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2022年7月28日05時02分 〜
記事 [政治・選挙・NHK287] 安倍元総理銃撃事件を現場検証してみた (FAMILY GROWTH 家族の成長) 
安倍元総理銃撃事件に関して、医師の方がコンピュータ・グラフィクスを駆使して
綿密に検証をされているので、ぜひご覧ください。

一般に散弾銃による銃創はひどく、山上銃は空砲だったのではないか、
安倍元首相の遺体から銃弾が見つからない件に関しては、体温で溶ける
ガリウム弾が使われたのではないかと推察しています。

「@安倍元総理銃撃事件を現場検証してみた」 
(FAMILY GROWTH家族の成長 YouTube動画 22分53秒 2022/7/20)
https://www.youtube.com/watch?v=XmFQySgBSvA

「A安倍元総理銃撃事件を仮想空間の中で検証してみた」
(同上 16分6秒 2022/7/20)
https://www.youtube.com/watch?v=oXq37vBorts

「B黒幕は誰?安倍元総理銃撃事件の考察 事件発生からの経緯と、今後どうなるか?」
(同上 57分23秒 2022/7/23)
https://www.youtube.com/watch?v=xKUgOxmOjWo

「Cスナイパーはどこから撃ったのか?  安倍元総理銃撃事件を俯瞰、木を見て森を知る。」
(同上 54分5秒 2022/7/25)
https://www.youtube.com/watch?v=ApI6u63ho-U

「D消えた弾丸は奈良医大にある。血液の保全を! 弾丸と銃創 溶けるガリウム弾丸について」 
(同上 51分13秒 2022/7/26)
https://www.youtube.com/watch?v=CPt0qAeXM4I


(関連情報)

「【7/17もう一人の狙撃犯説を徹底検証 】
山上容疑者の単独犯行説の矛盾・違和感を解消できうる仮説となるか細かく検証したみた」
(金子吉友の「あつまれニュースの森」 2022/7/16)
https://www.youtube.com/watch?v=IKxsCC2V2Zc

「ニュースの尻尾「消えた銃弾 安倍元総理暗殺」 (青山繁晴チャンネル)」
(拙稿 2022/7/24)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/387.html

「安倍元首相暗殺も疑惑のデパートである」 (拙稿 2022/7/21)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/354.html

「安倍元首相暗殺 山上容疑者の弾丸は90メートルも飛ばない 
警察はとんでもなデッチ上げを行なっている」 (拙稿 2022/7/17)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/310.html

「安倍元首相射殺 別の狙撃手がいたのはほぼ確実だろう」 (拙稿 2022/7/10)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/225.html
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/429.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 茂木「自民党は統一教会とは一切関係ない」証拠画像や映像を見てみろ!(まるこ姫の独り言)
茂木「自民党は統一教会とは一切関係ない」証拠画像や映像を見てみろ!
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/07/post-de0ff8.html
2022.07.27 まるこ姫の独り言

自民党の茂木幹事長の、類を見ない図々しさには呆れかえる。

あれだけ証拠映像や画像が山のように出ているのに、統一教会と自民党とは一切関係ない。と

はっきりと証拠が出ているのに居直る人間も珍しい。

旧統一教会 茂木幹事長「自民党としては一切関係ない」
 7/26(火) 12:23配信 毎日新聞

>自民党の茂木敏充幹事長は26日の記者会見で、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で容疑者の動機との関連が指摘される世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について、「自民党として組織的関係がないことをしっかりと確認している。党としては一切関係ない」と述べた。

岸防衛大臣は、こちらも居直っているかのように統一教会から選挙の手伝いを受けた、それがどうしたと言う立場だ。

そして二之湯国家公安委員長が統一教会関連団体との関係認めてもいる。


細田衆議院議長は、統一教会の会合に出席して統一教会を褒め称えている映像もある。

末松文科相も、統一教会のパーティ券購入を認めている。

2015年、当時の文科相だった下村は、統一教会の名称変更を認めたとも言われている。

下村の場合、加計学園から裏献金を貰っていたと言われていて、それの説明は都議選が済んだ後にと言っていたのに未だに行われていない。

極めつけは安倍、この人もビデオレターを統一教会に送っているし、その中で韓鶴子総裁を褒め称えている。

そもそも統一教会とは祖父の時代からの付き合いがあり、その流れで安倍自身が広告塔になっていたと言うのは大方の見方だ。

自民党の場合、金の亡者たちの集まりにしか見えない。

下っ端でボット出ならいざ知らず、政府の要職を務める自民党議員が、統一教会マンセーそろい踏みなのに、なんで自民党と関係ない?

多分茂木の頭の中は、「浮気現場を妻に見られてもしらを切り通せば無かった事になる」との昭和の発想で、絶対に白を切り通せば何とかなると思っているのではないか。

浮気現場を見られて否定するのは個人で済むが、国家の要職を務める人間がこれほど統一教会と深い関係があることが分かっていながら「自民党と関係ない」はどこから見ても通用しない。

茂木は安倍の嘘つきウイルスに感染しているんじゃないの?

それにしてもまったく見苦しい。

あれだけ党として政権として重鎮が統一教会と関連していることが分かっているのに、白を切れる神経が分からない。

どうも臭いものに蓋をして、何事も無かったかのように行こうとしているのだろうが、臭いものに蓋をしてきた結果が、カルト教団が国家転覆をはかったかのような事態になっている重大事だとの認識がなさすぎるのではないか。

今の、この自民党とカルト教団の深い関わり方は「今さえ、自分さえ、自民党さえ良ければそれで良い」と言うレベルの物じゃない。

キチンとその「小さな目」を見開いて、耳でしっかり聞いて見っともない現実を把握しろだ。

政教分離はどこへ行ったのか。。。。。


関連記事
岸防衛相が驚愕の“居直り” 旧統一教会から「選挙の手伝い受けた」明言の真意と波紋(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/423.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/430.html

記事 [政治・選挙・NHK287] D消えた弾丸は奈良医大にある。血液の保全を! 弾丸と銃創 溶けるガリウム弾丸について(FAMILY GROWTH家族の成長)
D消えた弾丸は奈良医大にある。血液の保全を! 弾丸と銃創 溶けるガリウム弾丸について

2022.7.27 FAMILY GROWTH家族の成長

@安倍元総理銃撃事件

@現場検証してみた。
https://youtu.be/XmFQySgBSvA

A弾道検証してみた。
https://youtu.be/oXq37vBorts

B黒幕は誰か?考えてみた。
https://youtu.be/xKUgOxmOjWo

Cスナイパーはどこから撃ったのか?
 俯瞰してみた。
https://youtu.be/ApI6u63ho-U

D消えた弾丸は奈良医大にある。血液の保全を! 弾丸と銃創 溶けるガリウム弾丸について
https://youtu.be/CPt0qAeXM4I
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「溶ける弾丸」を解明しないと、消えた弾丸が説明つかない。盲管銃創の答えがあるはずだ。

@液体窒素で凍らせた水銀弾丸
https://youtu.be/vZ_7bqP2dso

A弾頭に仕込んだ水銀弾丸
https://youtu.be/sQdwXc4CixY

Bナトリウム金属弾丸 カリウム金属弾丸
https://youtu.be/dhbWfhBDNzk
https://youtu.be/T85d7ST2yxU

B岩塩弾丸 ロックソルト弾丸
https://youtu.be/jjvhNE_2pi0

C氷弾丸 
https://youtu.be/o2lJRQCRfik
https://youtu.be/uHrvKdD5Jt0

Dガリウム弾丸
https://youtu.be/n1ct0GolAFI
https://youtu.be/EnKNi7mt-1c
https://youtu.be/sQdwXc4CixY

E丸いパチンコ玉が人体に至近距離で当たったら
https://www.youtube.com/watch?v=NWwBZWiVJF0&list=RDCMUCNEZ7cqaZzYLeyWfTkelkEA&index=1&t=0s

Fショットガンに至近距離で撃たれたら
https://www.youtube.com/watch?v=CxECBq-f68s&t=0s

G硬い液体、ガリウムという金属
https://www.youtube.com/watch?v=0FrQZaqK7-o&t=62s

Hガリウム弾丸を撃ってみたら
https://www.youtube.com/watch?v=EnKNi7mt-1c&t=0s

Iホローポイント弾が血管を全て壊した。
https://www.youtube.com/watch?v=tTHo0K2Sc0g&t=0s


※動画のコメント、抜粋
https://www.youtube.com/watch?v=CPt0qAeXM4I


mi-chian
1 日前
先生のスナイパー徹底検証からずうっと見てますが、かなり時間をかけて、分かりやすい説明の動画を作って下さる事に心打たれてます。ありがとうございます。謎の解明は早く血液の分析をするべきですね。前日に場所の変更や、503号室の空き部屋、赤いお立ち台、安倍さんを取り囲む周りの人たちの動き、全部がシナリオ通りの動きだと思います。闇は深いですね。


PAC
23 時間前
これは先生が完全解明した可能性高いですね。凄い分析でした。


Prometheus
1 日前
流石、先生。一応、全部登録して、後で見るにのせました(笑)。
じっくり後で見ます。
自分この処、優先事例が多すぎて物凄い溜っているけど、他を後回しにして見て見ます。


M I
22 時間前
いつもありがとうございます。
一つ疑問に思うのが、もし一発目の時に、あべさんが台を降りたり座るなどしてしまったら単純に失敗に終わると思います。つまり、3秒後どうなってるかわからないのに2人で合わせるなどは、スナイパーも失敗に終わってしまう可能性が高くなると思うのですが、どうでしょうか?


t yosshi
1 日前
待ってました。配信有難うございます!よくぞここまで調べて頂きました。
米国のガンマニアさんの返事が待ちどうしいです。
奈良医大、まさか廃棄してないですよね。


Eddy I
1 日前
この映像をみた暗察側は、権力をつかって、血液を廃棄するでしょう。すり替え、紛失、捏造はもはやお家芸ですから。

海外協力者からの映像も楽しみにしています。
ありがとうございました


mato kun
13 時間前
良く分かり易い動画ですね。弾が見つからないのは、考察どおりか、又はヘリで搬送中、抜き取ったか?だと思いますね。チャンネル登録しました。また世界情勢などの話も興味深く見れました。ありがとうございました。👍


関連記事
安倍元首相銃撃、消えた弾丸 致命傷を与えた銃弾がいまだ見つからないとの情報 自民・青山議員が告発「貫通なし、司法解剖でも未確認」(夕刊フジ)
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Cスナイパーはどこから撃ったのか?  安倍元総理銃撃事件を俯瞰、木を見て森を知る。
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/421.html#c34

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/431.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 菅前首相「副総理」入閣はあるのか? 岸田首相が内閣改造人事で“挙党一致”演出の狙い(日刊ゲンダイ)


菅前首相「副総理」入閣はあるのか? 岸田首相が内閣改造人事で“挙党一致”演出の狙い
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308818
2022/07/27 日刊ゲンダイ


菅前首相の「復権」となるか?(C)日刊ゲンダイ

 菅前首相の“復権”が自民党内で注目を集めている。9月に予定されている内閣改造・党役員人事で、岸田首相が菅前首相を副総理として処遇するという臆測が流れているのだ。

 安倍元首相の突然の逝去で党内バランスが大きく変わり、安倍派の後継者も当面は決まりそうにない。浮足立つ党内をまとめて挙党一致を演出するため、菅前首相を要職で起用するというのだ。

「何も決められない岸田総理に対し、ワクチン事業などを推し進めた菅前総理の実績が今になって国民に評価されている。参院選の応援演説でも大人気でした。安倍元首相が亡くなる直前に病院に駆けつけたこともあり、『安倍元首相の後継者は菅さんだ』という期待感が党内の一部で高まっているのは事実です。“反岸田”勢力が菅さんをみこしに結集することを警戒した岸田総理が、要職起用で取り込もうとしているのでしょう」(自民党中堅議員)

非主流派の勉強会凍結のタイミングで…

 菅前首相は、岸田首相とは距離を置く非主流派の二階派や森山派とともに勉強会を発足させる準備を進めてきた。党内では、事実上の「派閥化」に向けた動きと受け止められている。菅前首相を慕う無派閥議員と二階派、森山派が集まれば80〜90人のグループになる。ポスト岸田をうかがう河野太郎氏や、知名度の高い小泉進次郎氏、石破茂氏らも参加予定とされる。

 安倍元首相も生前、菅前首相に対して「派閥をつくるべきだ」と熱心に勧めていたという。安倍派と菅派が組めば党内の多数派を掌握できるという狙いがあったのだろう。実際、安倍派にも菅シンパが少なくない。 

 勉強会の発足は参院選後とみられていたが、安倍元首相の死去を受けて凍結。そのタイミングで副総理待遇の話が浮上したのだ。

「官邸側がメディアにリークして観測気球を上げているのでしょう。しかし、実際には簡単な話ではありません。菅前首相は、安倍元首相が亡くなって存在感を増す麻生副総裁とソリが合わない。同じ首相経験者の麻生副総裁は続投の方針ですから、菅副総理となると、どちらが格上かという問題も出てくる。それに、菅氏にとっても自身が入閣するメリットはあまりない。岸田政権が失速した時に非主流派結集に動くには、現政権と距離を取っていた方が得策でしょう」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 菅前首相は25日、二階元幹事長、森山総務会長代行らと会食。今後の党内情勢や内閣改造人事などについて話し合ったとみられる。入閣を打診された菅前首相が断るようなことがあれば、政局に備えて爪を研ぐという意思表明と考えていいだろう。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/432.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 泉健太立民への支持暴落が鮮明(植草一秀の『知られざる真実』)
泉健太立民への支持暴落が鮮明
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-6f028c.html
2022年7月27日 植草一秀の『知られざる真実』

参院選結果について自民党の茂木敏充幹事長が7月25日、都内での講演で、

「野党の乱立、分裂が参院選自民党勝利の要因」

と述べた。

参院選勝敗のカギを握るのは32ある1人区。

前回2019年選挙では自民が22勝10敗だったが、今回は28勝4敗になった。

野党共闘が実施されていれば自公が苦戦した可能性があると指摘した。

その自民党は昨年10月の衆院総選挙で何を訴えたか。

「共産党と共闘するのか」をキャッチフレーズに掲げた。

このキャッチフレーズに踊らされたのが立憲民主党。

立憲民主党の枝野幸男代表は選挙公示後に次のように述べた。

「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。

あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦う」

枝野氏は共産党、れいわ、社民党との野党共闘を否定し、共闘する対象は国民民主党と連合であると明言した。

2017年の衆院選で主権者が立憲民主党を躍進させたのは、立憲民主党が「ゆ党」と訣別して野党共闘を牽引すると期待したから。

かつての民主党、民進党には致命的欠陥があった。

民主党、民進党のなかに「隠れ与党」=「守旧」勢力が潜伏していること。

対米隷属=隠れ与党=守旧勢力が民主党、民進党内に潜伏していた。

この守旧勢力が鳩山由紀夫内閣を破壊した。

拙著『日本の独立』(飛鳥新社)
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で民主党の分離・分割の必要性を説いた。

その分離・分割が実現したと期待されたのが、2017年秋の希望の党と立憲民主党への分離・分割だった。

立憲民主党が躍進したのは旧民進党の改革勢力=革新勢力が立憲民主党として分離・独立したと考えたからだ。

改革勢力が分離・独立し、共産党などと野党共闘を構築する。

これが日本政治刷新の最重要ステップである。

ところが、この図式が崩壊した。

自民党は野党共闘破壊に全力を挙げた。

そのためのフレーズが「共産党と共闘するんですか」である。

このフレーズを叫んだもう一つの勢力が存在する。

「連合」だ。

「連合」を支配しているのは「六産別」。

大企業御用組合連合だ。

背後に控えるのが言わずと知れたCIA。

CIAの最重要戦略が「野党分断」なのである。

立憲民主党がこの罠に嵌まった。

野党共闘を否定して自壊した。

その自壊路線を突き進んでいるのが現在の泉健太立憲民主党。

このまま進めば立憲民主党は国民民主党と一体の小政党に帰着するだろう。

昨年10月31日の衆院選比例代表選挙と今回7月10日参院選比例代表選挙の絶対得票率(全有権者数に対する得票数の比率)は以下の通り。

     昨年衆院選 今回参院選

自民   19.4  17.4
公明    6.9   5.9
維新    7.8   7.5
国民    2.5   3.0

立憲   11.2   6.4
共産    4.1   3.4
れいわ   2.2   2.2
社民    1.0   1.2

投票率  55.9  52.1

(単位はいずれも%)

最大の特徴は立憲民主党の得票率激減。

立憲民主党が自浄作用を発揮できぬなら、立憲民主党を除外して新・野党共闘=真・野党共闘を構築するしかない。

真・野党共闘が大きく花開くことになるだろう。

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http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/433.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 岸信夫防衛大臣が会見で明かした 旧統一教会ベッタリよりも“危ういコト”(日刊ゲンダイ)
岸信夫防衛大臣が会見で明かした 旧統一教会ベッタリよりも“危ういコト”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308917
2022/07/27 日刊ゲンダイ


会見で旧統一教会との関係を認めた岸信夫防衛相(C)日刊ゲンダイ

 26日の会見で、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係を認めた岸信夫防衛相。「付き合いもあり、選挙の際もお手伝いをいただいている。電話作戦など、ボランティアでお手伝いをいただいたケースはあると思う」などと説明。悪びれる様子もなく淡々と話す様子には驚いたが、それ以上に仰天したのが、今後の教団との関わりについて「軽々に答えることはできない」などと答えていたことだ。

 実兄である安倍晋三元首相が凶弾に倒れた背景には、銃撃犯の山上徹也容疑者=殺人容疑で送検=が統一教会に深い恨みを抱き、その教会の広告塔を安倍氏が務めていたことがあったーーとされているのだから、少なくとも統一教会との関係の見直しに踏み込むのは当然ではないか。

 しかも岸氏は今、防衛相という日本の国防を担う大臣だ。「電話作戦やボランティアで手伝ってもらっていた」という統一教会関係者から、米国や韓国などの他国に情報が漏れている可能性だって否定できない。「昔からの付き合いがあるから……」で済む話ではないだろう。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏がこう言う。

「国会議員や大臣に清廉さが求められるのは言うまでもありませんが、とりわけ、国防や警察などを担う大臣は厳格であるべきでしょう。他国に国防などの機密情報がダダ漏れするかもしれないからです。岸防衛相の発言を聞くと、今回の事件の重大性について認識が甘い気がします。ロシアのウクライナ侵攻やアジア情勢が緊迫しつつある中、こういう“軽い”防衛相で大丈夫なのかと心配になります」

 岸防衛相に対して右派や保守系団体から抗議の声が上がらないのが不思議だ。


関連記事
岸防衛相が驚愕の“居直り” 旧統一教会から「選挙の手伝い受けた」明言の真意と波紋(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/423.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/434.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 記者座談会 統一教会と自民の関係にメスを 反共右派として育てた為政者の罪(長周新聞 )
記者座談会 統一教会と自民の関係にメスを 反共右派として育てた為政者の罪
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/24165
2022年7月15日 長周新聞

 参院議員選挙は、投開票直前に安倍晋三元首相が街頭演説中に射殺されるという衝撃的な出来事を経て、結果としては予想された通り野党自滅の選挙構造を反映して自公圧勝に終わった。この選挙戦の特徴や結果をどう見るのか、また元首相射殺という前代未聞の事件と関わって、戦後からこの方の自民党と宗教団体の関係とはいかなるものだったのか、そのルーツでもある保守王国といわれる山口県の政治は安倍晋三亡き後にどうなろうとしているのか、慌ただしい情勢も踏まえて記者たちで論議し、状況を整理してみた。

  統一教会に恨みを持つ信者2世が怨念を募らせて元首相を射殺するという誰も想像していなかった衝撃的事件が起きた。選挙もあるが、まずそっちの衝撃の方がでかすぎて、なにがなんだかわからないうちに選挙が終わったという印象だ。この事件で世間はおおいに震撼したし、改めて「統一教会って何?」「恨まれているのは統一教会(宗教団体)なのに、なぜ安倍晋三が狙われたの?」と誰もが不思議に感じている。とりわけ統一教会を知らない若い人たちはなにがなんだか…な感じだ。

  報道その他から浮き彫りになっているのは、母親が熱心な統一教会の信者で多額の寄付をしたために自己破産して家庭が崩壊し、その恨みを募らせての犯行だったようだ。息子だった犯人の山上某は母親の自己破産もあってか進学も叶わず海上自衛隊に入り、その後は派遣の仕事などで食いつないでいたという。高校は奈良随一の進学校で、本人は一生懸命に勉強もして思い描いていた未来もあったかも知れない。


 何が動機かは今から裁判その他で浮き彫りになっていくのだろうが、家庭を崩壊に誘った「特定の宗教団体」こと統一教会に恨みを募らせての犯行だったことが明らかになっている。当初は教団幹部を狙っていたがいなかったため、それなら教団と関わりの深い安倍晋三を撃ってしまえとなったようだ。前日の岡山での安倍晋三の演説会にも出向いていたとかで、付け狙っていたことがわかる。「政治的主張が動機ではない」と供述しているように、明らかに宗教的怨念が根にある。父の自殺、兄の自殺等等、その後明らかになってきた伯父の証言などを見ても、過酷な人生だったことがわかる。

  統一教会の存在がこれほどクローズアップされるのも久々だが、当初メディアのなかには忖度して「特定の宗教団体」表記をしていたところが多かった。タブーというかこの宗教団体にビビッて遠慮している風にも見えたが、さすがに隠しきれず報道するに至った。昔の人は壺売りとか当時社会問題になった霊感商法についての認知がある。戦後最大の詐欺事件ともいえるが、信者たちが家庭を訪問して家族にまつわる因縁などを聞き出したりしつつ、高い壺や印鑑、血を清めるためといって高額な高麗人参を売りつけていたのだ。40代以上の世代でいえば、90年代にメディアが扱っていた合同結婚式とかの記憶がかすかにあるくらいだろうか。タレントの桜田淳子が入信して、たいへんなことになっているのをワイドショーが面白おかしく連日のように扱っていたのを子どもながらに覚えている。初対面の相手同士が教祖が決めた相手と結婚させられるとかで、気持ち悪い新興宗教としてきわもの扱いだった。


昔は雑誌や新聞も統一教会について取り上げていた


  その統一教会に恨みを募らせていた男がなぜ安倍晋三を暗殺するのか? が問題なのだ。安倍晋三が同教会の集会に称賛のメッセージを送ったり、機関雑誌の表紙を何度も飾っていたのは事実だが、岸信介が統一教会を日本国内に招いた張本人でもあり、その孫に至るも深い関係であると「思い込んで」ターゲットにしたという報道のされ方をしている。岸信介から連なる安倍晋三すなわち自民党清和会と統一教会の関係とはいかなるものだったのかが問われている。その解明なくして、「思い込み」によって射殺されたでは誰も納得などしない。

  政教分離などといってきたが、戦後からこの方の自民党と宗教団体の関係性について解明しないことには、今回の事件の背景には迫れないのではないか。ある意味、戦後政治の裏面史を表に引きずり出してきたような事件に思えてならない。第二次安倍政権発足からの8年間でいわゆる右傾化なるものも際立ってきたが、例えば神道政治連盟や日本会議が強力なバックボーンとして安倍晋三を支えてきたことは知られているが、その一角に強烈な反共思想を備えた統一教会が存在していたとしても何も驚かない。むしろさもありなんと思ってしまう。誰がどう見ても、この何年来かの異様なる右派運動の台頭は自然発生的なものではないし、カネと動員力を備えた集団が存在して組織的な動きをしていたと見るのが自然だ。

 統一教会が自民党政治家に秘書をたくさん送り込んでいる(給料は宗教団体持ち)ことなどは以前から政界では公然の秘密として囁かれてきたわけで、国会でとりあげられた際には、9人も秘書を世話してもらっていた代議士もいたというから驚く。そうした実態解明も必要だろう。両者の関係がズブズブだと「思い込んだ」のではなくて、ズブズブだったから狙われたのではないか? と率直に思う。

  数年前に高村正彦(第二次安倍政権発足時の自民党副総裁)と統一教会の関係について突っ込んで取材していた東京の年配記者と話したことがあるが、統一教会そのものは1954年に韓国で文鮮明が反共産主義を掲げて「世界キリスト教統一教会」として設立。その5年後の1959年10月2日に日本統一教会が設立されたのだという。当初は岸信介の東京の自宅の隣に事務所を構えていたそうで、立ち上げから関わっている。「日本国内に招き入れた人物」というのは山上某の「思い込み」などではない。


統一教会の教祖・文鮮明と握手する岸信介(右)

政治と宗教の深い関係 政教分離はどこへ


  日本統一教会の原点は戦後に反共産主義を掲げて岸信介を中心とした右翼連中でつくっていた「防共挺身隊」といわれ、岸信介の出身地である熊毛地方には一定の集団がいたことが知られている。山口県は戦後の共産党トップだった野坂参三、宮本顕治、志賀義雄などもいて、それこそ彼らは田布施の隣である光出身だったりもする。政治的には右も左も激しかったわけだが、その防共挺身隊と岸信介がパイプを持っていた韓国の反共宗教団体である文鮮明の統一教会がドッキングして、日本統一教会が誕生したという。1964年に宗教法人法によって宗教法人・日本統一教会となる。宗教法人になると税金も払う必要がなく金銭の出入りも自由なのだ。

  高村正彦といえば山口県の古い保守の人たちのなかには「安倍・岸家の執事」という表現をする人もいるが、中央大学法学部を卒業した後にこの男が統一教会の関連組織として知られる「国際勝共連合」(しょうきょうれんごう・初代会長は統一教会の久保木修己会長が就き、名誉会長には笹川良一)や統一教会の訴訟代理人をしていたことは有名だ。布教活動が凄まじく、入信者には従来の生活を捨てて他の信者との共同生活を強いることが社会問題となり、家族からの苦情が高まって訴訟問題まで発展する。この訴訟問題処理を担当したのが高村で、資産家の家族が娘を教団施設から精神病院に避難させたのを教会に連れ戻したり、辣腕を振るったそうだ。高村自身は父親が逝去した後に代議士になるわけだが、統一教会の関連会社で霊感商法を業務にしていた「ハッピーワールド社」から政治資金をもらっていたことも公然の事実で、1989年の政治資金収支報告書には高級車の提供を受けたことも記載されている。

  高村正彦と統一教会会長だった徳野英治(2016年には安倍晋三が首相官邸に招待している)の関係とか、掘れば様々あるのだろうが、「高村が第二次安倍政権で副総裁でいられるのは徳野英治とのパイプが強いから」で、その後は安倍晋三の代理として萩生田が担当しているという指摘もあるくらいだ。統一教会といっても先のハッピーワールド社のほかに友好団体の「CARP」であるとか、「世界戦略総合研究所」、一般財団法人「国際ハイウェイ財団」(日韓トンネル財団)とか、原理研(大学での信者獲得を担当)とか、育児セミナーを語る団体であったり、他の衣がいくつもあって複雑極まりない。系列企業としてビジネスを展開している企業も山ほどあるようだ。霊感商法をやっていた昔から「どこの団体かわからない」ようなやり方で近づいてきて、実は統一教会だったみたいなのが多いことでも有名だ。

  山口県の政治家でいえば、参議院議員の北村経夫(産経新聞出身)が田布施出身で、これも踊る宗教で有名な岸信介の熱烈な支援者・北村教の子息だが、この選挙事務所を支えていたのが統一教会関係者だと初当選の選挙時には随分と話題になっていた。北村経夫の参議院擁立は安倍晋三の意向で、自民党関係者のなかには「安倍さんが応援を頼んだんだよ」とあけすけに話すのもいた。政教分離などあってないようなもので、自民党支持母体の一角なのだ。ここでわかることは、選挙運動に精通しているとは、すなわち選挙の主力として采配ができるほどの経験を積んでいることと、プロ集団であることだ。一般人にはとてもではないができない。北村経夫からすると統一教会に足を向けて寝られない関係なのだ。

 自民党政治家の秘書としてこの宗教団体がどれだけ浸透しているのか、金銭的なつながりはどうなっているのか等等、実態解明が必要なのではないか。公明党はどうなるんだ? といわれればそれもそうなんだが、宗教団体が政治に介入するというのは建前としては政教分離の原則にも反するわけで、おおいに問題なのだ。安倍晋三が「美しい国」と叫んでいたが、もともと「美しい国」を説いていた元祖は統一教会初代会長の久保木修己でもある。

  戦後は戦犯だったところから反共産主義の要員としてCIAのエージェントにとり立てられたのが岸信介や笹川良一、右翼暴力団でいえば児玉誉士夫だ。彼らがその右派運動の一翼として育てたのがまさに統一教会であったことは、年配の人たちのなかでは常識として知られているが、90年代に霊感商法や合同結婚式がバッシングを受けて存在感が薄くなり、近年はあまり目立つ存在ではなくなった。しかし、引き続き隠然と存在し、2015年には安倍政権のもとで「世界平和統一家庭連合」へと名称変更することを文化庁が認証している。歴史的な経緯とともにその存在がいかなるものだったのか、役割は何だったのか捉えないわけにはいかない。政治と宗教の裏面史として闇に埋没させるのではなく、むしろ表に引きずり出すことこそ大切なのではないか。「何が政教分離だよ!」の実態解明こそがメディアの仕事でもある。

 メディアが及び腰なのも、まさに政治とこの宗教の密接な関係について熟知しているからで、地雷原を避けるかのように「特定の宗教団体」「平和を求める宗教団体」などと温い表現に止めている。結果的にそれほど恐ろしい宗教団体なのだという印象だけが強まる効果となっている。安倍政権8年の右傾化なるものの背後に何が存在していたのか、黒々とした世界と合わせて事件の真相解明をしなければ、犯人の「思い込み」で「殺されました」「終わり」とはならないのだ。

  というか、「民主主義への挑戦だ」「言論封殺だ」に問題をすり替えて、死後に民主主義の英雄であったかの如く神格化するようなキャンペーンが張られていることも異様だ。それこそ宗教的ではないか? と思うほど気味悪いものがある。北の将軍様に「万歳!(マンセー)」といって涙を流す光景を嘲笑してきたくせに、まるでそっくりではないかと思うほど似ている。メディアのなかも犯されて朝鮮カルトの仕込みでもあるのか? と疑うレベルだと思う。

 元首相暗殺という衝撃的出来事ではあるが、事件の原因となった統一教会の存在に迫るでもなく、スルーしながらお涙頂戴ばかりをメディアが煽り上げている。他の意見は許さないという同調圧力みたいなものを作り出している。しかし民主主義に挑戦し、冒涜し、否定してきたのは安倍晋三であって、公文書書き換えとか三権分立の否定であるとか、それぞれの問題を一つずつ見てみてもひどいものがある。これをまるで何もなかったかのようにチャラにして、国家の英雄みたく神格化するのはどうかしている。こんなことをしていたら、メディアにも統一教会のカネが流れているのか? と思われても仕方がないのではないか。暴力に屈する以前にゼニに屈するのがメディアで、言論封殺を叫ぶ以前に権力や金力に屈して自己規制して久しい。笑わせるなと思う。

野党解体、自滅の結果 参院選の自公圧勝

  すっかり選挙結果の総括から話題が外れたが、少しは触れないとみな持って行かれる。今回の参院選は端から自公圧勝構図であることは明確だった。野党が引き続き解体と自滅の路線を進んでいるなかで、選挙区でも立憲民主が出るわ国民民主も出るわ共産も出るわ乱立して反自民票は分散し、そこに参政党とかNHK党とかの小規模政党がどこからカネが出ているのだろう?と不思議になるくらい候補者を擁立して、“散らし”効果はてきめんだった。自民党としての得票としては従来の選挙からもさほど伸びていないが、分散効果によって抜け出すことはできたのだ。

  野党共闘が素晴らしいとも思わないが、旧民主党の分裂と解体が進むなかで、一方では労働組合の連合が自民党ににじり寄ったり、民主党右派で構成する国民民主に至っては改憲勢力として衣替えをして、むしろ役割としては立憲民主と対決しているような有り様だった。諸派の候補者が乱立したところが選挙区では多かったが、そのことによって一人区では自民党有利の選挙構図となり、野党共倒れとなった。わかりきった結末だ。

 旧民主党の分裂と裏切り、解体の流れがそのまま選挙構造に反映し、いわば野党自滅ともいえる選挙戦でもあった。ここ数年来の選挙では「野党解体」と裏切りが露骨に仕掛けられてきたなかで、本気でたたかう野党の台頭と勢力再編が迫られていることもあらわした。自民・公明が改選過半数をこえ、改憲に積極的な維新や国民民主も含めた4党で参議院の3分の2の議席を占める結果となった。

  沖縄では9月の知事選の前哨戦ともいえるたたかいとなった。オール沖縄や玉城デニー知事が支援した現職の伊波洋一が自民党候補の追い上げを受けながら、かつがつ議席を死守した。この数年来で金力、権力をフル動員した締め上げによってオール沖縄に綻びが生じているなかで、天王山の知事選に向けては決して楽観視できない結果だ。

  投票率は相変わらず50%そこら。依然として政治不信の強さは払拭できず、およそ5割の有権者が政治にそっぽを向いている状態には変わりなかった。野党のなかではれいわ新選組が改選前から議席を3つ伸ばして、結党から3年で8人の国会議員を誕生させた。次の国政選挙までの「黄金の3年間」などといっているが、本物のたたかう政党として存在感を発揮することが求められている。2議席から5議席となり、8議席まで到達したことはあっぱれで、常に限界突破していくしかない。当選後も万歳! 万歳! と浮かれるのではなく、茨の道の始まりであると引き締めているのは正しいと思う。

  「黄金の3年間」で消費税の19%までの増税であるとか、改憲発議なども動き出す気配を見せているが、それこそ清和会のボスが暗殺されるなどして、自民党本体もザワついている。政治的にはかなり流動化が進むのだろう。維新の松井一郎が何かから逃げるように代表を辞任したり、いったい何が起こっているんだろう? とも思う。

代議士亡きあとの地元 ボス失った安倍派の動揺

  ところで、突然安倍晋三が射殺されたことで、地元はどうなっているのか? という問い合わせが週刊誌記者とか在京の知り合いの記者たちからも寄せられる。8年の在任中にモリカケ桜をはじめとして数々の疑惑を抱え、おかげで財務省職員の赤木さんのように犠牲になったり苦しんできた人間もいるだけに、随分と恨みを買っているのだろう…とは生前から話題になっていたが、あまりにもあっけない最後だったことに皆が唖然としている。ただ、全般としてみんなが悲観に暮れているというような空気はどこにもない。選挙区ではあるが、元々が東京生まれの東京育ちで幼馴染みがいるとかでもないのだ。「恨みを買っていただろうし、いつかこんな事件が起きるのではないかと思っていた」とか「大きい声ではいえないが、在任期間中にあまりにもやりすぎたんだよ…」といった声が多いのも特徴だ。


下関市役所に設置された記帳台


安倍事務所前

  支持者のなかでは大和町の安倍事務所に花を持って弔問に行く人々がひっきりなしで、「下関中の花が安倍事務所に集まっている」と話題になっている。一方で、切り替えが早いのか現金なのが多いのか、関心は次の山口4区の補欠選挙(来年4月実施か)に誰が出るのだろうか? という点に移っていて、各方面がざわついている。いきなり街の政治のトップに君臨していたボスが射殺されたわけで、ボスを失った組織が統制を失って大騒ぎになるのも無理はない。市議会も県議会もたいへんな変化をよぎなくされるのは疑いないし、山口県の自民党政治のパワーバランスが大きく動くきっかけが突然訪れている。

 下克上もありうる戦乱の時代が到来している。だから安倍晋三から冷や飯を食らわされた面々は嬉々としているし、重しがなくなったことで野心を燃やす議員や企業関係者だっている。安倍事務所解体ともなれば、大和町のご機嫌伺いばかりしてきた下っ端たちは後ろ盾を失うわけで、さあ、次は誰に投機しようか…と動揺するのも当たり前だ。目下、一番動揺しているのが下関市長の前田晋太郎だともっぱらだ。「次の市長選でまともな候補を擁立すれば吹っ飛ぶのではないか」といわれている。安倍晋三と昭恵のお気に入りとして市長ポストをゲットしたものの、本人自身が特に絶大な人気を誇っているわけでもないからだ。2期目になってだいぶ横着になってきたとか、生意気に感じている人々も多いわけで、次の市長選は見所だろう。中尾と同じく2期で終わるのかと思うと、若いだけにつぶしが効くのだろうかとも思う。まぁ、下関市長を2期やれば退職金だけで6000万円はつくから当面食いっぱぐれることはないが、50歳手前から何をして飯を食うのだろうか? とは思う。


安倍晋三の全力支援で市長になった前田晋太郎(右)

  皆が注目している一つは安倍事務所がどうなっていくのかだ。「誰も出る者がいなくて昭恵を擁立するのではないか」「岸家か兄貴の子息に継がせるのでは」という話も飛び交っているが、今のところ跡目を誰が継ぐのかはまだそこまでの具体性は何もない。安倍派の幹部衆もそれどころでなくて、代議士死去の対応に追われている。この度の葬儀に筆頭秘書だった配川博之(安倍事務所顧問に就任)や後援会の伊藤会長、岡村幹事長らが上京しているので、東京でゴッドマザーの意向も踏まえた話にはなるのかも知れないが、場合によっては安倍事務所解体に追い込まれても何ら不思議ではないのだ。地元でのパワーバランスもおおいに動くなかで、安倍家の意向だからといって「へいへい」とみなが従うとも限らない。晋太郎亡き後に古賀敬章の乱が起こったように、何かが起こると誰もが感じている。

  補欠選挙が山口4区としては最後の選挙となり、次の衆院選からは萩、美祢、山陽小野田と下関、長門がくっついた新3区へと再編される。宇部や山口、防府がくっつく新1区に林芳正が移り、高村正大を比例に押し出すという見方が自民党県連のなかでは支配的だったが、ここにきて安倍晋三が亡くなったのだから新3区に林芳正を戻せば収まりが良いではないかという意見もある。それがもっとも順当だと。ただ、林芳正も「安倍が死んだから新3区で」となると格好悪すぎて、それをやったときには意気地なしを自己暴露するようなものだ。宇部でも散々後援会作りに精を出してきたわけで、傘下の支持者や企業を今になって放り投げるという振る舞いが許されるのかどうかだ。本当に間が悪い男だと思う。

  いずれにしても跡目争いと勢力再編は避けられないのだ。中央政界でも清和会の跡目争いが激化するだろうが、下関や山口県にも大きな変化の波が襲来している。このビック・ウェーブ(大波)に乗らない手はないといった調子で、色んな人間が野心を持ちつつザワザワしているのが実態だろう。とくにわたしたちから見て自民党関係者が一番ザワザワしているわけで、表面的には「安倍先生は偉大だった」「お国のために尽くされた立派な政治リーダーだった」とかいいながら、なんだかオマエ嬉々としてないか? 嘘泣きするなよと思うようなのもいて、本当に政治って汚いな…と思う。週刊誌の記者が「中央では岸田派が大喜びですよ」といっていたが、綺麗事を並べながらそれが実態なのだろう。

  とりあえず下関や山口県は政治的再編が激しく動き始めるので、その動向はしっかり取材しながらチェックしていくことが必要だろう。杉田水脈(なぜか自民党山口県連所属)も次の選挙は安倍晋三の後ろ盾がないからはじき出されるのではないか? とか話題になっているし、諸々の変化がともなうのだろう。県政だって、安倍一強に不満を持ちながら辛抱してきた勢力もいるわけで、安倍がバックアップしてきた村岡知事と県議会の関係などもどうなっていくのか見物だ。自民党のなかでこそボス猿がいなくなった猿山みたくバトルが勃発するのだ。

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記事 [政治・選挙・NHK287] 電通に頼り切りだったJOC…特捜が動く五輪組織委元理事の収賄疑惑の背景 東京五輪にメス!スポーツマフィアを生んだJOCの過ち(日刊ゲンダイ)


電通に頼り切りだったJOC…特捜が動く五輪組織委元理事の収賄疑惑の背景 東京五輪にメス!スポーツマフィアを生んだJOCの過ち
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/308864
2022/07/28 日刊ゲンダイ


渦中の高橋治之氏(C)ロイター

 東京五輪・パラリンピック大会組織委が6月30日に解散した日、橋本聖子組織委会長が「誰も経験したことのない(コロナ禍での)大会を乗り越えた『人』がレガシー(遺産)」と胸を張ったが、組織委の理事を務めた高橋治之氏もレガシーなのだろうか?

 在任中に、自身が代表取締役を務めるコンサルティング会社が東京五輪スポンサーの紳士服大手「AOKIホールディングス」(AOKI)とコンサル契約を結び、AOKI側から4500万円超を受領、それが高橋氏への資金提供だった疑いがあると東京地検特捜部が捜査している。

 コロナ禍での五輪に反対する人々がいる中で開催された東京2020は、選手たちの全力を尽くす姿が感動を呼び、それまでにかなり傷ついたオリンピックのイメージを挽回したはずだった。高橋氏への疑惑によってその名誉は再び危機に瀕している。

 そもそも高橋氏が組織委の理事になぜ名を連ねたのか? それは彼が電通OB(元専務)であることに大きく関係している。組織委事務局は政府、都、スポンサー企業などからの出向で成り立っている。五輪運営の専門知識はもちろん、資金繰りもイベント運営も、広報も、企画も、メディア対策も一から始めなければならない。

 日本におけるオリンピック運動の専門家集団であるべき日本オリンピック委員会(JOC)が主導権を握っていければいいが、残念ながらJOCはその実力を失っていた。かような状況で体面を保ちつつ、屋台骨を支えるとなれば電通に頼るしかない。

電通を利用していたはずが…

 JOCと電通の関係史もここにつながる。電通がスポーツ界に積極的に関わり始めたのは、1980年のモスクワ五輪。選手の肖像権利用で得た協賛金を選手強化に資するという「がんばれ!ニッポン!キャンペーン」だった。資金不足のアマチュアスポーツ界にとって、この強化キャンペーンはありがたいものであり、電通以外の広告代理店は手を出せない分野となる。

 しかし、モスクワ五輪は政府の意向を受け、日本は不参加。このボイコットの棘を抜くべく、JOCは日本体育協会(現日本スポーツ協会)からの独立を目指し、堤義明氏(西武鉄道グループ元オーナー)の政治力を借り、スポーツ自身の力で経済的基盤を確立し、それによって自律した日本スポーツ界を構築する夢を果たした。それが89年。91年の長野五輪招致成功はその道標であった。

そのために82年以来、アディダスが築いた国際スポーツ情報網を頼りに、共に築いたISL社にスポーツマーケティングを独占させ、世界支配を狙っていた電通を利用しない手はなかった。JOCの国際戦略においても電通を利用した。

 しかし、肝心なのはキャンペーン事業もあくまでも管理するのはスポーツ側であったし、JOCの理念を実践するための手段としての電通であった。

 それがいつしか全てを任せる方向に行くのだが、その時期と高橋氏がオリンピックの世界に登場する時期が重なる。それは果たして偶然だろうか? 私の手元に、彼が台頭するきっかけになった顛末を記した極秘メモがある。(つづく)


春日良一 元JOC職員・スポーツコンサルタント

長野県出身。上智大学哲学科卒。1978年に日本体育協会に入る。89年に新生JOCに移り、IOC渉外担当に。90年長野五輪招致委員会に出向、招致活動に関わる。95年にJOCを退職。スポーツコンサルティング会社を設立し、代表に。98年から五輪批評「スポーツ思考」(メルマガ)主筆。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/436.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 米リベラルは健全<本澤二郎の「日本の風景」(4518)<安倍国葬による神格化に釘を刺したニューズウィーク誌>
米リベラルは健全<本澤二郎の「日本の風景」(4518)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33616863.html
2022年07月28日 jlj0011のblog

<安倍国葬による神格化に釘を刺したニューズウィーク誌>

 アメリカは右翼の共和党だけではない。リベラルの民主党も存在している。その民主党にも、バイデンと大統領候補を争った、若者の人気があるサンダース上院議員のような、武器弾薬・戦争嫌いの真っ当な人物もいる。

 日本の自民党も、昔は護憲リベラルの大平派や三木派、水田派が存在した。平和軍縮派の一匹オオカミの宇都宮徳馬もいた。彼は選挙でも自民党本部の金を突っ返すことで、自由自在に世界を股にかけて活躍していた。リベラルの大平正芳は「自民党はオーケストラだ。ピアノやバイオリン、太鼓もある」と豪語していた。

 60点の政治で日本の安定を確保してきた。それが突如として「日本は神の国だ」と雷鳴が轟いた。極右・清和会の森喜朗が政権を担当すると、強権・排除の神社太鼓が独占した。極右片肺内閣の極め付きが、なんとも恐ろしい安倍国葬だった。

 これに電通に支配された大手の新聞テレビは沈黙している。しかし、ワシントンから「国葬による神格化を恐れる」との警告文が頭上で鳴り始めた。バイデンもプーチンも習近平も来るはずもない。何が弔問外交か!

 日本を沈没させ、自ら犯罪をまき散らせてきた人物の国葬に、韓国生まれの日本支部・統一教会と勝共連合は狂喜するだろうが、内心の自由を侵害される主権者が踊りまくることはない。

 安倍国葬は国際社会が認知していない。せいぜい安倍の60兆円バラマキで懐が膨らんだ輩ばかりだ。NHKの岩田が詳しいだろう。腐敗の弔問外交が岸田の実績?おかしい。狂っている。中止を繰り返し訴える!

<CIAはネオコンだけではない、日本の国粋主義復活を警戒>

 アメリカ人には、ネオコンを代表する「死の商人」が少なくないが、すべてではない。寛容さを片時も忘れないリベラル派も存在する。特に武器弾薬利権にぶら下がる、ネオコンに代表される共和党に対抗する民主党内に集まっている。学生の人気は、民主党内のリベラル派議員だ。

 その事実を筆者は、1993年3月の米国1か月間の取材旅行で確認することが出来た。そのころ大手新聞の読売が、改憲案を公表して、国民を仰天させていた。その狙いとするところは、いかにも不気味この上なかった。

 「真犯人はワシントンか」と勘ぐっての取材をしてみた結論は、全く違っていた。その結末を「アメリカの大警告」(データハウス)にまとめた。うれしかったことは、占領下以降、日米外交に関与してきた第一人者・宮澤喜一が、絶賛する手紙を書いて自宅に送ってきたことである。

 当時は民主党のクリントンが政権を担当したころで、官僚たちのほとんどが交代していたのだが、クリントン官僚は読売の改憲案に腰を抜かして驚いた。アメリカン・リベラルに安堵した。

 アメリカン・リベラルは、安倍の国粋主義(ストロング・ナショナリスト)が目指す核武装化する日本を容認しない。アメリカの高級紙も、である。キッシンジャーなどは、中国に行って「日本の核武装化を阻止するための日米安保」などと公言していたほどだ。

 安倍暗殺の真犯人が判明するのかどうか?おそらく日本の警察力では不可能だろうが、極右の自民党に警告を発していることは間違いない。当事者が統一教会との深い仲を公言しているが、それらはすべてCIAファイルに記録されている。今回の事件は、日本核武装化計画に対するワシントンの警告ではないだろうか。米誌ニューズウィークが「安倍の神格化はNO」と警鐘を鳴らしたものと理解したい。

<文鮮明を脱税で拘束、実刑判決したアメリカを忘れるな>

 自由を謳歌することが出来るアメリカ社会にも、文鮮明の統一教会が入り込んでいる。その莫大な集金力を使って「ワシントン・タイムズ」という、日本で発行している「世界日報」のような新聞を使って、共和党反共議員を懐柔しているという。

 しかし、アメリカ政府は文鮮明を脱税で逮捕、実刑判決を下している。日本は、そんな文鮮明を入国させた。政府自民党が、統一教会に乗っ取られている証拠であろう。これは深刻重大なことである。

<統一教会に乗っ取られた自民党は、国民政党無縁の売国奴政党>

 資産のある無知な女性をたぶらかして、金を巻き上げる統一教会の恐怖に驚きを禁じ得ないが、それを宗教団体として容認した自民党清和会こそが、国賊そのものであろう。国民政党ではない。

 自民党は直ちに解散すべきではないか。

 キリスト教徒であれば「懺悔」する場面だが、大半の清和会と自民党議員には目下一人もいない。これが怖い。当の統一教会からの脱会者も出てこない。これらも恐怖である。公明党創価学会も沈黙していて、これまた不気味だ。

 宗教団体にまともな教団は一つもない日本なのか。

<岸信介・笹川良一らは満洲人脈=福田・森・小泉・安倍が後継者>

 「昭和の妖怪」岸信介が、統一教会を宗教団体として認可させた罪は重い。孫はそのことが原因で命を失った。笹川良一は勝共連合で左翼弾圧に暴れまくったのであろう。高市早苗や稲田朋美らは、どうケジメをつけるのか。主を失った清和会は、国民に監視されている。警察・公安は資料を開示しなければならない。言論界は勇気を出すしかない。

 振り返ると、その源流は満洲人脈に行き着く。侵略人脈だ。それが福田派清和会を経由して、森・小泉・安倍に至る負の人脈の恐ろしさに、この身が凍り付く思いだ。

<岸田文雄の安倍国葬は日本国憲法違反=主権者アジア諸国民愚弄>

 改めて言及する。国葬そのものが、憲法に違反する。憲法が保障する内心の自由の侵害である。山口那津男に聞きたい。弁護士として説明しなさい!出来なければ、政界から去れ、といいたい。いまだに「内心の自由」を理解していない国民もいる。それがどういうことかも。

 安倍国葬は、主権者とアジア諸国民に対する冒涜である。

2022年7月28日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(追記) 昨日、近くの風呂で汗を流した。3年ぶりだ。体重が増えている。SOSだ。近くに相撲取りのような入浴者に安堵したのだが、今日から毎日、体重計に乗ろう。反省し謝罪しない東芝に対抗して、日々反省する人間でありたい。永田町や霞が関の人間は特に、そうである。


安倍元首相の国葬に反対する
https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2022/07/post-43.php

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/437.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 岸田政権の失政で第7波の死者数最悪の恐れ…続々と襲いかかる「コロナの夏」5つの悪材料(日刊ゲンダイ) :医療板リンク 
岸田政権の失政で第7波の死者数最悪の恐れ…続々と襲いかかる「コロナの夏」5つの悪材料(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/22/iryo9/msg/515.html



http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/438.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 事件前記事作成疑惑で2社から回答 安倍元首相銃撃(高橋清隆の文書館)
事件前記事作成疑惑で2社から回答 安倍元首相銃撃
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2051451.html
2022年07月27日17:50 高橋清隆の文書館

 安倍晋三元首相の銃撃事件を伝える記事が事件前に作成された疑惑についてメディア4社に公開質問状を出していた件で、7月27日17時までに2社から回答があった(下段に全文を掲載)。いずれも事件前の記事作成を否定している。



 回答したのは信濃毎日新聞社とYahoo! JAPAN。前者は25日午前、後者は期限を1日過ぎた27日午後、いずれもメールで送って来た。日テレとYahoo!、共同と信毎が口裏合わせする事態を避けるため、筆者は公表を避けてきた。

 事件前の日時が表示された原因について、信毎は「グリニッジ標準時が表示される場合」があると説明。Yahoo!は「何らかの仕様上の課題かバグが発生している可能性」を示唆した。後者はグーグルにも同様の事象が見られるため、「フィードバック」を行っていることを言い添えている。
 
 信毎の説明については、確かにグリニッジ標準時(GMT)は日本の標準時とちょうど9時間差だからつじつまが合う。

 Yahoo! JAPANの「2日前」はどうか。「仕様上の課題かバグ」の具体的内容は不明である。

 ただし、回答した2社には一定の敬意を表したい。

 これで納得すべきか、追加の質問を出すべきか。妙案の浮かんだ方はご教示いただきたい。


【信濃毎日新聞からの回答】

高橋 清隆 様

信濃毎日新聞社で総務■■を務めます○○▲▲と申します。
7月19日に、7月16日付の公開質問状を受領いたしました。

ご質問のあった記事の日時表示につきましては、パソコンによってグリニッジ標準時が表示される場合がありました。
この現象については弊社も把握したため、すでに修正させていただいております。

ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

380−8546 長野市南県町657
信濃毎日新聞社 総務局■■■■■■■
○○ ▲▲
電話 026−236−3032


【Yahoo! JAPANからの回答】

高橋様

Yahoo! JAPANカスタマーサービス○○です。
書面でお問い合わせをいただいた件につきまして、調査に時間がかかってしまい
誠に申し訳ございません。

お問い合わせの「掲載日が2日前となっている」件について
ご案内いたします。

Yahoo!ニュースの当該記事は、事件後に作成・配信されたものであり、
今回の事件が発生する以前に記事が作成・配信された事実はございません。

弊社が確認したところ、Google検索やGoogleニュースにおいて、
一部のニュース記事の日付表示に、何らかの仕様上の課題かバグが
発生している可能性があります。

本件以外においても、当日作成・配信された記事が、2日前などの
過去の日付で表示される事例や、Yahoo!ニュース以外の他社サービスの
記事で同様の状況になっている事例の存在も確認いたしました。

なお、検索するキーワード等の条件により、同じ記事でも表示日付が
変わる事象も確認しております。

本件は、弊社に限らず様々なサービスの利用者の方に誤解を与える問題と認識し、
今回のような事象が改善されるよう、Googleに対してフィードバックを行っております。

お客様さまには混乱を招いてしまい、またご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、
あらためて上述の状況をご理解いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

***********************************
Yahoo! JAPANカスタマーサービス[08388239]
https://www.yahoo.co.jp/
***********************************

■関連記事




http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/439.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 赤木雅子さん「疑惑のままの国葬はご本人も望んでいない」佐川宣寿氏は一度も姿見せず結審 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記 相澤冬樹(日刊ゲンダイ)

赤木雅子さん「疑惑のままの国葬はご本人も望んでいない」佐川宣寿氏は一度も姿見せず結審 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308935
2022/07/28 日刊ゲンダイ


「国家権力の壁と戦った裁判だった」と弁護士(撮影)相澤冬樹

「菅さん、聞いてください!」

 法廷に響いた赤木雅子さんの声。被告の佐川宣寿・元財務省理財局長の代理人、菅弘一弁護士にあてた言葉だ。雅子さんは夫、俊夫さんが亡くなった時の状況を話していた。被告席で雅子さんを見ようともせずパソコンを打っている姿に思わず声が出た。菅弁護士も驚いたと思うが、実は傍聴席でうとうとしていた私が一番虚を突かれた。

 財務省の公文書改ざんをめぐり、死に追い込まれた赤木俊夫さん。その妻、雅子さんが真実を知りたいと起こした裁判で、27日に雅子さん自身が法廷で発言する本人尋問が行われた。冒頭の発言は、弁護士の質問に答えて夫とのなれそめから死に至る状況を語っている中で飛び出した。

 だが真骨頂はここからだ。最後に思いを語るよう弁護士に促された雅子さんは、まず、法廷に一度も姿を見せなかった佐川氏の態度に疑問を呈した。

「一度くらいここに来て改ざんの経緯を話してほしかったし、夫にお線香の一本でもあげてもらいたいと今でも思っています」

 改ざん事件は、安倍元首相が国会で「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と発言したことが関係していると財務省幹部も認めている。

 それについて雅子さんは、「もともと国会の中で発言されたことが原因で夫は改ざんをしなければならなくなりました。黒い疑惑のまま国葬にされることはご本人も望んでいないと思います。残されている昭恵さんが知っていることを話すことが、とても大事なことです」。

 安倍氏の発言の5日後、当時の菅官房長官が佐川氏らを呼んで会議を開いたことがわかっている。雅子さんはそこも指摘した。

「その時に何を話をされたのか、公に明らかにするべきだと思います」

 そして最後に力強く、「安倍さん、昭恵さん、佐川さん、そして裁判長。私は真実が知りたいです。今からでも佐川さんの尋問を行ってください」。

閉廷後、傍聴席から拍手

 しかし訴えはスルーされた。裁判長は審理を終えると宣言し、佐川氏は法廷に姿を見せないまま、判決は11月25日に言い渡されることになった。苦い思いを噛みしめながら法廷を後にしようとした雅子さん。その時、傍聴席から拍手が湧いた。一人、また一人と10人近くが拍手を送り、雅子さんも笑顔で手を振り感謝を伝えた。

「あれはとてもうれしかったです」

 わかってくれる人はいる。裁判の行方がどうなろうと、真実が知りたいという雅子さんの思いは変わらない。


相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/440.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側<後編>「語るに落ちる」下村博文氏 反論は肝心な部分の説明を避けている(日刊ゲンダイ)





前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側【後編】「語るに落ちる」下村博文氏 反論は肝心な部分の説明を避けている
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308659
2022/07/28 日刊ゲンダイ

役人限りではあり得ない 何らかの政治的圧力は間違いなくあった


文化庁が統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の名称変更を認証したのは2015年8月(C)日刊ゲンダイ

 文化庁が統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の名称変更を認証した2015年8月。第2次安倍政権下で、僕は文科次官に次ぐ文科審議官のポストに就いていました。

 事前に担当課長の文化部宗務課長が説明に来たことは覚えています。「今まで申請を受理しない方針でやってきたのに、なぜ認証するのか」と聞いたはずなのですが、肝心の理由はよく覚えていない。やらざるを得ない事情があったはずです。

 役所というものは町役場であっても中央省庁であっても、前例踏襲が基本的な考え方。よほど差し迫った理由がない限り、いったん決めた方針は容易に変更しない。統一教会の名称変更の認証は僕が宗務課長だった97年に断っている。それ以降、その方針を維持してきたはずなんです。役人限りだったら、そういう慣性の法則が働く。ですから、名称変更は何らかの政治的圧力がなければ絶対に起きないことです。政府あるいは自民党でしょう。公明党のはずはありませんし。自民党の政治家から出てきた話であることは間違いありません。

 ーー当時、文科行政のトップだったのは自民党の下村博文文科相。清和会(安倍派)の重鎮で、文教族のボス格だ。下村氏は13日、《統一教会の名称変更について、SNSやネット上で私が文科大臣時代に関与し行ったとの書き込みが多くあり、また先日週刊誌からも同様の質問状を受け取りましたので、正確に回答申し上げます》とツイート。公開した回答(11日付)にはこう書かれている。

《文化庁によれば、「通常、名称変更については、書類が揃い、内容の確認が出来れば、事務的に承認を出す仕組みであり、大臣に伺いを立てることはしていない。今回の事例も最終決裁は、当時の文化部長であり、これは通常通りの手続きをしていた」とのことです》

 少なくとも言えることは、下村さんが知らないはずがない。宗教法人の規則変更に関する認証の専決者は文化部長ですが、仮にボトムアップの決裁だとしても、これほど大きな方針転換について事前説明をしないのは考えられない。大臣まで必ず上げますよ。文化部長限りで判断できるような案件ではありませんから。

下村元文科相は徹底否定 大臣から圧力がかかった可能性は十分にある


文科官僚は逆鱗に触れるのを恐れ、ピリピリしていた(下村博文文科相=当時)/(C)共同通信社

 何でもトップダウンで決める下村さんが統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の名称変更の認証について、知らなかったはずはない。細かく具体的に指示する大臣でしたからね。

 意思決定にあたっては、起案文書にあたる原議書を作成する必要があります。たいていは課長補佐か係長が起案し、担当する室長、課長、部長の順で押印し、最終的な決裁権者である専決者がハンコをついて終了。ただし、軽微な案件でない限り、それとは別に実務上の了解を得る事前プロセスがある。ましてや、統一教会に関しては長年維持してきた方針を大きく転換するわけですから、間違いなく大臣まで上げますよ。まず担当課長である宗務課長が上司の文化部長に相談。文化部長にしても自分限りで判断できる内容ではありませんから、次長に上げ、さらに長官に上がり、最終的に大臣にお伺いを立てる。下村さんは了解を与えたと思います。

 もっとも、これはボトムアップだった場合の話。何らかの政治的圧力がなければ名称変更の認証には踏み込まないはずですが、その圧力が大臣からかかっていた可能性は十分にあります。

 ーー日刊ゲンダイは下村氏が公開した回答に関する質問状を国会事務所などに送付した。主な内容は次の通り。

▼文科相時代、申請の受理から認証に至るまで事務方から全く報告を受けなかったのか。

▼申請受理から認証に至る過程で事務方から報告を受けていたとしたら、いつ、どこで、誰から報告を受けたのか。

▼事務方から全く報告を受けていなかったとしたら、認証された事実を知ったのはいつか。

 回答期限を2時間過ぎても音沙汰なし。事務所に連絡を入れると、1時間半後に回答があった。

「文化庁が」「文化庁が…」下村元文科相の「回答」は語るに落ちる


文化庁からの伝聞では済まされない(C)日刊ゲンダイ

 統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の名称変更を文化庁が2015(平成27)年に認証した経緯について、当時の下村文科相は肝心な部分の説明を避けています。そうした姿勢は事前に指示、あるいは了解を与えた事実を物語っている。語るに落ちるとはこのことです。

 ーー日刊ゲンダイは下村氏の国会事務所などに宛て、「申請の受理から認証に至るまで事務方から全く報告を受けなかったのか」「認証された事実を知ったのはいつか」などを問う質問状を送付。回答はこうだった。

〈文化庁に以下を確認しました。
名義変更については、申請者が担当課長へ個別に何度か相談をしていたが、実際に申請書を提出されたのは平成27年である、初めて申請書が提出されたタイミングで、書類等が整ってるなど内容の確認ができたので、担当部長の最終決裁がなされた。
また申請を受理したという報告と、担当部長により認証したという報告はそれぞれ事後に大臣へ行われた〉

 ーー下村氏はマスコミ各社の取材に対しても、認証は事務的に進められた結果だと説明し、「全く関わっていない」と反論している。

 事務方は統一教会の求めを認証するにあたり、大きく3つのプロセスを経る必要があった。@決裁前に大臣の指示あるいは了解を得るA決裁ルールに基づいて「専決者」が決裁B決裁終了を大臣に報告──。それぞれ段階が異なる別々のプロセスです。

 組織の実態が変わっていなければ、認証はできない。そうした判断の下、文化庁は申請そのものを受理しない水際対処を18年にわたって続けてきた。その方針を大きく転換したわけですから、肝心なのは@プロセスです。しかし、下村氏はこの点には触れようとしない。@とAを混同させて事前の指示や了解はなかったと誤解させたり、Bを強調することで@がなかったかのように思わせる書きぶりです。そして、またしても文化庁からの伝聞という形を取っている。

 ーージャーナリストの鈴木エイト氏の調査によると、下村氏は統一教会の関連団体が主催するイベントで講演したほか、関連媒体にインタビュー記事が複数掲載。下村氏が代表を務める政党支部には関連団体が献金していた。教団関係者が政治資金パーティー券を購入したとも報じられている。

 なぜ、ご自身を主語にして端的に「私は事前に指示していない」「私は事前に了解していない」とか、「私は事前に何も聞いていない」とハッキリ言わないのでしょうか。おそらく、嘘になるからでしょう。のちのち、下村氏の関与を裏付ける証拠が見つかったとしても、認証の責任を文化庁に負わせられる言い回しをしているのです。

人間を追い詰めるカルト対策を取らないのは政治の怠慢


前川喜平氏(C)日刊ゲンダイ

 この国はキチンとしたカルト対策を取ってこなかった。それが安倍元首相銃撃事件の根本的な要因だと思います。人をあやめるなんて絶対にしてはいけないことですが、容疑者の動機を知れば知るほど、その心情は理解できる。カルトはそこまで人間を追い詰めてしまう。 

 ーー安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者(41)は、犯行動機に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と安倍に対する強い恨みをあげている。父親の自殺などを契機に母親が教団にのめり込み、1億円以上を献金。家庭は崩壊した。3人きょうだいは食事にも不自由する生活で、山上は進学を断念。海上自衛隊時代には困窮するきょうだいに死亡保険金を受け取らせるため、自殺を図った。旧統一教会のフロント団体に寄せたビデオメッセージで、安倍元首相が教祖の妻に「敬意を表す」姿を目にし、「つながりがあると思った。絶対に殺さなければいけないと確信した」などと供述している。

 政治課題として向き合わなければならない大きな問題なのに、政治が目を背けていたのは、カルトとつながっている政治家がいるから。しかも、自民党の中に多くいる。その影響が大きいと思います。

 フランスの「反セクト法」を研究するべきでしょう。宗教の教義内容を問うのではなく、外形的基準で問題集団の危険性を判断するというものです。

 ーーカルト対策先進国のフランスは2001年に反セクト法を制定。「ライシテ」と呼ばれる政教分離制度が徹底しているため、宗教の法的定義はなされていないが、問題集団の危険性を見分ける10項目の判断基準を設けている。

@精神の不安定化
A法外な金銭的要求
B生まれ育った環境からの誘導的断絶
C健康な肉体への危害
Dこどもの強制的入信
E大小にかかわらず、社会に敵対する説教
F公共の秩序を乱す行為G多くの訴訟問題
H通常の経済流通からの逸脱
I国家権力への浸透の企て

 1つでも該当すればセクトと認定。反セクト法が定める法令違反で有罪判決が複数回確定した場合、裁判所が解散宣告できると規定している。

 カルト対策が進まないのは、政治家と宗教団体が持ちつ持たれつの関係だからです。政治家は集票や選挙中の勤労奉仕を期待し、教団側は所轄庁や税務署との緩衝材の役割をあてにする。

 図らずも、銃撃事件によって政治家とカルトの関係が明るみに出て、カルト問題を顕在化させた。対策を取らないのは政治の怠慢だと思います。(おわり)

(前川喜平/元文部科学事務次官)


前回記事
前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側<前編>文化庁では教団の解散が議論されていた(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/394.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/441.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <反省どころか「知らなかった」と噓の上塗り>こりゃ地獄に落ちるぞ 自民党“の見苦しさ、浅ましさ(日刊ゲンダイ)

※2022年7月28日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年7月28日 日刊ゲンダイ


※文字起こし

 まさに“総汚染”である。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党議員との癒着が次々に明らかになりはじめている。現職大臣だけでも3人が旧統一教会と関わっていたことが発覚している。

 二之湯国家公安委員長は、2018年に旧統一教会の関連団体が開催したイベントの実行委員長を務めたことを会見で明かした。

 末松文科相は、教団関係者にパー券を買ってもらっていた。さらに、岸防衛相も「選挙のお手伝いをいただいている」と会見で認めている。

 旧統一教会との関係が発覚した自民党議員の大半は、「統一教会とは知らなかった」などと釈明しているが、さすがに誰も信じないのではないか。

 過去50年間、自民党と旧統一教会が二人三脚でやってきたことは公然の秘密だ。カルト宗教に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏によると、現職だけでも98人の自民党議員が、旧統一教会系団体のイベントに参加したり、関係団体から献金を受けているという。いまさら、「知らなかった」は通じないだろう。仮に、どんな団体か知らずにイベントに参加したり、献金を受け取っていたとしたら、それはそれで政治家として問題があるのではないか。

 旧統一教会と自民党は、どんな関係なのか。自民党議員の“選挙の裏部隊”となってきたのが旧統一教会だ。

 その一端が明らかになったのが、7.10参院選の比例区で当選した井上義行議員のケースだ。前回2019年にも立候補した井上は約8万8000票で落選したが、今回は16万5000票を獲得して当選している。全国に7万票あるとされる旧統一教会票が丸ごと上乗せされた形だ。選挙期間中、井上は旧統一教会の集会に出席し、教会幹部から「井上先生は信徒となりました」と紹介されている。

 政治部記者として長年、永田町を取材してきた政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。

「統一教会の信者はさほど多くないので“票田”としては期待できません。でも、自民党議員にとってありがたいのは、ビラ配りやポスター張りなど人手と手間がかかる作業を一手に引き受けてくれることです。とにかくよく働く。しかも、カネもかからない。選挙を手伝った信者は、そのまま私設秘書となるケースも多い。これまで相当数の信者が自民党議員の秘書になっているはずです」

 自民党の茂木幹事長は、「党として組織的な関係はない」などと、旧統一教会との関係を否定しているが、なにを言っているのか。

50年続く旧統一教会との関係

 自民党の中でも旧統一教会の“巣窟”になっているのが、最大派閥の安倍派だ。旧統一教会に恨みを持ち、安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者は、安倍のことを「統一教会に最も影響力あるシンパ」と評していたが、まさにその通りである。

 なにしろ安倍派の幹部の多くに、旧統一教会の毒が回っている。

 前の派閥会長だった細田博之衆院議長は、19年に関連団体が主催する会合に出席し、「韓鶴子総裁の提唱によって実現したこの国際指導者会議の場は大変意義が深い」と教祖夫人を持ち上げている。安倍の秘蔵っ子だった稲田朋美元防衛相も09、10年と関連団体のイベントで講演。もちろん、安倍の首相秘書官だった井上義行も安倍派だ。

 下村元文科相は教会関連の媒体のインタビューに複数回登場し、講演にも登壇。関連団体から献金も受け取っていた。旧統一教会にとって20年来の悲願だった「世界平和統一家庭連合」への名称変更は、下村が文科相時代の15年に認められている。当時、旧統一教会のために文科行政が歪められた疑惑がくすぶっている。

 そもそも、旧統一教会が日本の政界に侵食するキッカケも、安倍の祖父である岸信介元首相がつくっている。1960年代にまで遡る話だ。岸信介は旧統一教会の政治団体「国際勝共連合」の設立を支援。脱税で米国で実刑を食らっていた旧統一教会の教祖・文鮮明の釈放を求め、当時のレーガン大統領に嘆願書を送るほどの関係だった。

 旧統一教会との結び付きは、娘婿の安倍晋太郎元外相、さらに安倍晋三にまで引き継がれたというわけだ。安倍の実弟・岸防衛相が旧統一教会との関係について「選挙の手伝いをいただいている」と認めたのは、3代にわたる深い関係を否定しきれなかったということだろう。

「安倍元首相は官房長官時代の06年、教会の友好団体に祝電を送った際は、〈誤解を招きかねず担当者にはよく注意した〉とコメントし、距離を置いていました。ところが、昨年9月には同じ団体に平気でビデオメッセージを送っている。安倍一強が長く続いたことで、気にも留めなくなったか、もしくは完全に開き直ったのかもしれない。いずれにせよ、統一教会の窓口は安倍さんでした」(政界関係者)

理念や政策も一体化

 信じがたいのは、選挙だけではなく、とうとう自民党は、理念・政策まで旧統一教会と一体化してしまっていることだ。最近の自民党の訴えは、「選択的夫婦別姓」や「同性婚」への反対姿勢、さらに戦前の家父長制に回帰するような理念など、旧統一教会の主張とほぼ一致している。

 来春設置される「こども家庭庁」という名称も、旧統一教会の働きかけで決まったと囁かれている。もともと名称は「こども庁」で決まりかけていたのに、旧統一教会に近い自民党議員の反対により覆されてしまった。

 この名称変更について勝共連合は、ホームページで<心有る議員・有識者の尽力によって、子ども政策を一元化するために新しく作る組織の名称が『こども庁』から『こども家庭庁』になりました>と成果を誇っているのだ。恐らく、旧統一教会が自民党議員を動かしたのだろう。

 選挙を手伝い、信者が秘書として入り込んだことで、旧統一教会は自民党の奥深くまで浸透している可能性がある。

 ジャーナリストの有田芳生氏は、旧統一教会の政界工作についてこう語っている。

「統一教会の女性信者のチームがロビー活動で国会を回るんです。そして、統一教会の教えを自民党の国会議員さんたちに広報して(中略)日常的に回っているんです」

 こうなると、多くの自民党議員が、気づかないうちに旧統一教会にマインドコントロールされている可能性も捨てきれない。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「安倍政権の10年間で自民党が右傾化した原因が、統一教会にあるとしたら納得がいきます。世界中が、夫婦別姓の容認、性的少数派の尊重に動いているのに、自民党だけが逆行しているのも、統一教会との関係が影響しているのかも知れません」

 岸田首相だって、旧統一教会がどんな団体なのか、分かっているはずだ。なのに、その旧統一教会と手を握ってきた安倍の葬儀を「国葬」にしようとしているのだから、どうかしているのではないか。本当に国葬がふさわしいと思っているのか。

「ただでさえ国葬は、国家が国民に弔意を強制する民主主義と相いれない儀式です。もし、国民に喪に服すことを求めないなら、そもそも国葬にする必要がない。いまからでも国葬について考え直すべきです」(本澤二郎氏=前出)

 大手メディアも野党も、旧統一教会と政界との闇について徹底的に解明すべきだ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/442.html

   

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