★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年10月 > 07日02時00分 〜
 
 
2021年10月07日02時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 桜を見る会夕食会巡り安倍元首相の不起訴を追認 検察審査会 政治資金規正法違反の容疑 秘書ら再捜査へ(東京新聞)
桜を見る会夕食会巡り安倍元首相の不起訴を追認 検察審査会 政治資金規正法違反の容疑 秘書ら再捜査へ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/135267
2021年10月6日 19時12分 東京新聞


2019年4月、「桜を見る会」で招待客と記念写真に納まる安倍氏(中央)

 安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」前日に開いた夕食会の領収書の廃棄を巡り、東京第5検察審査会は、配川博之・元公設第1秘書と資金管理団体の会計責任者について、政治資金規正法違反罪(領収書の保存義務違反、送付義務違反)で不起訴とした東京地検特捜部の処分を「不起訴不当」と議決した。安倍氏の不起訴については「相当」とした。議決は9月15日付。

【関連記事】安倍氏、公選法違反容疑では「不起訴不当」 7月に検察審査会が議決

 夕食会は2016〜19年の各4月、東京都内のホテルで「安倍晋三後援会」が主催。1人5000円の会費を超える費用を安倍氏側が補填し、ホテルから資金管理団体「晋和会」宛てに領収書が発行された。

 議決は、「晋和会」の会計責任者が領収書を後援会側に送付せず、廃棄していた点について「送付しなかった理由や領収書の処分状況についての捜査が不十分だ」と指摘。後援会の代表だった配川氏は、領収書が適切に保存されるようにすべき立場だった上、廃棄について会計責任者と「共謀があったことも疑われる」とし、捜査を尽くすべきだとした。これを受けて地検は再捜査する。

 議決を受け、安倍氏は「私としては、当局の対応を静かに見守りたいと思います」とのコメントを発表した。

 夕食会の費用補填を巡っては、別の検察審査会が7月、公職選挙法違反罪などでの安倍氏の不起訴処分を「不当」と議決。東京地検が再捜査している。



桜を見る会 安倍氏「不起訴相当」元秘書ら「不起訴不当」検審
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20211006/1000071077.html
10月06日 12時43分 NHK 首都圏ニュース



「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐって、安倍元総理大臣側が費用を負担し会場のホテルから受け取った領収書の取り扱いが政治資金規正法に違反する疑いがあるなどとして安倍氏らが告発され、不起訴になったことについて、東京の検察審査会は、「安倍氏の不起訴は相当だ」と議決し、6日公表しました。

一方、元秘書ら2人についてはさらに捜査を尽くすべきだとして「不起訴は不当だ」と議決しました。

「桜を見る会」の前日夜に開かれた懇親会をめぐっては、安倍元総理大臣側が費用を負担し東京の事務所が会場のホテルから受け取った領収書を保存していなかったり、主催した政治団体に送付しなかったりしたことが、政治資金規正法に違反する疑いがあるなどとして安倍氏や元公設第1秘書らが告発され、東京地検特捜部はことし3月、いずれも不起訴にしていました。

これについて東京第5検察審査会は「安倍氏の不起訴は相当だ」と議決し、6日公表しました。

一方、元公設第1秘書と、安倍氏の東京の事務所の当時の責任者については、6日までに「不起訴は不当だ」と議決しました。

議決の中で検察審査会は「事務所の当時の責任者が事実を認め、反省していることなどを考慮しても、領収書を送付しなかった理由についてさらに捜査を尽くすべきだ」などと指摘しています。

これを受けて特捜部は再捜査を行い、改めて、起訴するかどうか判断することになります。

この懇親会の費用負担をめぐってはことし7月、検察審査会が安倍氏を不起訴とした検察の別の処分の一部について「不起訴不当」と議決し、特捜部が再捜査しています。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/487.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田内閣の第一印象は、華がない、超地味、顔も名前も知らない大臣(まるこ姫の独り言)
岸田内閣の第一印象は、華がない、超地味、顔も名前も知らない大臣
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/10/post-9fccfb.html
2021.10.06 まるこ姫の独り言


オリパラを強行開催して、メディアは朝から晩までオリパラ報道。

これで菅政権の支持率が上がると思いきや、全く連動しなかった。

それが終わると、コロナ禍無視で、1カ月はこちらも朝から晩まで総裁選一色。

メディアの大騒動はなんなのか。

そうやって決まった総裁も、今までなら無能な菅でもご祝儀相場で支持率が大幅アップなのに、この岸田内閣の支持率の低さ

ご祝儀相場とはいかなかったようだ。

メディアは、毎日五輪や総裁選を報道することで自民党の存在感を示して来た。

必要以上に自民党を利する報道をすることで、自民党はメディアに守られていると何度も感じて来た。

だから、岸田内閣が誕生した際、相当ご祝儀相場になると思っていたが、予想外の支持率の低さは。

やはり、素人目に見ても人選がショボすぎるのではなかろうか。

議員数は圧倒的だが、それだけ人材難という事かもしれない。

どの大臣もこの人誰?としか思えない、顔も名前も知らない議員ばかり。

どんな功績があるのかと調べる気持ちにもならない大臣に対して、曰くありの議員はちゃっかりねじ込んでいる。

代表格は、甘利幹事長や小渕優子組織運動本部長、高木国対委員長・・・・

自民党内では、国民はすっかり忘れていて、ほとぼりが冷めていると思っているかもしれないが「政治と金」でミソを付けた議員が、何の説明責任も取らぬまま、何食わぬ顔で戻れば反感を覚えるのは当然だ。

本来ならご祝儀相場の支持率が思ったように上がらないのは、そういった心理もある。

しかも甘利は今になって、2016年大臣辞任会見では「質問が出尽くすまで答えた」と違う地平の話にすり替えている。

要するに、アベスガ同様、嘘でごまかしているだけの人が自民党執行部役員では、悪い印象しかない。

自民党はメディアに守られ、電通に守られ、ネトサポを雇い入れ、あれだけイメージ操作をしても、国民視点がない政党だ。

大企業・富裕層、利権がらみで支持されている政党は、そのしがらみの中で変わろうとする気もないし、そもそも変えることはできないと思う。

誰が総裁・総理になっても、自縄自縛に陥って改革はできない。

未だに古い概念で生き延びている政党だ。


今の自民党では、世界に遅れることはあっても世界をリードすることは絶望的だ。

国民も早く気づかないとこの国はますます世界から後れを取る。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/488.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <画期的な「飲み薬」開発 入院半減、死亡ゼロ>新型コロナの“切り札”飲み薬「モルヌピラビル」は日本では宝の持ち腐れに?(日刊ゲンダイ)




新型コロナの“切り札”飲み薬「モルヌピラビル」は日本では宝の持ち腐れに?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295604
2021/10/06 日刊ゲンダイ


期待が高まる新薬(C)ロイター

 新型コロナウイルスの脅威が大幅に緩和されそうだ――。そんな期待が寄せられているのが経口治療薬の「モルヌピラビル」だ。米製薬大手のメルクが開発した飲み薬で、12時間おきに計10回、5日間服用する。

入院半減、死亡ゼロ

 メルクは新型コロナの症状が出て5日以内の軽度から中等症の患者775人を対象に治験を実施した。偽薬を投与された人のうち入院したのは14.1%で死亡者は8人に対し、モルヌピラビル投与者は入院7.3%、死亡はゼロ。この結果を受け「入院のリスクが半減。死者は激減する」などと評価されている。

 メルクは米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する予定で、年内承認の可能性がある。認可されれば新型コロナ治療薬として世界初の経口抗ウイルス薬となり、“切り札”への期待は高まるばかりだ。

「画期的な治療法です」とはハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏だ。こう続ける。

「抗体カクテル療法は基本的に入院して点滴を受け、自宅投与の場合は医師と看護師が出向き、終了まで1時間ほどかかります。薬を飲むだけになれば、医療従事者の負担は大幅に減るはず。しかも治験者は全員、高齢者および肥満や糖尿病など基礎疾患のいずれかを負っていた。重症化リスクの高い人が入院半減、死亡ゼロとなったわけです。遺伝子解析による実験ではデルタ株などの変異株にも効果を発揮。短期での検証では副反応も少なかったそうです」

治療費は1人約7万7700円


検査は民間まかせ(C)日刊ゲンダイ

 それでも課題は残る。まず治療費だ。米紙によると、1人あたり約700ドル(約7万7700円)かかる。メルク傘下の日本法人「MSD製薬」(東京・千代田区)に国内の価格設定を問い合わせたが、「回答は控えさせてください」(広報担当者)とのこと。

 日本特有の課題もある。せっかく切り札がもたらされても、この国では軽・中等症者を早期に割り出すPCR検査が普及していない。英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」は、1日ごとに各国の検査実施数を調べている。直近9月27日の人口1000人あたりの検査数は、イスラエルが16.27、英国14.63に対し、日本は0.63とお寒い状況で“夢の新薬”が宝の持ち腐れとなりかねない。

 日本政府はモルヌピラビルを年内に特例承認して調達すべく、メルクと調整中だが、感染者激減のうちに検査体制を拡充させるのが先である。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/489.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 日大・不正資金還流、関与疑惑の医療法人理事長と安倍元首相の“ただならぬ関係” (Business Journal)
日大・不正資金還流、関与疑惑の医療法人理事長と安倍元首相の“ただならぬ関係”
https://biz-journal.jp/2021/10/post_255542.html
2021.10.06 18:25 文=編集部 Business Journal


日本大学公式サイトより

 自民党総裁選が終わり、岸田文雄内閣も発足し“一休み状態”の永田町で、にわかに東京地検特捜部の捜査へ注目が集まっている。時事通信は6日、記事『日大理事に数千万円還流か 東京地検、詰めの捜査―病院建設めぐる背任事件』を配信。東京都板橋区の日本大学医学部付属板橋病院の建設工事をめぐる背任事件で、「同大から約2億円が流出した後、数千万円が最終的に同大理事(64)に還流した疑いがあることが6日、関係者への取材で分かった」と報じた。記事によると東京地検特捜部が、理事本人から事情を聴くなど詰めの捜査をしているという。

 そもそも、どのような事件なのか。

 メディア各社の報道によると、日大は同病院の建て替え工事の一部を、都内の設計事務所に20数億円で発注した。その発注業務を担った日大の関連会社「日本大学事業部」(世田谷区)の取締役を兼務する日大理事が主導し、同設計事務所を介し、大阪市の医療法人グループが関連する医療コンサルタント会社に2億円超を流出させた疑いが持たれていた。特捜部は9月8日、日本大学事業部などに家宅捜索を実施した。

 今回の報道によれば2億円のうち数千万円が、この理事に還流していたことになる。一見、日大内部の背任事件に見えるが、立憲民主党関係者は次のように話す。

「日本オリンピック委員会(JOC)元副会長でもあった田中英寿理事長を含め、安倍晋三元首相の“友人”が事件への関与を疑われていることに注目が集まっています。つまり“本当に単なるマンモス大学の背任事件なのか”との憶測が、永田町にあらためて広がっているのです」

■コンサルは安倍元首相の友人が経営する医療法人グループの傘下

 日本大学事業部の取締役を兼務していた人物とは井ノ口忠男氏だ。井ノ口氏に関しては日刊ゲンダイデジタル(講談社)が9月13日、『日大背任事件のキーマンはこの男 “ドンの懐刀”井ノ口忠男理事の過去と正体』と題する記事で同氏と「日大のドン」こと田中理事長とのただならぬ関係を報じている。

 一方、資金還流に一役買った東京都内の医療コンサルは医療法人錦秀会グループの関連会社だった。一連の地検特捜部の捜査に関して、同グループに見解を聞いたところ「取材はお受けしていない」と答えた。

 事件が発覚した9月時点で同グループの理事長だったのは籔本雅巳氏だ。関西の病院・介護施設経営の雄である同氏は安倍元首相の“ゴルフ友達”として広く知られている。

 自民党関係者は「だから? 仮に籔本さんが事件に関与していたとしても、日大さんの内部問題で、安倍さんはまったく関係ないでしょ。総理ほどの広い交友関係を持てば、なかにはなんらかの不祥事に巻き込まれる人だっている」と憤る。

 一方で前述の立憲民主党関係者は次のように語る。

「そもそも総裁選の前に一連の疑惑が発覚し、総裁選後に特捜部が詰めの捜査を本格させるというのは、少しタイミング的にできすぎているような気がします。政界再編のスケジュールと関係がないのでしょうか。

 少なくとも一連の報道は検察からのリーク以外、考えられません。籔本さんは安倍さんだけではなく岸信夫防衛相とも面識があります。そして、籔本さんと日大の田中理事長はともに日大OBであり、公益財団法人・日本相撲連盟の副会長を一緒に務めるほどの関係です。いずれにせよ、安倍さんの周囲には疑惑の人物が多すぎますよね。この事件が政界に波及する事案なのかどうか注視しています」

 国内有数のマンモス大学をめぐる醜聞はどのような決着を見せるのか。特捜部の捜査の成り行きが注目される。

(文=編集部)



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/490.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 海外メディアの“岸田評”「前任者と変わらない」とパッとせず…政治姿勢にもビミョーなまなざし(日刊ゲンダイ)



海外メディアの“岸田評”「前任者と変わらない」とパッとせず…政治姿勢にもビミョーなまなざし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295660
2021/10/06 日刊ゲンダイ


岸田首相は5年近く外相をやっていたのに…(2016年、日ロ外相会談で=代表撮影)

 就任から一夜明けた5日、岸田首相はアメリカのバイデン大統領やオーストラリアのモリソン首相と電話会談。晴れて首相として“外交デビュー”を果たした。

【写真】この記事の関連写真を見る(14枚)

 4日の首相会見で「(国際会議の場で)日本の発言、存在力、しっかり示していきたいと考えています」と意気込んでいた岸田首相。外交力を発揮したいようだが、海外メディアの「岸田評」はパッとしない。

 米ウォールストリート・ジャーナル(4日付)は、安倍元首相や菅前首相を念頭に〈岸田氏は前任者の政策から大きくそれていないものの、よりリベラルな経済政策を打ち出した〉と指摘。岸田首相がアベ・スガ政治を継承しているとの評価については、英ガーディアン(4日付)も同じで、次のように分析している。

〈総裁選の決選投票で安倍氏が思いのままに票を回せることから、岸田氏は総裁選期間中に右に旋回し、経済や外交政策でほぼ変化がないことを示した〉

目立った実績なし

 海外の「岸田評」に一貫しているのは独自性のなさ。2012年12月から17年8月まで長きにわたって安倍政権下で外相を務めていたにもかかわらず、目立った評価はない。外相としての“実績”といえば、2016年のオバマ米大統領(当時)の広島訪問の際、現地の説明役を買って出たことぐらいじゃないか。

「5年近く外務大臣を務めたのに、これといった業績は見当たりません。北方領土問題では安倍元首相の影に隠れ、ライフワークであるはずの核兵器廃絶を巡っては、肝心の日本が核兵器禁止条約に不参加です。実績がないのは、官僚が敷いたレールの上を走ることしかできないからでしょう」(国際ジャーナリスト・春名幹男氏)

 岸田首相の政治姿勢についても、海外メディアはビミョーなまなざしを向けている。「岸田はリベラル」との見方に対し、英BBC放送(4日付)は〈岸田氏は党内のベテラン議員からの支持を維持するために、党改革と同時に、保守派にも迎合しなければならないかもしれない〉と強調。「聞く力」を掲げる岸田首相には、何とも皮肉である。

「『耳を傾ける』といえば聞こえは良いが、結局は『右顧左眄』に過ぎません。総裁選で敵基地攻撃能力について『有力な選択肢』と言ったのも、保守層への配慮ではないか」(春名幹男氏)

 さすがアベ・スガを踏襲しているだけある。岸田外交にも期待はできない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/491.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍・麻生というゾンビに取り憑かれた自民党・岸田新政権の前途多難  高野孟(まぐまぐニュース)
安倍・麻生というゾンビに取り憑かれた自民党・岸田新政権の前途多難
https://www.mag2.com/p/news/513638
2021.10.06 高野孟『高野孟のTHE JOURNAL』 まぐまぐニュース



激戦の総裁選を制し、悲願であった総理の座を手にした岸田文雄氏。しかし、自ら「新時代共創内閣」と呼ぶ人事は一部で「忖度人事」と酷評されるなど、早くも前途を危ぶむ声が聞かれる状況となっています。果たして新内閣も前政権同様、短命に終わることになるのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、岸田氏の総裁選での「勝ち方」に問題があったと指摘。その結果として安倍、麻生、甘利各氏に足元を見られる事態に陥るとし、「すでに岸田政権の失敗は始まっている」と結論づけています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年10月4日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

断ち切られた自民「党風一新」の芽

客観的には、今回の自民党総裁選のテーマは明らかで、ただ長いだけが取り柄だった安倍晋三政権とその蛇足でしかなかった菅義偉政権の計8年10カ月の間に、ヘドロのように堆積した黒い沈澱物や茶褐色の老廃物をきれいサッパリ大掃除して、若々しく爽やかな保守政党として再生することが可能なのだという姿を国民に強烈に印象づけることにあった。

それには、何のかのと言ってもやはり河野太郎と小泉進次郎の、新鮮ではあるがやや危なっかっしい人気抜群のコンビを、政策通の苦労人である石破茂が下支えするという構図は悪くなかったのだが、それが奏功するにはいくつもの条件が欠けていた。

安倍に擦り寄るという河野の余りの政治音痴

まず第1に、河野自身が安倍・麻生に擦り寄って支持を得ようとして、森友疑惑について「再調査は必要ない」と言い、また持論である脱原発のトーンを弱めて「安全な原発は再稼働する」と言ったりした。これは決定的にまずかった。特にモリカケサクラ疑惑に関しては、安倍・麻生が説明責任を回避し、国会も出来るだけ開かないようにして逃げまくってきたことが国民の政治不信の大きな要因となってきた訳で、ここは野田聖子のように「多くの国民が納得していないので支持率の低下は当然。信頼回復には、二度と起きないよう調査をする必要がある」と明解に言い放つことで対抗軸を形成しなければならなかった。

1年前に安倍・麻生は、「菅ならモリカケサクラ隠蔽の共犯者だからそこを暴くことはない」という理由で菅政権を支持したのだが、まさにその「説明責任拒絶」の隠蔽政治の業を背負わされたことが大きな要因となって菅は短命に終わった。そして今また、もはやゾンビと化した安倍・麻生が「岸田ならそこに手を突っ込んでくることはない」という不純な動機で岸田政権を作ろうとしている時に、河野が「いや私も再調査はしませんから大丈夫、支持してくださいよ」とにじり寄って行くのは、馬鹿げているという以上に、この局面でどういう磁場を形成すべきなのかを理解できていない政治音痴である。

福田達夫をどうして味方につけなかったのか

河野に不足した条件の第2は、せっかく小泉が陣営に馳せ参じていながら、4回生(09年8月の民主党政権誕生の時に初当選)で自民党の若手の希望の星であるはずの彼が、3〜1回生(12年12月の安倍第2次政権成立時以降に当選)を河野支持にまとめるだけの組織力を発揮できなかったことである。

今回の総裁選の最大特徴は、派閥の締め付けが全く効かなくなったことで、それはどうしてかと言えば、衆参を合わせてほぼ半数近い議員が安倍第2次政権時代に当選してきたいわゆる「安倍チルドレン」だからである。この人たちは、“安倍ブーム”に乗って安易に上がってきて、もちろん安倍には多大なる恩義を感じているけども、反面、安倍がいなくなった後の菅の下では到底当選はおぼつかないという不安の真っ最中。そこで、河野・小泉チームが「もう安倍さん頼りの時代ではないのだという覚悟を決めないと。我々と一緒に新しい自民党を作りましょうよ」と切り込んで行くべきだった。

素早く動いたのは福田達夫で、衆院の3〜1回生90人を集めて「党風一新の会」を作り、代表世話人となって「派閥に囚われない総裁選を」などと訴えた。彼は、福田赳夫首相、康夫官房長官の血筋を引く清和会そのものではあるけれども、そういう枠組みをブチ破ってこういう組織化ができるだけの力量があるのだろう。

そこで、河野・小泉チームとしては何としてもこの福田を味方に引き付けて、安倍チルドレンをごっそりと河野側に引きつけることが戦略的に鍵となるはずだったが、そういう努力を払ったのかどうか分からない。少なくとも結果から見れば、安倍側からの「お前ら、俺への恩義を忘れるな。今回は岸田だぞ」という恫喝的な刈り込みが成功したことは明らかで、それが岸田勝利の大きな要因となったはずである。

二階はボケッとして何もしなかったのか?

河野が勝てなかった条件の第3は、二階俊博幹事長の働きがなかったことである。1年前には、それなりに見事と言っていい根回し能力を発揮し手品師のように菅政権を作った二階だが、その菅政権があっけなく崩壊していく中で、彼は一体何を考え何をしてきたのか。それが全く見えない。

二階の側から見れば、問題の焦点は、キングメーカーの座を安倍・麻生が確保するのか、それとも自分になるのかの一点にあったはずで、そうであれば河野・小泉・石破チームを勝たせるためにありとあらゆる手段を動員して戦うべきだが、そういう決然たる行動には出ていない。むしろ逆で、派内をまとめることができず、そのために第1回投票も、決戦投票となった場合も自主投票とせざるを得なくなるという無様なことになった。そこを記者から突かれ「派としてまとまった対応をしないのか」と質問されると、「(派の一員として)対応したくない人は、(派から)出て行ってもらうしかないね。ちょっと愚問なんじゃないか、こういうプロの世界では」と、ほとんど意味不明の答弁をした。

文言だけ聞けば、「今のところ一見バラバラに見えるかもしれないが、いざ決戦という時には、俺はプロの寝技師なんだから、決めるべきは決めて、従わない奴は叩き出してでもビシッとやる。君はそんなこともわからないのか」という意味にとれるが、もちろん実際にはそんなことは起きなかった。この有様には、二階派の若手の間からも「何を言っているのか分からない」「ボケという言葉は使うべきでないが、ちょっと疲れてしまったのかなあという印象だ」といった声が聞かれた。

もう1つ付け加えれば、第4に、菅義偉首相の「河野支持」発言は全く余計で、何のプラスにもならないどころか、河野の足を引っ張ることになった。

こうして、河野の突破力、小泉の発信力、石破の安定力、二階の陰謀力をうまく噛み合わせれば、3A=ゾンビ3人組の権力への異常なまでの執念を打ち砕いて「党風を一新」することができる可能性は大いにあったのだが、実らなかった。

それにしても露骨すぎるゾンビの跋扈

さて、岸田文雄にとっては、同じ勝つにしても別の勝ち方があったはずで、それは宏池会本来の穏健保守リベラルにしっかりと立ち戻って組み立て直した説得的な政策体系を柱に、そこへ向かって岸田派だけでなく谷垣グループ、変節者=麻生とその取り巻きを除く麻生派の大半など「大宏池会」勢力を結集し、同会にとっての宿敵である清和会の保守タカ派路線、その鬼っ子としての安倍・高市的な戦前回帰的な保守反動路線と対決しつつ、河野チームとは違って路線・政策面から「党風を一新」する道筋を示して戦うことだったろう。

しかし、現実の岸田が採ったのは、安倍・麻生に決して逆らわず、彼らの了解と支持を得て権力の座に手を届かせようとする擦り寄り路線でしかなかった。宏池会の看板を引き継ぐ者が清和会と安倍に媚びてしまっては、すでにしてアイデンティティは崩壊していて、そうなると何としても権力を操作する側にいたい3A=ゾンビ3人組に足元を見透かされ、好きなようにいじくり回されてしまうという悲劇的な事態に陥る。

9月30日の党役員人事と一部閣僚の内定がまさにそれで、これほど酷い人事というのも滅多にお目にかからないと思うほどである。今更繰り返すまでもないが……

▼ゾンビNo.2の麻生を、森友問題で真面目な末端職員を自殺に追い込んだ財務省の高級官僚らが説明責任を回避するのを擁護し続けてきた人物だというのに、副総裁に据え

▼それで9年ぶりに空くことになる財務相には、あくまで麻生に忖度したのだろう、義弟=鈴木俊一を当て

▼ゾンビNo.3の甘利明を、あろうことか党の最高ポストで金も握る幹事長に置いた。16年に建設会社から都市再生機構への口利きを頼まれ自らも秘書も現金を受け取っておきながら経済再生担当相を辞任することで説明責任から逃れた男である

▼安倍お気に入りの超タカ派=高市早苗を政調会長に遇した

福田達夫の総務会長は清新ではあるが、3回生に党内の古狸どもを取り纏めて何事も“満場一致”で党議を決定しなければならないこのポストに押し込むのは無茶というもので、彼が潰される結果にならないよう祈りたい。これは福田が「党風一新の会」を引き連れて河野・小泉側に走らなかったことの論功行賞ポストが他になかったためで、どうもジグソーパズルがうまく行っていない。

ここまでの経緯で、すでに「岸田政権」の失敗は始まっていると言える。総選挙まで約1カ月、看板の架け替えによる心理的効果が続いているのか、それとも、このゾンビ傀儡性が早々と露呈して失望が始まっているのかで、選挙結果は大きく異なり、従って政権の行方も今は予測の限りではないが、私の予感ではどうもこの政権は出発の時から無理を重ねていて、余り長く続かないように思えてならない。

(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年10月4日号より一部抜粋・文中敬称略)

(全文はメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』を購読するとお読みいただけます)

image by: 首相官邸

高野孟 この著者の記事一覧

早稲田大学文学部卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。現在は半農半ジャーナリストとしてとして活動中。メルマガを読めば日本の置かれている立場が一目瞭然、今なすべきことが見えてくる。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/492.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田政権の正体見たり!副大臣まで「スネ傷」だらけ…失言、おんぶ、圧力でやらかした“魔の3回生”も(日刊ゲンダイ)




岸田政権の正体見たり!副大臣まで「スネ傷」だらけ…失言、おんぶ、圧力でやらかした“魔の3回生”も
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295712
2021/10/07 日刊ゲンダイ


典型的な派閥順送り、これぞアベ政治継承なり(岸田首相〈前列中央左〉、松野官房長官〈同右〉と記念写真に納まる副大臣)/(C)共同通信社

 岸田首相は6日、内閣の副大臣・政務官の人事を決定。案の定、こちらもサプライズ感ゼロだった。それどころか、副大臣に抜擢された中には、問題議員も紛れ込んでいる。

【写真】この記事の関連写真を見る(14枚)

人材払底

 副大臣は計26人。出身派閥の内訳は細田派6人、麻生派5人、竹下派3人、二階派と岸田派が各2人、石破派と石原派が各1人。無派閥は3人で、連立を組む公明党は3人。典型的な派閥順送りだ。

 松野官房長官は臨時閣議後の会見で、副大臣・政務官人事について「適材適所ということで人選が行われた」と強調したが、「適材適所」かどうかは甚だ疑問である。悪目立ちする問題議員が名を連ねているからだ。

「魔の3回生」が目立つ

 例えば、防衛副大臣に起用された鬼木誠衆院議員。福岡2区選出の“魔の3回生”だ。

 2015年3月の衆院総務委員会でNHKをヤリ玉に挙げ、「反日、自虐放送を垂れ流す」と力説。保守思想が行き過ぎたのか、今年3月の予算委では、15年に丸川環境相(当時)と共にパリで開かれた国際会議に出席した様子を振り返り、丸川氏について「各国首脳からもアジアンビューティーと呼ばれ、大変人気があった」と称賛。ルッキズム丸出しの失言は、議場をザワつかせた。

“魔の3回生”といえば、環境副大臣の務台俊介衆院議員(長野2区)もやらかしている。

 内閣府政務官だった16年9月、台風10号に被災した岩手県岩泉町を訪れた際、長靴を履いていなかったため、同行者におんぶしてもらい水たまりを通過。与野党内から、叱責され、大炎上したにもかかわらず、翌17年3月の政治資金パーティーで「たぶん長靴業界は、だいぶ、もうかったんじゃないか」と軽口をたたき、問題を再燃させた。

 内閣府副大臣の赤池誠章参院議員(比例区)と、文部科学副大臣の池田佳隆衆院議員(愛知3区)も、文科省への“圧力”疑惑で大炎上。18年、安倍批判をしていた前川喜平元文科次官が名古屋市立中で講演した際、赤池氏と池田氏の2人は、講師として招いた理由を同省を通じて何度も照会。当時、赤池氏は自民党の文部科学部会長、池田氏は同代理だった。

 2人とも安倍政権下で当選した“安倍チルドレン”だ。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)がこう言う。

「大臣よりも批判を気にせず自由に動ける副大臣ポストに強権的な人物を集めるとは、アベ政治を継承した岸田政権の正体見たりです。ますます右寄りになっている印象です」

 ロクでもない人材を寄せ集めた人事のどこが「適材適所」なのか。岸田政権でも、不祥事連発になりそうだ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/493.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 広島県連(宏池会)の意地<本澤二郎の「日本の風景」(4227)<「県民も国民も納得していない」と岸田首相に直訴>
広島県連(宏池会)の意地<本澤二郎の「日本の風景」(4227)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30726293.html
2021年10月07日 jlj0011のblog


<「県民も国民も納得していない」と岸田首相に直訴>

安倍晋三自民党総裁(当時)の指示で、前回の参院選直前に送金した違法な血税資金の1・5億円使途について、自民党本部は先の総裁選のどさくさに紛れて、河井の東京地検特捜部への大嘘の申告報告会見で逃げた。納得しない河井の地元・自民党広島県連が怒りの真相究明を、官邸で岸田首相に直訴した。これが総選挙の帰趨を決定することかもしれないだけに、波紋は拡大する一方である。

 「機関紙代6400万円」などありえない説明に「このままでは広島は焼野原。広島県連や国民も納得していない」という官邸直訴に、これの詳しい事情を知る新首相は「渡りに船」よろしく、対応する姿勢を見せた。安倍の意向を受けて「説明不要」の党本部の逃走作戦で、早くも官邸と党本部に亀裂が入った格好だ。甘利にすがりつく安倍の心臓は、再び高鳴っている!

 県連と官邸の阿吽の呼吸?に、下野した前幹事長の二階もにやついているという。甘利自身も、大臣室でカネをもらうという途方もない事件当事者・傷物幹事長だけに打つ手がない。1・5億円事件に蓋をすると、世論が激高して目前の総選挙にも影響する。ただでさえい支持率低迷の政権は、大敗してお陀仏かも。広島県連の意地は、自民党の総意としての重みがある。岸田も逃げられない。

<宏池会の総意を官邸に叩きつけた巻き返し作戦の行方>

 被爆地・広島県とおとなり長州・山口県は、敗戦後しばらくして、政争に巻き込まれる。双方の領袖が政敵関係となって、攻防を繰り返してきた。A級戦犯容疑の岸信介の山口県と、吉田茂の保守本流を継承した池田勇人の広島県の激突である。

 河井事件を仕掛けた安倍の先手に、一敗地にまみれた岸田・宏池会だったが、今は次期宏池会リーダーの林芳正が、いずれ山口県を牛耳ることになると見られている。反安倍の河野太郎の総裁選出馬が、岸田の出番を作ったものだ。攻守所を変えての一番に、大義は岸田にある。

 林検察は、岸田の判断で大きく踏み出す可能性もある。心臓が震え上がる場面である。安倍を取るか、それとも世論か。岸田の聞く耳は、後者しかない。安倍の叫びは、もはや犬の遠吠えでしかない。どう展開するか。

<巧妙な宏池会戦略に安倍晋三の心臓はまたドキドキ!>

 改めて、政界一寸先は闇であると感じる。自民党広島県連と新しい主の官邸の連携という、巧妙な作戦を甘利も安倍も見逃してしまっていた。

 地元のブロック紙・中国新聞は、割合公正な報道で知られている。極右に対して冷ややかなのだ。1・5億円事件をかすめた公明党創価学会も、安倍の腰ぎんちゃく・太田ショウコウもいない。落選を前提とした今回の斎藤入閣という。安倍退治は、大歓迎という元清潔の党というのだが。

 岸・安倍VS池田・岸田の今回は、後者のソフト戦略が功を奏するのか否か、国民は格別の注目をしている。安倍の実弟・岸信夫を、安倍の要求で内閣に残すことで、安倍を油断させたものか、しかし、岸田にとっても、台湾有事にかこつけての防衛相の暴走監視も懸念材料だろう。

<岸田の聞く耳に世論も注目>

 甘利・安倍を抑え込めるか?妥協すれば、選挙に大影響するという、現在はきわどい政治情勢である。

 国民を納得させる処理をして、過半数維持となるのか?目前の参院静岡補選を見ると、未だに野党は分裂している。岸田月末のの投開票という、いわば奇襲作戦は、逃げの選挙管理内閣レベルであろうが、これまた野党攻略作戦でもある。与野党共に現時点での展望は明るくない。

 しかも、コロナ禍の総選挙は、経験のない未知の選挙だ。投開票に安倍の「ムサシ」を起用するのか?依然として不透明感が漂っている。所信表明演説と代表質問での岸田・聞く耳発言が注視される理由である。 

2021年10月7日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(TBS)おととしの参議院選挙での買収事件をめぐり、自民党から河井案里氏側に支給された1億5000万円について、きょう、広島県連の幹部が岸田総理と面会し、再調査と再発防止を求めました。 自民党・広島県連 中本隆志 会長代理  「まだ今のやり方では広島県民、また国民の皆さんは納得してませんよということも、お伝えをいたしました」  おととしの参院選の買収事件をめぐり、河井氏の陣営に支給された1億5000万円について、自民党は先月、「買収事件の原資ではなかった」と結論づけ、甘利幹事長は再調査しない考えを明らかにしています。  広島県連の中本会長代理は、きょう、岸田総理と面会し、「このままでは広島県民や国民は納得しない」として、この選挙資金についての再調査と再発防止を岸田総理に求めました。これに対して、岸田総理は「十分確認をした上で必要であればしっかりと説明をする」と応じたということです。(05日13:30)


岸田内閣には「政治とカネ」疑惑大臣が9人も! 今後も不祥事続出の予感<リスト付き>(日刊ゲンダイ) 赤かぶ (asyura2.com)



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/494.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 眞鍋さんノーベル賞、おめでとうございます。しかし、為政者が「CO2」にばかり捕らわれると、とんでもない間違いをします
【CO2温暖化人為説に端を発する「カーボンニュートラル」の掛け声によるCO2悪玉説は、他に異論を許さぬ如き風潮になっています。これらは、科学や、自然現象に名を借りた壮大な「政治的仕掛け」とも理解できるため、自然板ではなく、政治板に投稿させて頂きました。】

◆ 2021年のノーベル物理学賞にアメリカ国籍を取得した 眞鍋 淑郎 氏が選出されました。
コンピューターを使って地球気候変動をモデル化したことに対する功績が認められたとのこと。
真鍋氏が、何故アメリカ国籍を取得しなければならなかったかは置くとして、何故ヨーロッパ発のノーベル賞に真鍋氏を選んできたのでしょうか?
この選定には多分に政治的な匂いを感じざるを得ません。CO2温暖化説を「常識化」するにはピッタリの研究を行っていた人物がおられたということなのかもしれません。
(選ばれたご本人が「まさか自分の研究が、物理学賞の部門で選ばれるとは思いもよらなかった」と話されていることからして、異例の選出だったようです。)

CO2温暖化説は一つの仮説であり、真鍋氏の研究も、地球規模気候変動のコンピューターシュミレーションによるモデル化が評価されたのであり、CO2温暖化説が真実であるとして受賞したのではないはず。しかし、マスコミの論調を見る限り、この受賞をもって「CO2温暖化説」は最早「説」ではなく、「定理..証明の必要のない事実」として扱われているように感じます。

せっかくの目出度い受賞に水を差すわけではありませんが、メディアは数多(アマタ)ある有力なCO2温暖化説の矛盾についても紹介する見識を見せるべきでしょう。

そこで、本掲示板に立ち寄られた賢者の方々に、CO2温暖化説に対する異論をまとめた「地球温暖化の不都合な真実 日本評論社」を紹介します。 訳者の後書きで、内容が簡潔に要約されているのでその一部を引用します。

引用開始
......今まで気候変動は周期的に起きました。過去150年間だと、19世紀後半〜1910年頃が寒冷化、1910〜40年が温暖化、40〜75年が寒冷化、以後が温暖化です(2章)。人為的CO2排出の急増は戦後だから、少なくとも1940年代までは自然変動でした。
現在の温暖化が騒がれ始めた1980年代中期以降の30年余り、都市化のノイズが少ない衛星観測データを見ると、昇温は(体感すれすれの)0.3度C程度です。地球の海水準が1850年代から真っすぐ上がり、戦後加速した気配がないことからも、「0.3度C」の大半は自然変動でしょう。すると、人間活動が「異常気象」の原因だったはずもありません。(12章)
現在の温暖化騒ぎは、国連の組織IPCCが火をつけました。1988年、富裕国から貧困国へ富を流したい国連は(14章)、大量にCO2を出していた当時の先進国を悪役に仕立て、国連を権威と仰ぐ各国政府と警告好きなメディアが、ホラー話を広めることになったのです。
まずいのは巨費の投入でした(15章)。メディアを含む関連業界も、研究費が欲しい学術界も、その巨費に群がります。今日本では年々5兆円超(1日に150億円)の「温暖化対策費」が飛び交いますが、2030年までの総額(約100兆円)は、地球を0.001度Cも冷やせません。
日本の政府も企業も庶民も、景気浮揚や収益・所得増を望み、メディアはそんな話を盛大に報じます。どれもエネルギー消費(CO2排出)を増やす話ですね。IT化やAI化も同類。10年近く前から増殖したスマホだけで中型火力一基分の電力を食い、国のCO2排出を増やしてきました。そんななかCO2排減を唱える政治家や識者やメディア人は、二重人格者か偽善者なのでしょう。(16章)
今世紀の中期でも世界のエネルギー消費の80パーセントは化石資源が担う―― と権威ある組織が予測しています(19章)。それを知りつつ「2050年までにCO2排出ゼロ」などと叫ぶ人々は、いくら自身が退職ないし他界後の話だとは言え、無責任極まりないと思います。……
引用終わり

CO2温暖化人為説が正しいとすると、地球の歴史から温暖化と寒冷化は交互に訪れており、次の寒冷化の説明がつかなくなるのでは?。 CO2の増加が人為的だとすると、現在の人口増加や、産業の基盤が劇的に棄損されない限り、CO2は増え続けることはあっても、半分などに減少することは考えられないのでは?。 ならば、(CO2温暖化説が正しいなら) 今後寒冷化することはありえないことになり、地球の気温は右肩上がりに上昇し続けることになりませんか?

地球の資源を浪費し続ける「人類」の人口爆発に伴い、限りある資源を効率的に利用する「省エネ」技術は大いに意味のあることでしょう。しかし、CO2に捕らわれすぎると、その削減とやらのために、エネルギーを消費してしまい、少しも「省エネ」にならないどころか、却ってエネルギーの浪費を招いてしまうということがおきそうです。
例えば、
ガソリンエンジンの燃費を2倍の効率に改善する技術は、「省エネ」技術ですが、EVがCO2を走行中出さないということで、全てEVにシフトした場合、化石燃料を電気に変換する際の変換ロスや、電池を製造し、充電し、最後に廃棄処理するというEV走行に必要な全過程では、少しも「省エネ」にならない可能性も考えられます。
仮にCO2の増加が温暖化の唯一の原因だとして、削減計画を進めた場合、今のCO2濃度をどの程度削減すれば、温暖化が止まり、それには地球資源をどれだけ投入すればいいのか、中でも「お金」という資源をどれだけ投入すれば目標を達成できるのでしょうか。

CO2温暖化人為説が正しいとした場合、人為的に温暖化を止められるか疑問です。宇宙の「生命現象」は、人々のホンのひとかけらの活動で、その結果をたかが何10年単位で左右できるものでしょうか。

限りある資源を有効に使い、人間を含む生物全体の生存環境を守るという活動は大賛成です。21世紀の地球に生きる私たちの大切な使命でもあります。
しかし、CO2温暖化人為説や、その削減に伴う「排出権取引」、「炭素税」などという話になると、巧妙に仕掛けられたトリックがあるのではと、心の隅で警鐘を鳴らす何かに耳を澄まさなければなりません。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/495.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 「日大汚職事件」の容疑者は“アベ友”だった! モリカケ・桜に続く新疑惑にネットは大騒ぎ(日刊ゲンダイ)
「日大汚職事件」の容疑者は“アベ友”だった! モリカケ・桜に続く新疑惑にネットは大騒ぎ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295752
2021/10/07 日刊ゲンダイ


籔本容疑者は安倍元首相の長年の友人…(C)日刊ゲンダイ

 次から次へと疑惑は尽きない。

 日本大学医学部付属板橋病院(東京・板橋区)の建設工事をめぐる事件で、東京地検特捜部は7日、同大に2億2000万円の損害を与えたとして、背任容疑で日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)と大阪市の医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳容疑者(61)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年2月中旬ごろ、板橋病院の建て替え工事の設計業務をめぐり、業者選定のためのプロポーザルで都内の設計会社が1位になるよう評価点を改ざん。設計会社を業者に選定させた上、同5月ごろ、同社取締役に着手金約7億3000万円のうち2億2000万円を籔本容疑者が全株式を所有するコンサルタント会社(港区)に送金するよう指示し、同8月上旬に実際に送金させて日大に損害を与えた疑い。

 井ノ口容疑者は特捜部の任意の事情聴取に対し、「知らない」と関与を否定しているものの、コンサル会社に資金が送金された後、錦秀会のグループ会社から複数の会社を通じて数千万円を受け取った疑いがあるという。

 日本有数のマンモス大学をめぐる事件は、現役幹部の逮捕という事態に発展したが、この事件で注目されているのは他にもある。逮捕された籔本容疑者が安倍元首相の長年の友人である“アベ友”だったことだ。

 例えば、安倍氏が首相だった2017年5月の「首相動静」には、別荘のある山梨県河口湖のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」に籔本容疑者が同行。他にも2人が仲良く並んで写っている写真も拡散しており、安倍氏は籔本容疑者を「籔ちゃん」と親しげに呼んでいたという報道もある。

<モリカケ・桜の次は日大か>

<この人の周りは、怪しい人が多いな>

<闇の守護神・黒川さん(元東京高検検事長)と影の官房長官(菅前首相)がいなくなった途端、これか!>

 ネット上では早速、安倍氏の新たな疑惑が浮上したとして大騒ぎだが、今後の展開に注目だ。 


関連記事
日大・不正資金還流、関与疑惑の医療法人理事長と安倍元首相の“ただならぬ関係” (Business Journal)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/490.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/496.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田総理がレジ袋再無料化を決意か。山口環境相の巨乳スキャンダル、山口組元幹部との握手写真流出、株価暴落の三重苦で早くも切り札(まぐまぐニュース)
岸田総理がレジ袋再無料化を決意か。山口環境相の巨乳スキャンダル、山口組元幹部との握手写真流出、株価暴落の三重苦で早くも切り札
https://www.mag2.com/p/news/513732
2021.10.06 tututu まぐまぐニュース



岸田内閣の発足を受け、報道各社の世論調査が発表され、毎日新聞では内閣支持率は49%と5割に届かず、昨年9月の菅義偉内閣発足時の64%を大きく下回ったことがわかった。不支持率は40%だった。発足直後としては低調な数字となるが、その背景には岸田政権の“ワケあり”陣容が大きく影響しているようだ。

支持率も株価も下げた岸田政権はスキャンダルまみれ

菅内閣最後となった前回調査(9月18日)の37%より上がったものの、歴代内閣の発足時と比べかなりの低空スタートとなった岸田内閣。

期待値の低さは株価にも現れており、5日の東京株式市場で日経平均株価は7日続落し、前日比622円77銭安の2万7822円12銭で終えた。2万8000円を下回るのは8月30日以来で、およそ1カ月ぶりの安値。増税路線を表明していることが影響しているとみられる。

支持率も株価も低調な原因は岸田政権の陣容にある。

金銭授受問題で野党から総攻撃を受けている甘利幹事長だけでなく、岸田内閣には“ハレンチ議員”が集まってしまった。

「パンツ大臣」の異名をとる高木毅国対委員長は30代の頃、下着泥棒の常習犯だったとされ、福井県警に現行犯逮捕されたこともある。本人は否定しているものの、デイリー新潮は当時の様子を詳しく報じている。

また、山口壮環境相は「巨乳風俗体験ブログ」を自身の公式ツイッターアカウントでフォローしていたとネットで話題となっている。この件について本人は何も言及していないため真偽は不明だが、なりすましや誤りを指摘する声もあがっている。

「レジ袋無料化」はコスパ最高の支持率爆上げ施策

だが、そんな山口環境相にはレジ袋“再無料化”の期待がかかる。

国民に大不評のレジ袋有料化を推進した小泉進次郎前環境相が5日で退任。目を潤ませながら省庁を後にしたが、小泉氏には今後、政治家として茨の道が待ち受けている。

岸田政権で当選3回の福田達夫氏が党四役である総務会長に抜擢。他にも、経済安保相に小林鷹之氏、デジタル相に牧島かれん氏が就任するなど、今回の人事で若手実力者たちが多く起用された。

これまで“期待の若手”だった小泉氏のメッキは剥がれまくり。今後数年間は一議員として表舞台から抹殺され、「未来の総理」は幻となってしまった。

そんな小泉氏を尻目に、山口環境相のもとにはレジ袋無料化を求める多くの声があがっており、桜田義孝前五輪相は「レジ袋についての要望を山口大臣に直接相談した」ことを明かしている。

レジ袋再無料化の実現はもはや時間の問題といえるかもしれない。

これだけ国民からの声が大きいということは株価上昇の要因にもなりうる可能性も十分あり、岸田政権の支持率も上げてくれる即効性のある施策となりそうだ。

そんな中、ネットでは岸田首相(当時は政調会長)と山口組系の元暴力団幹部が笑顔で握手している写真が拡散している。

これは2018年に雑誌「FRIDAY」が報じたもので、大阪のホテルで開かれたイベントで記念撮影したものだという。岸田氏は関係性を否定したものの、脇の甘さを露呈してしまったことは否定できない。

パンツ大臣に巨乳スキャンダル大臣、山口組…岸田政権は前途多難な船出となった。

Twitterの反応















※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by : 自由民主党インスタグラム



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/497.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田文雄が「宏池会」の看板を投げ捨てて手にした総理総裁の座 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)



岸田文雄が「宏池会」の看板を投げ捨てて手にした総理総裁の座 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295668
2021/10/07 日刊ゲンダイ


宏池会の会合に臨む岸田文雄首相(C)日刊ゲンダイ

 岸田文雄は確かに総裁選で勝利を得たのだが、そのために彼が、自らが9代目を務める「宏池会」の看板を投げ捨てなければならなかったのは、運命の皮肉というほかない。

 これは、単なる皮肉というよりも、岸田政権が初めから抱え込むことになった深刻な矛盾であり、それが悪い方向に展開すると政権そのものが短命に終わるだろう。

【写真】この記事の関連写真を見る(14枚)

 本来の話は逆さまで、安倍晋三とその亜流の菅義偉のチンピラ右翼風の対外強硬路線や対内強権主義に国民がウンザリしている中で、吉田茂に発して池田・大平・宮沢・加藤紘一と引き継がれてきた穏健リベラル主義こそが自民党の保守本流なのだという旗印を鮮やかにして、アベスガの9年間の流れを断ち切るのでなければならなかった。

 例えば、岸田が総裁選中に主張した「敵基地攻撃能力を備えるべき」という議論は、安倍やその周りの軍事的タカ派がさんざん言い募ってきたことで、いくら安倍や細田派の支援が欲しいからといって、宏池会の血を引く者がこんなことを口走ってはいけない。

 しかも、はっきり言って「敵基地攻撃能力」という用語自体が今は時代遅れで、北朝鮮でさえも近頃は地上基地の固定された発射台からミサイルを撃とうなどとは思っておらず、トラック型や鉄道車両型の移動式発射台や海中の潜水艦から発射するSLBMの技術を蓄えている。敵基地での準備を衛星察知して発射前に打撃しようとすること自体が無意味だというのが軍事常識だ。

 外相経験の長い岸田が、安倍らのこういう議論をたしなめて、日本はあくまでも外交力でこういう危険を除去していくのだと言えば宏池会らしいのに、一知半解で勇ましいことを言っているのでは、まったく話にならない。



高野孟 ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/498.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <素晴らしい記事です!>下着泥棒からイカサマ師まで。岸田政権の“自爆”入閣オンパレード  きっこ(まぐまぐニュース)
下着泥棒からイカサマ師まで。岸田政権の“自爆”入閣オンパレード
https://www.mag2.com/p/news/513824
2021.10.07 『きっこのメルマガ』 まぐまぐニュース



先日掲載の「安倍・麻生というゾンビに取り憑かれた自民党・岸田新政権の前途多難」でもお伝えしたとおり、一部で忖度人事と嘲笑されている岸田新内閣の顔ぶれ。しかし問題は「忖度」だけにとどまらないようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、岸田首相自ら「新時代共創内閣」と呼ぶ人事を「爆笑自爆内閣」と酷評。さらに21名の大臣の中でも特筆すべき「問題人物」7名の許しがたい所業を克明に綴っています。

岸田文雄の爆笑自爆内閣

日本時間の10月3日23時過ぎ、フランスはパリのロンシャン競馬場で、記念すべき第100回の「凱旋門賞」が行なわれましたが、残念ながら日本から参戦したクロノジェネシスは7着、ディープボンドは14着に敗れました。そして、翌日の10月4日、自民党の新総裁となった岸田文雄が、衆参両院本会議で、記念すべき第100代の首相に選出されました。しかし、こちらも残念なことに、史上最短命の首相なのです。

何故なら、100日以上も国会を開催せずに逃げまわっていた自民党政権が、ようやく国会を開催したと思ったのも束の間、首相の岸田文雄はソッコーで「14日の衆院解散」と「19日公示、31日投開票の衆院選」を表明したからです。解散総選挙を行なえば、仮に与党が過半数を確保して政権の座を死守したとしても、岸田文雄は第101代の首相になりますから、記念すべき第100代の首相の就任期間は「わずか27日間」ということになってしまうのです。

ま、なるべくボロが出ないうちにトットと解散総選挙を行ない、少しでも傷を浅くしたいという焦りは分かりますが、今回は公示日も投開票日も「仏滅」なのです。政治家は験(げん)を担ぎますから、通常は「大安」の日を選びますし、最低でも「仏滅」は避けます。公示日も投開票日も「仏滅」という最悪の日程での強行は、過去には数々の不祥事で崖っぷちまで追い詰められた森喜朗政権くらいしか前例がありません。

「大安」だの「仏滅」だのは迷信と同じで、科学的根拠などありませんが、「凱旋門賞」で日本馬が2頭とも惨敗した10月3日も、実は「仏滅」だったのです。自民党の皆さん、ご愁傷様です(笑)…なんてのも織り込みつつ、岸田文雄はさっそく党人事に着手して、前後左右上下どこからでもツッコミ入れ放題の爆笑自爆人事を披露してくれました。そして、お次は閣僚人事も発表し「選挙で国民の信を問いたい」と抜かしました。

しかし、20人の閣僚のうち13人が初入閣で、「誰これ?」という人ばかりなのです。これでは、この人選が良いのか悪いのか、すぐに判断できる人は少ないでしょう。党人事のほうは、すでに四方八方からのツッコミで絶賛炎上中ですが、誰これ状態の閣僚人事のほうは、とても分かりずらいのです。そこで今回は、解散総選挙に向けた自民党の看板である新内閣について、ポイントとなる閣僚をいじって行きたいと思います。

それでは、さっそくツッコミを開始しますが、まずは総務大臣に初入閣した金子恭之(かねこ やすし)、60歳から行きます。

【関連】デジ女こと牧島かれんデジタル大臣、昭和クサい「NTT癒着接待」で早くも疑惑デビュー。本人認めるも謝罪なく既得権益まみれ露呈


【内閣総理大臣】岸田文雄
【総務大臣】金子恭之(初)
【法務大臣】古川禎久(初)
【外務大臣】茂木敏充
【財務大臣】鈴木俊一
【文部科学大臣】末松信介(初)
【厚生労働大臣】後藤茂之(初)
【農林水産大臣】金子原二郎(初)
【経済産業大臣】萩生田光一
【国土交通大臣】斉藤鉄夫
【環境大臣】山口壮(初)
【防衛大臣】岸信夫
【内閣官房長官】松野博一
【デジタル大臣】牧島かれん(初)
【国務大臣】堀内詔子(初)
【復興大臣】西銘恒三郎(初)
【内閣府特命担当大臣】二之湯智(初)
【内閣府特命担当大臣】野田聖子
【内閣府特命担当大臣】山際大志郎(初)     
【内閣府特命担当大臣】小林鷹之(初)
【内閣府特命担当大臣】若宮健嗣(初)


それでは、さっそくツッコミを開始しますが、まずは総務大臣に初入閣した金子恭之(かねこ やすし)、60歳から行きます。

金子恭之は、もともとは政党に所属しない無所属の衆議院議員でした。国会議員は、個人からの献金は受けられますが、団体・企業献金は政党しか受けられません。そのため自民党議員は、1人1人が実体のない幽霊政党支部を作り、そこで団体・企業献金を受け取り、自分の政治資金管理団体へ迂回させるというイカサマを使っています。

しかし、無所属だった金子恭之は、このイカサマが使えません。そこで、当時の自民党の幹事長、山崎拓と口裏を合わせ、地元の熊本県の川辺川ダムの建設業者からの企業献金をいったん山崎拓の自民党支部へ振り込んでもらい、そこを迂回させて自分が受け取っていたのです。金子恭之に渡った建設業者からの献金は2年間に少なくとも2,100万円、そして、その後、金子恭之は自民党に入党しました。こんなカネの亡者が総務大臣だなんて、世も末です。

続きましては、外務大臣に再任したエロ親父、茂木敏充のセクハラについて書こうと思いましたが、これは高木毅の「下着泥棒」と同じくあちこちで取り上げられているので今回はパスして、財務大臣に再入閣した鈴木俊一に行きたいと思います。この人は元首相の鈴木善幸の息子で、姉が麻生太郎の嫁なので、麻生太郎の義理の弟ということになります。

で、どんな人物かと言うと、2000年の総選挙では選挙直前に公共事業受注企業から690万円の違法献金を受け取ったり、2007年の第1次安倍政権で閣僚たちの事務所費問題が浮上すると、それまで年間3,000万円以上も計上していた事務所費を大慌てで年間750万円に修正するような人物です。

他にも、年間に1,400万円を超えるガソリン代を計上しており、野党の追及に「7台の車が毎日300キロ走っている」という支離滅裂な説明しました。しかし、政治資金収支報告書を確認すると、1回の給油で174万円という支出があり、「お前はタンクローリーにでも乗っているのか!」とツッコミを入れられました。

セコいと言えば、文部科学大臣に初入閣した末松信介(すえまつ しんすけ)、65歳も、なかなかのセコさを炸裂させています。過去には1,200万円もの寄付金を政治資金収支報告書に記載せずにポケットに入れ、刑事告発されました。この人の政治資金収支報告書はツッコミどころが満載で、ブランド品から愛車のカー用品に至るまで、どこからどう見ても政治活動とは無関係な物品のオンパレードです。

調子が出て来たのでサクサク行きますが、お次は厚生労働大臣に初入閣した後藤茂之、65歳です。この人の選挙事務所は2009年の衆院選で「現金買収の約束」や「未成年者使用」など複数の公選法違反で摘発されましたが、すべて事務所の運動員が勝手にやったことにして、運動員だけが逮捕されました。また、2014年の衆院選でも後援会員による公選法違反が発覚しましたが、この時も逮捕されたのは後援会員だけでした。

他にも、後藤茂之は、法務副大臣をつとめていた2013年に、巨額年金資産消失事件を起こした悪名高きAIJ投資顧問の子会社、アイティーエム証券とベッタリ癒着していて、政治資金パーティー券を大量購入してもらったり、代表取締役から献金を受けていました。その上、後藤茂之は、アイティーエム証券の株式を額面で1,000万円分所有していました。あれほどの大事件を起こしたAIJ投資顧問と癒着していた人物が厚生労働大臣って、何の冗談でしょうか?

冗談と言えば、農林水産大臣に初入閣した金子原二郎(かねこ げんじろう)、77歳も、冗談のような人選です。こちらも後藤茂之と同じく安倍政権下の2013年、自民党の総務会長代理という立場を悪用し、防衛省に圧力を掛けて、自衛隊が大量に入れ替えるパソコン、1,800万円分をすべて、自分の地元、長崎県の業者に発注させたのです。そして、金子原二郎はその業者から240万円もの献金を受けていたことも発覚したのです。

他にも、金子原二郎が長崎県知事をつとめていた2000年代の諫早湾の干拓事業では、干拓後の造成農地に入植した農業経営団体の中に、金子原二郎の長女が取締役をつとめる企業が含まれていたことが発覚しました。この時、この干拓事業を主管する農水省の大臣政務官をつとめていたのが、自民党の長崎選出の衆議院議員、谷川弥一ですが、谷川弥一の長男が、この「身内企業」の代表取締役だったのです。

ちょっとややこしいですが、多くの漁業従事者を押さえつけて諫早湾を強引に埋め立てた背景には、当時の県知事と、自民党と、農水省による利権のトライアングルがあったのです。そして、私利私欲と自民党のために尽力した県知事は、その後、自民党から立候補して自民党の力で国会議員になり、このたび、晴れて農水大臣に初入閣したのです。何という「政治の私物化」でしょうか?呆れて開いた口からエクトプラズムが流れ出て幽体離脱してしまいそうですが、自民党にとっては、これが通常運転なのです。

そんな中、今回の閣僚人事であたしが一番ムカついたのは、復興大臣に初入閣した西銘恒三郎(にしめ こうさぶろう)、67歳です。この人は、復興大臣の他に「沖縄及び北方対策」を担当する内閣府特命担当大臣も兼任しているのですが、この人、地元の沖縄では「裏切者」と呼ばれています。それは、名護市辺野古の米軍新基地について、もともとは「県外移設」を訴えていたのに、新基地工事を請け負っている土建業者から60万円の献金を貰ったとたんに「辺野古容認派」に寝返ったからです。

念のために補足しておきますが、こうした公共事業を請け負っている企業、国と契約している企業からの献金は、公職選挙法で禁止されています。そのため、西銘恒三郎は、多くの自民党議員と同じく、この違法献金が発覚した時点で60万円を返金して事なきを得ましたが、あたしは、この方式がいつも納得できません。バレなきゃ返さなくいい、バレたらバレた時点で返せば何のオトガメもなし…って、これ、おかしくないですか?こんなことが通用するなら、店で万引きしても、バレた時だけ商品を返せばOKってことになりますよね?

ま、それはともかく、最後は国家公安委員長に初入閣した二之湯智(にのゆ さとし)、77歳です。この人も例に漏れずカネに汚い人物で、政治資金収支報告書を調べると、複数年に渡って虚偽記載や不記載が満載で…って、これは意図的に韻を踏んでラップ調にしたわけじゃありませんが、分かっているだけでも1,000万円を超える虚偽記載や不記載が見つかっています。

また、これは本人の不祥事ではありませんが、2010年、二之湯智の公設秘書の男が京都市内の不動産会社の社長宅に押し入り、社長の妻にナイフを突き付けて負傷させた上、金庫から現金1億円を奪ったのです。もちろん、男は強盗致傷の容疑で逮捕され、公設秘書は解雇されましたが、犯行時は二之湯智の下で働いていたのです。よりによって強盗の雇い主を国家公安委員長に抜擢するなんて、岸田文雄のギャグセンスには脱帽します。

そして、ギャグセンスだけでなく、岸田文雄がどれほど国民を軽視しているのかが分かるのも、この二之湯智の初入閣なのです。二之湯智は参議院議員で、来年の夏で任期が切れるのですが、現在77歳なので、来年の参院選には出馬せず、政界を引退すると述べているのです。あと10カ月で引退する人物に国家公安委員長を任命するなんて、無責任にも程があります。警察行政のトップという重要なポストを、こともあろうに「辞めて行く人への餞別代わり」に使うなんて、これほど国民をバカにした人事は見たことがありません。

まだ他にもツッコミを入れたい初入閣が何人もいますが、これだけでもお腹がいっぱいになったと思います。ま、これほどまでに「叩けば埃」だらけの最低最悪の内閣なのですから、岸田文雄が大慌てで解散総選挙に突入したかった気持ちも分かりますが、あたしは一有権者として、「仏滅」の公示日と「仏滅」の投開票日を静かに待ちたいと思います。チーーーーン!

(『きっこのメルマガ』2021年10月6日号より一部抜粋・文中敬称略)

image by: 首相官邸

きっこ この著者の記事一覧

「きっこのブログ」のメルマガ版です。ブログと同様に、政治や芸能から文学やお料理、流行やファッションから日々の出来事まで、多岐にわたって綴って行きますが、よりディープに攻めて行こうと思っています。





http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/499.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <内閣支持率5割割れの衝撃>やはり、この政権は短命の予感(日刊ゲンダイ)

※2021年10月7日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年10月7日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

「日本人として大変誇らしく思っている」

 米プリンストン大学の真鍋淑郎上席研究員(90)がノーベル物理学賞に決まったことについて、6日、首相官邸でこう語っていた岸田首相。

 だが、今の自分自身の言動は政治家として、日本の総理大臣として、果たして「誇らしい」と胸を張って断言できるのだろうか。

 岸田内閣発足を受け、朝日新聞が4〜5日に実施した全国世論調査(電話)によると、内閣支持率は45%で、不支持率は20%。発足直後の支持率としては、2001年の小泉内閣以降で、麻生内閣(48%)を下回り、最低となった。毎日新聞でも「支持」が49%だったのに対し、「不支持」は40%で、他の報道各社の調査でも4〜5割台にとどまっていたから衝撃だ。

「低い数字も含めしっかり受け止め、自分自身をしっかり振り返りながら、これから選挙に向けてしっかり取り組んでいきたい」「各社によってだいぶ幅がある。質問のあり方も違うのかなと想像している」

 岸田は記者団に低支持率の感想を問われてこう答えていたが、内心は穏やかでなかっただろう。この1カ月間、テレビ・新聞はコロナ報道をすっ飛ばして総選挙一色の「祭り状態」。そんな中で誕生した政権なのだから、普通であれば首相が誰であろうと最初の支持率ぐらいは高いもの。いわば“上げ潮ご祝儀相場”というべき状況にもかかわらず、支持率5割割れというのは異例中の異例。出はなをくじかれたのも同然だからだ。

岸田政権はすでに「底が割れた」

 この数字が意味するところはハッキリしている。良識ある国民の多くは、すでに岸田政権の正体を見透かして「底が割れた」と見ているのだ。

 そりゃあ、そうだろう。岸田は総裁選で「生まれ変わった自民党」「党改革」などと連呼していたが、新政権の党役員・閣僚人事の顔ぶれを見る限り、生まれ変わるどころか、先祖返りも甚だしい。

 政権を2度も放り出した「希代のペテン師」こと安倍元首相や、その盟友である麻生副総裁に近い甘利を、あろうことか党の実権を握る幹事長に起用。「3A」と呼ばれる連中の「傀儡政権」「闇の支配」の構図が浮き彫りになった。

 政策的には岸田と「水と油」といわれる、安倍代理人の高市を政調会長で処遇することを提案したのも甘利だし、高市以外の役員人事の多くも岸田ではなく甘利が直接打診した、と報じられている。身内の岸田派からは「細田派や麻生派に気を使い過ぎ」などと不満の声が出ているらしいが、岸田は「適材適所」と言うばかり。幹事長と官房長官という「政権の要」を田中派に奪われ「田中曽根政権」と揶揄された1982年の中曽根内閣とそっくりだ。今の岸田派の源流である宮沢派(宏池会)も、91年の総裁選で、最大派閥竹下派の故・金丸信会長にポストの“禅譲”を持ちかけて勝利したが、政権を取るためなら何でもあり。まさに「歴史は繰り返す」だ。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏がこう言う。

「私は岸田内閣を『新鮮・薄味内閣』と呼んでいますが、支持率が上がらない要因は2つ。いわゆる3Aの色が強く出過ぎたこと、人事刷新内閣と言っても印象が薄い人ばかりだということです。今のところ菅政権よりもマシでしょうが、今後、閣僚などから失言、暴言が飛び出せば、総選挙でどう転ぶか分かりません」

岸田の思考は「安倍・麻生・甘利ガチャ」

 そもそも甘利は大きな“爆弾”を抱えていた男だ。

 経済再生担当相だった2016年、UR(都市再生機構)の土地売却をめぐる賄賂問題で辞任に追い込まれ、そのまま「睡眠障害」を理由に国会を欠席して雲隠れ。衆院解散、総選挙が近くなった途端、急に復活し始めたかと思ったら、「元特捜検事」という人物がまとめた謎の報告書をもとに潔白を主張。それが、いつの間にやら「説明責任を果たした」などと言い張っている。

 そんな愚弄男が政権与党の幹事長に就けば、どういう事態になるのか。岸田だって分かっていたはずだが、裏返せば、そんな「スネ傷男」を要職に置かなければならないほど余裕がなかったということ。これでは「生まれ変わる」どころではない。

「幹事長」人事がこのザマなのだから、他の人事、政策が期待できないのも当然。新型コロナウイルス対策の要となる、堀内ワクチン担当相、後藤厚労相、山際経済再生担当相の「コロナ3大臣」の就任会見を見ても、不安しか感じない。国民が「なるほど」と思う具体策を説明するどころか、そろって要領を得ず、堀内なんて前担当相の河野と引き継ぎすら終えていない上、「任命していただいたばかりですので」とシドロモドロだった。

 岸田は、コロナ対策について「喫緊かつ最優先」と言っていたが、この布陣で「第6波」「第7波」に備えられるのか。国民が青ざめるのも当たり前だ。

「新資本主義」の中身は「新自由主義」

 岸田内閣は政策の基本方針として「新しい資本主義の実現」を閣議決定。「科学技術立国」「デジタル田園都市国家構想」「経済安全保障」「人生100年時代の不安解消に向けた社会保障改革に取り組む」――などを成長戦略に掲げているが、これも期待できない。

 なぜなら、岸田が6月に立ち上げた「新たな資本主義を創る議員連盟」の最高顧問は安倍、麻生で、発起人は甘利だ。つまり、「新資本主義」と力んでいるだけで、その実態は、経済格差を拡大し、弱者を追い詰めるこれまでの「新自由主義」と変わらないのだ。

 原発についても再稼働ありきの布陣で、萩生田経済産業相もメディアのインタビューで、原発は脱炭素に「欠かせない」として「再稼働を進める」と明言している。

 要するに岸田の言っていることは安倍、菅政権の時代と同じ。何から何まで国民に見透かされているのに、よくもまあ、平然と「生まれ変わる」「改革」と言えたもの。欺瞞そのものだ。

 野党が求める予算委開催についても、岸田は「国会が決めること」と、これまた安倍・菅が多用したフレーズを繰り返している。本気で「改革」する気があるなら党国対委員長に「やれ」と言えばいいだけ。岸田は首相であり、党のトップ・総裁なのだ。それなのに「何となく後ろ暗い」と自覚しているからなのか、予算委そっちのけで、総選挙をぶち上げているから卑怯極まりない。

 岸田は一体、いつも持ち歩いているという「ノート」に何を書き込んできたのか。暇つぶしにパラパラ漫画でも書いていたのではないのか。これじゃあ、テレビ番組で、女性コメンテーターから「東大受験3度失敗するなんて、勉強好きね」などと皮肉を言われるわけだ。仮に岸田が「オレの力ではどうにもムリ……」などとあきらめているのであれば、それこそ「親ガチャ」の思考と同じ。「安倍・麻生・甘利ガチャ」のままなら「短命」で終わるのは間違いない。

 政治評論家の森田実氏がこう言う。

「国民は安倍・菅政治というものに対して嫌気が差しているのです。それを変えてほしいと切望しているのに、3Aという手のひらの上で『改革する』などと叫んでいるのが岸田首相です。野党の態勢が整わぬうち、新党ができないうちにと総選挙を急いだのでしょうが、衆院選は何とか踏ん張っても、次の参院選は敗れる可能性が高い。第1次安倍政権の時と同じです。こういう不誠実で、国民を欺くような政治は長く持たないでしょう」

 やはり、終わった男は終わった男なのだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/500.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年10月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。