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2023年3月24日14時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK289] <ワクチン接種と同じような絶望>スポーツの時だけ日本を応援し、政治や経済、社会的な関心には一切興味を示さない多くの国民… 


https://twitter.com/nagunagumomo/status/1639027995649404928


ド正論ありがとうございます🙇‍♂️👍‼️


少し冷静なツイートになって来ましたね。
前のキレキレも好きでしたが


全く同感です。


痛く同感


きっとその場の雰囲気で生きてるんでしょうね、生きてこられたんでしょう。


まだアメリカはワクチン接種者の方達だけしかアメリカに入国できません。WBCを現地で応援してた方達は皆接種済みです..... 接種済みの方達は政府を信じ、何も疑ってない、世界で今何が起こってるのかも全く知らない無知な方達なのでしょう....


猿(日本人)を、『虚実の自由』と言う名の檻で、我々が飼うのだ。
方法は、彼らに多少の贅沢と便利さを与えるだけでいい。
そして、スポーツ、スクリーン、セックス(3S)を開放させる。
これで、真実から目を背けさせる事が出来る。
猿は、我々の家畜だからだ。


いつの時代でも僕を含めた大衆は愚かな部分があります、しかし一部のエリートが全体を支配する事はもっと危険です。貴方のような人が社会に重要な事を啓蒙してくれる事は大切かつ有り難い事なので応援しています。


おはようございます

あのWBCのような熱気❗️

日本人の一体感❗️

何故、それを政治に活かせないのか?

政治は生活に直結している事を
実感していないのか?

そろそろ考える時期だと思う❗️

どの党ではなく、とりあえず投票率を、せめて65%以上にしませんか?


確かに同じくらい政治や経済に興味を示せたら余裕で世界一の国になるだろうな。



http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/690.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 岸田首相「G7広島サミット」公式ロゴを政治利用 地元資金パーティーでロゴ入り饅頭配る(日刊ゲンダイ)

岸田首相「G7広島サミット」公式ロゴを政治利用 地元資金パーティーでロゴ入り饅頭配る
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/320525
2023/03/24 日刊ゲンダイ


顔入りバージョンも(田名部事務所提供)

「今後は慎重に対応する」──。23日の参院予算委員会で、5月に開かれるG7広島サミットの公式ロゴマークの使用をめぐり、野党議員から追及された岸田首相。一応は反省するそぶりを見せたが、サミットの政治利用が甚だしい。

 ◇  ◇  ◇

 広島サミットのロゴマークをめぐっては、著作権を持つ外務省が使用希望者に申請と承認を求め、〈使用承認条件〉として8つの基準を定めている。うちひとつが、〈特定の政治、思想、宗教等の活動を目的とした使用はしないこと〉だ。

 この条件から思いっきり逸脱したのが、何を隠そう岸田首相である。岸田後援会が今月19日に広島市内で開いた政治資金パーティー「岸田文雄後援会新春互礼会」で、サミットのロゴ入り饅頭と、ロゴ入りのボールペンが配られていたのだ。予算委で立憲民主党の田名部匡代参院議員が明かした。

 問題の饅頭は6個入りで、3個にサミットのロゴ、残る3個に岸田首相の笑顔があしらわれている。ボールペンも軸にロゴと「岸田文雄後援会」の文字が入った“特別仕様”だ。

 新春互礼会の案内状によれば、会費は1人1万円。2021年に開かれた同会の収入は約1078万円だったが、今年はどうだったのか。岸田事務所に収入を尋ねたが、期限までに回答はなかった。

 予算委で田名部氏は、政治資金パーティーにおけるロゴ使用は「特定の政治活動を目的とした使用」にあたると強調。「不適切だ」と訴え、使用基準の見直しを訴えた。

外務省は“機運醸成”の一点張り


ルールとは?(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 一応、問題の「サミット饅頭」と「サミットペン」について、外務省はロゴ使用の申請を受け、承認済み。さすがに「無断使用」ではなさそうだが、それなら、なぜ外務省はルールを無視するような使用を許可したのか。大臣官房審議官は予算委で「サミットの機運を高めることが不可欠」として、こう答弁した。

「国会議員の活動についても、その目的がサミットの広報PRを通じた開催機運の醸成に認められるロゴマークの使用申請に関しては、基準に合致するものとして承認している」

 つまり、本来、禁止されているのに、申請者が政治活動でのロゴ使用を前提としていても、外務省が「サミット開催の機運醸成に資する」と判断すれば、使えちゃうというワケ。これでは、わざわざ〈特定の政治、思想、宗教等の活動を目的とした使用はしない〉と明記した意味はないに等しい。

 ルール無用の機運醸成の裏には、現場の苦悩も透ける。サミット関係者がこう明かす。

「準備する側としては、開催地である広島県、ひいては日本国民に『サミットなんて面倒』と思われないように腐心しています。ロゴ使用の基準を厳密に運用したら、『盛り下げ』につながりかねません」

 だからといって、条件を無視してサミットのロゴを政治利用してよい言い訳にはならない。自分の後援会が主催するパーティーに参加した人にだけ「サミット饅頭」を配るというのは、ほとんど安倍元首相の「桜を見る会」と同じ発想である。一国のトップである岸田首相が、率先してルールを守らなくてどうする。

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/691.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 論理の飛躍という飛躍した論理(植草一秀の『知られざる真実』)
論理の飛躍という飛躍した論理
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-499865.html
2023年3月24日 植草一秀の『知られざる真実』

高市早苗国務相(経済安全保障担当)の国会軽視、無責任ぶりが目に余る。

高市氏は3月3日の参議院予算委員会で、立憲民主党の小西博之議員が提示した政治的公平性に関する総務省行政文書に対して「ねつ造文書」であると断じた。

その際、小西議員が、

「ねつ造文書でなければ議員辞職するということでよいか」

と質問したのに対し、

「結構ですよ」

と答弁した。

その後、松本剛明総務省が当該文書についての確認結果を公表した。

松本総務相が当該文書が総務相の行政文書であることを確認したことを国会に報告した。

総務省は当該行政文書の全文を公開した。

すると高市氏は行政文書のなかの高市氏に関わる記述がある4ページがねつ造文書であると発言を修正した。

だが、高市氏は高市氏が関わる部分については「まったくのねつ造」であると繰り返した。

当該文書は高市氏が総務大臣任期中に作成されたもの。

文書作成の最終責任者は総務省のトップである高市氏だ。

高市氏は当該文書がねつ造文書であると断じるなら、文書作成者を「虚偽公文書作成罪」で刑事告発するべきである。

しかし、高市氏は刑事告発する考えはないとしている。

総務省は当該文書について調査を実施。

結果として総務省幹部が作成した文書であることが確認されたと公表した。

総務省において作成される行政文書について、ねつ造文書である可能性が低いことも明示した。

結論として総務省は当該文書がねつ造文書ではないと断じた。

ただし、当該文書に登場する複数の関係者への事情聴取の結果、正確性が確認できない部分があるとの説明を総務省が行っている。

高市氏が影響力を及ぼす職員が含まれていると考えられ、その立場から、高市氏に有利な証言をしている可能性が考えられる。

低劣な問題で国会の重要な審議時間が費消されていることの責任は高市氏にある。

当該文書は総務省内で作成された、一般的に信ぴょう性の高い文書。

総務省職員が「ねつ造文書」を作成していたのであれば、当時の総務省の最高責任者である高市氏が責任を負う必要がある。

文書が「ねつ造文書」でないなら、高市氏は国会におけるねつ造文書発言を撤回するとともに、国会論議を混乱させたことに対して謝罪をするべきである。

高市氏は当該文書がねつ造文書でなければ議員辞職することに同意している。

この発言は重い。

議員辞職を免れたいと考えるなら当該発言を完全に撤回するとともに、国会における真摯な謝罪が必要だ。

ところが、高市氏はいずれの行動をも示していない。

立憲民主党議員が高市国務相を罷免するべきではないかと追及したことに対して、岸田首相は「論理の飛躍」だと答弁した。

「論理の飛躍」ではないことは明白だ。

高市氏自身が、当該文書がねつ造文書でない場合には議員辞職すると明言している。

常識的に考えれば高市氏が国会における感情的で行き過ぎた発言を撤回、謝罪し、今後は真摯な対応に徹することを誓い、許しを乞うべきである。

ところが、高市氏は謝罪どころかねつ造発言の撤回すらしていない。

傲岸不遜ぶりは安倍晋三元首相に極めて類似しているが、このような行動を国会が許すべきでない。

国会の権威の問題である。

岸田首相は「論理の飛躍」などという「飛躍した論理」を押し立てるのではなく、高市国務相の発言撤回と謝罪を高市氏に指導するべきだ。

その当然の行動がないから高市氏罷免要求が突き付けられるのだ。

高市氏はこれらの議論のために本来の仕事ができないなどの主張をSNSで発信したが、これを「盗人猛々しい」と表現する。

すべては高市氏の傲岸不遜で非常識な行動が原因である。

立憲民主党は党としてこの問題の明確な決着を追求する必要がある。

党がこの問題に中途半端な妥協をすれば、小西氏の国会での正当な追及が意味を失う。

立憲民主党の政党としての矜持が問われている。

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http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/692.html

記事 [政治・選挙・NHK289] CDC元局長<新たなパンデミックが来ると警告>ヒトからヒトへ感染するように操作された鳥インフルがバイオテロでばら撒かれると警鐘 :医療板リンク 
CDC元局長<新たなパンデミックが来ると警告>ヒトからヒトへ感染するように操作された鳥インフルがバイオテロでばら撒かれると警鐘 

http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/107.html



http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/693.html
記事 [政治・選挙・NHK289] 岸田首相キーウへの手土産は“キシダノシャモジ” SNSではアベノマスク超えの愚行と笑いもの(日刊ゲンダイ)
岸田首相キーウへの手土産は“キシダノシャモジ” SNSではアベノマスク超えの愚行と笑いもの
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/320508
2023/03/24 日刊ゲンダイ


「飯取ってください」という意味?(日ウクライナ首脳会談) (C)ロイター/ウクライナ大統領府提供

<感覚がずれまくっている。日本人として恥ずかしい>

 ネット上では批判や呆れた声が飛び交っている。岸田文雄首相が21日にウクライナを電撃訪問した際、ゼレンスキー大統領への手土産品として、地元広島の名産品「必勝しゃもじ」を渡していた――と、松野博一官房長官が23日の会見で明らかにしたからだ。

 しゃもじは、広島の宮島の伝統工芸品。しゃもじで「飯取る」=「敵を召し捕る」という語呂合わせの意味から縁起物として用いられ、選挙の際に事務所などに飾る候補者も少なくない。岸田首相にとってみれば、ロシアと戦うウクライナに対する「必勝祈願」の思いがあったのだろうが、いつ飛んでくるかも分からないミサイルに怯えながら、命を賭して戦っているゼレンスキー大統領は、しゃもじを受け取った際にどう思ったのだろうか。

<米食の文化あるの? なんだこの木のへらは? と驚いただろうね大統領>

<常識的に考えて戦地に物資を送り届ける時、しゃもじを渡す? バカにしているよ>

<これはアベノマスクを上回る愚行「キシダノシャモジ」>

 ただでさえ紛争当事者でも近隣関係国でもない日本の総理大臣がウクライナを訪問することについて異論の声が出ている中、SNS上ではこの手土産品についても驚きの声が出ている。


ゼレンスキー氏への“必勝しゃもじ”野党が総理追及

2023/03/24 ANNnewsCH

 国会では岸田総理大臣がウクライナでゼレンスキー大統領に地元・広島特産の「必勝しゃもじ」を贈ったことについて、野党が「不適切だ」と追及しました。

 立憲民主党・石垣参院議員:「日本がやるべきは、やはり平和をいかに和平を行うかであって『必勝』というのはあまりにも不適切ではないかと思うんですが」

 岸田総理大臣:「ウクライナの方々は祖国や自由を守るために戦っておられます。こうした努力に対して我々は敬意を表したいと思いますし、我が国としてウクライナ支援をしっかり行っていきたいと考えております」

 岸田総理は「外交の慣例として地元名産のお土産を持参するのはよくやる」と説明しました。

 岸田総理は、外務大臣時代の2015年に広島の「しゃもじ」を韓国の当時の尹(ユン)外相にプレゼントしています。

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/694.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 森喜朗元首相「女性相手は嫌だ」と発言…2009年衆院選の大苦戦を振り返り(日刊ゲンダイ)

森喜朗元首相「女性相手は嫌だ」と発言…2009年衆院選の大苦戦を振り返り
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/320518
2023/03/24 日刊ゲンダイ


森喜朗元首相(C)日刊ゲンダイ

 どこまでも国民を愚弄する発言を続けるのか。

 森喜朗元首相は23日、2009年衆院選石川2区で野党の女性候補に苦戦し、僅差で当選した過去に触れ、「(選挙で)女性相手は嫌だ。女性の戦法というのは、空中戦なのか何なのか、訳が分からない」と語った。東京都内で開かれた自民党議員の会合であいさつした。

 森氏は「ああいう女性に私の票と変わらない票を出す人(有権者)がいたと思うと、自分の選挙区が信頼できなくなってしまった」とも述べ、これが原因で政界引退を決意したと明かした。

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/695.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 緊急です。拡散してください 国民投票に持っていかれたら最後です。 罠です。
https://twitter.com/j6600211/status/1639140457023406080?cxt=HHwWgIDQ3fTjsr8tAAAA

旭月桜華
@j6600211

緊急です。拡散してください

国民投票に持っていかれたら最後です。
罠です。
既に国会議員の7割以上が改憲賛成です。
選管も正しく機能していません。

改憲できないように我々国民が総理や内閣府のアカウントなど、その他抗議できる所は沢山あります

時間がありません

御協力宜しくお願いします

https://twitter.com/aridaiking0415/status/1634804138767949824

倉田真由美
@kuratamagohan
·

恐ろしいことが着々と進んでいる。「スピード感をもって」というが、こんな重大事項、充分過ぎるほどの時間をかけて議論し国民に説明していくのが当たり前。早くやってしまえ、という類のものではない。

3月中に「緊急事態条項」条文案 憲法改正で維新・国民民主などが合意 https://news.yahoo.co.jp/articles/0850ba8b190a382e3bdcf1bd0860f4cf82f7b63b

sola
@sky_solo_lioe
·

いや、緊急事態条項なんてずっと議論されてますが、「急かす」ってなんすか?
議論の外で文句言うだけなのに何言ってん?🤔

ありみな🍊
@aridaiking0415
·

ずっと議論してます?国民を無視してね。
何故、国民に説明しない?
あなたは緊急事態条項に賛成なのですか?

つかさ
@sannsann0027
·

国民無視って最終的に国民投票で賛否するんですよ?

どうやって国民を無視して憲法改正すると思ってるの?

そもそも国会議員って国民の代表やで?
その代表が議論してるんであって、全然無視もしてないよ

ありみな🍊
@aridaiking0415
改憲に関する国民投票法は改憲のハードルが異常に低く、改憲派が有利になるようにつくられています。

※国民投票法には、必要な投票数の定めがなく、例えば有権者全体の20%しか投票しなくても投票は成立します。その過半数(10%強)の人 たちが改憲「賛成」に投票すれば改憲可能です。

※国民投票法には公職選挙法のような制限が少なく、資金力にモノを 言わせた運動が可能です。例えば、テレビやラジオの有料意見広告は禁止されていません(投票2週間前のみ禁止)。
財界団体の経団連は、憲法に自衛隊を書きこむ改憲を支持しています。経団連傘下の大企業などが資金を使って、改憲賛成のテレビCMを大量に流すことも考えられます。 宣伝カーやリーフレットなどによる宣伝も、資金力のある方が有利です。
改憲に反対する市民運動の側と、彼ら財界との資金力の差は歴然としています。お金の差が国民投票を左右する可能性は大です。

改憲をストップさせるには、発議そのものをやめさせ、国民投票に持ちこませないことが重要なのです。

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/696.html

記事 [政治・選挙・NHK289] 遠く戦争に前のめり 日本がやるべきはウクライナへの加担なのか(日刊ゲンダイ)

※2023年3月24日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年3月24日 日刊ゲンダイ

※文字起こし


世界のリーダー気取り(ウクライナのゼレンスキー首相を電撃訪問した岸田首相) (C)ロイター/ウクライナ大統領府提供

「日本とウクライナの関係はより一層強固なものとなり、G7議長国を務める日本として、ウクライナ侵略への対応を主導する決意を示すことができた」

 キーウ電撃訪問から23日早朝戻った岸田首相。午後から参院予算委員会に出席し、外交報告を求められると、こう言って胸を張った。

 すでに与野党は「今回は特殊事情。事前に了解がないまま行ってもしかるべき」(自民党・高木国対委員長)、「内々に『国会承認を得ないで行って下さい』と了解していた」(立憲民主党・安住国対委員長)と問題視する空気はない。ウクライナ訪問は24日以降の国会でも議題にはなるが、「もっとウクライナ支援を」などと次の議論に移っているほどである。

 だが、こんなにアッサリ了承するだけでいいのか。

 岸田には、G7首脳で唯一、ロシア侵攻後のウクライナを訪問していないという焦りがあった。ましてや今年はG7議長国だ。5月の広島サミットへのゼレンスキー大統領の招待とG7各国に負けない規模の支援が必要。統一地方選前の訪問で、選挙へのプラス効果も当て込んだのがこのタイミングだった。「今さら現地に行って、何ができるのか」という冷ややかな視線を振り払って強行したのは、「政権浮揚」「政権維持」優先のパフォーマンスだった。

「驚いたのは、ゼレンスキー大統領に、岸田首相の地元・広島県で有名な『しゃもじ』を贈ったことです。『敵を召し(飯)捕る』との語呂合わせから『必勝祈願』に使われるしゃもじですが、戦争はいわゆる勝負ごととは違う。ちょっと発想が軽すぎるのではないか。ゼレンスキー大統領も、しゃもじをもらってうれしいわけないでしょうし。パフォーマンス先行だと言わざるを得ません」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)

平和国家が紛争支援の倒錯

 岸田は現地で、ゼレンスキーから「首相は国際秩序の守護神だ」との謝辞をもらい、蜜月をアピール。両国関係を「特別なグローバル・パートナーシップ」に格上げするとともに、殺傷能力のない装備品3000万ドル(約40億円)の拠出や、エネルギー分野などに4億7000万ドル(約620億円)の追加支援を伝えた。日本はすでに人道支援などに計71億ドルの拠出を表明している。今回の5億ドルを加え、支援総額は76億ドル(約1兆円)もの巨額となる。

 当初、支援額はG7内で最下位を争っていた。そこで、侵攻1年を機に、2月に55億ドルの追加を決め、英米に次ぐ71億ドルにまで増やしたばかりだ。G7議長国のメンツ、そして戦車など殺傷能力のある兵器を送れない“負い目”から支援額をジャブジャブ拡大させている。ウクライナの隣国、ポーランドへの政府開発援助(ODA)支援も表明した。

 しかし、である。

 紛争地を日本の首相が訪れるのは異例中の異例。岸田が望んでも、なかなかキーウ訪問が実現しなかったのは、安全確保の難しさだけでなく、紛争当事国の一方に肩入れすることは避けるべき、というのが、平和主義を掲げる日本の戦後外交だったからだ。

 G7や米国に評価されることしか眼中にないのだろうが、岸田のキーウ訪問と支援強化は、平和憲法の国が紛争の激化を促す倒錯と言えまいか。ロシアの侵攻は国際法違反であり、決して許されないとしても、日本が今やるべきは、ただただウクライナに寄り添い、一方だけに加担することなのか。G7の議長国を気取るのなら、停戦への呼び掛けこそすべきじゃないのか。

停戦を視野に世界が動き出した今 タイミングが悪すぎる

「問題はそこです。岸田首相はグローバルサウスとの関係を強化するとしていますが、アジアやアフリカ、ラテンアメリカには西側諸国と距離を取る国が少なくない。本来なら日本は、非西欧世界のリーダーとしてふるまうことを期待されていたはずです。中国が停戦を呼び掛ける和平仲介案を提案したように、日本もなぜ同じことができないのか。G7議長国であり、首相は広島の出身。広島でサミットを開く。まさに、自由主義陣営の側からの仲介案を出せる立場です。日本は長年TICAD(アフリカ開発会議)を主催してきていますしね。仲介国家としての道があったのに、そのチャンスを捨ててしまっています。外交的な構想力がなさすぎる」(五野井郁夫氏=前出)

 中国は侵攻1年に合わせて、敵対行為の停止や和平交渉の再開などを含む12項目の和平案を提案した。ロシアがウクライナから自軍を撤退させなければならないとは明記されていないため、NATO諸国は“ロシア寄り”の提案だと厳しいが、それでも世界は中国を注視している。

 中国はイランとサウジアラビアの電撃的な関係正常化合意で仲介役としての存在感を示した。南米ブラジルのルラ大統領が今月末に中国を訪れて習近平国家主席と会談、関係強化を協議する。ブラジルは欧米主導の対ロ制裁やウクライナへの軍事支援には否定的な姿勢を見せている。世界はG7を中心に回っているわけではないのだ。

 岸田のキーウ訪問と習近平のモスクワ訪問の日程がかぶったことから、欧米メディアは日中の「外交対決」と報じた。サリバン米大統領補佐官がキーウへ行った岸田を「世界のリーダーだ」と褒め称えるなど、米政府はこぞって岸田を大絶賛だ。背景に米中対立の激化があるのは間違いなく、いまや米国にとってはロシアよりも中国が脅威。「ウクライナ・日本VSロシア・中国」の構図が強調されることを米国は歓迎し、世界の分断をますます加速させる。

率先して敵国をつくる愚行

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。

「世界中が極東の2つの国を対比して見ている。日本だけが分かっていないのですが、ウクライナ戦争については、今は和平を考えなければならない時期に差し掛かっています。米国は夏までは全力でウクライナを支援しますが、8月以降は状況が変わる。米議会の下院を握っている共和党は追加支援に消極的ですから、ウクライナ側の情勢は厳しくなる。世界は確実に停戦に向け動き出しているのです。それが分かっているので、フィンランドなど欧州諸国がウクライナに戦車などを提供するのを渋っている。今、ウクライナ支援に突っ込んでいるのは日本と米国とポーランドぐらいなのです。ポーランドは旧ソ連と反目してきた歴史があるのでロシアとの敵対は覚悟の上ですが、日本にその覚悟があるのでしょうか」

 日本とウクライナの共同声明では、岸田が繰り返す「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」という主張が採用された。中国を念頭に東・南シナ海情勢への深刻な懸念を表明し、台湾海峡の平和と安定の重要性も強調されている。

 こうして自ら率先して、安全保障上重要な隣国であるロシアと中国を“敵国”に位置づけようとしているのだが、日本の平和と安全を考えたらこれほどの愚行はない。

「ウクライナ戦争が終わった後、日本はどうするのでしょうか。G7各国とともにキーウを訪問してもいい時期はありましたが、世界が停戦を意識し始めた今のタイミングに行く必要はないし、行くべきではありませんでした。『ウクライナに肩入れする日本』という姿が際立ってしまいました」(孫崎享氏=前出)

 国内向けの人気取りを狙って、遠くの戦争に前のめりの亡国首相。世界のリーダー気取りの結果、平和国家の矜持はズタズタだ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/697.html

   

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