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2021年9月05日05時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK282] アフガン、日本大使館員は全員脱出、多くの現地職員を見捨て逃げる(まるこ姫の独り言)
アフガン、日本大使館員は全員脱出、多くの現地職員を見捨て逃げる
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/09/post-aeee27.html
2021.09.04 まるこ姫の独り言


今回、日本政府は、自衛隊機が三機もアフガンに飛び、現地の日本大使館で働くすべての職員やその家族を連れて帰る事が使命だったはずなのに、たった一人しか連れて帰ることができなかった。

初めから現地スタッフは見捨てるつもりだったか。

現地スタッフには「国外退避させる」という約束をしていたようだが、これもその場しのぎの方便だった可能性が高い。。

【独自】大使館が職員を口止めか アフガン退避遅れ
       9/2(木) 14:31配信 テレビ朝日系(ANN)

>1日、アフガニスタンにいる日本人らの自衛隊機による退避作戦を、「今回のオペレーションの最大の目標というのは、邦人を保護することでありました。そういう意味では、良かったというふうに思っています」と総括した、菅義偉総理大臣。

>しかし、実際に出国できたのは、日本人1人だけで、約500人もの現地スタッフなどは、残されたままです。

>国外退避が失敗した原因は、大使館の“準備の遅れ”にあると、男性は話します。


例え一人でも救出したのは良かったかもしれないが、残された何百人の人のことを考えたら菅の発言「良かった」とは口が裂けても言えないと思う。

残された500人以上の人達は命の危険が伴う。

それを知っているのか知らないのか、もっと言いようがあるだろうに。

1人退避「良かった」だけで終わると、残された人への思いや救出できなかった無念さがまったく感じられない。

日本政府は、海外で大使館に協力してくれた現地スタッフに愛は全くないし、助けようという気持ちさえ起きない中での「1人救出は良かった」という発言になるのだろう。

日本人さえ救出出来たら、現地スタッフが死のうが生きようが何も感じないという事か。

ヤフコメには「大使館全員が陥落翌日に逃げて、残って陣頭指揮を執る人が残ってないなんて」と書かれているから、やっぱり現地スタッフだけ置いてけぼりで、日本人だけ逃げちゃったのか。。

これも酷い。

国際ジャーナリストの高橋浩祐氏によると
>英軍はアフガン人7000以上を含む1万2000人以上、独軍はアフガン人4100人以上を含む5000人以上、韓国軍は現地協力者ら約400人をそれぞれ退避させることができた。

他国は、現地大使館に働く人達がタリバンから危害を加えられないように全員を救出しようと全力で退避させたという事のようだ。。。。

日本大使館は、日本人だけ助かればそれでよいと考えているのか大使館員全員、逃げてしまった。

現地の人達の命は何も考えていないとしか考えられない。

国として恥ずかしいし、現地スタッフに対して冷酷すぎないか?


そういう自分さえ良ければの思考は、何年経っても何十年経っても日本の伝統みたいなものだ。

タリバンが占拠する国に残されたら、日本に協力した現地の大使館職員がどうなるのか分からない筈がないのに捨てて逃げてしまう。

その様相は、まるで芥川龍之介の「蜘蛛の糸」だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/849.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 安倍が支援、高市早苗の問題はヒトラー礼賛本推薦だけじゃない!「さもしい顔して貰えるもの貰おうという国民ばかり」と弱者攻撃発言(リテラ)
安倍が支援、高市早苗の問題はヒトラー礼賛本推薦だけじゃない!「さもしい顔して貰えるもの貰おうという国民ばかり」と弱者攻撃発言
https://lite-ra.com/2021/09/post-6010.html
2021.09.04 安倍が支援、高市早苗が「さもしい顔して貰えるもの貰う国民ばかり」 リテラ

    
    公式HPより

 菅義偉首相が退陣表明をおこなったと思ったら、さっそくあの男が動き出した。安倍晋三・前首相が自民党総裁選で高市早苗・前総務相を支援すると打ち出し、細田派幹部にも支援を求めたと報じられたからだ。

 安倍前首相といえば、本日には〈昨年持病悪化の為急に職を辞する事となり、国民の皆様にご迷惑をおかけする中、立派に後を引き継いで頂いた菅総理には感謝の気持ちで一杯です〉とツイート。表向きは菅支持を示しながらも実際は「菅降ろし」に暗躍していた張本人だというのに、しれっと感謝ツイートを投稿するという陰険さを見せたばかりだが、この「高市支持」にも当然、裏がある。

 本サイトで指摘してきたように、安倍前首相にとって今回の総裁選は「石破茂以外は全員、自分の犬」であり、石破氏さえ落とせれば誰でもいい状態だが、とりわけ次期総裁として好都合なのは完全に自分の言いなりである岸田文雄氏だ。だが、このままでは全体の半数を占める党員・党友票は出馬に意欲を見せている河野太郎氏や石破氏に流れることは必至。そのため、投票先をなるべく分散させようと高市支持を打ち出したのだろう。
 
 しかし、安倍前首相による今回の「高市支持」の最大の目的は、自分の熱狂的な支持者である保守・極右層にアピールすることにある。

 事実、高市氏は総裁選の告示前であるにもかかわらず、安倍応援団メディアに次々と登場しては極右思想・政策を全開に。露骨にも経済政策に「ニューアベノミクス」を掲げるばかりか、「(安倍前首相と)コッソリふたりだけの勉強会を重ねてきた」などと発言するなど、高市氏は自分のPRというよりも「安倍健在」を印象づける存在になっているからだ。

 どこまで行っても自分の私利私欲でしか動かない──さすがはコロナ禍の「国難」に直面するなか支持率回復を望めないと踏むや否や健康状態を理由に2度目の政権放り出しをおこなった世紀の無責任男なだけあると言うべきだが、しかし今回、安倍前首相が支持を決めたことで、泡沫扱いだった高市氏の存在感が増したことは事実。そして、これは言うまでもなく危険な動きだ。

 そもそも高市氏は1994年、「説得できない有権者は抹殺」などという記述のある、ナチス礼賛本『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)に推薦文を寄せたり、2014年に安倍改造内閣に入閣した際にはネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことも発覚するなどウルトラタカ派として知られてきた政治家。自身も「先の戦争は侵略戦争ではなかった」「国会デモを取り締まれ」「福島原発事故で誰も死んでいない」などという暴論を吐いてきた。

 また、その言論弾圧体質も有名で、総務相だった2016年には“国は放送局に対して電波停止できる”と国会答弁したこともある。

 しかも、こうしたトンデモ極右言動は決して過去の話ではない。つい最近も高市氏のヤバさを象徴する行動が見られた。それは、高市氏が9月2日に安倍前首相も贔屓にしてきたネトウヨ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』に生出演したことだ。

■ヘイトデマで敗訴したばかりの『虎ノ門ニュース』出演、「Hanada」では“大東亜戦争”肯定論

 ご存知のとおり、『虎ノ門ニュース』を制作しているのは、吉田嘉明会長による在日コリアン差別発言が問題となっているヘイト企業・DHCの子会社であるDHCテレビジョン。そのDHCテレビジョンは『ニュース女子』をめぐる名誉毀損裁判で、9月1日に敗訴したばかりだ。

 この『ニュース女子』問題については別稿で詳しく伝える予定だが、その番組内容の悪質さを裁判所が認めた翌日だというのに、高市氏は平然と、何事もなかったかのようにDHCテレビが同じく制作する『虎ノ門ニュース』に生出演したのである。

 しかも、この日は司会者の居島一平氏がコロナ陽性で休みをとっているため、百田尚樹『殉愛』騒動でも名前が取り沙汰されたDHCテレビの山田晃社長が代打の司会者を務めたのだが、高市氏は山田氏に「社長様、ですね?」と発言。山田氏は『ニュース女子』裁判で判決が出たあとも「まあまあ勝訴」と発言するなど何ら反省も見せていないが、そんな人物と「社長様」などと和やかに挨拶を交わしたのである。

 このような番組に、このタイミングで堂々出演するという事実だけでも神経を疑わざるを得ないが、さらに酷いのが高市氏の主張だ。

 同番組では安倍応援団の有本香氏や竹田恒泰氏を前に男系による皇統の継承や憲法改正の必要を訴えた高市氏だったが、同様に有本氏を聞き手に迎えた「月刊Hanada」(飛鳥新社)10月号の記事では「わが政権構想」を披露。

 だが、「政権構想」と銘打ちながらも、このインタビューでは初っ端から靖國神社参拝について高市氏が「一人の日本人として、国家存続のために、愛する人たちを守るために、国策に殉じられた方々への御霊に対して、尊崇の念をもって感謝の誠を捧げることは、自らの役職に関係なく、私が大切にしている時間です」と強調。「大東亜戦争」肯定論を繰り広げたと思えば、今度は「世界の真ん中で咲き誇る日本外交の姿を見せてくださったのは、安倍さんです」などと安倍礼賛をはじめる始末。

 そして、肝心のコロナ対策は「全世帯にパルスオキシメーターを配布」などというもので、国民への補償や支援金の提案は一切なし。一方で「今後の戦争の様態変化、中国や北朝鮮の活動による国防上のリスクを考えると、研究開発や装備費を含めて防衛予算は大幅に増額すべき」と言い、この状況下で防衛費のさらなる増額を訴えたのだ。

■『ひるおび!』で夫婦別姓反対の急先鋒だったことを問われても「ありがとうございます」としか答えず

 さらに、露骨だったのは、憲法改正についての発言だろう。

「いまの自民党案よりも、二〇一二年の草案がベターだと私は考えます」
「「自衛隊」ではなく、やはり「国防軍」と明記したいですね」

 自民党は世間の反発を抑えるため、改憲の手始めとして4項目の改正・追加の提示にとどめているが、なんとこれを高市氏はひっくり返し、「基本的人権の尊重」を削除するなど明治憲法そっくりに仕上がっている2012年の自民党憲法改正草案に戻すべきだと主張。さらに、安倍前首相の意見を反映させて草案で書き換えられた「国防軍」明記にこだわったのだ。

 もはや安倍氏が首相時代に大声では言えなかったことを代わりに叫んでいるとしか思えない発言ばかりでウンザリしてくるが、高市氏の問題はこれだけではない。

 高市氏の総裁選出馬に対しては「女性初の総理誕生に期待」などとも言われているが、高市氏の思想は、やはり安倍前首相と同じで「反女性」「反・反性差別」と呼ぶべきものだ。

 たとえば、2013年には最高裁で婚外子の遺産相続分を嫡出子の半分とする民法規定が違憲とされた判決が出た際には、当時、自民党政調会長だった高市氏は「ものすごく悔しい」と発言。

 さらに、菅政権で進みそうになった「選択的夫婦別姓制度」導入の議論では、反対派の議員連盟「『絆』を紡ぐ会」の共同代表として高市氏は「家族単位の社会制度を崩壊させる可能性がある」などと猛反発。結果、導入どころか議論は後退まで追い込まれることに。また、高市氏は導入に反対する文書を、自民党籍を持つ42道府県の議長宛てに自身の名前が入った封筒で発送までしていたこともわかっている。

 このように女性の権利や自立、社会進出を阻む言動を繰り返してきた高市氏。しかも、2日に出演した『ひるおび!』(TBS)では、全国紙で初の女性政治部長を務めた毎日新聞の佐藤千矢子氏が、高市氏が選択的夫婦別姓反対の急先鋒だったことなどを例に挙げて「高市さんが女性の活躍を推進・応援するような政策をとってくれるかといえば、そこは疑問に思っている」と指摘したのだが、対して高市氏は「ありがとうございます」と一言。何ひとつ反論せず、むしろ堂々と「何が問題で?」とでも言いたげな態度を見せたのだ。

■生活困窮者対策は信用できず! 過去に「さもしい顔して貰えるもの貰おうという国民ばかり」

 これでは、たとえ女性初の総理大臣が登場しても女性に対する差別や不公平は是正されるどころかより強化されるのは目に見えているが、高市氏がこうした態度をみせるのは女性にだけではなく、社会的弱者全体に対してだ。

 前述した『ひるおび!』で高市氏は、「お困りの方、生活者の声をきちっと積み上げながら政策を構築していくと、わりと1年、2年で相当なことができる」などと語っていたが、これは選挙対策の中身が空っぽの発言でしかない。

 というのも、高市氏は、安倍前首相が会長を務める極右議員連盟である「創生「日本」」が2012年におこなった研修会で、こんな発言をしていた。

「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のフリをして少しでも得しよう。そんな国民ばかりでは日本国は滅びてしまいます」
「安倍総理はつねに日本と日本人の可能性を信じつづけて、多くの方が真面目に働く、人様にご迷惑をかけない、自立の心を持つ、そして秩序のある社会をつくる。それによって日本がどんどん成長していく。まあ、本当に気の毒な方々のためにも頑張っていける、力強い国をつくれるんだ。その思いがすべての閣僚に浸透していたからこそ、私たちは自由に働かせていただきました」

 この「さもしい顔して」「弱者のフリ」「人様に迷惑をかけない」という発言は、当時、自民党が積極的に煽動していた生活保護バッシングに乗っかったものであることはあきらかだが、こうして国民の当然の権利を否定する人物がコロナ禍で総理大臣にでもなれば、菅首相以上に「自助」が叫ばれ、棄民政策が加速していくことは間違いないだろう。

 安倍氏が首相としてやりたくてもやれなかったこと、言いたくても言えなかったことを煮詰めたら出来上がったとでも言うべき存在。それが高市氏なのだ。

 そもそも、高市氏は総務相だった2016年に“国は放送局に対して電波停止できる”と国会答弁した件や、同じく2016年に持ち上がった計925万円の「闇ガネ」疑惑など、問題を数々抱えている。にもかかわらず、安倍前首相は2019年に高市氏を再入閣させ、問題を矮小化させてきた。そしていまは、自分の傀儡であることを高市氏に強調させながら、極右政策を今後も推し進めていくという姿勢を打ち出すための代弁者として、この総裁選で高市氏を動かしていこうというのである。

 実際、安倍応援団は軒並み「高市支持」を表明し、ネトウヨもTwitter上で「#高市早苗さんを総理大臣に」と大盛り上がり中で、期待を一身に集めている。自民党内の極右議員も支持に回ることになるだろう。

 もちろん、いくら極右票を得たとしても総裁選の有力候補になれるとはかぎらない。だが、注目すべきは総裁選での勝敗ではなく、高市氏の総裁選をめぐる活動自体が、安倍前首相による極右勢力を勢いづけ自身の再登板に備えた運動であるということなのだ。

(編集部)



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/850.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 日本でも心筋の炎症に注意しなければならない時期に入っている(櫻井ジャーナル) :国際板リンク 
日本でも心筋の炎症に注意しなければならない時期に入っている(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/845.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/851.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 「欠損コロナ」治療は実現するか? “毒をもって毒を制す”画期的な米研究(日刊ゲンダイ)



「欠損コロナ」治療は実現するか? “毒をもって毒を制す”画期的な米研究
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294261
2021/09/04 日刊ゲンダイ


医療の負担解消にも期待(C)共同通信社

 新型コロナウイルスの治療として注目を集める「抗体カクテル療法」。東京都は2日、陽性と判明した段階で投与を促す取り組みを発表した。国内ではカクテル療法の拡大が急務である一方、海外ではまったく新しい治療法の模索も進んでいる。ズバリ、「毒をもって毒を制す」だ。

 米ペンシルベニア州立大の生物学者らによる研究が興味深い。生物・医学分野のオープンアクセス誌に掲載された論文(7月1日公表)によると、研究チームは、一般に複数のウイルスに感染した場合に、ゲノムに欠損のあるウイルスが正常のウイルスの増殖を妨げる「干渉」に着目。自然にあるウイルス(自然ウイルス)のゲノムから「欠損干渉粒子」(DI粒子)を合成し、自然ウイルスに感染したサルの細胞に注入した。

 正常なウイルスと欠損ウイルスの両方に感染させた実験である。ハーバード大学院卒の医学博士の左門新氏(「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」の著者)が論文を読んだうえで、次のように解説する。

24時間でウイルス量半減

「人工のDI粒子は自ら増殖することはできず、自然ウイルスを利用して増殖します。細胞内の自然ウイルスのウイルス量はDI粒子の働きによって24時間後に半減し、DI粒子は自然ウイルスの3.3倍の速さで増殖したのです。DI粒子の方がウイルスよりもRNAが短いため、複製するスピードが速いのです」

 欠損干渉粒子は自身で増殖することができないため、たとえ感染しても症状を起こさない。その働きを分かりやすく言えば「害のない“寄生虫”が体内の悪い微生物の増殖機能を乗っ取って増殖し、その微生物を減らしてくれるイメージ」(左門新氏)だという。

 問題は、コロナ治療薬として実用できるのかどうか。論文執筆者のひとりであるペンシルベニア州立大のマルコ・アルケッティ准教授(生物学)は、自然ウイルスのウイルス量が半減しただけでは治療目的としては不十分である、と認めている。

「自然ウイルスを利用して増殖するDI粒子が、自然ウイルスを完全に駆逐できるのかどうか。さらに、変異株に対しても同様の結果が得られるのか、人の肺細胞でもウイルス量が減るのかなど、更なる研究が待たれます。とはいえ、画期的なアプローチであり、新たな治療方法として注目に値します」(左門新氏)

 アルケッティ准教授によると、新たな研究ではウイルス量が12時間で95%減少したという。コロナ撃退の光明が見えてきた。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/852.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <ここまでダメな自民にすら勝てなさそうって…>オウンゴール重ねた菅辞任で足元危うくなる枝野立憲(田中龍作ジャーナル)



オウンゴール重ねた菅辞任で足元危うくなる枝野立憲
https://tanakaryusaku.jp/2021/09/00025666
2021年9月3日 17:38 田中龍作ジャーナル


菅首相を退陣に追い込んだ横浜市長選挙。=8月22日 撮影:田中龍作=

 野党候補がゼロ打ちで圧勝した横浜市長選挙。

 候補者らと共にバンザイ三唱のステージに立った、ハマのドンこと藤木幸夫氏が“予言”した。「菅は今晩あたり俺の所に電話してきて『(総理を)辞めます』なんて言うんじゃないかな」。

 すると、立憲民主党神奈川県連の青柳陽一郎幹事長が言った。「待って下さい。菅総理が辞めるのは総選挙の後と言って下さい」。

 場内は笑いに包まれた。青柳氏の発言は立憲の実情をいみじくも物語っていた。

 お粗末極まりない菅政権への反発が、立憲を押し上げただけなのだ。敵失で勝ったことは火を見るより明らかだった。

 立憲への支持率は10%に届くか届かない程度だ。


菅首相退陣を受けて記者会見する枝野代表。=3日正午過ぎ、衆院第4控室 撮影:田中龍作=

 「共産党とは連立しない」「単独過半数を目指す」。枝野代表が強気なのは、総選挙の各種選挙予測でいい数字が出ているからだった。

 ところが菅首相の退陣で事態は一変した。オウンゴールを重ねてきた菅首相は、いなくなるのだ。立憲を押し上げてきた最大の功労者が去って行くのである。枝野代表の足元はもろくも崩れた。

 かりに岸田文雄前政調会長が新首相になったとする。すでに発表しているようなコロナ対策を強くアピールしていけば、支持率はあがるだろう。医療界が最も求めている野戦病院を政策の4本柱にあげているのだ。

 御祝儀相場も含めて新内閣の支持率が上がった分、確実に立憲の獲得票は減る。総選挙まで内閣支持率は上がりこそすれ、下がることはない。言い方を変えれば立憲の支持率は下がりこそすれ、上がることはないのだ。

 きょう3日正午過ぎ、菅退陣を受け、枝野代表が国会内で記者会見を開いた。足元が見えていないのだろう。「菅政権の次は枝野政権」とまで豪語した。

 選挙の焦点のひとつとなるであろう消費税について田中が質問すると「すでに記者会見などで表明している」。

 枝野代表は昂然と言い放つとプイと背中を向けて記者会見場を出て行った。田中が「まだ質問があるんですよ」と言っても、気に留めるようすもなく足早に去って行った。

 枝野氏の対話の精神のなさは、原発事故直後の「ただちに影響はない」発言に象徴されている。


派閥の会合で挨拶する岸田文雄前政調会長。=資料写真 宏池会事務所 撮影:田中龍作=

 岸田前政調会長はどうだろう。人柄をめぐって悪い話は聞こえてこない。

 記者会見でも真っ向から丁寧に答える。司会者が「はい、これで記者会見を終わります」と宣言しても、記者から質問が出れば、最後まで答える。

 安倍政治を支えてきたとはいえ、対話の精神豊かな岸田氏。嫌な話は切って捨てる枝野氏。

 どちらが国民の声に耳を傾けるだろうか。

    〜終わり〜



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/853.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 石木ダム巡る対話 折り合わず“期限切れ” 長崎県は推進通告、住民警戒(ダムが無駄かの議論は?)
 長崎で水害が在ると「ダムがあれば防げた」と思うのは、「ヤン場ダムが無ければ都心は水没していた」と言うのと同様、ダムで集められる水位が下流域の何パーセントかを無視した暴論。石木ダムは元々下流域の利水が目的で、治水効果はごく限定的でしかない。
 住民を無理に追い出して建設を強行しようとする県当局は、ダムの有用性を議論する気が在るのだろうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
石木ダム巡る対話 折り合わず“期限切れ” 長崎県は推進通告、住民警戒
9/2(木) 12:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/53f630be37dc1f1379ca0c3a4ccb0dfa1ce8e833
長崎新聞
*付け替え県道工事現場での座り込みを再開した住民ら=川棚町 https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210902-00000005-nagasaki-000-1-view.jpg?w=640&h=427&q=90&exp=10800&pri=l

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、水没予定地に暮らす反対住民13世帯と中村法道知事との対話は、双方の条件が折り合わないまま、県が示した期限の8月末を過ぎた。県が今後工事を進めると通告したことを警戒し、住民らは1日、大雨の影響で中断していた付け替え県道工事現場内で、抗議の座り込みを再開した。
 県と住民は、一昨年9月以来となる対話に向けて、5月下旬から条件などを詰める文書をやりとりしていた。住民側が工事の即時中断を求めたのに対し、県は8月末を期限に、対話当日に限り中断する条件を提示。その後は互いに譲らず、県が8月6日付で「9月以降は着実に事業を進めたい」とする文書を送ったのを最後に途絶えた。
 県河川課は取材に「ボールは住民側にある。回答を待っていたが、期限までになかった」とし、近く文書で推進の意向を改めて伝える考えを示した。「対話に向けた協議は一区切り」としながらも「条件さえ整えば話し合いはする」と強調した。
 一方、住民の岩下和雄さん(74)は取材に「(8月6日付の文書で)県が条件を譲らず、話し合いを断ったと理解したため、特に返信しなかった」と説明。「期限は県が一方的に決めただけ。県が環境を整えてくれれば、いつでも対話に応じる」と述べた。
 住民らは通常、付け替え県道工事現場とダム本体建設予定地の2カ所で座り込みを実施。8月中旬以降、大雨の影響で県道工事現場では中止していた。1日は県側に目立った動きはなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)

関連:
■石木ダム「9月以降 着実に工事」長崎県、反対住民に伝える(話し合いは形だけ?)
http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/563.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2021 年 8 月 17 日 13:28:10: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo

■川棚町 石木ダムの水没予定地で町道崩壊(ダムと無関係な事故を印象操作?!)
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/834.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2021 年 8 月 17 日 13:12:57: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo


http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/854.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 石木ダム工事を再開へ 知事「これ以上の延期難しい」(任期前に行政代執行で立ち退き??)
 ダムは五輪と同様莫大な利権を生み、建設中止となれば莫大な賠償が生じるだろう。
人口減少で利水の需要が減る中、僅かな集水域の治水効果を訴えて住民立ち退きを求める県側。
工事も止めずに話し合いを進めれば「話し合いに住民が理解を示した」と錦の御旗にするのは目に見えている。
応じない住民には「行政代執行」で強制立ち退きをさせる事も出来る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
石木ダム工事を再開へ 知事「これ以上の延期難しい」
https://www.asahi.com/articles/ASP806X31P80TOLB003.html
安斎耕一2021年9月1日 9時00分

*定例記者会見に臨む中村法道知事=2021年8月31日、長崎市尾上町の長崎県庁、安斎耕一撮影 https://img.news.goo.ne.jp/image_proxy/compress/q_80/picture/asahi_region/m_asahi_region-ASP806X31P80TOLB003.jpg

 長崎県と佐世保市が川棚町で進める石木ダム建設計画に反対している川原(こうばる)地区の13世帯に、県が文書で要請していた中村法道知事との対話が、31日に開催期限を迎えた。住民側から回答はなく、知事はこの日の定例記者会見で「これ以上、本体工事の着工を延期するのは難しい。その他の工事についても契約に向けた手続きを進めたい」と話し、見合わせていた本体工事などに9月以降、順次着手する考えを示した。

 県は5月以降、住民に対し、知事との対話に向けた事前協議を文書で要請。これに対し住民側は、応じる条件として工事の即時中断や、協議期間中の工事停止などを挙げ、静穏な協議の場を求めてきた。県は「見通しがないまま話し合いだけが長引き、中断期間が延々と続くことは避けなければならない」と主張し、膠着(こうちゃく)状態が続いてきた。

 会見で中村知事は、地域の安全安心を確保するために一刻も早くダムを完成させる必要があると強調。その上で「地権者の了解を得て円満に進めるのが最良だが、まだ回答を頂けていない。工事着工により反対運動がさらに高まると思うが、安全を確保しながら事業を進める」と述べた。県によると、着手するのはダム本体の掘削工事や木の伐採、県道の付け替え工事などを想定している。

 家屋の強制撤去ができる行政代執行の可能性について中村知事は「最後の手段。行政の責任者として任期(来年3月1日)が定まっている。その中で判断を要する状況になれば、客観的かつ総合的にみて決断していく」と述べた。(安斎耕一)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)

http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/855.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 自民党「世襲組」86人中23人が慶應大卒だった…出身高校&偏差値を一挙公開!(FLASH)
自民党「世襲組」86人中23人が慶應大卒だった…出身高校&偏差値を一挙公開!
https://smart-flash.jp/sociopolitics/156328
2021.09.04 06:00 FLASH編集部  Smart FLASH



 自民党の迷走が止まらない。いっこうに収まらない新型コロナウイルス感染拡大で菅政権の支持率は下がり続け、9月29日に投開票が予定されている総裁選挙は立候補予定者が乱立。混迷を極めている。

 そんな自民党内を見渡すと目につくのが、いわゆる「二世・三世議員」の多さだ。政治家の世襲が政治の劣化を招き、この国を着々と泥舟状態に陥れつつあるのではないか――。

【自民党「世襲組」86人の出身高校&偏差値を大公開!!】

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が指摘する。

「屋号の “屋” の字がつく仕事は、うなぎ屋さんなど、代々受け継がれる仕事ですが、作家や画家など “家” の字のつく仕事は、一代限りのものといわれます。政治家もそのひとつなのに、これだけ世襲議員が多い日本は、かなり特殊です。アメリカはケネディ一家などの例がありますが、ヨーロッパで世襲議員はまず見られません」

 自民党は近年、麻生太郎副総理、石破茂元幹事長、岸田文雄前政調会長など、世襲議員が幹部の大半を占めてきた。しかしそこには、単純なカラクリがあると伊藤氏は言う。

「二世議員は親の跡を継いで、かなり若いうちから政治家になるケースが多い。そうすると、年齢を重ねずに当選回数がどんどん増えていき、そのまま幹部に取り立てられていく。能力とは無関係に、地位が上昇していくわけです」

 本誌は、父や祖父などの親族に政治家を持つ自民党の「世襲組」政治家86人について、その学歴を徹底調査した。

 石破氏や石原伸晃氏をはじめ、86人中23人が慶應義塾大学を卒業している。さらにはそのうち17人が、慶應の付属高校を出身校としている。慶應卒の議員が多い理由について、教育ジャーナリストの小林哲夫氏はこう分析する。

「理由として考えられるのは、世襲議員には若いうちから東京在住だった人が多い、という点です。地方選出の議員でも、東京に居を構えて、子供はそこから学校に通わせるケースが多い。だから世襲議員は必然的に東京の学校を卒業することになるのです」

 しかし東京の学校といっても、慶應ばかりではない。それがこれだけ集中してしまうのは、「慶應のブランド力」だと小林氏は指摘する。

「特に地方出身の国会議員から見て、子供の通学先で箔がつく難関の一貫校といえば、昔は早稲田には系列の小学校がなかったので、慶應がいちばんふさわしく思えたのでしょう。最近では、幼稚舎(小学校)から大学までずっと慶應という議員もいます」

 前出の伊藤氏は、時代の変化に着目する。

「かつて政治家志望といえば、私立ならまずもって早稲田を選んだものです。竹下登氏や海部俊樹氏を輩出した『早稲田大学雄弁会』で人脈を築き、政治家としての研鑽を積んでいくという図式でした。

 それがいつしか、慶應に凌駕されています。全体でも慶應卒の議員は増えていますが、世襲議員に限っていえば、いずれ自分の後継者となるべき子供に “慶應卒” というブランドをまとわせたかったのでしょう。

 国会議員、それも一代目は、地方から上京したという人が多い。言ってはなんですが、そういう人はブランド志向に陥りがちです。住むなら青山や田園調布、子供を通わせるなら慶應という親の見栄ですね」

 もちろん一方では、世襲とはいえ、自らの努力で地方の公立高校から東大に進学したような叩き上げの議員もいる。伊藤氏は、そういった人たちの努力は正当に評価すべきだとしながらも、選挙では「安心感」からつい世襲議員を選んでしまいがちな昨今の日本の風潮に警鐘を鳴らす。

「2人の候補のうち一方が世襲だったとして、どちらに票を投じるかというと、能力よりブランド重視で、地盤も看板もある世襲候補を選ぶという人が多いのではないでしょうか」

 前出の小林氏は、「高校から慶應」という環境で育った世襲議員ばかりが一国を動かす現状を憂えている。

「恵まれた環境で小中学校からずっと東京にいれば、地方が疲弊していく現状や格差社会の現実などが見えなくなってしまうのではないでしょうか。

 企業でも、オーナーの子供がそのまま社長になるようなケースはありますが、企業は利益を出さなければならないので、ダメな後継者は評価されない。

 ところが政治家の場合、ダメでも務まってしまうところがある。そこにも世襲の弊害があります」

 ブランド志向の親に育てられた “ボンボン” たちが選ばれた結果、いまの政治の惨状があるのかもしれない。一票を託すべきなのはどんな政治家か、有権者は熟考するときが来ている。


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記事 [政治・選挙・NHK282] <ビートたけし氏 「共産党に投票します」>ビートたけしさんの車をつるはしで襲撃 40代男逮捕(FNN)
ビートたけしさんの車をつるはしで襲撃 40代男逮捕

2021/09/05  FNNプライムオンライン

4日夜、東京・赤坂にあるTBSの敷地内で、タレントのビートたけしさん(74)を乗せた車が、つるはしを持った男に襲われた。
たけしさんにけがはなかった。

4日午後11時40分ごろ、港区赤坂のTBSの敷地内で、ビートたけしさんの乗った車が、40代の男に襲われた。

男は、つるはしで車のフロントガラスを複数回たたいたが、警察官に現行犯逮捕された。

たけしさんは4日夜、生放送の番組に出演した直後だったとみられていて、けがはなかった。

調べに対し、男は容疑を認めているということで、警視庁は、男が犯行に至ったくわしい経緯を調べている。






http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/857.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 「自爆のぶん投げ」の全真相 万策つきた菅首相、辞任の必然<中>菅を担いだ連中がまだのさばり暗躍していた舞台裏(日刊ゲンダイ)

※2021年9月4日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大





※2021年9月4日 日刊ゲンダイ2面


「自爆のぶん投げ」の全真相 万策つきた菅首相、辞任の必然<中>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294305
2021/09/04 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


イイ気なもんだ(C)日刊ゲンダイ

菅を担いだ連中がまだのさばり暗躍していた舞台裏

 菅が退陣表明へと追い込まれた決定打のひとつは、菅が最後の望みをかけた「総裁選先送り解散」の奇策を、安倍が止めたことだった。「人間として菅さんを支持する」と周囲に語っていたとされる安倍だが、本当にそうだったのかは怪しい。

 昨年の総裁選で菅を担いだ連中は、安倍も麻生も二階もみな本心では、キングメーカーとして権力を握り続けられれば、菅じゃなくても構わなかったのだ。

 特に安倍。表では「菅支持」としながらも、自身を慕う高市前総務相や下村政調会長が出馬の意向を表明することを容認。「基本路線はニュー・アベノミクス」などと安倍政治を礼賛する高市は、体のいい安倍PR要員みたいなものだ。

「現在は無派閥の安倍氏ですが、出身派閥の細田派のオーナー気取りで、『菅支持でいくんだ』『自主投票はダメだ』と派閥幹部に指示していたそうです。ところがその一方で、水面下では岸田氏も支援し、菅氏との両天秤にかけていた。岸田選対には安倍氏の側近チームが送り込まれている。そして最後は“菅切り”。菅氏が目指した人事刷新で、安倍氏は盟友の麻生氏とともに、『ポストを受けてはダメだ』と邪魔をしていたらしい」(自民党関係者)

 96人の党内第1派閥(細田派)と53人の第2派閥(麻生派)という「数」さえあれば、全てをコントロールできるという傲慢なのである。

 政治評論家の野上忠興氏が言う。

「安倍氏は執念深い人ですからね。昨年、病気退陣したのだから奥の院で蟄居していればいいのに、引き際に納得していないので、不必要に政局に介入したがる。2A(安倍・麻生)と2F(二階)によるキングメーカー政治と決別しないと、自民党は変わりませんよ」

 新総裁でシャッポを代えるだけではダメなのだ。

まだ派閥の談合を繰り返すのか 醜悪な自民党総裁選に国民唖然

 早速、次期総裁レースを巡って、各派閥が蠢き始めている。

 第2派閥会長の麻生は昨夜、大臣室に派閥幹部の甘利税調会長らを呼んで“密談”。総裁選への対応を話し合った。野田聖子幹事長代行は、立候補に必要な20人の推薦人確保のため、複数の自民党議員と会談。竹下派会長代行の茂木外相は「まずグループをまとめていくことが自分の責任」と、一気に菅支持に回った前回総裁選とは打って変わって様子見発言だった。「ある派閥の関係者は早速、国民から人気の候補者を口説き始めている」(自民党関係者)という。

 5派閥が菅支持で雪崩を打った前回の総裁選同様、今回もまた派閥による談合選挙が繰り返されるに違いない。

「今の自民党の主要派閥は『誰を担げば得するか』しか頭にありませんから、また談合になる可能性が高いでしょう。そんな国民不在の状態なのに、大手メディアの報道で、総裁選は妙にもり立てられている。菅首相の『棒読み』があまりに酷かったこともあり、テレビ出演した岸田前政調会長について、SNSでは『メモも見ずに話していてスゴイ』といった声が上がるほどです。国民は総裁選という目くらましに騙されず、冷静な視点を持つべきです」(五野井郁夫氏=前出)

 菅支持を明言した進次郎は報道陣に、「菅総理には『ありがとうございました』と伝えた」と涙を浮かべながら語っていた。岸田も「心から敬意を表したい」と話し、河野は「本当にお疲れさまでした」と発言。いかにも耳当たりのいい言葉を並べ立てていたが、醜悪な総裁選に国民は唖然としているのではないか。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/858.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 心臓を一突き!<本澤二郎の「日本の風景」(4195)<河井1・5億円+桜事件+モリカケ+TBS山口強姦魔救済etc>
心臓を一突き!<本澤二郎の「日本の風景」(4195)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30375102.html
2021年09月05日 jlj0011のblog


<地球大変動による大災害の元凶は400余基の原発温排水!!>

 沈黙する科学者と言論界と、頭のよくない、過去の教訓を学ぼうとしない日本人の代表選手が、誰あろう安倍晋三である。誰も異存はないだろう。その後継者も沈没した。安倍の神道政治路線を総括せねばなるまい。

 安倍が重用した今井という秘書官は、原子力ムラから派遣された人物であることを、馬鹿な凡人ジャーナリストも記憶している。核を制御するどころか、核を世界に売り込んで、莫大な利権アサリに狂奔した安倍・自公内閣だった。

 とどのつまり、人類と地球の墓場を用意するという、人間として最も許されざる悪政を推進してきた首相だった。まさに、万死に値する。「心臓一突き」が主権者の素朴な思いであろう。

 繰り返すと、地球と人類を滅ぼそうとしている異常気象の犯人は、原子力発電所からの莫大な量の温排水である。嘘だと思うのであれば、稼働中の原発温排水の周辺海域を調査すれば、一目瞭然である。善良な科学者は、皆知っているが、沈黙していることが不可解千万である。

 いうなれば、産業革命の行き着いた先が、人類が決して手を出してはならない、コントロールできない核エネルギーだった。放射能で地球を汚染し、さらに原発温排水で、海水温を上昇させてしまった、その先に制御できない、空前絶後の大洪水・ハリケーン・竜巻・森林火災・凍土の溶解などの、想定しがたい大災害の連鎖である。

<安倍晋三は原発御三家の配下=311福島隠しの原発輸出に全力>

 なぜ安倍が二度も政権を担当できたのか。8年も。それを支えたNHKと読売・産経以下の言論界だった。野党は常に冷やかしの対象だった。原子力ムラが安倍を利用した黒幕である。

 野党を支える労働組合は、常に、今もだが、原発推進の電機連合が主導権を握り、野党内をかき回してきている。野党が信頼されない原因である。

 安倍は政権を担当すると、即座にトルコを訪問、安倍家の支援者で知られる三菱の原発を売り込んだ。俯瞰外交と称して、全世界を遊び回って、原発ビジネスに特化してきたが、新聞テレビなどの言論界は、そのことを報道しなかった。広島長崎フクシマに蓋をかけ続けてきた。

 この原発輸出大国路線に、公明党創価学会の太田ショウコウのみならず、山口那津男も奔走したことを忘れてはならない。公明党創価学会は、安倍と共に戦争国家・日本への道を走り出していた。池田大作の路線は、全てドブに捨てられてしまった。

 議席3分の2体制下、我が世の春をおう歌した自民党と公明党だった。悪役電通の広告力で、新聞テレビも追随させ、主権者を目くらますという報道に狂奔させた。言論界も万死に値しよう。日本は、安倍・自公政権下、地獄へと真っ逆さまに突っ込んできたことになるのである。「心臓一突き」の叫びは、当然のことであろう。

<311再稼働の先は日本の核武装化=そのための憲法破壊工作>

 ヒロシマとナガサキの教訓を放り投げ、放射能被害が首都圏にまで及んだ311のフクシマを目の前にして、それでも核の恐怖の教訓を放り投げた、安倍・神道国家主義に識者でさえも沈黙してしまった。

 原発再稼働という最悪の自公決断に対しても、ついに人びとは、立ち上がろうとしなかった。200万福島県民は、とうに原子力ムラの悪しき統治に抑え込まれてしまっていた。県知事までが現在、原子力ムラの経産省出身者であることさえ、庶民も凡人ジャーナリストも気付かなかった。フクシマの棄民化政策に誰もが沈黙してしまっていた。大不況下で人々の生活は困窮していて、街頭に飛び出す余裕がなかったため、ともいえる。疲弊した社会で人びとは、もだえ諦めるしかなかったのだ。抵抗した一部の市民運動家の歯ぎしりする音が、いまも聞こえてきている。

 原発再稼働の先に日本核武装化が見える。それでも、言論界も識者も沈黙している。これはどうしたことか。ここまで堕落してしまった日本に声も出ない。歴史の教訓を学ぶどころか、その逆を走っている。歴史認識の正当化が、隣国との関係悪化を生み出し、新たに従軍慰安婦問題や徴用工問題を噴出させている。自業自得である。

 猛毒トリチウムの海洋投棄に周辺国が強く反発している。当然の成り行きである。21世紀の安倍の脱亜路線は、日本の孤立化・自滅への道でもある。

<破憲の戦争三法+コロナ感染拡大の4兆円五輪賭博のフクシマ隠し>

 安倍・自公内閣が強行した破憲法の最たるものは、特定秘密保護法と自衛隊参戦法と共謀罪である。いざ有事・戦争という事態を想定した平和憲法破壊の悪法が、油断すると、台湾有事の場面で作動する可能性を否定できなくなっている。油断大敵である!

 1972年の日中国交回復時とは真逆・逆転した今である。72年の歴史的成果に抵抗した岸信介の神道・清和会が、政権を掌握して20年になる。田中・大平体制と真逆の自民党に変質したことの象徴であろう。筆者が永田町から縁を切った理由だ。まともな政治家も派閥も存在しなくなった自民党である。

 リベラル政治から極右の政治体制に変身した自民党、それでも支援する、新聞テレビと公明党創価学会に恐怖を覚える。

 フクシマ隠しの4兆円五輪賭博も、今日(2021・9・5)で終わるが、そのツケをどう始末するか。財務官僚の五輪事務局長・武藤は、どう責任を取ろうというのか。友人に指摘されて頷いたのだが、コロナ感染拡大もまた「フクシマ隠し」の手段だったと考えると、そのいい加減な安倍と菅内閣のコロナ対応を納得することができるだろう。

<不況対策=1%向けの税制+格差超拡大+母子家庭など貧困社会>

 安倍・菅体制から、菅体制を庶民レベルから採点すると、内外政の暴政のツケが集約され、人々の生活を黒く重く包み込んでいることが分かる。財閥1%の政治に、人々のわずかな収入や僅かな年金生活者の懐にも、国税当局が容赦なく手を突っ込んできていた。

 格差の拡大は、欧米並みかそれ以上だ。国民のなけなしの年金は、日銀の黒田と株屋によって収奪されて、国民格差を急拡大させて、庶民の懐を小さくさせてしまった。唯一、議員族と役人は別格で、我が世の春をおう歌、他方で母子家庭など貧困家庭をさらに蹴落とし、庶民の怨念が渦巻いている日本列島と化している。貧困という言葉が、当たり前に書ける安倍内閣だった。 

<河井1・5億円+桜事件+モリカケ+TBS山口強姦魔救済etc>

 「心臓一突き」の理由は、一連の繰り返された安倍犯罪とその先の刑事被告人となった元首相で十分だろう。国民誰もが怒り狂って、これを忘却することはない。史上最低の晋三を、誰か弁護する人物がいるのであろうか。

 モリカケから始まった安倍犯罪は、TBS山口強姦魔救済事件、そして「桜を見る会」を私物化しての、公選法と政治資金規正法の違反事件を、国民すべてが知っている。河井1・5億円事件もそうである。公金を自身と身内に流し込んだ首相の8年だったのである。

 検察は公正な捜査を国民に示す義務を有している。今がその時期である。犯罪者を野放しにしてはならない。以上が安倍総括である。

2021年9月5日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/859.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 幸運の女神には前髪しかない(植草一秀の『知られざる真実』)
幸運の女神には前髪しかない
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-1ee57c.html
2021年9月 5日 植草一秀の『知られざる真実』


8月16日付メルマガ記事
「政権刷新起爆剤になる横浜市長選」
https://foomii.com/00050



「次の総選挙を戦うには菅義偉氏を温存した方が良策ではないかとの見解もある。

選挙の顔が刷新されて衆院選を戦うよりも、支持率急落が続く菅内閣を温存させて衆院選に持ち込む方が得策との考えだ。

しかし、悪政は可能な限り早期に除去するのが筋である。

「策士策に溺れる」の言葉もある。

菅義偉氏の為政に国民の不信と不満が爆発している。」

「いま何よりも求められていることは有害な菅内閣を退場させること。

横浜市長選では野党候補勝利に向けて戦術的対応が求められる。」

と記述した。

横浜市長選は立共共闘が成果を上げて立憲民主党推薦候補が大差で小此木八郎氏を破った。

立共共闘によって横浜市長選に勝利した意味は大きい。

横浜市長選で総力を挙げて支援した候補者が惨敗し、菅義偉氏の求心力が一気に低下した。

横浜市長選が最重要契機になって菅義偉氏は退陣表明に追い込まれた。

「天網恢恢疎にして失わず」というが、「天の網」は菅義偉氏を確実に絡み取った。

しかし「禍福はあざなえる縄の如し」という。

菅義偉氏の退陣で勢い付いているのが自民党。

自民党は1ヵ月間余りの間、電波をジャックして新政権をアピールすることになる。

真価が問われるのが野党陣営だ。

共産党との共闘について問われた立憲民主党の枝野幸男氏は明確な発言を示せなかった。

菅義偉氏が失脚した最大の原因は聞かれたことに正面から答えない点にあった。

聞かれたことには逃げずに正面から答える。

これが為政者としての当然の姿勢。

ところが、菅義偉氏は聞かれたことに答えない。

訪米の際、記者会見で菅義偉氏は記者の質問を無視した。

この瞬間、菅氏は一国のトップとしての資質なしとの国際的判定を受けた。

その菅義偉氏を批判する枝野幸男氏が同じ行動を示している。

共産党との共闘をどうするのか。

この質問に対して正面から答えず、逃げているようでは話にならない。

日本政治を刷新する最大チャンスが到来しているのに、野党第一党の党首がぼけていては何も始まらない。

「幸運の女神には前髪しかない」と言われる。

チャンスが到来するとき、その瞬間に掴まなければ、後から掴もうとしても間に合わない。

いまの立憲民主党の姿ではどうにもならないと感じられる。

立憲民主党の何が問題なのか。

9月3日付ブログ記事
「菅辞任後テーマは市民主導政権奪還」
https://bit.ly/3kULk4I

にも記述したが、立憲民主党が「連合・6産別」に振り回されていること。

“wag the dog”

という。

尻尾が体を振り回す、本末転倒のこと。

連合・6産別とは連合傘下の民間労組であるUAゼンセン、自動車総連、電機連合、JAM、基幹労連、電力総連のこと。

UAゼンセン=繊維、化学、食品、流通など(177万)
自動車総連=自動車(79万)
電機連合=電機(57万)
JAM=機械、金属(38万)
基幹労連=鉄鋼、造船、非鉄(27万)
電力総連=電力(21万)

の六つの産業別労働組合組織で組合員数は約400万人。

立憲民主党が連合・6産別に振り回されていることが問題の根源なのだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/860.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 自民党総裁選という祭りで国民を誤魔化そうとしてるのが見え見えじゃ 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)



自民党総裁選という祭りで国民を誤魔化そうとしてるのが見え見えじゃ 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294224
2021/09/03 日刊ゲンダイ


田崎史郎氏(C)日刊ゲンダイ

「結果的には菅さんに有利に動く」
 (田崎史郎・政治ジャーナリスト)

 ◇  ◇  ◇

 これは28日、田崎氏が日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜・午前8時)にスタジオ生出演した時の言葉。

 28日の「スポーツ報知」によると、「番組では、自民党の総裁選が9月17日告示、29日投開票で行われることを特集した。26日には岸田文雄前政調会長が記者会見し立候補を表明した。現職の菅義偉首相はすでに立候補する意志を明かしており、また、下村博文政調会長と高市早苗前総務相が立候補に意欲を見せている。その中で石破茂元幹事長の動向を田崎氏は『石破さんが昨日、急に変わってこられて。(中略)』と明かした。その上で『出られたらこの影響をもろに受けるのは岸田さんです。党員、党友票で石破さんが非常に強いんです。そうすると、“反菅”の票が岸田さんと石破さんで割れることになって、結果的には菅さんに有利に働く』」と解説した。

 はぁ? だからなんだ? ってみんなはそう思わないか? あたしはそう感じる。

 菅首相は誰が選んだの? 前の首相の安倍さんがいきなり辞めることになって、党員投票もせず、自民党の派閥の領袖たちが子分議員の票を取りまとめ、満場一致に近い形で担ぎ上げたんだろうよ。

 でも、菅さんは無能だった。コロナ禍の中で東京五輪・パラリンピックを決行し、その意味も満足にあたしたちに説明できなかった。そして、コロナは拡がるばかり。

 自民党議員は、菅さんの元で選挙に負けるのが嫌なのさ。国難であっても、自分の生き残り、ただそれだけで動いてる。菅首相を選んだ責任など、露ほども感じていない。

 東京五輪で思ったように国威発揚できず、支持率が下がりつづけているから、今度は総裁選という祭りでもろもろを誤魔化そうとしてるのが見え見えじゃ。田崎さんみたいな人に煽らせて、これからテレビで自民党祭りがはじまる。騙されんな。



室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。







http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/861.html

記事 [政治・選挙・NHK282] NHKより回答 感染者を陽性者に改める気なし(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2043411.html
http:/


 NHKに提出していた公開質問状の回答が4日、筆者に届いた。前文を下に掲げる。回答は、「問1」のPCR検査陽性者を感染者と伝えることについてのみだった。PCR検査が無効であるとする指摘や、不妊が「デマ」とする根拠、新型コロナが存在する根拠などに答えていない。


NHK回答1

NHK回答2

 しかも、「問1」については「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」と題する資料を公表していて、この中で「国内での新型ウイルス感染症の感染者は」という表現でPCR検査や抗原検査の陽性者数が集約されて」いると居直る。


 当初、厚労省も陽性者を感染者と表現していたが、市民の抗議など指摘を受け、2020年12月までにはデータ上の表示や「国内の発生状況」などを改めている。一方、NHKはニュース番組などでのアナウンスはもとより、PCR検査陽性者の実数やグラフなど図表でも一貫して「感染者」と表現し続けている


 そして何より、「問1」の根本的質問である「改めるつもりはあるか」に対して答えていない。つまり、厚労省がやっているのだから、改める気はないと言外に主張している。


 返信者の署名に「広報局視聴者部」とある通り、前田会長はおろか、制作部にも見せていないのだろう。デーヴィッド・アイクが言う「クモの巣」構造が世界を覆っている証しだ。極東の島国の一放送局内ですら区画化(compartmentalization)され、隣の部署の人間が何をやっているか分からず、また干渉もしない・されない構造が、カルトのアジェンダ(実現目標)を滞りなく推進する仕組みになっている。NHKふれあいセンターもこの体制に基づく工夫である。


 再質問の意欲もうせるが、それも織り込み済みだろう。読者諸賢によいお考えがあれば、お知恵を拝借したい。私が納得し、食指が動いた場合のみ、採用する。


■参考情報
https://mitasu.me/pcr-truth/
https://www.ninkatsu-shussan.com/infection/#st-toc-h-2
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75285


■関連記事





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記事 [政治・選挙・NHK282] 人事に咲いて人事に散った菅首相 突然すぎた退陣の内幕〈週刊朝日〉
人事に咲いて人事に散った菅首相 突然すぎた退陣の内幕
https://dot.asahi.com/wa/2021090500007.html
2021.9.5 13:39 西岡千史,亀井洋志,秦正理 週刊朝日


総裁選出馬断念を表明後、記者団からの質問が続くなか、執務室に戻る菅首相(C)朝日新聞社

 五輪を日本で開催した年は、首相が辞任する。永田町で続くジンクスは、やはり生きていた。菅義偉首相は3日、自民党の臨時役員会で9月29日に実施予定の党総裁選に出馬しないことを明らかにした。

 永田町で異変が勃発したのは8月末。菅首相は党内で地に墜ちた求心力を取り戻すため、二階俊博幹事長を総裁選前の党役員人事で交代させるという“奇策”に打って出た。

 河野太郎行政改革担当相や小泉進次郎環境相などを要職に抜擢することで党の世代交代を印象づけ、9月中に臨時国会を開いて衆院を解散。衆院議員がいなくなったことを理由に党総裁選を延期し、10月の総選挙に勝利するというシナリオだ。もちろん、選挙に勝てば党総裁は無投票再選、首相も続投できるという読みだった。

 だが、この作戦は失敗に終わった。

 8月31日には、加藤勝信官房長官、武田良太総務相、萩生田光一文部科学相、井上信治万博相が都内のホテルで会談。具体的な内容は報道されなかったが、党内では「衆院解散の閣議決定に署名するかについて議論になった」という話が広まった。自民党関係者は言う。

「閣議決定は全員一致が原則。2005年の郵政選挙では小泉純一郎首相が反対する閣僚を罷免して解散を強行したが、不人気の菅首相にそんなことはできるはずがない。事実かどうかは関係なく、『解散署名に反対する閣僚が出る』というウワサが出た時点で菅首相の解散権は封じられた」

 結局、安倍晋三前首相と小泉氏が働きかけたことで、菅首相は1日に解散断念を表明。シナリオはあっさり崩れた。

 奇妙なウワサはほかにもあった。菅首相が8月21日に定期健診で病院に行くと「近日中に体調不良で辞任」という情報が流れた。29日に154日ぶりの休日を取ると「執務が多忙すぎて正常な判断ができなくなり、周囲が強引に休ませた」。真偽は不明だが、党内では“殿、ご乱心”との見方が広がった。

 菅首相の判断能力を疑う声は、次第に公然と上がるようになった。甘利明税調会長は1日、自身のホームページに「総裁選の前に人事を行うという前例のない事態には皆理解に苦しんでいます」と投稿。党重鎮が首相を批判する異常事態だった。

 総裁選不出馬を表明した3日の党臨時役員会は、本来であれば菅首相に人事案を一任するために開催されるものだったが、すでにその前に万策尽きていた。ジャーナリストの田原総一朗氏は言う。

「菅首相は、小泉氏を幹事長にしたいと思って4日間にわたり説得したが、小泉氏が最後まで固辞した。たとえ幹事長になっても、次の総選挙で負けたら辞任せざるを得ない。他の人事もすべて断られ、菅首相は辞任せざるを得なくなった」

 なぜ、菅首相はこれほど無様な形での退陣表明になったのか。菅首相の官房長官時代に文部科学省の事務次官を務めた前川喜平氏は言う。

「『策士、策におぼれる』で、人事で権力を拡大してきた菅首相が、人事で行き詰まった。また、コロナ対策ではPCR検査を拡充せず、国民に十分な補償をして経済活動を止めて医療体制を整えることもしませんでした。これで国民に見放されてしまった。まさに『自業自得』です」

 政界では「首相は得意分野で失敗する」と言われる。その言葉どおり、菅首相の1年の在任期間は人事の失敗に始まり、人事の失敗に終わった。

 昨年9月に発足した菅内閣は、就任直後に65%(朝日新聞社の世論調査、以下同じ)という高支持率でスタートした。それが同年10月、日本学術会議から推薦された会員候補者6人の任命を拒否していたことが発覚。菅首相肝いりのコロナ経済対策「Go To トラベル」実施の間に新型コロナウイルスの感染が拡大したことも批判され、12月には支持率が39%まで急落した。

 それでも任命拒否の撤回はせず、一度決めた人事にこだわり続けた。菅首相がこうも人事に執着することについて、かつて省庁の幹部を務めた官僚はこう話す。

「初めて菅さんと食事に行ったとき、いきなり『俺は、役人を動かすのは人事だと思っているから』と言われた。実際、菅さんは総務相時代に放送政策課長を左遷しました。今考えると、私たち役人を人事の恐怖で抑えつけるための“かまし”だったんでしょう」

 官房長官時代には自身の肝いり政策である「ふるさと納税制度」に反対した総務官僚の平嶋彰英氏が省外に左遷された。こうした露骨な人事が官僚の萎縮を招いたとの指摘もある。政治ジャーナリストの野上忠興氏は言う。

「官房長官のころは、『俺はナンバー2でいい』と自認していたが、棚ボタで最高権力者になった。国家観もなく、自分の力不足をわかっているから、結局、権力を頼りに恫喝的な政治手法をとったが、コロナ禍という危機対応には通じなかった。周辺によれば、総裁選で推薦人が20人集まらない可能性すらあったとか。そんな現職総理にあるまじき醜態が表面化する前に、自ら身を引いたと聞いています」

 菅首相は、自民党では事実上初めてとなる自派閥を持たない首相だ。そのことが政権運営に影響を与えた。前出の田原氏は言う。
「派閥を持っていないことで、体を張って菅首相を守ろうと考える側近政治家がいなかった。しゃべりも下手で、説明力、説得力、責任能力の三つの『S』が欠けていると指摘され、国民からは菅政権はいつも逃げているようにしか見えなかった」

 ただし、前政権の「負の遺産」に苦しめられた面もあるという。

「五輪に関しては、菅首相は安倍前首相が決めた『1年延期』を引き継いだので、中止とは絶対に言えなかった」(田原氏)

 政権を放り出した安倍氏から、コロナ禍での五輪開催という損な役回りを押し付けられた「使い捨て宰相」──そんな見方もできるかもしれない。

 では、このまま菅首相が「終わった人」になるかというと、そうでもない。自民党関係者は言う。

「結果的には、新しい総理・総裁で総選挙に臨むことになった。投開票日も、ワクチン接種が広がって感染者数が落ち着くと予想される11月以降に延ばすこともできる。もし総選挙に勝利すれば、菅首相も功労者の一人ですよ。自民党は腐っても再生能力があるということです」

 自民党の長老政治家たちの思惑どおりにシナリオは進むのか。すべては次の選挙で下される国民の審判にかかっている。

(本誌・西岡千史、亀井洋志、秦正理)

※「週刊朝日」9月17日号より



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/863.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 「自爆のぶん投げ」の全真相 万策つきた菅首相、辞任の必然<下>政治をマトモに戻すには、一連のワルを逮捕するのがスタートライン(日刊ゲンダイ)




※2021年9月4日 日刊ゲンダイ2面



※2021年9月4日 日刊ゲンダイ3面


「自爆のぶん投げ」の全真相 万策つきた菅首相、辞任の必然<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294306
2021/09/04 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


桜疑惑はまだ終わっていない(C)日刊ゲンダイ

政治をマトモに戻すには、一連のワルを逮捕するのがスタートライン

 こんな腐り切った連中に政権を任せていてはダメだ。総裁選後に実施される衆院選では自民党を下野させ、悪行三昧だったワルどもを断罪しなければマトモな政治は戻らないだろう。

 アベスガ政権の8年あまりは、あまたの不祥事、事件の連続だった。自殺者まで出てしまった財務省の公文書改ざん事件に、「総理のご意向」で首相の“腹心の友”が運営する学校法人の学部新設が優遇された加計学園問題。「桜を見る会」前夜祭を巡っては、安倍自身が公選法違反や政治資金規正法違反の疑いで刑事告発され、東京地検特捜部が不起訴処分としたものの、検察審査会が「不起訴不当」を議決。目下、特捜部が再捜査中だ。

 菅にしても、かつて大臣を務め“天領”とされる総務省が違法接待問題で大揺れだった。菅の長男が勤める東北新社などから違法接待を受け、国家公務員倫理規程違反で32人もの職員が処分された。携帯電話や電波行政が歪められた疑惑まで浮上していた。日本学術会議の任命拒否問題では、気に入らない学者を菅が排除したのは明白だが、いまだにロクな説明はない。

 数々の悪事を働きながら知らんぷりしてきた連中をお縄にしなければ、この国は何も変わらない。菅が退陣しても、今後また同じことを繰り返すだろう。

「かつての自民党は、党内で議論を戦わせ、異論をよしとしてきた。敵対勢力の意見に耳を傾ける姿勢があったから、党内で自浄作用が働いていたのです。ところが、8年間のアベスガ政権で、官邸に力が集中しすぎました。異論を許さず、歯向かう者は徹底的に干すことが当たり前になっているから、自浄作用が働かず同様の不祥事を繰り返す。岸田前政調会長は森友問題について『国民が納得するまで説明を続けることが政府の姿勢として大事』と発言しましたが、どこまで説明するのか、具体的な言及がありませんでした。これでは菅首相が代わっても、政権の体質は変わらないでしょう」(五野井郁夫氏=前出)

 国民は鉄槌を下すべきだ。

後任は誰か、候補者乱立、電波ジャックのアホらしさ

 菅が政権をブン投げたことで、これまで「菅VS岸田」が軸だった総裁選の構図がガラリと変わった。

 すぐさま動いたのは河野だ。所属派閥領袖の麻生を財務省に訪ね、立候補の意向を伝えた。これまで白紙だった石破元幹事長も「全く新しい展開になった」として、出馬への意欲をにじませた。菅のドーカツに負けていったん、不出馬に転じていた下村までもが、「状況が変わった」と出馬の再検討に入ったのには笑うしかない。

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「世論人気が高い石破氏と河野氏が出馬すれば、岸田氏との三つ巴となるでしょう。党員・党友票は世論と近く、『石破4、河野4、岸田2』ぐらいの比率。議員票は今後、派閥の締め付けが出てくるが、衆院選が近く、みな世論を意識するので議員票も流動的で、石破氏と河野氏の決選投票となる可能性があると思います」

 3日午後のテレビは各局が、岸田、河野、石破、下村、高市、野田の顔写真を並べて「ポスト菅」予想に興じていた。次から次へと当事者が生出演し、政治記者の解説もありの総裁選電波ジャック。これから告示までは「誰が出る」、投開票日までは「誰が勝つ」で、テレビは大騒ぎするのだろう。

 総裁選を“お祭り”にして、世論に菅のコロナ無策や議論回避を忘れてもらい、あわよくば逆風を、追い風に変える――。衆院選へ向け自民党はそんな計算をしているが、そうは問屋が卸すものか。

「東京五輪後の世論調査を思い出してください。『五輪が始まればムードが変わる』『菅内閣の支持率は挽回できる』と言われていましたが、フタを開けてみれば、『五輪開催は良かった』が多くても、内閣支持率は下がったままでした。コロナ禍をきっかけにして、国民はお祭りと政治を切り分ける目を持つようになった。総裁選が派閥の論理で進んだり、政策論争がなければ、世論は厳しい目を向けるでしょう。『コロナ感染の大変な時期に国会を開かず、何をやっているのか』と憤っている人も少なくありません」(鈴木哲夫氏=前出)

 自民党というコップの中の権力闘争にすぎない総裁選より、大事なのは衆院選である。



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