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2021年10月25日23時45分 〜
記事 [番外地9] アメリカのインフレが一時的ではないことは明らかだ。
インフレ危機 _ デフレの時代は終わった、これからインフレはどんどん酷くなる
今投資家が直面している最大の問題はインフレだ。
アメリカのインフレが一時的ではないことは明らかだ。このまま居座り、間違いなく金融市場に対する脅威となり、そして恐らくは社会全体への脅威となるだろう。

事実、ガソリン価格が高騰しているのは日本人でも実感しているはずだ。
去年マイナスになった原油価格を高値まで押し上げたのは、現金給付と西洋のリベラル派が推し進めた脱炭素政策である。需要があるにもかかわらず、化石燃料の生産を無理矢理抑制した結果がこれである。

高騰するエネルギー価格が既に高くなっている物価を更に押し上げてゆく。

アメリカの 5.4%というCPI(消費者物価指数)の数字は本当に驚きだ。30年来の高い数字で、もちろんここから数ヶ月で更に上がってゆく。

原油価格の高騰はそこから数ヶ月の遅れを経て、原油を原料として作られる様々な製品のインフレへと転嫁されてゆくからである。

インフレを招く現金給付

そしてインフレの原因となっているのは脱炭素政策だけではない。マネーサプライ、つまり銀行口座に存在する貨幣の量が一番問題である。

経済の需要の側を考えよう。つまりM2(マネーサプライ)だ。アメリカの M2は新型コロナの流行が始まってから5.4兆ドルも増えた。この増加量は本来の増加量よりも3.5兆ドル多い。

3.5兆ドル、つまりGDPの16%分が預金として待機しており、株式や暗号通貨や不動産や消費に使われるのを待っている。

アメリカでマネーサプライが増加したのは明らかに現金給付が原因である。アメリカでは都度3回、合計で1人あたり30万円以上の現金が給付されており、これが銀行預金残高の爆発的増加と物価の上昇をもたらした。

そしてこれは対岸の火事ではない。日本にも遠からずインフレの時代が来るだろう。何故ならば、日本も再び現金給付を考え始めているからである。

日本でもインフレ近づく

アメリカで既に日用品の値段が上がって年間で10万円どころではない損失になっている消費者も多いだろうに、負け確定の戦略に後から率先して飛び込んでゆくあたりは流石、第2次世界大戦で負けた日本らしいというべきだろうか。脱炭素政策についても同じことで、先導していた菅氏と小泉氏はいなくなったが、それでも日本政府は西洋の間違いを今後も真似するのだろう。

現金給付政策の中身は、現実には政府がまったく恣意的に国民の一部から税金を略奪して国民の他の一部に補助金として与えるということでしかない。

結局GO TOトラベルも現金給付もそういうものでしかなかったにもかかわらず、前者を否定する人も後者には気を引かれるらしい。しかし国民がそういう道を選ぶならば、来年か再来年には日本にもアメリカのような物価高騰が待ち受けているだろう。

皮肉なのは、現金給付と脱炭素政策という物価高騰の二大原因が両方とも政治家によって引き起こされた、つまり政治家が何もしなければ問題は生じなかっただろうということである。経済学者ハイエク氏は本当に慧眼だったと言わざるを得ない。

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11992

政府が自分の頭で考えて行動しようとすれば、その被害は増大するように思われる。今投資家が直面している最大の問題はインフレだ。
アメリカのインフレが一時的ではないことは明らかだ。このまま居座り、間違いなく金融市場に対する脅威となり、そして恐らくは社会全体への脅威となるだろう。

事実、ガソリン価格が高騰しているのは日本人でも実感しているはずだ。
去年マイナスになった原油価格を高値まで押し上げたのは、現金給付と西洋のリベラル派が推し進めた脱炭素政策である。需要があるにもかかわらず、化石燃料の生産を無理矢理抑制した結果がこれである。

高騰するエネルギー価格が既に高くなっている物価を更に押し上げてゆく。

アメリカの 5.4%というCPI(消費者物価指数)の数字は本当に驚きだ。30年来の高い数字で、もちろんここから数ヶ月で更に上がってゆく。

原油価格の高騰はそこから数ヶ月の遅れを経て、原油を原料として作られる様々な製品のインフレへと転嫁されてゆくからである。

インフレを招く現金給付

そしてインフレの原因となっているのは脱炭素政策だけではない。マネーサプライ、つまり銀行口座に存在する貨幣の量が一番問題である。

経済の需要の側を考えよう。つまりM2(マネーサプライ)だ。アメリカの M2は新型コロナの流行が始まってから5.4兆ドルも増えた。この増加量は本来の増加量よりも3.5兆ドル多い。

3.5兆ドル、つまりGDPの16%分が預金として待機しており、株式や暗号通貨や不動産や消費に使われるのを待っている。

アメリカでマネーサプライが増加したのは明らかに現金給付が原因である。アメリカでは都度3回、合計で1人あたり30万円以上の現金が給付されており、これが銀行預金残高の爆発的増加と物価の上昇をもたらした。

そしてこれは対岸の火事ではない。日本にも遠からずインフレの時代が来るだろう。何故ならば、日本も再び現金給付を考え始めているからである。

日本でもインフレ近づく

アメリカで既に日用品の値段が上がって年間で10万円どころではない損失になっている消費者も多いだろうに、負け確定の戦略に後から率先して飛び込んでゆくあたりは流石、第2次世界大戦で負けた日本らしいというべきだろうか。脱炭素政策についても同じことで、先導していた菅氏と小泉氏はいなくなったが、それでも日本政府は西洋の間違いを今後も真似するのだろう。

現金給付政策の中身は、現実には政府がまったく恣意的に国民の一部から税金を略奪して国民の他の一部に補助金として与えるということでしかない。

結局GO TOトラベルも現金給付もそういうものでしかなかったにもかかわらず、前者を否定する人も後者には気を引かれるらしい。しかし国民がそういう道を選ぶならば、来年か再来年には日本にもアメリカのような物価高騰が待ち受けているだろう。

皮肉なのは、現金給付と脱炭素政策という物価高騰の二大原因が両方とも政治家によって引き起こされた、つまり政治家が何もしなければ問題は生じなかっただろうということである。経済学者ハイエク氏は本当に慧眼だったと言わざるを得ない。

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11992

政府が自分の頭で考えて行動しようとすれば、その被害は増大するように思われる。
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/910.html

コメント [政治・選挙・NHK283] 安倍晋三、甘利明、麻生太郎、山口那津男ら自民・公明幹部が立憲民主党と共産党へのデマ攻撃を連発! 予想以上の苦戦で焦りか(… 赤かぶ
81. 前河[6932] kU@JzQ 2021年10月25日 23:48:59 : C5HIwIj3HM : N3RlSzZFY09uYWM=[6]
アラジンさん、

ありがとうございます。コピペは利用させて頂きます。安倍や自民実積批判コピペはヤフコメでも好評です。私が貼るコピペもまた使って下さい。

望んでいる政治的な方向性が一致しているかは置いといて、自民 公明 維新 の全面否定は一致している。

自民 公明 維新 は有害で許せない政党=最低レベルの政党=日本にいらない政党 という見方だけは共通しているかと思います。

ちなみに、ケールはあまり相手にする価値がないかとは思います。ケールの創価批判はいいとしても単なるカルト同士の潰し合いでしょうね。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/742.html#c81

コメント [政治・選挙・NHK283] <選挙プランナー「山本の選挙は危ない」>「比例は山本太郎って書くよ」の恐怖(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
38. 2021年10月25日 23:52:53 : FxuKEv16u2 : bm9BTkVWcGVQbDI=[50]
>>24はネトウヨ、話がネトウヨの鉄板

>>26。チ36 全部同一人物のネトウヨ
  みてわかるとおり品性ゼロのコメント、例のDappiの立場、

  こんな汚いことをやるのが今の3Aに支配された自民党。
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/761.html#c38

コメント [政治・選挙・NHK283] <選挙プランナー「山本の選挙は危ない」>「比例は山本太郎って書くよ」の恐怖(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
39. 2021年10月25日 23:57:02 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[11645]
静岡参院補選勝利で政権交代の気運‼️山本太郎・総理大臣が誕生💫及川健二が解説
60 分前にライブ配信
日仏共同テレビ局France10
https://www.youtube.com/watch?v=5Oo6IhBpQXg
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/761.html#c39

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