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2023年3月22日08時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK289] <随時更新>岸田首相 ウクライナでゼレンスキー大統領と会談(NHK)
【随時更新】岸田首相 ウクライナでゼレンスキー大統領と会談
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230321/k10014014891000.html
2023年3月22日 6時45分 NHK


※動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230321/k10014014891000.html

岸田総理大臣はウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行いました。

そして日本時間の22日朝早く、岸田総理大臣はキーウを出発しました。

共同記者会見では、ウクライナへ殺傷能力のない装備品などを支援することを明らかにしました。また、ゼレンスキー大統領はG7広島サミットにオンライン参加する意向を表明しました。

岸田首相 キーウを出発

日本政府関係者によりますと、ウクライナの首都キーウを訪問していた岸田総理大臣は現地時間の21日夜、日本時間の22日の朝早く、キーウ中心部の駅を列車で出発しました。

ゼレンスキー大統領 SNSで岸田首相訪問を歓迎

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日夜、日本時間の22日未明、みずからのSNSにメッセージを投稿し「国際秩序の力強い守護者でウクライナの長年の友人である日本の岸田総理大臣をキーウに迎えたことをうれしく思う」としてウクライナ訪問を歓迎しました。

また、およそ2分間の動画を公開しみずから岸田総理大臣を出迎え、握手する様子や、ウクライナと日本の国旗が掲げられた部屋で2人そろっていすに座り写真撮影に応じる様子を紹介しました。

動画の中ではウクライナ側と日本側の会談の一場面も映し出され、両国の友好関係をアピールしました。

岸田首相 ウクライナに殺傷能力のない装備品を支援へ

岸田総理大臣は訪問先のインドから日本に帰国せずにポーランド経由でウクライナに入り、首都キーウでゼレンスキー大統領と首脳会談を行いました。

このあと、両首脳は共同記者会見に臨み、岸田総理大臣は「何としてもG7広島サミットまでにウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と直接話し、日本の揺るぎない連帯を伝えたいと強く願っていた」と述べました。

その上で「ロシアによるウクライナ侵略は 国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ。キーウとブチャを訪問し、惨劇を直接目の当たりにしてこのことを改めて強く感じている」と強調しました。

そして、5月のG7広島サミットでは、法の支配に基づく国際秩序を守り抜く決意を示すとともに、国際社会が直面している食糧問題にも取り組む意向を示しました。

さらに、これまでに決定や表明をしている総額71億ドルのウクライナへの支援を着実に実施するとした上で、新たに、ウクライナに殺傷能力のない装備品を支援するため、NATO=北大西洋条約機構の基金を通じて3000万ドルを拠出するほか、エネルギー分野などでの新たな無償支援として4億7000万ドルを供与すると明らかにしました。

また、2国間の関係強化に向けて、情報保護協定の締結に向けた調整を開始すると説明しました。

そして「今後も日本ならではの形で切れ目なくウクライナを支えていく。ウクライナの美しい大地に平和がもどるまで日本はウクライナとともに歩んでいく」と述べました。

岸田総理大臣は、このあと、ポーランドに移動して首脳会談を行い、23日の朝帰国する予定です。

岸田首相「広島で一致した明確なメッセージを」

岸田総理大臣は、ゼレンスキー大統領との会談のあと、キーウ市内のホテルで記者団の取材に応じ「ゼレンスキー大統領からは、G7広島サミットではロシアによる核兵器使用の威嚇への対応などを取り上げてもらいたいという話があり、議長国として、法の支配に基づく国際秩序を守るためのリーダーシップを発揮する決意を新たにした。一致した明確なメッセージを発することができるよう準備を進めていきたい」と述べました。

また、今回のウクライナ訪問について「ゼレンスキー大統領からの要請を踏まえて、秘密の保持や危機管理、安全対策に万全を期すべく慎重にウクライナ側と調整し、実現した。戦時下にあることから、安全対策などの観点もあり、事前には厳格な情報管理を行ったが、内容や成果などについて、できるかぎり丁寧に説明させてもらいたい」と述べました。

一方、事前にロシア側に通告したかどうかについては、「外交上のやりとりなので、答えは控える」と述べるにとどめました。

ゼレンスキー大統領 G7広島サミットにオンライン参加する意向

ウクライナのゼレンスキー大統領は、岸田総理大臣との共同記者会見で「国際秩序の守護者でウクライナの昔からの友人だ。日本が、G7=主要7か国の議長国、さらに国連安全保障理事会の非常任理事国メンバーとして活動しているときに、岸田総理大臣の訪問が実現したことを非常にうれしく思う」と述べ歓迎するとともにこれまでの日本の支援に謝意を示しました。

そして、もっとも重要なテーマとして安全保障の問題について議論したとした上で「日本による人道支援に強い関心を抱いている。地雷をなくすための協力や復興に関する協力について強く期待している」と述べました。

さらに、医療や教育、エネルギーの分野における協力の可能性についても具体的に議論したとしています。

そのうえで、5月に行われるG7広島サミットにオンラインで参加する意向を明らかにしました。

ゼレンスキー大統領 中国の習近平国家主席との会談は確定せず

ウクライナのゼレンスキー大統領は、岸田総理大臣との共同記者会見で中国に対しウクライナの領土の一体性の回復などを盛り込んだ和平案について支持するよう呼びかけていることを明らかにしました。

その上で中国の習近平国家主席とオンライン会談の予定はあるかと聞かれたのに対し「シグナルは受け取っているが、何も確定はしていない。具体的な情報はない」と述べました。

欧州メディア 岸田首相訪問への反応

岸田総理大臣がウクライナを訪問したことについて、フランスの有力紙ルモンドはG7=主要7か国では、これまでに日本を除くすべての国の首脳がウクライナを訪問していたことに触れながら「日本は安全上のリスクを理由に長いあいだ訪問をちゅうちょしていた。今回の突然の訪問は、ウクライナに対する日本やG7からの連帯や支援を伝えることを可能にするだろう」と指摘しています。

また、日本では、総理大臣が国会開会中に外国出張することに困難があるなど、訪問実現までには多くの課題があったなどと伝えています。

一方、イギリスの公共放送BBCは、同じ時期に中国の習近平国家主席がロシアを訪問したことに触れ「日本と中国の指導者は、紛争で敵対する国々に、それぞれ戦略的に訪問した」と指摘しました。

その上で「中国の指導者がモスクワを訪問したのは影響力を拡大させるためで、同じ時期に日本の指導者がウクライナを訪問したことは、地政学的な混乱の中で日本の立ち位置について強いメッセージを送るものだ」などと岸田総理大臣のウクライナ訪問の意義を分析しています。

米ホワイトハウス高官「ウクライナへの強い支援示す一例」

岸田総理大臣がウクライナの首都キーウを訪問しゼレンスキー大統領と会談したことについてアメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は21日、記者会見で「日本がウクライナを支援するために、国際社会とともにどれほど力強く立ち向かっているかを示す一例だ」と述べて歓迎しました。

また、国務省のパテル副報道官は「われわれは、岸田総理大臣がウクライナの人たちを支援し、国連憲章やその普遍的な価値観を支持するために歴史的な訪問を決断したことを強く支持する」と述べました。

米駐日大使 「歴史的な訪問だ」

アメリカのエマニュエル駐日大使は21日自身のツイッターに投稿し、岸田総理大臣のウクライナ訪問について「歴史的な訪問だ」としたうえで「ウクライナの人々を守り、国連憲章の普遍的な価値を推し進めるものだ」と評価しました。

岸田首相 キーウの修道院を訪問 祈りささげる

岸田総理大臣は21日午後、首都キーウの中心部にある修道院を訪れました。

修道院の壁には戦闘で亡くなった兵士たちの写真が掲げられています。

岸田総理大臣は、多くの市民に見守られる中、白い菊の花で作られた花輪を壁の前に手向け、静かに祈りをささげていました。

岸田首相 ブチャ視察「日本国民を代表してお悔やみ、お見舞い」


ウクライナを訪れている岸田総理大臣は、21日午後、ロシアによる軍事侵攻で多くの市民が殺害されたキーウ近郊のブチャを視察しました。

このなかで広場が一時的に多くの遺体の埋葬場所になっていた教会を訪れ、犠牲者を悼んで献花しました。

ブチャの市長が日本の支援に対し謝意を述べると、岸田総理大臣は「ブチャの地に足を運び、残虐な行為に対して強い憤りを感じる。残虐な行為によって命を落とされた方、傷つかれた方々に日本国民を代表して心からお悔やみを申し上げ、お見舞いを申し上げる」と述べました。

また、教会の中で当時の状況を伝える写真パネルを前に説明を受けるなどし、30分ほど滞在しました。

ウクライナ外務次官「岸田首相訪問を歓迎」

ウクライナ外務省のジャパロワ第1次官は日本時間の21日午後8時すぎ、ツイッターへの投稿で「ウクライナは、岸田文雄総理大臣を歓迎します。この歴史的な訪問は両国の結束や強固な協力関係の象徴です。私たちの将来の勝利に向けた支援に感謝しています」とするメッセージを載せました。

投稿は、ウクライナ語と英語で書かれ、文末には日本語で「ようこそ」とも記載されているほか、ジャパロワ次官が、キーウの駅のホームに降り立った岸田総理大臣を歓迎する写真も掲載されています。

日本時間21日夜 岸田首相 キーウに到着


岸田総理大臣を乗せた列車は現地時間の21日正午すぎ、日本時間の午後7時すぎに首都キーウの中心部の駅に到着しました。

ウクライナの国旗と同じ青色と黄色の列車がゆっくりと駅のホームに入って停車すると、列車からは日本政府の関係者とみられる人たちが次々と降り立ちました。

現地に駐在する松田大使やウクライナ政府の関係者が出迎える中、岸田総理大臣は最後にホームに降り、ウクライナ外務省のジャパロワ第1次官と握手したりことばを交わしたりし、時折、笑顔も見せていました。

岸田総理大臣が到着したホームは事前に、厳しく立ち入りが制限されたほか兵士たちによる警備が敷かれ、岸田総理大臣は出迎えにきた車に乗り込みすぐに駅を離れました。

ウクライナからの避難者たち さらなる支援に期待する声

ウクライナから日本に避難している人たちからは訪問への感謝やさらなる支援に期待する声が聞かれました。


去年9月に首都キーウ近郊のブチャから避難し都内のウクライナ料理店で働いているスヴィトラナ・トロツァンさんは「先進国のリーダーである岸田総理大臣が現地を訪れることは私たちにとって大事な機会です。ウクライナの人たちが直面している恐ろしい出来事を見てもらいどのような支援が必要か理解していただきたいです」と話していました。


また、去年4月にウクライナ西部のリュボムリから日本に避難してきたナタリヤ・イェブトゥシュクさんは「今回の訪問はウクライナの民主主義や平和主義への支持を示すよい機会になると思います。日本には高い建築技術など今後の復興に向けて貢献してもらえると非常にありがたいです」と期待を寄せました。

ウクライナの避難者を支援している「日本ウクライナ友好協会」のコヴァリョヴァ・ナタリヤ理事長は「岸田総理大臣の訪問の決断に感謝したい。物資の輸送が滞っていたり車が不足していたりするなど現地にはさまざまな問題があり大統領との会談などを通じて解決への道筋を示してもらえたらありがたいです」と話していました。

首都キーウの人たち 復興支援に期待する声


岸田総理大臣のウクライナ訪問について、首都キーウの人たちからはウクライナへの復興支援に対する期待の声が聞かれました。

35歳の男性は「ウクライナにとって日本の総理大臣の訪問は非常に重要です。日本はウクライナから避難した人を受け入れてくれました。支援の継続を期待しています。日本はロシアと北方領土の問題を抱えながらも私たちを助けてくれていることを忘れてはならないと思っています」と話していました。

37歳の女性は「戦闘によって破壊された都市やインフラ施設の再建に向けた支援を期待したいです。日本の高い技術力があれば実現できると思います」と話していました。

77歳の男性は「けさのニュースで知りびっくりしました。これまでも友好関係を築いてきた日本の総理大臣が来てくれることはうれしいことです。日本が私たちから必要な支援について聞き、この戦争を止める必要性を理解してくれることを望んでいます。経済的な支援をはじめ、教育や技術面での支援も期待したいです」と話していました。

中国 岸田首相の訪問をけん制

岸田総理大臣がウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行うことについて、中国外務省の汪文斌報道官は、21日の記者会見で「国際社会は和平交渉を促すという正しい方向を堅持し、ウクライナ危機を政治的に解決するための環境を作り出すべきだ。日本には情勢の緩和に役立つことを行い、その逆のことをしないよう望む」とけん制しました。

地元広島からは被爆国として平和へのメッセージ発信期待の声


岸田総理大臣が日本時間の21日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領と首脳会談を行うことについて、岸田総理大臣の地元で、2か月後にG7広島サミットを控えている広島市では、唯一の被爆国として平和へのメッセージの発信を期待する声が聞かれました。

市内に住む48歳の女性は、「日本としてウクライナに寄り添う姿勢を見せてほしい。サミットも含めて、パフォーマンスにならないようにしてほしい」と話していました。

また、73歳の男性は、「行くのが遅かったとは思うが、会談を通じ、唯一の被爆国として平和へのメッセージを広めてほしい。ウクライナに行くかどうかは、サミットも含めたこれからの日本の発信力に影響すると思う。どのような行動や発言をするのか注目している」と話していました。

政府 岸田首相がキーウ訪問し大統領と会談行うと発表


政府は、岸田総理大臣が21日、ウクライナのキーウを訪れて、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行うと発表しました。

首脳会談では、岸田総理大臣がゼレンスキー大統領のリーダーシップのもとで祖国を守るために立ち上がっているウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表し、日本と、日本が議長を務めるG7=主要7か国として、ウクライナへの連帯と揺るぎない支援を直接伝える予定だとしています。

また、ロシアによるウクライナ侵攻と力による一方的な現状変更を断固として拒否し、法の支配に基づく国際秩序を守り抜く決意を改めて確認するとしています。

そして、22日、ポーランドを訪問して首脳会談を行い、ウクライナ情勢をめぐる対応を含めた2国間や国際社会での協力強化を確認し、23日朝に帰国するとしています。

日本時間の21日午前 ポーランドの駅からウクライナに出発



岸田総理大臣を乗せた車は、ウクライナの隣国ポーランドのプシェミシルの駅に日本時間の午前、到着しました。

車列は、プシェミシル駅のウクライナ方面に向かう国際列車が利用するプラットホームの手前に直接、乗り入れました。そして、車列の1台目の車から、岸田総理大臣が降り、停車中の列車に乗り込みました。

このあと、岸田総理大臣に続き、外務省の山田外務審議官などの外務省関係者や、秋葉国家安全保障局長などの政府関係者が乗り込む姿が確認できました。段ボール箱に入った荷物を積み込む様子も確認できました。その後、列車は、各車両の扉を手動で閉めたあと出発しました。

ポーランドへはチャーター機を利用


岸田総理大臣は訪問先のインドからポーランドに入る際には政府専用機ではなく、チャーター機を利用しました。

岸田総理大臣のインド訪問にあわせて政府は、水面下で民間のビジネスジェットをチャーターしていました。

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が今月1日にアメリカから日本に帰国する際に使ったチャーター機と同じ機種で、10人あまりが搭乗できるということです。

チャーター機は、岸田総理大臣を乗せた政府専用機が出発する3時間あまり前、19日午後8時ごろに羽田空港を出発し、インドに向かっていました。

岸田総理大臣はインドでの一連の日程を終えたあと、空港に待機させていたチャーター機にひそかに乗り込み、日本時間の21日未明にインドを出発しました。そして、午前7時40分ごろウクライナに近いポーランド南東部の街、ジェシュフに到着しました。

政府としては、岸田総理大臣に同行する職員も最小限に絞るなど情報管理を徹底するためにチャーター機を利用したものとみられます。

岸田首相 インドからウクライナへ


岸田総理大臣は19日、日本をたってインドを訪れ、20日はモディ首相と首脳会談を行いました。

当初の日程では日本時間の21日午後、インドから帰国の途につく予定でしたが、岸田総理大臣は21日未明にチャーター機でインドを離れ、21日朝、ウクライナの隣国、ポーランドのジェシュフに到着しました。

その後、国境に近い街、プシェミシルまで車で移動して、列車に乗り込みウクライナの首都、キーウに向かっています。そして日本時間の21日夜、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行うことにしています。

太平洋戦争後、日本の総理大臣が戦闘が続く国や地域を訪れたことはなく、日本の首脳によるウクライナ訪問は、去年2月にロシアが軍事侵攻を開始して以降、初めてとなります。

ゼレンスキー大統領との首脳会談で、岸田総理大臣は、G7議長国として、ロシアに対する厳しい制裁などで国際社会の結束を促すとともに、日本としても復興や人道面を中心に最大限のウクライナ支援を継続していく考えを伝えるものとみられます。


ウクライナには2月、アメリカのバイデン大統領が訪問するなど、G7各国の首脳が訪れています。岸田総理大臣も1月にゼレンスキー大統領と電話で会談した際に、訪問の要請を受け、5月のG7広島サミット前には実現したいとして検討を続けていました。

岸田総理大臣はゼレンスキー大統領との会談を終えたあと、再びポーランドに移動し、首脳会談を行うことにしていて、23日の朝に帰国することにしています。

ウクライナ訪問めぐる経緯


ウクライナには、去年2月の軍事侵攻開始以降、ヨーロッパ各国首脳らが相次いで訪問し、岸田総理大臣も水面下で模索してきました。

去年6月には、ドイツでのG7サミット出席にあわせて訪問することが検討されましたが、実現には至りませんでした。

最大の課題は安全の確保です。各国の首脳は、軍隊や特殊機関なども動いて訪問したとされていますが、日本の自衛隊には、海外での要人警護などに対応できる明示的な規定がなく、難航しました。

去年12月にも訪問の検討が行われ、関係国の協力を得て警護態勢の構築を試みましたが、ウクライナでの戦闘が激しさを増したことなどもあり、見送られました。

そして、ことしG7の議長となった岸田総理大臣。1月6日にはゼレンスキー大統領と電話で会談し、現地への訪問を要請され「検討する」と応じました。


先月には、アメリカのバイデン大統領、イタリアのメローニ首相が相次いで訪問し、G7の首脳で訪れていないのは岸田総理大臣だけとなっていました。

政府内では「G7広島サミットまでに何としても実現すべきだ」という意見が強まり、十分な安全確保に向けて、関係国との調整を加速させていました。

各国首脳の訪問状況


年2月の軍事侵攻開始以降、各国首脳は、相次いでウクライナを訪問しました。

去年3月、ポーランドなど東欧3か国の首脳が訪れ、ゼレンスキー大統領と結束を確認しました。



去年4月には、G7=主要7か国のメンバー、イギリスの当時のジョンソン首相、5月にカナダのトルドー首相、6月には、フランス、ドイツ、イタリアの3か国の首脳が夜行列車で一緒に現地入りしました。

一方、アメリカは、ブリンケン国務長官ら高官が訪れたものの、バイデン大統領の訪問は実現しておらず、動向が焦点となっていました。

そうした中で、侵攻開始から1年になるのを前に、2月、バイデン大統領が電撃訪問し、国際社会を驚かせました。アメリカ政府高官の話として、訪問計画は、ハリス副大統領の周辺にも知らせず、極秘裏に実行されたことが伝えられています。

去年就任したイギリスのスナク首相や、イタリアのメローニ首相も、すでにウクライナを訪れています。

ウクライナ 日本に財政支援などで主導的な役割を期待


ウクライナ政府は、ロシアと対抗する上でG7=主要7か国との連携は非常に効果的だと考えています。

アジアで唯一のメンバーである日本からの強い連帯の意思の表明は、ウクライナにとって大きな意味を持っています。

G7のことしの議長国をつとめる日本には、欧米やアジアの国々の意向をとりまとめ、財政面や人道面の支援で主導的な役割を果たすことを期待しています。

ウクライナ側が特に重要視しているのが、「復興支援」です。NHKが先月、ウクライナの調査機関と共同で行った市民1000人に対する意識調査でもその傾向が浮き彫りになりました。

この中で日本がウクライナを支援するため国際社会で何ができるか尋ねたところ、「復興支援」が33%ともっとも多くなりました。

日本政府はすでにJICA=国際協力機構を通じてウクライナの復旧・復興に向けた224億円余りの無償資金協力を決めていて、破壊された電力施設の修復や地雷や不発弾の処理対策などの支援を進めています。

一方、意識調査で、日本がウクライナに対して行っている人道支援について知っているか尋ねたところ、「はじめて聞いた」という答えが61%ともっとも多く、日本が進めている人道支援があまり知られていない実情も明らかになっています。

日本がロシアに対する制裁措置に加わっていることもウクライナ側は評価していて、今後も経済的な圧力の強化や、ロシア軍の戦争犯罪の責任追及などを巡り日本の継続的な協力を期待しているものとみられます。

これまでの日本の支援


政府はこれまでに、ウクライナや周辺国などにおよそ15億ドルの支援を順次実施しています。

人道支援では、ウクライナや、避難民を受け入れている周辺国に、食料や生活必需品、医薬品などを提供しました。

また、ウクライナ国内の発電所などが破壊され、各地で停電が起きたことから、発電機などの供与も進めています。

さらに「防衛装備移転三原則」の運用指針を改正し、防弾チョッキやヘルメット、それに化学兵器に対応した防護マスクや防護服など、自衛隊の装備品も提供しました。

一方、ウクライナからの避難民の受け入れも進めてきました。出入国在留管理庁によりますと、これまでに2300人あまりが入国し、就労や教育などの支援を受けながら日本国内で暮らしています。

そして、岸田総理大臣は、ロシアの侵攻開始から1年となった先月、ウクライナに55億ドルの追加支援を行うことを表明しました。



http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/660.html

記事 [政治・選挙・NHK289] キエフ行き競う無意味さ(植草一秀の『知られざる真実』)
キエフ行き競う無意味さ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-d1bbf7.html
2023年3月21日 植草一秀の『知られざる真実』

岸田首相がインド訪問のついでにウクライナを訪問したことが報じられた。

WBCの試合終了直前にニュース速報として報じられた。

NHKは直後の正午の定時ニュースで30分の時間をかけて報道した。

日本全体は日本代表がWBC準決勝で劇的サヨナラ勝利を飾ったことから、これに釘付けになっていたことと思われる。

NHKだけがあらかじめ用意していたと思われる30分の放送を強行し、違和感が充満した。

直前に日本代表が逆転サヨナラ勝利を飾ったから、まさに新鮮なトップニュースだった。

しかし、NHKはニュースでWBCが存在した匂いすら漂わせなかった。

G7の首脳で岸田首相だけがウクライナを訪問しておらず、岸田首相はG7までにどうしてもウクライナを訪問したいと考えていたようだが、G7首脳陣の幼稚さが際立つ結果になっている。

鳩山元総理が「子どもじゃあるまいし」とツイートしたことが報じられたが、多くの賢明な国民が共感を覚えたと思われる。

ゼレンスキーはウクライナを支援する国に執拗に支援を迫り、どこへでも出向く対応を示し、ウクライナに武器支援する欧米諸国は南極点到達競争かのようにキエフ訪問を競ってきた。

ゼレンスキーの要求は何とかのひとつ覚えの如く、武器をくれの一点張り。

世界中を飛び回ってしつこく武器供与を要求している。

米国を中軸とする欧米は野放図に武器供与を繰り返しており、このことによって戦場で多数の人命が失われている。

欧米諸国の劣化が極めて深刻な状況だ。

いま追求するべきことは戦乱の収束であって戦乱の拡大でない。

世界のなかで戦乱の収束を模索しているのはロシのプーチン大統領と中国の習近平主席だけだ。

習近平氏はロシアを訪問して、プーチン大統領と膝をつき合わせて協議し、戦乱の収束方法を話し合ったと見られる。

世界が追求するべき方向がこの方向であることは間違いない。

ウクライナが正義でロシアが悪との見立ても成り立たない。

そもそもこの戦乱が生じた根本原因は、ウクライナがミンスク合意を一方的に踏みにじったことにある。

ゼレンスキー自身が2019年の大統領選でミンスク合意の履行と、それによるウクライナ東部の和平確定実現を公約に掲げていた。

ウクライナは2015年に東部2地域とミンスク合意を締結している。

この合意にはロシア、ドイツ、フランスも関与した。

合意は国連安保理で決議され、国際法の地位も獲得した。

ウクライナ政府が誠実にミンスク合意を履行していれば戦乱は発生していない。

ミンスク合意履行に強く反対したのはウクライナの極右勢力だ。

ゼレンスキーは極右勢力の脅しに屈してミンスク合意を踏みにじる方向に転向した。

そして、この方向を強く誘導したのが米国のバイデン政権である。

ゼレンスキーは正義のヒーローとはほど遠い。

発生する必然性のない戦乱を勃発させた張本人というのが妥当な位置付け。

国連でロシア非難決議等に140ヵ国以上が賛成したと伝えられているが、賛成した国の人口は賛成しなかった国の人口よりも少ない。

人口比では6対4で賛成が少ないのだ。

G20が提唱した経済制裁も実施している国が10、実施していない国が10という状況だが、人口比では実施している国が2割、していない国が8割だ。

米国は米国による世界の一極支配を目論むが、現実の世界は多極化している。

米国の一極支配主義=ワン・ワールド構想はすでに破綻している。

中東のイランとサウジアラビアの関係修復も、仲介したのは中国である。

その中国がウクライナ戦乱に関して積極的に動き始めた。

ウクライナ自身も中国との関係は深い。

中国による停戦に向けての行動を、実はウクライナも歓迎している。

このなかで、日本の行動が問われるわけだが、残念ながら、日本は米国のポチでしかない。

米国が、ロシア=悪、ウクライナ=正義の図式ですべてを報道せよと日本に命令すると、日本の報道は、その命令通りに一色になる。

NHKも恥ずかしい報道を続けている。

日本に自立と独立の気概があるなら、米国のポチをやめて、ウクライナ戦乱終結に向けての提案を示すべきだ。

キエフ詣でに血道を注いでも得るものは皆無。

NHKが30分もかけてウクライナ訪問を報じたこと自体が奇怪。

ウクライナ問題に関して私たちが力を注ぐべきことは戦乱の拡大でなく、戦乱の収束だ。

このことを日本国民が明確に認識するべきである。

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http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/661.html

記事 [政治・選挙・NHK289] <悔しい!>現在の日本の状況は、植民地化され、太らされるだけ太らされ、利益を奪われ、捨て駒として戦争に参加させられる 


https://twitter.com/nagunagumomo/status/1638303219142250497


仰る通り。時の大統領トルーマンは日本人には3Sを与えよ、ひとつはスポーツ、ふたつはスクリーン(映画)、そしてセックス。それを与えて何も考えず経済成長に励ませて、果実をアメリカが取れば良い、的な方針だったそうだから。


今思うと高度経済成長からバブルまで実力と勘違いしてますが、しっかりとレールを歩まされてましたね。プラザ合意〜平成は刈り取り期。

この歴史の大きなストーリーから自分たちの置かれた状況を理解することが大事です。ちょっと手遅れな感じですが・・・。


それに近いかもしれませんね。
ただ、このままでは


おまけに人体実験場にもされてる😂


それが判ってる人は数%しかいません。悔しくて仕方ありません。


本当に悔しいです



http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/662.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 岸田首相、インド首相から「閣下」と呼ばれて舞い上がる…9.8兆円支援も成果は「緊密な連携」と「日本招待」だけのトホホ(FLASH)
岸田首相、インド首相から「閣下」と呼ばれて舞い上がる…9.8兆円支援も成果は「緊密な連携」と「日本招待」だけのトホホ
https://smart-flash.jp/sociopolitics/227127
2023.03.21 18:02 FLASH編集部 Smart FLASH


モディ首相と話す岸田首相(写真:ロイター/アフロ)


笑顔あふれる岸田首相(写真:AP/アフロ)

 3月20日、岸田文雄首相は訪問先のインドで演説し、「自由で開かれたインド太平洋」の新たな推進計画を発表した。グローバルサウスと呼ばれる途上国のインフラ支援として、日本が2030年までに官民で750億ドル(約9兆8000億円)以上の資金を投じると明かした。

 具体策として、政府開発援助(ODA)の拡充や、同志国の軍への安全保障面での無償支援も進めるとし、「日ASEAN統合基金」に1億ドル(約131億円)を拠出するとも表明した。

【関連記事:岸田首相、国連総会出席も「外交アピール」不完全燃焼か…国葬と日程かぶりで “途中退席” のトホホ】

 演説を終えた岸田首相は、モディ首相とニューデリーの「ブッダ生誕記念公園」を45分間ほど散策。モディ氏は岸田首相を「Excellency(閣下)」と呼び、公園内の花や鳥などの話題で談笑した。モディ首相が、岸田首相を「歓待したい」と誘ったという。

「モディ首相との会談では、G7広島サミットと9月にニューデリーで開かれるG20首脳会議の成功に向け、緊密に連携することで一致。G7サミットに招待すると伝えると、モディ首相も快諾しています」(政治担当記者)

 2022年3月、岸田首相は、首相就任後初の2国間訪問としてインドを選んだ。モディ首相と会談し、向こう5年間でインドへ5兆円投資するとの目標を掲げた。それからちょうど1年たち、順調に実績が重ねられていることを両首脳とも歓迎したという。

「外務省のサイトでは、今回の首脳会談の成果がアピールされています。たとえば、インドの高速鉄道の進展に向け、日本が3000億円を限度とする円借款を供与することで合意したなどと書かれています。

 気になるのは、ワーキングランチの成果として、『力を背景とした東・南シナ海の現状変更は許容しないことを確認』『北朝鮮への対応で引き続き連携』『スリランカについて緊密に連携』『安保理改革に向け引き続き緊密に連携』と、“確認” や “連携を継続” としか書かれていないことです。

 5兆円に続き、今回も9.8兆円超を支援しながら、日本が得るものは、インドとの『緊密な連携』と『モディ首相の訪日』のみ。日本が15兆円投じただけのメリットはなにがあるのかと、疑問の声も出ています」(同)

 実際、SNSでは、岸田首相の新たな対外支援策に対し、批判的な声が上がっている。

《やはりまた支援金などをばらまいてきました。このお金どこにあるんでしょう》

《その金そのまま、少子化対策、貧困対策に使え!日本は最早途上国だわ!》

《そのお金はどうするの?増税ですか?まずは今のインフレをどうにかして下さい。支援より支援される方になりますよ。未来が心配です》

 インド訪問後、ウクライナの首都キーウを電撃訪問する岸田首相。ゼレンスキー大統領には、どれほどの支援を約束するのか。

( SmartFLASH )

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/663.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 岸田首相“キーウ電撃訪問”日程は日刊ゲンダイ既報通り…計画バレバレでサプライズなし(日刊ゲンダイ)

岸田首相“キーウ電撃訪問”日程は日刊ゲンダイ既報通り…計画バレバレでサプライズなし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/320399
2023/03/22 日刊ゲンダイ


キーウの鉄道駅に到着した岸田首相(C)ロイター

 日刊ゲンダイ(3月16日付)が“予告”した通り、岸田首相が19日からのインド外遊に合わせて、21日ウクライナの首都キーウを訪問。ゼレンスキー大統領と念願の対面会談を果たした。ただ、極秘のはずの計画はバレバレで、サプライズ感のない“電撃訪問”になってしまった。

 ◇  ◇  ◇

 テレビ局がポーランドからキーウ行きの列車に乗り込む岸田首相の姿を捉えていたため官邸の情報管理が問われているが、このタイミングでのキーウ行きは簡単に予測できた。情報漏洩以前の話だ。

 G7首脳で唯一、キーウを訪問していない岸田首相の焦りは相当だった。5月に開かれるG7広島サミット前に行くとすれば、支持率へのプラス効果も当て込んで4月の統一地方選前とみられていた。さらに国会審議への影響を最小限にするには、18日から21日の飛び石4連休を使うしかない。このタイミングにインド訪問の予定を入れた時から、キーウ行きはミエミエだった。

 予算審議も大詰めの3月後半にインドに行く急ぎの理由はないし、そもそも、そんなにインドとの連携を重視しているなら、直前にインドで開催されたG20外相会合に何としても林外相を出席させたはずだ。インド訪問で3日間、帰国時間は未定という日程発表も怪しかった。普通、インド訪問に3日間も取らないし、それだけ日程に余裕があれば、帰国時間もきっちり調整できる。

 インドに発つ直前、19日の日中に地元入りして東京にトンボ返りしたのも「これは何かある」と思わせた。ふだんは公邸で過ごすことが多い日曜日の午前10時51分に広島空港着。広島市内の自宅や自身の事務所、後援会の会合などに立ち寄り、午後6時30分に羽田空港に帰着。いったん公邸に戻り、その後、再び羽田空港に赴いて政府専用機でインド外遊に旅立ったのだ。

「危険な戦地に行く前に地元に戻って家族や親しい人に会っておきたいという気持ちはよく分かる。これが最後の挨拶になるかもしれないという悲壮なヒロイズムを感じます。しかし、この行動が直後のキーウ行きを示唆し、極秘でも電撃でもなくなった。今は無事の帰国を祈るほかありません」(永田町関係者)

 20日も22日も、参院予算委員会の集中審議など首相出席の国会日程が組まれなかった時点でキーウ行きは確実だった。インド外遊に同行した記者団は知らされていなかったというが、気づかない方がおかしい。

WBCサヨナラ打席に速報テロップという間の悪さ

 もっとも、同行記者も出し抜いて念願を果たした岸田首相は高揚感に包まれているかもしれないが、日本国内はWBCの話題一色。準決勝のヤマ場に「キーウ電撃訪問」の速報テロップが流れたことも間が悪かった。サヨナラ打で日本が決勝進出を決めたWBCの盛り上がりにすっかりかき消されている。つくづく“持ってない”男だ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/664.html

記事 [政治・選挙・NHK289] インド・太平洋を支配するために米国は日本に軍事力を増強させ、インドへ資金(櫻井ジャーナル) :戦争板リンク 
インド・太平洋を支配するために米国は日本に軍事力を増強させ、インドへ資金(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/431.html



http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/665.html
記事 [政治・選挙・NHK289] 総務省文書の“場外乱闘”いつまで?「次の焦点」は高市早苗氏と安倍元首相の直接やりとり(日刊ゲンダイ)

総務省文書の“場外乱闘”いつまで?「次の焦点」は高市早苗氏と安倍元首相の直接やりとり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/320400
2023/03/22 日刊ゲンダイ


“詰んだ”も同然(C)日刊ゲンダイ

 放送法の解釈をめぐる総務省の行政文書を「捏造」と断じ、野党議員に「質問するな」とトンデモ答弁を展開していた高市経済安保担当相。20日の参院予算委員会で委員長から「議員の質問権を否定するのは大きな間違い」と叱責され、答弁の撤回に追い込まれた。さらに、文書を調査中の総務省からは「捏造という認識はない」と高市氏の発言を否定する答弁が飛び出し“詰んだ”も同然だ。

 しかし、高市氏の言動は大問題だが、事の本質は大臣の態度や行政文書の正確性ではない。行政文書が作成された2014〜15年当時の安倍官邸と総務相だった高市氏が一緒になって放送法をねじ曲げ、気に食わないテレビ番組への介入を可能にしたことだ。

 総務省は従来、放送法の政治的公平性について「番組全体を見て判断する」と解釈してきたが、高市氏が15年5月の国会答弁で「一つの番組でも判断できる」と事実上、解釈を変更。この過程に安倍元首相や高市氏の意向がどれだけ働いたのか――それこそが問われるべき問題だろう。

 実際、安倍元首相と高市氏は特定の番組を目の敵にしていた可能性が高い。その一端を示すのが、15年3月9日付の〈高市大臣と総理の電話会談の結果〉と題された総務省の行政文書。放送法の政治的公平性について、高市氏が安倍元首相に電話したと記され、安倍元首相が「今までの放送法の解釈がおかしい」と発言したことや、実際に問題意識を持っている複数の番組を例示したと記載されている。

 総務省はこの文書について「作成者が不明で、電話の有無は確認されなかった」と説明しているが、当時、安倍元首相と高市氏が特定の番組について文句を言い合っていたのは間違いなさそうだ。安倍側近だった自民党議員はこう言う。

「あの番組は左巻き過ぎる」と文句

「高市さんは国会で『放送法について安倍総理と打ち合わせしたことはない』と否定していましたが、14〜15年ごろ、個別の番組に対する問題意識について、安倍さんと頻繁にやりとりしていた。2人とも特定の民放番組を名指しして『左巻き過ぎる』『何とかしないと』と話していました」

 行政文書の正確性をめぐる“場外乱闘”をいつまでも続けていてはダメだ。次の焦点は、高市氏と安倍元首相の直接的なやりとりの中身。放送法の歪曲に至る過程を徹底検証しなければならない。

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/666.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 『悲報』緊急事態条項で本当に日本が終わる‼️人権が剥奪されます

直線番長✨✨✨
@UXNTUYkUs1li8VM
·

断固反対✊‼️
atsushi@🇧🇷SP州西
@TOsOw06XfkwCWaL
·

後10日だけど??
言霊
@9b3F2Dd907D6Nqp
·

既にCは、かなりされていますね。
💉について
慎重な意見を述べると
内容を削除された上
アカウント迄削除や停止
そして毎日救急車が何台も
走り回り
超過死亡

medical_rod
@medical_rod
·

人を削減していって、最後に全くいなくなったら
何が残るのでしょうね。
MainStream2.1x滅びゆく民族を憂うdema太郎公認アカウント
@epi_tarou
·

誰もが反対するのですが、各政党(事実上の全政党)が党員や支持者に、

「だいじょうぶ貴方の人権だけは守られます(体制側だから)」

と吹き込む。
トシロー
@toshilo2
·

自民党改憲草案は憲法違反です。
憲法第十章に
『条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。』
とあります。
したがって自民党改憲草案は無効です。
問題は次の2『国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを 続
センシティブな内容が含まれている可能性のあるメディアです。設定を変更
KazKaz^ ^
@Katze89699925
·

そうか、こういう投稿も出来なくなるし、ましてやデモも出来なくなりますね
火葬痛過
@Char_Originale
·

知っても何をすればいいかわからない
koto🌸
@kotomi015190412
·

なな
@ERIKOLOVE0414
·

緊急事態条項の言葉も知らない人多いので各自のLINEでも拡散した方がいいですね…

y.akitha
@twiggy007jp
·

1人でも多くの人に気付いてもらい、政府が強行で進める緊急事態条項を阻止しましょう!

JMSAN
@JMSAN16
·

全国民が気づいてこれを阻止しなければなりません😡
我々中年もどうなるかは分かりませんが一番のターゲットになり地獄を見るのは今の子供と若者です。
絶対に許してはなりません!
キングクルール🐣🦊🐻
@VYpimEo0ohpV7LZ
·

本当恐ろしいよ((( ;゚Д゚)))
コシ
@futoshi47488322
·


@chunichi_denhen
こんな事して良いワケがない‼︎

インパルスラブ🛩️🚁🛵
@satcublife
·

この条項が出来てしまったら、悠長に暮らすことは出来なくなる😨
政府に疑問を呈したら拘束も考えられる。80年前に戻る。
Ruby Wolf
@_rubywolf
·

皆さんそれぞれの地区の政治家にじゃんじゃん電話をかけて意思表示していきましょう。
ヨウカン
@purine55353313
·

恐ろしい事態に
😆Le o
@jPXrh8RitFBtC22
·

もともとの自民党「憲法改正草案」には無かった。
コロナパンデミック前に「緊急事態条項」を付け加えたものと考えます。

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/667.html

記事 [政治・選挙・NHK289] <本当に久しぶりの明るい話題> WBC袴田さんから食の権利認定へ(植草一秀の『知られざる真実』)

※補足 2023年3月21日 朝日新聞1面トップ 紙面クリック拡大



※補足 2023年3月21日 朝日新聞2面 紙面クリック拡大


WBC袴田さんから食の権利認定へ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-e2dd7d.html
2023年3月22日 植草一秀の『知られざる真実』

本当に久しぶりの明るい話題。

日本中に満開の桜のような明るさがもたらされた。

検察が特別抗告を断念して袴田巌さんの再審開始が確定した。

そして、WBCで日本代表が米国に勝利。

全勝で優勝を飾った。

日本のしぶとさと強さが際立つ大会だった。

大谷、佐々木などの若手とともにダルビッシュも躍動。

打撃では岡本、村上などの主砲が真価を見せつけた。

とりわけ光るのは栗山監督の采配の妙。

すべての参加選手の心情に配慮するとともに綿密に計算し尽くした選手起用が実行された。

チームを率いるリーダーの重要性が際立つ日本代表の運用だった。

国民も久しぶりに明るい喜びに浸っている。

袴田巌さんの冤罪事件に関して、東京高検が最高裁への特別抗告を断念した。

当然の特別抗告断念だが、これまでの検察行動を踏まえれば、無理筋の特別抗告も当然に想定された。

検察は特別抗告するための根拠を用意できなかったとしたが、これまでは無理な横車を押し通す行動を示してきたわけで、何らかの力が加わったことを否めない。

袴田さんを支援してきた人々を中心に特別抗告を断念すべきとの世論が沸き上がった。

岸田内閣がこの世論の声を踏まえて特別抗告断念を決定した可能性が高い。

袴田巌さんを支え続けた姉の秀子さんは今年の2月に満90歳の誕生日を迎えた。

高齢であるが見事なばかりの力強さを示している。

姉の真摯で懸命な支援が再審開始を勝ち取る最大の原動力になったと言える。

冤罪は存在する。

東京高等裁判所は警察、検察が証拠をねつ造した可能性を指摘した。

証拠をねつ造してまで無辜の人間を犯罪者に仕立て上げる。

恐ろしいことだがこれが現実だ。

国家にしかできない犯罪。

それは戦争と冤罪である。

故・後藤昌次郎弁護士が遺された言葉だ。

冤罪は魂の殺人とも言える。

袴田さんの死刑が執行されていたら取り返しがつかなかった。

死刑廃止の正当性が改めて浮かび上がる。

WBCの日本勝利も袴田さんの再審開始決定も明るいニュース。

暗雲が垂れ込める日本に一条の光が差し込んだ。

今週は3月24日に東京地裁において種子法廃止違憲訴訟の判決公判がある。

山田正彦元農水大臣ほか多数の弁護士が訴訟対応に多大なる力を注いできた。

多くの市民が原告として訴訟を提起。

いま、日本の食料が危機に直面している。

政府の最大の責務のひとつは国民を飢えさせないこと。

国民が安全で安心な食料を必要十分に確保できることを保証するのが政府の役割だ。

かつて俳優の菅原文太さんがこう述べた。

「政治の役割は二つあります。

一つは国民を飢えさせないこと。

安全な食べ物を食べさせること。

もう一つは、これは最も大事です。

絶対に戦争をしないこと」

名言である。

3月24日の「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の判決公判は午後3時に東京地方裁判所103法廷で開かれる。

傍聴券の抽選・配布は午後2時半から。

多数の市民が参集することが予想され、傍聴できる人は限定されるが、多くの市民の参集が求められる。

午後2時から東京地裁正門前で門前集会が開催される。

詳しくは「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」HPを参照されたい。

https://bit.ly/4076xMg

4月10日午後5時から開催される「政策連合院内緊急集会」にも山田正彦元農水大臣に講演をいただく。

こちらの概要は以下サイトでご確認賜りたい。

https://bit.ly/3ZVWmtW

集会参加申し込み(先着順)は

info@alljapan25.com

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市民の積極的な活動が求められている。

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http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/668.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 岸田首相、墓標に献花し黙とう 虐殺の地「強い憤り感じる」(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/article/657641?rct=politics


「共同通信」配信だろう、岸田首相のキーウ「電撃訪問」の中日新聞の記事。

【キーウ共同】白い花束をしゃがんで墓標に供えると、30秒以上頭を下げて黙とうした。多くの民間人が虐殺されたウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャを21日午後に訪れた岸田文雄首相。集団埋葬地がある聖アンドリー教会で「残虐な行為に強い憤りを感じる。命を落とされた方に国民を代表してお悔やみを申し上げたい」と口にした。
 教会では、ブチャ市長の案内で侵攻を巡る展示写真を鑑賞。「市民の皆さまはつらい思いをされたと思う。勇気をもって、平和のために、町の再建のために努力されますことをお祈り申し上げる」とエールを送った。
 ブチャでは、日本から提供された発電機も視察した。
 これに先立つ正午過ぎ、ウクライナ国旗の青と黄色に塗り分けられた列車から、スーツ姿の岸田氏がキーウの駅に降り立った。銃を持つ警護役に守られながら、日本の首相としては異例の紛争地訪問を始めた。
 プラットホームでは、松田邦紀駐ウクライナ大使やジャパロワ第1外務次官らが出迎えた。現場は立ち入りが規制され、列車の到着前から厳戒態勢が敷かれた。

記事は以上。


各社のニュース記事に、「電撃訪問」の活字が躍る、踊る。

しかして、その実体は如何に?

この場合の「電撃」とは、「いなずまのように前触れもなく衝撃を与えること。」という意味で言う「電撃」なのだろう。
しかし、「前触れ」は嫌と言うほど流れていたし、衝撃的な出来事と捉える人はいない。

私としては、次のことの方が気になるところだ。
3年ぶりにWBCでアメリカ軍を倒し、優勝した日本軍「侍ジャパン」のことではない。

今回の岸田首相の外遊は、インド訪問が主なのか、ウクライナ訪問が主なのか。
国内での取り上げ方を見れば、ウクライナ訪問が主というのが、正直なところなのだろう。

だとしたら、インド訪問は、「いきがけの駄賃」か電撃訪問を装うための「目くらまし」に利用したことになる。
「外交」としては、あるまじきことで、結果としては、インドに対しては大変礼を失したやり方だろう。
アメリカを真似て、インドを通して、ロシアには事前に知らせてもらっていたかも知れないが・・・。
そこは「外交の機微」。触れないでおこう。

岸田首相は、ブチャを訪問し、「残虐な行為に強い憤りを感じる。命を落とされた方に国民を代表してお悔やみを申し上げたい」と口にした。

と記事にある。

それはそれで、文句を言うべきところは無いが、
「ブチャでは、日本から提供された発電機も視察した。」と、こんなことしか書くことがないようでは、何をしに行ったの?と言われても仕方がないだろう。

岸田首相には、ロシアのミサイルで破壊された街並み、地下壕でおびえるウクライナ市民の目、目、目、そして顔、顔、顔、を自身の目に焼き付けて帰ってきてもらいたい。
そこで目にする現実に、「電撃」を受けるがごときの衝撃を感じてもらいたい。
そうすれば、文字通り「電撃を受けた訪問」となる。

ウクライナの現実は、「武力では国民の命を守り切ることは叶わないし、武力で平和を実現することは出来ない。」と、そのことを教えてくれているのではないか。


「相手が攻撃に着手した(と日本が主観的に判断した)段階で、保有する敵基地攻撃能力を行使できる」

と「うそぶく」以上、トマホークを発射した結果の、相手国の市民の状況を想像しなければならない。
(ところで、日本の場合、トマホークの発射ボタンは誰が押すのだろうか。)

同時に、日本も「戦争をする国」になってしまったら、今日、目にした惨状が。「将来の日本の姿」との想像力を働かせてほしいものだ。

戦争ではいつも犠牲になるのは、「弱い者」と相場が決まっている。
それは、社会の下層で苦しむ者であり、女性であり、そして子供たちだ。

日本国民にとっては、今回の岸田首相のウクライナ「電撃訪問」の意義は皆無に近い。

しかし、せめて、今回のウクライナ訪問を契機に、「戦争をする国」に向かって驀進している日本丸の舵を「取り舵いっぱい」にとって、「専守防衛」の理念を逸脱する航路から離脱してもらいたいものだ。

もしも、岸田首相が、ウクライナ訪問の後に、ロシアを訪問してプーチン大統領と会談し、少なからず、和平と対話の糸口でも作ることが出来たとしたら、その時こそ、「電撃訪問」の言葉は相応しい。




http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/669.html
記事 [政治・選挙・NHK289] コロナ5類移行の治療費負担増額リスト7 受診控えで在宅死急増の危機(女性自身) :医療板リンク 
コロナ5類移行の治療費負担増額リスト7 受診控えで在宅死急増の危機(女性自身)

http://www.asyura2.com/22/iryo10/msg/898.html



http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/670.html

   

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