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2022年8月27日07時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK287] 安倍元首相の思い出に残るデマと嘘「私が嘘言うわけない」が嘘<第4位〜第1位> それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)

安倍元首相の思い出に残るデマと嘘「私が嘘言うわけない」が嘘【第4位〜第1位】 それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310406
2022/08/27 日刊ゲンダイ


「私が噓を言うわけがないじゃないですか」(安倍元首相=2019年2月、国会)/(C)日刊ゲンダイ

 前回に続き戦後を代表するホラ吹き・安倍晋三の「思い出に残るデマと嘘」を振り返る。

【第4位】移民政策

 2014年10月1日、安倍は国会で「安倍政権は、いわゆる移民政策を取ることは考えていない」と明言。世界各国の指導者が移民政策の失敗を認め、見直しが進む中、特区を利用したり、「外国人労働者」と言葉をごまかしながら、全力で移民政策を推進。結果、すでに日本は世界第4位の移民国家になっている。

【第3位】コロナデマ

 2020年4月13日、安倍は自民党役員会で「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」と発言。欧米では早い段階から休業補償を実施している。要するに補償拡大により国民を救済するのを拒むために、根も葉もない嘘をついたわけだ。

 4月下旬の国会で、代表質問に対し「感染症指定医療機関の病床を最大限動員し、3万2000を超える病床を確保した」と答弁。しかし東京新聞が調べたところ、全都道府県が確保できたのは計約1万4000床に過ぎなかった。新型コロナ騒動は人災でもあった。

【第2位】原発デマ

 2006年12月13日、共産党の衆院議員だった吉井英勝は「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」を政府に提出。原発が地震や津波で冷却機能を失う可能性があるといった指摘に対し、同年12月22日、安倍は答弁書で「我が国において運転中の五十五の原子炉施設のうち、非常用ディーゼル発電機を二台有するものは三十三であるが、我が国の原子炉施設においては、外部電源に接続される回線、非常用ディーゼル発電機及び蓄電池がそれぞれ複数設けられている。また、我が国の原子炉施設は、フォルスマルク発電所一号炉とは異なる設計となっていることなどから、同発電所一号炉の事案と同様の事態が発生するとは考えられない」と答えた。

 2011年3月11日、東日本大震災が発生。津波に襲われた東京電力福島第1原子力発電所で全電源喪失事態が発生。炉心溶融(メルトダウン)により大量の放射性物質が漏洩した。

【第1位】自己言及の嘘

 2019年2月13日、安倍は国会で「私が嘘を言うわけがないじゃないですか」と発言。その発言自体が嘘。


適菜収  作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/800.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 山際「私が出席したと考えるのが自然」モーニングショー視聴者の返しが秀逸(まるこ姫の独り言)
山際「私が出席したと考えるのが自然」モーニングショー視聴者の返しが秀逸
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/08/post-92cac5.html
2022.08.26 まるこ姫の独り言

山際はどこまで往生際が悪いのか。。

まだしつこく粘っている。

これだけ粘ったら政治家の前に人間性が疑われる。

「私が出席したと考えるのが自然だと思う」そんな屁理屈通用する訳がないのに、本人だけは大真面目。


これだけ動かぬ証拠が出てきてもどうしても統一教会との関連を認めたくないらしい。

山際大臣「報道を見る限り私が出席したと考えるのが自然」旧統一教会関係の会合出席めぐり「覚えていない」連呼も
 8/25(木) 18:38配信 TBS NEWS DIG Powered by JNN

>2016年、ネパールで旧統一教会の関連団体が主催したイベント。当時の資料には山際大臣とみられる人物の写真も…。しかし、山際大臣側はこれまで出席は確認できていないとの説明を繰り返していました。

>しかし、報道に出てるものを見る限り、私が出席したと考えるのが自然だと思う

なんでこんなに回りくどいのか。

認めるんだったら潔く認めれば良いのに。

例えば、世界を股に掛ける人なり、商社マンなどが毎週海外に行っているから記憶にないと言われたら仕方がないか。。。となるかもしれないが、この人は自民党の政治家でそれほど海外出張があるとは思えない。

2016年、統一教会の海外での会議に出席しているが記憶にないという。

どれだけ記憶力に難があるのだろう。

こんなに記憶力に難のある人が大臣が務まるのだろうか。

山際
>通常国会が1回終わったところで、ほとんどの資料は整理して、リセットして次に進むっていうことを今までもやってきた

2、3年前のことすら覚えていないのに通常国会の資料はすぐにリセットして次に進む。

認知症かと疑いたくなる人が、そんなにすぐに資料を廃棄して大丈夫か。。。

今日のモーニングショーは、「政治は無意識民主主義、AIに決めて貰う」の是非を議論していたが、番組の最後で視聴者が「どこの会議に出席したか分からないような議員に任せるくらいならAIに任せた方がよっぽどいい」

番組内は大爆笑。

そういいたくもなるほど、今の自公政権は劣化の一途を辿り、あれだけ統一教会との関連性が動画や画像でバレているのに、「しらなかった、覚えていない」これで済むと思っているのか、突如、健忘症や認知症患者が溢れかえる。

本当にこんな政治なら、AIに任せた方がどれだけマシか。。。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/801.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 国葬は国民の半分以上が反対なのに…二階元幹事長は「やらなければバカだ」だって 三遊亭鬼丸の与太噺(日刊ゲンダイ)

国葬は国民の半分以上が反対なのに…二階元幹事長は「やらなければバカだ」だって 三遊亭鬼丸の与太噺
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/310418
2022/08/27 日刊ゲンダイ


「やらなければバカだ」だって(二階元幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

「民主主義を守る」と安倍元総理が撃たれた時に言った岸田総理。でも実際は政治的思想は全くなかった犯人。旧統一教会への恨みが動機で安倍元総理はそことズブズブの関係と国民が知ったときには投票のあと。内閣の中にも旧統一教会と関係の深いものがいるから取り替えようとすれば結果的に増えちゃいましただって。

 関係があるものは内閣に選ばれる前に自己申告してって性善説に基づいても、マスコミに見つかってから「旧統一教会だとは思わなかった」と事後申告の連発。性根が悪い、いえ腐りきってる人たちに性善説が通用するわけもなく。銃撃というショッキングな殺され方が殉職の感じだったので感情が高ぶって国葬を決めたのかも知れませんが今や国民の半分以上が反対。なのに二階元幹事長は「やらなければバカだ」だって。

 さて民主主義を守るために岸田総理にやってもらうことは、まず旧統一教会との関係が深かった議員の駆除です。この期に及んで関係を断つと言いきれないズブズブ議員にはぜひ離党勧告を。議員を続けられるのはシャクですが、せめて自民党は党として今後反社会的団体との付き合いを断つのは民主主義を守るというよりも道義的に当然でしょう。逆にこれらの議員になんのペナルティーもないというならその関係を党は容認してることになるんですよね。あと内閣改造したけど関係隠蔽大臣たちは即交代。だって自供するチャンスがあったのに逃げ切れると思った結果逮捕された犯罪者と同じなんですから。自供した方は(いたのかは知らないけど)まだしも逃亡犯には二度と内閣に指名しない罰を。そして最後に国葬。国会審議もしないで決めるなんて民主主義の手順を踏んでないでしょう。しかも反社会的団体とのズブズブどころか票の元締してたことまでバレてるのに。

 岸田総理、反社会的団体や国民を欺くまたは欺いた議員を徹底的に排除して民主主義を守ってください。できるわけないか。


三遊亭鬼丸  落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。




自民・二階元幹事長「自民党はビクともしない」 旧統一教会との関係めぐり

2022/08/24  TBS NEWS DIG Powered by JNN

旧統一教会と自民党の議員との接点が相次ぎ浮上している問題をめぐり、二階元幹事長は「自民党はビクともしない」と述べました。

自民党 二階俊博 元幹事長
「電報を打ってくれって言われりゃ打つんですよ。『応援してやろう』と言ってくれたら『よろしくお願いします』っていうのは、もうこれは合言葉ですよ。モノ買いに来てくれたら『毎度ありがとうございます』って商売人が言うのと同じなんですよね。究明し修正をしてやっていくべきだと思いますが、自民党はビクともしないよ」

二階氏は講演で自身と旧統一教会との関係を否定したうえで、「応援してくれる人たちをこっちが選択する権利はほとんどない」、支援者が旧統一教会関係者かどうか「すぐ瞬時にわかるわけがない」と述べました。

また、政府が決定した安倍元総理の国葬の実施については「当たり前のことで、やらなかったら馬鹿だ」と述べました。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/802.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 見えた日本衰退の原因<本澤二郎の「日本の風景」(4547)<敗戦で主導権を握った労組も産別組合化で財閥カルトに屈服>
見えた日本衰退の原因<本澤二郎の「日本の風景」(4547)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33943096.html
2022年08月27日 jlj0011のblog

<敗戦で主導権を握った労組も産別組合化で財閥カルトに屈服>

 昨日見たYoutubeで、15年もの間、米国で暮らしたという作家の話を聞いた。彼は「日本はカルト社会だ」と断じた。日本のカルト社会の真犯人を、神社神道と決めつけた。そういえば、神社の祭礼に自治会費を公然と支払っている日本文化に対して、NOと突き付けた京都の勇敢な市民の提訴の記事紹介に、予想外の反響が集まった。ヒラメ判決では押し切れまい。

 なるほど日本の明治以降の文化は、国家神道によるカルト社会(政教一致体制)が、この国を二度も滅ぼしている元凶といえる。これは新発見だ。天皇を神とするカルト信仰が、統一教会をはびこらせた素地なのだ。韓国では、統一教会は宗教団体として、一般に認知されていないことも、韓国人が語っている。日本国民の資産を奪い取るという、明らかに信じがたい詐欺犯罪を受け入れる日本文化には、神道効果だった。「英霊」だったり、合格祈願や出産祈願と何でもござれだ。幼稚じみた行動に、ためらいを持たない愚民の存在を、誰も否定できないだろう。ご利益信仰は仏教にも。凡人にはついていけない。

 このカルト社会を有効に活用・操作して権力を維持する自民党、さらにいうと創価学会公明党といえなくもない。もう一つが、経済界を意のままに独占している財閥。ともに神社神道を「崇拝」している仲間たちだ。「エリート国民という一等国民」は、中央も地方もカルトの仲間たちばかり、それも戦前も戦後も、である。カルトに騙され、騙す文化の日本ゆえに、統一教会問題の深刻さが存在するのである。

 ここでは財閥に操られる労働者・労働組合の衰退と、同時に日本という国の「亡びの文化」を裏付けて余りあろう。25歳の女性弁護士がみた労働争議、それは今から55年前の体験だが、以上の結論に達した。日本のカルト滅びの文化に、権力を握る為政者も、財力を独占する財閥も呑み込まれたままの日本なのだ。近代ではない日本を象徴している。

<組合執行部は労働貴族=企業労組化で出世約束=組合役員は踏み台> 

 「今だけ・自分だけ・金だけ」とも教えられたばかりだが、戦後活躍した、泣く子も黙るといわれた総評も、今はおとなしい労働貴族の連合に吸収されてしまった。アルバイトや非正規労働者という差別された労働者に見向きもしない。

 財閥企業下の形だけの組合活動が、出世の近道になって、もう何十年も経つ。経営者も楽だ。企業別労組という檻に労働者を追い込むことに成功すると、そこに清和会の小泉純一郎内閣が、怪しげな学者・竹中平蔵を抱き込んで、労働運動の根幹を突き崩してしまった。今の連合という労組連合は、労働貴族で組織化され、その結果、かつての革新政党・社会党は消滅してしまった。連合は市民や国民に目を向けなくなり、財閥の配下となってしまった。

 本来の労働運動は消滅した。日本衰退の原因である。中島源太郎秘書の鈴木君が「面白い労働運動指導者」を紹介してきた。JR東労組の松崎明だ。彼は労働運動と平和運動を、二本の柱にした真っ当な労働運動家だった。権力に屈しない発言と行動に対して、大いに共感した。

 ワシントンとの接点は成功しなかったが、北京との交流は成功した。彼の決断と行動力によって、貧しい山間部の「希望小学校」を沢山再建した日中友好活動は、あっぱれだ。付きまとったハエのような公安当局に悩まされながらも、JR東・JR総連は、連合内で見事な存在感を誇示していたが、彼が亡くなると、組織は分裂してしまった。

 今ではまともな労働組合は、連合内に存在しない。衰退する日本を象徴している。結果、財閥に操られる連合の衰退は、労働組合不在を招き、社会の右翼化と迷走する野党へと追いやってしまった。財閥の暴走と自民党と公明党の暴走を許してしまった。ブレーキのきかない黒い列車が列島を走っている。岸信介・児玉誉士夫と文鮮明の統一教会が爆走してきた背景である。

<25歳で弁護士として古河鉱山事件に関与、今夏地元で劇的交流会>

 古河財閥をご存知か。55年前の1967年、古河鉱業(現在は古河機械金属)の労働争議の裁判で、裁判長以下が現場を視察する場面があった。

 この時、25歳の女性弁護士も弁護団に加わっていたことを記憶している人は少ない。ところが、今夏奇跡のようなことが起きた。彼女は55年ぶりに、元足尾銅山事件で日本の公害第一号となって悪名を世界に轟かせた現場近くに孫と共に出かけた。

 労働争議の関係者数人が90歳前後で今も生きていて、80歳の女性弁護士と交流をした。こんなことはまずありえない。コロナがなければ同行取材したかった、といまも一人悔しがっている。

<鉱山は女人禁制という神道カルトで大混乱の現場視察>

 足尾銅山の鉱毒事件では、教科書にも載っているが、もう忘れかけていたので調べてみると、栃木県選出の代議士・田中正造の有名な天皇直訴のことが紹介されている。カルト天皇とカルト財閥は一体である。直訴など実現するわけもないのだが、田中の抗議は亡くなるまで続いた。

 渡良瀬川に流れ込む鉱毒に、魚も農地も殺されてゆく。一人抗議の戦いをする田中正造と、統一教会と孤軍奮闘した自由法曹団弁護士・郷路征記の活躍を重ねると、誰もが涙が出る。この足尾銅山事件は、朝鮮人2461人と中国人なども強制連行を強いられた。「カルト天皇とカルト財閥の神がかりの文化」といえなくもないだろう。敗戦でも、このカルトの恐ろしい文化から脱却できないでいる日本を、避けて通ることは出来ない。悲劇の日本である。

<カルトに屈しなかった弁護士は自由法曹団の男女平等論者>

 裁判長と争議弁護団が、悪名高い鉱山に踏み込んだ場面で、深刻な事件が発生した。なんと「女人禁制」を盾に、25歳の女性弁護士の坑道入りを、古河側が阻止してきた。これに驚いた弁護団も対応を協議した。「弁護士になって人助けをする」という、血気盛んな弁護士一年生の、いわば初めてともいえる大裁判にかける意気込みを、弁護団として大事な場面で押さえつけるわけにはいかない。

 弁護団は結束して裁判長に対して、無意味な女人禁制に従うわけにはいかない。いまは民主憲法下の日本だ、会社側の要求に合理性はない、と突っぱね、裁判長も同意して坑道視察を強行した。

 神道カルトは、敗戦後にも生き延びていた。男尊女卑も。それを司法の場でも強行しようとしたが、女性弁護士の「男女差別許さず」の意志が勝った。裁判は古河の不当労働行為を認定して勝利した。

<カルト社会に屈しない人間作り・人間教育が不可欠>

 思うにマンション管理組合で、自治会費を神社の祭礼に出すことは許されないと主張したことに対して、大手の商社マンだったという人物は「いいではないか。子供時代に山車を引いたのではないか」と横やりを入れてきた。幼児期の思い出が、カルトを容認させていた。 

 ことほど日本人は、カルト風習・慣習に弱い。ひどいのは「慣習法」とひどい屁理屈で押し切ろうとする法律知らずの愚民が今もいる。

 真っ当な人間教育が不可欠である。学校教育・家庭教育がしっかりしていれば、合理主義が当たり前となる。手品は不要である。簡単なことなのだ。文科省を牛耳る清和会の狙いが読めるだろう。文教族の五輪汚職で浮上している森喜朗は、自身の銅像づくりに余念がないという。正体みたりだ。

 教養のある常識人間が、三権に参画することが不可欠なのだ。

2022年8月27日記(政治評論家)

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/803.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 岸田自民の旧統一教会「関係調査書」は子供だましミエミエ…記入用紙はA4ペラ1枚のみ(日刊ゲンダイ)


岸田自民の旧統一教会「関係調査書」は子供だましミエミエ…記入用紙はA4ペラ1枚のみ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310450
2022/08/27 日刊ゲンダイ


どこまで公表されるか(C)日刊ゲンダイ

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党の癒着をめぐり、岸田首相が力強く言っていた「もう一段踏み込んだ対応」にはズッコケだ。自民は26日、すべての所属国会議員を対象に教団や関連団体との接点の有無を確認する調査書を配布。といっても、記入用紙はA4のペラ1枚で、これじゃ書ききれない議員が続出してしまう。子供だましがミエミエだ。

 先月31日には「政治家の立場から、それぞれ丁寧に説明していくことが大事」とお茶を濁していた岸田首相だが、反転攻勢を期した内閣改造は大失敗。

 支持率下落に歯止めがかからず、24日に一転して「自民党総裁として、もう一段踏み込んだ実効的な体制の整備をはじめ、国民の不信を払拭するための方策を茂木幹事長らと協議し、必要な指示を行いたい」と修正した。

 それで幹事長名で配布されたのが、「旧統一教会及び関連団体との関係について」と題したA4用紙2枚のペーパー。1枚目には調査の趣旨などに割かれ、〈党として組織的な関係は一切ないことは既に確認済み〉とドスを利かせた上で、〈党として全体像を把握するため、所属国会議員全員に点検結果を党本部にご報告頂くことと致しました〉と書かれている。

米粒のような字で書き込むか、別紙添付か

 調査項目は、

 @会合への祝電・メッセージ等の送付
 A関連媒体でのインタビューなどの掲載
 B関連団体の会合への出席
 C教団主催の会合への出席
 D教団および関連団体に対する会費等の支出
 E教団および関連団体からの寄付やパーティー収入
 F選挙支援
 G選挙支援の依頼や動員などの受け入れ

 ……に上る。具体的な記載を求めている割には余白が少ない。旧統一教会の名称変更に関与した疑いが濃厚な下村元文科相や、長年にわたって選挙支援を受けてきた萩生田政調会長は言うまでもなく、教祖の妻を「マザームーン」と呼んでいた山本朋広衆院議員なんかは枠内に収まりそうにない。関連イベントに出席し、「内容を安倍総理にさっそく報告したい」と言っていた細田衆院議長もキツそうだ。米粒のような字で書き込むか、別紙を添付するほかない。

 教団との関わりをゴマカして留任した山際経済再生相は28日から9月1日にかけて訪米し、起業家らと意見交換するという。事後追認に追われている状況で、2日の締め切りまでに精査し、キッチリ提出できるのか。時間稼ぎなんて冗談じゃない。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/804.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 岸田総理の内閣人事を動かした2人の“大物”とは 内閣改造1週間前に会食(デイリー新潮)

※週刊新潮 2022年8月25日号 誌面クリック拡大


岸田総理の内閣人事を動かした2人の“大物”とは 内閣改造1週間前に会食
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08250557/
2022年08月25日 デイリー新潮


岸田文雄総理

 内閣改造・党役員人事を1週間後に控えた8月3日の夜。岸田文雄総理は都内の料理屋で、自民党の2人の長老と向かい合っていた。

 御年85になる安倍派の「ラスボス」こと森喜朗元総理と、かつて「参議院のドン」と恐れられ、6月に米寿を迎えた青木幹雄元官房長官。安倍晋三元総理の急死と旧統一教会問題で揺れる政権を安定させるには、最大派閥と参院自民党の支援が絶対条件との目算だ。

 会には森氏側近の遠藤利明選挙対策委員長のほか、青木氏が手塩にかける小渕優子組織運動本部長の姿もあった。安倍派をグリップするにはどうすれば――。総理のあまりに率直な問いかけに、森氏はこう答えた。

「押さえるべきは、萩生田、西村、松野、高木、世耕の五人だ」

森氏が推す五人が入閣、党執行部入り


森喜朗元総理

 その後の岸田総理は「聞く力」を遺憾なく発揮した。森氏の信頼が最も厚い萩生田光一前経産相を政調会長に抜擢し、自ら経産相に手を挙げた西村康稔元経済再生担当相をその後任に据えた。松野博一官房長官、高木毅国対委員長、そして世耕弘成参院幹事長は留任。これで、森氏が推す五人すべてが内閣もしくは党執行部に入ったことになる。

 安倍派の中堅議員は「もっと中堅若手にポストを回してほしかったが、文句の言いようがない」と嘆くが、岸田総理は遠藤氏を総務会長に格上げし、ラスボスを重んじる姿勢を示すことも忘れなかった。

 一方の青木氏は現役時代、同じ派閥に身を置きながら茂木敏充幹事長とは犬猿の仲で知られ、いまも毛嫌いしている。昨秋の衆院選の後、茂木氏が急遽幹事長に就任した際には「あいさつもなく、筋が通らない」と激しく怒りをあらわにしたほどだ。


青木幹雄元官房長官

「よろしく頼む」

 参院選を大勝に導いた茂木氏の続投は既定路線ではあったが、いまも参院自民党に影響力を持つ青木氏の理解が得られなくては党の不安定要因になりかねない。続いて岸田総理は、青木氏の意向をそれとなく探った。

「義理人情のない奴が、麻生(太郎・副総裁)と組んでおかしなことをしている。ほんに許せんわね」

 青木氏はいつもの出雲弁で茂木氏への批判を口にしたものの、幹事長人事には言及しなかった。岸田総理はこれを続投容認と理解した。自民党幹部が解説する。

「青木さんも人事は総理に任せるという姿勢になった。先の参院選の際、茂木さんが青木さんの長男・一彦さんの応援に入ったことも、青木さんの心境に変化をもたらしたようだ」

 それは茂木氏なりの“配慮”だった。投票日が4日後に迫った7月6日、茂木氏は小渕氏を伴って島根県を訪れていたのである。

「これからの参議院を背負って立つ、青木一彦をどうぞよろしくお願いします!」

 出雲市内の街頭で声を張り上げる幹事長。来たるべき総理・総裁の座を射止める日に備え、自身を忌み嫌う青木氏に精一杯の歩み寄りを見せた瞬間だった。

 むしろ、会合で青木氏が強調したのは小渕氏の処遇だ。青木氏は官房長官として父の小渕恵三元総理を支え、病に倒れた際には、死の淵に立ち会った。

「小渕さんが上がっていくことが最後の夢だわね。よろしく頼む」

後進の台頭を嫌う茂木氏

 岸田総理はこの言葉を重く受けとめた。一時は小渕氏を党四役の一角・選挙対策委員長へ抜擢することを検討したほどだ。が、これには後進の台頭を嫌がる茂木氏が「党四役のうち、二つのポストを茂木派が占めるのはバランスが悪い」と強く反対。結果的に見送られた。

 そこで岸田総理は小渕氏を組織運動本部長の留任に収め、一方で茂木派から加藤勝信元官房長官を3度目の厚労相へと一本釣りしてみせた。総理周辺は「茂木氏を使いつつ、小渕・加藤と競わせる狙いだ」と解説するが、茂木氏が次期総裁候補として突出することを抑える妙案ともいえる。

 時の総理が党の重鎮らに頭を下げて指示を頂くさまは、「政治は夜動く」といわれた派閥政治の復活を思わせる。徹底した守備の布陣はその賜物だが、岸田総理が「黄金の3年間」で何を成し遂げたいのかは、ますます朧(おぼろ)げになりつつある。

政治ジャーナリスト・青山和弘

週刊新潮 2022年8月25日号掲載

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/805.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 旧統一教会との関係「調査を行う必要はない」あたしたちの声をガン無視してる 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

旧統一教会との関係「調査を行う必要はない」あたしたちの声をガン無視してる 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310353
2022/08/26 日刊ゲンダイ


首相公邸からリモートで省庁幹部らと面会する岸田首相(内閣広報室提供)

「個人の政治活動に関するもので、調査を行う必要はない」(政府・答弁書)

 これは8月15日、立憲民主党の小西議員の質問主意書に対する政府が出した回答だ。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と閣僚ら政務三役の関係について。でもって、これを閣議決定した。

 なにが「聞く力の岸田」じゃ。7日に発表されたJNNの世論調査によると、政治家が旧統一教会や関連団体との関係を断つ必要があると答えた人は、77%。必要がないと答えた人はわずか15%だったんだからね。

 あたしたちの声をガン無視してる。

 第2次岸田改造内閣は旧統一教会と関わりのある議員を切るのか、と思われていたが、逆に増えているようだ。それでいいと思っているのか?

 19日、あたしがアシスタントとしてレギュラー出演しているラジオに、弁護士でタレントの角田龍平さんがゲストでいらした。角田さんはつい先日、本を出されていて(『ラジオと憲法』という本です)、その中に親しい芸人さんについて書かれた箇所があった。

 その芸人さんはあたしも知っている。悪い噂も聞いたことはあるが、あたしは親切にされたという印象しかない。

 角田さんにそのことを告げると、彼は「自分もそうなんです」と答えた。「仕事を辞めさせるまでする必要があったのか」と。

 あたしたちに良くしてくれた芸人さんは、反社との付き合いをスクープされ、メディアリンチを受け、社会的に抹殺された。思えば、そういうタレントさんはその人だけじゃない。

 旧統一教会は反社会的団体だ。芸人と政治家、どちらがより襟を正さねばいけないかなんて、子どもでもわかる。

 岸田首相は野党が求める早期臨時国会に応じない構えらしいが、そこまでメディアに責められていない。こんなことがまかり通っていいのか? だとしたら多くの報道が、あの芸人さんに謝るべきだ。


室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/806.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 野党共闘妨害連合と勝共連合(植草一秀の『知られざる真実』)
野党共闘妨害連合と勝共連合
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-2084bc.html
2022年8月27日 植草一秀の『知られざる真実』

日本政治の停滞が続く。

2009年に政権交代が実現した。

この政権を大切に育てていれば日本政治史はまったく異なるものになった。

鳩山内閣がなぜ破壊されたのか。

その原因を正確に捕捉することが必要だ。

鳩山内閣は日本政治の基本構造を変えようとした。

米国による支配、官僚による支配、大資本による支配

の構造を打破しようとした。

普天間の県外・国外移設方針を明示。

官僚天下り根絶を公約に掲げた。

企業団体献金の全面禁止提案も示した。

しかし、このことは、日本政治の既得権勢力一掃を意味する。

既得権勢力が猛反撃に出ることは自明だった。

敵は鳩山内閣内部に潜んでいた。

米国・官僚・大資本と通じる勢力だ。

この「隠れ利権複合体勢力」が鳩山内閣を内部から破壊した。

日本政治を支配してきた勢力が「米・官・業・政・電」の悪徳ペンタゴン、悪徳ピラミッドだった。

普天間の県外・国外移設方針を破壊したのは

岡田外相・北澤防衛相・前原沖縄担当相・平野官房長官の4名だった。

彼らが服従したのは鳩山首相ではなく米国=日米合同委員会だった。

菅直人、藤井裕久、渡部恒三、仙谷由人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の各氏を「悪徳10人衆」と呼んでいる。

鳩山首相は日本政治の既得権勢力の全体に対峙して政策路線を設定した。

そのために既得権勢力の猛反撃、総攻撃を受けた。

民主党内部には既得権勢力と通じる者が多数存在した。

2010年2月にカート・キャンベル米国務次官補が来日して小沢一郎氏と会談した。

会談に先立ち、キャンベル氏は前原誠司氏と会談している。

前原氏は小沢氏を信用するなと発言するとともに、年末の沖縄知事選での伊波洋一氏選出のリスクを指摘した。

同時に前原氏がルース駐日大使に「米側がいかなる代替案も受け入れない場合、2010年5月連休後に現行案(辺野古移設案)を推進し、社民・国民新党との連立政権も解消する」方針を伝えたとウィキリークスが暴露した。

キャンベル次官補は訪日後にソウルを訪問し、ワシントンに公電を送信。

そのなかで「岡田克也外相と菅直人財務相と直接話し合うことの重要性を指摘」と伝えている。

鳩山内閣が既得権勢力によって破壊される様子を至近距離で観察した菅直人氏は既得権勢力側に寝返った。

菅直人氏は2010年4月に訪米し、アーリントン墓地で献花した。

米国の面接試験を受けるために訪米したと見られる。

鳩山首相は普天間の県外・国外移設方針を隠れ既得権勢力に破壊され、首相辞任に追い込まれた。

権力を強奪したのは既得権勢力側に寝返った菅直人氏である。

その後、権力ポストは野田佳彦氏に引き継がれた。

民主党政治は完全に米・官・業トライアングルに支配される状況に転向した。

敗戦後日本政治の通奏低音は「対米隷属」である。

1945年から1947年の2年間だけが例外期間。

この期間に驚異的スピードで日本民主化措置が断行された。

その集大成としての遺産が「日本国憲法」だ。

わずか2年間の成果として「日本国憲法」が遺されたことは、その後の「逆コース」を踏まえれば奇跡に近い偉業だった。

1947年以降の日本政治の基本に置かれた米国戦略が「反共政策」であり、その象徴が「国際勝共連合」である。

民主党を「水と油の混合体」と指摘し続けてきた。

旧民主党内に潜む「守旧勢力」=「対米隷属勢力」の基本戦略が「反共政策」である。

連合が正体をむき出しにして「反共政策」=「勝共政策」を前面に押し立てている。

これは自民党の「反共政策」=「勝共政策」と軌を一にするもの。

共通のベースになったのが「国際勝共連合」である。

日本政治刷新に向けての野党態勢再構築に際して、見落とすべきでないのがこの視点である。

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記事 [政治・選挙・NHK287] <笑わせんなよ!>岸田首相や茂木幹事長にヤル気なし 自民党の統一教会身内調査(日刊ゲンダイ)

※2022年8月27日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年8月27日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし

 国民をなめるにも程がある。こんなフザケた釈明が通じると本気で思っているのか。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と親密な関係が発覚した山際大臣の弁明が、国民の怒りを買っている。

 マスコミ報道によって、山際が統一教会が主催するイベントに頻繁に参加していたことが判明。2010年には韓国で開催された国際会議に出席し、16年には、わざわざネパールで開かれた会議にも足を運んでいた。海外まで行くのは、よほど関係が深いということだろう。

 ところが、山際は、記者会見で「出席したか覚えてない」と平然と口にし、「でも、報道を見る限り私が出席したと考えるのが自然だ」と、最後まで他人事のような態度だった。写真など確実な証拠があるのに「覚えていない」で押し通した。

 しかし、海外まで行ったのに「覚えてない」ということがあり得るのか。ネパール訪問は、山際本人が16年8月3日、自分のツイッターに<ネパール出張等、最近の活動報告を致しました>とツイートしているのだ。しかも、ネパールの国際会議では、会場のスクリーンに文鮮明教祖の写真が掲げられていた。覚えていないはずがない。

 政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。

「山際大臣は即刻、大臣を辞任すべきです。彼は経済再生担当相ですよ。ここまで記憶力が悪いとなると経済閣僚は務まらないでしょう。政治家としても質が悪すぎる。内閣改造の前、統一教会との関係を問われても『お答えは差し控えたい』と逃げ続け、口を割ったのは、まんまと留任が決まった後でした。もし、山際大臣が自ら辞任しないのなら、岸田首相は更迭すべきです。スパッとクビを切れば、支持率も上がるのではないか」

 統一教会と深く関わっていながら、平然と嘘をつき、少しでも関係を小さく見せようとしているのは、山際だけじゃない。党三役に就任した萩生田政調会長もヒドイものだ。

 統一教会と親密だったことを問われて、「かつての社会的問題について、いまはそういうことはないと認識していた」とスットボケてみせた。統一教会が相変わらず“反社会”的な活動を続けていることは常識だろう。権力の中枢に長くいながら、知らないはずがない。

 統一教会問題で露呈したのは、自民党議員は、平然と嘘をつき、ゴマカし、バレても要職にしがみつこうとする下劣な連中ばかりだということだ。

本気で調査したらパンドラの箱が開く

 いま頃になって自民党は、国民の批判をかわすために、全議員を対象に統一教会との関係を“調査”するらしいが、チャンチャラおかしいとはこのことだ。

 自民党が本気で調べる気がないのはハッキリしている。8月3日、立憲民主党が、統一教会による被害実態を解明するために、国会に「調査委員会」を設置して徹底的に調査すべきだと申し入れたのに、自民党は受け取りさえ拒否している。

 そもそも自民党の“調査”とやらは、統一教会による「選挙応援」の有無などをアンケート形式で聞く、通り一遍のものだ。一人一人、厳しく尋問するならまだしも、平然と嘘をつき、動かぬ証拠を突きつけられても「覚えてない」と言い張る連中が、ペラ1枚のアンケートに正直に答えるはずがないだろう。

 なにより、もし本気で統一教会との関係を調べたら、パンドラの箱が開き、自民党は崩壊する可能性さえある。本気の“調査”などやれるはずがない。

「自民党と統一教会が、半世紀にわたってタッグを組んできたことは、公然の秘密です。統一教会が自民党議員の選挙を全面支援する代わりに、自民党は統一教会が自由に活動できるようにアシストしてきた。たとえば、“正体隠し”につながることを分かりながら、教団の名称を変更したいと頼まれれば、あっさり応じている。自民党が統一教会の跳梁跋扈を許してきたのは間違いない。深刻なのは、少数の幹部だけではなく、自民党全体に統一教会の“毒”が回っていることです。8.10改造内閣でも、統一教会と関係のある大臣が8人もいる。共同通信の調べによると、100人近くの自民党議員が統一教会と接点があったといいます。岸田首相が、山際大臣や萩生田政調会長を更迭しないのも、処分をはじめたらキリがないからではないか」(本澤二郎氏=前出)

 とうとう、自民党と統一教会は、理念や政策まで一体化しはじめている。

 自民党の「改憲草案」と統一教会の「改憲案」は、そっくりである。もはや、手を切るなど不可能なのではないか。

野党は徹底的に追及解明せよ

 アンケート調査を開始した自民党は、結果を発表し、「今後、統一教会とは一切付き合わない」と宣言すれば、それで逃げ切れると考えているようだが、甘すぎる。

 安倍元首相の銃撃事件で国民が改めて分かったことは、いかに統一教会が恐ろしい組織かということだ。

 銃撃した山上徹也容疑者(41)が、「統一教会によって人生と家族がメチャクチャになった」と供述した通り、統一教会に関わったら、なにもかも失ってしまう恐れがある。

 山上容疑者の母親(69)も、いまだに洗脳が解けないという。事件後1カ月間、母親の面倒をみていた山上容疑者の伯父(77)は、母親の様子を本紙にこう語っている。

「銃撃事件で母親に気持ちの変化? ありません。変わるはずがない。私の家にいた時も教団の本を読み、礼拝し、教団関係者と連絡を取っていましたから」「あの人の世界観は統一教会の中にあり、それ以外のことは自分には関係ないというスタンスです」

 人生を狂わせる教団と裏でつながり、便宜をはかってきたのが自民党だ。意味のないアンケート調査くらいで、国民が「自民党も反省したようだ」と納得すると思ったら、大間違いである。

「統一教会が自民党議員の選挙マシンとなり、その見返りとして、権力を持つ自民党が教団を保護してきた。自民党と統一教会との関係は、“政教分離”を定めた憲法20条に抵触する疑いがあります。自民党が統一教会に便宜をはかったために、統一教会の活動にストップがかからず、人生が暗転してしまった人も少なからずいるのではないか。アンケート調査くらいでは、自民党は免罪されませんよ。世論調査でも、87%が“自民党と統一教会の関係に問題があった”と答えている。いまこそ野党は、国民の声に応えて、自民党と統一教会との関係を徹底的に追及解明すべきです。問題をウヤムヤに終わらせたら、日本の民主主義にとっても大きな禍根となりますよ」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 自民党議員は「モリ・カケ・桜と同じように、どうせ時間が経てば国民は忘れる」とタカをくくっているという。しかし、この問題は、絶対に中途半端に終わらせてはダメだ。国民愚弄の失格政治家を一掃する必要がある。


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