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2021年10月01日03時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 橋下徹さん、娘さんのワクチン接種拒否は合理的で正当:閉経から数年の生理再開、生理不順・無月経・不正出血などが発生

 橋下徹さん、強力にワクチン接種推進の音頭取りをなさっているのを、渋い顔をしながらTVで拝見しています。

 貴殿が、娘さんのワクチン接種拒否をTV番組で嘆いた記事を読み、物事をよく考えるいいお嬢さんを育てられたことに感服しました。

 貴殿の嘆きの記事に続き転載する韓国中央日報の記事を読めばわかりますが、娘さんが危惧されているとおり、また、ファイザーの元副社長が問題視したように、ワクチン接種は『子宮に影響がある』可能性が見えています。

 米国や韓国の公的機関は、例によって、接種後死亡事例と同じように、ワクチン接種と生殖器に現れた変化(異常)の関連(因果関係)を認めていません。

 しかし、ファイザーの元副社長が説明しているように、新型コロナ感染症向けワクチンは、mRNAが“感染”した細胞内で生み出す抗原(新型コロナウイルスSタンパク質の“そっくりさん”)が生殖関連の組織にも“感染”する可能性があります。

 女性に起きている月経関連の不調変化問題をアメリカの国立衛生研究所(NIH)が予算を組んで追跡研究するということですから、彼らもワクチン接種がそれらを引き起こす可能性を認めてはいるのでしょう。
 また、追跡するということは、娘さんの言葉ではありませんが、中長期的にどのような悪影響を与えるか監視していく必要があると思っているのでしょう。

(韓国中央日報の記事には訴えの件数も出ていますが、月経に関することですから、ちょっとした生理不順や出血のレベルであれば、わざわざ訴えることをしないひとも多いはずです。ですから、日本で若い女性の接種が進んでも申告するひとは少ないかもしれません)

 橋下徹さん、テレビや新聞がとんでもない疫病が流行しているかのように日々煽り不安をかき立てたているので恐ろしさが醸成されていたり、欧米諸国で感染者がバタバタと死んでいった生々しい記憶があるでしょうが、新型コロナウイルス感染症は、「タチの悪い風邪」でしかありません。

 メディアはほとんど触れませんが、感染者の80%以上は、たとえ入院しても(その程度では今は入院させて貰えませんが)、投薬などの医療的処置がまったくなされないまま治っています。
 この人達のほとんどは、ウイルスが含まれている飛沫を浴びて鼻腔や口腔といった上気道で感染したケースです。

 たとえば、エアコンのない屋外での音楽フェスなどで仮に感染しても、上気道感染ですから、よほど体調(免疫機能など)が悪いひとでない限り、重症どころか中等症にも至りません。

 また、感染しても30%から50%は無症状です。この人達が後述する“タチが悪い”感染を引き起こす可能性もあります。
 ですから、誰もが感染している可能性があるという前提で、対策を怠ることはできません。

 新型コロナも、上気道感染でしたら、嗅覚や味覚に障害が出ることがあるとしても、ありふれた風邪と同じ症状なのです。

 “タチが悪い”というのは、電子タバコでウイルスに汚染されたポッドを吸うとか、介護施設や病院の換気が悪くエアロゾル化したウイルスが長時間循環している空気を吸うなどで、上気道ではなく肺で感染してしまうケースが多発していることを指します。

 昨年春、欧米諸国で感染者がバタバタと死んでいったのは、欧米諸国は、嫌煙意識が高いことやニコチンの刺激の強さから電子タバコの愛用者が多いことと、医療で初期対応を誤ったことが合わさったからです。(欧米諸国で高齢者層とりわけ介護施設で死者が続出した理由は別にありますが、ここでは言及しません)

 ですから、大事なのは、若干の効果しかないワクチンの接種ではなく、まず、電子タバコ用ポッドの輸入禁止(暫定的に国内でニコチン入りを出せばいいこと:“虎の尾を踏む”行為かもしれませんが)を行い、続いて、介護施設や病院のエアコン環境について徹底的な見直しを行いエアロゾル感染(肺感染)をできる限り減らすことこそが重要なのです。

 橋下徹さんもたまには風邪もひくでしょう。その風邪を予防するという名目で、最悪のケースとして死ぬリスクがワクチンをわざわざ接種しますか?

 最後に老婆心ながら、貴殿と娘さんとのやりとりを読んだかぎり、死ぬリスクもあるワクチン接種をひとに奨めるような言動をすべきではないと言わせて貰います。

 そして、国際公約なのか、ひたすらワクチン接種推進に励む政府などが行っている、“有効性宣伝”や“ワクチン危惧情報に対するデマ呼ばわり”は眉につばを付けながら読んだほうがいいと思いますよ。

 私は、ワクチンについてあれこれ書いても、ひとにワクチンを打てとか打つなとかは言いません。

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橋下徹氏 娘のワクチン拒否£Qく「お父さん、50年後保障できるの?って…」[東スポ]
7/31(土) 17:05配信

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が31日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。若者の間で出回っているコロナワクチンのデマについて語った。

 橋下氏は「僕はいろんな番組で最初は『社会防衛のためにはワクチンは絶対強制が必要だ』と。日本では強制はできないので、『半ば強制は必要でしょう』と言ってたんですけど」と前置きし「うちの子供はワクチン拒否ですから」と苦笑い。

 一生懸命説明し、その時点よりは子どもの理解も進んだというが「やっぱりネットの中の情報、うちの娘もそうなんですけど、『子宮に影響がある』っていうのが…。特に医療従事者を語る人がそれを言ってたりとか。『お父さんそれは50年後、絶対大丈夫っていうことを保障できるの?』って(言われた)。俺、ワクチンの専門家じゃないしな…。それがすごい今浸透してるんでね」と悩ましげだった。  

その直後に首相官邸のツイッターがデマを打ち消すつぶやきを投稿したというが、橋下氏は「デマと言われる情報はもっと詳しく書いてあるんですよ、この(ツイッターの)4行だけでそりゃ子供たち信用しませんよ」と指摘した。

東京スポーツ

最終更新:7/31(土) 22:28
東スポWeb

橋下徹氏 娘のワクチン拒否£Qく「お父さん、50年後保障できるの?って…」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

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「閉経したがワクチン接種で生理再開」…米国が副反応追跡へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.21 09:37
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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにワクチン接種を受けた一部の女性が生理に関連する副反応を訴える事例が増え、米国が関連研究に入った。生理不順や生理痛などの症状だけでなく、閉経したが生理が再開したという副反応まで報告されている。

ニューヨークタイムズ(NYT)が13日(現地時間)に報道した内容によると、米国で年初から新型コロナワクチン接種が始まって以降、一部の女性がソーシャルメディアを通じて、ワクチン接種後の生理関連の副反応を訴えている。女性の生理に関連する主な副反応事例は生理不順、生理痛の増加、生理量の変化など。一部の女性は閉経から数年経っていたが生理が再開したと、NYTは伝えた。

米国立衛生研究所(NIH)は新型コロナワクチンと生理関連の副反応の研究に今後1年間に167万ドル(約2億円)を支援すると明らかにした。NIHは「一部の女性は新型コロナワクチンを接種した後に生理不順や無月経などの症状があったと報告されている」とし「こうした変化がワクチン自体と関係があるのか、変化がどれほど続くのかなどに関する研究を支援する」と説明した。

NIHの基金支援対象研究チームにはボストン大、ハーバード医大、ジョンズ・ホプキンス大、ミシガン州立大、オレゴン保健科学大などが選定された。

NYTによると、今回の研究にはワクチン接種を受ける計画の女性、未接種の女性が参加する予定だ。

韓国でも新型コロナワクチン接種後に生理に関連する副反応を訴える人が出ている。先月31日、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の「国民請願」掲示板に「女性の不正出血を新型コロナワクチンの副反応として申告できるようにしてほしい」というコメントが載せられた。

しかしワクチンが生理関連の副反応を起こすという科学的な因果関係は明確になっていない。2日、新型コロナ予防接種対応推進団のチョ・ウンヒ安全接種管理班長は定例ブリーフィングで「新型コロナワクチン接種後の月経問題、不正出血など生理異常に関する報告が国内でもある」としながらも「これに関する因果性が明確になったことはない」と述べた。

予防接種対応推進団によると、今月初め基準で韓国国内でワクチン接種後に生理に関する副反応を訴えた事例は18件。海外では似た副反応が3万2455件報告されている。

https://japanese.joins.com/JArticle/283143?servcode=A00§code=A00



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/400.html

記事 [政治・選挙・NHK283] ワクチン接種では新型コロナウイルス感染爆発を防げない:イソジン吉村・大阪府知事は間違っていなかったかもしれない!(新ベンチャー革命)
ワクチン接種では新型コロナウイルス感染爆発を防げない:イソジン吉村・大阪府知事は間違っていなかったかもしれない!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11552836.html
新ベンチャー革命2021年9月29日 No.2793


1.最近、新型コロナの新規感染者が全国規模で急減しているのはなぜ?

 東京オリパラが終わった今、日本における新型コロナウイルスの新規感染者が急減しています。この傾向は、東京のみならず、全国規模で起きている現象です。

 なぜ、第5波が収束したのか、専門家も国民に納得できる説明ができていません。

 そんな中で、注目されるのが、“エラーカタストロフ”仮説です(注1)。

 この現象は、最近、東大の児玉先生が唱えているものです。

 要するに、新型コロナウイルスは変異が早い反面、自壊も起きやすいようです。

 いずれにしても、新型コロナウイルスにおけるエラーカタストロフ現象の存在は、十分、納得できます。

2.ワクチンの普及度にかかわらず、新型コロナの感染爆発は繰り返されるのではないか

 これまで、危険を承知で、国民の多くは、ワクチン接種を積極的に行ってきて、菅総理が自慢するとおり、日本の接種率は、米国を追い抜きそうです。

 にもかかわらず、世間では、第6波の襲来が懸念されています。

 本件、本ブログでもすでに取り上げています(注2)。

 新型コロナワクチン接種でもっとも進んでいるのは、イスラエルですが、ワクチン普及度と無関係に、イスラエルでは最近、何度目かの、感染爆発が起きています(注3)。そして、この9月に起きている直近の波は、ワクチン接種率の高さをあざ笑うかのように、過去最大規模です。

 ワクチン先行国・イスラエルにおけるこの現象は、いくらワクチン接種を行っても、感染爆発を完全阻止することはできない現実を証明しています。

3.新型コロナ予防には、ワクチン接種でなく、市販の鼻スプレイや喉スプレイでも効果的かもしれない

 今、日本で打たれているコロナワクチンは、先進的技術でつくられているのは確かですが、年単位の長期的に観て、被接種者の健康にどのような影響があるのか、世界の誰にもわかりません。

 筆者個人の勘では、先進的コロナワクチンは、ターゲットとなる特定のコロナウイルスには効きそうですが、変異株への効きは弱そうです。さらに言えば、人間のもつ自然免疫力に何らかの悪影響を及ぼしそうと観ています。

 最悪の場合、ワクチン接種者は、新型コロナウイルスには感染しなくても、他の感染症には、逆に罹りやすくなりそうな気がします。さらに新型コロナワクチンは、抗体依存性感染増強(ADE)が起きるリスクがあるとも言われています。

 ところで、上記、児玉先生は、新型コロナウイルスは自壊しやすいと言われていますが、もしそうなら、市販の鼻スプレイや喉スプレイを頻繁に使用すれば、案外、ウイルスを簡単に自壊させられるのではないでしょうか。

 そう言えば、以前、大阪府知事の吉村氏はイソジンうがい薬がコロナ予防に効くと発表して大顰蹙を買いましたが(注4)、この説はあながち否定できないかもしれません。


注1:薬事日報“「エラーカタストロフ」仮説”2021年9月29日
https://www.yakuji.co.jp/entry89668.html

注2:本ブログNo.2791『今年の暮れ、日本に新型コロナウイルス感染の第6波が来るかどうかは、ワクチン接種で先行するイスラエルの現在を観ればわかる』2021年9月20日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11445735.html

注3:“イスラエル コロナ状況”でグーグル検索

注4:ユーチューブ““うがい薬”が重症化抑える? 大阪・吉村知事が発表【ポビドンヨード】”2020年8月4日
https://www.youtube.com/watch?v=Bvf1NiwNahc



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/401.html

記事 [政治・選挙・NHK283] ヤクザも顔負けの権力闘争の末、安倍麻生のかいらい岸田政権誕生(まるこ姫の独り言)
ヤクザも顔負けの権力闘争の末、安倍麻生のかいらい岸田政権誕生
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/09/post-d41cab.html
2021.09.30 まるこ姫の独り言


安倍の傀儡、操り人形の岸田が総裁になった。



安倍は、総理を放り出した後も、自民党内での謀略に血道を上げていたのか、しょっちゅう名が挙がっていたが、今回の総裁選への熱意はすさまじかった。

じっとしていることができない人だ。

今では、なぜか知らないがキングメーカーと呼ばれている。


別に有能でもないのに、総理会見だって菅よりは上手だったがプロンプター頼み、税金私物化しかしない疑惑の人だ。

菅と違って陰で巧妙に人事を操る人間だから生き残ってきたのか。

自民党は世間一般とかけ離れた議員の集まりだけに、党内での非常識な論理が通用するのかもしれない。

岸田は元々、安倍が禅譲する相手として名が挙がってきたが、去年はあの無能な菅、そして今回は高市支持と忙しい事は!

いろいろ噛んで存在感をアピールしていたのか。

結局今回の総裁選は、自民党内の権力抗争の一環で、安倍がいかに自分の権力を誇示したがる人間かよくわかった。

安倍はいろんな場面で暗躍し、高市が総裁になっても河野が総裁になっても、ましてや岸田が総裁になっても後ろで糸引いている図じゃないか。

結局、支持率低下で悩んでいた自民党の起死回生の一策に「総裁選」を利用してきたわけだ。

目の前の現象にすぐに流される国民性を熟知している。

毎日毎日、朝から晩まで、コロナそっちのけで五輪五輪・・・・

次は総裁選。


総裁選が始まる前から、岸田がいち早く手を上げ、河野が総裁候補に名乗りを上げ、リベラルな人とメディアは大騒ぎして来た。

これで自民党はメディアと共に二人三脚で電波ジャック。

なにがなんでも権力の座にいたい自民党ならではの仕掛けだろうが、この位執念深くないと権力の座には居られない。

当然電通もお仲間で指南をしているのだろう。

世界には通用しなくても、日本の様な箱庭的な感覚では十分通用する。

今回、安倍のかいらいの岸田が総裁になったがなるべくしてなった感がある。

安倍の最も信頼して来た今井尚哉が参謀として岸田のバックにつく。

これを見ても安倍は、優柔不断な岸田を意のままに操ろうとしていることが分かる。

結局、誰が総裁になっても自民党は今までのままで変わらない。

安倍麻生政権の延長だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/402.html

記事 [政治・選挙・NHK283] れいわ・山本太郎代表 甘利氏の幹事長内定に「死んだけどゾンビとして復活した話」(東スポ)
れいわ・山本太郎代表 甘利氏の幹事長内定に「死んだけどゾンビとして復活した話」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cecb0a7673255e63009b8eec4bcff95787dd622c
9/30(木) 17:39 東スポ


会見で岸田新体制にクギを刺した山本太郎氏(東京スポーツ)

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)が30日、国会内で会見し、自民党の新役員人事で「ゾンビか」とあきれた。

 自民党の新総裁に選出された岸田文雄氏(46)は、党役員人事で、幹事長に甘利明税調会長(72)、政調会長に高市早苗前総務相(60)の起用を内定した。

 一報を聞いた山本氏は「何なんでしょうね。誰がバックにいたかが、よく分かるということ」と名指しこそ避けたが、甘利氏は安倍晋三前首相、麻生太郎財務相と3A≠ナ連携し、岸田氏や高市氏を支援していた。

 続けて山本氏は「あれだけ大きな所帯をお持ちですので、それをまとめていくためには、いろんな派閥、力関係のところに納得をいただきながら前に進めるのが必要なんでしょう」と一定の理解も示した。

 それでも最後には「重要なのは『自民党が生まれ変わる』という言葉は全く実態がない。死んだけど、そのままゾンビとして、復活した話の延長でしかない」と岸田新体制にクギを刺した。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/403.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <画期的合意!>立民政権で共産は閣外協力 枝野氏と志位氏が合意 国民の玉木氏は首相指名選挙の要請を拒否(東京新聞)

※補足 2021年10月1日 しんぶん赤旗 1面トップ


立民政権で共産は閣外協力 枝野氏と志位氏が合意 国民の玉木氏は首相指名選挙の要請を拒否
https://www.tokyo-np.co.jp/article/134082?rct=politics
2021年9月30日 21時08分 東京新聞

 立憲民主党の枝野幸男代表と共産党の志位和夫委員長は30日、国会内で会談し、次期衆院選をへて立民が政権を獲得した場合、共産が限定的な閣外協力をすることで合意した。両党を含む野党4党が安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」と結んだ政策協定の範囲内での協力を基本とする。

 政策協定には消費税減税や「脱原発」、安保法の違憲部分廃止など6項目がある。会談では、衆院選小選挙区の候補者一本化の調整を加速し、それぞれの立場や事情の違いを尊重しつつ勝利を目指すことでも一致した。

 会談後、枝野氏は「政権の枠組みは明確になった」と記者団に強調した。志位氏は記者会見で、協定を結んだ6項目以外の政策課題でも「最大限協力するのは当たり前だ」と語った。

 枝野氏は志位氏のほか、国民民主、社民、れいわ新選組の3党の党首とも個別に会談。4党首に、10月4日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙で自身に投票するよう要請した。国民の玉木雄一郎代表は「衆院選を控え、党の政策や立場もある」と拒否し、他の3党は了承した。(市川千晴)



政権協力で合意 共産・志位委員長と立民・枝野代表が会談
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-10-01/2021100101_01_0.html
2021年10月1日 しんぶん赤旗

 日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表は30日、国会内で会談し、(1)次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する(2)「新政権」において、市民連合(「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」)と合意した政策を着実に推進するために協力する。その際、日本共産党は、合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする(3)両党で候補者を一本化した選挙区については、双方の立場や事情の違いを互いに理解・尊重しながら、小選挙区での勝利をめざす―とした3点(別項)で両党が協力することで合意しました。会談には日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の福山哲郎幹事長が同席しました。(会談後の志位委員長の会見


会談する志位(中央左)、枝野(中央右)の両氏。同席は小池(左)、福山の両氏=30日、国会内

 会談では、冒頭、枝野氏が、総選挙での両党の協力について3点を提案したのに対して、志位氏は、「全面的に賛同します。枝野代表の決断に敬意を表します」と応じ、両党の公式の合意として確認されました。

 志位氏は「今回の党首合意は、市民と野党の共闘を大きく発展させる、画期的な内容になったと思います」と述べ、「とくに『新政権』において両党が協力していくことが合意されたことは極めて重要な前進です。こうした合意を得られたことを心からうれしく思っています」と語りました。

 また、日本共産党の99年の歴史でこうした合意を得て総選挙をたたかうのは初めてのことだと述べるとともに、2015年9月に国民連合政府を呼びかけて以来、市民と野党が協力して新しい政権の実現を訴えてきたが、「それに向けて大きな一歩を踏み出す合意を得られたことを、重ねて心から歓迎します」と表明しました。

 さらに、この間、党として「閣内協力も閣外協力もありうる」と表明してきたと述べ、今回の「限定的な閣外からの協力」という合意に「とても満足しています」と表明。合意で「新政権」における協力を確認した市民連合との共通政策は、「あれこれの部分的な政策ではなく、9年間の『安倍・菅自公政治』をチェンジする要となる政策がしっかり盛り込まれている」として、「『新政権』において、そうした政策の実現のための協力が合意されたことの意義は大変に大きいと考えます」と述べました。

 その上で「この合意を力にして、協力して選挙に勝ち、政権交代を実現し、新しい政権をつくるために全力をあげる」と表明しました。

 会談では、枝野氏から4日の首相指名選挙での投票の要請もあり、志位氏は「こういう内容が合意された以上、当然、枝野代表に投票します」と答えました。また、臨時国会では、本会議での代表質問にとどめず、予算委員会での一問一答で国政の基本争点を明らかにして国民の審判をあおぐべきことを、党首レベルで発信していくことでも合意しました。

■党首会談での合意事項

 両党は以下の点を協力することで合意した。

1、次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する。

2、立憲民主党と日本共産党は、「新政権」において、市民連合と合意した政策を着実に推進するために協力する。その際、日本共産党は、合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする。

3、次の総選挙において、両党で候補者を一本化した選挙区については、双方の立場や事情の違いを互いに理解・尊重しながら、小選挙区での勝利を目指す。





http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/404.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田新総裁「聞く力」を官邸人事で発揮し“チーム安倍”に逆戻り…あのアイヒマンも戻ってくる!(日刊ゲンダイ)




岸田新総裁「聞く力」を官邸人事で発揮し“チーム安倍”に逆戻り…あのアイヒマンも戻ってくる!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295447
2021/10/01 日刊ゲンダイ


岸田文雄新総裁は、第2次安倍政権“官邸のアイヒマン”北村滋氏(右)を呼び戻す?!(C)JMPA

 甘利幹事長、高市政調会長、麻生副総裁――。自民党の岸田新総裁の初仕事、党役員人事の顔ぶれを見ると、まるで安倍政権そのものに逆戻り。どこにも岸田総裁の独自色がなく、これでは新政権に期待しろという方が無理だ。傀儡政権は官邸人事も安倍前首相に握られている。

【写真】この記事の関連写真を見る(26枚)

 ◇  ◇  ◇

 岸田新総裁の“女房役”となる官房長官に内定したのも、最大派閥・細田派の事務総長を務める松野博一元文科相だ。自派閥ではなく、安倍前首相の出身派閥の大幹部を迎える。かつて安倍前首相が「細田派の四天王」と松野氏を持ち上げたこともある安倍側近だ。

 さらには、官邸人事も“安倍カラー”に染められそうだという。4日召集の臨時国会で首相に指名された後に正式決定するが、官邸に“アイヒマン”が戻ってくると囁かれている。

「現在、内閣人事局長を兼務して官僚組織の頂点に立つ杉田和博・官房副長官は80歳の高齢で、体調が思わしくない。今年8月には入院もしていました。秋の交代が既定路線で、後任は菅総理と関係が深い総務省出身者とみられていたのですが、総理の急な退陣で白紙に。仕切り直しの岸田新政権では、第2次安倍政権で“官邸のアイヒマン”と呼ばれた北村滋・前国家安全保障局長が副長官に就任する案が浮上しています。杉田副長官に続いて警察庁OBを充てる方針は、安倍政権を踏襲したものです」(官邸関係者)

“アベ印”の警察OBと経産OB


“岸田ノート”も今井尚哉氏(左奥)のアドバイス…(C)日刊ゲンダイ

 北村氏は今年7月に官邸を去ったばかり。菅首相と折り合いが悪かったとも言われるが、わずか数カ月で呼び戻されるのか。安倍前首相に近い松野官房長官の下、副長官も安倍長期政権を支えた「チーム安倍」の一員で固めるわけだ。

 もっとも、北村氏と岸田総裁には開成高校OBという共通点もある。開成OB初の首相となる岸田総裁は、永田町と霞が関の開成出身者による同窓会組織「永霞会」のバックアップを得てきた。

 その永霞会からは、嶋田隆・元経産事務次官が岸田総裁の政務秘書官として官邸入りすることも検討されているという。安倍首相時代に権勢をふるった今井尚哉秘書官(当時)のようなポジションだ。

「嶋田さんは開成つながりというより、経産省同期の今井さんが推している。今回の総裁選で、今井さんは早くから岸田陣営に出入りして選挙参謀を務めていました。話題になった小さな『岸田ノート』のアピールも今井氏のアドバイスだと言われています。選挙戦の最中から、岸田政権になれば今井さん本人も補佐官として官邸に戻ると言われていた。宏池会(岸田派)は伝統的に財務省と近いし、岸田さんは外相経験も長いのに、岸田官邸が経産出身者を重用するのは意外ですが、それだけ安倍前総理の影響力が強い政権ということでしょう。“コネクティングルーム”で有名になった和泉補佐官ら菅総理の側近はパージされ、官邸官僚は安倍前総理に近いメンメンで固められることになるかもしれません」(経産省関係者)

 菅氏はまがりなりにも安倍政権でハバを利かせていた経産官僚を脇に追いやって、官邸人事で独自色を出そうとした。岸田総裁は官邸官僚まで安倍前首相の言いなりで継承するつもりなのか。情けない話だ。

予算委質疑せず14日衆院解散へ


国民や野党の意見は「聞く耳」なし(岸田新総裁=30日)/(C)日刊ゲンダイ

 その岸田新総裁が、衆議院を10月14日に解散する方向で調整していることが分かった。複数の党幹部が明らかにした。衆院選は「10月26日公示―11月7日投開票」の日程が濃厚だ。

 岸田総裁は4日召集の臨時国会の冒頭で首相に指名された後、新内閣を発足させ、8日に所信表明演説に臨む。11〜13日に衆参両院本会議で各党代表質問を行い、14日に衆院を解散する方針で、自民党の森山国対委員長が1日、立憲民主党の安住国対委員長に伝える。

 野党各党は、臨時国会で代表質問に加え、衆参予算委員会での質疑を行ってから衆院選に臨むべきだと主張しているが、ガン無視。岸田総裁は安倍前首相や麻生氏たちの要求を「聞く力」はあっても、国民や野党の声を「聞く耳」は持っていないということだ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/405.html
記事 [政治・選挙・NHK283] [新型コロナ]有働由美子さん、ディープキスよりカラオケデートのほうがずっと危険ですよ。

 有働由美子さんのお名前を聞くと、NHK時代の「女性アナ初のプロ野球中継」と「脇の汗が見えても平然と熱弁を振るう女前のよさ」を思い出します。(念のため、好意的な発言です)

 新型コロナウイルス感染症については、TVを中心としたメディアが恐怖や不安を煽ることに熱中し、肝心な情報をほとんど提供しないせいもあり、基本的な理解が不足してと思っています。

 有働由美子さんの「ディープキスだとうつるよと、相手が」という注意はもちろん正しい情報です。

(新型コロナウイルス感染症に限らず呼吸器系感染症や腸管感染症のすべてに言えること)

 たぶん、片方が新型コロナに感染して数日経っているような場合、ディープキスまでいかなくても、唇を触れ合うような軽いキスや抱き合ういちゃつきでも、マスクなしで長い時間行っていれば感染するでしょう。

 だからといって、キスは危ないからやめ、首から下の愛撫や挿入(性交)だけで済ましたとしても、呼吸が普段より荒くなるでしょうから、マスク条件と経過時間によっては感染する可能性があります。クリニングスも、感染者が行うと、尿道感染につながり、つらい尿道炎を発症する可能性があります。

 尿道炎はひどいので尿道感染は避けるべきですが、キスや呼吸によって新型コロナウイルスに上気道で感染したとしても、普通の風邪と同じで、ほとんどが軽症で治ります。

 人体はよくできたもので、鼻腔や口腔といった上気道でウイルスに曝露しても、気道の粘膜が持つ異物排除(免疫)の力により、肺で感染することはまずありません。

 昨年今年と出生数が大きく減少していますが、とりわけ女性が強くもつ感染症へのおそれが、性的交わりを遠ざけているからだと思っています。

 あまり語られていませんが、二人の生々しい接触行為よりも、実のところ、個室カラオケを楽しむほうがずっと危ないのです。

 新型コロナが流行っているから危ない性的行為は避けカラオケにするという選択は、ディープキスより恐い感染を招く可能性が高いのです。

 そのわけは、カラオケルームの場合、ほとんどが個別エアコンで空調されており、設備投資や電気代を節約するため、室内の同じ空気がエアコンで冷やされたり(暖められたり)するだけでぐるぐると循環しているからです。このため、歌ったり話したりして放出されたウイルスは、外に拡散せず、室内で累積的に増えていきます。

 このようなウイルスは、唾液でくるまれた飛沫ではなく、むき身の状態ですから、上気道が有する排除機能(免疫システム)がほとんど効きません。言ってしまえば、空気を吸っているのと同じようにウイルスを肺に取り込むわけです。

 この肺感染こそが、重症化の決定的要因です。

 私はこのような事態を、「感染症の現代化」、「生活利便性がもたらす感染症の悪質化」と呼んでいます。

 ワクチン!ワクチン!と大声で叫ぶよりも、家庭を含め、感染を防ぐエアコンの利用法、病院や介護施設では換気機能の高いエアコン装置に変えるなどの処置をとるほうが、感染抑制のみならず重症化抑制にとってずっと効果的です。

ダメなエアコンを使っている病院や介護施設の空調設備を全面的に入れ替えるのに必要な補助金は、ワクチン接種に投じる公費に比べればわずかなものです。


(新型コロナウイルスのスパイク(S蛋白質)部分は、アルコール消毒などで壊れ不活化し感染できなくなるのですが、エアコンを媒介として累積的循環を続けるなかでスパイク部分が壊れたとしても、肺感染の場合は、肺間質や血管で感染してしまうと考えています。それは、ファイアイーやモデルナのmRNAワクチンが、スパイク蛋白質がなく細胞膜に近い脂質に入っているだけえ“感染”することから類推できます。このあたりは、ウイルス学者感染症学者に検証してもらいたいと思っています)


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有働アナ「ディープキスだと…」若者に自重呼びかけ[日刊スポーツ]
[2020年7月17日18時55分]

体調不良のため、キャスターを務める日本テレビ系「news zero」(月〜金曜夜)の出演を13日から見合わせていたフリーアナウンサー有働由美子(51)が17日、ニッポン放送「うどうのらじお」(金曜午後3時半)に自宅からリモートで生出演した。

新型コロナウイルスのPCR検査は陰性だったとし、「体調は万全」と元気な声でトークした。

体調を崩した前日(12日)、「大事な先輩」である元NHKの松平定知アナウンサーと会食したという。松平アナを“殿”と呼んでいる有働アナは「もし、75歳の殿にうつして重症化するようなことになったらと考えたら。(解熱剤を)点滴している腕が震えた」。事情を電話で報告すると、メールが来たという。「気配りのできない自分をひどく責めている。小生のことはまったく心配せぬように」という内容に「これを読んで本当に…」と語ると、10秒以上絶句。涙声でしゃくり上げながら「大切な人の命を1%でも危険にさらすことがいちばん怖かった」と話した。

また「“コロナ疑い”を体験した自分があらためて思ったのは、目の前の人の命は自分で守るということ。取り返しがつかない後悔をすると身に染みて分かった」。

その上で、「治療薬やワクチンができるまで1年としても。若い恋人同士には難しいと思うが、唾液でも感染するという研究発表もある。ディープキスだとうつるよと、相手が」と、感染拡大の中心となっている若者層に自重を呼び掛けた。「本当に愛しているなら、相手の家族のことも考えてからのディープキスにしてほしい。ディープキスしないけどコロナ疑いとなった自分は思います」「次にディープキスできる時により深く」などと話した。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202007170000695.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=%E3%80%81%E5%B2%A1%E6%B1%9F%E4%B9%85%E7%BE%8E


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/406.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 4野党政策協定の重要性(植草一秀の『知られざる真実』)
4野党政策協定の重要性
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-6e32ec.html
2021年10月 1日 植草一秀の『知られざる真実』


理想は大切だが、一方で現実的思考も重要。

日本政治の刷新を求めている多くの主権者。

日本政治を変えなければならないと考える個人は多い。

しかし、政治を変えるにはプロセスを踏むことが必要。

選挙というハードルを越える必要がある。

個人が単独で選挙に対処できない。

考えを共有する者と力を合わせて対処しなければならない。

政治活動が政党を軸にするのはこのため。

考えを共有する者が政党を軸に行動する。

このプロセスを通じて理想を実現する。

しかし、多くの主権者の意思を代表する政党が存在するとは限らない。

自分の意思を代弁してくれる政党が存在しないと個人の選挙行動は難しくなる。

安倍・菅政治が9年近くも持続して日本政治の劣化が一気に加速した。

経済運営では働く労働者を犠牲にして大資本の利益を極大化させる政策が推進された。

労働者一人当たり実質賃金は2012年から2020年の8年間で5.6%も減少した。

世界最悪の賃金減少国になった。

消費税の税率が5%から10%に倍増された。

政治の私物化も目に余る。

森友、加計、桜の三疑惑は、すべて政治私物化の悪しき象徴。

刑事事件に発展しているが、問題を引き起こした主犯の犯罪が摘発されていない。

新しい政権はこれらの重大事件の真相を明らかにする責任を負うが、岸田氏もその意思を示さない。

特定秘密保護法、戦争法制、共謀罪の悪法三法が強行制定された。

憲法改定の手続きを踏まずに憲法の解釈を勝手に変える暴挙も押し通されている。

この日本政治を根本から刷新する必要がある。

一つの政党で国民の意思を代弁できぬとも、基本的な政策を共有する勢力が連帯すれば対応は可能。

このことから、基本政策を共有する政党による共闘体制の構築が求められている。

ところが、現実は心許ない。

菅失政が続き、野党が日本刷新の必要性をアピールする絶好の機会だった。

ところが、野党第一党の立憲民主党の対応が遅く、政権交代の気運が上昇していない。

野党共闘を破壊しようとする妨害勢力が存在する。

この勢力の影響を排除できずに野党共闘体制構築が遅れている。

それでも現実を嘆いてばかりはいられない。

決戦の総選挙は目前に迫っている。

「政策連合(オールジャパン平和と共生)」の申し入れを受けて、立憲民主党、日本共産党、社会民主党、れいわ新選組の4党が政策協定を成立させた。

消費税減税を公約に盛り込み、共産党、れいわ新選組を含む政策合意が締結された。

この意味は極めて大きい。

また、辺野古基地建設中止の合意も形成された。

国民民主党がこの合意に加わらなかったことも大きく評価できる。

連合六産別と国民民主党は共産党を含む野党共闘の成立を妨害する方向で動いている。

したがって、連合六産別・国民民主党と明確に訣別して野党共闘構築に進むことが望ましい。

野党共闘に取り組んできた「市民連合」と私たちの「政策連合」との間に、この問題に対する考え方の相違がある。

「市民連合」には六産別が主導権を握る連合が中核的に参画している。

このために、連合六産別と国民民主党を外すことができない。

しかし、野党共闘成立を妨害している、基本的判断が異なる連合六産別が野党共闘を主導することに無理がある。

4野党政策協定を軸に、共産党、れいわ新選組を含む野党共闘を推進することが重要。

野党陣営の混迷が大きな不安要因だが、日本政治を良いものにするには、これらの問題を乗り越えていかなければならない。

明確な方針を持って野党共闘確立に向けて努力を重ねるしかない。


関連記事
<画期的合意!>立民政権で共産は閣外協力 枝野氏と志位氏が合意 国民の玉木氏は首相指名選挙の要請を拒否(東京新聞)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/404.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/407.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<中>岸田勝因は「担ぎやすさ」と「消去法」早くも飛び交う短命説(日刊ゲンダイ)

※2021年9月30日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年9月30日 日刊ゲンダイ2面





誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<中>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295386
2021/09/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし

岸田勝因は「担ぎやすさ」と「消去法」早くも飛び交う短命説


自派閥の世代交代を恐れまさかの河野潰し(麻生太郎財務相)/(C)JMPA

 もう一つの岸田勝因は毒にも薬にもならない「担ぎやすさ」と「消去法」だ。特に石破憎しの安倍と自派閥の世代交代を恐れた麻生は、河野潰しで思惑が一致。他にいないからという消極的な理由で、岸田を推したに過ぎない。

「岸田氏には、ずっと安倍前首相から『禅譲』をほのめかされていたのに、昨年の総裁選で“あなたじゃ勝てない”とハシゴを外され、菅首相に惨敗した苦い経験がある。そこで彼はもっとスリ寄らなければと思ったのでしょう。総裁選でも安倍氏に森友再調査の否定、9条への自衛隊明記など『安倍改憲4項目』の実現を任期中に目指す、敵基地攻撃能力の保有と3つの誓いを立て、露骨に尻尾を振った。伝統的にリベラルな宏池会の魂を売り渡し、自ら進んで操り人形になったようなものです」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 こんな「表紙のすげ替え」で国民は騙されるものか。仮に新政権誕生の「ご祝儀」相場で衆院選をしのいでも、すぐ来年夏には参院選が待っている。それまで政権はもつのか。

 安倍1強の自民党内で“反主流”と言えたのは石破派程度だったが、今回の岸田圧勝によって党内は波乱含み。人事を誤れば、真っ先にケンカを売られた二階をはじめ、河野支持を表明した菅や進次郎など名だたる面々が批判勢力となりかねない。

「参院選を迎える頃には間違いなく、『2A』の傲慢さが目につくようになる。世論の6割が安倍路線の継承を望んでいないのに、そんな政治を国民は許しません。それこそ2007年の参院選で大敗し、第1次政権を投げ出した安倍氏の二の舞いとなる可能性は十分にあります」(政治評論家・森田実氏)

 早くも短命説が飛び交うゆえんは、2A傀儡政権であればこそだ。

無残な惨敗 自分の人気を過信した河野太郎の自己愛

 一時は本命視されたが、結果は予想以上の惨敗。全ては河野の自業自得だ。担当大臣として、新型コロナワクチンの供給不足で大混乱を招いたのに、異様なほど自己評価が高い。

 総裁選の出馬表明直後に「河野太郎でなかったら、ワクチンはここまでこなかっただろう」と臆面もなく自画自賛。ネット上で〈言っててよく恥ずかしくないな〉などと批判が噴出したが、異論に耳を貸すタマじゃない。

 世論調査で常にトップに立ち、自分の人気を過信したのか、危うい本性をこれでもかと見せつけた。若手が立ち上げた「党風一新の会」との意見交換会で「政高党低じゃなきゃ困る」との持論を展開。「与党(の役割)は首相指名まで」「部会でギャーギャー言っているよりも……」と言い放ち、反感を買うと発言を撤回した。上から目線のパワハラ気質に本人だけが気づいていない。

 生出演したフジテレビの番組では、河野陣営が高市陣営に票を融通する動きがあるとの解説に「フェイクニュースだ」と声を荒らげ、「桜を見る会」問題を告発した弁護士有志の公開質問状は受け取り拒否と“ブロック太郎”の本領発揮だ。

 意に沿わない言説のシャットアウトは、フォロワー数230万を誇る河野のツイッターではおなじみとはいえ、同じ振る舞いは現実世界では絶対に通じない。事実上の“次の総理”候補なら、なおさら。

 作家の適菜収氏は、日刊ゲンダイコラムで、河野を〈自己愛過剰で幼児的全能感が暴走〉と評したが、言い得て妙だ。

「当初は陣営に多数の議員が集まっていたが、終盤に差し掛かる頃には『ついていけない』と距離を置く議員が増えていった」(自民党関係者)

 前出の本澤二郎氏はこう言う。

「持論の脱原発も最低保障年金も結局、トーンダウン。最後まで折れずに貫き通していれば、党員票ももっと伸びたかもしれない。世論の反発を恐れて議員票の出方も違ったものになっていたでしょう。結局、河野氏は自滅したのです」

 河野は「またチャンスがあればしっかりやっていきたい」と語ったが、“うぬぼれ太郎”に再びチャンスは回ってくるのか。


前回記事
誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<上>大メディアは大ウソ報道、ワルたちが跋扈し派閥の論理で決まった総裁選(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/399.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/408.html

記事 [政治・選挙・NHK283] Cult frontman and gatekeepers' farce(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2043916.html
http:/


 偽装出先機関の代理人と門番の茶番劇にほぼ毎週、参加している。大抵嫌な思いをするから、その日が来るのが生活の中で一番の憂鬱(ゆううつ)だ。しかし、自分の使命だと思ってやっている。1億人の命がかかっている。そのくせ、当てられないとにこにこ帰って来る。



動画URL: https://www.bitchute.com/video/yyDBz35K2BOO/


 今日は当てられる不運に遭った。腹が立って、原稿を書く気も起きない。気が向いたら、ご覧いただきたい。心が強い状態にない人には、お勧めしない。


■関連記事




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http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/409.html

記事 [政治・選挙・NHK283] れいわ山本太郎代表 衆院選で“安倍最側近”萩生田文科大臣の地盤「東京24区」に殴り込み(日刊ゲンダイ)



れいわ山本太郎代表 衆院選で“安倍最側近”萩生田文科大臣の地盤「東京24区」に殴り込み
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295445
2021/10/01 日刊ゲンダイ


相手にとって不足なし!(れいわ新撰組の山本太郎代表=30日)/(C)日刊ゲンダイ

「東京を含んで考えている。ブロックとしては2つ」「静岡を起点にして右に1つ、左に1つという状況になってきた」

 30日の臨時会見で次期衆院選に向け、出馬を検討中の選挙区を独特の表現で答えたのは、れいわ新選組の山本太郎代表だ。

 以前は「現職総理を引きずり降ろせるなら夢がある」と、菅首相の選挙区「神奈川2区」からの出馬を本気で考えたようだが、事実上の退陣表明により方針転換。先月8日の野党4党の共通政策合意後には「弱りかけの動物を虐待するような話になりませんか」と語っていた。

「野党統一候補として自分が誰とマッチメークすれば選挙を盛り上げられるか。そこを山本代表は最重視する。野党間で調整しながら対戦相手を品定めする中、『都内ならココ』と取りざたされているのは『東京24区』です」(野党関係者)

 岸田新政権の官房長官に充てる案が一時浮上した細田派の萩生田光一文科相の地盤だ。山本代表も先月15日配信のネット番組で司会者から東京24区はどうかと聞かれると否定しなかった。

野党一本化なら逆転可能


「東京24区」は安倍最側近萩生田光一文科相の地盤(C)日刊ゲンダイ

 萩生田氏は安倍前首相の最側近。自身のブログに安倍と“腹心の友”の加計孝太郎氏と3人仲良く、河口湖畔にある安倍の別荘でバーベキューを楽しむ写真を掲載したことでも知られる。

「目指すポストを聞かれれば『いつかは幹事長』と公言。その意を汲んだ安倍さんが岸田さんに推したのか、今回の党役員人事では幹事長候補にもなった。組閣でも安倍さんが実効支配する細田派への論功人事として、重要閣僚に起用されそうです」(自民党関係者)

 4年前の衆院選で仮に野党が候補を一本化すれば自公候補を逆転していた64選挙区には、東京24区も含まれる。現在、立憲民主の候補は不在で共産、国民民主、社民がそれぞれ新人を擁立。山本代表の出馬を前提に調整を進めれば国民民主はともかく、共社とも候補を降ろす公算は大きい。

 山本代表にすれば相手にとって不足なし。もし最側近に勝てば安倍支配に風穴があく。選挙区の表明時期は、れいわが近々都内で開催する「パーティーっぽいこと」(山本代表)の直前。はたして2年前の参院選で起こした「旋風」を再現できるのか。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/410.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 60点政治に失敗<本澤二郎の「日本の風景」(4221)<幹事長・政調会長人事に失望感!不合格人事露呈で多難な船出>
60点政治に失敗<本澤二郎の「日本の風景」(4221)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30658824.html
2021年10月01日 jlj0011のblog


<幹事長・政調会長人事に失望感!不合格人事露呈で多難な船出>

自民党保守本流・宏池会から久々の総裁誕生に対して、多少の期待をかけて見守っていたが、党三役人事で岸田文雄が「民主主義の危機」を解消するという公約とは裏腹の、原子力ムラ・核武装派向けの、極右体質の政権であることが露呈した。

 自民党は、昔から「60点政治」を目標に国民の理解を得る努力をしてほぼ政権維持に成功してきた。今回の岸田人事は「民意に応える宏池会政治」とも真逆の体制を強行してしまった。いわば野党に塩を贈ったような布陣で、総選挙に臨むことになる。60点どころか、甘く見てもせいぜい40点だ。

<死に物狂いになって忠実な女を幹事長にと必死になった安倍>

 「政界に心友はいない。すべて政友ばかりだ」と筆者に明かした中川一郎は、間もなく「星影のワルツ」を歌って自殺した。

 安倍にとっての忠実な家来は、女議員である。松下政経塾で改造された極右を幹事長に据えよ、と猛然と岸田と細田派に圧力をかけ続けた。「女の忠誠で、豚箱行きを阻止しようという安倍の執念は、それこそ死に物狂いだった」と清和会OBが連絡してきた。

 「靖国参拝・台湾有事・歴史認識では、隣国との戦争も辞さないカルト女議員を起用するのは無理だ。岸田は、麻生をダシにして安倍を説得させ、傷物の甘利明を幹事長につけた。原子力ムラにとっては、甘利は二階俊博よりも強力だ」と事情通は明かす。確かに甘利の前歴も芳しい実績はない。

 甘利の父親は「農協のおじさん」風情で、河野洋平の配下だった。永田町では地味な存在だったため、まさか倅が安倍と麻生の側近という二刀流の「ムサシ」だったとは?河野太郎も気付かなかったろう。

 安倍の死闘は総裁選でも見せた。カルト統一教会の自民党員にも手を打った。神主の神道・日本会議はむろんのこと、細田派議員にもドーカツ電話をかけまくり、河野支持派をひっくり返してしまった。「今回初めて大金を使った」と事情通も驚いている。

 御用記者・評論家も総動員して「河野叩き」に狂奔、はてはネット世界の隅々にまで、それは及んだ。久しく姿を隠していた経産省・原子力ムラの側近・今井も走らせて、その見返りに岸田人事にも介入、安倍の命がけの意思を伝えているという。

 「宏池会人事はまるで見えてこない」との宏池会内部のボヤキが聞こえてきている。

 幹事長・政調会長が極右・原子力ムラで固めただけでなく、内閣の女房役の松野とかいう細田派議員は、これまた松下政経塾の右翼の代表格だ。岸田内閣の骨格がこれでは、もはや菅や安倍と変わるところがない。

<安倍・麻生傀儡政権?で国民の期待は消し飛ぶ>

 菅から看板が岸田に代わっただけなのだ。

 過去に宏池会に会津の伊藤正義という大平正芳の盟友がいた。彼にも内閣を組織する機会があったが、人事は自由にできないという縛りを知ると、彼は「看板を替えただけでは国民がかわいそうだ」といって蹴ってしまった。

 安倍・麻生傀儡政権に、宮澤喜一など先輩首相経験者らが泉下で怒っている様子が分かるだけに、なんともわびしい限りだ。国民は納得しない。

 岸田の「民主主義の危機」認識は、国民のそれとは違って、単なるハッタリでしかなかった。

<「民主主義の危機」解消には程遠く>

 安倍と菅の内閣を総括すると、国民の少数の支持でしかないのに、国会の議席は3分の2になって、これが安倍を有頂天にさせてしまった。したがって、安倍を舞い上がらせた公明党創価学会の、特に太田ショウコウらの罪は計り知れないほど大きい。

 日本沈没の根源は信濃町なのだが、新聞テレビは電通広告費に配慮して批判できない。哀れさを通り越している。国税庁も手が出せない。カネがないという日本財政だが、カネが唸っている超格差にメスが入らない。

 自民党の神道・極右化と独裁政治は、信濃町の100点満点の実績であって、神社本庁・靖国神社や伊勢神宮・出雲大社のカルト原始宗教の成果ではない。

 アベ独裁で日本沈没は、岸田になっても変わらない。日本の民主主義の危機の行方は、総選挙の結果次第となるだろう。しばしお預けだ。

<宏池会のリベラル伝統を放り投げてどこへ行く?岸田・宏池会>

 宏池会に出入りしていたころは、まだ池田勇人の仲間がいっぱいいた。彼らに宏池会政治とは、どういうものか、と繰り返し、聞いたものである。

 経済を重視して、国民生活を支えていく、という至極当たり前の返事が返ってきた。池田蔵相秘書官・池田内閣の官房長官を歴任した黒金泰美は「国民の声を政治に反映させる、それが宏池会。玩具(おもちゃ)=武器弾薬を買うことではない。日本の安全は、優れた平和外交で対応していくもの」と明快に語ってくれた。

 宏池会の議員は、一人として改憲を口にする右翼議員などいなかった。正に宏池会リベラルは、中道路線であって、岸信介の「死の商人」向けの政治ではなかった。

 核武装の時代の到来を、宮澤は「もはや戦争ができない。日本の憲法9条が光り輝いてきた」と堂々と公言していた。後輩の池田行彦や加藤紘一ら皆そうだった。安倍との乖離は天地の差があろう。

 岸田は、安倍や麻生の色に染まってしまった。宏池会は死んでしまったものか。自民党没落の因であろう。

<一将功なりて万骨枯る!泉下の池田勇人・宮澤喜一は失望>

 海水温の上昇による多量の水蒸気が、台風・ハリケーン・大豪雨の大型化の元凶であるが、その根源は、世界の400余基の原子力発電所から垂れ流される膨大な量の温排水である。

 原発の恐怖は、放射能だけではない。気候変動で、地球・自然を破壊している。人間の住めない、生きられない大地へと変貌させている。

 そうだというのに、岸田人事は、これに真っ向から反対する、原子力ムラ人事を貫徹したわけである。日本列島破壊人事といっていい。科学者はみな知っているが、声を上げる現役の科学者は一人もいない。

 税金で懐を膨らませている科学者は、声を上げない。新聞テレビも、カネに左右されて、国民の健康に配慮しない。

 政治の変革が不可欠だ。しかしながら、永田町の自民党総裁選は、分かりやすく言うと「一将功なりて万骨枯る」の典型である。国民の覚醒を求めるほか、打つ手はないだろう。せめて60点政治でないと、泣いてしまう!

2021年10月1日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


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「高市さんを幹事長に推せ!」派閥幹部が頭を痛める安倍前首相からのしつこい電話(日刊ゲンダイ)
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記事 [政治・選挙・NHK283] 誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<下>ハッキリ正体見えた自民党 面白くなってきた総選挙の行方(日刊ゲンダイ)

※2021年9月30日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年9月30日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大


誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295387
2021/09/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし

唯一期待できるのは所得倍増と新自由主義からの脱却だが、口だけになる懸念


高市陣営と組んだ時点で本気度が疑われる(第27代総裁に岸田文雄氏が選出される=29日)/(C)JMPA

「分配なくして次の成長はない」――。新しい日本型資本主義を標榜し、富の再分配を訴え、曲がりなりにも総裁選を勝ち抜いた岸田。「格差と分断を生んだ」と指摘する小泉政権以降の新自由主義経済からの脱却と、格差是正により中間層を復活させる「令和版所得倍増」など耳当たりのいい経済政策の数々も、その実現性は心もとない。

 新総裁選出後の初の会見で再分配の道筋や財源を聞かれても、「民間で考えてもらう」などと見当違いの答えでウニャムニャ。具体策は何ひとつ示せていないままだ。

 岸田は総裁選の告示前日(16日)、経団連の十倉雅和会長と会談。全面協力を取りつけたが、長く新自由主義の下、市場原理に委ねた競争をあおってきたのは経団連ではないか。しこたま内部留保を貯め込み、従業員の給与に還元せず、格差を広げた大企業経営者たち。その集まりの経団連の応援を受け、岸田に「格差是正」を唱えられても鼻じらむだけだ。

「岸田陣営は早くから腕っこきの選挙プランナーを雇い、全党員への電話やハガキを送る回数も他陣営より多かった。皆、資金源がよく分からず不思議がり、経団連企業から薄く広く支援してもらっているのではないかと言われていました」(自民党関係者)

 岸田は経済政策の転換を強調しながら、諸悪の根源であるアベノミクスは堅持。陣営にはなぜか、首相秘書官として安倍を支えた最側近の今井尚哉・内閣官房参与も出入りしていた。

「そもそも岸田氏は『アベノミクスの加速』を掲げた高市陣営と手を握った時点で、格差是正への本気度が疑われます。結局は政策度外視で派閥の論理がまかり通る新政権となりそうです」(五十嵐仁氏=前出)

 唯一期待できそうな経済政策の転換も「口だけ」となりそうだ。

ハッキリ正体見えた自民党 面白くなってきた総選挙の行方

「わが国は民主主義の危機にある」というのが、岸田の総裁選出馬の動機らしい。その危機をもたらした安倍たちにすがりながら、よくぞヌケヌケと豪語できるものだ。「人の話をしっかり聞く」という当たり前すぎる“特技”とやらも、安倍と麻生の意向を「しっかり聞く」の誤りだろう。

 懲りもせず「派閥の論理」ムキ出しで選ばれた新総裁に野党も手ぐすね引いている。菅が総裁選不出馬を表明した直後は「菅首相を相手に選挙をやりたかった」と落胆ムードだったが、ケガの功名で逆に野党は結束。立民、共産、社民、れいわの野党4党は民間団体「市民連合」を介して消費税減税など共通政策を締結し候補者一本化の選挙区調整も猛スピードで進めている。

 4年前の衆院選の得票で見ると、野党候補一本化で自公候補を逆転できる選挙区は64もある。500票以内の僅差で迫るのも13選挙区に上る。そこにパッとしない、煮え切らない、6割の有権者が望んじゃいない安倍路線継承の傀儡政権が誕生するのだ。野党にすればまさにカモネギ。実際、岸田、河野、高市、野田の4人の中で“岸田首相”は一番戦いやすいはずだ。これで総選挙の行方ががぜん、面白くなってきた。

「ハト派イメージの強い宏池会の岸田氏を表に立て、好き勝手に操ろうとする従米・反中の極右勢力と、対中友好関係にも配慮する勢力との均衡が瓦解したのが、今回の総裁選の本質だと思います。新政権が米国に隷属し、対中国の先兵役を務める動きが加速するのは確実でしょうが、もう自民党に自浄能力は期待できません。野党による政権交代以外、安倍路線を転換する道はないのです」(森田実氏=前出)

 今度の総選挙こそ、この国をメチャクチャにしたワルどもに鉄槌を下さなければいけない。


前回記事
誰が見ても“安倍麻生傀儡” 岸田新政権の裏側と今後<中>岸田勝因は「担ぎやすさ」と「消去法」早くも飛び交う短命説(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/408.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/412.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 「岸田政権が短命に終わるかもしれない」これだけの根拠(FRIDAY)
「岸田政権が短命に終わるかもしれない」これだけの根拠
https://friday.kodansha.co.jp/article/208207
2021年10月01日 FRIDAYデジタル


いまは満面の笑みを浮かべているが…(AFLO)

昨年の雪辱を果たし、ついにトップに登りつめた自民党の岸田文雄新総裁。「令和版所得倍増計画」をブチ上げ、河野太郎ワクチン担当相を1回目の投票から上回り、決選投票で撃破した瞬間は感慨深かったことだろう。

岸田氏の言動が連日メディアで取り上げられたことで、自民党の政党支持率を上向かせることにも成功した。

だが、そこに高揚感はない。それもそのはず、岸田新政権のスタートは前途多難なのである。

「一見、岸田氏はラッキーに見えるでしょ。しかし、必ずしもそうではないかもね」

こうつぶやいた自民党ベテラン議員が意味深長に解説するのは、岸田の背後に見える「二人の首相」の存在だ。1人目は、現職の菅義偉首相が終盤で見せた「送りバント」にあるという。

菅首相は、新型コロナウイルスの流行に伴い発令していた緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置を期限の9月30日で全面解除することを決めた。一時は13万人を超えた自宅療養者は約3万人にまで減少し、飲食店での酒類提供やカラオケの再開など、鬱積していた国民の不安や不満が解消に向かうタイミングでの新リーダー誕生となる。

経済社会活動が動き出し、政権として前向きなメッセージを発信できるのは、菅政権にはなかった機会で、「置き土産」のように見える。

だが、その先の展開は多くの人々が予想するものになる可能性は高い。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長も28日、「みんなが一気に元の生活に戻ろうとすると感染の再拡大、リバウンドが起きる蓋然性が高い」と指摘し、今秋以降の「第6波」への警戒を隠さない。

今回の総裁選では、ワクチンの推進と治療薬の開発・普及に努めるとの点は4候補とも同様だったが、岸田氏の根幹部分は「人流抑制と病床確保、医療人材の確保」という政府の従来方針にとどまっている。「数十兆円規模の経済対策」を公約し、事業者には「地域や業種を限定せず事業規模に応じた支援が必要だ」とも主張した岸田氏の舵取りが、国民の失望につながるリスクはつきまとう。

コロナとの闘いは「2〜3年プラスかかる」(尾身氏)とされる中、米国は2回目の接種から半年以上を過ぎた高齢者に追加接種(ブースター)を始めると発表し、バイデン大統領も27日に接種を受けている。「第6波」到来時、国民に痛みを伴う「引き締め」を納得感の得られるタイミングで対策メニューとともに説明し、世界の「ワクチン争奪戦」でも後れをとらないような手腕を発揮できるのか。発信力不足が指摘される岸田氏を不安視する声は尽きない。

もう1人は、安倍晋三前首相の影響力である。

岸田氏の最大のライバルだった河野氏に対する包囲網を築き、岸田氏勝利に貢献したのは、党内最大派閥・細田派出身の安倍前首相であったのは衆目が一致する。

岸田氏は総裁選においては最大の後ろ盾を得た一方で、同時に「フリーハンド」を失ったのも忘れてはならない。党ナンバー2の幹事長ポストに、安倍氏に近い萩生田光一・文部科学相や甘利明・党税調会長らを要求される程度ならば優しいもので、新政権の政策全般への影響も予想される。

総裁選で保守層の獲得に躍起となった岸田氏が早晩、頭を抱えるとみられるのは対中外交だ。

中国の覇権主義、台湾海峡などの課題に「米国、豪州、欧州、インドなどの基本的価値を共有する国とともに毅然と対応していく」と主張した岸田氏は、中国の人権侵害行為の即時停止を求める決議案への賛意も表明した。人権問題を担当する首相補佐官も設置する考えだという。

だが、国際社会のうねりは険しい。9月16日に中国がTPP(環太平洋経済連携協定)への加盟を申請したのに続いて、22日には台湾も申請。台湾をめぐる状況は緊迫感を増している。TPP参加には全加盟国の同意が必要となるため、中国が参加すれば台湾はもちろん、米国の復帰も遠のく。

アジアのリーダーとして岸田氏がどのようにハンドルを切るのかは世界が注目するところだが、岸田新政権がその中で新疆ウイグル自治区や香港の問題を提起していくことができるのか否か。この点についても、安倍氏ら保守層の声を気にしながらの政権運営を余儀なくされるのは間違いない。

さて、11月に控える次期衆院選は、岸田氏が乗り越えなければならない最初の関門となる。菅政権下で実施された場合には「自民党の単独過半数割れ確実」「70議席超の議席減」とも予想されていたが、総裁選をめぐる報道が好感されて、自民党の政党支持率は復調している。

「今の時代が求めているリーダーは私なんだ」と力を込めた岸田氏だが、共同通信社が9月25、26両日実施した世論調査では岸田氏は2位の22.4%で、トップの河野氏(47.4%)にダブルスコアを許した。支持団体の影響力も働く党員票や、「永田町の論理」で動く議員票とは異なり、国政選挙でも「地味」「発信力がない」と評される党首が、国政選挙でも好感される保証はない。

仮に、新政権の「ご祝儀相場」で衆院選を無難に乗り越えたとしても、来年夏には参院選が待ち構える。衆院選での共闘効果を見極めて、野党が参院選までに体制を立て直す時間があることに加えて、世論の反動が表れる可能性は捨てきれない。

「岸田氏が派閥の『不吉なジンクス』を突破できるのかは来年の参院選次第だ」

岸田氏が率いる宏池会(岸田派)の中堅議員はこう語る。池田勇人元首相が結成した宏池会から首相が誕生するのは宮沢喜一元首相以来だが、同派から派生した派閥も含めれば麻生太郎元首相もその一人だ。共通点は政権交代を許し、自民党が下野したことにある。

総裁選で「天衣無縫」と揮毫した岸田氏が、無邪気に自然体でいられる時間は少ないかもしれない。


取材・文:小倉健一

イトモス研究所所長



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/413.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <たった一日で馬脚>もう消えた 新政権の新鮮味(日刊ゲンダイ)

※2021年10月1日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大




※紙面抜粋



※2021年10月1日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

「岸田文雄の特技は、人の話をしっかり聞く、ということであります」

 自民党総裁選に勝利した直後の挨拶で、岸田新総裁が改めてこう発言したのにはズッコケた。道徳の授業じゃあるまいし、一国のトップリーダーの政治的アピールとしては、あまりに平板で当たり前すぎるからだが、1日正式に発足した党執行部人事で、その意味がよーく分かった。「人の話を聞く」とは、安倍前首相と麻生財務相の話を聞く、唯々諾々と従う、ということだったのだ。

 人事では、安倍の出身派閥である党内最大派閥の細田派と第2派閥の麻生派への、これでもか、という配慮が鮮明だ。

 30日昼、岸田は都内のホテルで麻生と会談。その後、幹事長に麻生派の甘利明・元経済再生相の起用が内定した。甘利は、安倍・麻生とともに「3A」と呼ばれる両者の盟友で、総裁選期間中から「岸田政権なら甘利幹事長」と下馬評に上がっていた。まさか本当に甘利を選ぶとは。

 甘利は第2次安倍政権の「屋台骨」の閣僚のひとりだったが、大臣室で現金50万円をもらうという、あり得ないスキャンダルで辞任した人物である。この人事だけを見ても、岸田には「政治とカネ」の問題が相次いだ安倍・菅政権の反省ゼロということだ。

 安倍は安倍で、高市早苗前総務相の幹事長就任を猛プッシュしていたらしい。岸田勝利の直後から細田派の幹部連中にしつこく電話をして、「幹事長に高市を推せ!」と大号令。「高市は無派閥なのに」と幹部らが頭を抱えていたというが、当然、岸田にも「アベフォン」でポストを求めただろうことは想像に難くない。その結果、高市は政調会長に起用された。

人事権を手放した総裁

 官房長官人事では、一時、萩生田光一文科相が浮上したものの、結局、松野博一・元文科相に。いずれにしても細田派である。つまり、党の要の幹事長と内閣の要の官房長官を、麻生派と細田派にしっかり振り分けた、ということだ。

 総務会長に党内若手グループ「党風一新の会」の福田達夫代表世話人を大抜擢して、わずかながら「岸田カラー」を出したように見えるが、「福田氏の党三役起用は、次世代リーダーのライバルである小泉進次郎氏への当てつけ」(中堅議員)とも。それに、「当選3回で、党の意思決定機関である総務会をまとめられるわけがない」(ベテラン議員)という冷ややかな見方が大勢だ。

 総裁選で対決した河野太郎ワクチン担当相は広報本部長で、事実上、重要ポストから外された。これも“河野嫌い”の安倍の意向を「しっかり聞いた」結果なのか。この後の衆院選で「広報担当」として岸田総裁を宣伝する役回りで、河野にとっては屈辱的な人事である。

 まさに露骨な論功行賞人事。NHKですら「細田派や安倍氏に気をつかった人事」と解説していた。そのうえ、驚くしかないのは、30日までに内定したポストに、岸田派議員の名前が1人もないこと。安倍・麻生に耳を貸していたら、案の定の股裂き状態なのだろう。一体誰の政権なのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。

「総裁として本格始動した初日から大失敗でしたね。安倍氏と麻生氏から押し込まれた人事を受け入れた瞬間にアウト。ここで突っぱねなければ、この先ずっと、『安倍麻生傀儡政権』と呼ばれます。党三役どころか官房長官にすら、自派閥の仲間を就けることができなかった。甘利幹事長に至っては、メディアから『政治とカネ』についての質問攻勢となるでしょう。衆院選を目前にして、これらが国民にどう映るのか、考えているのでしょうか」

 岸田官邸の官僚も安倍政権からの“お下がり組”が復活しそう。岸田は、しょっぱなから自らの人事権を手放してしまった。

中間層に再分配なら、まずはアベノミクスをぶち壊せ

 とにかく、「人の話」を聞きすぎて、訳が分からなくなったデタラメ人事の典型なのだが、特に、高市政調会長は酷すぎる。

 高市が今後、自民党の選挙公約をまとめることになる。総裁選期間中の討論では、岸田と高市の経済政策は明らかに異なっていたのに、党の政策責任者を高市に任せるのはどう考えてもおかしい。

「小泉改革以降の新自由主義的政策を転換する」「分配なくして次の成長はない」――。岸田はこう言って、宏池会(岸田派)を立ち上げた池田勇人の看板政策になぞらえた「令和版所得倍増」をブチ上げた。政治による再分配で格差を是正し、中間層に手厚い支援をする、というものだ。

 一方の高市の経済政策「サナエノミクス」は、アベノミクスのコピー。“3本の矢”は金融緩和、財政出動、「危機管理投資」と呼ぶ怪しげな成長戦略。これでは新自由主義の転換どころか、加速だ。個人ではなく企業が潤い、格差是正の再分配とはほど遠い。

 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「森友問題の再調査で、安倍氏に睨まれたらすぐに日和ったように、岸田氏には信念が感じられません。再分配の経済政策については、当初、期待できるかもしれないと思いましたが、今は、初志貫徹は無理だろうと諦めています。アベノミクスの焼き直しでは、結局、竹中平蔵氏が会長のパソナや電通など、一部の企業が潤うだけでしょう。安倍氏の影に潰されて、宏池会の本来の力を発揮できそうにありません」

世論は安倍・菅政権の継承を望んでいない

「所得倍増」というのなら、まずはアベノミクスの否定が先だろう。この30年、OECD諸国で日本だけ、個人の所得がほとんど増えていない。特に、安倍政権だった期間に賃金はダダ下がりだ。2015年を100とした実質賃金指数は、昨年98・6にまで低下し、日本の平均給与は、OECD35カ国中22位に沈んでいる。

 国税庁が29日に発表した昨年の民間平均給与は433万1000円と2年連続の減少。これでどうやって「所得倍増」など実現できるのか。

「単に財政出動するだけでは、アベノミクスと同じで個人の所得はますます減るばかり。アベノミクスをぶち壊さなければ、問題解決の緒にもつけません。岸田氏が本気ならば、労働者に適正に還元してもらえるよう、経団連を説得して交渉したらいい。もしくは、税制に手をつけて、強制的に中間層の所得を増やすよう政治が介入すべきです。要は本気度の問題。安倍氏に怯えて岸田色が見えない人事を見ていると、経済政策においても期待が持てず、落胆しかありません。これでは衆院選も来夏の参院選も、自民党は負けるんじゃないですか」(斎藤満氏=前出)

 たった1日で馬脚を現し、新政権の新鮮味はすっかり消えた。

 週明け4日の首班指名と閣僚人事の後、報道各社が世論調査を実施するが、6割が安倍・菅政権の継承を望んでいなかった世論は、さて、どう判断するか。「選挙の顔」を求めて菅首相切りで右往左往した自民党議員が、再び真っ青になるかもしれない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/414.html

   

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