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2022年2月08日08時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK285] 維新が国会で提案、アベノマスクの活用法は産着を作る事(笑)(まるこ姫の独り言)
維新が国会で提案、アベノマスクの活用法は産着を作る事(笑)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/02/post-74189a.html
2022.02.07 まるこ姫の独り言


うわ〜維新がすごい事を国会で提案している。





もう戦時中の千人針とか、火を消すのにバケツリレーのレベルを恥ずかしげもなく披露。

安倍は、維新は自民の補完勢力だという事を改めて確信したのではないか?

本来の目的はマスクとして作ったのに、使い物にならないと誰もが分かっているのか、ああでもない、こうでもないと、マスク以外の提案をしているが、そこまでして出来損ないの政策を支援しなければいけないのか。

本来の使用目的から完全に外れている。

維新ってアホですか?


廃棄すれば6000万、それでも相当な金がかかるが、そのどうにも使いようのない布マスクを配布すれば送料に10億円もかかるものを、産着にまでして国会議員が推奨する意味が分からない。

「もったいない」をはき違えていないか?

食料品を廃棄するならもったいないも分かるが、使い道のない布マスクをもったいないと色んな人がマスクと違う活用法を考えてあげる。

しかも「もったいない」を発揮すればその費用が10億円。

私は、税金がかからない方の廃棄にした方がすっきりすると思う。

確かに見た目は「もったいない」かも知れないが、6000億円と10億円、どちらが国の為・国民の為になるか考えてほしい

本当にもったいないと思っていてマスクの活用法を考えているなら、着払いでいいと思うが。

それか各自治体か駅辺りにおいて、欲しい人が好きなだけ持っていけばいいと思う。

費用が掛からなくする為に、そちらの工夫をするべきじゃないか。

なんで国はこういう所だけ配送料タダと言う太っ腹なのか分からないし、そこまでして安倍を喜ばせる意味が分からない。

そもそも、5枚もつぎはぎした産着って皮膚に触れるとゴツゴツして使い心地が非常に悪いと思うが。

戦時中ならいざ知らず、なぜそこまで工夫して産着に使わなければいけないのだろう。

今の時代、一般人がそこまで手間暇かけて産着を作ろうと言う気はそれほど起きないだろうし、業者がタダで資材を貰いそれで一儲けとか?(笑)

その位が関の山だ。

それにしても維新は雨ガッパ、イソジン、今度はアベノマスクで産着、失笑物のアイデアの宝庫だな(笑)


http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/444.html

記事 [政治・選挙・NHK285] 自宅療養43万人「みなし陽性」21都道府県に拡大…実態は究極の自助を強いる“みなし放置”(日刊ゲンダイ)




自宅療養43万人「みなし陽性」21都道府県に拡大…実態は究極の自助を強いる“みなし放置”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301011
2022/02/08 日刊ゲンダイ


棄民政権(岸田首相と後藤厚労相)/(C)日刊ゲンダイ

 岸田政権の新型コロナ対策が「お手上げ」状態だという象徴だ。濃厚接触者に症状が出た場合、医師が検査することなく陽性と診断する「みなし陽性」の導入が、21都道府県にまで拡大している(4日時点、読売新聞調査)。毎日10万人規模の新規感染者が出る中、医療資源を重症化リスクの高い人に振り向けるということだが、現実に「みなし陽性者(疑似症患者)」と診断されれば不安だし困惑する。結局その実態は、陽性者に究極の自助を強いる“みなし放置”である。

 ◇  ◇  ◇

「自宅にあった抗原検査キットで調べたら、子どもが陽性になった。対応してくれるクリニックがなく、ようやくオンライン診療が見つかったら、その場で子どもは陽性診断。私も喉が痛いなど症状を話したら、『それは感染していますね』と言われ、検査なしで陽性となりました」

 神奈川県在住の40代女性のケースだ。症状がある同居家族は「みなし陽性」、無症状者は濃厚接触者となったという。

「困ったのはその後です。保健所から連絡が来ると言われたけれど、なかなか来ない。仕事や学校をいつまで休まなければいけないのか、期間が分からない。神奈川では食料や水はもう届かないみたいで、買い出しなら出かけていいとか。外に出て大丈夫なんでしょうか」

 神奈川は「みなし陽性」の制度で“最前線”を走っている。検査どころか医療機関の受診なしで“自主的”に陽性判断する仕組みも導入。自宅療養者が最小限の買い出しをする場合は、外出自粛の例外として容認した。

保健所と連絡も取れず、健康観察は自分で


検査が受けられない(C)共同通信社

 驚異的な感染力のオミクロン株の主戦場は家庭内感染と自宅療養だ。厚労省の最新発表(2日午前0時時点)では、自宅療養者は過去最多の43万人超。療養先調整中で自宅待機中の18万人超を加えると60万人もが自宅に放置された状態だ。

 保健所と連絡も取れず、健康観察は自分でやる。自宅療養のサポート体制は乏しい。オミクロン株が重症化しにくいとはいえ、急に体調が悪化したら不安で仕方ない。

コロナ戦記 医療現場と政治の700日」の著者でノンフィクション作家の山岡淳一郎氏が言う。

「検査キット不足で『みなし陽性』にせざるを得なくなったのです。仕方なく対応策のハードルを下げただけの現状追認。新しい制度でも何でもない。『みなし公務員』じゃあるまいし、生物学的現象を『みなし』とするゴマカシには、日本のコロナ対策はここまできたか、という思いです。自宅療養の体制も、昨年10〜12月の感染者が落ち着いている時期に、保健所ではなく診療所が窓口になるよう整備しておくべきでした」

 棄民政策の岸田政権では、自宅療養者が膨張するばかりだ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/445.html
記事 [政治・選挙・NHK285] 今の厚労省は戦前の大本営か:彼らは新型コロナワクチンのネガティブ情報をすべて“誤情報”として発表するとは、もう絶句!(新ベンチャー革命)
今の厚労省は戦前の大本営か:彼らは新型コロナワクチンのネガティブ情報をすべて“誤情報”として発表するとは、もう絶句!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/13335913.html
新ベンチャー革命2022年2月6日 No.2835


1.新型コロナウイルス感染症の米国製ワクチンが効かないことはもう、明白となった

 新型コロナウイルス感染症用の米国製ワクチン(mRNAワクチン)の接種(二回接種)が、日本国民の約8割に行き届いているにもかかわらず、今度はオミクロン株という変異株とやらが出てきて、今の日本では、その感染爆発が起きています。

 この現実に直面して、政府指定の米国製ワクチン接種済みの国民は、がっかりすると同時に、なんだ、このワクチンは効かないではないかと感じているのではないでしょうか。

 この現状にて、日本国民のほとんどは、連日、新型コロナ感染状況から目が離せなくなっています。その点は筆者もまったく同じです。

 今の、このオミクロン株の感染爆発が今後、どうなるのか、みんな心配です。

 そこで、本ブログでは、新型コロナワクチン接種の最先行国・イスラエルの状況について取り上げています(注1)。

 イスラエル国民は、日本より先に、この効かない米国製ワクチンを何度も打たされています、ブースター何とかと言われて・・・。

にもかかわらず、イスラエルでは、新型コロナの死者は、急増どころか、もう爆増しています(注2)。

2.新型コロナ対策を統括する厚労省は、ワクチンに関するネガティブな情報をすべて“誤情報”(フェイク)として切って捨てている

 さて、今の日本で、新型コロナ対策を統括しているのは、言うまでもなく、厚労省です。

 その厚労省は、ご丁寧にも、新型コロナワクチンに関するネガティブな情報、すなわち、国民が米国製ワクチンの追加接種をためらうような情報はすべて、“誤情報”(フェイク)として、切って捨てています(注3)。

 この事実から、厚労省は、内心、非常にあせっているような印象を受けました。なぜなら、彼らの言う誤情報リストには、到底、誤情報とは言えない深刻な重大情報も含まれているように見えるからです。

3.新型コロナに関する厚労省の誤情報リストは、戦前の軍国日本の大本営発表を彷彿とさせる

 上記、厚労省による新型コロナ関連の誤情報リスト10項目(注3)は、ネットで言われている情報ばかりですが、厚労省は、これらすべてを“誤情報”として切って捨てています。

 筆者個人は、これらをすべて誤情報とする厚労省は、戦前の軍国日本の大本営と同じではないかと思います。

 戦前の日本国民は、現在のように、インターネットはなく、大本営発表をすっかり信じたわけですが、それらの多くが虚偽だったことは戦後にわかったのです。

 しかしながら、現在の日本国民はネットから多種多様な情報を入手できます。その中にはフェイク情報も混じっているでしょうが、間違っていない重大情報もあります。

 それにしても、上記、誤情報リストを作成した厚労省官僚は、戦前の官僚と同じく、一般国民を無知なやつらと、上から目線で観ているように思えます。

 いずれにしても、厚労省はよくもまあ、厚かましく、こんな誤情報リストを発表するなと思います。


注1:本ブログNo.2834『新型コロナワクチン接種の最先行国・イスラエルの国民は、新技術のmRNAワクチンの実験に利用されているのではないか:次は日本国民の番か!』2022年2月5日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/13321430.html

注2:地球の記録“終わりは来ない:イスラエルの1日の新たなコロナ死者数がパンデミック開始以来最大を記録”2022年2月3日
https://earthreview.net/israeli-death-chain/

注3:厚労省“新型コロナワクチン(mRNAワクチン)注意が必要な誤情報”2021年10月8日
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000829138.pdf

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/446.html

記事 [政治・選挙・NHK285] 岸田首相「ワクチン1日100万回」は口だけ…ポンコツぶりは菅前首相に遠く及ばず(日刊ゲンダイ)





岸田首相「ワクチン1日100万回」は口だけ…ポンコツぶりは菅前首相に遠く及ばず
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301059
2022/02/08 日刊ゲンダイ


「目標になっていない」と追及されてイライラ(C)日刊ゲンダイ

「1日100万回」──。3回目のワクチン接種が遅々として進まない中、岸田首相が突如ブチ上げた「目標」が波紋を広げている。菅前首相が昨年、掲げた目標と全く一緒なだけに、永田町では「パクリか」なんて声も上がる。しかし、岸田首相の目標は“ポンコツ”と揶揄された前首相と比べても甘々だ。菅氏以下のポンコツ岸田首相に、3回目ワクチンの早期接種はとても無理そうだ。

 ◇  ◇  ◇

「できる限り2月の早い時期に」

 7日の衆院予算委員会で野党議員に「1日100万回接種に達するのはいつか」と問われた岸田首相は、壊れたラジオのように同じ言葉を繰り返した。

「100万回」の達成可能な時期が曖昧なうえ、いつまでに重症化リスクの高い高齢者接種を完了させるのか、その「期限」もハッキリしない。政府は今月末までに医療従事者や高齢者など対象者約3746万人の接種を目指すが、7日時点での実績はわずか約746万人。差し引くと3000万人も残っている。

 仮に、8日から「1日100万回」を達成できたとしても、今月中に2100万回分しか接種は進まず、3746万人には遠く及ばないのだ。

 野党に「2月中に終えられるのか」と追及されても、岸田首相は「可能な限り数を積み上げる」と曖昧な答弁に終始。2月中の目標達成が絶望的だから、ハッキリと「期限」を答えられない。突然「100万回」の目標を掲げたのも、目先を変えようとしているだけではないか。

前任者のポンコツ以下のポンコツ

 情けない話だ。ポンコツの菅前首相でさえ、昨年5月に「1日100万回」の目標を打ち出した際、同時に高齢者約3200万人への2回接種を「7月末に完了させる」と約束していた。

 地方交付金の削減をチラつかせて自治体に接種を急がせたり、供給不足で現場を大混乱に陥れるなど、やり方は決して褒められたものではないが、当時の接種回数は1日最大170万回まで上昇。昨年7月末には高齢者の約8割が2回接種を終えた。岸田首相はポンコツの足元にすら、まるで及んでいないのだ。

河野前担当相は岸田政権でワクチン行政が後退と指摘


ワクチン行政についてツイッターで言及(C)日刊ゲンダイ

 さらに岸田首相のポンコツぶりを浮き彫りにしたのが、河野前ワクチン担当相のツイートだ。「無能」とヤリ玉に挙がる現職の堀内詔子担当相について〈いろいろ言う人がいるが……〉とフォローしつつ、岸田政権のワクチン行政にこう言及した。

〈私の時と比べてワクチンチームの人数が激減〉〈都道府県とのリエゾン(橋渡し)チームが解散させられた〉

 さらに、〈それじゃ私だって仕事できないよ〉ともつぶやいた。要は、岸田政権になってからワクチン行政が後退したという指摘だ。

 特に問題なのは、政府と都道府県の橋渡し役になるリエゾンチームの解散だ。7日の予算委で、昨年2月に厚労省内で発足したチームは最大52人に拡大したものの、感染状況が落ち着いた12月に解散したことが判明した。

 岸田首相は常に「最悪を想定」と言う割には、危機感が薄過ぎる。この油断首相には、さすがに自民党内からも批判が上がっている。

「1月初旬に感染拡大兆候が見えた時点で、チームを再編成しなかったのは、やはり危機感が薄いからだろう。菅政権時は“ワクチン一本足打法”と批判されたが、厚労、総務など関係省庁が横断的に全国の接種状況をチェックし、毎日官邸に報告していた。そこまでやって『1日100万回』を達成できた。今さら『1日100万回』なんて遅すぎる。周囲に『目標を示せ』と言われて、慌てて出しただけだろう」(中堅議員)

 岸田首相も前任者のポンコツと比較されるのが嫌なら、国民が納得する実績を出してみろ。まずは接種目標「1日200万回」だ。



「一日100万回」岸田総理 接種“数値目標”初めて示す 今月後半に達成見通し(2022年2月8日)

2022/02/08 ANN

 なかなか進まない新型コロナワクチンの3回目の接種。7日に発表された接種率は、わずかに5.9%でした。

 岸田文雄総理大臣は予算委員会を前に、関係する閣僚を集め、接種の推進に全力で取り組むよう指示しました。

 さらに、委員会の質疑では、これまで言及しなかった接種の数値目標を初めて示しました。

 岸田文雄総理大臣:「2月からは、一般高齢者の前倒し接種が本格化しており、国、自治体、企業あげて、2月のできるだけ早期に、一日100万回までペースアップすることを目指して、取り組みを強化していきたいと思う」

 ただ、現在の接種数は、一日50万回程度。総理の目標を達成するには、倍増が必要です。

 政府関係者:「接種の協力を呼び掛けていくには、分かりやすい目標を掲げて発信したほうがいい。今月中に職域開始することや、大規模接種会場を拡大したことで、(100万回接種の)めどが立った」

 7日は、大阪でも自衛隊による大規模接種が始まりました。

 総理は、今月の後半には、一日100万回の接種を達成できるとの見通しを示しています。

(「グッド!モーニング」2022年2月8日放送分より)

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/447.html
記事 [政治・選挙・NHK285] <もう感染者数も分からない>岸田政権のコロナ対応は「完全お手上げ」(日刊ゲンダイ)

※2022年2月8日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2022年2月8日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

「2月のできるだけ早期に、1日100万回までペースアップすることを目指して取り組みを強化する」

 新型コロナウイルス対策などに関する集中審議が開かれた7日の衆院予算委員会。これまでワクチン接種について数値目標を口にしたがらなかった岸田首相が、ついに追い詰められ、2月後半の「100万回接種」実現を表明した。3回目接種率5.9%(7日時点)はOECD38カ国中、依然最下位だ。

 しかし、今さら感は否めない。「100万回」は菅前首相が掲げた1、2回目接種時の目標設定と同じ。当時は最大で1日170万回が実現している。もっとスピードアップできないものなのか。

 当初のワクチン供給量不足や「2回目接種から8カ月後」に固執した政府の後手対応が、いまだ足を引っ張る。

 自衛隊が再開させた大規模接種センターの能力は、東京会場が現在1日2160回。前週の3倍となり、今月10日以降は5040回まで増えるが、昨年の1日1万回接種にはほど遠い。大阪会場も同様で、現在の1日960回を、14日をめどに2500回まで増強するが、やはり昨年の半分だ。つくづく、準備の遅れが悔やまれる。

 オミクロン株の蔓延で、感染者が1日10万人規模で増えているのは、3回目のブースター接種が遅れていることと無関係ではないだろう。

 全国の自宅療養者は43万人(2日時点)を超えた。症状が出た濃厚接触者を医師が検査することなく陽性と診断する「みなし陽性」を導入した自治体は少なくとも21都道府県に上る。医療資源を重症化リスクの高い人に振り向けるという説明は、体のいい言い訳でしかない。岸田政権がやっていることは、感染者抑制でもなんでもなく、保健所や医療機関をパンクさせないための“業務放棄”と“患者選別”なのである。

「検査と隔離」の大原則はどこへ

 中でも、1万2700人分の感染者の計上漏れがあった大阪市は酷かった。政府の情報共有システム「ハーシス」への入力作業が遅れたことが原因。

 維新の代表でもある松井一郎市長は「マンパワー不足」と説明し、「100%対応せえと言われても、人材も含め持ってる資源の中では非常に厳しい」と開き直る始末だった。

 大阪市では「ファーストタッチ」と呼ばれる保健所から患者への最初の連絡も1週間遅れている。感染者は完全に“放置”なのだ。

 神奈川県の「みなし陽性」の対応にもア然だ。重症化リスクの低い人で、抗原検査キットや無料のPCR検査で陽性となった場合は、医師の診断ナシで勝手に自宅療養する「自主療養」を導入した。健康観察は自分で行い、体調が悪化したら医療機関を受診となっているが、この医療逼迫で緊急時に受け入れてもらえるのか?

 さらに神奈川では、低リスクの自宅療養者への食料と日用品の配送も中止。だからと言って、「感染者が物資の買い出しのために最小限の外出をするのはやむを得ない」と認めたのには驚愕だ。「検査と隔離」という感染症対策の大原則はどこへやら、である。

 こんなデタラメばかりでは、毎日の感染者数発表に何の意味があるのか。実際の感染者は数倍、数十倍いるのではないのか。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「医療は科学ですよ。『みなし陽性』は統計上、どうカウントするのでしょう? インフルエンザと風邪の区別がつかなかった20年ほど前は、医者は勘と経験で判断していた。その時代に戻ってしまいました。なぜそんなことになるのかと言えば、検査キットが足りないから。バカみたいな話です。政府がまともに機能していない。昨年9〜12月の余裕のあった時期に油断して何の対策もしてこなかったツケです」

菅前首相を「反面教師」にしたことが裏目

 週末の世論調査で、岸田内閣の支持率は大幅ダウンだった。読売新聞は58%で先月から8ポイント下落、JNNは60.2%で同6.5ポイント下落した。ズルズル低下するコロナ対策への評価が響いているのは間違いない。ワクチン接種のスピードが「遅い」は59%で半数を超えた。

 岸田政権のワクチン接種遅れの原因について、元経産官僚の古賀茂明氏が、自身が主宰するインターネットサロン「古賀茂明の時事・政策リテラシー向上ゼミ」で、<菅さんを反面教師とした岸田首相の誤算>と題した興味深い分析をしている。

 それによると、岸田の敗因は3つある。

 第1に衆院の解散総選挙を急いだこと。菅は政権発足当初、支持率が非常に高く、早期解散論が巻き起こったものの、「コロナ対策最優先」として解散しなかった。しかしその後、支持率が下落、自民党内から「不人気首相では衆院選を戦えない」と政権から引きずり降ろされた。

 これを反面教師にした岸田は、総理就任直後に解散、最短で選挙をし、自民党は予想外の大勝。政権基盤は強化された。しかし当時は、解散よりもワクチン確保や接種体制整備を最優先すべき時期だった。選挙を遅らせてでも、官僚に具体的指示を出しておけば、接種が前倒しできていた可能性がある。

 第2の問題は、菅の強権的官僚支配のスタイルを改め、官僚に寄り添う姿勢を見せたこと。岸田は官僚たちの評判はいいが、逆に言うと、全く恐れられていない。接種時期を8カ月後から6カ月後に前倒しするのにドタバタが繰り広げられたのも、官僚が岸田を甘く見たからだ。

 第3の失敗は閣僚人事。菅は「仕事師内閣」を自称し、重要なポストに実力のある議員を就けた。特に、河野太郎ワクチン担当相はEUとの交渉でワクチン確保に成果を上げ、1日100万回接種を実現し、第5波収束の原動力となった。

 一方の岸田政権の堀内詔子ワクチン担当相は実力ゼロ。岸田は、菅が自分より目立つ河野を活躍させ、総裁候補に押し上げてしまったことを反面教師として、自分の地位を脅かすような実力者をワクチン担当にしなかった。その結果、ワクチン接種の加速化の見通しが立たない状況になっている。

 つまり、岸田が菅を反面教師としてやってきたことが、ことごとく裏目に出ているということだ。

危機意識の欠如と感覚のズレ

 改めて古賀茂明氏が言う。

「結局、岸田首相は危機意識が非常に低いのだと思います。ワクチン接種がコロナ対策のカギだというのは、本人も分かっていたはずです。ところが、岸田首相は官僚の話を聞くだけ。これだけワクチン接種が遅れていたら、官僚が1人や2人飛ばされてもおかしくないのに、そうした雰囲気はまったくありません。この危機的状況下で、安倍元首相のご機嫌を取って、自民党は全国で憲法集会をやろうというのですから、感覚がズレています」

 ワクチン接種遅れに慌てるそぶりを見せながらも、「そのうちピークアウトするだろう」が岸田のホンネではないか。だが、そう簡単ではない。感染が若者から高齢者や子どもに移り、感染者数は高止まりしている。ピークはいつになるか分からない。

「死者数が増えているのが気になります。現在1日100人程度ですが、まだピークが見えない。感染者数の増加から2週間程度遅れて重症者や死者が増えるとされるため、まだ増える可能性が高く、医療崩壊がますます可視化されます。加えて、懸念されるのは経済です。岸田首相はコロナ禍からの回復を甘く見ていますが、実質賃金はマイナスが続き、資源高と円安によるインフレで庶民の生活は悪化必至です。春闘も岸田首相の要請だけで3%の賃上げなんてありえません。景気が悪化し支持率急落もありえます」(古賀茂明氏=前出)

 もはやコロナ対策に「完全お手上げ」の岸田政権。国民の多くが、その無能に気づいてきた。安倍・菅に続く“コロナ退陣”があるかもしれない。

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/448.html

   

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