであれば、ワクチン接種が進んでも、ラムダ株によって感染再拡大が起きかねません。厚労省の対応は従来通りのようですが、五輪を控え、今から、最大限の警戒を払うべきです。今から水際を強化すれば、上陸を食い止められます。すべての五輪関係者に対して、例外なく入国後14日間の待機が必要です」

 ラムダ株を上陸させてはならない。




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記事 [政治・選挙・NHK281] <政界地獄耳>平井デジタル相の接待問題「割り勘ならいい」ではなかろう(日刊スポーツ)



【政界地獄耳】平井デジタル相の接待問題「割り勘ならいい」ではなかろう
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202106290000075.html
2021年6月29日8時3分 日刊スポーツ

★NTTは利害関係にある総務省幹部を接待したことで、総務省総務審議官・谷脇康彦が辞職し、多数の幹部が処分を受けた。接待したNTTは3月に社外調査委員会を設置、7日に公表された報告書では社長・澤田純ら経営陣の違法接待は今年3月までの5年間で、澤田ら経営陣と総務省政務3役や幹部との会食のうち、費用を等分に負担していない事例が29件確認されたという。

★一方、これらの接待を通じてNTT側からの便宜供与の依頼は認められず、NTTドコモの完全子会社化や携帯電話料金の値下げなどで行政の判断がゆがめられたという事実は確認できなかったという。また再発防止策として利害関係のある政務3役や公務員との個別の会食は原則実施しないことが決まった。この期に及んでなぜ会食は「原則」しないとなったのかはわからないが、今後、霞が関のデジタル化などが進むにつれ、総務省、経産省やデジタル庁のみならず、すべての省庁が監督官庁以外も利害関係が生まれるのではないか。本来はそれくらい厳しくすべきではないか。

★その危惧は早速、デジタル相・平井卓也との接待が発覚して現実のものとなった。平井はデジタル相就任後の昨年10月2日と12月4日、2度にわたり、NTTの澤田から接待を受けていた。直後にはIT総合戦略室が開発を担う五輪アプリの入札があり、NTTグループが受注した。平井は大臣になってからの2回を含め計8回の会食を認めたものの「先方からの請求通り、割り勘として問題ないようにきっちり払った」と胸を張った。国家公務員倫理法も取引先などを飲食店などでもてなすことを接待として規制している。つまりごちそうにならなければいいことになる。政治家には当てはまらない。これでは何も変わらないのではないか。政治とカネが相変わらず問われる中、割り勘ならいいでなく、会食を認めないが利害関係者との付き合い方ではないか。(K)※敬称略


関連記事
<文春砲!>平井デジタル相 NTTから8度の迎賓館接待 直後に71億円受注(週刊文春)
http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/644.html

特別調査委員会による調査報告を踏まえた今後の対応について
https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/06/07/210607a.html



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記事 [政治・選挙・NHK281] 小池都知事は動くのか?都議選“不戦の密約”破棄を画策、狙うは自公の過半数割れ 7.4首都決戦攻防(日刊ゲンダイ)





小池都知事は動くのか?都議選“不戦の密約”破棄を画策、狙うは自公の過半数割れ 7.4首都決戦攻防
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291230
2021/06/29 日刊ゲンダイ


動き出すか(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ

 一波乱ありそうだ。7月4日投開票の都議選は、小池都知事が過労で入院中とあって、“船頭”なき「都民ファーストの会(都ファ)」は大敗危機、「自公で過半数獲得の勢い」と報じられている。ところが、徐々に潮目が変わってきた。小池知事に同情が集まり、苦戦している都ファが巻き返すのではないか、という観測が広がっているのだ。機を見るに敏な“女帝”は、自民党・二階幹事長と交わした“不戦の密約”を破棄する可能性が出てきた。

 ◇  ◇  ◇

「小池知事の入院については連日、情報番組で報じられ、注目されている。さらに、特別顧問の小池知事から応援を得られない都ファ候補には、同情が集まりつつある状況です」(都政関係者)

 28日は、〈小池百合子都知事〉と〈都民ファ〉がツイッターのトレンド入り。これまで存在感のなかった都ファが話題になるのは異例だ。ある都ファ候補は、「ここ数日、有権者から『小池さん、大変ね』『頑張ってね』と声をかけられることが増えた」と話した。

 いま自民党候補は、「徐々に都ファに追い風が吹き始めている。小池さんは勝てると踏めば、応援に入るのではないか」と警戒を強めている。

 実際、小池知事が応援に入れば、情勢は動く可能性がある。

「小池知事は以前、自民党の二階幹事長と〈都議選で都ファを応援しない〉〈応援するなら自公も平等に〉という“密約”を交わしているとされています。だから、小池知事は入院することで『都ファの応援を避けたのでは』と臆測を呼んでいる。ただ、あの小池知事のこと。有利に働くと見れば、“密約”を破る恐れがある。自民党関係者は『まさか小池さんは出てこないよな』『おとなしくしていて欲しい』と漏らしています」(永田町関係者)

「もともと密約には“特約条項”があった」と言うのはある官邸事情通だ。

「『千代田区(1人区)だけは応援OK』というものです。千代田区では、知事お気に入りの都ファ候補が1月の区長選に出馬して当選しています。都ファに勢いがある一方、自民の足並みが揃っていないから、都ファが勝てる可能性は十分。小池知事が二階幹事長を説き伏せたそうです」


都知事が入れば大きくひっくり返る可能性も(上から、自民党・出井候補の応援演説をする茂木外相、公明党・高倉候補の応援に駆け付けた山口代表=ともに中野区)/(C)日刊ゲンダイ

自民と都ファの接戦区に小池知事が入れば…

 その他、最側近の都ファ候補が立つ中野区(3人区)や、元秘書が立つ練馬区(7人区)、都ファ候補が当落線上をさまよう町田市(4人区)など、勝てそうな選挙区に「次々に入るのではないか」(前出の官邸事情通)とみられている。狙うは全127議席の都議会で、自公を過半数割れに追い込むことだとみられている。都政に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。

「私が取材したところ、都ファ選対の票読みは、共産20議席超、立憲15〜16議席、都ファは約20議席。自民は40台後半で公明20〜23議席とのこと。これだと、自公は過半数を獲得することになります。しかし、自民と都ファ候補の当落が微妙な約10選挙区に小池知事が入れば、多くがひっくり返る可能性がある。すると、都ファが30議席程度で、自民が40台前半になり、自公の過半数獲得を阻止しうる。自民はこの展開をかなり警戒しています。投票率が上がれば、自公はさらに苦しくなるでしょう」

 自公の過半数割れを実現できれば、“女帝”はレームダック化を避けられる。今ごろ、ウズウズしているのではないか。



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記事 [政治・選挙・NHK281] 菅首相が竹中平蔵と面談、残業代なし「裁量労働制」対象拡大を相談か 竹中は「生産性低い人に残業代という補助金を出すのおかしい」(リテラ)
菅首相が竹中平蔵と面談、残業代なし「裁量労働制」対象拡大を相談か 竹中は「生産性低い人に残業代という補助金を出すのおかしい」
https://lite-ra.com/2021/06/post-5935.html
2021.06.29 菅首相が竹中平蔵と面談 政府が進める「裁量労働制」対象拡大を相談か? リテラ

    
    左・竹中平蔵公式ウエブサイト/右・首相官邸HP

 まったくグロテスクとしか言いようがない。デルタ株などの変異株による感染拡大が明確になりながら観客を入れての東京五輪開催をゴリ押しして棄民姿勢をあらわにしている菅義偉首相だが、そんな最中の27日、よりにもよって、あの竹中平蔵氏と面談をおこなったからだ。

 報道によると、菅首相と竹中氏は「経済の動向などをめぐって意見を交わした」といい、竹中氏は面談後、記者団に対して「菅総理大臣は『ワクチン接種をこのまましっかりと続けて新型コロナウイルスを収束させ、経済をうまく回していきたい』と話していた」(NHKニュース27日付)などと語ったが、タイミングを考えれば東京五輪が話題にあがらないわけがない。

 竹中氏といえば、政府対策分科会の尾身茂会長が国会で「いまのパンデミックの状況で五輪を開催するというのは、普通はない」と発言した際も、6月6日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)で「明らかに越権」と批判。さらには「人流抑制の効果はエビデンスがない」「日本の国内事情で世界に『やめます』というのはあってはいけない」などと五輪開催を主張し、挙げ句、「世論は間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違ってますから」などと反対世論にまでケチをつけたことも記憶に新しい。

 竹中氏は菅首相のブレーンとして知られる人物だが、ようするに菅首相は、自分と同じように感染防止対策を軽視して東京五輪開催強行論を唱える竹中氏による鼓舞激励を得たくて、こんなタイミングで面談をおこなったのだろう。

 だが、竹中氏はたんなる経済学者のブレーンなどではない。菅首相と竹中氏の面談を報じたNHKや毎日新聞などは竹中氏の肩書を「慶應義塾大学名誉教授」としていたが、竹中氏は「パソナグループ取締役会長」だ。

 そして、本サイトでも繰り返し指摘してきたように、パソナグループは東京五輪の「オフィシャルサポーター」として大会スタッフの派遣業務を請け負っており、その中抜き率は97%とも言われている。さらに、パソナグループは今期、東京五輪、そして政府のコロナ対策事業の大量受注などにより、前期の10倍以上の純利益を上げる見込みとなっている。つまり、五輪利権に食い込み暴利を貪っているのである。

 東京五輪の開催に国民の不安が募るなか、国民が納得できる説明さえも放棄しておきながら、ど真ん中の利権関係者と面談して東京五輪の開催に弾みをつける──。まさしくその腐りっぷりを象徴するような面談だと言えるだろう。

■データ捏造で削除された裁量労働制の対象拡大を厚労省が再び検討 営業職も働かせ放題に

 しかも、このタイミングでの竹中氏との面談には、さらなる問題が潜んでいる。それはいま、竹中氏の肝いりである「裁量労働制の対象拡大」に菅政権が再び手をつけようとしているからだ。

 2018年に強行採決・可決された「働き方改革」一括関連法案では当初、労使で決めた時間を働いたとみなす「裁量労働制」の対象職種の拡大が含まれ、新たに法人向け営業職などが追加される予定だった。つまり、これまで裁量労働制は研究開発職などの専門的な職種である「専門業務型」と、経営の中枢で企画や立案などの業務に従事する労働者が対象の「企画業務型」にかぎって認めてきたが、「企画業務型」の対象業務を拡大し、営業職までを残業代ゼロで働かせ放題する計画が進んでいた。

 ところが、国会審議では安倍晋三首相(当時)による「裁量労働制のほうが労働時間は短いデータもある」という答弁の根拠となったデータが“捏造”だったことが判明。結果、「裁量労働制の対象拡大」は法案から削除され、見送られることとなった。

 だが、ここにきて〈(厚労省は)「裁量労働制」が適用できる対象業務の拡大を検討する〉(朝日新聞26日付)と報道され、〈来月から有識者の検討会を始める。その後、労働政策審議会で議論する〉と伝えられたのだ。

 捏造データ発覚によって見送りとなった「裁量労働制の対象拡大」をまたも復活させて検討をはじめる──。ならば当然、「裁量労働制のほうが労働時間は短いデータもある」という安倍前首相の主張を裏付けるデータが得られていなければならないが、ところが、厚労省が25日に公表した調査結果によると、「1日あたりの平均労働時間は一般の職場より裁量労働制のほうが約20分長い」ことが判明。さらに、1週間の労働時間が60時間を超えた人の割合は、裁量労働制ではない人が5.4%であったのに対して裁量労働制で働く人は9.3%と上回り、深夜時間帯の仕事が「よくある」「ときどきある」と回答した人も裁量労働制で働く人は34.3%と、そうではない人の17.8%を上回っている。

 ようするに、裁量労働制のほうが労働時間は長くなることが厚労省の調査からも判明したというのに、それでも対象拡大の検討をおこなおうというのである。滅茶苦茶ではないか。

 しかも、恐ろしいことに安倍政権は当初、「裁量労働制の対象拡大」について「契約社員や最低賃金で働く労働者にも適用が可能だ」とする答弁書を閣議決定していた。つまり菅政権は、コロナによって格差が急激に拡大しているにもかかわらず、さらに「最低賃金で働かせ放題」という過労死の温床となりかねない危険な政策を復活させようとしているのである。

 そして、この「裁量労働制の対象拡大」が復活しようとしている背景にも、竹中氏の存在がある。

■裁量労働制の対象拡大の裏にも竹中、「生産性の低い人に残業代という補助金を出すのはおかしい」の暴言

 そもそも、「残業代も払わず定額で働かせ放題」の対象拡大は、政府の「産業競争力会議」が提言をおこなっていたものであり、竹中氏はこの会議の民間議員を務めていた。さらに、くだんのデータ捏造が判明した直後である2018年2月22日におこなわれたセミナーでも、竹中氏は性懲りもなくこう主張していた。

「今の働き方改革で意義があると感じるのは、約70年間変わらなかった労働基準法を変えようとしていること。世界のホワイトカラーの間ではすでに認められている裁量労働制にけちをつけるなど、抵抗の動きもあります。ですが、そこに切り込んでいくことで、真の働き方改革が実現できるといえるでしょう」

 でっち上げられた捏造データが問題になっていたのに、それを「けちをつける」「抵抗の動き」などと主張する。この発言からも、いかに竹中氏が「裁量労働制の対象拡大」を推進しようとしていたかがわかるだろう。

 実際、竹中氏は「働き方改革」一括関連法案に盛り込まれ、裁量労働制と同じ「残業代ゼロで定額働かせ放題」を可能にする高度プロフェッショナル制度の創設を正当化する際、「時間内に仕事を終えられない、生産性の低い人に残業代という補助金を出すのも一般論としておかしい」などという暴言を連発した上、「個人的には、結果的に(対象が)拡大していくことを期待している」と述べていた。

 これは竹中氏が「裁量労働制の対象拡大」を進めさせようとしていたのと同じだ。裁量労働制の対象範囲が拡大し、派遣労働にまで適用可能となれば、竹中氏が「補助金」と憚らずケチっている残業代を気にせず、いくらでも派遣労働者を働かせることができる。ようするに、この男の頭のなかには規制緩和を提案して“自分の目先の利益”を得ることしかないのである。

 そして、この「裁量労働制の対象拡大」の再検討が決まった矢先におこなわれた、今回の菅首相との面談。東京五輪の問題はもちろんのこと、面談ではこの問題も俎上に載せられたことは想像に難くないだろう。

 国民の命や労働者としての権利が、この「政商」に食い物にされていく現実。これを変えるには、竹中氏を重用しつづける自民党を政権から引きずり下ろすしか方法はない。

(水井多賀子)



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/659.html

記事 [政治・選挙・NHK281] <「観客の有無?」のアホらしさ>都議選の争点は一つ 自公への「ノー」(日刊ゲンダイ)

※2021年6月29日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年6月29日 日刊ゲンダイ2面




※文字起こし

 やたらと目立つ「無観客」の3文字。東京都議選(7月4日投開票)で唯一の「選挙サンデー」だった27日、私鉄沿線の駅頭で自身の身の丈を超える大きな「のぼり」を握った候補が演説していた。

 所属は「五輪の無観客開催」を公約に掲げた都民ファーストの会。演説時間の実に9割近くは「無観客開催」の一点張りで、残り1割程度を「小池知事に進言できるのは私たちだけ」とのアピールに割いたが、この4年間、都ファ議員が“女帝”にモノ申す姿などついぞ見たことはない。

 生みの親の小池都知事と同じイメージカラーの緑地に白抜きでデカデカと記した「無観客」。それでも足を止める人は皆無に等しく、文字通り「無観客」の中、熱っぽく「無観客開催」を訴える姿は滑稽を通り過ぎて哀れみすら覚えた。

 そんなシュールな光景がまぶたに残る中、翌朝の全国紙を広げると、また「無観客」の見出し。28日出そろった大新聞の都議選に関する世論調査に疑問を感じるのは、五輪観客の有無を聞くバカバカしさだ。都民の多くは「中止するかどうかの議論が先だろう」と憤っているに違いない。

 実際、朝日新聞の調査では五輪をどのようにするのがよいかを3択で聞いているのに、28日付1面の見出しは〈「無観客」64%「観客制限」30%〉と観客の有無を聞いた結果を伝えるのみ。この数字は開催を前提として観客数をどうすべきかの意見を拾い上げたに過ぎない。

 朝日調査で「中止」は33%、「再び延期」の27%と合わせて60%。「今夏に開催」(38%)をはるかに超える人が開幕まで1カ月を切った今なお「中止・延期」を求めているのだ。この強烈な意思の表れこそ、大々的に報じるべきだろう。

 まだ朝日は良心的な方で、そもそも他紙の調査は五輪開催を巡り「中止」「延期」の選択肢を用意していない。こんなイカサマ調査は、中止・延期を求める6割の世論を「なかったこと」にするのと同じ。なし崩し的に五輪開催を強行することしか考えていない菅政権や大会組織委員会と根本的には変わらない。

 国民の前で「開催か、中止・延期か」の議論をせず、開催するマトモな理由を何ひとつ示さないまま、いつの間にか「観客の規模をどうするか」に論点をスリ替え。政府と組織委などの確信犯的な目くらましに、大新聞は加担するのか。公式スポンサーとして、一蓮托生の立場が紙面に反映しているとしか思えない。

 大体、「五輪観客の有無」を争点のように報じる時点で、メディアは本質を見失っている。今回の都議選の争点はただ一つ。自公両党への「ノー」だけだ。

8年半の不正腐敗に免罪符を与えるのか

 都議選は「国政選挙の映し鏡」とも評され、とりわけ今回は秋までに実施される次期衆院選の前哨戦だ。小池の静養延長で顔役不在の都ファを除き、各政党とも党首クラスを次々と選挙区に投入。国政選挙並みの態勢で臨んでいる。

 そんな重要な選挙の行く末に今、暗雲が垂れ込めている。どの世論調査でも「自公過半数の勢い」――。自民の獲得議席は定数127のうち50を超え、選挙協力を結ぶ公明と合わせて過半数(64)を獲得する情勢とは、アホらしくなる。

 1年半のコロナ禍で自公政権は感染再拡大防止も生活支援も無為無策。五輪ファーストの甘い見通しで緊急事態宣言の早すぎる解除とリバウンドの繰り返し。そのクセ、「国政と地方自治の一体化」などと言い出すポンコツぶりは言うに及ばず。

 都議選で自公に勝たせてしまったら、安倍・菅両政権下の約8年半もの長期にわたって積もり重なってきた不正・腐敗政治に“免罪符”を与えかねない。その一点をメディアも都民も、よくよく考えた方がいい。

 いかに自公政権がよどみきっているかを知るには、安倍前首相の存在を振り返るだけで十分だ。首相退任後、「桜を見る会」前夜祭を巡り、計118回もの虚偽答弁が発覚。国会で平然と嘘を吐いて否定してきた会費補填問題では、公設秘書が略式起訴された。

 2年前の参院広島選挙区で、かつて自身を侮辱した自民候補を追い落とすため、河井夫妻に託した選挙資金1億5000万円の使途は不透明なまま。二階幹事長らと醜い責任の押し付け合いを演じている。

 ようやく開示された「赤木ファイル」で浮き彫りとなった財務省本省の公文書改ざんの有無を言わさぬ指示だって、森友問題を巡る安倍答弁が引き金だ。「私や妻が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」と意地を張らなければ、近畿財務局職員だった赤木俊夫さんも自死を選ぶ必要などなかったはずである。

 これだけ汚れた人物が都議選の告示日に自民候補の応援に駆けつける神経を疑う。腐った議員は安倍に限らず、「政治とカネ」の問題で相次ぐ離党者のうち、秋元司衆院議員、菅原一秀前経産相が共に東京選出なのも忘れてはいけない。

野党第1党は昭和の幻想から目覚めよ

 それでも都民は自公を大勝させ、腐敗を極めた過去を許すのか。今回の都議選で都内の選挙民は改めて「民度の高さ」を問われているのだ。

「都議選で自公が過半数を得れば菅政権の思うツボ。それこそ臭いものにフタです。有権者の判断を理由に五輪開催になだれ込み、お祭り気分のまま、総選挙に突入という流れに『俺は勝負を賭けた』と口にするギャンブラー首相を信任することになる。しかも、このコロナ禍で公明は全国の支持者を都内に集める得意の人海戦術が使えない。都内の感染者は再び増加傾向で、投票までに『第5波』への懸念が高まるほど、国政与党の自公への反発も強まる。前回の小池旋風のような勢いもなく、本来なら自公は苦戦材料だらけ。最後まで過半数獲得の勢力を維持するかは疑問ですが、それでも好機を生かしきれない野党の不甲斐なさばかりが目立ちます」(政治評論家・本澤二郎氏)

 確かに「選択肢はないのか」と嘆きたくなるような選挙情勢だ。どの「投票する候補者の政党別」調査も、大きくリードする自民を追うのは都ファだ。付け焼き刃で五輪無観客を言い出した風見鶏政党が、共産や立憲民主を引き離している。

 まさか、小池の入院で同情票が集まっているのか。“女帝隠し”が想定外の功を奏しても、しょせん都ファは「都議選で動かないことを条件に二階幹事長と自民復党の密約」とのウワサが飛び交う小池頼み。マトモな都民の票の受け皿にはなり得ない。

 情けないのは立民だ。毎日新聞は「議席倍増の可能性」と報じたが、現有は8議席。倍に増えても過半数には遠く及ばない。共同通信の投票先調査では自民、都ファはおろか、公明、共産にさえ劣り、たった7・1%の支持しか得ていない。ハッキリ言って国政野党第1党の名折れだ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。

「立民の公認候補は28人。共闘する共産と合わせても59人で仮に全員当選しても過半数は取れません。ハナから勝負を諦めている印象で、明らかに迫力不足。相変わらず都市部の無党派層はリベラルが多いと信じた“風頼み”選挙ですが、世論の右傾化を見誤っています。今や都市部の無党派層が風を吹かすと、都ファや維新など『ネオリベ政党』に票が流れがち。乱暴な理屈を承知で言えば、都知事選で左派政党の候補が勝ったのは1975年の美濃部亮吉氏が最後です。“昭和時代の幻想”に固執すれば風にも乗れず、強固な地盤も築けず、候補者不足に陥る悪循環。早く幻想から目覚めなければ、総選挙も同じ轍を踏むだけです」

 かくしてマトモな選択肢がないまま、投開票日を迎えるのか。野党の奮起に期待したい。



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