★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年10月 > 24日00時45分 〜
 
 
2021年10月24日00時45分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] セコすぎる…!甘利幹事長に浮上した「祝いの胡蝶蘭」使い回し疑惑 就任祝いに贈られた花を別の大臣や政務官へ(FRIDAY)

   ※FRIDAY 2021年11月5日号 紙面クリック拡大


セコすぎる…!甘利幹事長に浮上した「祝いの胡蝶蘭」使い回し疑惑 就任祝いに贈られた花を別の大臣や政務官へ
https://friday.kodansha.co.jp/article/211146
2021年10月21日 FRIDAYデジタル


衆議院第二議員会館の空き部屋を占領し、胡蝶蘭を置いていた甘利幹事長。床には抜き取った木札が散乱している

あまりにもセコい……。自民党内でいま、甘利明・幹事長(72)に対し呆れた声が広がっている。

「甘利さんはいち早く岸田支持を表明しただけでなく、同じ麻生派の河野太郎議員の批判まで行い、岸田新総裁のもとで念願の幹事長の座につきました。永田町では党内の要職や大臣に就任した議員に対し、祝い花として胡蝶蘭を贈るのがしきたり。10月1日に幹事長に就任した甘利さんには100近い胡蝶蘭が届けられました」(自民党議員秘書)

10月4日には大臣が決まり、6日には副大臣や政務官も決まった。当然、今度は甘利幹事長から各議員に胡蝶蘭を贈った。ところが何と、その胡蝶蘭は自身に届いたものの使い回しだったというのだ。

「甘利さんは事務所がある衆議院第二議員会館5階にあり、すぐ近くの518号室は空き部屋になっている。甘利さんはその部屋に自身に届いた大量の胡蝶蘭を置いていました。そして、秘書に指示をして木札から贈り主の名前を剥がし、上から自分の名前のシールを貼ったようなんです。518号室の机には大量の胡蝶蘭が並び、床には『甘利明』というシールが貼られた木札が大量に転がっていた。さながら、『使い回し胡蝶蘭製造所』という感じでした」(同前)

通常、胡蝶蘭は発注を受けた業者が届けるものだが、甘利幹事長の場合は秘書が届けて回ったという。本誌は「自民党幹事長 甘利明」のシールが貼られた胡蝶蘭を実際に確認したが、サイズが合っていなかったり雑に貼られていたりして、すぐに剥がれてしまった。

「甘利幹事長に届いてから1週間ほど過ぎていたためか、花の先が一部枯れてしまっているものまでありました。胡蝶蘭は5万円程度。大臣や政務官ら60人以上に配るとすれば300万円を超えますから、それがもったいないと思うのはわかる。でも、それなら見栄を張らずに贈らなければいいんです。使い回すなんて聞いたことがありません。こういうセコい幹事長が党の財布を握っていると思うとちょっと不安になりますね」(同前)

本誌が「胡蝶蘭使い回し疑惑」について甘利事務所に質問書を送ったところ、

「大変ありがたいことに多くの方からお花をいただき、感謝しております」と回答があった。

胡蝶蘭の使い回しは、エコに敏感な行いなのか。やっぱりただセコいだけか。


幹事長就任直後から、5年前の「UR口利き事件」が再び取りざたされているが、一切説明責任は果たしていない


甘利幹事長から政務官に贈られた胡蝶蘭の木札。雑な貼られ方のためか、すぐに剥がれてしまったという


『FRIDAY』2021年11月5日号より

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/739.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍「悪夢の時代に逆戻り」麻生「立憲共産党」誹謗中傷全開の元総理(まるこ姫の独り言)
安倍「悪夢の時代に逆戻り」麻生「立憲共産党」誹謗中傷全開の元総理
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/10/post-7871f3.html
2021.10.23 まるこ姫の独り言


まったく品の無いこと夥しい二人だ。

口を開けば野党を誹謗中傷するが、自民党の政治はなんだったのか。
他党をどうこう言える政治をやって来たとは思えないのだが。

長年自民党が政権を握ってきてたった3年半の民主党政権の悪口や、立憲や共産党の野党共闘の悪口しか言えない元総理。

安倍元首相「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」に反発の声 枝野氏地元での演説が“ブーメラン”に
 10/22(金) 15:53配信 日刊ゲンダイDIGITAL

>「私たちは立憲民主党と共産党に負けるわけには行かないんです。この組み合わせに負けたら、日本はあの悪夢の様な時代に逆戻りしてしまいます」

>今回は決め台詞を「立憲・共産=悪夢の時代」に変え、「どうだ」と言わんばかりの態度だったが、聴衆ウケは今一つ。むしろ言えば言うほど反感を買っているようだ。


【衆院選】麻生太郎氏が痛烈「あちらは立憲共産党」応援演説で野党共闘批判
10/22(金) 20:43配信 日刊スポーツ

>「私たちは政権選択を戦っている。あちらは立憲共産党になっているじゃないですか。これが事実でしょう。政権選択選挙だと覚えておいていただきたい」。野党共闘で応戦する立憲民主党を痛烈に批判した。

しかし、自分達の政治を棚に上げて、野党の批判と言うより、誹謗中傷に近い演説を行っているが、安倍にしろ、麻生にしろ、大企業や富裕層ばかり見ていて、大多数の国民の方はまったく向いていなかった。

大企業が潤えばトリクルダウンが起きて庶民も恩恵を受けるは、まったくの大ウソだった。

日本はドンドン貧乏になっていく。

今度の選挙は、大企業・富裕層の方を向いた政治を選択するか、庶民目線の政治を選択するかの戦いじゃなかろうか。

野党共闘の議員たちは「大企業・富裕層視点VS庶民視点」を前面に押し出して戦ったら、多くの国民も自民党がどちらを向いた政策をやって来たのか少しは分かるのではなかろうか。

しかし長年、政権の座にいたものが、政策ではなく野党批判しかできないなんて恥ずかしいと思わないのか。

見ている方が恥ずかしい。

それこそ、自民党の公約で日本はこんな素晴らしい国になるというようなことをアピールした方がよほど世間受けが良いと思うが。

自民党のやっていることは、野党を誹謗中傷して国民の不安を煽る手法で、何度も通用すると思わない方がいい。

しかも長年政権与党の座にいた党のやる事とはとても思えないほどイメージが悪く、政治のトップがやる事ではない。

野党がどう戦おうと自民党には全く関係ないし、立憲と共産党の野党共闘を評価するもしないも、国民の方だ。

自民党議員がわざわざ選挙期間中に、国民に悪いイメージを与えることはどうなのか。

しかも、野党共闘を必要以上に貶めている。

今までの選挙は、野党がバラバラで戦って来た事で自民党に勝機をもたらしたが、今回、野党が手を合わせて戦う事で、自民党はものすごい危機感を持っているのではと思う今日この頃だが。。

野党共闘に危機感を覚える前に、自分達が大企業・富裕層を優遇し過ぎた政治をやってきた結果、社会が疲弊して行き、経済が壊れたと認識したらどうか。

あまりに不公平、不公正な社会だ。

そもそも、麻生も安倍も菅も日本語を知らない事で有名な人だった。
あの年代の人達が、日本語も満足に読めず、首相会見も原稿棒読みで、どうやって国民の心を惹き付けることが出来るだろう。

お上第一の権威主義の国だから助かっていただけの話で。。。


関連記事
安倍元首相「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」に反発の声 枝野氏地元での演説が“ブーメラン”に(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/721.html
br>

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/740.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <大阪@>全盛期の橋下徹時代をしのぐ 吉村知事人気で維新に勢い1 国民置き去り総選挙 全289区当落予想(日刊ゲンダイ)



【大阪@】全盛期の橋下徹時代をしのぐ 吉村知事人気で維新に勢い1 国民置き去り総選挙 全289区当落予想
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296322
2021/10/21 日刊ゲンダイ


日本維新の会は大阪市・南海難波駅前で第一声(C)日刊ゲンダイ

○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。(前)は比例で当選。

【写真】この記事の関連写真を見る(27枚)

 ◇  ◇  ◇

【大阪1区】
▲▲大西 宏幸54自前
  村上 賀厚62立新
  竹内 祥倫39共新
△△井上 英孝50維(前)

 大西と井上は4度目の対決。過去の戦績は井上の2勝1敗だが、吉村知事の人気で維新に勢いがある今回は、井上に軍配が上がりそうだ。

「吉村が街頭演説やると、1000人くらい集まんねん。ホンマ、全盛期の橋下徹を超える人気やで。橋下にはアンチも多かったけど、吉村にはアンチがおらんのも強みやね」(維新関係者)

 立候補を予定していたれいわ新選組の八幡愛(34)は比例代表近畿ブロックに回った。「野党がひとつにならないと勝てない」と訴えたが、立憲と共産は統一候補の調整がつかなかった。

【大阪2区】
▲△左藤  章70自前
 ▲尾辻かな子46立(前)
△▲守島  正40維新

 自民、立憲の前職に維新新人が加わって三つ巴の争い。総裁派閥・岸田派の左藤は義理の祖父から3代続く政治一家。後援会組織をフル稼働して支持固めを進める。市議から転身の守島は街頭やSNS活用で若い層にアピール。共産からの支援も受けて政権批判票の取り込みを目指す尾辻は割り込めるか。

自公選挙協力にはシコリ

【大阪3区】
〇○佐藤 茂樹62公前
  萩原  仁54立元
  渡部  結40共新
  中条栄太郎52無新

 大阪全体の自公選挙協力に微妙な影を落とす震源地。自民府連の柳本顕元市議が無所属で出馬すると表明したためだ。公明側は怒り心頭。結局、柳本は近畿ブロックの比例単独2位に優遇されることになったが、シコリは残る。

「衆院選で公明が候補を擁立する全国9選挙区のうち4選挙区が大阪に集中。議席を譲ってきた大阪自民の不満は根強いもんがある。大阪都構想などでは維新と組んだ公明が賛成、自民が反対という“ねじれ”もあって、自民支持層の中には公明には入れたくないゆう人も一定数いてはる」(地元関係者)

 大阪3区は無効票の数が多いことで知られる。前回2017年衆院選は10・2%、その前の14年は15・3%に上った。

 萩原は元「小沢チルドレン」。渡部は過去の参院選や衆院選に出馬し続け、名前も浸透してきているが、野党系は今回も佐藤に届きそうにない。

【大阪4区】
▲▲中山 泰秀51自前
  吉田  治59立元
  清水 忠史53共(前)
△△美延 映夫60維(前)

 吉村知事の衆院議員時代の選挙区。前回は中山が選挙区で3回目の勝利を収め、美延は比例復活もかなわなかったが、維新議員の辞職で20年4月に繰り上げ当選。清水も共産議員の補選出馬に伴う議員失職によって繰り上げ当選。前職3人に立憲元職も加わって混戦模様だが、“吉村効果”で美延が一歩リード。

「森友学園」関連銘柄


学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長の妻・諄子氏(右)も出馬(C)日刊ゲンダイ

【大阪5区】
○○国重  徹46公前
  宮本 岳志61共元
  大石 晃子44れ新
  籠池 諄子64無新

 国重が必勝の無風区だが、選挙区内に本部がある「森友学園」関連銘柄で賑やか。

 国会で森友疑惑の追及の先頭に立っていたのが宮本。19年の大阪12区補選に出馬して落選したが、参院1期、衆院(比例近畿ブロック単独)4期務めた実績がある。さらには当事者の籠池諄子も参戦。300万円の供託金をカンパで募り、なんとか出馬にこぎ着けた。司法制度改革を訴えるという。森友問題を蒸し返され、安倍元首相にとっては嫌な選挙区だ。

【大阪6区】
○○伊佐 進一46公前
  村上 史好69立(前)

 伊佐が強い。

【大阪7区】
△△渡嘉敷奈緒美59自前
  乃木 涼介57立新
  川添 健真39共新
▲▲奥下 剛光46維新
  西川 弘城56れ新

 府内で唯一、自民候補が勝てそうな選挙区。

 渡嘉敷は安倍昭恵の中学・高校の同級生だ。奥下は橋下元大阪市長の特別秘書だった経歴がウリ。候補乱立で渡嘉敷が有利。

【大阪8区】
▲▲高麗啓一郎41自新
  松井 博史53立新
△△漆間 譲司47維新

 自民前職の大塚高司は「銀座クラブ問題」で離党し、復党がかなわず出馬断念。急きょ擁立したのが豊中市議の高麗だ。超短期決戦では名前の浸透もままならず漆間が優勢。

【大阪9区】
▲△原田 憲治73自前
△▲足立 康史56維(前)
  大椿 裕子48社新

 2回連続比例復活に甘んじてきた足立にチャンス。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/741.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍晋三、甘利明、麻生太郎、山口那津男ら自民・公明幹部が立憲民主党と共産党へのデマ攻撃を連発! 予想以上の苦戦で焦りか(リテラ)
安倍晋三、甘利明、麻生太郎、山口那津男ら自民・公明幹部が立憲民主党と共産党へのデマ攻撃を連発! 予想以上の苦戦で焦りか
https://lite-ra.com/2021/10/post-6055.html
2021.10.23 安倍、甘利、麻生、山口が立憲と共産党へのデマ攻撃! リテラ

    
    松本純候補の応援演説をする安倍元首相(松本純公式サイトより)

 総裁選に続いて、衆院選にもやたらしゃしゃり出てきている安倍元首相だが、その応援演説をめぐって「Dappi並みのデマをふりまいた」と非難が殺到している。

 21日、横浜市内で行われた松本純候補の応援演説で、「立憲が政権を握れば、日米同盟終わる」とがなりたてたのだ。

「日米同盟は廃止、そして自衛隊は憲法違反、これが共産党の基本的な政策だ。その共産党の力を借りて、立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない」
「立憲民主党は、安倍政権でつくった平和安全法制を廃止をすると言っている。この平和安全法制によって、日米は強い同盟になった。それを廃止してしまっては、せっかく助け合えるようになったのに、助け合えない同盟になってしまう。そうなれば、日米同盟はその瞬間に終わりを迎えてしまう」

 そもそも、安倍が応援演説をした松本候補は例の緊急事態宣言下での銀座豪遊が発覚して、自民党を離党。今回の衆院選でも公認されず無所属で立候補している。元自民党総裁・元首相が応援演説をしていいのか、という根本的な疑問も湧くが、それよりも酷いのはやはり、演説の中身だ。

 立憲は公約で「日米同盟を基軸とした現実的な外交・安全保障政策」と明記している。また、共産党も立憲が政権を取った場合、限定的な閣外協力にとどめ、共闘に日米安保の解消は持ち込まないと明言している。

 それを「立憲が政権を握れば、日米同盟終わる」などと言うのは、明らかにフェイク、デマ攻撃だろう。

 実際、安倍元首相の演説内容の報道を受けて、ツイッターにはこんな声があふれた。

〈「立憲が政権握れば、日米同盟終わる」と安倍元首相、Dappiなみのデマはいい加減にしてくれ、民主党政権になっても日米同盟は続いています、相変わらず嘘ばっかり〉

〈これってフェイクニュース?直ちにそんなことにならないしそういう合意はなされてない!しかも共産は閣外協力なので踏み込めない領域!やっぱりこの人は筋金入りのデタラメ人DAPPI体質!〉

〈立憲の公約とか全く見てない。とにかく、デマを流したくて仕方がない。人格的におかしい。〉

〈もはや歩くデマ。法に触れないのこれ? 立憲は日米同盟主軸の外交政策を公約にしている。〉

■安倍の「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」発言に「お前が言うか」の声

 安倍元首相は、同じ21日に埼玉の立憲・枝野幸男代表の選挙区でも応援演説に立ち、「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」などと発言したが、これにも批判の声が上がっている。

「悪夢の時代」は安倍元首相のお得意の立憲攻撃だが、「日刊ゲンダイ」によると、今回、聴衆受けはいまひとつ。ツイッターでも「お前が言うか」という声が数多く上がった。

 たしかに、「悪夢」というのは、安倍元首相の民主主義破壊やコロナ対策のことだろう。専門家があれだけ検査体制の拡大や医療体制の整備を主張していたのに、やったことといえば、何の役にも立たないアベノマスクを配布しただけ。逆に、GoToキャンペーンを強行したり、五輪延期を自分の野心のために2年でなく1年後にごり押しして、感染拡大の新たな原因を作るような政策を次々打ち出した。

 日本は、コロナで東アジア最多の死者を出したが、原因のかなりの部分は安倍政権時代の失策にあるといっていい。しかも、安倍元首相は感染拡大で収拾がつかなくなると、仮病を使ってとっとと政権を放り出してしまったのである。

 そのことをすべて棚上げして、民主党政権のことを「悪夢の時代」などと言い募ると言うのは、厚顔無恥にもほどがあるだろう。

 しかし、当の安倍元首相は、自らの失態や仮病のことなどすっかり忘れたようで、政治的復権への野望をむき出しにしている。それどころか、首相の座から離れたのをいいことに、その独裁的手法や右翼性をエスカレートさせている。

 今回の衆院選でも、自分の元政策秘書で、森友や「桜を見る会」前夜祭の問題でもみ消しに動いていた初村竜一郎氏を自民党の公認候補にごり押し。さらに、性的マイノリティについて「生産性がない」と攻撃した“性差別主義者”杉田水脈氏への寵愛も隠さなくなった。弟の岸信夫防衛相を使って、杉田候補を比例名簿上位にするよう圧力をかけ、10月20日には地元・山口で開いた自分の出陣式に杉田候補を招き、夫人の昭恵氏も含めたスリーショットを撮らせるサービスぶりだった。

 あげくは、冒頭で紹介した「立憲が政権を握れば、日米同盟終わる」のデマ攻撃である。こんな政治家をいつまでも野放しにしていたら、それこそ日本は「悪夢の時代」からいつまでたっても抜け出せないだろう。

■甘利明や麻生太郎、岸田側近の木原官房副長官も共産党を標的にフェイク

 もっとも、今回の衆院選で、立憲・共産党に対してデマ攻撃を仕掛けているのは安倍元首相だけではない。

 岸田首相の最側近である甘利明幹事長も、メディアの取材やツイートなどで、繰り返し「自由民主主義か共産主義かの選択」と発言している。

 わざわざ説明するのもバカバカしいが、共産党は閣外協力であり、共産主義への移行なんて起きるはずがない。当然、甘利氏の発言に対しては、「デマだ」という指摘はもちろん、「共産主義の対義語、民主主義じゃない」「自由民主主義を破壊しているのは、自民党じゃないか」の声も上がっていた。

 ほかにも、共産党の政策を捻じ曲げたフェイク攻撃は枚挙にいとまがない。やはり岸田首相の最側近である木原誠二・官房副長官兼首相補佐官(東京20区)も出陣の第一声で「私の相手である共産党は自衛隊の予算5兆円を全部削減する。丸裸で中国と対峙しろと言う」などと発言。その共産党の宮本徹候補(東京20区)がツイッターで「木原さん、これ、全くのフェイクじゃないですか。私たち自衛隊の予算を全部削れ、などと言ったことは一度もございません」と反論していた。

 また、公明党の・山口那津男代表も「共産党は天皇制が憲法違反と言っている」とデマ発言。共産党の小池晃書記局長が「わが党の綱領には天皇制は憲法上の制度だと明記しており、荒唐無稽のデマだ」と撤回求めた。

 さらに、麻生太郎自民党副総裁も、22日、自民党の長島昭久元防衛副大臣と立憲民主党の菅直人元首相が激突する東京18区の応援演説で「あちらは立憲共産党になっているじゃないですか。これが事実でしょう」などと発言していた。

 閣外協力で立憲共産党というなら、公明党と連立政権を組んでいる自由民主党は自由公明党、いや、自由創価党ということになると思うのだが、とにかく、自民党は、中国との緊張関係が高まっているなかで、「共産主義」という言葉に対するマイナスイメージを利用して、野党共闘を叩こうという作戦らしい。

 だが、日本共産党はあくまで民主主義の堅持を表明しており、中国共産党とはまったく違う。というか、共産党は中国に対しては弱腰だった安倍・菅政権とは対照的に、香港の言論弾圧問題やウイグル問題などでももっとも厳しく中国に抗議している。

■新聞・テレビは「自民党の単独過半数」を報じているが、実際はかなり焦っている自民党

 にもかかわらず、自民党がこんな低レベルなフェイク攻撃を繰り返しているのは、自分たちのこの間のコロナ対策が失政続きで、アピールできないため、ネガキャンに走らざるをえないということがあるのはもちろんだ。

 しかし、もうひとつの理由は、今回の衆院選で、自民党が追い詰められて焦っているということが大きく関係しているのではないか。というのも、自民党周辺では、報道とは裏腹に、悲観的な観測が流れているらしいのだ。

「新聞やテレビの多くは自民党が単独過半数、自公で絶対多数をとる情勢と伝えているが、自民党はマスコミの数字を上方修正しているとみて、カリカリしている。実際、自民党の調査では数字はもっと悪く、過半数割れの可能が高いらしい。それで、幹部が共産党へのネガキャンに走っている面はある」(政治評論家)

 最悪の自民党政治をストップするためにも、こんな悪質なフェイク野党攻撃にだまされないでほしい。

(編集部)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/742.html
記事 [政治・選挙・NHK283] UR汚職疑惑でも自民党の選挙の顔! NHKはトンデモ発言をファクトチェックすべきだった ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)



UR汚職疑惑でも自民党の選挙の顔! NHKはトンデモ発言をファクトチェックすべきだった ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/296328
2021/10/21 日刊ゲンダイ


昔っから嫌なヤツ!(自民党の甘利明幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 この人のことはかなり前から好きになれなかった。ひと頃、頻繁にテレビに出ていた時期があり、スタジオでよく対面した。政治家がバラエティーの討論番組によく出ていた時代だ。

【写真】この記事の関連写真を見る(27枚)

 自分も出演しているくせに、バラエティーやそれに出ているタレントなどを低く見ているのは明らかで、つねに上から目線だった。笑いやユーモアを解するセンスは皆無で、エンターテインメントや芸能を理解するどころか小ばかにしているような態度で、即嫌いになった。

 一時期鳴りを潜めていたが徐々に復活し、今や幹事長という最高権力を手にして、表舞台に頻繁に登場している。いよいよ衆院選も公示され、各党の意見を聞く番組が放送されているが、NHKの日曜討論を見て、「ああ、あの頃と全く変わっていないなあ」と実感した。

 いきなりの野党共闘潰しの共産党批判。事実とは異なるフェイク発言に対する共産党小池氏の冷静な反論にも執拗に「これは体制を選ぶ選挙だ」と印象操作を繰り返した。その時の表情、態度(とくに他人の発言を聞いているときの)はまさに日刊ゲンダイでも「上から目線」と報じられた。ま、一言で言えば「嫌なヤツ」感が満載だった。

 そしてその後の発言で「消費税は全て社会保障に充てられる」「スマホも3Dプリンターも量子コンピューターも日本の発明だ」というトンデモ発言を続けた。さすがにこれはSNS上で総ツッコミをくらった。自分の動画でも同じ発言をしているが、そこで掲げているのはiPhoneで、さらに笑いを誘った。

 しかし聞いた人はそのまま事実と思ってしまう。放送後のNHKは内容のファクトチェックをするコーナーなどをどこかで放送するべきだったのではないだろうか。これなら嘘も言ったもん勝ちではないか。

 そもそもUR汚職疑惑(疑惑というか金を受け取ったんだから汚職だと思うのだが)の説明もなく、いきなり選挙の顔である幹事長の職に就いたのには驚いた。Twitterなどをはじめ、ヒロシの物真似などしていた頃から何を調子に乗っているのかと思ったが、今回の選挙用写真がTwitterにあがっているから見ていただきたい。写真家を褒めるべきか。この人の内面を見事に捉えている。

 外見をどうこう言うのは今やタブーですから、どう表現していいか難しいが、街角にこの写真を貼って、「ムシャクシャしている人は殴ってください」とキャプションをつけると利用価値があるかも。

 さあ、この方が自民党の選挙の顔です。皆さん、投票に行きましょう。



ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/743.html
記事 [政治・選挙・NHK283] ワクチン検査パッケージの支離滅裂(植草一秀の『知られざる真実』)
ワクチン検査パッケージの支離滅裂
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-a15d00.html
2021年10月23日 植草一秀の『知られざる真実』


「ワクチン・検査パッケージ」の活用が人権侵害をもたらす可能性について十分な国会審議が求められる。

各種行動制限緩和、政府による国民に対する利益供与の条件として

「ワクチン接種証明または陰性証明」

を利用することが検討されている。

感染を拡大させないことが目的だという。

この制度の導入が「感染を拡大させないため」のものであるとするなら、論理的に正しくない。

なぜなら、ワクチン接種を受けても

他者を感染させる

ことを排除できないからだ。

これに対して「陰性証明」であるなら、他者を感染させる可能性は低いと考えられる。

したがって、「ワクチン接種証明」は意味がない。

国立感染症研究所による9月5日付発表は、新型コロナワクチンのデルタ株への有効性について、

「発症と感染に対して減弱の可能性があるものの、重症化に対しては不変」

としている。

https://bit.ly/3GcVqru

発症と感染を減弱させる可能性があるとしているだけで、発症と感染を解消するものでない。

つまり、ワクチン接種を受けていても「感染する」、「他者を感染させる」可能性が排除されない。

また、藤田医科大学が2021年8月25日に発表した調査結果について、藤田学園新型コロナ対策本部の土井洋平対策本部長は、

「(血液中のウイルスに対する抗体の量が)接種後3か月ぐらいの時点で割と急激な減衰がみられて、その後少しずつ下がっていく」

と述べている。

この傾向は、年代別や男女別で差が見られないとのこと。

ワクチン接種を受けた者がコロナウイルスに感染することを「ブレイクスルー感染」と呼ぶが、海外でも国内でもブレイクスルー感染による感染拡大が重要ニュースとして報じられてきた。

世界に先駆けてワクチン接種を進め、感染を制圧したかに見えたイスラエルではブレイクスルー感染が拡大し、2021年9月上旬には1日当たり新規感染者数が過去最悪を記録した。

そもそも、そもそも新型コロナワクチンの効果は、

「新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、重症化を予防する効果が期待されている」

とされており、感染を防ぐ効果については初期の段階から明確には掲げられていない。

つまり、ワクチン接種はコロナに感染しないことの証明にならない。

したがってワクチン接種証明を提示する者がコロナに感染していない保証はまったくない。

「陰性証明」であれば、検査を受けた時点での陰性証明にはなる。

しかし、その検査も完全でない。

感染していても検査で陰性とされてしまうこともあるからだ。

それでも、「陰性証明」は「接種証明」よりは有用だろう。

ただし、「陰性証明」の有効期限は3日とされている。

したがって、「ワクチン・検査パッケージ」を利用するたびに検査を受けることが必要になる。

したがって、万が一、「ワクチン・検査パッケージ」を活用する場合には、国民がいつでもどこでも公費で検査を受け、公費で検査証明書を受領できるシステムを構築することが必要不可欠になる。

厚労省サイトは、ワクチン接種の「努力義務」について次のように明記している。

「「接種を受けるよう努めなければならない」という、予防接種法第9条の規定が適用されています。

この規定のことは、いわゆる「努力義務」と呼ばれていますが、義務とは異なります。

接種は強制ではなく、最終的には、あくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。」

つまり、接種を受けるか受けないかの判断は個人に委ねられている。

したがって、個人の判断で「接種を受けない」とした個人を差別する、不利益取扱することは許されない。

コロナの感染拡大を防ぐことを目的に制度を構築するなら、「ワクチン・検査パッケージ」ではなく「陰性証明利用」でなければ論理的におかしい。

「ワクチン接種証明」を利用することの非合理性をメディアは適正に指摘するべきである。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/744.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <大阪A>大阪自民は全滅の可能性、異常な維新の人気で埋没 国民置き去り総選挙 全289区当落予想(日刊ゲンダイ)



【大阪A】大阪自民は全滅の可能性、異常な維新の人気で埋没 国民置き去り総選挙 全289区当落予想
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296369
2021/10/22 日刊ゲンダイ


有権者に声を掛け握手する立憲民主の辻元清美候補(C)日刊ゲンダイ

○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。上段は政治評論家・野上忠興氏、下段は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。(前)は比例で当選。

【写真】この記事の関連写真を見る(27枚)

【大阪10区】
 ▲大隈 和英52自(前)
○△辻元 清美61立前
 ▲池下  卓46維新

 過去2回、選挙区で連勝した辻元がややリード。元府議の池下が猛追している。医師でもある大隈は、前政権から続き厚労政務官として新型コロナ対策にあたってきた実績を強調。ただ、陣営は「政務官だからなかなか地元に帰れない。知名度の高い辻元さんと維新の人気で埋没しそう」と危機感を強めている。

【大阪11区】
▲▲佐藤ゆかり60自(前)
△▲平野 博文72立前
▲△中司  宏65維新

 前職2人に維新の新人が挑み、横一線。平野と佐藤は3度目の対決。過去1勝1敗で負けた方が比例復活している。

 中司は31歳で府議に当選して以来、政治活動を続ける地元のベテラン。枚方市長在職中に大阪地検特捜部に逮捕されても無罪を主張し、府議に返り咲いた“不屈の男”として地元では知られる。

【大阪12区】
▲▲北川 晋平34自新
  宇都宮優子45立新
  松尾 正利62共新
△△藤田 文武40維新

 北川の父は府議や市長を務めた北川法夫、叔父は北川知克元衆院議員という政治家一家。知克の死去に伴う19年補選では、藤田に約1万3000票差で敗れた。

「弔い合戦やし、(当時の)安倍総理や麻生副総理、甘利選対委員長も応援に入ったのに勝てへんかった。あかんわ」(地元関係者)

 藤田が優位を保つ。

【大阪13区】
△△宗清 皇一51自前
  神野 淳一45共新
▲▲岩谷 良平41維新

 岩谷は吉村知事と「府議当選同期」が売り。公示日には吉村が駆けつけ、選挙区内2カ所で応援演説を行ってテコ入れした。

 この地では「大阪維新の会」結党メンバーで元職の西野弘一が無所属での出馬を模索していたが、公示直前に断念。西野が持つ2万票が岩谷に流れれば、宗清は厳しい。

【大阪14区】
▲▲長尾  敬58自前
  小松  久64共新
△△青柳 仁士42維新

 長尾が03年から6回にわたって戦ってきた維新の谷畑孝が昨年、病気で辞職。元国連職員の青柳は埼玉4区からの国替えだ。今年6月に公認が決まったばかりで、名前の浸透に全力を挙げてきた。

「選挙区の八尾市は、維新の松井代表のお膝元。絶対に負けられへん」(維新関係者)

 今回も公明党の推薦が出なかった長尾は苦戦。

【大阪15区】
▲▲加納陽之助41自新
  為  仁史72共新
△△浦野 靖人48維(前)

「はんこ大臣」こと竹本直一元IT相が念願だった在職25年の表彰を受けて引退。娘婿で元国交官僚の加納に地盤を譲ったが、地元では府議を推す声も多く、組織が分裂気味でフル稼働できていない。世襲批判と、名字が違うために竹本の後継者と見られないという両面からのマイナス材料で加納は伸び悩む。維新人気の追い風もあって、浦野にとってはかつてなく楽な選挙。

【大阪16区】
○○北側 一雄68公前
  森山 浩行50立(前)
  西脇 京子49N新

 北側が強いが、野党統一候補の森山が猛チャージ。「よもや、よもや」の展開もあり得る。


大阪17区、日本維新の会幹事長の馬場伸幸候補(C)日刊ゲンダイ

【大阪17区】
▲ 岡下 昌平46自(前)
  森  流星38共新
△○馬場 伸幸56維前

 維新幹事長の馬場が強い。

【大阪18区】
▲ 神谷  昇72自(前)
  川戸 康嗣46立新
  望月 亮佑29共新
△○遠藤  敬53維前

 前回衆院選で選挙区を勝ち上がった維新議員は馬場(17区)、丸山(19区、後に除名)、遠藤の3人だった。秋田犬保存会の会長も務める遠藤は、18年にフィギュアのザギトワ選手に「マサル」を贈呈して有名に。今回は盤石。

【大阪19区】
▲▲谷川 とむ45自(前)
  長安  豊53立元
  北村 みき55共新
△△伊東 信久57維元

 丸山穂高の除名で支部長に就いた伊東は、もともと11区から出馬していた元職。父の谷川秀善元参院議員から地盤を譲り受けた谷川は一度も維新候補に勝ったことがない。陣営関係者は「維新の強さは異常。大阪は自民全滅もあり得る」とため息。


前回記事
<大阪@>全盛期の橋下徹時代をしのぐ 吉村知事人気で維新に勢い1 国民置き去り総選挙 全289区当落予想(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/741.html

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/745.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 私立幼稚園連合会などの6億5000万円もの使途不明金事件が闇に葬られている:現在の警察機構のトップは強姦魔逮捕をもみ消した人物だからか(新ベンチャー革命)
私立幼稚園連合会などの6億5000万円もの使途不明金事件が闇に葬られている:現在の警察機構のトップは強姦魔逮捕をもみ消した人物だからか
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11828333.html
新ベンチャー革命2021年10月22日 No.2799


1.山口県選挙区の安倍氏や河村氏が関係している私立幼稚園連合会の巨額使途不明金捜査は、なぜ、東京地検特捜部ではなく、警視庁なのか

 本ブログ前号(注1)にて、現在、行われている衆院選における山口県選挙区での、安倍氏と河村氏の確執について取り上げました。

 そして、今年前半に、一時話題となった私立幼稚園連合会などにおける6億5000万円もの使途不明金問題を思い出しました。

 この事件が発覚したのは今年3月頃ですが、その時、判明した使途不明金はまだ4億円でしたが、その後、6億5000万円に増えています

この事件の最大の疑問は、捜査することになったのが、東京地検特捜部ではなく、なぜか、警視庁となっている点です(注2)。

 当時、筆者はこの事件を知って、まず、引っ掛かったのは、捜査機関が東京地検特捜部ではなく、警視庁になっていた点でした。

 そのため、当時の筆者は、ああー、この事件はモミケシにされるのだなと直感しました。

 そして、案の定、半年以上経っても、この事件が報道されることはなくなっています。

2.私立幼稚権連合会の使途不明金事件を捜査しているはずの警視庁のさらに上のトップは中村格氏

 ところで、現在、警察官僚機構のトップに立つのは中村格氏(注3)(警察庁長官)です。

 この人物は、2016年に起きたアベ友のひとりである山口敬之の伊藤詩織さん強姦事件を強引にモミケシしたことで有名です。

 こんな人間が、今では、警察庁のトップに立っています。おそらく、あの安倍氏がウラで動いているのではないかと想像されます。

3.安倍氏の関与が疑われる私立幼稚園連合会の使途不明金事件捜査はまったく、進展がない

 私立幼稚園連合会の元会長・香川氏と安倍氏の関係についてはネット投稿(注4)されているとおりでしょう。

 上記、私立幼稚園連合会などの6億5000万円もの使途不明金事件は、案の定、まったく進展がありません。

 筆者の想像では、この事件を担当しているのが、東京地検特捜部ではなく、警視庁であり、警察機構全体を仕切っているのが、あの中村格氏だからではないでしょうか。

 この中村氏の警察庁長官人事の背後には、安倍氏の意向が働いている可能性が大です。

 その中村氏が警察庁長官に抜擢されたのは、菅政権末期の2021年9月22日であり、安倍氏に逆らえない菅氏が総理を辞任したのは10月4日です。

 おそらく、安倍氏にアタマが上がらない菅氏が、この人事を了承したのでしょう。

 その結果、私立幼稚権連合会の巨額使途不明金事件は、その後、まったく解決の目途が立っていません。

 この構造は、露骨な強姦犯・山口某を無罪放免している現代日本の後進性そのものです。ほんとうに、許せません!


注1:本ブログNo.2798『あの安倍氏(山口4区)は、子飼いの杉田某を当選させるため、河村氏(山口3区)を裏切った:なんという人間か!』2021年10月21日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11819452.html

注2:時事通信“幼稚園連合会が前会長ら告訴 4億円使途不明、警視庁に”2021年3月11日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031101334&g=soc

注3:中村格
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%A0%BC

注4:MCたんぽぽの気まぐれカフェ“香川敬は寺の住職!横領したお金はどこに?安倍晋三との関係は?”2021年3月10日
https://sunshine4424.com/news/2842/

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/746.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 問われるのは過去 ブレまくり岸田文雄首相の「未来選択」にだまされるな それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)



問われるのは過去 ブレまくり岸田文雄首相の「未来選択」にだまされるな それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296431
2021/10/23 日刊ゲンダイ


衆院選は「9年間のアベスガ政権をどう評価するか」が問われている(C)JMPA

 岸田文雄が、今回の衆議院選挙は「未来選択選挙」だとして、「コロナ後の新しい未来を切りひらいていけるのは誰なのか選択いただきたい」と発言。だったら、最初に選択肢から外れるのは自民党だろう。

 だまされてはいけない。問われているのは未来ではなく過去である。安倍晋三―菅義偉政権の9年間をどう評価するかである。

 岸田は所信表明で北朝鮮拉致問題を最重要課題と位置づけ、条件をつけず金正恩総書記と直接向き合う覚悟だとしたが、安倍も菅もこの9年間まったく同じことを唱え続け、結局一人も取り戻していない。そもそも岸田は安倍政権下で外務大臣を4年8カ月も務めてきた当事者である。アメリカや中国にはこびまくり、北方領土の主権は棚上げ。要するに売国政権の中枢にいたわけだ。

 岸田は「信頼と共感が得られる政治が必要だ。そのために国民との丁寧な対話を大切にする」と言うが、丁寧な対話どころか、都合の悪いことはすべて隠蔽。森友事件の再調査も早々に撤回。地元広島における大規模買収事件についても幹事長の甘利明が「再調査する考えはない」と発言している。

 自民党の特定の政治家に有利になるデマや歪曲動画を個人のネトウヨ(Dappi)を装った企業に制作させ、世論形成・世論誘導を行っていた疑惑についても、まともに答えようとしない。

 その一方で岸田が総裁選で掲げた比較的まともな政策は撤回しまくり。「令和版所得倍増」も「住居費・教育費への支援」も公約に盛り込まれなかった。金融所得課税(株式の配当や株式の売買時に課される税金)の見直しについても、テレビ番組で「当面は触ることは考えていない」と軌道修正。

 独自政策が消えた理由を聞かれると「旗は一切おろしておりません」と答え、会見では「私の思い、私が提示してきた政策に一点のブレも後退もない」と言い放った。

 いや、ブレブレのブレまくりだから。

「生まれ変わった自民党」どころか、安倍や麻生太郎らの悪政と隠蔽体質を引き継いだだけ。

 岸田は「分配なくして、次の成長はない」と繰り返すが、これまで通り、お仲間や政商、いかがわしい勢力に「分配」を続けるなら、わが国の未来に待っているのは地獄である。




◆本コラム待望の書籍化!絶賛発売中
それでもバカとは戦え」(日刊現代・講談社 1430円)




適菜収 作家

近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/747.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 裏金金庫番とDAPPI<本澤二郎の「日本の風景」(4244)<ネット言論弾圧が容易に行われる21世紀か!>
裏金金庫番とDAPPI<本澤二郎の「日本の風景」(4244)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30917289.html
2021年10月24日 jlj0011のblog


<消されたblog用記事とネットワーク接続遮断をピンポイント攻撃!>

 新聞赤旗がまた特ダネ記事!本日、掲示板阿修羅から複写しようとしたら、もう消されていた。いかなる世界にもDAPPI工作員が潜んでいるらしい。昨日のブログ「公共対決」の記事が、やや同じような被害に遭った。重大な言論弾圧である。姿を見せない犯人だが、頭かくして尻隠さずだ。

 それにしても、昨日は青くなった。パソコンを打つ瞬間から、文字が消えることは何度も経験してきた。しかし、それでも「自公対決」の文章の記事・元原稿をまとめ、自身のライブドアblogに転載しようとしたところ、パソコンの機能が作動しなくなった。

 およそ半日あれこれいじくってみたが、駄目である。知り合いに聞いてみたが分からない。「当局の操作」と決めつける。しからば、打つ手はない。さすがに参ってしまった。

 いくらいじくっても「インターネット切断」の表示が出て、そこから前に進まない。「今日はどうしましたか。遅い」という苦情も届く。犯人はDAPPIかその一部に違いない。

 半日後に偶然、インターネット接続が出来た。一定の時間に限っての操作だったのか。安堵した。夕刻その記事が掲示板阿修羅に転載されている。念のため、開いて見た。ところが、重大な事実を見つけてしまった。記事の後半部分が消されている!

 我がblogも同様である。元原稿も確かめてみた。なんと元原稿の後半部分が消されていたのだ。書き手が知らない間に、記事の核心部分を消すという、闇の手の存在に恐怖を覚えてしまった。

 ジャーナリストとして、憲法と民意を背景にまとめて発信している情報記事に対して、書いている瞬間に消してしまう。このような経験をした人が、ほかにいるのであろうか?法務検察は黙認しているのか?

<ネット言論弾圧が容易に行われる21世紀か!>

 言論弾圧はいつの世でも起きるのだろうか。憲法を守らない政治屋や官僚のもとで、電通やDAPPIなどがはびこるのだろうが、そのことは権力側の危機感の表れでもある。

 そうした流れに掉さす、怪しげな言論人・学者・文化人もいる。実に厄介な21世紀であろうか。怪しげなIT企業・DAPPIの黒幕として、自民党事務総長の元宿仁が浮上した。これも驚きである。

 彼の存在は、自民党平河クラブに一番長く籍を置いてきたジャーナリストだから、無論知ってはいたが、残念ながら彼を取材対象としなかった。凡人ジャーナリストゆえか。自民党本部の経理局にいることも知っていたが、それ以上のことは知らなかったし、興味もなかった。

 目立たない実直そうな人物、という以外は知らなかった。彼は筆者のことを知っているはずである。我がパソコンをいたぶることは止めてもらいたい。憲法と民意を背景に報道する反骨のジャーナリストいじめは、重大な犯罪である。  

<護憲リベラル政権を実現しないと民主主義の危機は続く>

 宮澤喜一や河野洋平といった自民党のハイレベルの人物の多くは、護憲リベラルである。9条憲法を尊敬してきた。

 対して岸信介・中曽根康弘・森喜朗・安倍晋三は、戦前派・日本帝国に郷愁を抱く極右の人物で、憲法は否定している。そんな危ない人物を必死で持ち上げてきた言論人がいたこと、今もいることに、震え上がるほど驚いてしまう。

 カネ・利権に溺れるジャーナリストは、人間として失格である。国賊の類であろう。新聞テレビに登場する人物のほとんどが、この枠の中に入る。

 民主主義の危機は、政治屋・霞が関のみならず、言論人・学者・文化人によって進行している。お互い両手を胸に当てて猛省すべきだろう。

 我が選挙区は千葉OO区というが、正確には知らない。現職はやくざの倅だ。やくざが跋扈する地域である。「木更津レイプ殺人事件」はそこで起きた。加害者のやくざ、殺害された被害者も、共に公明党創価学会。千葉県警と木更津署は、レイプ殺人犯を捜査しない。

 せめて立憲民主党と共産党が統一候補を擁立、公明党創価学会が支援する自民党候補に真正面から対決すべきだろう。現実は、両党とも候補者を擁立した。戦う前から白旗を上げているのである。

 これでは到底、野党が政権を奪い取ることは出来ないだろう。無念の極みである。昨日書いたblogの、ここの詳細記事を消されてしまった。事実を書いて何が悪いのか。

<「元宿は私の部下だった」という人物の貴重な証言>

 「自民党金庫番の元宿は私の部下だった」と公然口にする御仁が、筆者の近くにもいる。

 「彼は群馬県の高校を卒業、自民党本部でアルバイトを始めた。党本部8階の、党員などを管理する名簿センターにいた。そのうちに経理局の使い走りをしていた。税理士でもないのに、いつの間にか事務総長になって、党本部職員の退職規定の埒外。つまりは裏金金庫番ゆえだ。相当な大金を懐に入れているだろう。国税はしかと対応しているのか」と決めつける。

 筆者は、彼が田中角栄の解散総選挙のさい、鹿児島県など九州遊説をしたとき、一泊した滞在先で同行記者団と夜遊びした、その時のことをかすかに記憶している。彼は底の広い黒光りする鞄を持ち歩いていた。中身は誰でもわかる1万円札の束。

 彼が急に有名人になったのは、菅義偉首相のもとに官邸に駆け込んだことを、新聞が「首相動向」で報じた、それからであろう。1・5億円事件に対する捜査当局の様子を、官邸に報告に及んだのであろう。

 1・5億円の詳細を知る人物は、安倍と二階と元宿である。彼は歴代の裏金の流れを知悉している。歴代総裁が首を切れない理由であろう。そんな彼がDAPPIを操っている。まだ詳細は分かっていない。

 彼の一言で、内閣はふっ飛ぶ!原爆級の威力に相違ない。

2021年10月24日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


野党攻撃ツイッター「Dappi」が自民党と取引⁉ 正体はIT企業 ネット工作まん延か

https://www.tokyo-np.co.jp/article/136538

2021/10/13 · 野党攻撃ツイッター「Dappi」が自民党と取引⁉. 正体簿はIT企業 ネット工作まん延か. 2021年10月13日 12時54分. ツイッター上で、野党議員や、政権に ...


野党をフェイク攻撃してきた有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が主要取引先のウェブ制作会社だった!

https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_12057

2021/10/11 · 野党をフェイク攻撃してきた有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が主要取引先のウェブ制作会社だった!. 2021年10月11日 16:30. 拡大する(全1枚 ...


Dappiの正体|法人(会社)名がワンズクエストと言われる理由。小渕優子との関係とは

https://pillowycafe.com/news/2923

2021/10/06 · ニュース Dappiの正体|法人(会社)名がワンズクエストと言われる理由。小渕優子との関係とは Twitter上で野党批判を繰り返していたアカウントが、法人によって運営されていた可能性が報じられ話題になっています。


消された2021年10月23日のblog。以下は阿修羅掲載記事

初の公共対決<本澤二郎の「日本の風景」(4243)<極右・安倍晋三の腰ぎんちゃくの池田裏切り人・ショウコウ引退> 赤かぶ (asyura2.com)


関連記事
<赤旗がスクープ!>Dappi運営会社と“安倍の懐刀”自民党事務総長・元宿氏との関係! 社長は“自民党事務総長の親戚”を名乗り、元宿氏の親族の土地に家を(リテラ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/707.html

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/748.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 「成長と分配の好循環」アベノミクスとおんなじだ、優柔不断め 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)



「成長と分配の好循環」アベノミクスとおんなじだ、優柔不断め 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296390
2021/10/22 日刊ゲンダイ


所信表明演説を行う岸田首相(C)日刊ゲンダイ

「私が目指すのは、新しい資本主義の実現です」(岸田文雄・首相)

 これは8日、岸田首相が就任後初の所信表明演説を、衆参両院の本会議で行ったときの言葉。結構、声を張っていっていた。なんか後からジワる言葉だ。

 首相はこの後、

「新自由主義的な政策については、富めるものと、富まざるものとの深刻な分断を生んだ、といった弊害が指摘をされています」

 と語った。

 おお、アベスガ政治で広がった、格差にメスを入れるのね、と一瞬思った。

 首相はつづけた。

「分配なくして次の成長なし。このことも、私は、強く訴えています」

 いいじゃん、いいじゃん。

 が、その後だ。

「成長の果実を、しっかりと分配することで、初めて、次の成長が実現します」

 ん? 分配と成長、やっぱ成長のが先なのか?

 成長して儲かったぶん分配しますって、それってアベノミクスの考え方じゃん。株を買ってるお金持ちと大企業しか儲からず、庶民へのトリクルダウンは決して起きなかった。岸田首相もトリクルダウンを待て、とあたしらにいったわけね。

 とどめに、

「『成長か、分配か』という、不毛な議論から脱却し、『成長も、分配も』実現するために、あらゆる政策を総動員します」

 こっちに金なんてぜんぜんまわってこねーよ、というのは不毛な議論と? 日々の生活がかかってるんで、生きるか死ぬか、将来に希望が持てるか、あたしたちはそこが大事なんですが。

 たしか岸田さんは総裁選で、「新自由主義からの転換」なんて偉そうなことをほざいていた。けど、首相になったら早くも腰砕け。「新しい資本主義」ってただの言葉じゃん。スローガンも「成長と分配の好循環」でアベノミクスとおんなじだ。

 優柔不断め。持ち歩いてるノートに、緩いポエムでも書いているのがお似合いじゃ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/749.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 甘利幹事長は真っ黒。元検事が読み解く「検察審査会議決書」の説得力  郷原信郎(まぐまぐニュース)
甘利幹事長は真っ黒。元検事が読み解く「検察審査会議決書」の説得力
https://www.mag2.com/p/news/515154
2021.10.19  『権力と戦う弁護士・郷原信郎の“長いものには巻かれない生き方”』 まぐまぐニュース



経済再生担当相在任時の2016年、都市再生機構を巡る「あっせん利得疑惑」により大臣を辞任するものの、検察の不起訴処分を錦の御旗とするかのように「説明責任は果たした」と言い張り、自民党幹事長という要職で権勢を振るう甘利明氏。そもそもなぜ検察は、この疑惑に関して甘利氏と秘書を不起訴としたのでしょうか。今回のメルマガ『権力と戦う弁護士・郷原信郎の“長いものには巻かれない生き方”』では元検事で弁護士の郷原信郎さんが、その理由を知る手立てとすべく、秘書に対して「不起訴不当」とした検察審査会の議決書の全文を公開し内容を分かりやすく解説。その上で、検察審査会の制度上の欠陥を指摘しています。

プロフィール:郷原信郎(ごうはら・のぶお)
1955年島根県松江市生まれ。1977年東京大学理学部卒業。鉱山会社に地質技術者として就職後、1年半で退職、独学で司法試験受験、25歳で合格。1983年検事任官。2005年桐蔭横浜大学に派遣され法科大学院教授、この頃から、組織のコンプライアンス論、企業不祥事の研究に取り組む。2006年検事退官。2008年郷原総合法律事務所開設。2009年総務省顧問・コンプライアンス室長。2012年 関西大学特任教授。2017年横浜市コンプライアンス顧問。コンプライアンス関係、検察関係の著書多数。

甘利事件「検察審査会議決書」を解説する

直近の私のYahoo!記事「甘利氏の『説明責任』は不起訴処分で否定されるものではない 〜注目される衆院選神奈川13区」では、自民党幹事長に就任した甘利明氏のあっせん利得疑惑に関して、検察の不起訴処分が行われていることが、説明責任が問われない理由になるのかについて私の見解を述べた。

あっせん利得処罰法は、国会議員等の政治家が、支持者・支援者等の国民から依頼され、裁量の範囲内の行政行為について行政庁等に働きかけて依頼に応えようとすることは、国民の声・要望を行政行為に反映させるための政治活動として必要なものでもあることに鑑み、政治活動全般を委縮させることがないよう、あっせん利得罪による処罰の犯意について、あっせんの対象を、「行政処分」と「契約」に関するものに限定し、さらに、国会議員等が「権限に基づく影響力を行使」した場合に限定することで、「二重の絞り」をかけ、看過できない重大な事案だけを処罰の対象としている。

甘利氏のあっせん利得疑惑については、秘書が、依頼者とURとの補償交渉に介入したこと、秘書と甘利氏本人が現金を受領した事実があったことが明らかになっていたが、告発されていた甘利氏と秘書は、いずれも不起訴処分となり、それに対して検察審査会への申立てが行われ、秘書の事件については「不起訴不当」の議決が行われた。

補償は「補償契約」によって決着するので、「契約」に関する「あっせん」であることは明らかである。また、「国会議員の権限に基づく影響力」についても、現職閣僚で有力な与党議員であるうえ、2008年に麻生内閣で行革担当大臣に就任した甘利氏は、2012年に自民党が政権に復帰して以降、組織の在り方や理事長の同意人事など、URをめぐる問題が与党内で議論される場合には相当大きな発言力を持っていたものと考えられ、「議員としての影響力の行使」も十分可能な立場だったといえる。

このようなことから、私は、甘利氏についてのあっせん利得疑惑は、「二重の絞り」をかけられたあっせん利得処罰法の「ど真ん中のストライク」に近い事案だと表現していたが、検察はなぜ、すべて不起訴にしてしまったのか。

一般的には検察の不起訴処分の理由は公表されない。しかし、この件については、検察審査会が公表した「不起訴不当」を含む議決書を入手することができた。それによって、検察の不起訴の理由、そして、それが「不当」だとする検察審査会の判断を知ることができる。「不起訴不当」の判断について、具体的な事実に基づき、かなり踏み込んだ判断が示されている。議決書全文を引用した上、解説を行うこととしたい。


議決の趣旨

本件被疑事件について,

1   被疑者甘利明に対する各不起訴処分は,いずれも相当である。

2   被疑者K健一に対する公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律違反被疑事件のうち後記被疑事実1(1)及び同2(3)についての各不起訴処分は不当,その余の不起訴処分はいずれも相当である。

3   被疑者S陵允に対する公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律違反被疑事件のうち後記被疑事実2(3)についての不起訴処分は不当,その余の不起訴処分はいずれも相当である。

 議決の理由

第1    被疑事実の要旨被疑者甘利明(以下「被疑者甘利」という。)は衆議院議員であって,政治団体である自由民主党神奈川県第13選挙区支部(以下「第13選挙区支部」という。)の代表者であるもの,被疑者K健一(以下「被疑者K」という。)は,被疑者甘利の秘書であって,第13選挙区支部の会計責任者であったもの,被疑者S陵允(以下「被疑者S」という。)は被疑者甘利の秘書であったものであるが

1 被疑者甘利及び被疑者Kは,共謀の上,平成25年5月9日,神奈川県大和市内所在の大和事務所において,A社の交渉担当者であったBから,国が資本金の二分の一以上を出資している独立行政法人Cが実施する道路整備事業に関し,独立行政法人CとA社の補償契約に関して請託を受け,被疑者甘利の衆議院議員としての権限に基づく影響力を行使して,独立行政法人Cに対し,A社に補償金を支払うようあっせんしたことにつき,その報酬として

(1)同年8月20日,同事務所において,Bから現金500万円の供与を受けた。

(2)同年11月14日,東京都千代田区内所在の被疑者甘利の大臣室において,Bから現金50万円の供与を受けた。

2 被疑者甘利,被疑者K及び被疑者Sは,共謀の上,平成26年2月1日から平成27年11月までの間,Bから,独立行政法人CとA社の産業廃棄物に係る補償契約に関して請託を受け,被疑者甘利の衆議院議員としての権限に基づく影響力を行使して,独立行政法人Cに対し,A社に補償金を支払うようあっせんすることにつき,その報酬として

(1)平成26年2月1日,前記大和事務所において,Bから現金50万円の供与を受けた。

(2)平成26年11月20日,Bから現金100万円の供与を受けた。

(3)平成27年中,Bから, 53回にわたって,現金合計795万円の供与を受けた。

(4)平成27年6月頃及び同年11月頃,Bから,パーティー券代名目で現金合計40万円の供与を受けた。


(以上につき公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律(以下「あっせん利得処罰法」という。)違反)



第2    検察審査会の判断

当検察審査会が本件不起訴処分を不当とする理由は,次のとおりである。

1  被疑事実1(1)について(あっせん利得処罰法違反)

(1) 前提事実

関係証拠によれば,以下の事実が認められる。

ア Bは,平成25年4月頃,A社の総務担当者として独立行政法人Cとの間の,独立行政法人Cによる道路用地取得に関する補償交渉(以下「補償交渉1」という。)に関与することになったが,同年5月頃に独立行政法人Cが検討していた補償金額はA社が主張する補償金額を大きく下回っていた。

イ Bは,同年5月頃,神奈川県大和市内にある被疑者甘利の大和事務所に赴き,被疑者Kに対し,A社と独立行政法人Cとの補償交渉1について,独立行政法人Cに働きかけ,A社が要求する額の補償金を支払わせるよう陳情した。この際,まずA社が独立行政法人Cに対してこの補償交渉1に関する内容証明郵便を送り,その後に大和事務所が独立行政法人Cに接触することになった。

ウ 被疑者Kから依頼を受けたD秘書は,同年6月頃,事前に予約を入れないまま独立行政法人C本社を訪れ,その職員が応接室にてD秘書と面談した。D秘書は,この職員に対しA社が送付した内容証明郵便に対する回答の状況を問い,独立行政法人Cの担当部署において検討している旨の回答を得た。

エ A社は,同年8月,独立行政法人Cとの間で補償契約を締結し,同月中に,独立行政法人Cから,同契約に基づく補償金の一部の支払いを受けた。

オ Bは,前項の補償金の支払いを受けた日に,被疑者Kに供与するための資金として現金を受け取り,大和事務所に赴いたが,被疑者Kに手渡したのは現金500万円であった。

被疑者Kは,Bと協議し,最終的に,このうち300万円を個人的に受領し,残り100万円を県議会議員に寄附することとした。

力 なお,関係証拠上,前記のとおり独立行政法人Cにおいて補償交渉1に関する補償金額を増額することとしたのは,独立行政法人Cにおける算定方法や範囲等の見直し等がきっかけとなっており,D秘書との面談がきっかけとなったと窺わせる証拠はない。



(2) 被疑者Kについて

検察官は,被疑事実1(1)について被疑者Kを不起訴としたが,以下アないしウの理由から,この検察官の判断は,納得できるものではなく,改めて捜査が必要であり,不当である。

ア 第1に,あっせん利得処罰法違反における「請託」とは,「その権限に基づく影響力を行使」してあっせんすることを依頼するまでの必要はないと解されているところ,Bが被疑者Kに独立行政法人Cとの補償交渉1についてあっせんを依頼したこと,被疑者Kがこれを了承したことは関係証拠から明らかであり,「請託」の事実が認められる。

イ 第2に,あっせん利得処罰法違反における「その権限に基づく影響力を行使」したと認められるためには,あっせんを受けた公務員の判断に影響を与えるような態様でのあっせんであれば足り,現実にあっせんを受けた公務員等の判断が影響を受けたことは必要ないと解されているところ,あっせんを受けた公務員等の判断に影響を与えるような態様の典型例として職務権限の行使・不行使を交換条件的に示すことが挙げられるが,この典型例に当たる行為が認められないからといって,直ちに「その権限に基づく影響力を行使」したといえない訳ではない。

当該議員の立場や地位,口利きや働きかけの態様や背景その他の個別具体的事案における事情によっては,公務員等の判断に影響を与えるような態様の行為と認め得る。

被疑者Kは,前記のとおり,A社から独立行政法人Cに対する内容証明郵便が送付された後に,D秘書に独立行政法人Cにその確認をするように依頼し,D秘書は,事前の約束もなしに独立行政法人C本社を訪れてその職員と面談して,A社と独立行政法人Cとの本件補償交渉に関する内容証明郵便への対応を確認したが,A社と独立行政法人Cとの補償交渉という民事的な紛争の場面において,対立する一方当事者であったとしても,相手方の都合も聞かないまま突然,直接の担当部署でもない相手方の本社に訪問しても対応を断られるのが通常と思われる。

D秘書は,あくまでも第三者に過ぎないが,衆議院議員で,有力な国務大臣の一人である被疑者甘利の秘書であるからこそ,応接室に通され,独立行政法人C本社の職員らと面談し,前記の確認をできたとみるのが自然である。

D秘書が単に事実確認をするだけであれば,電話を独立行政法人Cの担当部署にかければ十分であり,事務作業としても効率的なはずである。

しかしながら,D秘書は,敢えて事前の約束もなしに独立行政法人C,しかもA社との補償交渉を直接担当している訳ではない独立行政法人C本社に乗り込み,面談を求めたのは,そういった行動が独立行政法人Cの判断に影響を与え得るものと判断しているからであると考えるのが自然である。

他方,独立行政法人C本社職員がわざわざ自らの業務時間を割いて,D秘書と面談し,補償交渉1に関する説明をしたのも,それをしないと不利益を受けるおそれがあるからと判断したとみるのが自然である。

また,被疑者Kとしても,補償交渉1の補償金額が増額された経緯を認識していないとしても,それに関して500万円もの高額の現金を受領したのであるから,それ相応の行為をしたという認識があったと考えるのが自然である。

ウ 第3に,Bが被疑者Kに供与した現金500万円の趣旨は,その交付日が増額された補償金の支払日と同一であること,供与された現金が500万円と高額であることを考慮すると,その交付の趣旨は,補償交渉1に関する補償金額が増額されたという結果に対する報酬,謝礼であるとみるのが自然である。

(3) 被疑者甘利について

以上のとおり,被疑事実1(1)について被疑者Kに関する再捜査が必要であるが,被疑者甘利が被疑者Kとの間で前記の被疑者Kの一連の行為について共謀していたことを窺わせる証拠はない。

よって,被疑事実1(1)について被疑者甘利を不起訴とした検察官の判断は相当である。

2  被疑事実1(2)について(あっせん利得処罰法違反)

関係証拠によれば,A社代表取締役のEが平成25年11月14日にBらA社関係者と共に被疑者甘利の大臣室を訪れ,被疑者甘利に直接現金50万円を手渡した事実が認められるものの,この訪問の目的や経緯も考慮すると,この現金50万円がA社と独立行政法人Cとの間の補償交渉1に対する報酬や謝礼として供与されたものとは認められない。

よって,被疑事実1(2)について,被疑者甘利及び被疑者Kをいずれも不起訴とした検察官の判断は相当である。



3  被疑事実2(1),(2)及び(4)について(あっせん利得処罰法違反)

関係証拠によれば,平成26年から平成27年頃にBが被疑者甘利に現金50万円を手渡したこと,Bが被疑者Kに現金100万円を手渡したこと,Bがパーティー券代金として各現金20万円を支払ったことが認められる。

しかし,関係証拠から認められるこれらの供与の経緯を考慮すると,A社と独立行政法人Cとの補償交渉をすることの報酬や謝礼として供与されたものとは認められない。

よって,被疑事実2(1),(2)及び(4)について被疑者甘利,被疑者K及び被疑者Sをいずれも不起訴とした検察官の判断は相当である。

4  被疑事実2(3)について(あっせん利得処罰法違反)

(1) 被疑者K及び被疑者Sについて

検察官は,被疑事実2(3)について被疑者K及び被疑者Sをいずれも不起訴としたが,以下アないしウの理由から,この検察官の判断は納得できるものではなく,改めて捜査が必要であるから,不当である。

ア 被疑事実2(3)の前提となる現金の供与について,関係証拠によれば,被疑者K及び被疑者Sが,平成27年中,Bから,多数回に渡り現金の供与を受け,その合計額は多額なものとなっていることが認められる。この現金の供与は,多数回のことであり,関係者による記録や記憶に不正確ないしは曖昧な点があるとしても,そういった事実が一切存在しないとか,Bを含む関係者において意図的に虚偽の事実を作出したと疑うべき明確な事情は認められない。

イ 関係証拠によれば,Bが,この間,被疑者Kに対し,A社の代表取締役の知人に関する事柄やA社に関する別の事柄も相談していた事実が認められるものの,この現金が供与されている間,Bが継続して相談していたのはA社と独立行政法人Cとの道路建設工事の実施に伴う損傷修復等に関する補償交渉(以下「補償交渉2」という。)であること,多額の現金供与に経済的に見合う事柄は補償交渉2であることを考慮すると,この継続する現金供与の主要な目的は,A社と独立行政法人Cとの補償交渉2に関し,被疑者Kや被疑者Sにおいてあっせん行為をすることの報酬,謝礼であるとみるのが自然である。

被疑者Kや被疑者Sも,繰り返しの現金提供を受けていること,その間,A社と独立行政法人Cとの補償交渉2について相談を受け,関与していたのであるからBによる現金供与の目的を理解していたはずである。

そうすると,双方とも,Bによる現金供与の主要な目的があくまでA社と独立行政法人Cとの補償交渉2に係るあっせんすることの対価と理解していると認められる以上,あっせん利得処罰法違反における「請託」を受けて,あっせんしたことの報酬,謝礼として現金供与が行われたとみるのが自然である。

ウ 被疑事実2(3)は,「あっせんをすること」,すなわち将来あっせんすることの報酬,謝礼として現金の供与を受けたという行為に関するものである。

関係証拠によれば,Bと被疑者Kとの間に,独立行政法人Cへの働きかけの方法として具体的な合意,協議の事実までは認められないものの,被疑事実1(1)に関する補償交渉1の経緯,その際補償金額が増額したことの対価としてBから被疑者Kに対し500万円もの現金が渡されたことも踏まえると,Bが,A社と独立行政法人Cとの補償交渉2について,甘利事務所によって独立行政法人C担当者の判断に影響を与えるような働きかけを求めていたことは容易に認めることができる。

他方,被疑者Kも,Bにおいて,被疑事実1(1)同様に,甘利事務所による働きかけによってA社が主張する額の補償金が支払われるようあっせんすることを求めていることを知っていたからこそ,その対価として多数回に渡り現金の供与を受けていたと認めるのが自然である。被疑者Sも,Bから現金供与を受ける中で,被疑者Kから,Bの意図につき説明を受け,認識していたとみるのが自然である。

(2) 被疑者甘利について

以上のとおり,被疑事実2(3)について被疑者K及び被疑者Sの関係で再捜査する必要があるといえるが,その一連の行為について,被疑者甘利が被疑者K,被疑者Sの一方又は双方と共謀していたことを認め得る証拠はない。

よって,被疑事実2(3)について被疑者甘利を不起訴とした検察官の判断は相当である。

5  結論

以上のとおり,被疑事実1(1)について被疑者Kを不起訴としたこと,被疑事実2(3)について被疑者K及び被疑者Sを不起訴としたことには納得できないため,検察官に再捜査及び再考を求める必要があり,その他について不起訴とした検察官の判断が相当であると判断したから,前記議決の趣旨のとおり議決する。


【解説】

衆議院議員の甘利明氏とその秘書K健一、S陵允の3名の告発事件に対して、検察は、いずれも「嫌疑不十分」で不起訴とした。このうち、甘利氏に対する不起訴は、甘利氏が秘書2名の一方又は双方と共謀していたことを認め得る証拠はないとして「相当」とされているが、秘書2名の不起訴処分については、「不起訴としたことには納得できないため,検察官に再捜査及び再考を求める必要があり」とされ、不起訴不当の議決が行われている。

秘書2名の不起訴不当とする理由の中で注目すべきは、「権限に基づく影響力の行使」についての判断だ。まず、A社が要求する額の補償金を支払わせるよう陳情した後の経過について、以下のように述べている。

(ア) A社が独立行政法人Cに対してこの補償交渉1に関する内容証明郵便を送り,その後に大和事務所が独立行政法人Cに接触することになった。
(イ) 被疑者Kから依頼を受けたD秘書は,同年6月頃,事前に予約を入れないまま独立行政法人C本社を訪れた。
(ウ) その職員が応接室にてD秘書と面談し、D秘書は,この職員に対しA社が送付した内容証明郵便に対する回答の状況を問い,独立行政法人Cの担当部署において検討している旨の回答を得た。
(エ)A社は,同年8月,独立行政法人Cとの間で補償契約を締結し,同月中に,独立行政法人Cから,同契約に基づく補償金の一部の支払いを受けた。
(オ)Bは,前項の補償金の支払いを受けた日に,被疑者Kに供与するための資金として現金を受け取り,大和事務所に赴いたが,被疑者K」に手渡したのは現金500万円であった。

議決書は、あっせん利得処罰法違反における「請託」について,


「その権限に基づく影響力を行使」してあっせんすることを依頼するまでの必要はない


との解釈、あっせん利得処罰法違反における「その権限に基づく影響力を行使した」について、


あっせんを受けた公務員等の判断に影響を与えるような態様でのあっせんであれば足り,現実にあっせんを受けた公務員等の判断が影響を受けたことは必要ない


との解釈を、それぞれ示している。

そして、「権限に基づく影響力の行使」については、「職務権限の行使・不行使を交換条件的に示す」というような「あっせんを受けた公務員等の判断に影響を与えるような態様の典型例」に当たる行為が認められない場合でも、「当該議員の立場や地位,口利きや働きかけの態様や背景その他の個別具体的事案における事情によっては,公務員等の判断に影響を与えるような態様の行為と認め得る」という一般論を示し、上記(イ)の事実について、


相手方の都合も聞かないまま突然,直接の担当部署でもない相手方の本社に訪問しても対応を断られるのが通常と思われる。D秘書は,あくまでも第三者に過ぎないが,衆議院議員で,有力な国務大臣の一人である被疑者甘利の秘書であるからこそ,応接室に通され,独立行政法人C本社の職員らと面談し,前記の確認をできたとみるのが自然である。


としている。

そして、独立行政法人C(UR)側についても、


本社職員がわざわざ自らの業務時間を割いて,D秘書を面談し,補償交渉1に関する説明をしたのも,それをしないと不利益を受けるおそれがあるからと判断したとみるのが自然である。


としている。

議決書は、このような理由で、「権限に基づく影響力の行使」があったとの判断を示し、検察官の不起訴が不当だとしている。

このように検察審査会の議決で、「権限に基づく影響力の行使」についての判断が示されているのは、検察官の不起訴の理由が、「権限に基づく影響力の行使」があったとは認められないとの理由で、犯罪を立証できる証拠が十分ではないというものだったことを受けてのものと考えられる。

検察官は、「影響力の行使」を、何らかの明示的なものが必要という前提で、それが認められないとしたのに対して、議決では、


当該議員の立場や地位,口利きや働きかけの態様や背景その他の個別具体的事案における事情


などを総合的に考慮すれば、明示的なものでなくても「行使」が認められるとしたのである。

この議決には、補助弁護士が関与しており、議決書には、その氏名も記載されている。調べてみたところ、裁判官出身の中堅弁護士であり、この議決は、単なる「素人の法解釈」ではなく、しっかりした法律家による検討が行われた上での検察審査員の多数の意見に基づくものだったと考えられる。

それだけに、議決書で示された判断には説得力があり、検察官は、その「不起訴不当」の判断を尊重して、再捜査を行い、再度の刑事処分を下すべきだった。

しかし、結局、検察官は、再捜査の上、再度不起訴処分を行い、刑事事件は決着することになった。

この検察の再捜査が、検察審査会の「不起訴不当」の議決の趣旨を踏まえて行われたものなのかどうかを確認する手立てはない。議決書で示された「権限に基づく影響力の行使」についての判断基準と、検察官が当初の不起訴処分の前提とした判断基準との間には相違がある。検察官が、議決書の見解を受け入れず、当初の判断基準のまま、同様の理由で不起訴にしたとしても、その不起訴処分に対して、再度検察審査会の審査が行われる余地がない。それは、現行の検察審査会法の制度の限界とも言える。

検察審査会の議決に法的拘束力があるのは、「起訴相当議決」が行われ、検察官が再度不起訴にし、それを受けて「起訴議決」が行われた場合だけである。この場合、「起訴相当議決」「起訴議決」は、いずれも審査員の3分の2以上の賛成が必要となる。

一方、「不起訴不当議決」には、法的拘束力がないが、「起訴相当」ではなく、「不起訴不当」にとどまった理由には、<1>議決に賛成した審査員の数の問題と、<2>捜査の実行の程度、つまり、収集されていた証拠の問題の2つが考えられる。

前者<1>であれば、検察官の不起訴が不当との意見の審査員の数が法的拘束力を持つ議決を行える数に達しなかったということなので、再捜査を行った上で起訴するかどうか、検察官の判断に委ねられるというのも致し方ないと言える。

しかし、後者<2>には、「不起訴不当」が3分の2以上の審査員の賛成で議決される場合も考えられる。それは、検察官が捜査を尽くしておらず、そのままでは起訴することができないと判断される場合だ。

このような場合、検察官が検察審査会の議決の趣旨に沿って再捜査を行ったのかどうかをチェックする手立てがないのは、制度の欠陥と言うべきではなかろうか。

甘利氏の秘書についての「不起訴不当」の議決が、検察の再度の不起訴で終わったことは、検察審査会の制度上の問題を示唆するものといえる。

(『権力と戦う弁護士・郷原信郎の“長いものには巻かれない生き方”』2021年10月15日号より一部抜粋。続きは、2021年10月中にお試し購読スタートすると、10月分の全コンテンツを無料(0円)でお読みいただけます)

image by: Twitter(@Akira_Amari

郷原信郎 この著者の記事一覧

1955年島根県松江市生まれ。1977年東京大学理学部卒業。鉱山会社に地質技術者として就職後、1年半で退職、独学で司法試験受験、25歳で合格。1983年検事任官。公正取引委員会事務局審査部付検事として独禁法運用強化の枠組み作りに取り組む。東京地検特捜部、長崎地検次席検事等を通して、独自の手法による政治、経済犯罪の検察捜査に取組む、法務省法務総合研究所研究官として企業犯罪の研究。2005年桐蔭横浜大学に派遣され法科大学院教授、この頃から、組織のコンプライアンス論、企業不祥事の研究に取り組む。同大学コンプライアンス研究センターを創設。2006年検事退官。2008年郷原総合法律事務所開設。2009年総務省顧問・コンプライアンス室長。2012年 関西大学特任教授。2017年横浜市コンプライアンス顧問。コンプライアンス関係、検察関係の著書多数。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/750.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 甘利明氏、自身の選挙が「思わぬ苦戦」で「河野太郎氏と幹事長交代説」も(NEWSポストセブン)
甘利明氏、自身の選挙が「思わぬ苦戦」で「河野太郎氏と幹事長交代説」も
https://www.news-postseven.com/archives/20211024_1701622.html?DETAIL
2021.10.24 17:00 NEWSポストセブン


自身の選挙がハラハラ……(甘利明・自民党幹事長。時事通信フォト)

 衆院選の投票日が10月31日に迫り、各党が支持拡大に奔走している。そんななか、読売新聞10月21日付朝刊が「自民減で単独過半数の攻防」と序盤の選挙情勢を報じると、記事を見た甘利明・自民党幹事長の周辺に動揺が走った。自民党の苦戦はもちろん、各選挙区の情勢では自身の選挙区でも接戦となっていることが分かったのだ。甘利氏が出馬する神奈川13区では、野党共闘で共産党が出馬を取り止め、立憲民主党新人の太栄志氏と一騎打ちとなった。同日付読売にはこうある。

〈党幹事長の甘利と太がしのぎを削る。甘利は自民党支持層の約8割を固めたが、公明支持層の支持は5割半ばにとどまる。太は無党派層への浸透を図る〉

 選挙情勢分析において「しのぎを削る」という表現はかなりの接戦を示しており、甘利氏が思わぬ苦戦を強いられているのは間違いない。自民党関係者は言う。

「幹事長になったことで、改めて過去の金銭授受問題がクローズアップされたことがマイナスに働いている。公明党は当初、甘利氏を推薦から外し、第3次推薦でようやく入れたものの、公明支持層には正直受けがよくありません。

 選挙を指揮する幹事長がこれだけ接戦状態にあるのは珍しく、甘利氏は相当焦っているようです。記事が出た10月21日に、甘利氏は遠藤利明・選対委員長との連名で『多くのわが党候補者が当落を争う極めて緊迫した状況だ』という『急告』の文書を各陣営に送りましたが、党内では『自分のことじゃないか』と冷ややかな声も上がっている。さすがに落選はないでしょうが、接戦の度合いによっては幹事長としての威信に傷が付き、今後の党運営にも影響が出かねません」

 とりわけ影響が大きいのは自民党神奈川県連である。甘利氏は先の総裁選で、同じ麻生派で神奈川選出の河野太郎氏ではなく、岸田氏の支援に回った。そうして幹事長の座を射止めるとともに、神奈川選出で甘利氏の腹心とされる山際大志郎氏と田中和徳氏を、それぞれ経済再生相、幹事長代理という要職に就かせた。一方、敗れた河野氏は広報本部長に“降格”、河野氏を支援した菅義偉氏、小泉進次郎氏も無役となり、それまで神奈川県連の中枢を占めていた一派は揃って冷や飯を食わされることになった。

 一躍、甘利氏が“神奈川のドン”となったわけだが、このままでは選挙後にその座も危うくなりかねない。河野、菅、小泉の3氏とも自身の選挙区では盤石で、河野氏の15区について読売は〈知名度抜群の河野が安定した戦い。他候補の応援で地元にはほとんど入らないが、支持基盤は揺るがない〉と報じており、甘利氏との差は歴然だ。神奈川県連関係者は言う。

「応援演説でも、甘利氏より河野氏に来て欲しいという声が圧倒的です。2人は麻生派の跡目を争うライバル関係で、総裁選では明暗が分かれましたが、選挙後には“やはり顔としてふさわしいのは河野”と幹事長交代を求める声が上がるかもしれません」

【表の見方】
 289選挙区の当落予測は10月12日時点の情勢をもとに作成、10月15日に配信したものである。その時点から候補者が変わっている選挙区がある。初出時の掲載基準は以下の通り。原則として、公職選挙法に基づく政党要件を満たす政党が公表する各選挙区の支部長、公認予定・内定者、また無所属での立候補の可能性がある者を掲載した。現段階で党の支部長が決まっていないが、候補を立てれば当選の可能性がある場合、(未定)として枠を設けた。「現」は前回衆院選で同じ小選挙区で当選した議員、は比例当選の現職議員。本誌取材により、当選可能性が極めて低いとされる公認予定・内定者、無所属、諸派は掲載を見合わせた。

 予想は当選する可能性が高い順に○→△→▲→無印で記した。/表中敬称略。

 政党名は、自=自由民主党、公明=公明党、立憲=立憲民主党、共産=日本共産党、維新=日本維新の会、国民=国民民主党、社民=社会民主党。自民党現職議員の派閥は細=細田派、麻=麻生派、竹=竹下派、二=二階派、岸=岸田派、石=石原派、破=石破派、無=無派閥。



※続きはこちらをご覧ください
https://www.news-postseven.com/archives/20211024_1701622.html/2


関連記事
<安倍と二階が真っ青に!>総選挙予測 岸田首相の地盤・広島、河井事件の批判根強く現職閣僚も苦戦必至(NEWSポストセブン)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/684.html

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/751.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 《立憲、圧勝の勢い》<北海道>“路チュー不倫”中川郁子は死に物狂いだが…国政復帰には赤信号 国民置き去り総選挙 全289区当落予想(日刊ゲンダイ)



【北海道】“路チュー不倫”中川郁子は死に物狂いだが…国政復帰には赤信号 国民置き去り総選挙 全289区当落予想
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296446
2021/10/23 


4月の北海道2区衆院補選でも圧勝している立憲の松木謙公候補(C)共同通信社

○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。(前)は比例で当選。

 ◇  ◇  ◇

【北海道1区】
▲▲船橋 利実60自(前)
△△道下 大樹45立前
  小林  悟57維新

 道内で約22万票持つとされる新党大地の鈴木宗男代表は今回、一部与党に加え、所属する維新候補も推薦。医師の小林は4月実施の2区補選に無所属で出馬するも勝敗に全くからめず、1区でも期待できそうにない。

 船橋と道下は2度目の対決。道下は元衆院議長の横路孝弘の秘書出身で、地盤を引き継いだ前回同様に船橋を下すか。

【北海道2区】
  高橋 祐介41自新
○○松木 謙公62立前
  山崎  泉48維新

 鶏卵汚職事件で元農相の吉川貴盛が退場。4月補選で圧勝した松木が余裕の戦い。吉川の後継は道議の長男ではなく、長尾敬(大阪14区)の元秘書。山崎は元道議だ。

【北海道3区】
▲▲高木 宏寿61自元
△△荒井  優46立新
  小和田康文51維新

 立憲前職の荒井聡が引退し、リクルートを経てソフトバンク社長室勤務という華麗な経歴を誇る長男が出馬。祖父が創立した札幌新陽高の校長に転身し、スクールウォーズ状態から立て直した熱い男でもある。

「世襲とは全く言っていないですし、パッと見は似ていないのでピンとこない人がほとんどでは」(荒井陣営関係者)

 分刻みのスケジュールの辻立ちで顔と名前を売る。

【北海道4区】
▲△中村 裕之60自前
△▲大築 紅葉38立新

「14歳との性交同意」発言で、立憲前職の本多平直が辞職。元フジテレビ記者の大築が急きょ擁立された。「紅葉さんはいい意味でガツガツしていない。立候補には驚いた」(民放関係者)と周囲もビックリの転身で、準備不足は否めない。中村は農水副大臣。

38年続く町村王国は存亡の機


自民・和田義明候補は故・町村信孝衆院議長の娘婿。逃げ切りを計るが…(C)共同通信社

【北海道5区】
▲▲和田 義明50自前
△△池田 真紀49立(前)
  橋本 美香51共新
  大津伸太郎56無新

 共産の新人擁立で16年補選で成立した野党共闘がご破算。故・町村信孝衆院議長の娘婿の和田は組織力と資金力にモノを言わせ、9月までに石狩振興局管内全8市町村に後援会事務所を開設した。逃げ切りを図るが、3度目の対決となる池田と大接戦。38年続く町村王国は存亡の機だ。

【北海道6区】
▲▲東  国幹53自新
△△西川 将人52立新
  斉藤 忠行30N新

 前職の引退が相次ぎ、オール新人の戦い。前回は立憲が得た議席を旭川市長を4期15年務めた西川が守るか。衆院議員秘書上がりの東は道議を5期経験、斉藤はユーチューバー。

【北海道7区】
○○伊東 良孝72自前
  篠田奈保子49立新
  石川 明美70共新

 道連会長の伊東と公認を争っていた外務副大臣でムネオ長女の鈴木貴子が比例に回った。篠田は弁護士、元釧路市議の石川は男性だ。

【北海道8区】
  前田 一男55自元
○○逢坂 誠二62立前

 4度目の対決。希望の党騒動で逢坂は前回、無所属で戦ったが、議席を守り抜いた。大地推薦の前田は浮上せず。

【北海道9区】
▲▲堀井  学49自前
△△山岡 達丸42立(前)

 こちらの対決も4度目。元国家公安委員長の山岡賢次の三男が達丸。前回は希望から立ち、5年ぶりに国政に戻った。

中川家と因縁の深いムネオとの“和解”も


北海道11区はかつて議席を争った元代議士の嫁同士の2度目の対決(左から中川郁子、石川香織=提供写真、の2候補)/(C)日刊ゲンダイ

【北海道10区】
△▲稲津 久63公前
▲△神谷 裕53立(前)

 道内で公明党が立つ唯一の選挙区。前回、稲津は約500票差まで神谷に詰められた。

【北海道11区】
  中川 郁子62自元
○○石川 香織37立前

 ドロドロの争い。かつて議席を競った元代議士の嫁同士による2度目の対決。ムネオ票の動きも絡み合い、両陣営とも神経をとがらせている。

 同僚議員との路チュー不倫騒動で「魔の3回生」になり損ねた中川は、国政復帰へ死に物狂い。与党の力をバックに、選対役員には農業や商工業などのトップをズラリ並べ、決起集会は3回に分けて計740人を動員。前知事の高橋はるみ参院議員やホクレン会長が応援に駆け付け、組織力を見せつけた。さらに、中川家と因縁の深いムネオとの“和解”も進展。大地再推薦のみならず、支援を公言。貴子を連れて応援入りと手厚い支援を受けるが、どういうわけか票に結びつかない。

 一方、石川サイドも複雑だ。前回は陸山会事件で有罪判決を受けた夫の公民権回復が間に合わず、ドタバタの出馬劇。それでも中川に比例復活も許さなかったのは、大地で面倒を見てもらった夫とムネオの関係も少なからず影響したからだ。

「鈴木先生が中川さんの方に軸足を置いているのは、ウチにとっては痛手。支援者がダブりますから。1次産業への取り組みを訴え、前回の得票を何とか守り切りたい」(石川陣営関係者)

【北海道12区】
○○武部  新51自前
  川原田英世38立新
  菅原  誠48共新

 農水副大臣の武部の4選で決まり。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/752.html
記事 [政治・選挙・NHK283] <立憲「この勝利は、とてつもなく大きい」>参院静岡選挙区補選 立民 国民推薦の山崎真之輔氏 当選確実 
参院静岡選挙区補選 立民 国民推薦の山崎真之輔氏 当選確実
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211024/k10013319991000.html
2021年10月24日 23時26分 NHK



新人3人の争いとなった参議院静岡選挙区の補欠選挙は無所属の元県議会議員で立憲民主党と国民民主党が推薦した山崎真之輔氏が自民党などの候補者を抑え初めての当選を確実にしました。

参議院静岡選挙区の補欠選挙は、開票率は低いですが、NHKが開票所で行っている取材や投票を済ませた有権者を対象にした出口調査などで山崎氏が、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、山崎氏の初めての当選が確実になりました。

山崎氏は浜松市出身の40歳。

浜松市議会議員を経て、静岡県議会議員となり、3期目の途中に辞職して今回立候補しました。

静岡県の川勝知事の支援も受けた山崎氏は、選挙戦で、岸田内閣は安倍・菅両政権を総括していないと批判するとともに、アベノミクスは虚像だとして、実体経済を回す社会に変えるべきだと訴えました。

その結果、推薦を受けた立憲民主党や国民民主党の支持層に加えいわゆる無党派層などからも幅広く支持を集め、初めての当選を確実にしました。

立民 福山幹事長「この勝利は、とてつもなく大きい」

立憲民主党の福山幹事長は、NHKの取材に対し「静岡選挙区については、もともと自民党の議席だったことに加え、就任直後の岸田総理大臣が直接応援に入ったことも考えれば、この勝利は、とてつもなく大きい。自民党に対する失望が広がっていることのあらわれで野党に大きな期待が寄せられた結果でもあり、衆議院選挙に弾みとなる。さらに気を引き締めて戦い抜いていきたい」と述べました。

自民党幹部「衆院選に弾みをつけられなかったのは残念」

自民党幹部は、NHKの取材に対し「地域の特殊な事情もあると思うが、油断してはいけないということだ。気を引き締めてやらないと衆議院選挙でも各地で同じようなことが起きかねない」と述べました。

また、別の幹部は、「接戦となっていただけに、勝ちきれず、衆議院選挙に弾みをつけられなかったのは残念だ。岸田総理大臣みずからが応援に入った最初の選挙で敗北したことは手痛い。ただ、地域的な要素もあるので、全国には波及しないのではないか」と述べました。

公明 西田選対委員長「衆院選に向け立て直していきたい」

公明党の西田選挙対策委員長は「選挙結果を真摯(しんし)に受け止めるとともに、静岡の結果については今後、敗因をよく分析し、衆議院選挙に向けて立て直していきたい」というコメントを発表しました。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/753.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年10月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。