国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪(日刊ゲンダイ)
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(2)目指す「国のかたち」を理解していない熱狂的支持者たち 不気味な躍進 参政党のトリセツ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375410
2025/07/29 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
最後の訴えには主催者発表で2万人が集まった(C)日刊ゲンダイ
民主主義社会を豊かにするには多様な言論が必要だ。称賛だけではなく批判も流通するのが健全な言論空間である。
これには参政党の神谷宗幣代表も異論がないはずだ。なぜなら参院選での躍進を受けた7月20日、神谷氏自身が笑顔でこう発言したからだ。
「選挙戦後半、アンチやメディアに叩かれることによって支持が伸びた」
批判的な言論が支持者を結束させ、勢いづかせたという分析である。神谷氏はアンチに感謝する余裕さえ見せていた。
筆者は「なるほど」と納得する一方で違和感も覚えた。それは筆者が選挙現場で出会ってきた支持者たちが、そもそも同党が目指す「国のかたち」を理解しているとは思えなかったからだ。
参政党は2020年の結党時から「自分たちで憲法を創る」と主張してきた。そして今年5月には「新日本憲法(構想案)」を発表した。その内容を読み込んだ筆者は大きな衝撃を受けた。
参政党の構想案には、日本国憲法の三大原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」がなかったからだ。
参政党の支持者なら、当然この重大な事実を知っているはずだ。そう考え、街頭演説の場で「新日本憲法(構想案)を読んだ上で支持していますか?」と聞いて回った。
しかし、私が聞いた限り、「読んだ」という支持者には会えなかった。それなのに人々は熱狂的に参政党を支持していた。いったい、何を理由に支持しているのか?
現場で話を聞いた多くの支持者は「日本人ファーストという主張がいい」と答えてくれた。これは同党が今回の参院選で打ち出していたキャッチコピーである。
人々の不安を煽る放言の数々
参政党の候補者たちは「日本人が冷遇されている」「日本人が優先されるのは当たり前」と全国各地で主張した。日本人の暮らしが厳しくなったのは、あたかも外国人が理由であるかのような印象を与える演説を続けた。「外国人が増えて治安が悪化した」と、事実と異なる放言まで見られた。
少し調べればわかることだが、「外国人が優遇されている」「治安が悪化した」という客観的なデータも事実もない。参政党は人々の不安を煽ることで支持を広げていた。
私は7月20日の記者会見の場で、神谷代表に改めてこう聞いてみた。
「外国人に特権はあると思われますか?」
それに対する神谷代表の答えは次の通りだ。
「外国人に特権……。特に日本ではないんじゃないですか」
支持者のみなさんは大丈夫だろうか。 (つづく)
畠山理仁 フリーランスライター
1973年、愛知県生まれ。各地の選挙現場を訪れ、面白さを伝える「選挙漫遊」の提唱者。著書「黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」で第15回開高健ノンフィクション賞。「コロナ時代の選挙漫遊記」など著書多数。Xアカウント @hatakezo
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