★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年7月 > 05日02時35分 〜
 
 
2021年7月05日02時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK281] 菅「 ワクチンに全て懸ける」一国のトップがなんでここまで単細胞なのか(まるこ姫の独り言)
菅「 ワクチンに全て懸ける」一国のトップがなんでここまで単細胞なのか
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/07/post-e3c8cc.html
2021.07.04 まるこ姫の独り言


おうおう・・・・今度はワクチンにすべてを懸けると来たか。

自分は決意表明のつもりかもしれないが、ワクチンがすべてと言うのは視野が狭すぎるのではないか?

ワクチンに「全て懸ける」 菅首相
    7/4(日) 11:04配信 時事通信

>菅義偉首相は4日放送のFMラジオ番組で、新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、自らが掲げる7月末までの高齢者接種完了の目標に関し、「ワクチンは切り札だから、もう全てを懸けてやろうと思った。宣言しなければできない」と語った。

>その上で「7月いっぱいでなんとかできそうだ」と述べ、達成可能との見通しを示した。


一国の首相である限り、いろんな選択肢を持つのがよりコロナに対応できると思うが、ワクチン一筋、ワクチンしか頭にないなんてどうかしている。

勿論ワクチンの有効性は、菅にとって藁にも縋る気持ちなんだろうが、それ一点だけでは危険すぎる。

国民によってはワクチンを打とうと思っても打てない人もあり、自分の意思でワクチンを打たない選択をした人もあり、様々だ。

かもワクチン接種は任意であり強制ではない。

だから、いくら菅がワクチンに命を懸けたとしても、菅の期待ほどワクチン接種率が高まると思わない方がいい。

特に若い世代は、ワクチン接種のデマをすっかり信じて打たない選択肢をした人が多いという。

だから、ワクチン接種にすべてを懸けるのはとても危険だ。

五輪開催にしても一か八かのギャンブルのようであり、ワクチン接種にしても国民の命をギャンブルのように思っているとしか思えない軽率な発言は、民意がどこにあるのか知らない菅らしいと言えばらしい。

しかも、ワクチンにすべてを懸けるという人は、最新のワクチン事情を知っているのだろうか。

菅が、ワクチン接種1日100万件と大号令をかけ、それにしたがって地方は右往左往しながらもしっかり応えるように準備を整えてきたのに、ここへ来てワクチン配送が風前の灯火で、地方の首長は困り果てている。

どんなに打ち手を調達したとしても、ワクチンが来ない事には話にならない。

予約していた人にも断るなど混乱が大きくなっているというし。

急にワクチンはあるからワクチンを打て打てと言い、今度は、ワクチンが配送できないからワクチン接種に待ったをかける。

どうなっているの?

ワクチンにすべてを懸けている菅

それにしてはち密なスケジュール感がまったく感じられない。

いつものことだが。


>「7月いっぱいで、なんとかなりそう」
>「1日120万回接種ペースなら「8月末までに人口の4割終了」


嗚呼、捕らぬ狸の皮算用。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/730.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 五輪有観客を否定した東京都議選(植草一秀の『知られざる真実』)
五輪有観客を否定した東京都議選
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-113b59.html
2021年7月 5日 植草一秀の『知られざる真実』


東京都議選が投開票日を迎えた。

定数は127。

過半数は64。

自公が過半数を確保するとの見通しが流布されていた。

しかし、現実はそうならなかった。

自公が圧勝するとの見通しを意図的に流布して人々の行動を誘導する。

こうした情報操作が展開されている。

しかし、自公は過半数議席を確保できなかった。

都民ファーストは壊滅的に敗北するとされたが大善戦した。

自民獲得議席が都民ファーストを2議席上回り、第一党を確保する可能性がある。

投票率は40.8%。

有権者の4割しか選挙に行かなかった。

選挙に行かない理由の第一は「入れたい候補者がいない」。

これに、「誰に入れていいかわからない」、「政治家は公約を守らない」が続く。

投票率が下がれば下がるほど、自公には有利になる。

自公支持者は何があっても選挙に行く。

自公支持者は全有権者の25%程度と推定されるが、この支持者を全員選挙に動員することによって自公は政権を維持している。

投票率が4割なら自公が圧勝しておかしくない。

しかし、その自公が過半数議席を確保できなかった。

最大の理由は五輪の有観客開催強行方針に象徴される菅自公政権の横暴・暴走にある。

本ブログ、メルマガで、五輪の有観客開催強行を主導する自公には絶対に投票するべきでないことを訴えてきた。

東京都の有権者の間でも、この声が強まったと考えられる。

菅政治に対する明確なNOの意思表示。

都民ファーストは五輪の無観客化を公約に明示した。

自公の有観客開催よりもはるかに望ましい政策公約。

共産党やれいわ新選組は明確に東京五輪中止を訴えた。

この訴えも主権者から支持を集めたと考えられる。

菅義偉氏は「国民の命と健康を最優先する」と口で言いながら、真逆の行動をゴリ押しする。

人流が拡大し、新規陽性者数が拡大に転じるなかで緊急事態宣言解除を強行。

それだけでない。

五輪の有観客開催を押し通そうとしている。

開会式を2万人規模で開催する方針を示し、鉄道各社に五輪開催期間の終電繰り下げを要請した。

コロナで国民がどれだけ力を注いできたのかをまるで理解していない。

国会議席の多数を占有すれば何をやっても構わないと考えている。

議会制民主主義そのものを冒涜している。

国民の8割が東京五輪の中止または無観客開催を求めている。

その国民意思を無視して有観客開催を強行しようとしている。

民主主義の根幹を踏みにじる菅義偉氏に対して主権者が断罪する日は近い。

菅義偉氏が首相に就任したのは昨年9月。

9ヵ月が経過したが、菅義偉氏の政策運営に成功は皆無。

失政の連続だ。

最大の失政はコロナ。

菅コロナ大失政は鮮明。

GoToで感染爆発を招いた。

海外で変異株が確認されても迅速な水際対策を取らない。

変異株が容易に流入して感染爆発を引き起こした。

3月には五輪聖火リレー開始に合わせて緊急事態宣言を無理やり解除。

「再び緊急事態宣言を出すことがないように対策をしっかりやるのが私の責務」

と述べながら、わずか1ヵ月後に緊急事態宣言再発出に追い込まれた。

6月21日の緊急事態宣言解除も誤り。

解除を強行して五輪有観客開催を強行しようとする。

天の網は菅義偉氏を見逃さない。

菅内閣終焉が秒読み態勢に移行した。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/731.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 「今こそ、スポーツの力で元気を」だと? ケッタクソ悪い 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場(日刊ゲンダイ)



「今こそ、スポーツの力で元気を」だと? ケッタクソ悪い 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/291407
2021/07/03 日刊ゲンダイ

 梅雨の長雨には読書が一番だ。だからまた、「大阪ことば事典」(牧村史陽・編)を開いてみた。事典を読んでいると頭がアンポンタンにならないからいい。だが、この国はいつの間にかケッタイな(変な、不可解な)ことになってきている。五輪デタラメ開催の強制執行だ。しかも観客を入れてやるのだと。結局、スガ首相が引き下がらないのだ。見事に感染爆発するんじゃないのか。こういういまいましいこと、縁起が悪いことを「ケッタクソわるい」といい、「卦体糞悪い」と書く。蹴った糞がそこにあったのが運の尽きだという意味ではないが……。で、テレビをつけたら、そのケッタクソ悪い顔をした五輪関係者が「今こそ、世界中の人々にスポーツの力で元気を取り戻してもらいたいし……」とデタラメを言うばかりで、本当に卦体が悪く耳がウジャウジャしてウンザリだった。スポーツなどと何の縁もない人間はきっと全国に何千万人といるはずだ。“オオタニ”にも“ナオミ”にも何も感じない我らみたいな者にはそんな「力」など知りようがない。もしも競技会場で感染が爆発したら、誰と誰がケツを拭いて責任を取るのか、それを先に言えというのだ。

 27年前に出版された「全共闘白書」(新潮社)も取り寄せてみた。実は去年、編纂実行委の方から、分厚い「続・全共闘白書」を頂いて読了したからだ。120余の大学高校の闘争体験者から450人を超すアンケート回答集はすこぶる面白く刺激的だ。まだまだこの社会は捨てたもんじゃないと感じたが、やれ持続可能だ、やれ再生だ創生だ未来だといい加減なうわ言に惑わされてる場合ではないとも思う。変革の60年代が蘇る前編も読破したい。

「白書」を読む傍ら、ネット配信映画も見て、時代を戻そうかと思ったが、自分が見たい60年代後半のニューシネマはほとんど見当たらない。シュールレアリスム映画も好きなので、ルイス・ブニュエル監督の「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」(72年公開)も探したがなかった。なんて愉快なタイトルだろう。彼の社会を食った、人を食った作品はどれも最高だ。彼は神も仏も信じない芸術家だった。現実も宗教も彼にかかったらおしまいだ。たちまちメッキをはがされてしまう。DVDでしか見れないが、メキシコ時代に撮った「忘れられた人々」(50年)は非行少年たちを突き放して描いて冷酷無残だ。かと思えば、「自由の幻想」(74年公開)はケッタクソの現実をギャグ満載で、嘲笑ってみせてくれる。

 今週は、五輪強制執行の中、そんなの知ったことかと性根の腐った経産省のクソガキ官僚2人が家賃給付金を泥棒してやがったことに、怒りが収まらないままなので、こんなケッタイな(妙な)話になった。



井筒和幸 映画監督
1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/732.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 開示請求で発覚!35万人「五輪反対署名」を東京都が無視していた(FRIDAY)
開示請求で発覚!35万人「五輪反対署名」を東京都が無視していた
https://friday.kodansha.co.jp/article/191223
2021年07月02日 FRIDAYデジタル

「開示クラスタ」の請求で明らかに

5月5日からオンライン署名サイト「Change.org」で宇都宮健児弁護士が五輪中止を求める署名を始め、35万筆を超える署名が集まった段階で、東京都知事に要望書を提出したのは5月14日のこと。

要望書は、小池百合子東京都知事宛として、オリンピック・パラリンピック準備局計画推進部長・田中彰氏に手渡している。同署名の賛同者は7月1日現在、43万5千を超えているが、その後、署名がどのように反映されたのか気になっている人は多いのではないだろうか。


(写真:アフロ)

そんな矢先、“開示請求の鬼”こと「開示クラスタ」のWADA氏が、気になる情報を寄せてくれた。それは、開示クラスタの30代男性が小池百合子・東京都知事に対して5月24日に、以下の件名で開示請求を行ったというもの。

「宇都宮けんじ氏が5月14日(金)に小池百合子東京都知事宛の『人々の命と暮らしを守るために東京五輪・パラリンピックの開催中止を求める要望書』を提出したことについて、1、この要望書を提出を受けて開催中止についての検討プロセスや意思決定のプロセスや意思決定のプロセスなど(都知事への報告などやりとりを含む)一切の文書が図面や電磁記録」(原文ママ)

それに対して6月4日に「非開示決定通知書」が届く。そこで開示しない理由として書かれていたのが、以下の文言である。

「宇都宮けんじ氏からの要望書を受けて開催中止についての検討プロセスや意思決定のプロセスなどについては、実施機関では当該文書を作成および取得しておらず、存在しない」(原文ママ)

この文言について、WADA氏はこんな解説をしてくれた。

「”実施機関”とは、この署名を受け取ったオリンピック・パラリンピック準備局だけでなく、『東京都』のことなんですね。都では、検討プロセスや意思決定のプロセスなどの文書を一切作成及び取得していない。つまり、要望書を受け取ったにもかかわらず、都では要望書について何の検討もしていない、完全に放置していたということです」



発起人・宇都宮けんじ氏、憤りをあらわに

提出当時で35万人超の声を、受け取っただけで何の検討もせず放置していたのなら、あまりにひどい対応ではないだろうか。

この要望書について、 「東京都オリンピック・パラリンピック準備局広報担当」に質問書を送付したところ、

「当局ホームページで公表されていない公文書の開示については、個人情報保護の観点から回答は控えさせていただきます」

「都としては、現下のコロナ対策に全力を尽くすとともに、引き続き、安全・安心な大会の開催に向けて、国・組織委員会等、関係者と連携・協力し、着実に準備を進めていきます」

「(「署名」をもとにした要望書が提出された場合、一般的にはどのようなプロセスでその中身や要望の受諾・拒否等について検討がなされるのかについては)署名をもとにした要望書をはじめ、都にお寄せいただいた提言・要望等は関係各局等へ伝達されます。各局においては、関係部署に共有され、施策実施に向けた参考や検討など、都政運営に活用させていただいております」

という回答があったのみ。

国会でも会見でも具体的な回答は示されず、ひたすら 繰り返される「安全安心」のフレーズ。むしろ2021年7月現在では、最も胡散臭いフレーズと感じる人も多そうだが……。

そこで、宇都宮健児氏にこの「結果」をお伝えしたところ、憤りをあらわにした。

「非常にけしからんことですよね。要望書の提出は代表して僕が行いましたが、背後にはあの当時で35万人の声があるわけですから。これは明らかに都民、国民の民意を軽視しているということだと思います。

アメリカでは、政府宛ての要望書が一定数超えたら必ず回答しなければいけないとか、要望の多い順に政府の広報やHPに掲載しなければいけないことになっています。同じことはソウル市でもやっています」


要望書を手渡したあと、会見をする宇都宮氏(写真:アフロ)

日本では、署名に対する法律や条例などないのだろうかと尋ねると、宇都宮氏は言う。

「請願署名や陳情であれば、議会に提出され、採択するかどうか諮られますが、これはオンライン署名で請願というかたちではありません。

しかし、何故オンライン署名にしたかというと、請願は一定の形式を踏まえる必要があり、今それをするには、街頭に出て接触を増やし、むしろ感染を拡大させるリスクがあるという矛盾した行為になるからです。

ただ、陳情とか請願という形式ではなくとも、数十万の人の声を代表しているのですから、きちんと検討するべきですよね。

今回、このように完全に署名を踏まえての要望書を無視した理由の一つは、おそらくきちんと検討を行ったら、専門家の意見を踏まえる必要が出てきて、世論も多くが反対している状態で、中止せざるを得なくなるからでしょう。

それに、法律的には『国民主権』で、官僚や政治家は本来、国民に対する奉仕者なんです。にもかかわらず、日本にはなぜか官尊民卑的な考えが昔からあって、この署名無視もまた『下々のものが何を言っているんだ?』といった考え方のあらわれではないかと思います」

「Change.org」の発表によると、開始3日目で20.6万筆を超えたこの署名は、史上最速のペースだったという。

「英語とフランス語、ドイツ語でも発信しており、海外のメディアの方が先に報道したり取材したりしてくれたんですよ。

現在までに41社の取材がありましたが、その3分の2が、イギリスやアメリカ、ドイツ、フランス、ノルウェー、スウェーデン、香港、シンガポール、韓国など、海外メディアです。

BBCではトップニュースとして扱われたと聞いています。ところが、日本はいわゆる五大紙(読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞)がスポンサーをやっているから、五輪開催反対をなかなか報じない。

IOCバッハ会長やコーツ副会長が上から目線で日本人の国民感情を踏みにじるような発言を連発しても、菅首相は抗議もしない。そうした状況で、IOCって何なのかという感情が今、日本中に広がっていますよね」

「女性はいくらでもウソをつける」という杉田水脈氏のジェンダー差別発言に対する抗議署名が13万筆となった際にも、自民党は受け取りを拒否した一件は、記憶に新しい。

政府も都政も「民意を無視する」という体質が今の日本のスタンダードになってきてしまっているのだろうか。

では、どうしたら今の政府や都政、さらに無視されたまま耐え続ける私たち自身を変えることができるのだろうか。その問いに対し、宇都宮氏は力強く語った。

「一つは選挙です。直近では、都議選が7月4日にありますが、自民公明都民ファーストは、オリンピックについて中止や延期をはっきり公約に掲げていません。

それに対し、オリンピックの中止もしくは延期を掲げる野党が、どれだけ支持を広げられるか。それがこのまま民意を無視し続ける人々への一つのダメージになってきます。

あとは現実に感染爆発が起こり、オリンピック前や最中に緊急事態宣言になった場合はさすがに対応を考えるでしょう。地震や津波など、天災は止められないけど、オリンピックは政治が決断すれば止められる。形としてはIOCが決定権を持っているけど、政府と東京都が無理だと言っているのに、強行できないと思います。

菅首相は、オリンピックでテレビにみんなが釘付けになり、あとはワクチンで支持率が回復し、オリンピック後に解散総選挙を迎えるという“賭け”に出ている気がしますが、そこでは国民の命を守るという意識が完全に欠落しています。

こういう運動や声をあげることは、一つ一つ責任を追及していく過程でもあるんです。7月11日に東京のまん延防止等重点措置が期限を迎えますが、その時点で感染拡大していたら、第二弾を考えていきますよ」


取材・文:田幸和歌子
1973年生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経てフリーランスのライターに。週刊誌・月刊誌等で俳優などのインタビューを手掛けるほか、ドラマコラムを様々な媒体で執筆中。主な著書に、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)、『KinKiKids おわりなき道』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』(ともにアールズ出版)など。




http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/733.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 東京五輪選手「濃厚接触者の特別扱い」でクラスター発生は時間の問題(日刊ゲンダイ)
東京五輪選手「濃厚接触者の特別扱い」でクラスター発生は時間の問題
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291374
2021/07/02 日刊ゲンダイ


例外を認めるのか…(選手村メインダイニングホール)/(C)日刊ゲンダイ

「最後の砦」が崩れたら感染拡大は防ぎようがない。

 6月30日に行われた政府の新型コロナ対策本部と国会議員、厚労・文科部会合同会議で、内閣官房の担当者から仰天発言が飛び出した。7月23日に開幕する東京五輪に出場する選手が新型コロナウイルスに感染した場合の濃厚接触者の扱いについて、こう答えていたからだ。

「本来であれば濃厚接触になれば、検査で陰性でも14日間自宅待機等の制限がかかるのが日本国内のルールです。しかしながら、やはり4年に1度の大会であり、選手が一生懸命努力を重ねてようやく東京大会にこられた方々を、濃厚接触したということで14日間隔離してしまうと、試合に出ることができなくなるという状況もあり、(略)関係者の間で何ができるのか、選手のためにそういったことを調整を行っているところです」

 つまり、簡単に言うと濃厚接触者は本来、14日間の隔離が必要なのだが、五輪選手はそうではなく「特別扱いを考えている」というわけだ。

 東京五輪におけるコロナ感染対策を記した「プレーブック」では、選手らに対するPCR検査や抗原検査について細かく示され、ルールに違反した場合には、参加資格の剥奪や国外退去の強制措置などが記されている。にもかかわらず、こんな例外を認めたら、すべてが無意味なものになってしまうだろう。

 さらに言えば、これまでの緊急事態宣言や自粛生活は一体何だったのか。すべては濃厚接触者らによるクラスター(感染者集団)の発生を防ぐための対策ではなかったのか。「五輪だから特別扱い」したところで、ウイルスが活動を控えるわけがない。

「一生懸命努力を重ねて」いるのは五輪選手だけではない。飲食店をはじめとする中小企業、そこで働く人、サラリーマンも皆、コロナ感染拡大封じ込めのために努力を重ねている。このままだと、ヘタをすれば濃厚接触者による感染爆発が発生し、それが日本国内中に広がりかねない。

 政府の水際対策はあちこち穴だらけだが、五輪選手の濃厚接触者特別扱いだけは絶対ダメだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/734.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 原発全廃しかない!<本澤二郎の「日本の風景」(4135)<地球と未来を生きる子供たち・人類救済唯一の手段は原発ゼロ> :原発板リンク 
原発全廃しかない!<本澤二郎の「日本の風景」(4135)<地球と未来を生きる子供たち・人類救済唯一の手段は原発ゼロ>

http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/620.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/735.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 東京「新規感染者4000人」の試算衝撃!このまま五輪開催で病床逼迫はアッという間(日刊ゲンダイ)





東京「新規感染者4000人」の試算衝撃!このまま五輪開催で病床逼迫はアッという間
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291393
2021/07/02 日刊ゲンダイ


ワクチンに過度な期待(西村康稔経済再生相)/(C)日刊ゲンダイ

「(新規感染者が最大2520人に達した)第3波を超える急激な感染拡大が危惧される」――。1日の東京都モニタリング会議で専門家はそう警告した。東京のきのうの新規感染者数は673人と12日連続、前週の同じ曜日を上回った。感染者数はステージ4(感染爆発)に突入している。リバウンドが起きていることは、もはや誰の目にも明らかだ。東京五輪が迫る中、このままでは病床があっという間に逼迫する恐れがある。

  ◇  ◇  ◇

 6月30日に開かれた厚労省「アドバイザリーボード」の会合で報告された京大などの研究チームの試算は衝撃だ。インド株(デルタ株)の感染力が英国株(アルファ株)の1.3〜1.4倍の場合、強い効果のある対策を取らない限り、7月下旬以降、爆発的な感染拡大の可能性があるという。都内の1日の新規感染者数は4000人に達するとはじいている。緊急事態宣言が遅れたり、効果が十分でなければ、病床が飽和する可能性を指摘しているのだ。

 ちょうど東京五輪が開かれる頃である。このまま五輪開催に突っ込んだら、再び、入院できない患者があふれることになりかねない。

 しかし、官邸では楽観論が広がっている。高齢者のワクチン接種が7月末に完了するメドが立ちつつあるからだ。重症化しやすい高齢者の感染が減れば、重症病床の逼迫は防げるとの算段だ。30日の閣僚会議後、西村経済再生相は「ワクチン接種が今、加速して進む中で、重症者数はかなり低く抑えられる」と語ったが、本当にそうなるのだろうか。


緊急事態宣言からまん防に切り替わり、すでに多くの人出(大阪ミナミ)/(C)日刊ゲンダイ

50代以下の重症者数、死者数ともに増加

 大阪府のデータによると、重症者数は第3波(昨年10月10日〜今年2月28日)では1148人だったが、第4波(今年3月1日〜6月7日)では1693人に増えている。しかも、第4波では、50代以下の重症者が目立って多かった。第4波の50代以下の割合は、第3波の17.5%から31.8%へと2倍近くになっている。

 死者数も第3波の938人から、第4波は1265人と増え、50代以下の割合は1.9%から6.2%へと3倍に膨れ上がっているのだ。

 第4波以降、50代以下も重症化したり、死亡しやすくなっているのは明らかだ。その理由について、大阪府は日刊ゲンダイの取材に「アルファ株(英国株)の影響だと考えています。高齢者でなくても、重症になり、死亡するということが分かる結果だと認識しています」(感染症対策企画課)と答えた。


インド株は、英国株より重症化し入院するリスクが大きい(C)AP=共同

重症化を加速させる「インド株」

 この先、さらに重症化を加速させそうなのがインド株だ。英イングランド公衆衛生局はインド株について、英国株より重症化し入院するリスクが高い可能性を示している。東京のインド株はすでに3割を占め、7月下旬には7割に達するとみられる。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「高齢者接種を完了させれば、ある程度、打った人の重症化は防げるでしょう。しかし、インド株による感染大爆発に見舞われてしまうと、ワクチン未接種の50代以下の重症化が相次ぐ事態は十分起こり得ます。専門家が都内の新規感染者数が4000人に達するとの試算を出した以上、そうならないように感染対策を強化すべきです。菅政権は、ワクチンを切り札として考えているようですが、その結果、感染対策がおろそかになる恐れがあります。またしても楽観論に立ち、失敗を繰り返すつもりなのでしょうか」

 本当にこのまま五輪開催に突き進むのか。  



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/736.html

記事 [政治・選挙・NHK281] <政界地獄耳>親中派の二階幹事長と自民党の政策不一致(日刊スポーツ)


【政界地獄耳】親中派の二階幹事長と自民党の政策不一致
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202107030000145.html
2021年7月3日8時47分 日刊スポーツ


★結党から100周年を迎えた中国共産党に対し自民党幹事長・二階俊博は中国側から依頼があり、外交儀礼を踏まえて幹事長名で日中両国が東アジア地域の平和と安定への責任を果たすことや、国際社会の期待に応えることの重要性について盛り込まれた祝電を送った。野党からも祝電は出たが、野党の外交と政府の外交とは別のものだ。二階の祝電は外交的な儀礼の範疇(はんちゅう)というが、本当にそうだろうか。

★自民党のホームページには外交政策「力強い外交・防衛で国益を守る」には「歴史認識等を巡るいわれなき非難への断固たる反論をはじめ、わが国の名誉と国益を守るための戦略的対外発信を強化するなど、韓国・中国等の近隣諸国との課題に適切に対処します」「中国の急激な軍拡や海洋進出、北朝鮮の核・ミサイル開発など、わが国を取り巻く安全保障環境が激変する中、専守防衛を旨とし、国民の命や平和な暮らし、領土・領海・領空を断固守り抜くため、万全の態勢を構築します」と強い姿勢が記されている。

★加えて中国当局による人権弾圧を非難する国会決議案の採択が先の国会で見送られたが、香港に国家安全法制の導入を決めた中国に対して強い姿勢で臨むべきだとして、日本や米、英など12カ国の党首や有力議員らが参加した「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」も設立された。日本の超党派で構成される「日本チベット国会議連」「日本ウイグル国会議連」「人権外交を超党派で考える議連」「日華議員懇談会」「南モンゴル問題を考える勉強会」などが協力して「超党派議連協議会」も組織され、中国から弾圧を受ける日本ウイグル協会など13の民族団体との連携も始まった。「人権侵害制裁法案」を制定する動きもある。つまり幹事長だけが党の政策にも国会の流れにも世界の潮流からもずれているが、自民党は幹事長が親中派だから超党派に枠を広げている。自民党は政策不一致か。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/737.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 小池劇場にしてやられた菅首相に「選挙の顔は無理」自民党幹部から厳しい声〈AERA〉
小池劇場にしてやられた菅首相に「選挙の顔は無理」自民党幹部から厳しい声
https://dot.asahi.com/dot/2021070500001.html
2021.7.5 09:40 今西憲之 AERA dot.


自民党本部の開票センターで、固い表情の鴨下一郎・東京都連会長(右)と丸川珠代五輪相(C)朝日新聞社


最終日の3日に都民ファーストの会の応援に入った小池百合子都知事(撮影・上田耕司)


落選の弁を述べる内田直之氏。右端は義父の内田元自民都連幹事長(C)朝日新聞社

 次期衆院選の前哨戦となる東京都議選(定数127)は、最終日に「小池劇場」の幕が開き、想定外のどんでん返しとなった。

 小池百合子東京都知事の応援で都民ファーストの会(以下は都民ファ)が劣勢を覆す善戦で31議席を獲得。一方、50議席以上の大勝と予測されていた自民党は最終日に失速し、辛うじて第一党となったものの、33議席に留まった。公明党は前回と同じく23議席を獲得したが、自公であわせても最低ラインとした過半数(64議席)には遠く及ばず、与党に衝撃が走った。

 投開票が始まった7月4日夜、自民党本部に集まった東京都連幹部らの表情は固く、候補者の名前に当確の花を付けるようなムードになかなかならなかった。

「50議席まではいかないにしても、45議席以上は堅いと予測され、党内は最終日(3日)まで大勝ムードでしたので、33議席はショックが大きかった。小池さんが選挙区に入った際も、叩き潰してやれ、という感じでまだ余裕でしたから。それがたった1日で情勢をここまで一変させるとは、小池さんこそ都議選のゲームチェンジャーでしたね」(自民党都連幹部)。

 一方、菅首相は投開票日の4日夕には官邸から引きあげ、議員宿舎に引きこもったという。

「選挙プランナーの三浦博史さんから都議選の情勢についてレクチャーを受け、相当ショックを受けたようです。選挙に勝てないイメージを払拭するチャンスだったのに小池さんにしてやられた。何が起こっているのか理解できず、茫然となっているようでした。あくまで地方選挙であり国政に影響しない、とコメントするしかないでしょう」(官邸関係者)

 菅首相の今後の政権運営はもちろん、今秋の衆院選に向け、求心力が低下することは確実となった。自民党の閣僚経験者はこうため息をつく。

「都議選の結果でこのままでは、衆院選は戦えないことがはっきりしたのではないか。菅首相のコロナ対応、東京五輪・パラリンピックへの対応は都民に支持されなかったということだ」

 逆に小池知事の政治的な存在感は高まった。

「最終日に都民ファの候補者の応援に入る大勝負にでた。下馬評通り大敗していたら、政治力は失墜したが、勝ったということですね。菅首相も今後は小池さんの政治力を無下にできないでしょう」

 菅首相は東京五輪・パラリンピック開催や新型コロナウイルス対応について、世論調査や都議選の議席予測の数字を常に参考にしながら決めてきたという。

「公明党と足せば、過半数は軽くクリアできると思っていたのに…。都議選で大勝し、東京五輪・パラリンピックを成功させて、解散総選挙につなげたいというのが本音だった。風向きが変わったのは、小池さんが退院し、リモートで公務に戻った7月1日から。急に都民ファが勢いづき、2日に小池さんが記者会見し、『東京五輪は無観客を軸に』と言い、明らかに風が吹き始めた。それでも大丈夫だろうと思っていたが、最終日は小池旋風に飲まれてしまった」(自民党東京都連幹部)

 象徴的だったのは定数1を4人で争った千代田区だ。都民ファの平慶翔(けいしょう)氏が、かつて「自民党都議会のドン」と呼ばれた内田茂氏の娘婿の直之氏を破り、2度目の当選を果たした。自民党は17年の区長選と都議選、今年1月の区長選に続き、都民ファに4連敗となった。前出の都連幹部はこうぼやく。

「菅首相は東京五輪の開幕を目前に控えているのに、有観客、無観客などの策を小出しにし、世論の反応を見ていた。ワクチン接種にしても職場接種や自治体の大規模接種を散々、煽っておきながら7月になって急に数が足らなくなったとストップをかけた。こうした場当たり的な対応に国民の不信感が募っていたように思う。コロナと五輪対応が勝敗のカギだった」

 衆議院の任期は今年10月までで解散総選挙は目前だ。だが、菅首相は4月の衆参補選・再選挙で3連敗、千葉県知事選挙、静岡県知事選挙でも敗北している。「選挙の顔」として不安視する声が党内で相次いでいる。

「衆院選となれば、立憲民主党や共産党など野党だけではなく、吉村洋文大阪府知事が率いる日本維新の会も含めた厳しい選挙戦になる。都議選で20近く議席を落とした菅首相では負け戦となると衆院議員から厳しい声が出ている。安倍前首相と違って菅首相は選挙に弱い。菅首相で解散総選挙が戦えないとなれば、これからは完全に政局になる。河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄元外相、小泉進次郎環境相、野田聖子幹事長代行らがポスト菅の有力候補だろう。だが、ダークフォースとして小池待望論が党内で巻き起こる可能性もある」(前出の自民党幹部)

 政界の一寸先は闇のようだ。

(AERAdot.取材班/今西憲之)



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/738.html

記事 [政治・選挙・NHK281] ワクチン3回接種「ブースターショット」は変異株の脅威にどこまで効果があるのか(日刊ゲンダイ)



ワクチン3回接種「ブースターショット」は変異株の脅威にどこまで効果があるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/291396
2021/07/03 日刊ゲンダイ


ファイザー製のワクチン接種を受ける女性(英、ロンドン)/(C)ロイター

 新型コロナのワクチンを2回接種した人にもう一度ワクチンを打つ“3度打ち”の動きが海外で広がっている。英国政府は70歳以上の高齢者や医療従事者などを対象に9月から実施することを発表した。その後、50歳以上と16〜49歳などへ範囲を広げていく方針だ。

 韓国政府も接種回数を1回増やす方法の検討に乗り出した。いずれも2度より3度というわけだ。加藤勝信官房長官も、3回接種の必要性について「ワクチンの効果がどの程度の期間持続するか、検討する必要がある」と会見で答えている。

 どうして、こうした動きが出てきたのか。「理由は変異株への警戒感です」とは医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏だ。

「ファイザー、モデルナのワクチンは従来型や英国型ウイルスへの効果は95%とされていますが、インド由来のデルタ株には効果が不十分。そのため英国と韓国で感染が再燃している。そこで3度目の接種をすることで免疫効果を高めようとしているのです。どれだけの効果を発揮するかは実施してみないと分かりませんが、3回打つことでワクチンの有効性が高まるのは間違いありません」

 規定の回数より多くワクチンを接種する行為は「ブースターショット」と呼ばれ、免疫効果を強化したり効力を延ばすために行われている。ハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士・左門新氏によると、ブースターショットはワクチン接種が始まった数十年以上前から行われているそうだ。

「たとえばインフルエンザのワクチン接種は大人の効果は40〜80%ですが、2度目の接種をすれば10%アップします。子供の場合はもっと顕著で、最初の接種の2〜3週間後に2回目の接種をすれば30〜40%の効果が40〜80%に跳ね上がります。新型コロナについては、ファイザー社と英韓の両政府が2回の接種の効果が現行のワクチンでは1年以上続かないのではないか、またデルタ株への効き目が弱いのではないかと心配してブースターショットを検討したようです。当初の効力をさらに引き上げるのではなく、接種後に低下した免疫効果を再び押し上げるのがブースターショットの役割です」

 注射するワクチンの量は1回目、2回目と同量。副反応も従来の接種と同じだから、とくに心配する必要はないそうだ。

日本での実施は?

 いずれは日本でも3回打ちが実施されるのだろうか。

「日本はいま接種が遅れ、ワクチン供給も心配されているので、そこまで考える余裕はないでしょう。英国と韓国の結果を見て、効果があるかを見極めてから検討すればいいと思います」(左門新氏)

 英国、韓国でどれだけ数字が上がるのか注目だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/739.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 「ワクチン対応すべてがムダに」地方の悲鳴と菅首相への「恨み」(FRIDAY)
「ワクチン対応すべてがムダに」地方の悲鳴と菅首相への「恨み」
https://friday.kodansha.co.jp/article/191273
2021年07月02日 FRIDAYデジタル

新型コロナ感染者がじわじわ増えている。五輪強行開催なら、国内の感染拡大は避けられない。菅政権はワクチン計画に失敗、感染者激増で、政権維持が危うい。まさに「五輪クラッシュ」だ。


開幕まであと3週間。「五輪クラッシュ」のカウントダウンだ 写真:つのだよしお/アフロ

「ゲームチェンジャーと期待されたワクチンだが、オリンピック開会を目前にした7月1日時点で、2回接種完了者は11%。接種開始から半年が経って、まだそんな程度かという有権者の非難の声が日に日に高まっている。しかも、職域接種が始まるなか『接種券さえ届かない』『自分より若い人がすでに1回目接種した』などという不公平感が拡大していている。地元の声を聞くにつれ、政府は何をやっているんだと困惑しています」

安倍前首相周辺の自民党代議士は、こう言って下を向いた。

オリンピック後に解散総選挙必至という緊迫した状況で、党内からは菅義偉首相のリーダーシップへの不満がふつふつと高まっているのだ。

別の自民党有力代議士も菅政権に対して悲観的だ。

「ワクチン接種のスピードは少し早くなった。ところが、ここにきて供給計画が杜撰(ずさん)で、ワクチンが打てないという。河野太郎はいったい何をやっているのか、と言わざるえない」

国民も党内も、それぞれの立場から異口同音に「何をやってるんだ」と叫んでいるのだ。

海外では、年初からワクチンの本格接種が始まってワンクールを終え、通常の社会活動が再開された国も多い。日本はいつまで「飲酒抑制、外食規制」をし続けるのか、飲食業界だけではなく、一般国民の我慢も限界に近い。

「日給17万円」地方自治体の努力に「すいませーーん」の電話1本

地方自治体は、政府から接種準備を急がされ、会場の確保、打ち手医師の確保など、必死に態勢を整えた。

「医師の確保には、日当17万円を提示しました。交通費には上限を設けていません。都内から宇都宮や水戸まで、タクシーを利用する医者がいても、黙って払うしかない。

関西でも、県をまたいだ長距離タクシー代を市民税から支払っているところがあるそうです。それでも地方は、できないこともなんとかやり遂げたというのに、国から来た電話は極めて不愉快でした。

『すいませーーーん、ワクチンが不足して、申請数を送れなくなりましたーーー』ですよ。

何がわんこそばで打ち続けろ、ですか。ふざけるんじゃありませんよ。我々地方自治体の負担をどう思ってるのか。国のワクチン管理はどうなってるんでしょう」(関東地方の自治体首長)

財政規模の小さな自治体にとって、国から丸投げされたワクチン対応の支出は決して軽くない。ここでも、何をやっているんだ!どうなっているんだ!という声が噴出している。

四方八方から聞こえる「NO」に

菅首相は今、国民からも党内からも、地方自治体からも「NO」を突き付けられている。

「この秋までに国民の7割以上がワクチン2回接種を完了したとしても、政府のあまりなポンコツぶりに政権の評価が上がる可能性は少ない。オリンピックを強行する一方で長い忍耐を強いられた国民の怒り、無計画なワクチン対応で、逆風の選挙になりそうだ』(自民党幹部職員)

中堅の自民党代議士も、菅政権への風当たりは極めて厳しいと分析している。

「ワクチンを目の前にしながら届かず、亡くなられる国民がまだたくさんいるのです。どれほど無念であろうか。まるで終戦間際に徴兵されて戦死した、あの虚しさの再来です」

だから、ワクチン接種「1日100万回」と大号令しても、内閣支持率は一向に上向かないと言うのである。

首相は「国民の命と健康を守るのが政治の役割」と繰り返し言い続けているが、コロナ禍に命を奪われた国民にその声は届かない。高齢者は家にこもって人に会わず、息を潜めて暮らす。そして東京五輪のために、世界から大挙して人が押し寄せるのだ。

国民の痛みを想像できない首相

この国難のとき、表向き「会食を控えている」菅首相は、夕方には赤坂宿舎に戻り、自重しているように見える。が、じつは、宿舎にケータリングを取り寄せて、神奈川県選出議員と和気あいあいの「食事会」を催しているんじゃないか…なんて話も聞こえてくる。

菅首相は、出演料や講演料といった収入が激増、こういった「雑所得」だけで757万円。年収3871万円という高額所得者。新型コロナ感染拡大を受けて議員歳費がカットされ、野党党首が収入を減らすなか、唯一の「前年超え」、国会議員でもっとも高収入なのだ。

金はある。夜の外出はできない。ならばと身内に太っ腹で振る舞う。首相として、国民の痛みを実感できないまでも、少しは「想像」できないものだろうか。

「オリンピック後は、来年度の概算要求に焦点が移り、9月の臨時国会では、国民の命と健康を守るという大義名分で20兆円規模かそれ以上の経済対策と補正予算を考えています。この予算はじつは、来年の参院選挙対策として、国民の不満と経済再生に主眼を置いた、いわば選挙対策費なのです」(経産省キャリア)

「国民の命を守る」という首相の言葉に、実体はあるのか。

感染者爆増予測のなか、五輪に突き進むニッポン

7月に入り、東京の新規感染者は700人を超え、あまりに早いリバウンドに、ネットには医療関係者や一般国民からの恐怖と怒りの声が溢れている。

「まもなく1000人超えか」「これ以上は無理」「オリンピック怖い」、そして、「高齢者接種がほぼ完了したんだから、外出OKじゃね?」

ところが、「デルタ株」と呼ばれる変異体は若年層に拡大、重症化もしている。東京都のモニタリング会議では、五輪開会式後の7月下旬には、東京都内の感染者数が1000人を超えると指摘している。また、厚労省アドバイザリーボードの状況分析では、夏までに全国の1日の感染者が「最大7000人」、少なくとも2000人にのぼると試算を発表した。

「今冬の欧米各都市では、変異し続けるウイルスに晒されて、ロックダウンは避けられないと思われます。そのうえ、サッカー欧州選手権で2000人のクラスターが起きました。大規模スポーツイベントの恐怖です。イギリスで発生した感染拡大は、その1ヶ月後には日本に伝播します」(厚労省キャリア)

「緊急事態宣言ならオリンピックは無観客開催」と約束した菅首相。

「しかし、セレモニーでは天皇陛下がオリンピック関係者をお迎えするという式次第が決定されているので、無観客は名ばかり。数千人のIOC関係者などが国立競技場に入ります。こうした光景がテレビに映し出されて、国民はなにを感じるでしょうか…。オリンピックへの冷ややかな感情がより深まることは避けられない」(組織委メンバー)

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は「観客については政府判断に従う」と表明した。これは、オリパラ開催の責任が、主催都市である東京から政府に移ったことを示している。

菅義偉首相に、オリパラ、新型コロナ対策の全責任がのしかかっているのだ。国民の命か、五輪経済か。判断を一歩間違えれば、この国はたちどころに倒れるだろう。「五輪クラッシュ」。今や薄氷の政権だ。


取材・文:岩城周太郎写真:つのだよしお/アフロ



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/740.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 都ファ31議席獲得で小池知事は高笑い 奇手“寝たふり作戦”の全内幕と今後の政局(日刊ゲンダイ)





都ファ31議席獲得で小池知事は高笑い 奇手“寝たふり作戦”の全内幕と今後の政局
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291478
2021/07/05 日刊ゲンダイ


ラストサンデーに突然、応援入りする小池百合子都知事/(C)日刊ゲンダイ

 自公はもちろん、都民もまた“女帝”に「してやられた」のか。小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会(都ファ)」が都議選で31議席を獲得。都政第1党を奪還した自民(33議席)に肉薄し、1ケタ台に落ち込み、消滅危機との事前予測をひっくり返した。生き残った要因は小池知事の奇手。“寝たふり”作戦の全内幕とは――。

【写真】この記事の関連写真を見る(50枚)

  ◇  ◇  ◇

「小池知事、応援いただきましてありがとうございます」

 都議選ラストサタデーの3日午前、小池知事がガラス張りの選挙カーに乗って現れるなり、涙ながらにそう“絶叫”したのは、都ファの荒木千陽代表だ。この日、小池知事はマイクこそ握らなかったが、都ファ候補10人超の事務所を激励して回った。下馬評を覆したのは、突然の応援行脚が奏功したと言っていい。

「小池知事の応援入りの裏には、側近らの必死の要請があったようです。2日の会見で知事が『都ファには頑張ってもらいたい』と発言したのを受け、側近らは勝手に知事の『遊説スケジュール』を提示。ウワサされた自民の二階幹事長との〈都ファ候補は応援しない〉という密約が頭をよぎったのか、小池知事は当初、『それはできない』と怒って突っぱねたそうです。しかし、荒木代表以下、側近に押される形で『演説はナシ』という条件で応援行脚を受け入れたと聞いています」(官邸事情通)

 小池知事は先月22日から過度の疲労で9日間も入院。選挙序盤は“党の顔”を失った都ファ関係者から失望の声が上がったが、この「長期不在」も結果オーライとなった。当選した都ファ都議はこう言う。

「入院後、われわれに対する街中の反応が激変したのです。自民、公明支持を公言する人から『今回は都ファに入れるよ』『頑張って』と声をかけられる機会が圧倒的に増えました。入院した時は不安でしたが、結果的に『知事不在』が同情票を集めたと実感しています」

 わざわざ開いた退院後の会見でも小池知事は頼りない足取りで現れ、「どこかでバタッと倒れるかもしれないが、本望だと思ってやり抜く」とかすれた声で話した。この“お涙頂戴”の姿も、都民の同情を誘ったのだろう。


当選を果たした「都民ファーストの会」の荒木千陽代表(C)日刊ゲンダイ

期待を裏切り都ファは自公の“草刈り場”に

 しぶとい女帝の“寝たふり”作戦で都議会は、都ファ31、立憲・共産34、自公56と、いずれも過半数に達さない三すくみ状態に。この状況こそ小池知事にとって願ったりかなったりの展開だ。自身の言動ひとつで今後の政局のキャスチングボートを握れるからだ。都政に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。

「自公に過半数を取られていれば、小池知事は都議会運営で自由を奪われていたでしょう。ところが、都ファ、立憲、共産が一定議席を獲得し、自公の影響力は弱いまま。この結果が都政のみならず、国政にも影響するのは確実です。もし都ファが大敗していれば、菅政権は『小池はそんなものか』と軽んじたはずです。小池知事の立場も弱体化の一途だったでしょう。都ファが土俵際いっぱいから盛り返したことで、『犬猿の仲』といわれる菅首相も小池知事に一定の配慮をせざるを得なくなったと言えます」

 勢いを得た女帝は国政復帰を視野に、今後はイエスマン集団の都ファを操り、自公に寝返ることだって考えられる。前出の官邸事情通は「小池知事は今後、過半数割れの自公に恩を売ることができる。この立場を最大限利用してくるだろう」とみる。

 貸しをつくりたい小池知事の「協力せよ」との号令一下で、都ファは一糸乱れず自公にスリ寄り。中途半端な“草刈り場”と化す可能性もある。衆院選の前哨戦でせっかく自公に「NO」を突き付け、都ファにかすかな期待を託した都民の判断は無に帰す恐れさえあるのだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/741.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 山本太郎「私たちの議席獲得は叶いませんでしたが、 より良き東京になるようできることをやってまいります」




2021年7月5日 山本太郎 代表談話「都議選を終えて」
https://reiwa-shinsengumi.com/comment/7338/
2021年7月5日 れいわ新選組

れいわ新選組は、都議会議員選挙に3人の公認候補を擁立。

コロナ禍においても都民の命と生活・事業を守ることに積極的でない都政に、
大胆な発想で既得権にしばられず都民と都政をつなぐ政党の必要性を訴え戦った。

結果は残念ながら、議席獲得までには至らなかった。
選挙の結果から言えば、敗北。

一方で、今回、
これまで選挙に主体的に参加したことがなかったボランティアの方々が、
中心的役割を担ってくださった。

その数が増えていかなければ、社会を変えることは難しい。

多くの人々に犠牲を強い、ごく一握りのための政治に終止符をうち、
時代を切り開く力は、ボランティア選挙にこそあると確信している。

次回からは都議選で経験を重ねた人々の力がさらに加わり、
今回の反省と成果を次期衆議院選挙に繋げ、臨んでいきたい。

自分の人生を横に置き、
社会を変えるためにチャレンジしてくださった三人の候補者。
あなたが立ってくれたから、今回挑戦することができました。
ありがとうございました。

その候補者を支え続けてくださった、
横に拡げてくださった、託してくださった皆様。
そして、これまでもずっと変わらず支えてくださってる方々。

心より感謝申し上げます。

明日から、また始めていきます。


SNSやLINEで、あなたのご家族、お友達などなどに広めてください!




http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/742.html

記事 [政治・選挙・NHK281] 民意は歴然「五輪NO」菅隠しでも自民惨敗の分析と今後<上>街頭にも立てず、惨敗した菅首相はどのツラ下げて五輪をやるのか(日刊ゲンダイ)

※2021年7月5日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年7月5日 日刊ゲンダイ2面


民意は歴然「五輪NO」菅隠しでも自民惨敗の分析と今後<上>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291481
2021/07/05 日刊ゲンダイ


菅首相がマイクを握ったのは告示日だけ(左)総裁不在の自民党本部はお通夜ムード(C)日刊ゲンダイ

大メディアがどう書こうが、この結果は自民党の歴史的大惨敗

 自民党総裁の菅首相は雲隠れ、東京都の小池知事は入院。秋までに実施される衆院選の前哨戦に位置付けられ、4日投開票された都議選は「選挙の顔」が表舞台に姿を見せない異様な戦いだった。自公が過半数を取り戻し、小池子飼いの都民ファーストの会はボロ負け――。情勢調査などではこう伝えられてきたが、フタを開けてみれば“女帝”の目くらましで最終盤にどんでん返し。大メディアがどう書こうが、自民は「歴史的大惨敗」を喫したと言っていい。

【写真】この記事の関連写真を見る(50枚)

 自民は第1党を奪還したものの、首の皮一枚。獲得議席数は4年前に次ぐヒドさで、公明党と合わせても過半数は程遠い。「東京五輪NO」の民意は歴然である。

 世論の大半が今夏の開催に反対する五輪は、18日後に迫っている。開催都市の東京では新型コロナウイルスの感染が再拡大中だ。新規感染者数の増加に伴い、医療提供体制も苦しくなり、一部の指標はすでに緊急事態宣言発令の目安となるステージ4(爆発的な感染拡大)に達している。

 にもかかわらず、五輪の熱狂に乗じた内閣支持率回復と衆院選勝利をもくろむ菅政権は、適用中のまん延防止等重点措置の延長で危機的状況をごまかす腹積もり。お祭りムードを盛り上げる「有観客」にいまだにしがみつき、科学的知見を無視して都民の健康も生命もないがしろだ。

「都議選の情勢が大きく変わった潮目は、ワクチンをめぐる大混乱と小池知事の過労ダウンです。『安全・安心な大会を実現する』と訴える菅総理の号令一下、ワクチン接種が加速しましたが、五輪開幕直前に供給が先細り。自治体向けの米ファイザー製の配送が減り、職域接種に振り向けた米モデルナ製も需要をまかなえず、新規申請受け付けが突然停止。自治体予約もストップしてしまい、政府の新型コロナ対応に不満を持っていた世論の怒りに火がついてしまった。それに、9日間も公務を離れて入院した小池知事の弱々しい姿にも同情が集まってしまった」(自民党関係者)

 療養明けの小池はラストサタデーに電撃的に激戦区入り。番狂わせを演出したわけである。いずれにせよ、この選挙結果がポンコツ首相への不信任、バカげた五輪強行への拒絶であるのは明々白々だ。


大きくなる「五輪反対」のうねり(C)日刊ゲンダイ

街頭にも立てず、惨敗した菅首相はどのツラ下げて五輪をやるのか

 情勢調査で「獲得議席50超」とも伝えられた自民は「自公与党で過半数」を合言葉に、連日のように党幹部や閣僚が選挙区入り。国政選挙並みの態勢で戦った。その一方、「党の顔」の菅がマイクを握ったのは、党本部前の告示日第一声のみ。街頭に一度たりとも立たず、応援演説にも一切入らなかった。人が集まらずに恥をかくぐらいならいい方で、ノコノコ出てこようものなら石もて追われかねなかったからだ。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。

「争点となった五輪をめぐり、共産は中止、立憲は延期か中止、都ファは無観客を訴えて選挙戦を戦った。五輪強行の菅首相が遊説していれば自民は獲得議席数をさらに減らし、目も当てられない結果を招いたのではないか。国政選挙の縮図ともいわれる都議選で時の首相が告示日以外に姿を見せなかったのは、女性スキャンダルで猛反発を招いた宇野宗佑元首相以来です。宇野政権下の1989年の都議選で自民は史上初の過半数割れとなり、1カ月後の参院選でも初めて過半数を割り込んだ。参院選惨敗の責任を問われる形で宇野首相は退陣しましたが、この流れを彷彿とさせる展開です」

 4年前はモリカケ問題の渦中にあった安倍前首相ですら、少なくとも3回応援に入った。もっとも、ラストサタデーに秋葉原で「こんな人たちに負けるわけにいかない!」とイキリ立ち、歴史的敗北を招いたわけだが、“菅隠し”でもこのありさま。楽々圧勝ムードが一変、あり得ない惨敗を喫したポンコツは、どのツラさげて五輪をやるというのか。




http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/743.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年7月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。