★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年10月 > 12日05時35分 〜
 
 
2021年10月12日05時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] <約束を違えたのは立憲、あまりにも酷い>山本太郎 枝野代表のウソばらし東京8区から勇気ある撤退(田中龍作ジャーナル)



山本太郎 枝野代表のウソばらし東京8区から勇気ある撤退
https://tanakaryusaku.jp/2021/10/00025882
2021年10月11日 22:54 田中龍作ジャーナル


市民連合と立・共・社・れ4党の政策調印式。この1ヵ月後に「ハシゴを外される」ことを山本は予想していただろうか。=9月8日、参院会館 撮影:田中龍作=

 2週間ほど前のことだった。れいわの記者会見が終わった後、田中はカメラが回っていないことを確認し山本太郎に言った。「枝野(立憲代表)は簡単に前言を翻すから、気をつけといてね」と。

 山本は「そん時はそん時のやり方がありますよ」と答えてニンマリと笑った。

 きょう11日、山本は街頭記者会見で東京8区からの撤退を表明した。立憲から煮え湯を飲まされるような思いだったに違いない。返す刀で立憲が約定を違えたことを暴露した。

 枝野の固有名詞を挙げ、「最初の約束と違う発言が日に日にエスカレートしていった」とまで言って、枝野がウソをついたことを明らかにしたのである。

 立憲との間で東京8区は山本に譲るということになっていた。選挙が近づいたが、山本の立候補発表のタイミングは、立憲の都合でズルズルと先延ばしされて行った。立憲は、吉田はるみ8区総支部長の説得に時間がかかることを理由にあげていた。

 ●●ら3人の立憲幹部は吉田に「次の活躍の場」として来夏の参院選などをチラつかせ、説得に当たっていた。


地元住民の力が立憲幹部による野党共闘の私物化を認めなかった。=10日、杉並区 撮影:田中龍作=

 杉並区の地元住民たちは共に汗を流していた吉田が8区から剥がされそうになっていることを察知した。

 彼らは、共産党中央委員会や立憲党本部に要請を掛け「私たちは吉田さんで行きます」と表明していた。10月5日には枝野代表の地元事務所(さいたま市)まで足を運んだ。

 10月8日、山本が8区からの立候補を宣言すると、地元は騒然となった。枝野は「困惑している」などと言ってウソをつかざるを得ないところまで追い込まれた。

 立憲幹部は山本に空手形を切ったのである。立憲幹部の不誠実な対応は噴飯ものである。自業自得とはいえ、衆院選挙に向けて大きなダメージとなった。

 山本太郎は「そん時はそん時のやり方」で立憲幹部へのリベンジを果たしたのである。(文中敬称略)

     〜終わり〜


関連記事
<小沢一郎氏、平野博文選対委員長が東京8区は「山本太郎」で合意済み>山本太郎が統一候補である、これだけの理由 及川健二が解説 
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/549.html




http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/557.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <約束を違えたのは立憲、あまりにも酷い>の余計な付け足しで「赤かぶ」さんが「統一教会」の一味であることは容易に推測できる
 
 元のスレッドでスレ主「赤かぶ」さんにより初期非表示になっているコメントを、一部修正して再掲します。

────────────────────────────────
 
 元記事のタイトルの<約束を違えたのは立憲、あまりにも酷い>の余計な付け足しで、「赤かぶ」さんたちのグループが、「統一教会」(家庭連合)の一味であることは、容易に推測できます。
 
 「新共産主義クラブ」が、「赤かぶ」さんたちのグループが、「統一教会」(家庭連合)の一味であると推測している、もう一つの理由は、「赤かぶ」さんが転載しているブログの一つの執筆者である植草一秀さんが、「統一教会」(家庭連合)と繋がっていることが、ほぼ確実である、「日本経済復活の会」の常連の講師であるからです。
  
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/557.html#c9
 
────────────────────────────────
   
 「新自由主義」から「新共産主義」へと、政治と経済のパラダイムシフト(潮流変化)を導き、
 人と社会の未来を築(つ)くる、『新共産主義クラブ』.
 
 © 2021 新共産主義クラブ.
 
 
 The New Communist Club builds the future for human and society,
 leading the paradigm shift, the change of the tide,
 in politics and economy from neoliberalism to new communisim.
 
 Copyright © 2021 New Communist Club. All Rights Reserved.
 

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/558.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 陽性者を「感染者」と報じるNHKの虚偽報道で、総務省に処分の求め(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2044131.html
http:/


 新型コロナウイルスに関してPCR検査陽性者を「感染者」と報じ続けるNHKに対し、処分または行政指導を求める申し出を筆者が総務省に送付し、10月8日に受け取られた。参考資料として、厚生労働省とNHKのホームページのそれぞれ写しを添えた。申し出書の全文を下段に掲げる。


IMG_6651
IMG_6654

 行政手続法第36条の3は、法令違反の事実があるにもかかわらず是正のための処分または行政指導がされていないと思われる場合、所管の行政機関に処分または行政指導を求めることができる旨を定めている。申し出を受けた行政機関は必要な調査を行うとともに、必要が認められるときは、処分または指導を行わなければならない。


 筆者が9月3日の総務相会見で、新型コロナ報道に関してNHKに是正を求める考えはないかただした際、放送法第3条「放送番組編集の自由」を盾に、「放送事業者の自主・自律により、適切な対応が求められるものと考えている」と放置を決め込んだ。


 今回、NHKを監督する総務省情報流通行政局放送政策課に行政手続法にのっとり処分の求めを申し出た場合、処分や行政指導に動く可能性があるか事前に尋ねた。担当者は、大臣同様に放送法第3条を根拠に「NHKの番組内容に関して干渉・規律することはできないことが放送法上定められている」と門前払いしようとした。


 筆者が「では、逆にどういう場合に指導や処分があるのか」と迫ると、「放送法の具体的に何条に違反するか、事実を確認した上で指導することはあり得る」と可能性を認めた上で、「ただ、基本的に報道の内容に関しては、報道機関の自主・自律が求められており、BPO(放送倫理・番組向上機構)などで判断いただくことが多い」と消極的な姿勢を見せた。BPOはほとんどの場合、視聴者からの苦情を整理してホームページ上で紹介するだけで、ガス抜き機関の印象が拭えない。


 新型コロナ報道に関してNHKの違法性が疑われる項目は多数ある。例えば、「感染者」(PCR検査陽性者)数を伝える場合、母数である検査数を伝えないし、感染症に対するPCR検査の無効性を伝えない他、2020年に肺炎死亡者数が大幅減少した実態を伝えない(放送法1条第3項違反)。


 さらに、新型コロナワクチンの効果を宣伝する一方で、その危険性を伝えない(同法4条第2項、第4項違反)。「“ワクチンで不妊”はデマ」と報じる(同法4条第3項違反)。新型コロナワクチン接種を促す報道をする一方で、接種回数が多い人ほど感染確率が高いことを報じない(同法4条第4項違反)。


 ただし、今回は改善項目が多いあまり事態を複雑にして処分・指導に動く腰を重くするのは得策でないと考えた。初回は簡単に判断できる材料を提供することにした。


 届け出は、所管する行政機関が申し出書類を受け取った時点で完了となる。なお、行政手続法は、必要な調査を行った結果を通知することを行政機関に義務付けていない。


行政手続法に基づく「処分等の求め」の申出書


令和3年10月7日

総務省情報流通行政局放送政策課長 殿

申出者氏名・名称:高橋 清隆      
 住所・居所:東京都○○○○       
                             ××××                 
電話番号:  0△△△△△△△△△△△ 
FAX番号:     なし        
メールアドレス: urepytanopy@yahoo.co.jp


下記のとおり法令違反を認知したため、行政手続法第36条の3の規定に基づき、是正のための処分又は行政指導を行うよう求めます。


1.法令に違反する事実の内容
 NHKは2020年3月頃から、『ニュース7』などで連日「新型コロナウイルス、今日の感染者数です」などと言って、人数を報じている。しかし、これは厚生労働省が示すPCR検査に基づく新規陽性者数に当たる。同省危機管理医務技術総括審議官の佐原康之氏(当時)は2020年12月2日の参議院地方創生及び消費者問題に関する特別委員会で、柳ヶ瀬裕文(日本維新の会)の質問に対し、「PCR検査の陽性判定は必ずしもウイルスの感染性を直接証明するものではございません」(https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120315328X00320201202/110)、「PCR検査の要請判定イコールウイルスの感染性の証明ということではない」(https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120315328X00320201202/112)と答弁している。
 PCR検査は遺伝子を数百万〜数億倍に増幅する検査方法であり、体内に1〜数個のウイルスしかいない場合でも陽性になり得る。この場合は、発症せず、感染力も持たない。
 よって、PCR検査陽性者を感染者として伝えるのは虚偽報道であり、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する恐怖や不安をいたずらにあおり立てることで、過剰な「感染症対策」が促進されている。その結果、国民生活・国民経済が破壊されるとともに、来院を控えさせることで国民の健康を害している。
 国民生活への悪影響は老若男女に及ぶ。施設に入所する高齢者は孤独の中で死を待ち、子供たちは学校で友人たちと戯れたり、お昼休みに会話することすら制限されている。大人は飲み会や都道府県外への移動を禁止され、多くの職場では子供たちと同様に直帰を課せられている。独身男女は出会いの場が激減し、今後、出生率の大幅な低下が懸念される。
 テレビがPCR検査陽性者を感染者と伝えることは、「報道は事実をまげないですること」を定める放送法第4条第1項第3号に違反している。
2.処分又は行政指導の内容
 新型コロナ報道に関して、「感染者」を「(PCR検査)陽性者」に改める。
3.処分又は行政指導の根拠となる法令の条項
 放送法第4条第1項第3号
4.処分又は行政指導がされるべきであると思料する理由
 新型コロナウイルスに関してPCR検査陽性者を感染者と報じるのは放送法第4条第1項第3号に明らかに違反している。今後、新型コロナウイルスに対する不必要な脅威や不安から国民生活・国民経済を守り、国民に健全な日常生活と未来を取り戻すため、「感染者」を「(PCR検査)陽性者」に改める必要があると思料される。
5.その他参考となる事項
@ 「PCR検査実施人数」「陽性者」「新規陽性者数」などの語句を使った厚生労働省ホームページの
 写し
 それに対し、
A 「感染者数」と表記し続けているNHKホームページの写し
B 「感染」「感染者数」と報じるNHKのニュース記事(全国)
C 「感染」「感染者数」と報じるNHKのニュース記事(神奈川県)
D 「感染」「感染者数」と報じるNHKのニュース記事(大阪府)


■関連記事






http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/559.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 山本太郎よ 埼玉5区に駒を進めろ! 枝野選挙区に 
山本太郎よ 埼玉5区に駒を進めろ! 枝野選挙区に
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51998793.html
2021年10月12日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


これが 鮫島さんノツイートです 11日20:00

山本太郎が経緯を(背広着て野外説明)
@東京8区出馬は立憲民主から提案された
A立民執行部と出馬表明の日時まで合意していた
B吉田氏の処遇も決まっていた
C枝野氏とも直接会談していた
C枝野氏が一方的に合意を破る発言をした。
新聞報道とまるで違う内容。各社は枝野氏に説明を迫り一刻も早く真実を伝えるべき。

***

中途半端な動きをすれば 
力が正義となり 山本太郎はパージされます

小沢一郎がそうでした
枝野に冷視表現されても反撃しなかったのです
今回の太郎も反撃しないどころか負けたのに 共闘に拘ります
小沢よりもっと舐められますよ

***

枝野は埼玉5区です
太郎が立候補するのです
そして埼玉県民の耳に
太郎節を歌いこむのです

負けとか勝ちに拘っては負けます

太郎が舐められ嵌められ脅されたのです
キッチリ枝野にお返しするのです

こうすれば喧嘩が成立し 真の野党共闘となるのです
太郎に勧告します
埼玉5区に駒を打て!

脅された分脅してこそ5分5分の勝負です

枝野が降参するぞ!



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/560.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 枝野、少しは歩み寄ったら?山本太郎に泥をかぶせたままで良いのか(まるこ姫の独り言)
枝野、少しは歩み寄ったら?山本太郎に泥をかぶせたままで良いのか
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/10/post-1b8d7d.html
2021.10.11 まるこ姫の独り言


選挙前なのに「野党共闘」が泣く程、ぐちゃぐちゃになっていないか? どうも野党を分断させようとしている勢力がいるのかもしれないが。

メディアに「早くもゴタゴタ」なんて書かせるような言動をしたら駄目だろうに。

読売なんか、野党のゴタゴタもどきがうれしくて仕方がないのだから。

だからこういう見出しになる。

立民と共産の選挙協力、進まぬ調整「志位氏が候補者おろす決断してくれるしかない」
 10/5(火) 11:45配信 読売新聞オンライン

>衆院選が「19日公示―31日投開票」となったことで、立憲民主党など野党は選挙準備を急ぎたい考えだ。ただ、焦点の立民と共産党の候補者調整は足踏み状態で、共闘に向けた環境が整うかは不透明なままだ。

>もっとも、候補予定者が競合する約70の小選挙区の調整は進んでいない。立民関係者は「これ以上の進展は難しい。志位氏が候補者をおろす決断をしてくれるしかない」と語る。


自民党が長い夏休みを取って国会を開かないことからしても、立憲は相当前から選挙準備をしてきたと思っていたが、なんで調整が進まないのか。

しかも自分達は譲歩せず、共産党が候補者を降ろす決断を当てにしているなんてどうかしている。

共産党を利用しているだけじゃないか。

いかにも高みにいる人の発想にしか見えない。


ようやく「野党共闘」が実現化したのなら、相手側にばかり歩み寄らせることをせず、自分の方も歩み寄らないと信頼関係は生まれないと思うが。

今の状態は、候補者を下ろしてもらうことが野党共闘だと勘違いしていると思われても仕方がない程傲慢だ。

立憲民主党が野党第一党だからこそ、他党への配慮をしつつ譲歩するところはする、それが一番重要なことだ。

立憲が一番のような思考は反感を買うだけだ。

立憲が偉そうな態度を取っていたら、共産党もれいわもバラバラになって、いつものように票の取り合いになる可能性もある。

税金私物化政党の自民党は泣いて喜ぶだろう。

本当にそれでいいのか。


自民党の長年の横暴に耐えかねて、自民党以外の党が政権を取って日本を立て直すことに期待している国民は、今、立憲の動きを注視している。。

ここで立憲が傲慢な態度に出たら、国民に愛想を尽かされる。

本当によくよく考えて行動をして欲しい。


せっかく、共産党が国を立て直すために「小異を捨てて大同につく」と言って相当譲歩しているのに、それに甘えていたら駄目だ。

今、東京8区で、山本太郎の出馬を巡って野党同士、支持者同士で諍いが続いている。

そして山本太郎が悪者になっている。

本当のところは知らないが、いつまでも対立しているイメージをつけない為にも、立憲代表の枝野が表に出てきて山本太郎が出馬を発表した経緯を説明する必要があると思うが。

じゃないとせっかくの「野党共闘」が台無しになる。

こんなドタバタで、税金私物化政党の自民党を勝たせて良いのか。

野党が一丸になって戦っても、メディアは自民党びいきだし組織票を持っているし、なかなか勝てる相手ではない。

仲間割れをしないように戦ってこその「野党共闘」だと思うが。

それには立憲代表の枝野がきちんとした意思表明をするしかない。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/561.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 冬の「第6波」で猛威を振るう新たなコロナ変異株は何だ? 誰にも分からない不気味(日刊ゲンダイ)
冬の「第6波」で猛威を振るう新たなコロナ変異株は何だ? 誰にも分からない不気味
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295477
2021/10/10 日刊ゲンダイ


「変異株」が世界で次々と生まれている(C)日刊ゲンダイ

 ひと時より感染者数は減ってきているとはいえ、新たな脅威となる「変異株」が世界で次々と生まれている。

 WHO(世界保健機関)は「偏見や差別につながる」として変異株の呼び名を24文字あるギリシャ文字に切り替えているが、8月31日に「注目すべき変異株」に指定された「ミュー株」ですでに12番目(発見順とは一致しない)。

 早晩、足りなくなるのは必定で、次は星座(アンドロメダ座〜)の呼称になる。

 最も新しい「ミュー株」はコロンビア、エクアドルで広まり、ワクチンの有効性は7分の1まで下がるという報告がある。日本では海外から帰国した2人の患者が報告されており、いずれも無症状とのこと。

 ウイルスの変異は、RNA遺伝子をコピーする際のコピーミスによるもので、高い伝播性やワクチンの無力化など何が起こるか予想ができない。冬にも予想される「第6波」の主要株がラムダ株なのか、ミュー株なのか、それとも新たに生まれるであろうニュー株、クサイ株なのかは誰にも分からないのだ。

9月から入国後のホテル隔離を一部緩和


今後も変異を繰り返す(提供)米国立アレルギー感染症研究所

 いずれにせよ、海外からの新種については水際対策が重要となる。

 日本政府は9月20日から〈水際対策上特に対応すべき変異株〉として「ベータ株」「ガンマ株」「デルタ株」「イータ株」「イオタ株」「カッパ株」「ラムダ株」「ミュー株」の8つを指定し、これまでの3つ(ベータ、ガンマ、デルタ)から強化すると発表している。

 ところが、入国後に検疫所が決めた施設での待機(隔離)については、新たな変異株に関する知見、当該国・地域における流行状況、ワクチンの有効性などを総合的に判断するとして、実質的に隔離期間を緩和した。

 最も感染者の多い米国が“待機なし”になるほか、10日間の待機が求められていたインドネシアなども3日間に短縮される。ほぼスルー状態といっていい。

「最も効果的な感染対策は、海外から新たなコロナウイルスを持ち込ませないこと。ところが、日本政府は入国緩和の方向に動いています。まったく理解できません」(医学博士の中原英臣氏)

 まったくもって理解に苦しむ対応だが、その政府が期待するワクチン接種による集団免疫の獲得は困難とみられる。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長も「国民の70%がワクチン接種しても、残りの30%の人がプロテクトされることでは残念ながらないと思う」と否定的だ。

「経口薬」は次の感染爆発まで間に合うのか


なかなか承認されない(アビガン=ロイター・共同)

 長く暗いトンネルの中で明かりが見えるとすれば、それは「治療薬」の登場。第6波が襲来してくる前に治療薬の開発は間に合うのか?

 今年の春先、国産治療薬として開発が期待された小野薬品工業の「カモスタット」は、実際の使用を想定して行う最終の第3相臨床試験までこぎつけていたが、承認申請を前に効果なしとされ6月に開発を中止。同じく第一三共の「ナファモスタット」も安全性に懸念が出て第1相で開発を中止している。やはり第3相まで来ている富士フイルム富山化学の「ファビピラビル」(商品名アビガン)だが、いまだ承認されていない。興和の「イベルメクチン」はそもそも抗寄生虫薬で、国際的にも使用が推奨されていないもの。残る塩野義製薬の「S-217622」が年内の申請を目指している。

 一方、メルク(米国)の「モルヌピラビル」は第2/3相まで来ており、年内にも米国で緊急使用許可が下りる可能性が出てきた。日本では年内にも申請を見込んでいる。中外製薬が共同開発するロシュ(スイス)の「AT-527」は2022年に申請予定だ。

 開発に数年を要する薬剤開発が急ピッチで進んでいることは素直に驚きだが、少なくとも数カ月は今のような感染対策を続ける必要がある。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/562.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 遅すぎた制御棒<本澤二郎の「日本の風景」(4323)<財務省・矢野事務次官がようやく正論!しかし10年遅れ⁉>
遅すぎた制御棒<本澤二郎の「日本の風景」(4323)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30781382.html
2021年10月12日 jlj0011のblog


<財務省・矢野事務次官がようやく正論!しかし10年遅れ⁉>

 昨日はため息の出るような場面が、永田町と渋谷のNHKで噴出した。せっかくの代表質問の機会を、野党・立憲民主党は安倍犯罪を徹底追及して、国民を納得させることが出来なかった。政府広報機関のNHKが世論調査を公表、自民党に高下駄を履かせて、右翼・保守派を安堵させた。「昔の名前で出ています」野党は、低迷したままで、政権打倒の夢をかき消してしまった。

 自公過半数は、ほぼ間違いないのだろうか。野党はこの期に及んでもバラバラ、さもありなんである。野党に軍師不在を裏付けている。自公には+安倍ムサシの不正投開票マシーンがまとわりついている。ため息が出るのも仕方ないものか。日本は、これからも泥沼にはまり込むしかないのか。

 不思議なニュースが目に留まった。財務省事務次官を知らないが、安倍内閣以降、国民の税金をやたらとばらまいてきた。ひも付きの経済援助金だけでも、安倍は60兆円も無駄遣いした。とどのつまりは、フクシマ隠しの4兆円五輪賭博の強行である。この巨額な財政の不始末について、財務省は沈黙してきたのだが、麻生の悪太郎が席を離れた途端、事務次官が正論をぶち上げた、というのである。何をいまさら寝言を言うのか。日本の財政は、既に破綻しているのではないのか。

<東北復興肥満予算+4兆円コロナ五輪賭博に沈黙、何をいまさら>

 大蔵省といわれたころの大蔵大臣は、永田町の花形で、予算を算定する主計局が羽振りをきかせていた。

 数兆円、数十兆円の借金でも、当事者は震え上がったものである。今その桁は上がって、1200兆円を超えている。GDP500兆円時代は夢物語になろうとしている。国民所得は韓国に抜かれた。年金はSOSだ。その一方で財閥の蓄財は300兆、400兆円で、市民との超格差は乖離どころの話ではない。

 借金大国は、もう20年以上も継続して、その勢いは止まらない。安倍晋三の海外バラマキ60兆円は悔しい。それでもNHKは、安倍支援報道に徹して、公共放送の資格を放り投げてきた。言論機関の腐敗が、極右政権を存続させてきた原動力だった。それが岸田新政権でも、となると、善良な市民は耐えられないだろう。野党の無力さもひどいが、言論の罪は重すぎて声も出ない。

 311フクシマの民主党内閣の隠ぺいと、その後の消費大増税で、人々の野党不信は骨の髄までしみ込んでいる。それでいて同じ看板をぶら下げて登場、要の自公の不正追及をしない。

 東北復興向けの肥満予算に群がったゼネコンとやくざの犯罪に、検察も警察もソッポを向いた。特に放射能除染費用の不正を、これに誰もが沈黙した。汚染地帯で人体実験させられている若者の健康被害も、いまだに不問に付せられている。

 コロナ禍においても4兆円五輪を強行して、世界の物笑いに。それでも、反省も謝罪もしない政治が貫徹された。財務省は、これら一連の不正予算の執行に沈黙した。第一、五輪強行の事務当局は、財務省の武藤という元事務次官のもとで推進したのだから、お話にならない。

<公文書隠ぺいと赤木俊夫事件に翻弄、本来の任務放棄の財務省>

 麻生・財務省は、安倍犯罪の手先となって、その隠ぺいに徹して、全体の奉仕者としての役割を果たさなかった。

 森友事件では、公文書偽造・捏造の主犯的役割を果たして、安倍事件の隠ぺいに狂奔する財務省だった。赤木事件は終わっていない。赤木夫人の怒りの叫びに岸田は、本気で向き合おうとはしていない。

 安倍・麻生体制下では、会計検査院が死んでしまって、国民に対して責務を果たさなかった。彼らも税金泥棒であろう。

<10年前に財政規律を貫徹する義務を放棄した財務省>

 財政家がいない日本は、もう10年以上かもしれない。

 「民主党の大馬鹿野田豚が、公約違反して消費税を大増税。それでもまだ立民に巣食っている。本来は、肥満体質の行財政改革が不可欠。財務省の責任放棄に対して、財務省解体論も出ている」という有様である。

 国民生活は、為政者の資質・責任感に左右される。この10年、人びとはよくわかったはずだが、それでもゆでガエルに浸って、起き上がろうとしていないのだろうか。

2021年10月12日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(追記)昨日は、千葉市内の義弟の畑に押しかけてサツマイモ掘りして汗をかいた。今回で二回目。上空を成田から離陸した旅客機が飛び交っている。一帯は、農業好きの老人たちが、ハクビシンなどの動物と対決しながら、野菜作りに励んでいる。そんな一角で紅色をした芋を掘って、それをそっくりいただいて帰宅。地球温暖化が進行、それでも原発推進の政権のもとでは、魚介類も食べられず、飢饉の恐れありだ。サツマイモで命を維持する場面も想定される。

 それはさておく。わが妹の夫はいま1週間のうち3回も透析中だ。大変な健康状態だというのに、畑仕事をこなしている。その理由を聞いて納得した。「透析代の知らせが来るようになってびっくり。1か月に30万円以上。それがタダ。申し訳ないとの思いで畑仕事。作った野菜は、近所となりにばら撒いて、多少は恩返しさせてもらっている」という殊勝な解説に納得した。

 報恩は、人の道である。政治屋は、党本部の公認さえ取れれば、公明党創価学会の票も入る。バッジをつければ、世界一の高給取りだ。せめて報恩の気持ちをもって、国民に善政すべきであろう。安倍や麻生への報恩を、国民は怒っている。

 帰宅して掘ったばかりの芋を隣家におすそ分け。すると、再婚したばかりのS君の夫人が、子供のころを思い出させてくれる菓子「かりんとう」を持参してくれたことに感謝!最近は高給菓子に相違ない。


(TBS)財務省の矢野事務次官が月刊誌で自民党の経済政策が「バラマキ合戦」になっていると批判したことが、政府与党内で波紋を呼んでいます。 財務省 矢野康治 事務次官  「最近のバラマキ合戦のような政策論を聞いていて、もうじっと黙っているわけにはいかない」

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/563.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 山本太郎氏「東京8区出馬断念」の裏で何が…ブチまけた立憲民主党との交渉のすべて(日刊ゲンダイ)



山本太郎氏「東京8区出馬断念」の裏で何が…ブチまけた立憲民主党との交渉のすべて
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295917
2021/10/12 日刊ゲンダイ


山本太郎氏(C)日刊ゲンダイ

 これで巨大与党に対抗できるのか。つい先週の金曜日の8日、衆院東京8区から「野党統一候補」として出馬すると表明していた「れいわ新選組」の山本太郎代表が11日、出馬を取りやめると発表した。横浜市内の街頭演説で明らかにした。

 山本氏は演説のなかで「結論から言うと東京8区から出ません」「思った以上に混乱が大きくなってしまった。東京8区ですでに活動し、支援してきた人の声を受け止めると決めた」と謝罪した。

 東京8区では立憲民主の支部長、吉田晴美氏が6年間にわたり活動をつづけ、出馬を予定していた。そのため山本氏が出馬を表明すると地元支援者が猛反発、「#吉田はるみだと思ってた」と書かれたプラカードを持った市民約100人が駅前に集まり抗議していた。立憲民主の枝野代表も「率直に言って困惑している」と不快感をあらわにしていた。

 東京8区は、自民党の石原伸晃元幹事長が連続10回当選している選挙区だ(うち2回は8区を含む旧4区)。2012年、山本氏はこの選挙区から立候補して負けている。

東京8区からの出馬は立憲からの打診

 突然の出馬断念の裏に一体何があったのか。街頭演説で山本氏は「本当は一人で泥をかぶろうと思ったけど」と、枝野氏を痛烈に批判し、これまでの経緯を洗いざらいぶちまけていた。

 山本氏によると、東京8区からの出馬は、立憲からの打診だったという。少なくとも8月9日、8月27日、9月17日、9月24日と4回、話し合いをしたとしている。

 立憲候補の吉田晴美氏が東京8区から降りることについても、立憲サイドからは、吉田氏本人から了解を得たと連絡があったという。山本氏が東京8区からの出馬表明を10月8日にすることも、<それで結構です>と立憲から応答があったそうだ。一方的な言い分ではあるが、どうやら山本氏本人は、すべて話はついたと信じていたようだ。

「お互い、意思疎通が不十分だったのでしょう。でも、やはり野党第1党である立憲の責任が大きいと思う。もし、山本さんが誤解したとしたら、誤解させるような言い方をしたのではないか。いつも立憲は詰めが甘い。どこまで立憲候補だった吉田さんの意思を確認していたのか。吉田さんの支持者を軽く考えていたのではないか。枝野代表は詳細を説明すべきです」(野党関係者)

 これでは野党支持者はシラケる一方だ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/564.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 小泉進次郎がレジ袋有料化で責任逃れ。「決めたのは僕でない」発言に国民の怒り爆発、地元でビラ配りも“ムダ紙で環境破壊”の声(まぐまぐニュース)

※補足 https://twitter.com/nivl_heim/status/1447360442645446656


小泉進次郎がレジ袋有料化で責任逃れ。「決めたのは僕でない」発言に国民の怒り爆発、地元でビラ配りも“ムダ紙で環境破壊”の声
https://www.mag2.com/p/news/514271
2021.10.11 tututu まぐまぐニュース



岸田内閣で閣僚ポストから外れた小泉進次郎前環境相。そんな小泉氏のある発言が波紋を広げている。小泉氏が推進したレジ袋の有料化について、「レジ袋有料化を決めたのは僕ではない」と発言。まるで責任逃れのような言い訳にネットで批判が殺到している。

小泉進次郎、レジ袋有料化を決めたのは「自分ではない」

岸田内閣発足にともない、2年間務めた環境大臣を今月5日に退任した小泉氏。最後は目を潤ませながら省庁を後にした。

そんな小泉氏が9月4日に出演したABEMAの番組『カンニング竹山の土曜The NIGHT〜小泉環境相と考える福島除去土壌〜』の中で、国民に大不評のレジ袋有料化について語った。

有料化から1年が経ち、その効果を問われた小泉氏は、「これも結構批判されてますよね。レジ袋有料化を決めたのは僕ではないってことは」と苦笑い。

続けて、「完全にレジ袋有料化したってなってますよね。フェイクニュースってこう根付くんだと。私が大臣になる前に経産大臣、環境大臣で決めた事ならその中で如何に前向きに進めるか」とし、有料化を決定したのは自分ではないことを強調した。

小泉氏の口から飛び出したまさかの発言にネットは大炎上。

「今さら何を言ってるんだ」「誰が決めた決めないではなく、責任者はあなたでしょ」「おかしいと思ったら撤回する権限はありましたよね?」「政治家なのに決める人、実行する人で責任転嫁するなんてありえない。完全に失望」などの厳しい批判の声があがった。

地元でビラ配りも「ムダ紙で環境破壊」と批判の声

自らが推した河野太郎氏が自民党総裁選で敗れ、すっかり“冷や飯組”となってしまった小泉氏。

これまで“期待の若手”だった小泉氏のメッキは剥がれ、小泉氏の陰に隠れていた若手実力者たちが岸田内閣の人事で抜擢。すっかり立場が逆転してしまった。

読売テレビで10日に放送された「そこまで言って委員会NP」に出演した元衆院議員の金子恵美氏は、小泉進次郎前環境相について「イメージだけ」とバッサリ。

そのうえで、「これまで4期の小泉さんばっかりにスポットを当てられてた気がするんですけど、小泉さんよりもっと能力のある人がいっぱいいる」とコメントした。

そんな小泉氏は次の衆院選に焦りを感じたのか、地元である神奈川県横須賀市の駅前でビラ配りしている姿を発見。満面の笑みを浮かべ、自らの政策を訴えるチラシを配布した。ネットでは「ムダな紙を使って環境破壊している」と揶揄されている。


これまでの選挙では地元で圧勝。他の候補者の応援で全国を回り、衆院選の期間中でさえ地元に帰ってこなかった男が、今回ばかりは危機感を感じ、横須賀に張り付いているようだ。

あるいは、人気凋落でどこからも声が掛からなくなったのかもしれない。

そんな小泉氏を尻目に、山口壮環境相のもとにはレジ袋無料化を求める多くの声があがっており、桜田義孝前五輪相は「レジ袋についての要望を山口大臣に直接相談した」ことをすでに明かしている。

レジ袋再無料化の実現はもはや時間の問題といえそうだ。

Twitterの反応





https://twitter.com/naoki_satoh/status/1447128581746745347



https://twitter.com/donbe11/status/1447385399551090690



https://twitter.com/mrym7016/status/1447393931663077381





※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: 自由民主党 − Home | Facebook



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/565.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <たった2週間 公約破棄>岸田“口だけ”首相の正体見たり! 政権発足1週間で目玉政策が次々と後退(日刊ゲンダイ)




岸田“口だけ”首相の正体見たり! 政権発足1週間で目玉政策が次々と後退
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295918
2021/10/12 日刊ゲンダイ


スカスカの所信表明(C)日刊ゲンダイ

 岸田政権が発足して1週間。所信表明と代表質問を通じて、早くも「口だけ首相」の化けの皮がはがれてきた。岸田首相が自民党総裁選で訴えていた目玉政策が次々と後退している。

  ◇  ◇  ◇

 岸田首相は総裁選で「新自由主義からの転換」や「成長と分配」を前面に打ち出し、格差是正政策として“金融所得課税”の強化を訴えていた。金融所得課税は、金持ち優遇との批判が強いからだ。

 ところが、11日の代表質問に対する答弁では「分配政策として、まずやるべきことがたくさんある」と語り、金融所得課税の強化を引っ込めてしまった。首相就任後、株価が低迷し、市場のプレッシャーにあっさり屈服した格好だ。

 新型コロナウイルス対策もシレッと修正している。岸田首相は総裁選で〈予約不要の無料PCR検査所の拡大〉を公約に明記していた。しかし、8日の所信表明では「予約不要の無料検査の拡大に取り組みます」とPCRの文字が消えた。11日は「予約不要の無料検査の拡大などPCR検査を含め、さらに検査体制を強化していく」と、PCR検査を“含め”と曖昧なことを口にしている。PCR検査の拡充を渋る厚労省の壁を打破できなかったのは明らかだ。

 一時、前向きだった「森友調査」も安倍元首相におもねって引っ込め、河井事件の1億5000万円問題も、かつて二階幹事長に「説明責任」を直談判していたのに、首相就任後は「必要なら説明する」に後退している。総裁選で掲げていた公約は何だったのか。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

実行力もやる気もなし

「総裁に立候補する時は、他候補との違いをアピールするため、耳当たりのいい政策を掲げたが、いざ、実行する段になると関係者の抵抗が強くて難しくなり、トーンダウンせざるを得なかったのでしょう。障害を乗り越え、何としても実行するという気概もまったくみられません。実行力もやる気もないということです。総裁に選ばれて2週間足らず、総理に就いてまだ1週間なのに、就任早々、こんなに軌道修正する首相は珍しい。短期間の国会ですが、国民の不信感は増大するのではないでしょうか」

 岸田首相の言うことはすべて疑った方がいい。総選挙で審判を下すしかない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/566.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!「私は自民党の求めで参考人招致に応じた、そのときの筆頭副幹事長が…」(リテラ)
辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!「私は自民党の求めで参考人招致に応じた、そのときの筆頭副幹事長が…」
https://lite-ra.com/2021/10/post-6046.html
2021.10.12 辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!  リテラ

    
    国会での辻元氏(衆議院TVインターネット審議中継より)

 昨日11日から国会では岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問がはじまったが、初の論戦であるにもかかわらず、岸田首相は野党の追及に対して「ゼロ回答」を連発。一方、自民党は幹事長に就任した甘利明氏が代表質問に立ち、芝居がかった声で手振り身振りを交えて安倍・菅政権によるコロナ対策が大成功だったと称賛しはじめるという地獄を見せつけた。

 たしかに岸田首相は、質問されている最中なのに隣の麻生太郎・前財務相とニヤニヤ笑い話をしていた安倍晋三・元首相や、原稿を読むのに一杯いっぱいで、ヤジが飛ぶと議長に「注意して」と促してばかりだった菅義偉・前首相とは違い、質問に耳を傾けているふうのポーズをとり、真面目な姿勢を見せていた。

 だが、岸田首相はたんにそれだけ。あれだけ総裁選では「民主主義の危機」を叫んでいたというのに、危機に陥れた安倍・菅政権の問題点はすべて無視し、答弁原稿をマシーンのように朗読するだけだったからだ。

 そして、その岸田首相の本質を華麗に暴いたのが、立憲民主党・辻元清美議員の質問だった。

 代表質問は一括質問のあとに一括答弁するスタイルであるため文語調・演説調になりがちだが、辻元議員は初っ端から岸田首相のほうを見て「総理、予算委員会やりましょ。いかがですか?」と語りかけるなど、口語で質問。予算委員会のような雰囲気をつくるや否や、さっそく牧島かれん・デジタル担当相の接待問題を追及し、さらに岸田首相の本質に切り込む質問を浴びせかけたのだ。

「岸田総理、自民党の総裁選挙のとき以来、『民主主義の危機にある』と何回も発言されてきました。それでは具体的にお訊きします。たとえば、安倍元総理が国会で118回も虚偽答弁をしました。これは岸田総理の言う『民主主義の危機』に当たるんでしょうか? 公文書の改ざんがおこなわれ、自殺者まで出しました。しかし、当時の麻生財務大臣はじめ、政治家はどなたも責任をおとりになっていません。これは『民主主義の危機』に当たるのでしょうか? 個別に、具体的にお答えいただきたい」

■自らの過去の不正を語り、甘利明幹事長の口利き賄賂問題の説明を迫った辻元清美

 次に辻元議員が俎上に載せたのは、甘利幹事長のUR口利き金銭授受問題。「大臣室で大臣が事業者などから現金を受け取る行為を岸田内閣では認められるのでしょうか?」「甘利幹事長はしかるべきタイミングで公表すると言っていたにもかかわらず、先週、調査報告書は公表しないと文書で表明されました。総理は幹事長に任命されるにあたり、報告書をご覧になって確認されたのでしょうか?」と質問し、甘利幹事長の政治倫理審査会への出席を求めた。

 しかも、辻元議員がつづけて語りはじめたのは、過去の自身の不正問題についてだった。

「私は19年前に秘書給与問題で議員辞職をいたしました。辞職後でしたけれども、『記者会見ではダメだ。国会で説明しろ』という自民党の強い求めに応じて、私は予算委員会の参考人招致に応じました。そのときの自民党執行部、筆頭副幹事長が、いまの甘利幹事長だったんです」

「ある自民党の先輩に『刑事責任のあるなしとは別に、政治家は政治責任も果たさなければならない』と諭されて、自分の不明を恥じ、私は2期生でしたけれども、震えながら参考人招致に応じました。その先輩は、かつて岸田総理もご指導を仰がれていた、宏池会の加藤紘一・元幹事長です」

 この辻元議員の斬り込みに、大きくどよめく議場。当然だろう。甘利幹事長は就任会見では秘書に責任を押し付けるように「事情をまったく知らされていない。寝耳に水だった」などと発言するばかりで、「説明責任は果たした」という立場をとっている。だが、甘利氏が執行部幹部だった際に自民党は辻元氏に国会での説明を要求し、岸田首相が師と仰いだ加藤紘一が「政治責任を果たせ」と迫り、参考人招致がおこなわれていたのだ。

 辻元議員は「私も刑事責任と政治責任を自分で負ったからこそ、再びこの場に立たせていただくことができたと思っております。岸田総理は宏池会の先輩方が守ってこられた政治の矜持をお持ちのはずだと私は信じたい」と畳み掛けたが、ようするに辻元議員は掘り返されたくないであろう過去の過ちを自ら引き合いに出し、甘利幹事長や自民党の二枚舌ぶりをさらけ出したのである。

■公文書改ざんで死に追いこまれた赤木俊夫さんの妻・雅子さんの手紙に岸田首相は…

 続いて、辻元議員が鋭く突きつけたのは、森友学園問題公文書改ざんの再調査問題だった。近畿財務局職員として改ざん作業を強いられ、自死にまで追い込まれた赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんが、岸田首相に送ったという手紙を朗読したのだ。

「内閣総理大臣 岸田文雄様。私の話を聞いてください。私の夫は三年半前に自宅で首を吊りなくなりました」

「財務省の調査は行われましたが夫が改ざんを苦に亡くなったことは書かれていません。なぜ書いていないのですか?」

「赤木ファイルの中で夫は改ざんや書き換えをやるべきではないと本省に訴えています。それにどのように返事があったのかがまだわかっていません。夫が正しいことをしたこと、それに対して財務省がどのような対応をしたのか、調査してください。そして新たな調査報告書には夫が亡くなったいきさつをきちんと書いてください」

「正しいことが正しいと言えない社会はおかしいと思います。岸田総理大臣ならわかってくださると思います」

 雅子さんに直接会って話を聞いたという辻元議員は、「どんな思いでお手紙を出したのですか?」と尋ねたところ、「岸田総理は人の話を聞くのが得意とおっしゃっていたので、私の話も聞いてくれるかと思い、お手紙を出しました」と話していたと明かし、こう迫った。

「総理、このお手紙で求めていらっしゃる『第三者による再調査』、実行されますか? 赤木雅子さんはこの代表質問を観ますと私におっしゃっておりました。雅子さんに語りかけるおつもりで、ご自分の言葉で、誠実にお答えください」

 安倍・菅政権が握りつぶしてきた数々の問題こそ「民主主義の危機」の実態であり、岸田首相はそれらに対してどのように向かい合い、対処するのか。だが、辻元議員がぶつけたこれらの問いに対する岸田首相の答弁は、完全に安倍元首相や菅前首相が乗り移ったかのような、厚かましく恥知らずなものだった。

 まず、安倍元首相の118回虚偽答弁や森友公文書改ざんで政治家が誰も政治責任をとっていない問題が「民主主義の危機」に当たると思うかどうかという問いについて、岸田首相は「国民の信頼と共感を最優先」「ていねいな対応を積み重ねる」などと言うばかりで、具体的に答えることなくスルー。

 さらに、甘利幹事長の問題については、「私自身は調査報告書を見てはいませんが(中略)説明責任のあり方については、それぞれの政治家自身が自ら判断すべきもの」と言い出し、政治倫理審査会への出席要求に対しては「国会においてお決めになることで私から申し上げることは控える」という、安倍元首相や菅前首相から耳にタコができるほど聞かされてきた決め台詞で終了した。

■赤木俊夫さんの妻・雅子さんからの手紙に対する岸田首相の不誠実かつ冷酷な返答

 そして、重要な問いかけがおこなわれた森友再調査の問題では、岸田首相はこう答弁した。

「近畿財務局の職員の方がお亡くなりになったこと、このことは誠に悲しいことであり、残された家族のみなさま方のお気持ちを思うと、言葉もなく、静かに、そして慎んでご冥福をお祈り申し上げたいと思います。ご指摘の手紙は拝読いたしました。その内容については、しっかりと受け止めさせていただきたいと思います」

 赤木俊夫さんという名前は口にせずに「近畿財務局の職員の方」と呼び、「赤木雅子さんから受け取った手紙」ではなく「ご指摘の手紙」と言う。これだけでも誠実に向き合っているとは到底思えないが、その上、岸田首相は「しっかりと受け止めさせていただきたい」と言いながら、「現在、民事訴訟において法的プロセスに委ねられている」「(裁判で)ていねいに対応するよう財務省に指示した」とし、こうつづけたのだ。

「いずれにせよ、森友学園問題にかかる決裁文書の改ざんについては、財務省において捜査当局の協力も得て、事実を徹底に調査し、そして自らの非をしっかり認めた調査報告書、これ取りまとめております。さらには第三者である検察による捜査もおこなわれ、結論が出ています」

「本件については、これまでも国会などにおいて、さまざまなお尋ねに対し、説明をおこなってきたところであると承知しており、今後も必要に応じてしっかり説明をしてまいります」

 こいつは受け取った手紙をほんとうに読んでいるのか?という話だろう。前述したように、赤木雅子さんは俊夫さんが改ざんや書き換えをやるべきではないと訴えたことに対して本省がどのように返事したのかがいまなお不明であることなどから再調査の必要を訴え、さらには俊夫さんが亡くなったいきさつを調査報告書にきちんと書いてほしい、と求めている。なのに岸田首相は、その不十分かつお手盛りの調査報告書を「自らの非をしっかり認めた調査報告書」などと主張したのだ。

 ようするに、岸田首相が「しっかり受け止めて」いるのは、赤木雅子さんの思いなどではなく、安倍元首相や麻生前財務相が導き出した「結論」であり、再調査は断固拒否するというのである。

 辻元議員は「雅子さんに語りかけるおつもりで、ご自分の言葉で、誠実にお答えください」と岸田首相に迫り、岸田首相の答弁も観ていると伝えたのに、その結果がこれ。俊夫さんも雅子さんも、安倍元首相に人生を踏みにじられ、菅前首相に無視され、さらにはいま、岸田首相に蹂躙されたのである。

 本サイトでは繰り返し岸田首相について「安倍の傀儡」と書いてきたが、辻元議員に対する答弁であらためて、その事実がはっきりとした。いや、甘利氏の「調査報告書」とやらを見ることもなく(そもそも誰も見たことがないのだが)幹事長に据えておいて「政治とカネ」を語り、森友再調査もやろうとしないで「民主主義の危機」の打開を掲げるなど、国民をバカにするにも程がある。

 辻元議員は「臭いものに蓋をしてその上に新しい家を建てようとしても、すぐに柱が腐ってしまう」と述べていたが、まさにそのとおり。話を聞いているフリ、真面目なフリをして誠実そうな仮面をかぶるだけで、結局は安倍元首相が敷いたレールの上で走ることしかできない岸田首相には、次の選挙で退いてもらうほかない。

(編集部)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/567.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 枝野幸男氏が野党共闘破壊推進(植草一秀の『知られざる真実』)
枝野幸男氏が野党共闘破壊推進
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-2825ed.html
2021年10月12日 植草一秀の『知られざる真実』


連合に付き従う立憲民主党。

現在の日本政治を刷新しようと考える主権者のどれだけが、この立憲民主党を支持するのか。

立憲民主党が「連合六産別党」になるなら大半の主権者は立憲民主党を支持しなくなるだろう。

「連合六産別党」は表現を変えれば「CIA党」。

連合の会長が交代した。

神津里季生氏から芳野友子氏に交代した。

しかし、本質は何も変わらない。

連合は旧総評系組合と旧同盟系組合が軸になって労働組合組織を統合したもの。

政権交代の実現が目標だった1990年代には細川政権誕生に一定の役割を果たした。

しかし、現在では統合のメリットよりも弊害の方が大きい。

現在の連合は本来の労働組合と大企業の御用組合の同居体。

大企業の御用組合が六産別と呼ばれている。

電力、自動車、電機、鉄鋼、機械、金属、流通などの大企業御用組合グループだ。

連合構成員700万人の約6割を占める。

これに対して旧総評系の組合が本来の労働組合。

自治労、日教組、私鉄労連、JR総連などのグループで全体の約4割を占める。

この連合が六産別に支配されてしまっている。

連合は立憲民主党、国民民主党と共産党との共闘に反対している。

六産別のルーツは同盟だが、同盟は1960年に創設された民主社会党=民社党の支援母体。

民社党は1960年にCIAの資金援助で創設された政党。

日本の革新勢力が一枚岩になって団結すれば政権刷新が生じる。

これを妨害するために、革新勢力を分断するために創設された存在だ。

この使命をいまも継承しているのが連合六産別。

野党陣営を「共産党と共闘する勢力」と「共産党と共闘しない勢力」に分断することが六産別の使命。

立憲民主党と国民民主党に分裂して六産別の立憲民主党への影響力が落ちた。

六産別と直結する国民民主党は消滅の危機に直面した。

しかし、そこから巻き返しが展開されて立憲民主党が六産別に強く引き寄せられている。

カネの力か。

挙げ句の果てに立憲民主党と国民民主党の再合流まで叫ばれている。

立憲民主党を連合六産別の下部組織にしようという魂胆だろう。

連合六産別が野党第一党を振り回す珍事が広がっている。

これをwag the dog=本末転倒という。

連合傘下の労働組合に所属する労働者は労働者全体の1割しかいない。

六産別はそのなかのさらに約6割に過ぎない。

つまり、六産別に所属する労働者は全体の6%しかいない。

大半が大企業労働者で、労働者全体の利害をまったく代表していない。

六産別の主張は

戦争法制容認、原発稼働推進、消費税増税推進、の色彩が濃い。

自公政治刷新でなく自公政治翼賛の主張だ。

枝野幸男氏の主張は連合六産別の支配下に立憲民主党を置くかのもの。

今回の衆院総選挙について枝野幸男氏が次のように述べた。

「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。

あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦う。

共産党さんとは(共産、社民、れいわの3党と一致した政策に)限定した範囲で閣外から協力を頂く。」

つまり、枝野氏は立憲・国民・連合で「共闘」し、共産、社民、れいわとは「共闘」しないと言っている。

立憲が「CIA党」であると宣言しているに等しい。

この現状を踏まえるなら、共産党が一方的に譲歩して立憲民主党に選挙協力することは適正でない。

次の選挙で立憲民主党を勝利させることは政治刷新を遠ざけることになる点を認識する必要がある。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/568.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 10.31衆院選「農村ショック」に自民党が戦々恐々 米価下落で農家の怒り爆発!(日刊ゲンダイ)



10.31衆院選「農村ショック」に自民党が戦々恐々 米価下落で農家の怒り爆発!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295916
2021/10/12 日刊ゲンダイ


収穫作業は最盛期

 公示まで1週間となった10.31衆院選で“農村ショック”が起きるかもしれない。2021年産の米の価格が全国的に下落し、米どころから悲鳴が上がっているのだ。

 米価下落の原因は、新型コロナ禍により外食産業のコメ需要が激減し、在庫が積み上がっているうえ、今年は豊作となり、さらに余剰感が膨らんでいることがある。

 コメの販売をJAに委託する農家が出荷時に受け取る仮渡し金である「概算金」は、東北6県の主要銘柄米(1等米60キロ)で軒並み前年比2000〜4000円程度下落した。例えば、あきたこまち(秋田)は昨年の1万2600円が、1万600円。1万円を割り込む銘柄も続出し、「肥料や農薬にも費用がかかるのに」と農家がガックリ肩を落としている。

「『作柄が平年並みの100を割り込んで98程度なら値崩れしなくていいんだが』と話していましたが、夏ごろには100を超えそうだと分かり、大変だとなった。菅前首相は秋田の農家出身なので、農政に力を入れてくれるのではないかと期待していたのですが、動いてくれなかった。自民党総裁選でも農政はほとんど話題にならず、忘れられています」(JA関係者)

 農村票は全国に130万票あるとされる。選挙が近づき、慌てた自民党は、11日の衆院代表質問で、岸田首相が甘利幹事長の質問に対し「(コメの)需要減に対応する15万トンの特別枠を新たに設けて、飲食店や子ども食堂への販売、提供を支援する」と答弁、“自作自演”のアピールに必死だ。

「東北の農家の怒りは、2年前の参院選でも爆発し、秋田や山形で自民党候補者が落選した。今回の米価下落は東北だけでなく、北海道や北信越の米どころにも広がっている。衆院選では、より広範囲な農家の反乱が起きる可能性があります」(農政記者)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/569.html
記事 [政治・選挙・NHK283] <野党は死に物狂いでやっているのか>今度の総選挙は狂った国をマトモに戻す天王山(日刊ゲンダイ)

※2021年10月12日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年10月12日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

「嵐の前の静けさ」ならいいのだが、あまりに迫力不足だ。

 岸田首相の所信表明に対する各党の代表質問が衆院本会議で11日から始まった。トップバッターで質問に立った立憲民主党の枝野代表は、岸田の経済政策や自民党政権の新型コロナウイルス対策についてただした。

「総理はアベノミクスをどう評価していますか。アベノミクスの何を引き継ぎ、何を修正するのですか。端的にお答えください」

「これまでの新型コロナウイルス感染症対策について、うまくいったとの認識ですか。どこに反省すべき点があると考えますか」

 岸田は用意された原稿を読み上げる官僚答弁に終始。コロナ対策に関しては「この夏の反省も踏まえ、近日中に全体像の骨格を指示いたします」と逃げた。また、アベノミクスは「六重苦と言われた旧民主党政権の経済苦境から脱し、デフレでない状況をつくり出し、GDPを高め、雇用を拡大した。我が国の経済の成長、体質強化に大きな役割を果たした」と絶賛だ。「今後とも最大の目標であるデフレからの脱却に向けて、大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の推進に努めてまいります」と、安倍元首相とそっくり同じことを言っていた。

 岸田は「新しい資本主義」とか言っているが、結局、アベノミクスの焼き直しということなのだ。経済政策が具体策に乏しいと枝野から指摘されると、「成長なくして分配なしだ。まずは成長を目指すことが極めて重要であり、その実現に全力で取り組む。それが民主党政権の失敗から学んだことだ」と反論していた。

 都合が悪くなると10年前の民主党政権のせいにする手法まで踏襲。それが安倍政権から学んだことのようだ。

岸田か枝野かの不毛

「岸田首相にとって初の国会論戦は、枝野代表の戦術ミスに助けられて乗り切った印象です。枝野氏は『私の政権ではこうする』などと繰り返し、まるで枝野代表の所信表明演説のようでした。政権担当能力があることを示したかったのでしょうが、まったく有権者に響かない。そんな夢物語を聞きたいのではないからです。野党には、デタラメのかぎりを尽くしてきた自民党政権を追い込む気迫を見せて欲しいのです。枝野氏は、自分が思っているほど人気がないことを自覚した方がいい。“枝野か、岸田か”と迫られたら、岸田首相の方がいいという国民が多いのではないか。アベノミクスで中間層を徹底的に破壊し、憲法も無視して国会を愚弄し、嘘と隠蔽で塗り固めてきた安倍・菅政権に多くの国民がウンザリしているのは確かです。安倍長期政権から続く悪政による閉塞感を打破して欲しいと願っている。ただしそれは、枝野首相の誕生を期待しているわけではない。野党の支持率が一向に上がらないことを見ても明らかです」(政治評論家・本澤二郎氏) 

 11日発表されたNHKの10月世論調査でも、岸田内閣支持率は49%と、発足時としては昨年9月の菅内閣を13ポイントも下回って低調だが、立憲の政党支持率は6.1%とまったく伸びず、自民党支持率41.2%に大きく水をあけられている。

 なぜ、国民の期待が集まらないのか。枝野は、よくよく考えた方がいい。

 菅前首相の末期でも、「次の首相にふさわしい人」で枝野は菅よりは支持されていたものの、石破元幹事長や河野広報本部長に大きく水をあけられていた。次の首相気取りなんてシャラくさい。野党が政権奪取の本気度を見せるのが先だ。

政権論争以前に自民党には政権を担う資格がない

 岸田が「分配と成長の好循環」を掲げたことに引きずられ、今は各党が衆院選に向けて「分配」の中身を訴えることに躍起になっている。消費税率5%への時限減税や金融所得税の引き上げ、家賃支援給付金の再支給など、具体論は結構だが、それ以前に落とし前をつけるべき話があるのではないか。

 国会答弁で嘘を重ね、公文書も改ざん、隠蔽してきた安倍長期政権から続く腐敗と疑惑にこのままフタをしていいのか。そこをスッ飛ばして、次の政権の構想を語るわけにはいかないはずだ。岸田も「民主主義の危機」と言っていたではないか。だから「わが身を省みず総裁選に立候補した」のだと。

「新自由主義からの転換や分配重視など岸田首相が総裁選で打ち出した政策は、具体性はないが、立憲民主党の主張と似ている。そこで野党が細かい数字など個別の中身で違いをアピールしようとしても、青みが強いか赤みが強いかだけの話です。同じ紫色にしか見えなければ、有権者は与党の安定感になびいてしまう。緑色や黄色などまったく別の色をぶつけなければ、揚げ足取りに見えるだけです。もっと大きな視座で、岸田首相が民主主義を守るために安倍政権から続く腐敗の膿を出しきるなら野党も協力すると宣言してもいい。国民不在の利益誘導政治は断ち切らなければいけない。それが岸田政権にできないのなら、野党がやるから国民の力を貸してほしい――。その一点でいいのではないでしょうか。小手先の政策論ではなく、自民党政権の体質そのものが有権者に問われているのです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 総選挙で岸田自民を勝たせたら、安倍・菅政権の悪行も闇に葬られてしまう。今は民主主義の危機だ。狂った国をマトモに戻す天王山なのである。国民生活を守るため、生きるか死ぬかの瀬戸際だ。それなのに覚悟が伝わってこない野党の体たらくだから、自民はやりたい放題だ。

疑惑の報告書も見ていない

「政治とカネ」の問題で閣僚を辞任した甘利幹事長と小渕組織運動本部長が幹部に起用され、閣僚にも怪しいのがゾロゾロ。鈴木財務相は2013〜15年の3年間で計1412万円ものガソリン代を政治資金から支出。距離にして地球33周分を超える。「ガソリーヌ」と揶揄されてきた山尾志桜里議員の地球5周分を凌駕するのだ。

 後藤厚労相も、巨額年金消失事件を起こしたAIJ投資顧問の系列会社ITM証券にパーティー券を購入してもらい、代表取締役から寄付を受けていた。さらには同社の株も保有していたと報じられた。そういう疑惑まみれの連中をこぞって要職に就ける破廉恥政党に政権を託していいのか。

 立憲の辻元副代表は代表質問で甘利の金銭授受疑惑について、「しかるべきタイミングで公表すると言っていた調査報告書を先週、甘利幹事長は公表しないと表明したが、岸田首相は任命にあたって報告書を確認したのか」と質問。岸田は「調査報告書は見ていない」と答えた。甘利の国会での説明も「国会が決めること」と他人事だった。

 その甘利も自民党幹事長として意気揚々と代表質問に立っていたが、本来は質問される側の人間だ。あまりに国民をナメているが、これが自民党政権の体質なのである。

「大メディアは岸田政権で自民党が変わるような日和見報道をしていますが、代表質問を見ていても、甘利幹事長の事件も終わったことと不問に付し、“モリカケ桜問題”も再調査はしないと言っていて、数々の疑念にゼロ回答でした。国民はすぐ忘れるとナメきっているのですよ。これでは政治が変わるわけがない。今の自民党に政権を担う資格はないのです」(本澤二郎氏=前出)

 それでも総選挙で再び自民党を勝たせるようであれば、国民には絶望しかない。枝野は万死に値する。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/570.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年10月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。