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2021年10月21日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 「戦闘準備」は進めていた…?世耕弘成議員の幻の選挙カーを発見!(FRIDAY)
「戦闘準備」は進めていた…?世耕弘成議員の幻の選挙カーを発見!
https://friday.kodansha.co.jp/article/210695
2021年10月18日 FRIDAYデジタル


自民党、とはどこにも書いていないのがポイント…!?

二階氏が引退していたなら…

岸田新政権発足からまばたきをする間もなく突入する解散総選挙。あまりに時間がなかったため、直前まで正式な候補者が決まらなかった選挙区もあるほどだ。

そんななか、ひそかに注目を集めていたのが和歌山3区。ここは言わずと知れた自民党の重鎮・二階俊博氏の牙城であるが、現在82歳とご高齢の二階氏は、選挙を前に引退して、地盤を息子に引き継ぐのではないかと目されていた。

この「二階から二階」の禅譲に警戒心を募らせていたと言われるのが、こちらも自民党の有力者である世耕弘成・参議院自民党幹事長だ。二階氏と同じく和歌山を拠点として活動する世耕氏だが、こちらは参議院議員。衆院と参院は別なので、本来なら二階氏の選挙区の動向に神経をとがらせる必要はないはずだが…。

「以前から世耕さんが、和歌山の選挙区から衆議院選挙に出馬する…という噂は流れていました。世耕さんは実力者ですから、いまより上を目指すためには、参議院議員ではいろいろと障害があると思っていたのでしょう。虎視眈々と、和歌山の選挙区から衆院選に出る機会をうかがっていた。

とはいえ、二階さんの目の黒いうちは世耕さんも動くのは難しかった。世耕さんは二階さんには敬意を示していますから。

ところが、今回の選挙に際して、二階さんが息子に地盤を譲るのではないかという話が出たため、世耕さんの周囲が急に騒がしくなりました。今年9月ごろには、世耕さんが衆院選挙への出馬準備、つまりは『戦闘準備』を本格的に始めている…との報道も出たほどでした」(自民党関係者)

結局、31日投開票の衆院選では、和歌山3区からは二階氏が出馬することが決まり、世耕氏の出馬のウワサは立ち消えになった。

そんななか、FRIDAYデジタルは、世耕氏が衆院選に出馬する気だった可能性をうかがわせる「証拠」を見つけた。

それが、この写真だ。

和歌山県の街中で見かけたこの車。ひと目で世耕氏の選挙カーであることが分かるが、よくよく細部を見てみると、「和歌山県第三選挙区 衆議院議員候補 せこう弘成」と書いてあるではないか…!

「二階さんの引退に備え、世耕事務所が急遽こしらえた選挙カーだと聞いています。二階さんの息子が正式に後継者に選ばれたら、世耕さんは無所属でもこの選挙区から出馬する気だった…との話も流れていました。そのためでしょうか、この選挙カーにはどこにも『自民党』の文字が入っていないのです。ただ、この車があることはマル秘とされているようですよ」(同)

選挙区内の様子はどうなのか、と和歌山3区の田辺市を訪ねてみると、なんと、新たな事務所の準備中であった。事務所から出てきた関係者に話を聞いたところ、「前の事務所から移転をしているところだけど、いつの選挙のための準備、ということではないですよ。(選挙カーについて尋ねると)うーん、別の場所で進めているのかどうか、こちらではわかりません」と濁すのだった。


新しい事務所を発見…!

この車の存在について、そして今後「衆院選出馬」の計画があるかについて、世耕議員の事務所に訪ねたが、期限までに回答はなかった(今後、回答があれば追記する)。

結局、二階俊博氏が出馬を決めたことで、今回はこの車の出番はなくなったようだが、さて、近い将来にこの車の出番はあるのか。それとも…?


取材・文:加藤慶

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/695.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 公明党委員長が告白「創価学会は信者に対して、家族の遺骨を使って謀略訴訟を仕掛けるよう指示を出し、ネガティブキャンペーンを張らせた。創価学会は宗教や公明党を反社会的行為を実現化する手段として利用している。」と批判。
元・公明党委員長の矢野絢也の告白。

”創価学会は、対立する寺院のイメージを悪くするために、家族の遺骨を使って謀略訴訟を仕掛けるよう指示を出しました。
全国同時期に起こされた数十件の遺骨訴訟は、ネガティブキャンペーンを目的として創価学会と公明党が仕掛けたものです。
創価学会はこれまでに起こした多くの事件を起こし、多くの場合公明党は犯行に間接的に関わっており、警察や裁判官への圧力、相手弁護士への懐柔工作を日常的に行ってきました。”

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コーヒーカップ裁判

創価学会と教団と対立している寺院に家族のお骨を納骨した創価学会信者が、創価学会幹部からの指示を受けて、

「遺骨が古びたコーヒーカップに保管されていた」

「茶碗に骨が置かれていた」

「遺骨が取り違えられた」

などの誹謗を裁判所に訴えかけて、僧侶を異常人格者に仕立てようとしました。

ところが、お寺に設置していた防犯カメラの映像やコーヒーカップの製造年月日などが決め手となり、創価学会側の工作は見抜かれ敗訴してしまいました。


事件1
判決:創価学会の敗訴

仙台高裁・平成7年(ネ)161 号事件・平成7年12 月14 囗判決)

 創価学会員が寺院に預けた遺骨を引き取ったところ、預けた遺骨と違うとして寺院を訴えた裁判が全国で多発しました。
その一例の控訴審判決(仙台高裁・平成7年(ネ)161 号事件・平成7年12 月14 囗判決) では、寺院が学会員から預かった遺骨と引き渡した遺骨とは同一であると判断するのが相当であると認定し、寺院側か勝訴しております。

 また、同判決で、学会員が「中身が違っていたとの抗議ないし問合わせの電話をしたのは、それから一ヶ月近く経っ」てからであり、学会員らの「了解し難い行動や、余りにも遅れた対応ぶりこそ、『取違え』により甚大な精神的苦痛を受けたと主張していることと平仄( 注:つじつま) が合わないと評すべきである」と厳しく断罪しました。
 その後、この事件は最高裁でも裁判官全員一致の意見で寺院側の勝訴となっております。
(東京第二布教区発行 創価学会の皆さんへ)


事件2
判決:創価学会の敗訴
東京高等裁判所・平成7年(ネ)第1556号・損害賠償請求控訴事件)

寺院に預けていた遺骨を引き取ったところ、勝手に骨壷を小さくされたうえ、入りきらなかった遺骨を処分されたとして創価学会員が寺院を相手に慰謝料を求めた裁判がありました。
 この裁判の一審では学会員側の主張を鵜呑みにして寺院側に慰謝料の支払いを命ずる不当な判決を下しました。
 しかし、二審において、学会員が預けた骨壷の大きさがもともと小さいものであったという葬儀記録を発見し、これを証拠に提出したこと等から、判決(東京高等裁判所・平成7年(ネ)第1556号・損害賠償請求控訴事件)では、寺院に預け入れられた骨壷は、もともと直径四寸のものであったこと等を認定し、寺院側の逆転勝訴となったものです。
 司法を悪用して宗門を陥れんとした創価学会側の悪事は暴かれ、かえって司法によって断罪されたのです。
(東京第二布教区発行 創価学会の皆さんへ)


事件3
判決:創価学会の敗訴

 平成四年十一月、川崎市内に住む学会員0夫婦が息子の遺骨を受け取りに持経寺を訪れ、本堂にある受け付けテーブルで夫の0が付きそいの学会幹部Fら数人の幹部とともに遺骨を受け取った。
0とFらは遺骨を受け取るとすぐに本堂を退出したが、約五分後に再び、本堂に入って来、遺骨が骨壷ではなくコーヒーカツプに入っていたとして、対応に出ていた持経寺の所化(若年の僧侶)に持経寺の遺骨管理がずさんだったと激しく抗議。
平成五年三月になって持経寺を相手取って損害賠償を求めて横浜地裁に提訴したのだった。(中略)

「亡M(判決原本は実名)の遺骨の入っていた骨壺が破損して取り替えられる可能性としては、控訴人(持経寺) に納骨された骨壺を移転した際が考えられるが、被控訴人(O) らが右引取りの際亡Mの遺骨が入れられていたと主張する本件カップは、株式会社タイホー商事が昭和五九年以降に製造販売した『キイズ・テーブルシリーズ』のマグカップであるところ、控訴人が本件遺骨を預かって以来、三回にわたって骨壺を移転した時期は、前示(原判決事実及び理由第二の一)のとおり、いずれも本件カップ製造開始前のことである」

 こうした事実に鑑みて、二審の東京高裁は次のように事件は創価学会の手による「自作白演」である可能性が高いことを判示し、持経寺勝訴の逆転判決を言い渡したのである。

 この判決を不服として0は、最高裁に上告したが、平成十年十月、最高裁第二小法廷は0の上告を棄却し、持経寺勝訴の判決は確定した。
(『公明党=創価学会の真実』)


https://soka-news.jp/ikotusosho.html

次は「シアトル事件」を取り上げます

1992年(平成4年)6月17日以降、創価学会の機関紙『創価新報』・『聖教新聞』が、

「日顕(日蓮正宗の僧侶)が1963年に法務でシアトルに出張した際に、現地の売春婦と料金トラブルを起こして警察に通報され拘束を受けた」

「現地在住の創価学会員のヒロエ・クロウが保釈手続きを行った」

などといった嘘を書き立て痛烈に批判した。

日蓮正宗側では、そのような事実はまったく存在しないと否定し、日顕らはクロウを「嘘つき」、「偽証者」と批判した。

1992年(平成4年)9月、クロウはロサンゼルス上級裁判所に、日顕の批判が 名誉毀損罪に当たるとして、60億円の損害賠償請求の訴訟を起こした。

第一審の判事と控訴審の裁判長からもクロウは

「原告(クロウ)は名目上の原告にすぎず、この訴訟は、創価学会が日顕を日蓮正宗の最高僧侶の座から追い落とすために提訴した工作である」

とし、裁判所における管轄権を認めず、クロウの訴えを事実上の門前払いにした。
このため、クロウは連邦最高裁判所への最終上告ができなくなった。(結審)

日本においては、宗門側がクロウを名誉毀損罪で訴えた。

(中略)

東京高裁は「40年も前の事実を確定することに格段に多くの障害がある」等の理由による勧告によって最終的には宗門側が訴えを退け和解に至った。

和解内容により創価学会と日蓮正宗とは、この事件を題材にした互いの攻撃を取り止めることになり、和解以降それぞれが事件に関する書籍や記事などの出版を控えることになっている。

日蓮正宗の報道が表現的に行き過ぎたと裁判所が判断したとはいえ、もともと創価学会が事実無根の報道を行ったことに端を発しているのだから、それへの反論に対する揚げ足取り的な訴訟をするというやり方は会員向けのプロパガンダであり、社会正義に反するという批判もなされた。

http://beautygirl88.web.fc2.com/10.htm

創価学会 アメリカで起こした訴訟は全て惨敗

第1次訴訟
平成4年9月17日
クロウを原告に日顕上人、NST(日蓮正宗寺院)、日蓮正宗法華講連合会、NSH(在米日蓮正宗法華講)の4名を名誉毀損を理由としてロサンゼルス郡地方裁判所へ提訴。

平成4年10月
クロウ 日本のアメリカ大使館においてデポジションをなすことの許可申請をしたが、思惑に反し、裁判所は却下。

平成5年11月23日
ロサンゼルス郡地方裁判所カウフマン判事が、日本の被害である日顕上人、日蓮正宗法華講連合会に対するクロウの訴えを却下。


第2次訴訟
平成6年11月21日
ロサンゼルス郡地方裁判所 クロウの訴えを退ける。

平成9年11月21日
カリフォルニア州ロサンゼルス地区控訴裁判所判決 ヴォーゲル裁判長「このような異常な背景事情に照らし、原告(クロウ)は『名目的原告』であって、『訴えの究極的な受益者』は非居住者(創価学会)であると言って差し支えない」

  ↓ クロウ側控訴(創価学会)

平成10年2月18日
カリフォルニア州最高裁判所判決は却下

創価学会の敗訴が確定。


東京高裁の和解条項
1.控訴人らは本件各訴えを取り下げ、被控訴人らはいずれもこれに同意する。
2.控訴人ら及び被控訴人らは、相互に、今後、上記第1、2記載の争点にかかる事実の摘示、意見ないし論評の表明をしない。 
2002年{平成14年}1月31日

http://www.soka-news.jp/Seattle.html

政権の一角に不気味に食い込む憲法違反の政教一致政党
http://www.jca.apc.org/~altmedka/souka.html

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/696.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 自民党・公明党下支え政権を牛耳る 米=北朝鮮(変質元共産国)の謀略構造を徹底的に暴け 『亜空間通信』821号
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『亜空間通信』821号(2004/07/09)
【売国奴:小泉・公明党下支え政権を牛耳る米=北朝鮮(変質元共産国)の謀略構造を徹底的に暴け】

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 私は、ここ数ヶ月、小泉鈍良一郎の婦女暴行逮捕歴を暴くと同時に、小泉を傀儡とする公明党・創価学会・オウム真理教・統一協会の朝鮮系謀略組織の背後に、アメリカが潜むことを指摘し続けてきた。

 いわゆる北朝鮮「拉致」問題は、その最新の大嘘の典型である。

 後述のように「創価学会にアタマの上がらない新聞社」、その系列下の放送局は、これまで、この実態の暴露を恐れ、誤魔化し続けてきたが、このところ、出版社系の週刊誌、タブロイド紙が、以下のごとく、創価学会の被害者の組織がリンク集を発信するように、徐々に、徐々に、真相解明への動きを鮮明化し、明後日、11日の参院選に、少しは影響を与えそうになってきた。

 熟読玩味されたい。転送、転載されたい。

1)TWP特報(週刊ポスト)小泉首相なりふりかまわぬ支持率回復大作戦
http://www.weeklypost.com/jp/030117jp/news/news_1.html

2)★池田大作・創価学会・公明党問題リンク★
・『創価学会にアタマの上がらない新聞社はここだ!』(週刊文春 )
http://www.asyura.com/2002/bd20/msg/854.html

3)・新聞メディアを中心に目に余るマスコミの創価学会迎合姿勢
http://www.melonpan.net/letter/backnumber_all.php?back_rid=172068

4)・創価学会・公明党の異常かつ執拗な民主党攻撃の背景(古川利明氏)
http://www.forum21.jp/contents/04-5-15.html

5)・創価学会の政界進出目的は、ズバリ創価学会を「国教化」(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/0403/senkyo3/msg/1180.html

1)------------------------------------------------------------

<TWP特報・正念場の小泉首相
なりふりかまわぬ支持率回復大作戦>

1.日朝交渉で再び成果をねらう
朝銀への4100億円は前渡金

(1) ハバロフスクでの日朝極秘接触説

 小泉首相の今年のキーワードは、≪政権延命≫の4文字しかない。そのためなら何をやってもしゃあしゃあと居直るところが見所といえばそうなるかもしれない。

 小泉首相の外遊日程は昨年末に変更された。ドイツとロシアを訪問する予定だったが、ドイツ行きを急遽キャンセルし、かわりにモスクワからの帰路、極東ハバロフスクに立ち寄ることになった。現地には日本人抑留者の墓が残っており、墓参りが名目だが、厳冬期にそのためにわざわざ行くとは考えにくい。

 ハバロフスクは平壌から1400キロの距離にあり、鉄道で結ばれている。そこで金正日総書記サイドと極秘接触を持つという情報がある。

 外務省中枢筋が語る。

「小泉総理は昨年末、アジア大洋州局長から外務審議官に昇格した田中均氏を官邸に呼び、『今後も北朝鮮との交渉にあたるように』と指示を出した。田中氏は日朝首脳交渉を実現させた立て役者で、北と太い人脈を持つ。ロシアにはその田中氏が同行する。2度目の首脳会談を行なう場合、次は日本でやる番だから、金正日自身がハバロフスクに来る可能性は小さいが、北朝鮮でも序列上位の金正日側近と極秘に接触する準備を進めていることは間違いない」

≪日朝秘密交渉≫の布石もすでに打たれている。

 昨年9月の日朝首脳会談直前には、政府は破綻した北朝鮮系信用組合『朝銀近畿』の損失穴埋めのために3256億円の税金を投入し、≪小泉訪朝の手土産≫といわれた。さらに暮れも押し迫った昨年12月末にも、小泉首相は与党内の反対を押し切ってやはり破綻した『朝銀関東』などに4100億円をつぎ込んだ。ハバロフスクでの交渉を成功させるための“前渡金”ではないのか。

2)------------------------------------------------------------

★TEXT版『創価学会にアタマの上がらない新聞社はここだ!』 週刊文春2002.09.19号
投稿者 転載君 日時 2002 年 11 月 10 日 13:34:20:

(回答先: 創価学会にアタマの上がらない新聞社はここだ! 週刊文春2002.09.19号 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 11 月 03 日 19:16:14)

 「週刊文春」 2002・9・19号
 『創価学会にアタマの上がらない新聞社はここだ!』
 「聖教新聞」「公明新聞」印刷会社全リスト入手

 ━創価学会の機関紙、「聖教新聞」の発行部数は約五百五十万部。しかし、不思議なことに自前の印刷所は持っていない。他社の印刷所に委託しているのだ。聖教新聞の印刷を請け負うことで多額のカネを稼ぐ新聞社に、はたして創価学会を批判することはできるのか?━

「最近、創価学会や池田大作名誉会長に対する新聞の迎合が目に余る。創価学会は与党・公明党と実質的に”政教一致”していて、憲法違反(憲法二十条宗教団体による政治上の権力行使の禁止)の疑いも指摘されている。それなのに、社会のお目付役であるべき新聞が、ジャーナリズムの批判的な精神を放棄していいのか」

 NHKで政治部記者として活躍した川崎泰資・椙山女学園大学教授は、新聞の論調を憂えている。

 読者の皆さんもお気づきかもしれないが、最近、池田大作氏(74)が「創価学会名誉会長」の肩書で登場する署名・インタビュー記事が多い。

 毎日新聞は、今年八月十九日、社説と同じぺージで、「憲法に『環境権』の規定を」と題したオピニオン記事を写真入りで掲載。また、米国同時多発テロの直後の昨年九月二十五日には、テロを導入口として、世相・教育、政治、憲法までにわたる二ページの、インタビューも載せた。

 読売新聞は、昨年七月四日、「首相の靖国参拝は問題」と題する池田氏のインタビュー記事を掲載。

 産経新聞は、昨年九月十七日から四日連続で、「宗教と国際社会」、「小泉政権と国内政治」などの記事を連載している。

 ちなみに全国紙で、池田大作氏の署名記事やインタビュー記事の先鞭をつけたのは、朝日新聞である。昨年五月二十三日、「私の視点」というコーナーで、「教育基本法見直すより生かせ」という提案を掲載したのが最初だった。

 前出の川崎教授は、不思議がる。

「池田氏が教育問題や環境問題の専門家だったなどと聞いたことはありません。それに、朝日が掲載した教育問題に対する提言は、それまでに創価学会の機関紙・聖教新聞や複数の地方紙に掲載された内容の焼き直しでした。全国紙は、創価学会以外の宗教団体のトップの意見を載せることはほとんどないのに、なぜ創価学会や池田氏だけを特別扱いするのでしょうか」

 新聞各社の創価学会に対する不可解な対応を説明するようなリストと手紙を、小誌は関東の印刷所関係者から入手した。その人物は、「このリストは、聖教新聞が、同紙を印刷している全国の委託印刷会社に送っている印刷指定です」と説明する。

 リストのタイトルは、「聖教新聞『8月編集の多色印刷作業』B」。

 北は札幌・旭川から、南は奄美大島・沖縄まで、信濃毎日新聞社、新潟日報社、静岡新聞社、京都新聞社、四国新聞社、長崎新聞社、熊本日日新聞社など有力地方紙を含む三十四社の「委託印刷会社」が記されていた。

 ■新聞社は学会から”金縛り”

 これは、本当に聖教新聞の印刷所リストなのか。

 その疑問を解くカギは、リストに指定されている「多色印刷作業」というカラー編集ぺージが「8/27(火)付一面」にあるか否かだ。

 聖教新聞は通常モノクロ印刷である。しかし、同日付の一面にはたしかにカラー特別編集で、<インドの名門州立大学ヒマーチャル・プラデーシュ大学が授与 池田SGI会長に世界から130の『名誉博士号』>という記事があったのだ。

 創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏は、このリストを見て言った。

「これは、聖教新聞の印刷所リストに間違いないでしょう。昨年九月に公開された公明党の政治資金収支報告書の平成十二年版に、党機関紙・公明新聞の印刷所リストが記載されていますが、それがすべてこのリストにありました。それに、これまでに聖教新聞を印刷していると確認された新聞社も入っています」

 公明党の政治資金収支報告書(平成十二年)には、公明新聞の印刷所として、毎日新聞社北海道支社、福島民報社、静岡新聞社、中国新聞社、四国新聞社、鹿児鳥新報など十六社の新聞社名が記載されていたのだ。

 その公明新聞印刷所の中で、公明党から平成十二年の印刷費がもっとも多く支払われていたのは東日印刷(東京都江東区)で、約二億九千四百万円。同社は毎日新聞系の中核印刷会社で、大株主は毎日新聞社(発行株式の約八八パーセント)と、同社系列のスポーツニッポン新聞東京本社(同約一〇パーセント)である。

 リストにあった印刷会社の企業情報を調べると、毎日北海道、毎日旭川、東日オフセット、福島民報社、東日印刷、毎日新聞北関東コア、エスティ・トーニチは、毎日新聞グループであることがわかった。創価学会系新聞を、もっとも多く印刷しているのが、この毎日新聞グループ。

 そして創価学会側も、この毎日新聞の中核印刷所を重視していることが、聖教新聞平成十二年一月二十五日付一面の記事からよくわかる。

<本社名誉社主の池田名誉会長、最高参与の秋谷会長は(中略)、「東日印刷」の國保仁社長、奈良敏夫顧問一行を信濃町の聖教新聞本社に歓迎。(中略)東日印刷で本紙の委託印刷が開始されてから今年で四十五年となることから(中略)。名誉会長は、次の和歌を贈り、今後とも手を携えて発展していくことを念願した。

 東日と 家族の如き 聖教は 共に栄えむ 歴史を築きて>

 この日、池田氏は國保社長(当時)と奈良顧問(同)に、「SGI(創価学会インターナショナル)勲章」を贈呈している。

 この國保氏は、元毎日新聞取締役である。

 毎日新聞社に、グループ内で両紙を印刷している事実を確認すると、社長室から次のような回答があった。

「(公明新聞の印刷は)東日印刷?および?東日オフセットについては間違いありません。毎日新聞北海道支社では印刷しておりません。

(聖教新闘の印刷は)東日印刷?および?毎日新聞北関東コア、?東日オフセットについては間違いありません。毎日新聞北海道支社、毎日新聞旭川支社では印刷しておりません」

 しかし、札幌の印刷所関係者にたずねると、

「新聞社の印刷所は、別会社にしていることが多い。しかし、公明新聞と聖教新聞は毎日新聞系で印刷されています」

 公明新聞の印刷費が二番目に多いのは、日刊オフセット(大阪府豊中市)で、一億三千七百万円。同社の大株主は、朝日新聞社(発行株式の約四五パーセント)と大阪日刊スポーツ新聞社(同二四パーセント)。つまり朝日新聞グループである。

 その日刊オフセット側は、

「両紙ともお得意さんです」

(総務部担当者)と認めた。

 さらに、聖教新聞を印刷している東京メディア制作(東京都府中市)と南大阪オール印刷(大阪府高石市)の大株主は、それぞれ読売新聞社と大阪読売新聞社だった。ともに読売新聞グループである。

 なぜ、新聞社または系列の印刷所が、創価学会系メディアの印刷をすることが問題なのか。最大の問題は、印刷代の額である。

 公明党の政治資金収支報告書(平成十二年)で、公明新聞の印刷費の総額は、年間約十億六千万円。

 公明新聞(全八面)の発行部数は二百五十万部なので、その印刷費をもとに、発行部数五百五十万部の聖教新聞(全十二面)の印刷代を推定すると、年間で約三十四億九千八百万円になる。

 両紙を合計すれぱ、年間でなんと約四十五億五千八百万円が、創価学会側から新聞社や系列の印刷所に流れているのだ。

 前出の乙骨氏はいう。

「昭和四十年代には、創価学会が自前の印刷所を作る計画もありましたが、計画段階で中止されました。それよりも、新聞社や系列の印刷所に印刷させる方が、創価学会に批判的な記事を封じるのに有効なんです。

 それに創価学会は、全国紙からスポーツ紙まで毎月のように聖教新聞社の書籍広告を一面カラーで掲載させています。全国紙で一回の広告料は、一千万円から二千万円。印刷と広告で、新聞社は創価学会から”金縛り(かねしばり)”なんです」

 その”金縛り疑惑”について、毎日新聞は、「(印刷と創価学会の記事は)関係ありません」(社長室)と回答。

 池田氏の受賞や名誉博士号の授与を逐一報じてきた静岡新聞も、聖教新聞と公明新聞を印刷しているのを認めたうえで、「読者が必要と思う記事を掲載しています」(編集局)と答えるぱかり。

 しかし、創価学会系新聞を印刷している新聞社の中には、池田会長に強姦されたと訴えた「信平事件」の提訴を記事にしなかったにもかかわらず、原告の上告棄却(敗訴)だけを報じたり、創価学会の会館内で起きた幹部どうしの不倫刃傷事件を報じないケースもあった。こういう報道姿勢を、どう理解したらいいのだろうか。

 ある地方紙の幹部は、小誌に匿名でこう答えた。

「うちで聖教新聞の印刷を始めてから、創価学会や池田さんに対する批判的な記事は、掲載できなくなりました」

 創価学会から新聞メディアに流れる金を問題にするのは、創価学会に問題があるからだ。

 カルトに詳しい東北学院大学名誉教授の浅見定雄氏はこう指摘する。

「創価学会を脱会した人たちによって、この宗教の実態がわかりました。複数のメンパーで取り囲んで入会の意思決定をさせる。『脱会すると不幸になったり、罰が下る』などと恐怖感を与える。脱会を望むメンパーに対して、無視、非難、降格、破門などの精神的罰を受けさせる。脱会したメンパーを尾行したり、脅迫や嫌がらせをする。私は、これらの理由で、創価学会は、かなりカルト度が高いと判断しています」

 これらの行為は明らかに人権侵害である。が、創価学会は『信教の自由』という”隠れ蓑”を着て、なぜか不問に付されているのである。

 ■提灯記事を垂れ流すことなかれ

 しかし、フランスでは創価学会はセクト(破壊的なカルト)として国が公表していた。

 フランス在住のジャーナリスト・広岡裕児氏が話す。

「信者の人格や家庭の破壊の訴え、脱会者への圧力、政界浸透工作、それに日本での実態から内務省一般情報部が創価学会をセクトと認定し、九五年末の国民議会報告に掲載されました。セクトでも信教の自由から宗教活動はできます。ただし各宗派の全国組織フランス仏教連合は創価学会の加入を認めていません」

 前出の浅見名誉教授は、政教一致についても問題視する。

「創価学会のメンパーが、基本的に公明党しか選ぱなかったり、宗教団体の指示で自民党のような特定の政党に投票するのは、政教分離の原則を破っていると言わざるを得ません」

 政教一致であることは、竹入義勝・元公明党委員長が朝日新聞に掲載した回想録でも明確である。

<池田大作会長から、(民社党との)合流の話を聞かされた。(中略)池田会長は「いかようにでも対応します」と伝えていた、と西村(栄一・民社党委員長)さんから聞かされた>(一九九八年九月三日)

<創価学会の世界には独特の論理がある。「(公明党の役職も)辞めるか辞めないかは、自分で決めることではない。任免は池田大作会長の意思であり、勝手に辞めるのは、不遜の極みだ」というものだ。(中略)軽井沢で池田名誉会長に会った。「次の党大会で辞めます」「ご苦労さまでした」。初めてお許しが出た>(同九月十七日)……

 しかも、創価学会の出版活動は宗教団体であるがゆえに税金を低く抑えられ、そのうえ、公明党への政党助成金は国民の血税で賄われている。

 新聞社は、これらの矛盾を知りながら、それでも池田氏の称賛記事や創価学会のチョーチン記事を垂れ流し続けるのか。

 浅見名誉教授は、新聞社の見識を問う。

「言論の自由を守るためには、たとえ印刷部門を別会社にしていても、創価学会には印刷で世話にはならないというくらいの見識を示してほしい。もし、良心に恥じないのなら、印刷で世話になっていることを、読者に公表すべきです。それができないのなら、雪印食品のように、営業活動をおやめなさい」

3)------------------------------------------------------------

新聞メディアを中心に目に余るマスコミの創価学会迎合姿勢
http://www.forum21.jp/contents/contents9-15.html
という記事を発見しました。結論部分は以下のようになっていました。

《引用開始》
特に、池田本の広告は「讀賣新聞」「朝日新聞」「毎日新聞」「産経新聞」の四大紙から地方紙、さらにはスポーツ紙、夕刊紙にまで及んでいる。その広告代金の総額も機関紙誌の印刷代金同様、少なく見積もっても数十億円にのぼるとものと推定される。

その結果、多くのマスコミ媒体が創価学会の膝下に屈している。そうした場面を象徴したのが、昨年一月二十四日、東京のホテルニューオータニで催された「聖教新聞」の創刊五十周年記念パーティだった。同パーティには政界、官界、マスコミ界、経済界、学界等の各界から千七百人もの来賓が参加したが、その席上、マスコミ界を代表して挨拶した毎日新聞社の斎藤明社長は次のように述べている。

 「創刊五十周年、おめでとうございます。新聞は二十世紀の大衆社会が生み出した文化ともいわれます。戦争の世紀から決別し『平和の世紀』を築くことが新聞に課せられた使命です。『人間主義』を掲げて大きな節目の紙齢を刻まれた貴紙の一段のご繁栄を祈念いたします」これに先立つちょうど一年前の平成十二年一月二十四日、池田氏は「聖教新聞」本社で東日印刷の國保社長らの表敬訪問を受け、歓談したが、その際、次のような和歌を東日首脳に贈っている。

「東日と 家族の如き 聖教は 共に栄えむ 歴史を築きて」  「聖教新聞」と「公明新聞」をもっとも多く刷っている東日印刷は、「聖教新聞」と一蓮托生・運命共同体という意味であろう。運命共同体である以上、東日の生殺与奪の権限は池田氏が握っているということにもなる。

そしていま、多くのマスコミ媒体の創価学会との関係、距離感は、この東日と聖教の関係と同質のものへと変質しつつある。それが秋谷会長ら創価学会首脳の言う、「時代が変わった」ということだとすれば、日本の言論界はお先真っ暗といわざるをえない。
《引用終り》

この記事に関連するものとして、「田中良太の同時代通信21」第16号で
「私のメディア批判」 http://www.asahi-net.or.jp/~tq8r-tnk/020225.htm
があり、ここではマスメディアの不作為の作為体質が書かれていました。ここでは鈴木宗男氏の一件も書かれており、外交のメルマガも出している小生は外交ネタを書くためサイトで調べてありました。

外務省の腐敗は学会からも伝染!? http://www.toride.org/study/t110.htm
という文章が宗男事件で大マスコミで触れられていませんでした。

《引用開始》
外務省腐敗の陰に「大鳳会」!?

学会員官僚増大で腐敗も増長 創価学会・公明党のクレージーで腐った体質が、この国の権力機構や政治を蝕んでいることを象徴するような出来事が、最近、引き続いて起こっている。外務省の腐敗と乱脈ぶりは、ただただ呆れるばかりだが、その外務省には、池田大作の直弟子ともいうべき?大鳳会?のメンバーが意欲的に送り込まれているのだ。役所の中で、最も学会員(それも、最も濃く池田大作の薫陶を受けた会員)の占める比率が高いのが外務省である。

 また、警察は、創価学会・公明党との癒着(ゆちゃく)が最もはなはだしい役所である。長年にわたり創価学会関係の犯罪を隠ぺいし、もみ消すことに協力し、創価学会の批判者に対する弾圧にも手を貸し続けてきた警察機構が、恐るべき腐敗と無責任の温床である、と露呈されてきたことは、いわば必然的ななりゆきであろう。悪魔に魂を売り渡し、その手先となって国民を裏切った者達が、やがて身を滅ぼさぬはずがない。こんなに似ている池田と宗男 宗男はボロ出して落ち目だが…ところで、このところ?陰の外務大臣?といわれ、外務省とこの国の外交を絶対的に支配していた?族議員の中の族議員?、橋本派の鈴木宗男代議士の横暴が、国会やマスコミの追及を受けているが、この実力者にはおもしろいクセがあった。国民の税金を使って建てた施設が、なんと?ムネオハウス?と呼ばれていたのである。しかも、その建設は、鈴木代議士の支援企業(政治献金をしている企業)がもっぱら担当していた、というおまけつきである。私達は、創価学会が全国に数え切れないほど造っている会館や施設に、やたらと?池田記念館?などと池田大作の名を冠したものが多いことを知っている。会員から集めて建てた施設は、当然、会ないし会員のものであるはずなのに、池田大作は「俺が作ってやった」と云い、?池田?の名をつけるのである。「俺は大学も作った、民音も作った。公明党も作った。大石寺も立派にし、正本堂も作った。みんな俺がやったことだ!」と、口癖のように云う。そのあとには、「お山も大学も金をもっていくだけ。公明党は票をもっていくだけ。なにも返ってこない」と続けて、自分の気前のよさを強調するのが常であった。だが、これらの金は、池田大作が作ったものではなくて、会員から集めたものだし、票は、会員達の狂気じみた選挙運動でもたらされるものだ。

 それを、すべて?私のものだ?と云い切る池田大作の?私物化思想?が鈴木代議士にそっくり乗り移ったようである。NGOに支出する金を(国民が納めた税金であるのに)「俺が集めた税金だ。気に入らない奴にはやらないぞ!!」と言ったり、国費で?ムネオハウス?を作ったりするやり方は、まさに?小池田?である。池田大作は、会員から集めた金を、途上国や種々な団体にバラ撒(ま)き、その見返りとして勲章や栄誉称号を買い集めた。「誰も自分を誉めてくれないから、自分で自分を誉めよう」というわけである。金を出すにあたっては、現地の窓口の幹部が公然と、見返りとして「池田先生に勲章をくれ。栄誉賞をくれ」と要求するのである。

 外務省の役人を脅しと省益保護、ムチとアメで手なずけ、言いなりに動かして外国に恩恵を与え、自分一人が称讃を得て良い顔をする。地元のためなら、熊しか通らぬようなところに立派な道を作る。スケールは一回りも二回りも違うが、まさしく池田大作のクローン人間といってよい。鈴木宗男代議士は、国民人気抜群、マスコミの寵児(ちょうじ)である田中真紀子前外相の激しい切り込みにあって、次第にボロが曝(さら)け出されている。

権力とマスコミ牛耳る池田大作 池田の正体暴くのは我らの使命

 しかし、池田大作の方は、マスコミや権力をしっかりと手なずけているから、マスコミが取り上げようとしない。かつて、産経新聞の小さなコラムで、池田大作の?勲章集め?を皮肉った論説者がいたが、創価学会と、創価学会に手を回された上司たちから、袋叩きにあい、沈黙を余儀なくされたらしい。池田大作に騙(だま)され続ける愚かな会員が、どのようにおべっかを使おうと、我々の知ったことではないが、?ドンキホーテ的体質?が、この国の権力や国家機構に影響しているとあっては黙視してはいられない。

 池田創価学会の垂(た)れ流す害毒が、この国を根底から害し、蝕んでいることを、そしてその深刻さを、国民にしっかりと認識させる運動を、私達は、今こそ訴え続けなくてはならないのだ。 それが、池田創価学会によって直接被害を受けている私達の使命である。
《引用終り》

このような訳で、大マスコミは自己保身のために彼らが好む市民、国民を欺いている事は明白です。岡本行夫氏は松尾氏の上司だった事もマスコミは指摘せず、「外務省を変える会」?には毎日新聞社の斎藤明社長も入っていたはずなので、本当に茶番でありました。やっぱ金か・・・

「同時代ウォッチング」 http://furukawatoshiaki.tripod.co.jp/

を読むと、反戦運動が何故封じ込められたのか、個人情報保護法が何故必要なのか、といった事柄が別側面からもわかり興味深いです。

ところで、友人がお米を1週間ほど食べておらずげっそりしていた小生を心配して秋田こまちをくれました。日本政府の米(国)支援とは異なり、有難い米支援でした。

2004-5-15

特集/創価学会の政党攻撃―
その呆れるばかりの御都合主義

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「公明党・創価学会=池田大作」の異常かつ執拗な民主党攻撃の背景

ジャーナリスト 古川利明

 年明け以降、「公明党・創価学会=池田大作」の民主党に対する攻撃が激しくなってきている。

 そのきっかけは、この1月に開かれた民主党の党大会で、代表の菅直人がはっきりと「日本の政治が公明党を通じて(支持母体の)創価学会という一宗教団体に支配されてはならない」と批判したことである。

 こうした流れを受ける形で、2月下旬には、菅直人の指示で、極秘に「公明党・創価学会=池田大作」に対するプロジェクトチームを結成し、「公明党・創価学会=池田大作」の政教一致の問題をはじめとして、“外遊”の際の池田大作に対する外務省の便宜供与の実態や、学会施設を使った選挙活動の違法性を追及する姿勢を見せている(3月12日付け産経新聞記事より)。

 こうした動きに、例によってというべきか、いわば当然のごとく、信濃町は過敏ともいえる反応をさっそく見せている。

 民主党攻撃は池田の指示?

 とりわけ、菅代表の指示で特別プロジェクトチームの発足が、産経新聞の“スクープ”によって明るみになってからは、池田大作はどうもこの動きを非常に警戒しているらしく、例えば、さっそく、公明新聞が3月18日付け紙面から「公明攻撃に狂奔する菅・民主党の迷走」と題する3回の連載を始めさせる一方、聖教新聞の方でも、4月21日付けの例の中傷座談会では、学会幹部に次のように言わせている。

 弓谷 産経新聞(3月12日付)に報道されていたが、なんでも、民主党が公明党・学会対策と称して『特命プロジェクトチーム』なるものを作ったというな。

 杉山 この特命チームとやらは、党首の肝入りで、全部で10人のチームだ。調べてみたら、このうちの7人が前回の衆院選の小選挙区で公明党候補に敗北。比例で復活当選した議員だよ。

 原田 なんだなんだ、選挙で公明党に負けた。その醜い『逆恨みか』!〉

 さらに続く同月23日付けの座談会では、かつて菅直人の公設秘書で、秘書給与流用疑惑で実刑判決を受けた民主党の山本譲司元衆院議員が、服役を終えて書いた手記を引用しながら、次のようなコメントが並んでいる。

 原田 ということは、菅代表にも公設秘書給与のネコババ疑惑があるということか。(略)

 弓谷 その記事で菅氏は「給与の一部を寄付として受け取っていたようだが、調査中」とのコメントを出していた。ところが、この告発から1年経った今でも「調査」の結果は明かされていない。

 青木 真実はどうなんだ? これこそ国民の重大な関心事だ。党内に「プロジェクトチーム」でも立ち上げて、厳しく調べたらどうなんだ?(爆笑)〉

 こうした聖教新聞などによる信濃町の民主党攻撃をみていくと、次のようなことがわかる。

 まず、秘書給与流用や傷害などの事件で、民主党の国会、地方議員やその秘書が警察に逮捕され、新聞沙汰になったケースをことさらとりあげ、「いかに民主党の人間は、酒、カネ、オンナ、品性、人格にだらしないか」ということを徹底的にあげつらったあとで(もっともこれは、スキャンダルによる中傷攻撃の常套手段ではあるが)、そのターゲットを今回、特命プロジェクトチームを立ち上げさせた代表の菅直人に向けていることがわかる。

 ちなみに、学会中枢に近い筋によれば、聖教新聞のこの座談会は必ず池田大作がチェックし、時には自らペンを取って赤入れをすることもあり、いわば、「池田大作の意向」を忠実に表現したものであるという。

 であれば、年明け以降、信濃町が民主党に対して、お世辞にも品性があるとは到底、言えない中傷攻撃に力を入れているのは、こうした民主党の問題追及の矛先が「公明党」と「創価学会」という2段階の“クッション”を経て、池田大作自身に直接、向かってくることへの防御反応であることが、はっきりと見て取れる。

 もっとも、「公明党・創価学会=池田大作」の「政党攻撃」は、今に始まったものではない。

 94年6月に自社さによる村山内閣が発足し、当時の自民党で、亀井静香、与謝野馨、白川勝彦らが中心となって、宗教法人法改正論議の中で、「池田大作の国会証人喚問」を切り札に、創価学会・公明党批判を強めていたころは、信濃町は、まったく同じような論調で自民党や、自民党とも親睦関係にあった四月会を、機関紙や中傷ビラなどを駆使して口汚く罵っていた。

 そこで、今回は民主党の方から、こうした「公明党・創価学会=池田大作批判」のムードが高まってきた途端、その攻撃のターゲットを民主党に向けただけともいえる。

 平野論文に対しては沈黙

 ところが、興味深いことに、こうした菅直人直轄のプロジェクトチームの発足とほぼ軌を一にして、今夏の参院選を機に引退する、小沢一郎の懐刀である民主党の平野貞夫参院議員が、『月刊現代』5月号(4月5日発売)から、「爆弾手記」と名付けて、「公明党『汚れた裏面史』全真相」というタイトルで掲載している。

 彼は衆院事務局時代から、裏で「公明党・創価学会=池田大作」と政治折衝を行ってきた、いわば“歴史の生き証人”であるわけで、その詳細なメモをもとにした具体的な記述は、非常にリアリティーがあり、読んでいて驚きの連続である。

 で、それはともかく、池田大作を糾弾した大橋敏雄問題の収拾工作の内幕など、池田にとってはあまり表に出してほしくないネタを、このように白昼堂々と公表しているにもかかわらず、あれだけ口汚く罵っている菅直人の場合とは違い、なぜか、この平野貞夫(それと小沢一郎)に対しては、信濃町は黙殺したままなのである。

 推測するに、おそらく、平野はもっとディープなネタを持っているため、ここで下手に攻撃し、「ヤブヘビになっても困る」という池田大作の判断なのかもしれないが、このあたりに、かつての田中角栄の下で権力闘争のイロハをたたき込まれた小沢一郎の“深謀遠慮”が見て取れる。

 これは私の推測の域を出ないが、代表の菅直人の方は、良質な保守層や無党派層の取り込みのために、かなり本気で「反公明・学会批判」にシフトするハラを固めたのだと思う(それゆえに、聖教新聞などであれだけの攻撃が菅直人に集中しているのである)。

 それに比べると、「自自公」の“立役者”である野中広務が、いみじくも「叩きに叩いたら、向こうからすり寄って来たんや」と漏らしているように、まだ、小沢一郎の方はジャブを出している段階で、「もし、仮に今後、信濃町と本気で組むにしても、もっと叩かないとだ」ということぐらいはわかっているのだと思う。

 それゆえ、私が民主党サイドに求めたいのは、まずは、こうした「公明党・創価学会=池田大作」の低次元の中傷攻撃に怯まないことである。

 それを踏まえたうえで、菅代表は自らの指揮下にある特命プロジェクトチームのラインとは別に、こうした「学会対策」において小沢一郎と連携を取ることである。やはり、彼は新進党時代の経験も含めて、信濃町(=池田大作)のウラを熟知しているし、なによりも、「自公をひきずり下ろして、政権交代を目指す」という「民由合流」の出発点は、まさにそこにあったはずだ。

 繰り返して言うが、「公明党・創価学会=池田大作批判」は、何度でも打ち込む必要のあるボディーブローである。これを踏まえたうえで、「真の政権交代」とは、いま、まさにこの国の「オモテ・ウラの総理大臣」(=小泉純一郎、池田大作)を権力の座から引きずり下ろすこと以外にないと、敢えて付け加えておく。(文中・一部敬称略)

古川利明(ふるかわ・としあき)1965年生まれ。毎日新聞、東京新聞(中日新聞東京本社)記者を経て、フリージャーナリスト。著書に『システムとしての創価学会=公明党』『シンジケートとしての創価学会=公明党』『カルトとしての創価学会=池田大作』『デジタル・ヘル サイバー化監視社会の闇』(いずれも第三書館刊)など。

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創価学会の政界進出の目的は、ズバリ創価学会(日蓮正宗)を「国教化」[日刊ゲンダイ]
http://www.asyura2.com/0403/senkyo3/msg/1180.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 6 月 24 日 07:08:28:dfhdU2/i2Qkk2

■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年 6月24日号(平日毎日発行)
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
------------------------------------------------------------------------
─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 今度の参院選は戦後で最も重大
■ 最大の争点は、イラクや年金の基にあるもっと重要なこと
■ 創価学会・公明党の政権参加をこのまま認めるのかノーなのか
──────────────────────────────────────

----------------------------------------------------------------------
小泉自民党は選挙に勝って単独過半数になっても公明党との連立を続けると
宣言しているが、すでに宗教の麻薬が体中に回って思考不能に陥っている。
こんな両党に投票する前に考えることがこれだけある
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 あす24日公示の参院選の結果は、この国の将来を決定付ける重大な選挙になる。与野党はイラクや年金で対決する構えを見せているが、もっと重要な争点がある。小泉内閣が暴走するベースになっている自公連立の是非、ズバリ、創価学会・公明党の政権参加を認めるのか、認めないのかという問題である。

 自公連立は5年前、参院の過半数割れで四苦八苦した小渕内閣が仕掛けた数合わせの野合にすぎなかった。だが、政権に潜り込んだ創価学会・公明党は、800万の創価学会票と公明党の57議席を武器にジワジワと自民党を侵食。“宗教の麻薬”に侵され、思考停止に陥った自民党をいいように操り、国政を支配する異常事態となっている。

 小泉首相は、参院選で勝って参院で過半数を回復しても、世界でも例がない巨大宗教政党との持ちつ持たれつの関係を続けると宣言している。そうしないと学会票をもらえずバタバタ落選、政権維持が危うくなるからだ。

 7月11日の投票日に自民党や公明党への投票を考えている有権者は、ちょっと待てよ、である。創価学会・公明党の政権参加がもたらす問題点をよく吟味したうえで一票を投じてもらいたい。

◆ 僅か800万票の一宗教政党にこの国を支配されていいのか。 ◆
◆ その結果がどうなるか承知の上なのか ◆

 800万票で自民党の“生殺与奪”の権を握った創価学会・公明党は、いまや怖いもの知らずだ。一国のトップである小泉首相までが、池田大作名誉会長の写真を「不動心って大事だなと思う」とゴマをするありさまである。

 調子づく創価学会は、7月の参院選で与党を圧勝させ、この国を完全に支配する気だ。「2004年は創価完勝の年!」と檄を飛ばし、早くから学会員をフル活動させている。

 しかし、800万票といっても有権者1億人の10分の1以下だ。1割にも満たない宗教勢力が国を支配するなんて異常なこと。それより何より、学会に支配されたら日本はどうなるのか、国民はよく考えた方がいい。

 創価学会の政界進出の目的は、ズバリ創価学会(日蓮正宗)を「国教化」させることだ。公明党に政権を取らせて、すべての日本人を信者にする究極の野望は、今でも捨てていないはずだ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/697.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 石原伸晃 街頭演説で批判をした人を頭のおかしい人扱い(まるこ姫の独り言)
石原伸晃 街頭演説で批判をした人を頭のおかしい人扱い
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/10/post-71a4d8.html
2021.10.20 まるこ姫の独り言


石原伸晃、街頭演説でマイクを握った途端、批判を浴びる。

「何もやってないじゃないか!」と絶叫した人を、頭のおかしい人扱い。

どうしてここまで批判を忌み嫌うのか、批判は自分を高める事にも繋がるし、ウイットに富んだ話術で返しをしたらいい。。

二世三世議員の特徴なのか、ちやほやされて生きて来たからか、すぐにキレて国民を罵倒したり批判をきちんと受け止めることをしない議員が多すぎる。

【衆院選】「何もやってないじゃないか!」石原伸晃氏、第一声で批判浴びる
  10/19(火) 15:05配信 日刊スポーツ

>東京8区で11回連続の当選を目指す自民党の石原伸晃元幹事長は公示19日の第一声で「口撃」を受けた。

>石原氏は女性が退散した後に「今回の選挙は、今おられた女性の言動を見ても少しおかしいなと思われた、と思います。

>その上で野党共闘を批判した。「共産党と立民党(立憲民主党)が野合をして自民党、公明党の保守中道の政権に刃を突きつけた。これが今回の選挙の基本的な構造」と解説し、「そうしますと、先ほどの女性のように相いれないものは排除、邪魔をする。そういうことが当たり前だと思っている人たちが一緒になって政権だけを取ろうと思ってやってきた」とした。


まず、演説を聞きに来る人の全部が全部、自民党に好意的な人ばかりではないことを認識すべきだ。

そしてアベスガ政権が今までどれだけ国民を無視してきたか、良く振り返って考えることだ。

国民に対しておかしい人扱いは、自分の品性を下げるだけだ。

「何もやってないじゃないか」と言った女性は、そう感じたからそう述べただけで、全否定することではない。

2017年の都議選の最終日に秋葉原で初めて街頭に立った安倍晋三首相は、「辞めろ」コールに怒り、「こんな人たちには負けるわけには行かない」と大絶叫をしたが、これと同じ思考の石原伸晃。

辞めろコールをした人達も、「何もやってないじゃないか!」と言った人も、国民だ。

どうして自民党は、自分の意に沿わない人を非難するのか。

総理大臣はみんなの総理大臣だし、議員だって国の為国民の為に存在する

自分に従順な人も、批判的な人も等しく国民の1人だ。

気にくわない国民を排除してきたのは、自公政権じゃないか。

自分達が一番だとの認識があるのか、異論はほとんど受け付けず排除してきた。

女性の言動を見てもしそういう気持ちが湧いたのなら、「人の振り見て我が振り直せ」をしたらどうか。

しかも伸晃は、コロナに感染した途端、無症状でも、即入院で顰蹙を浴びていた。

どうせ議員枠を利用して、他の感染者ををかき分けて入院したのだろうが。

未曽有のコロナ禍で、野党が何度も国会を開催するように要請しても、ずーーーーと無視して五輪をやるし、総裁選はやるし、自分達の支持率アップばかり気にしていたのが自民党で。

自民党は一般庶民の為になる政治をやって来たのか。

血税を私利私欲、利権がらみで湯水のように使いまくってきた党は、庶民の生活がどんなに大変か知らないだろう。。

そもそも、共産党が入る野党共闘を野合と言って非難するが、自民党だって公明党がくっついているじゃないか。

自分達の事は勝手に棚に上げてよくも野党共闘を非難できたものだ。

野党共闘が野合なら、自公政権は長年の野合だ。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/698.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <自民マッ青>立憲民主の新人善戦で自民13人が大苦戦 中には閣僚経験者が4人も(日刊ゲンダイ)





立憲民主の新人善戦で自民13人が大苦戦 中には閣僚経験者が4人も
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296316
2021/10/21 日刊ゲンダイ


西銘恒三郎復興相(左)と桜田義孝元五輪相(C)日刊ゲンダイ

 衆院選で自民党はどこまで議席を減らすのか。岸田首相は「未来選択選挙」と意気込んでいるが、立憲民主党の新人候補に苦戦を強いられている閣僚経験者すらいる。

 立憲が今月初旬に行ったとされる情勢調査によると、新人候補が立つ84選挙区のうち自民相手に善戦しているのは13選挙区に上る(別表)。千葉8区は立憲が10ポイント近く先行し、他はいずれもプラスマイナス5ポイント差の接戦だ。

 注目すべきは、閣僚経験者を擁する千葉8区、福岡5区、長崎4区、沖縄4区の4選挙区。立憲新人の“ジャイアント・キリング”もあり得る。

 千葉8区の桜田氏は元五輪担当相、福岡5区の原田氏は元環境相、長崎4区の北村氏は元地方創生相、沖縄4区の西銘氏に至っては現職の復興相だ。


立憲新人が善戦(C)日刊ゲンダイ

 不人気にあえいだ菅前首相の辞任前に比べ、13選挙区のうち10選挙区で自民候補の支持率は若干上昇してはいるが、岸田政権に看板を替えても、回復力は弱い。立憲にリードを許しているか、思うように突き放せていない。

 総裁選で高市政調会長を真っ先に応援した高鳥氏(新潟6区)や、公設秘書が当て逃げした武井氏(宮崎1区)も苦戦中だ。

 武井氏は総裁選後、岸田総理誕生に「同じ宏池会として感無量」と感激していたが、なぜか、武井氏への支持は菅政権時よりも下がっていた。ただでさえ低調だった「ご祝儀相場」の恩恵すら受けていない。

 立憲新人の13勝なるか。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/699.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 接種証明主張は「うましかの証明」(植草一秀の『知られざる真実』)
接種証明主張は「うましかの証明」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-d880f7.html
2021年10月21日 植草一秀の『知られざる真実』


「ワクチン接種証明」に意味がないことをメディアは正しく伝えるべきだ。

「接種証明・陰性証明パッケージ」と称しているが、両者はまったくの別物。

「陰性証明」は「陰性」の証明だが「接種証明」は「接種したことを示すだけ」のもの。

接種を受けてもコロナに感染する。

接種を受けても他者をコロナに感染させる。

ワクチンの変異株に対する有効性が低い場合がある。

ワクチンによる抗体量は時間が経過すると減少する。

接種後3ヵ月で効果が減殺し、6カ月でほとんど効果がなくなるとも指摘されている。

「接種を受けたこと」は「安全の証明」にならない。

ところが、「接種証明」を行動制限緩和や政府による利益供与の条件にする施策が検討されている。

非科学的、反知性主義の象徴。

陰性証明は陰性の証明になるが、3日以内の検査であることを必要要件としている。

陰性証明の有効期間を3日以内にしているということは、3日以上前の検査結果では、現時点で陰性ではない可能性があることを踏まえるもの。

この考え方に立てば、ワクチン接種についての取り扱いについても期間の定めが必要になる。

しかも、接種証明には致命的な欠陥がある。

それは、接種を受けても感染するし、他者を感染させること。

また、ワクチン効果は接種後少なくとも1週間経過後でなければ効果を発揮しない。

したがって、接種後一定期間経過していることも必要になる。

ところが、政府の施策はワクチン接種を受けたことをもって「安全の証明」とするもので、科学的な根拠がない。

これは日本に限定したことではなく、米国やフランスでも強引に導入されている施策。

しかし、米国でも強い反対論が存在し、英国では反対意見が強く導入が見送られた。

日本ではワクチン接種を実施するための予防接種法改正に際して国会決議が議決されている。

国会決議では

一 新型コロナウイルスワクチンの接種の判断が適切になされるよう、ワクチンの安全性及び有効性、接種した場合のリスクとベネフィットその他の接種の判断に必要な情報を迅速かつ的確に公表するとともに、接種するかしないかは国民自らの意思に委ねられるものであることを周知すること。

二 新型コロナウイルスワクチンを接種していない者に対して、差別、いじめ、職場や学校等における不利益取扱い等は決して許されるものではないことを広報等により周知徹底するなど必要な対応を行うこと。

五 新型コロナウイルスワクチンによる副反応を疑う事象について、広く相談窓口を設置し、国民に周知すること。また、海外における情報も含め、医療機関又は製造販売業者等から迅速に情報を把握し、情報公開を徹底するとともに、健康被害が拡大することのないよう、的確に対応すること。

が明記された。

ワクチン接種には重大なリスクがある。

日本では新型コロナワクチン接種後に1200人以上の方が急死している。

重篤化した人は4700人を超えている。

季節性インフルエンザワクチン接種後の死亡者数を接種人数あたりに換算して比較すると、新型コロナワクチン接種後死者数は300倍以上になる。

政府はワクチン接種と死亡の因果関係を認めていない。

しかし、政府が「因果関係がない」と判定したわけではない。

「因果関係を評価できない」としているだけのこと。

「因果関係がある」とも「因果関係がない」とも判定していない。

つまり、「因果関係がない」と判断されておらず、「因果関係がある」可能性が否定されていない。

季節性インフルエンザワクチンと比較して300倍もの接種後急死者数が確認されているのだから、常識で判断すれば新型コロナワクチンのリスクは極めて重大ということになる。

厚労省サイトも「接種は強制ではなく、最終的には、あくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります」と明記している。

国会議決も「接種していない者に対して、差別、いじめ、不利益取扱い等は決して許されるものではない」としている。

政府が推進しようとしている「接種証明」を利用する施策は、日本国憲法第14条が定める「法の下の平等」に反する違憲措置。

衆院選を通じて「接種証明」の反知性主義を明確にし、この反知性主義施策を推進する政治勢力を糾弾する必要がある。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/700.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍晋三氏が12年ぶり公示日に地元で第一声 囁かれる参院山口補選へずまりゅう氏と元首相の“激突”(日刊ゲンダイ)
安倍晋三氏が12年ぶり公示日に地元で第一声 囁かれる参院山口補選へずまりゅう氏と元首相の“激突”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296285
2021/10/20 日刊ゲンダイ


安倍元首相(左)とへずまりゅう氏(C)共同通信社

 第49回衆院選は19日公示され、31日投開票に向けて12日間の選挙戦に入った。

「政治の役割は雇用を守り、創ることだ。経済のV字回復に向けて思い切った政策を進めていく」

 山口県下関市で第一声を上げたのは安倍晋三元首相(67)=山口4区=だ。

 安倍氏が公示日に地元で第一声を上げるのは麻生政権の2009年8月の衆院選以来、12年ぶり。支持者らは時折、拍手を交えながら安倍氏の演説を聞いていたのだが、集まった記者やカメラマンの間で「笑い話」としてささやかれていたのが、24日に投開票される参院山口選挙区補選に、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)公認で立候補している迷惑系ユーチューバー、へずまりゅう氏(30=原田将大)と安倍氏の“激突”だ。

「参院山口補選には、安倍さんから誘われて産経新聞記者から政界入りした自民党の北村経夫候補(66)も出馬していて、安倍さんが応援メッセージを寄せていた。おそらく、どこかのタイミングで2人そろって演説するかもしれない。そこに劣勢が伝えられる、へずまりゅう氏が“殴り込み”をかけたら面白い、といわれているのです。目立つためならお構いなしのユーチューバー。安倍氏を直撃したへずまりゅう氏が『モリカケ問題はどうなったんじゃあ』なんて詰め寄ったら話題になるでしょうね」(地元記者)

 ひょっとして、ひょっとするかも。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/701.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 道遠し日本国際化<本澤二郎の「日本の風景」(4241)<靖国・歴史認識=足元のアジアで完全孤立するOECD落第生の日本>
道遠し日本国際化<本澤二郎の「日本の風景」(4241)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30881948.html
2021年10月21日 jlj0011のblog


<靖国・歴史認識=足元のアジアで完全孤立するOECD落第生の日本>

右翼片肺内閣から極右片肺内閣の安倍・菅の自公内閣のもとで、日本の実力はガタ落ちである。このことに新聞テレビは、蓋をしてきたのだが、その結果、日本はアジアの孤児・東アジアで孤立してしまった。

 経済大国日本はいまや見る影もない。1%国家のもとで貧困が、母子家庭や年金世代、はては非正規の労働者に襲い掛かってきている。政府は、そこへと隣国の脅威論をガンガン流布して、国民の頭脳改造に突進してきた。

 ようやく護憲リベラルの宏池会政権に安堵したものの、中身は安倍・菅の連鎖である。岸田首相も戦争神社の靖国へと「真榊の奉納」という戦前の国家神道に埋没、隣国有事にはミサイルでの先手攻撃をチラつかせ極右・日本会議の神道政治を彷彿とさせている。

 神道・統一教会とそれ以前には、無差別テロ教団のオウム真理教との関係も暴かれてきている。「前法相の上川陽子(宏池会)も知っている」という声も浮上してきている。「極右はカルトの教団と結びついている」という指摘に震え上がるしかないのか。

 歴史認識もひどい。清和会の安倍側近の萩生田文科相のもとでも、歴史教科書の改ざんが進行、隣国の日本研究者を驚愕させている。人・モノ・通信が地球規模で交流している時代は、たとえコロナ禍という人工生物兵器だとしても、これを阻止はできない。

 房総半島上空を旅客機や貨物機は、秋空のもとで飛び交っている。地球は、国際社会は、まぎれもなく呼吸している。極右が靖国と歴史認識で破壊しようとしているが、友好の翼を断ち切ることは出来ない。

 過去に半導体先進国も、アベノミクスのもとで衰退したが、国際交流がいずれ撥ねつけることになるだろう。極右政権のもとで、先進国38か国の経済協力開発機構(OECD)の落第生へと沈没した今、総選挙で希望への一票を行使する日本人でありたい。

<国内総生産(GDP)で韓国に追い抜かれたアジア3等・中進国の日本>

 昨日は友人が「朝日新聞が真実を1面で報道した」と驚いて電話してきた。権力の中枢で働いてきた御仁の日ごろからの鬱憤を晴らしてくれたらしい。

内外の事情に通じる一部の識者は、真実を報道しない新聞テレビに恐怖感を抱いて生きている証拠でもあろう。

 「国民所得・平均賃金が日本は韓国よりも下」「アベノミクス・新自由主義の安倍の内外政の結果、日本はOECD22位」

 日本国民は、この数字に驚いたはずである。空前絶後の借金超大型予算を編成、軍拡に狂奔してきた挙句の赫々たる実績に、真実を覆い隠されてきた国民は、いま立ち上がるべきである。

  念のため、最新OECDの国内総生産(GDP)を調べてみた。なんとこちらも韓国に抜かれて27位である。「安倍ざまあみろ」の実績である。こうした真実が、新聞や議会で問題にならないのか、不思議日本か。

<アベノミクスで大きく没落した庶民大衆と中産階級>

 嘘と誤魔化しでやり過ごしてきた、この10年の極右片肺内閣の実績に、ほとんどの国民はため息をもらしているだろう。

 OECD統計の日本の自殺率は、5番目に高い。最近は子供の自殺、母子家庭の自殺、失業倒産による自殺であろう。お先真っ暗闇だ。それゆえの隣国脅威論をNHKから読売・産経がガンガン流布、それに振り回されてきた日本を象徴している。

 規制改革という安倍路線は、福祉や労働者を守る法制度の改悪で、中産階級社会は、とっくに墜落していた。そこに政権は魔術を導入にした。国民資産の年金を株式に投入、それを日本銀行の超金融政策と結び付けての株高で、人々の目を狂わせてきた。それは今も継続している。

 安倍が狂い、黒田・日銀の超金融緩和策という、これまた禁じ手による誤魔化し経済といえようか。それを支援する右翼メディアに反吐が出る。不健全な内外政の果実は、マイナスである。急速な円安によるインフレに耐えられるのか。厳しい時代の孤立化・孤児で生き抜けないだろう。

<財閥500兆円の活用、株転がし屋に正当な課税強化不可欠>

 結局のところ、一人莫大なおこぼれを懐に入れた輩は、財閥とその仲間たち、すなわち1%族である。財閥の内部留保金500兆円の有効活用は不可欠である。

 原油高でウハウハの米国は、それでもバイデン政権は富裕者に対して課税強化を推進している。財政破綻国家の日本こそが、500兆円を国民のために吐き出すべきであろう。

 国債発行よりも、まずは株屋など持てる富裕者・上級国民から、しっかりと吸い上げて、年金弱者いじめをすべきではない。隣国いじめの極右政権は、願い下げである。

2021年10月21日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(追記)好天に恵まれた10月20日、なんとなく気になっていた、歩いて小一時間の山上にあるという「船塚山古墳」に出かけた。なるほどそこから東京湾を眺めると、川崎や横浜・横須賀が見えた。古代人が、舟の墓場とした場所に違いないと考えての登山(標高151メートル)だった。貝殻も散らばっていると想定したものだが、小さな神社が建っていて、ただそれだけ。このあたりの氏子が寄付を集めての神社。せっかくの機会なので、本堂を見学すると、入り口に賽銭箱と、その奥には何もない。原始宗教を印象付けている。これに両手を合わせる安倍晋三や森喜朗、最近は岸田文雄であろう。

 本堂前に二匹の狛犬の石造がある。どこの神社も同じだ。まじまじと観察したのだが、大陸の獅子像ではない。普通の犬でもない。高麗(こま)・高句麗由来の狛犬である。

 識者の中には、神社は日本古来の原始宗教と信じ込んでいるようだが、違うだろう。半島の人たちと共に渡来した古代宗教である。以前、千葉県警本部長から千葉県副知事・参院議員になった渡辺一太郎さんの、筆者への遺言のような説明は「天皇は朝鮮人」とびっくりするような分析だった。それというのも、内務官僚の渡辺さんは、敗戦の混乱期、天皇が参拝する伊勢神宮のある三重県警察の責任者。彼は毎日のように、伊勢神宮の資料その他を調べ上げた。その結果が、天皇は朝鮮からの渡来人と断定した。

 日本の古代史は、ほとんどが間違っているだろう。ここ10年ほどの間に韓流歴史テレビ映画を見てきて、合点するようになった。朝鮮の李王朝時代の服装を見ただけでも、理解でいるのである。

 大和朝廷は、朝鮮から逃亡してきた一族であろう。安倍の故郷の田布施など関西には、渡来人が多かったことも分かる。無論、大陸からの渡来人もいたわけだから、純粋日本人はいない。東北・北海道のアイヌ人も同化している。多民族国家といえないまでも、純粋日本人国家ではない。無論、万世一系などは作り話だ。真実の日本史・明治の真実が台頭する時期である。隣国との対立など、論外である。改めて日本国憲法はすごい。絶対平和主義がいい。


中国政府は岸田の真榊奉納に厳しい申し入れ!

(テレビ朝日)靖国神社の秋の例大祭に合わせて岸田総理大臣が真榊を奉納したことに対し、中国政府は日本側に対して厳正な申し入れを行ったと発表しました。中国外務省の報道官は18日の会見で岸田総理が靖国神社に真榊を奉納したことに対し、「外交ルートを通じて日本側に厳正な申し入れを行った」としました。

また、靖国神社について「日本が侵略戦争を始めた際の精神的な道具であり、象徴だ」と指摘したうえで、「侵略の歴史への日本の否定的な態度があらわになった」と批判しました。


文科省は歴史の改ざんに強硬!

(朝日)戦時中に朝鮮半島の人々を日本で働かせたことについて、歴史や公民の教科書を発行する高校と中学の教科書会社計6社が、「強制連行」という用語を「強制的に動員」などと訂正する申請を文部科学省に出し、11日に承認されていたことがわかった。閣議決定された答弁書の内容をふまえた。

 文科省によると、訂正申請を出したのは、東京書籍、第一学習社、学び舎、山川出版社、実教出版、清水書院の6社の歴史や公民の教科書計13カ所。「強制連行」という記述は残したまま、注釈で答弁書の内容を付記する社もあった。

 政府は4月27日、朝鮮半島から来た人々について「移入の経緯は様々であり、『強制連行された』もしくは『強制的に連行された』または『連行された』と一括(ひとくく)りに表現することは、適切ではないと考えている」などとする答弁書を閣議決定していた。「従軍慰安婦」という用語についても「単に『慰安婦』という用語を用いることが適切」との答弁書を閣議決定した。


フジテレビの見事なチエルノブイリの真実!
https://maritakenouchiyoutube.blogspot.com/2020/05/2011.html


世界は見ている!福島から子供を救え!

Please sign and share for saving kids 子どもを妊婦を逃がす署名に賛同を!http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3... ... 仏記者の感動の記事http://takenouchimari.blogspot.jp/201... ...


「Dappi」の背後には“自民党の金庫番”がいた! 赤旗日曜版スクープの衝撃(日刊ゲンダイ) 赤かぶ (asyura2.com)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/702.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 自公vs立憲で一騎打ち激戦「57選挙区」 政権選択の勝負はここで決まる!(日刊ゲンダイ)




自公vs立憲で一騎打ち激戦「57選挙区」 政権選択の勝負はここで決まる!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296365
2021/10/21 日刊ゲンダイ


どちらが勝ってもおかしくない(第一声の左から岸田首相、立憲民主の枝野幸男代表)/(C)日刊ゲンダイ

 今回の総選挙で雌雄を決するのは与野党一騎打ちをどちらが制するのかだ。「自公vs立憲」の構図に持ち込んだ選挙区の情勢を調査すると、どちらが勝ってもおかしくない接戦区が大半を占める。31日の投票日までギリギリの攻防を繰り広げる激戦になりそうだ。

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 ◇  ◇  ◇

 野党間の調整が土壇場で進み、自公候補と事実上の一騎打ちに持ち込んだ小選挙区は132。全体の半数に迫る。うち、立憲と自公候補の直接対決は110選挙区。立憲が「一本化」候補と説明する野党系無所属の福島伸享氏(茨城1区)、小野塚勝俊氏(埼玉8区)、米山隆一氏(新潟5区)も含まれる。

野党共闘の威力でオセロゲームの可能性


千葉8区、現状では野党統一候補の立憲新人・本庄知史候補(左上)が桜田義孝候補(同下)に大差(C)日刊ゲンダイ

 野党共闘の威力を見せつけているのが福島4区と千葉8区だ。

 福島4区は前回、希望、共産、社民と野党候補が乱立。希望の小熊慎司氏はわずか1200票差で自民・菅家一郎氏に敗れたが、今回は、立憲から出馬の小熊氏に一本化され、菅家氏とは10ポイント以上の差をつけて優位に立つ。自民の桜田義孝氏が3連勝中の千葉8区も、野党統一候補の立憲新人、本庄知史氏が桜田氏に現状では大差をつけている。

 一騎打ちの選挙区で相手に10ポイント以上の差をつけ、当選が有力な候補は43人(自公37、立憲16)。一騎打ちの実現により、票差が縮まり、「自公vs立憲」候補が10ポイント差の範囲で競り合っているのは57選挙区に上る(別表)。このうち、前回、野党候補が敗れた選挙区は39もあり、与野党逆転のオセロゲームの可能性も十分あり得る。


東京25区の井上信治候補(上)と島田幸成候補(C)日刊ゲンダイ

 例えば、小選挙区制導入以降、8回の選挙で自民が議席を独占してきた東京25区。前回は自民の井上信治氏がダブルスコアで圧勝したが、野党一本化で状況は一変。井上氏と立憲の島田幸成氏が横一線で並ぶ展開になっている。

 与野党一騎打ちとなった香川2区の玉木雄一郎氏(国民民主)は圧勝、沖縄1区も赤嶺政賢氏(共産)が当選圏だ。

 立憲が57選挙区を次々と制すれば、まさかの政権交代も夢ではなくなる。  

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/703.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田政権「悪い円安」に対応せず…このままでは不況下の物価高騰が庶民の懐を直撃(日刊ゲンダイ) :経済板リンク 
岸田政権「悪い円安」に対応せず…このままでは不況下の物価高騰が庶民の懐を直撃(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/562.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/704.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田首相、枝野代表から完全論破。党首討論で露呈した「読む力」不足のポンコツぶり  きっこ(まぐまぐニュース)
岸田首相、枝野代表から完全論破。党首討論で露呈した「読む力」不足のポンコツぶり
https://www.mag2.com/p/news/515666
2021.10.21 『きっこのメルマガ』 まぐまぐニュース



先日掲載の「早くも失望。岸田首相、話は『聞く』が行動の伴う『効く』には至らぬ限界」等の記事でも指摘されている通り、就任から1ヶ月も経たずして疑問符が投げかけられている、岸田文雄氏の首相としての能力。先日行われた党首討論でもその限界が露呈してしまったようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、討論の席上で受けた質問に対し、曖昧な抽象論を答えるばかりの首相が批判的に語られたラジオ番組の内容を紹介。さらに立憲民主党の枝野代表に対して首相が行った「事実誤認に基づく質問」を取り上げ、「聞く力」を売りにする岸田氏の「読む力」に疑いを向けています。

【関連】早くも失望。岸田首相、話は「聞く」が行動の伴う「効く」には至らぬ限界

岸田文雄のズッコケ党首討論

10月19日の衆院選公示日の前日18日、日本記者クラブ主催の「党首討論会」が行なわれ、与野党9党の党首が舌戦を繰り広げました。テレビ局各社がYouTubeなどで無料のライブ配信をしてくれたので、自宅にテレビがないあたしもリアルタイムで見ることができました。感想としては「めっちゃ面白かった!」の一言です。

何がそんなに面白かったのかと言うと、自民党の岸田文雄総裁のポンコツぶりがハンパなかった点です。あたしは何度も噴き出しながら見ていたのですが、翌朝のTBSラジオ『スタンバイ!』でも、森本毅郎さんと火曜レギュラーの経済記者、酒井綱一郎さんが、さっそくツッコミを炸裂させていました。


森本さん 「(昨日の党首討論は)各党がそれぞれ自分の党の特色を出そうとしてましたが、何か岸田さんが一番曖昧になっちゃったかな?」

酒井さん 「そうですね。岸田さんは曖昧な部分とはっきりしている部分が出ましたね。まず分配について、皆さん具体的に話しているのに、岸田さんだけは具体的に言ってないんですよ。財源についても野党ははっきり言いましたね。たとえば立憲民主は『大企業の法人税の強化』を財源にする。資本金100億円超の大企業の法人税の負担が、資本金1,000万円以下の中小企業よりも軽いのは不公平だと。これが立憲の主張なのですが、岸田さんは法人税の加税については具体的な話をしなかったんですよ」

森本さん 「そうですか」

酒井さん 「岸田さんが何と言ったかというと『経済全体の活力もしっかり考え合わせた上で具体的な有様を考えて行く』という表現をされたのですが、いろんなところでこの表現が出て来るんですよね。岸田さんは『考えて行く』とか『しっかり考る』とかばかりなんですよ。いやいや、今日から選挙ですから!って言いたかったです(笑)」

森本さん 「考えてる場合じゃないんですよね。ちゃんと具体的な政策を出してくださいよ!って感じですよね」

酒井さん 「消費税についても野党ははっきり言いました。立憲、共産、維新、れいわ、社民は、それぞれ具体的に財源を示した上で減税を主張しました。しかし岸田さんは『消費税を触ることは考えるべきではない』という主張のみで終わってしまいました」

森本さん 「まあ、そういう歯切れの悪い岸田さんですが、憲法改正だけは元気良かったですね!(笑)」

酒井さん 「そうなんですよ、憲法改正だけは。改憲を国民投票にかける覚悟を問われると、急に歯切れが良くなって『もちろんです!』とすぐに答えてました。国会では、どなたかが『安倍総理が乗り移ったんですか?』と聞いていましたが、ここでもそんな雰囲気を漂わせていました(笑)」



森本さん 「選択的夫婦別姓を導入する法案、これについては?」

酒井さん 「この時はですね、LGBTの理解増進法案も含めて会場から聞かれ、賛成は挙手だったのですが、8党の党首が手を挙げたのに、岸田さんは挙げなかった。つまり、賛成しなかったということなります」

森本さん 「そういうことですね」

酒井さん 「それで岸田さんが何と言ったのかというと…」

森本さん 「ここでも『しっかり考えて行く』ですか?」

酒井さん 「もう、先に言わないでくださいよ!(笑)」

森本さん 「あははははは!」

酒井さん 「僕が言うんだから…」

森本さん 「そっか、あははははは!」

酒井さん 「『多くの国民がどこまで意識が進んでいるのか、しっかり考えて行くことが重要なポイントだ』って、森本さん、先に言っちゃだめだよ」

森本さん 「(岸田さんの言うことは)だいたい分かっちゃうから、あははははは!それにしても、この岸田さんの文言はどうなんですかね?いっつも曖昧な抽象論にしてしまって…」


…そんなわけで、党首討論は、各党党首が誰か1人を指名して質問し、その回答を受けて短くコメントするという一往復半のやり取りを1人2回、いつもの方式で進められました。今回は9党なので、計18のやり取りが行なわれたのですが、当然のことながら、自民党以外の党首からの質問、計16問のうち、12問が岸田総裁に集中しました。

しかし、岸田総裁は、その大半の質問にきちんと具体的に答えることができず、森本毅郎さんの言う「曖昧な抽象論」で逃げ回っていました。たとえば、野党各党が財源を示した上で金額や時期などを具体的に述べている国民への一時給付金について、自民党の岸田総裁だけが具体性ゼロのぼんやりしたことしか言っていないのです。討論では国民民主党の玉木雄一郎代表が具体的な給付時期などを質問したのですが、岸田総裁は全く答えられませんでした。

社民党の福島瑞穂党首は、岸田総裁に4つの質問をしたのですが、その2つめが「自民党総裁選では金融資産加税を行なうと言っていたのに、総裁になったとたんに言わなくなったのは何故か」という痛いところを突く質問でした。すると、岸田総裁は、1つめと3つめと4つめの質問に曖昧に答えただけで、2つめの質問をスルーしたのです。見ているこちらが赤面してしまうほどの恥ずかしい場面でした。

しかし、何よりも恥ずかしかったのは、岸田総裁から野党への質問でした。岸田総裁は立憲民主党の枝野幸男代表に対して、消費税について質問したのですが、一字一句そのまま書き起こしましたので、ぜひお読みください。


自民党・岸田文雄総裁 「先ほど共産党の志位さんの方から消費税の質問が出ましたが、これ確か、立憲民主党は1年限り消費税5%に引き下げるということを言っておられたと思います。そうしますと、1年後には消費税を増税することになります。これだけ短いスパンで減税増税を繰り返すということになりますと、先ほども少し申し上げました、買い控え、あるいは消費減退、こうした副作用がますます大きくなってしまうのではないか、こういった点についてどうお考えなのか」

立憲民主党・枝野幸男代表 「公表されて、正式に発表していますので、お間違いいただかない方がいいと思うのですが、われわれが『1年間の時限』と言っているのは、所得税についての減税です。消費税については、当たり前の日常が取り戻されて、飲食とか観光とか文化イベントなどに、通常に近い一定の消費ができる可能性が出て来た状況、その状況をある程度は継続させなければならないので、おそらく2年間傷んでいると、現状から回復できるとしても、少なくとも3年から5年程度、そうしたところへ対する消費を誘導しなければならない。そのための家計を支えるということなので、1年では全くありません」


皆さん、これどう思います?岸田総裁は、すでに正式に発表されている立憲民主党の公約を全く読んでおらず、「党首討論会」の前に公約を確認することもせず、自分の「うろ覚え」の記憶だけでトンチンカンな質問をしたのです。未だかつて、こんなポンコツは見たことがありません。つーか、この人って「聞く力」はあっても「読む力」はないのでしょうか?

第二次世界大戦での日本の降伏について、ポツダム宣言も読まずに時系列を無視したトンチンカンな自論を展開した安倍晋三元総裁にも呆れましたが、立憲民主党の公約も読まずに立憲民主党の政策を批判する岸田総裁にも開いた口がふさがりません。そして、そんな岸田総裁は、バカのひとつ覚えのように「成長と分配の好循環を実現する」と繰り返していますが、どのような政策をどのような財源で行ない、いつまでに実現するのかを全く述べません。アベスガ政権が10年かけても実現できなかった目標を掲げたのですから、具体性ゼロでは話になりません。どうして自民党って、こんなポンコツばかりなのでしょうか?

(『きっこのメルマガ』2021年10月20日号より一部抜粋・文中敬称略)

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http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/705.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍元首相ついにYouTubeデビュー メッセージ具体性ゼロ“超薄味”でも人気の不思議(日刊ゲンダイ)






安倍元首相ついにYouTubeデビュー メッセージ具体性ゼロ“超薄味”でも人気の不思議
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296363
2021/10/21 日刊ゲンダイ


木に竹を接いだような“地元”愛(ユーチューブ「あべ晋三チャンネル」から)

 憲政史上最長政権を率いた元総理の威厳はどこへやら。何かと気に食わない展開が続き、イライラを募らせているという安倍元首相がナント、YouTubeデビューだ。衆院選の公示(19日)と同時に「あべ晋三チャンネル」を開設し、すでに2本のメッセージ動画をアップ。もっとも、意気込みの割には超薄味の発信で焦燥感、迷走感がジワる。

【写真】この記事の関連写真を見る(27枚)

 配信第1弾は「YouTubeで伝えたいこと」と題し、「コロナ禍の中の選挙戦、今までのやり方を変えなければなりません」「SNSを活用しなければならないと考えました」などと説明。至極当たり前の話なのに身ぶり手ぶりを交え、まるで「熟慮の末の決断」のように気取る。

 300万人がフォローする自身のツイッターなどで〈チャンネル登録の程、宜しくお願い致します〉と呼び掛けているだけあって、早くも登録者数は17万人超(10月21日正午現在)。お膝元の山口4区内の有権者がどれほどいるのか不明だが、アッという間に人気チャンネルに成長した。

東京生まれ東京育ちが「愛する地元下関市のみなさん」と

「国政では岸田総理、地元山口では参院から鞍替えした林芳正・元文科相に関心が集まっている。自己顕示欲の強い人ですから、スポットライトがヨソへ移っていくのが我慢ならず、“保守層”向けに存在感をアピールしたいのでしょう。攻撃性も健在で(立憲民主党代表の)枝野さんについても『こっちから批判しなきゃダメなんだよ。批判すればすぐ引っ込むんだから』と鼻息が荒いそうです」(自民党関係者)

 第2弾は「私の愛する地元下関市のみなさん、長門市のみなさん」と呼びかけ、「地域の発展のために頑張っていきたいと思っています」と言うだけ。何をどう頑張るかは語らず、具体性ゼロだ。そもそも世襲の安倍元首相は東京生まれ、東京育ち。「長州男児の肝っ玉」を自称したりするが、その本質は都会育ちのひ弱熟年だ。

 地元入りは盆暮れ正月や選挙期間中くらい。下関も長門も高齢化や人口減少などに長く悩まされているが、安倍政権の看板政策「地方創生」をもってしても、解決の糸口は見えなかった。

 安倍元首相の“にわかユーチューバー”、いつまで続くやら。

自公政権4年「よくなかった」43%


自公連立は続くが…(岸田首相と公明党の山口那津男代表)/(C)日刊ゲンダイ

 前回の衆院選後の4年間の自公政権について、国民の半数近くが「よくなかった」と考えていることが、朝日新聞社の世論調査(19、20日実施)で分かった。

 この4年間の自公政権の全体的な評価を聞いたところ「よくなかった」が43%で、「よかった」の35%を上回った。比例区投票先に自公両党を挙げた人でも「よくなかった」が26%に上った。

 また、今回の衆院選で立憲や共産など野党5党が小選挙区で候補者一本化を進めたことを「よかった」と答えた人は46%で、「よくなかった」の25%を大きく上回った。

 一方、岸田内閣の支持率は41%と、岸田内閣発足直後の前回調査(4、5日実施)から4ポイント下落し、不支持率は前回20%から26%に上昇した。無党派層の支持率も21%(前回28%)と低迷している。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/706.html
記事 [政治・選挙・NHK283] <赤旗がスクープ!>Dappi運営会社と“安倍の懐刀”自民党事務総長・元宿氏との関係! 社長は“自民党事務総長の親戚”を名乗り、元宿氏の親族の土地に家を(リテラ)

※補足 しんぶん赤旗日曜版 10月24日号 紙面クリック拡大


Dappi運営会社と“安倍の懐刀”自民党事務総長・元宿氏との関係! 社長は“自民党事務総長の親戚”を名乗り、元宿氏の親族の土地に家を
https://lite-ra.com/2021/10/post-6053.html
2021.10.21 Dappi運営会社社長が、“安倍の懐刀”元宿自民党事務総長の親族の土地に家を リテラ

    
    公式Twitterより

 Twitterで野党やマスコミ叩きをしている有名ネトウヨ匿名アカウント「Dappi」の発信元が自民党と取引がある広告・ウェブ制作会社だったことが判明した問題で、ついに核心に迫る大スクープが飛び出した。「しんぶん赤旗 日曜版」10月24日号が、〈この企業の社長が、自民党本部の事務方トップ・事務総長の親戚を名乗り、自民党本部や国会などに出入りしていた〉と報じているからだ。

 この「自民党本部の事務方トップ・事務総長」というのは、自民党の金庫番として裏仕事をすべて仕切り、“陰の幹事長”の異名もある元宿仁なる人物。じつは、本サイトでも15日に問題の広告・ウェブ制作会社・O社と取引がある「システム収納センター」について報じた際、同社が自民党のダミー法人であり、岸田文雄首相や甘利明幹事長が過去に同社の代表取締役を務めていただけではなく、〈元宿仁事務総長が深く関わっているとの情報もある〉と報じた。

 実際、「システム収納センター」の登記簿によると、元宿氏は少なくとも1998年から、2010年7月末まで、同社の取締役に就いていた。

 だが、今回の赤旗報道では、取引先でなく、本丸のDappi運営会社O社の社長自身が、元宿事務総長の親族だというのだ。

 「しんぶん赤旗 日曜版」では、自民党関係者が「その社長とは会ったことがある。『元宿さんの親戚』と紹介され、本人もそう名乗り、名刺交換もした。自民党本部や都連を闊歩していた」と証言し、紙面ではその名刺も掲載。

 さらに、「しんぶん赤旗 日曜版」ではこの証言だけではなく、元宿事務総長とDappiの運営をおこなっていたと見られるO社社長の「関係」に踏み込む証拠も掴んでいる。記事には、こうある。

〈ここに、元宿氏の家族(群馬県在住)の不動産登記簿があります。問題の会社社長は17年5月、同地に建物を新築していました。〉
〈社長はその際、住宅ローンを組み、その取引先が、りそな銀行衆議院支店でした。〉

 なんと、元宿事務総長の家族が所有する土地にDappi運営会社と目されるO社社長が建物を新築し、その住宅ローンの取引先銀行は衆議院第1議員会館内にあって原則、国会通行証を持っていないと入店できない支店に設けられている、というのだ。

 Dappiの運営をおこなっていたと見られるO社の取引先銀行にも「りそな銀行衆議院支店」が挙げられていたことから、ネット上では「一般客は利用できない支店なんだが」「国会関係者にとっては入金が便利なはず」などと憶測を呼んでいたが、会社として取引していただけでなく、社長が金を借りていたというのだ。

 いや、それ以前に、このDappi運営会社と目されるO社の社長が元宿事務総長の家族所有の土地に建物を新築していたというのだから、両者の関係は尋常ではない。もしかすると、自民党事務総長である元宿氏がDappiの仕掛け人なのか。

■政権に返り咲いた途端、疑惑まみれの元宿事務総長を呼び戻した安倍首相

 元宿氏がもしDappiの仕掛け人だったとしたら、たしかにうなずける部分は多い。自民党を擁護し野党をフェイクで攻撃してきたDappiだが、とりわけ安倍元首相やその周辺を強く応援する色合いが強かった。

 そして、元宿氏はというと、党の事務総長という立場ではあるものの、安倍元首相と極めて近く、とくに第二次安倍政権以降は党内でも“安倍さんと一体”と言われるくらい、安倍元首相のために働き、その裏の部分を担ってきた人物だからだ。

 まず、簡単に元宿氏の経歴を振り返ろう。元宿氏は1968年に自民党職員となり、その後は経理畑を歩いてきた人物。1989年には毎日新聞が財界と自民党の金の流れについて特集した際、当時、経理局副部長だった元宿氏について〈政局が緊迫したり選挙となると、現金の詰まった紙袋を持って四階の幹事長室に入るのが、しばしば目撃された〉と言及しているが、このころから元宿氏は「自民党の金庫番」として暗躍。さらに、元宿氏は自民党の企業・団体献金の受け入れ窓口である「国民政治協会」を取り仕切っていたことから、「政治献金の裏を知り尽くしている男」「陰の幹事長」とまで呼ばれてきた。

 そして、元宿氏は2000年に党職員トップである事務局長に就任したが、2005年には日本歯科医師連盟による献金事件で元宿氏が橋渡し役を担っていたことが裁判で発覚。それでも自民党は2006年に元宿氏を定年延長というかたちで新設された事務総長に就任させたのだが、2009年に民主党が政権を奪取し自民党が下野すると、2010年7月末に元宿氏は自民党を退職。元宿氏の退職は、まさに政権交代を象徴する出来事でもあった。

 元宿氏は、2008年1月9日付の毎日新聞群馬版の「上州政治風土記・聞き書き」というインタビュー連載に登場した際、「私個人がインタビューを受けるのは、たぶん初めてですよ。ずっと裏方でしたから」と前置きし、こう語っている。

「だから世間の“裏”が私にとっては“表”。これまで多くの国政の難局があり、その度に裏で総裁を支えてきました。公にされていないことも多々あります。それを今、私が話すと政界への影響が大きすぎる。知りすぎていますから。だから裏話は一切話さない。これは私が事務総長の立場を離れた後も同じです。墓場まで持っていきますよ。上州人の使命感にかけてもね」

 このインタビューからも、いかにこの人物が自民党の裏の仕事に手を染めてきたかがわかるが、しかし、2012年に安倍氏が自民党総裁に返り咲き、政権を奪還すると、この黒い疑惑の只中にいた人物が再び自民党の事務総長になる。ほかでもない、自民党総裁・総理大臣になった安倍晋三がゴリ押しして就任させたのである。

 実際、元宿氏と同じ群馬が地元で、安倍首相にも近い山本一太・群馬県知事は、自身のブログに〈安倍総裁が自民党の歴史を熟知した元宿氏を党の事務総長として呼び戻したのだ〉と記述している。

■河井夫妻による選挙買収事件1億5000万円支出にも関与か!法廷でも検察から元宿事務総長の名が

 疑惑に関与して退職した職員をわざわざ呼び戻したことからも、いかに安倍首相が元宿氏に信頼を寄せていたかがよくわかるが、実際、元宿氏は安倍首相の主導した不正問題でも名前が取りざたされている。それが、2019年参院選で起こった河井夫妻による選挙買収事件だ。

 本サイトでは、河井夫妻による選挙買収事件の捜査が開始した当初から、検察が元宿氏の周辺を捜査していると伝えたが、1億5000万円もの巨額の選挙資金を自民党本部が案里陣営に投入したのは、安倍首相の指示を受けて元宿氏が動いた結果ではないかと見られているのだ。

 実際、河井克行の公判では検察側が「2018年11月上旬に自民党の事務総長、官房長官、首相と会い、案里氏の公認を相談したのではないか」と追及していた。

 克行氏は「よく覚えていない」とシラを切ったが、安倍首相が私怨を募らせていた同じ自民党の溝手顕正氏を選挙で落とすための刺客候補を相談する場に、選対委員長でも幹事長でもない元宿氏を参加させていたということになる。

 しかも、元宿氏が影響力を発揮してきたのは、カネの問題だけではない。新聞・テレビの政治部記者には、元宿氏をネタ元にしている記者も少なくないが、彼らを使って政局を動かす情報操作もしばしば仕掛けてきた。

 じつは、元宿氏は今回の総裁選をめぐっても、安倍元首相の意向を受け、菅義偉首相辞任、岸田文雄首相誕生の流れをつくり出すべく仕掛けをおこなったと言われている。

 そのひとつが、今年8月末に自民党がおこなった調査で「このまま衆院選に突っ込めば40〜70議席減になる」という衝撃的な結果が出たと、一部マスコミが大々的に取り上げた。この調査結果に自民党内では「菅政権では選挙が危ない」という危機感が広がり、一気に菅降ろしの機運が高まった。じつは、情勢調査を取り仕切っているのが元宿氏で、「70議席減」の調査結果をメディアが報じたのは、安倍元首相の意向を受けて元宿氏の周辺が菅下ろしの流れをつくろうとしたのではないかといわれているのだ。

 さらに、総裁選の終盤でも、「党員票でも岸田優勢」という情報が流れ、その結果、勝ち馬に乗ろうと岸田に国会議員票が移ったと言われているが、これも元宿氏の仕掛けではないかといわれている。

■Dappi運営会社の主要取引先であるダミー会社に自民党本部から毎月末350万円

 元宿氏と安倍元首相の関係、そしてこれまでの情報操作のやり口を見ていると、Dappiも安倍元首相の意向を汲んで、元宿氏が自分の親戚の人物に、安倍応援団・ネトウヨ色の強いTwitterアカウントを運営させたのではないかと思えてくる。

 さらに、もうひとつ気になるのが、このDappi運営会社と目されるO社と取引のある自民党のダミー会社「システム収納センター」と元宿氏の関係だ。

 同社は過去に岸田首相や甘利幹事長ら自民党の幹部が代表取締役を務めてきたが、これは“充て職”で、コロコロと顔ぶれが変わっている。

 しかし、元宿氏は前述したように、10年以上にわたって取締役を務めている。しかも、いったん自民党を退職した2010年に、役職は退いているものの、いまも「元宿氏はシステム収納センターに大きな影響力を持っている」(自民党関係者)という。

 そして、この「システム収納センター」には、自民党本部から毎年、大金が支出されているのだ。2019年の政治資金収支報告書では、自民党本部から「システム収納センター」に対して「政治活動費」の「寄附・交付金(負担金)」として毎月月末に350万円前後を支出。2019年の1年間だけで合計4086万8682円が支払われていた。

 繰り返すが、元宿氏がいまも影響力を持ち、自民党本部から毎月末に350万円が支払われているこの「システム収納センター」は、民間調査会社の情報ではDappiの運営会社と目されるO社の取引先としてあげられている会社なのである。そして、O社もまた、社長が元宿氏の親戚と称し、元宿氏の親族の土地に家を建てるほど深い関係にある。

自民党本部から、事務総長・元宿氏が影響力を持つ自民党のダミー会社に、そのダミー会社から元宿氏の親戚が経営する会社に、という流れで依頼がいき、Dappiが運営されるようになったのではないか。そんな疑念さえ浮かんでくる。

 そういう意味では、このDappi問題の背後には、自民党のネットを使った情報操作の問題だけでなく、党内にある不透明な金の問題も垣間見える。

 実際、自民党のダミー会社は、1977年に設立されたこの「システム収納センター」の他に、1973年に設立された自民党直轄の広告代理店である「自由企画社」、2003年に発足した世論調査会社である「日本情報調査」という2つの会社の名前があがっているが、この2社についても不透明な金の流れが取り沙汰されてきた。そして、元宿氏はこの2社についても、取締役に就いていたことがある。

 自民党の安倍支配の裏側をあぶり出すためにも、Dappi問題を徹底的に追及していく必要がある。

(編集部)


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「Dappi」の背後には“自民党の金庫番”がいた! 赤旗日曜版スクープの衝撃(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/691.html

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/707.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 維新幹部の衆院選での言動が酷い! 吉村知事は“暴言王”足立康史を「懲罰動議は勲章」と絶賛、野党へのデマ攻撃煽動(リテラ)
維新幹部の衆院選での言動が酷い! 吉村知事は“暴言王”足立康史を「懲罰動議は勲章」と絶賛、野党へのデマ攻撃煽動
https://lite-ra.com/2021/10/post-6054.html
2021.10.21 維新の野党共闘ディスが悪質!吉村知事も“暴言王”足立康史と一緒に リテラ

    
    日本維新の会公式Twitterより

 総裁=総理大臣の顔をすげ替えたにも関わらず、自民党が大幅に議席を減らしそうな衆院選。しかし、問題は、日本維新の会が大幅に議席を伸ばしそうなことだ。きょう、報じられた読売新聞の世論調査でも、議席数が3倍近くとなる勢いだと報じられた。

 吉村洋文・大阪府知事らのコロナ対策が評価されたという分析だが、馬鹿も休み休み言え、と言いたくなる。吉村知事や松井市長のコロナ対策なんて、実際は“やってる感演出”のパフォーマンスだけ。大阪では、その行政サービス切り捨て路線のツケが出て、コロナで医療崩壊が起きて、全国で最多の死亡者を出している。

 この衆院選の候補者も、ひどい顔ぶれだ。自民党以上のネトウヨやゴリゴリの新自由主義者、さらに、元秘書への暴行で自民党を離党した石崎徹(新潟1区)はじめ、不祥事を起こした前国会議員や元市議が出馬しているケースも少なくない。

 しかも、選挙戦で何か具体的に国民の生活を良くするようないいことを言っているのか、と思いきや、維新の幹部たちは野党叩きに終始している。代表である松井一郎・大阪市長が『ひるおび!』(TBS)の野党4幹部出演時に立憲民主党と日本共産党にしつこいウザ絡みを続けたことは、先日、お伝えしたが、解散当日の10月14日夜、『報道ステーション』(テレビ朝日)でも、松井氏は同じような行動に出た。

 大越健介キャスターから、自民・公明が過半数割れし維新がキャスティングボードを握った場合、自公と連立を組む選択肢はあるかと問われると、松井氏は「連立を組むことはありません」と一言答えたあと、いきなり立憲、共産の野党共闘について話し始め、「外交・防衛という国の根幹の部分をまったくなおざりにして置き去りにしたまま、野合・談合の選挙互助会ですから」などと延々難癖をつけたのだ。

 先日の『ひるおび!』でもそうだったが、松井代表の姿勢をみていると、自分の党の方針を説明するより野党共闘に水を差すことのほうが重要なのか、という気さえしてくる。

 松井氏だけではない。吉村洋文・大阪府知事は17日、東京・有楽町の街頭演説で、立憲民主党をこう攻撃した。

「ただ単に反対はダメ。文句ばっかり言ってる政党。どことは言いませんが立憲民主党」
「やらないのに文句ばかり。(感染者が)増えたら知事のせいって……誰とは言わないが枝野さん!めちゃくちゃですよ!」

「ただ単に反対」「文句ばっかり言ってる」と言うが、政権与党に対する批判は野党の重要な役割だ。しかも、立憲も共産党も、実際は対案を常に出している。コロナ対策についても野党は数々の対案を提出、国会開催も要求してきた。しかし、自民党がそれを拒否、維新も国会開催要求すらしていない。

 立憲、共産に「文句ばかり言って」と言うなら、維新こそ、政権を担当しているわけでもない野党に文句ばかり言って健全な国会運営を妨害している役立たず政党ではないか。

■「足立ファン」「YouTubeで観て溜飲を下げた」という吉村知事のネトウヨ性

 吉村知事についていえば、もっと呆れたのが、衆院選に立候補している“維新の暴言王”足立康史・前衆院議員(大阪9区)と一緒になって、野党に対してデマ攻撃まで仕掛けていたことだ。

 周知のように、足立氏は維新のなかでもとりわけ極右色が強く、国会議員でありながらSNSで「朝日新聞、死ね」だの「立民は北朝鮮の工作員」だの暴言やデマを連発・拡散してきた。国会でも数々のデマや暴言を吐き6回も懲罰動議にかけられている。

 ところが、吉村知事はその足立氏の議員活動報告の冊子「あだち康史通信」で同議員と対談。のっけからその暴言を、こう煽っていた。

「最近の足立さん、妙におとなしく感じるけど大丈夫なの?」
「最近は「国会の暴言王」とか「維新のトランプ」とか聞かなくなったから、隠れ足立ファンとしては嬉しいような寂しいような(笑)」

 さらに、足立氏が懲罰動議にかけられたことまで、こう持ち上げていた。

「ある意味で、本音で戦う政治家の勲章みたいなものだよね」
「無責任な野党に一切与することなく、言論の力で正論を訴え続けていた足立さんの姿をテレビやYouTubeで観て、何度溜飲を下げたことか!」

 足立氏の度重なる懲罰動議については、当の維新も、足立氏の国会でのデマ発言や暴言を問題視し、しばらく謹慎させ国会質問に立たせないという対応をとっていたはずだが、吉村知事は「勲章」だと認識しているらしい。

 あげくに「足立ファン」「YouTubeで観て溜飲を下げた」って。吉村知事は、組織的不正の発覚した愛知県知事リコール問題でも、高須クリニック・高須克弥院長に公然と肩入れていたが、実は根っからのネトウヨなんじゃないか。

 しかし、これはあくまで序の口。対談では、吉村知事のヨイショに気を良くしたのか、足立氏がデマだらけの野党ディスを開始。いきなり飛び出したのがこんな発言だった。

「「ひるおび!」で八代英輝弁護士が「共産党は暴力革命を捨てていない」という趣旨の発言をしました。共産党は猛抗議しましたが、同じ内容が私の質疑や閣議決定で明らかになっていたので、撤回する必要がありませんでした」

 八代弁護士の共産党に対するデマ攻撃については、発言当時から足立氏、松井市長、音喜多駿・参院議員らが便乗していたが、八代弁護士の発言は完全なデマだ。八代弁護士の発言は、「共産党は暴力的な革命を党の要綱(綱領)として廃止してない」というものだったが、日本共産党の綱領にそのような記述はない。また八代弁護士が1度目の謝罪で言い訳に使い、足立氏らも持ち出している閣議決定も、詳細は既報を読んでいただきたいが、自民党政権の政治的意図に乗っかっただけの、なんの客観的根拠もないデタラメのものだ。

■不祥事続出で「議員の資質管理は大丈夫か」と問われた松井一郎代表の驚くべき答えとは…

 ところが、吉村知事はこれを諌めることもなく、「足立さんは、共産党だけでなく、社民党についても取り上げてたよね」と今度は社民党攻撃を引き出そうとする。すると足立氏は「社民党は、元連合赤軍メンバーや数十人に及ぶ逮捕者を出した連帯ユニオン関西生コン支部との関係を続けています」と言い出し、吉村知事も「威力業務妨害罪などで執行委員長ら多数の逮捕者を出した事件だね」とツーカーで応じる。

「関西生コン」はネトウヨがよく野党叩きに持ち出すネタで、足立氏の懲罰動議のひとつも、立憲・辻元清美氏と関西生コンに関する完全なデマ発言に対するものだった。

 労働組合だから関西生コンと社民党との間に関係があるのは不思議ではないが、吉村知事が言っている2019年に執行委員長らが逮捕された事件と、社民党は関係ない。社民党関係者が逮捕されたり事情聴取されたなどのニュースもない。

 だいたいそれを言うなら、維新こそ、付き合いのある組織どころか、議員や関係者がどれだけ不祥事を起こしていると思っているのか。最近の逮捕に限っても、2019年5月に「ウグイス嬢」に報酬を渡したとして公選法違反で現職大阪市議が逮捕。2020年9月に衆院候補予定者で東京1区支部長が少女に下半身を露出したとして公然わいせつで逮捕。2020年12月に江戸川区議がひき逃げ容疑で書類送検。2021年2月に現職大阪府議が傷害容疑で書類送検。また2021年4月には梅村みずほ参院議員の公設第一秘書が知人を車ではね殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕(のちに不起訴)。さらに、愛知県知事に対するリコールをめぐる署名偽造事件で逮捕された田中孝博・事務局長も、維新の愛知5区支部長であり衆院候補予定者だった。これらは最近の逮捕案件に限ったもので、政治資金など金をめぐる不正などは、それこそ枚挙にいとまがない。

 共産党は公安が何十年も監視し続けても暴力革命の証拠など何ひとつ上がっていないのに対して、維新は現実に逮捕者まで出ている。ところが、吉村知事はこの対談で自党の不祥事は一切棚に上げて、「そうしたオドロオドロシイ世界は過去に追いやって、公正で透明な新しい未来をつくっていかなきゃね!」などとまとめるのだ。

 こうした自党の不祥事棚上げは先の松井代表も同じ。18日におこなわれた日本記者クラブでの党首討論で、不祥事を起こした候補者が多いことについて「議員の資質管理は大丈夫か」と突っ込まれると、松井代表はなんと「他党で問題を起こした方々が維新から立候補している。再チャレンジは認めていこうと考えている」などと開き直っていた。

■松井代表が「全国民月額6〜10万円」政策の財源を聞かれ「7割近くが税として返ってくる」と回答

 しかも、維新がひどいのは、こんな無理やりな野党叩きに血道をあげながら、自分たちの政策に関する主張は、空疎としか言いようがないことだ。

 先の吉村・足立対談でも、ほとんどは足立氏の暴言称賛と野党叩きだけで具体的な政策は見当たらない。他の幹部の主張も同様だ。SDGsブームに便乗してか「持続可能な社会」を掲げているが、中身は聞き飽きた「様々な改革」「身を切る改革」の繰り返し。

 さらに怪しいのは、経済対策として打ち出した「全国民月額6〜10万円」という政策だ。松井代表は『news23』(TBS)の党首討論でコメンテーターの星浩氏から「維新がいつも言っている行革とか歳費の削減では到底まかないきれない」として財源について突っ込まれると、なんとこんな答えをしていた。

「これはあの、給付しますけども、その部分は所得に換算されますんで、まずはチャレンジできるように生活を守る、給付しますけれども、そのうちの7割近くはのちに税でまた税収として上がってくる部分ですから、全体の約2割から3割の財源を確保すればいいと思っています」

 7割近くが税として返ってくる? なんでそうなるのかまったくわからないし、そうなったとしたら、逆に何のための給付なのか、という話だろう。それこそ給付にかかるコストが無駄になるだけじゃないか。

 また、松井代表はこのとき、国債の発行を否定したうえで、こう続けていた。

「まずは役所の仕事を徹底的に改革を見直してきた。それから、役所の仕組みと制度、あまりにも昭和の時代のままのものを変えてきた。この形のなかでね、大阪だけでも、府市合わせて、3000億、預貯金を、基金を積み上げてきた。こういう形を全国で広げていく。まずは昭和の制度を令和に合わせて作り変える。我々はこれをやれば財源確保できると思います」

「役所の仕事を徹底的に見直してきた」って、大阪は維新府政によって、行政サービスを削りに削った結果、コロナで全国ワーストの死者を出したのではないか。それを反省するどころか、「全国で広げていく」って。

 松井代表は『報ステ』で、「持続可能な社会」をスローガンに、「社会保障の拡充をしなければならない」とまるで社会保障を拡充するかのように言っていたが、維新が主張している「社会保障制度の抜本的見直し」というのは、結局、公的サービスを削ることなのだ。

 維新の議員らは度々、高齢者やALS患者など難病患者について、「命の選別」を肯定する発言をしているが、維新の言う「持続可能」は、一人ひとりの国民の生活を持続可能にすることではなく、維新とお仲間の新自由主義者たちの権益を「持続可能」にすることなのではないか。そして、既得権益者のおこぼれをもらうため、利権を拡大するために、自党の政策をアピールするより、自民党の補完勢力として野党叩きに精を出ているのではないのか。

 しかし、恐ろしいのは、冒頭で言ったように、こんな政党が今度の衆院選で議席を3倍増に伸ばすのではないかと予想されていることだ。いったいこの国はどこにいこうとしているのだろうか。

(編集部)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/708.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 思惑外れて自民党は大慌て 存在感の薄い首相に風吹かず(日刊ゲンダイ)

※2021年10月21日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年10月21日 日刊ゲンダイ2面


思惑外れて自民党は大慌て 存在感の薄い首相に風吹かず
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296368
2021/10/21 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


真っ先に緊急会見するはずの岸田首相や官房長官は、そろって選挙運動で不在(C)日刊ゲンダイ

「ドン」という大きな爆発音とともに黒煙が一気に広がった。気象庁によると、20日午前11時43分ごろ、熊本県の阿蘇山の中岳第1火口が噴火。噴煙は高さ約3500メートルまで立ち上り、火口から1キロ以上まで火砕流が到達した。

 同庁は警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げ、火口から約2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けた。噴火を受け、政府は20日、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。状況を伝えるNHKニュースでは、磯崎官房副長官が会見で、「詳細について情報収集を進めている」「危機管理には万全を期しており、しっかり対応したい」と強調する様子が流れていたが、この報道を見ていた人は首をかしげていたに違いない。

 なぜなら、19日に北朝鮮が日本海に向けて計2発の弾道ミサイルを発射した直後の会見でも、官邸で緊急会見していたのは磯崎だったからだ。真っ先に会見対応するはずの岸田首相や松野官房長官は一体どうしたのかと思ったら、そろって衆院選で東京を離れ、選挙運動に励んでいたというからシャレにならない。

 噴火を受け、岸田はツイッターで、<周辺地域の皆さん、最新情報に注意し、警戒をお願いします>と呼び掛けただけ。北のミサイル発射時も、発射の一報を知りつつ、次の演説場所に予定通り向かったというから驚くばかりだ。

岸田演説に聴衆の熱気はてんで感じられず

 自民党の政治家は普段、危機管理の必要性を強調して防衛費を膨張させてきたクセに、肝心な時に司令塔がこんな体たらくでは危機管理もヘッタクレもないだろう。

 どうやら岸田も松野も、北のミサイルや阿蘇山噴火よりも最大の危機感を抱いているのは今度の総選挙の結果らしいが、それもそのはず。これまでの選挙であれば、良し悪しは別として、与野党それぞれに、いろいろな「風」が吹いていたのに、今回の選挙は何もない。異例ともいえる「無風」の状態だからだ。

 公示日、岸田は福島県土湯温泉で、「信頼と共感のある政治を進めていきたい」と第一声を上げたが、拍手はパラパラ。

 20日は兵庫県尼崎市で街頭演説し、「一日も早く平時に近い社会経済活動を取り戻す」と訴えていたが、聴衆の熱気はてんで感じられなかった。

 総選挙の意味は、将来の国民生活を託すだけではない。有権者が各政党を代表、象徴する「顔」「言葉」を求めて熱狂する最大の「政治イベント」でもある。

 政権与党の、それも交代したばかりの新顔の新首相ともなれば、普通は街頭演説には黙っていても人がワンサカ集まるはずだ。ところが、岸田の場合は「顔」になるどころか、全くと言っていいほど存在感が薄いのだ。ヒラ議員であればともかく、これだけ国民から無関心の男も珍しいのではないか。

 福田赳夫元首相の秘書を務めた中原義正氏がこう言う。

「総裁選で『民主主義の危機』などと訴え、岸田首相は安倍・菅政治の方針転換を力強く掲げたのかと思いきや、首相に就いた途端、すべてを引っ込めたのだから情けない。要するに政治家としての信念は何もなく、首相というポスト、名前が欲しかっただけ。そんな薄っぺらな性根が有権者に透けて見えてしまった。岸田首相の『顔』が見えない、というのではなく、皆が呆れてソッポを向いている状況なのだ」

下手な芝居で間延びした演技を見せる岸田劇団

「金融所得課税を強化」「子育て世帯への住居・教育費支援」……。岸田が総裁選で声をからして訴えていた、これまでの新自由主義からの転換、格差是正を柱とする「岸田カラー」は今や雲散霧消。新聞テレビが大きく取り上げた「令和版所得倍増」の言葉も党公約から消え去り、代わりに打ち出されたのが、安倍政権が進めた経済政策「アベノミクス」の3本柱の政策を「総動員」ときたからクラクラする。

 これじゃあ岸田政権がこの先、何を目指すのか、何をやりたいのかがさっぱり分からない。

 早速、北のミサイル発射を受け、岸田は「すでに国家安全保障戦略等の改定を指示し、いわゆる敵基地攻撃能力の保有も含め、あらゆる選択肢を検討するよう確認した」とか言っていたが、オイオイ、岸田派(宏池会)は「ハト派」ではなかったのか。「敵基地攻撃能力を保有する」なんて、「ウルトラタカ派」の安倍元首相の主張そのものだろう。掲げる政策がコロコロ変わり、言っていることとやっていることがまるで違うのだから、有権者が鼻白むのも当たり前。これでよくもまあ「信頼と共感を得られる政治」などと言えたものだ。

「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」。岸田を一言で言い表せば、器の小さな「つまらない男」だということ。

 何もしなくても経済成長が右肩上がりしたバブル時代はともかく、今の時代のかじ取りは無理だろう。

モリカケから逃げる岸田の子供じみた言い訳

 共同通信が16、17の両日に実施した全国電話世論調査によると、岸田政権が安倍、菅両政権の路線を継承するべきか、について「転換するべきだ」が68.9%に達し、「継承するべきだ」(26.7%)を大きく上回っていたが、これまでの言動を確認する限り、「転換」する気はサラサラない。

 岸田が「早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」などと小学校の学級委員のような発言をするのであれば、少なくとも、森友・加計疑惑、桜を見る会の問題、自民党から1億5000万円もの巨費が投じられた参院広島選挙区をめぐる買収事件――などをきちんと調査し、学術会議会員の任命拒否を撤回することが「最も早く、遠く進む」方法だ。

 ところが「二度と起こさない」などと繰り返すばかりで何もしない。公文書の隠蔽、改竄、廃棄なんて、二度と起こさないのは当たり前だろう。この約8年間、安倍・菅政権のデタラメ政治を間近で見てきて、政治家として、人として何も感じなかったのか。おかしいとは思わなかったのか。「もうしないから許してやってよ」とでも言いたいような発言は、子供の言い訳そのものではないか。

 結局、いつまで経っても、安倍・菅をはじめ、麻生副総裁や甘利幹事長から「親離れ」できないのが岸田なのだ。「岸田カラー」とは、どんな色にも染まることができる「無色透明」で、裏に透けて見えるのは「ワル」と「タカ派」の顔ばかりということだ。

 政治評論家の小林吉弥氏がこう言う。

「岸田劇団という名の芝居に例えるのであれば、新たな幕は開いたものの、出演者の顔ぶれは変わらず、間延びした演技を見せられているような感じです。岸田首相からは新鮮さも迫力も感じられない。これでは何のために表紙(総裁)を替えたのかと、自民党議員は思っているはずです。ヘタな芝居を見せられたら、お客はつまらないから帰るのと同じ。このままだと自民党に対する有権者離れが進み、総選挙で辛うじて過半数の議席を確保したとしても、来夏は参院選があるため、通常国会が始まる早々に岸田首相の交代論が出てくる可能性もあると思います」

 老婆心ながら選挙最終日の岸田演説にどれだけの聴衆が集まるのか、けだし見ものだ。

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