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2025年12月31日01時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK298] 補助金バラまいて命綱を切る(植草一秀の『知られざる真実』)
補助金バラまいて命綱を切る
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/12/post-ac7e6f.html
2025年12月29日 植草一秀の『知られざる真実』

本年6月に新著を公刊した。

『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』(ビジネス社)

https://x.gd/nvmU9

日本の財政金融政策について論じたもの。

中央政治の役割は、1.法律の制定、2.予算の編成・執行、3.経済政策運営。

国は当初ベースで年間約90兆円の政策支出を行っている。

補正を含めれば100兆円を超える。

名目GDPは約600兆円。

100兆円がいかに巨額であるかが分かる。

その100兆円の資金配分を仕切っているのが財務省。

財務省の権限は予算編成権にとどまらない。

税制を決定する。

国家財産を管理する。

金融庁を含めて銀行、証券、保険の金融業界を管理する。

また、税の徴収を行い税務調査まで管轄する。

さらに、財政金融政策運営を仕切る。

巨大すぎる権限が財務省に集中している。

国家権力の中枢を握っているのが財務省。

その財務省が「日本の失われた30年」の主犯である。

日本銀行は金融政策を担う。

日銀の最大責務は「通貨価値の維持」。

物価安定と資産価格バブル回避が日銀の責務だ。

その日銀に対する強い影響力を持つのが内閣と財務省。

内閣と財務省が結託して日銀を支配してしまうと惨事が起こる。

第二次大戦でその惨事が現実化した。

戦後に通貨価値が暴落した。

日銀に強い独立性を付与しなければならないが、独立性付与は不完全になり、財務省による日銀支配が強まって、日本でインフレを再発させてしまった。

国政の第三の役割は経済政策運営。

1990年を境に日本経済は下り坂を辿り続けた。

90年代前半はバブル経済の余韻が残ったが90年代半ばを境に急激な下降線に転落して現在に至る。

この「失われた30年」をもたらした主犯が財務省である。

財務省は常に日銀を支配下に置こうとしてきた。

その弊害として、バブルを発生させ、バブル崩壊の混乱を拡大させてきた。

2013年以降は「アベノミクス」の名の下に「異次元金融緩和」が強行され、それが日本円暴落と20年代以降のインフレ亢進の背景になった。

財政政策運営の問題点は三つ。

第一は消費税に偏重する税収構造。

第二は「権利の財政」である「社会保障支出」の切りこみ。

第三は「利権バラマキ補助金」の拡大だ。

24年から26年にかけての財政支出政策の最重要論点の一つが「高額療養費制度大改悪」。

高額療養費制度は高額療養費が発生した際に国民負担に上限を設ける制度。

「国民の命綱」の意味を持つ。

国民負担上限が引き上げられれば負担に耐えられなくなる国民が続出する。

国民の命綱を断ち切るということ。

2025年度予算での大改悪提案に強い批判が発生した。

その結果、25年度の実施が断念された。

夏に参院選が控えていたことが最大の背景だった。

ところが、高市内閣が、凍結した制度大改悪を持ち出して26年度予算に組み込んだ。

制度大改悪により給付費は年間ベースで約1600億円減少するという。

高市内閣は18.3兆円もの補正予算を成立させた。

このお金があれば高額療養費制度大改悪を10年以上先送りできる。

利権補助金をバラまくという無駄遣いをしながら、国民の命綱を断ち切る政府を日本の主権者は支持するのか。

頭を冷やしてよく考える必要がある。

続きは本日の
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
第4292

「2025年経済政策の回顧」
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『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』
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記事 [政治・選挙・NHK298] これは戦時経済だ <歴史のコマが昭和の戦前・戦中に逆戻りし始めた>(田中龍作ジャーナル)
これは戦時経済だ
https://tanakaryusaku.jp/2025/12/00033064
2025年12月28日 18:29 田中龍作ジャーナル


高市首相はトランプ大統領からおだてられ、すっかりその気になった。=10月、米軍横須賀基地 写真:総理官邸HPより=

防衛費が初めて9兆円を超える。禁じ手とされる建設国債を6千億円充てるそうだ。高市内閣の2026年度当初予算案である。

歴史のコマが昭和の戦前・戦中に逆戻りしたような錯覚を覚える。当時の内閣は戦費調達のため国債を乱発していた。国債発行で無謀な戦争を遂行していたのである。

身の丈に合わぬ財政運営。当然の帰結として国債はクラッシュしインフレとなった。日本銀行券は紙くずと化したのである。

いつか来た道を悪びれることなく歩いているのが高市政権だ。対中強硬論のなか「核保有」発言まで飛び出した。戦争に向けた世論づくりをしているのではないか、と勘繰りたくもなる。


貴金属店前には金を求める人の長蛇の列が。=28日朝、都内 撮影:田中龍作=

有事に強いのが金である。都内の有名貴金属店には、朝10時30分の開店前から長蛇の列ができていた。100人近くいただろうか。先頭の女性は朝6時20分に来たそうだ。

金の販売価格は店員によれば5グラム=18〜19万円。100万円までの買い物であれば、現金払い。100万円を超えれば銀行振り込みとなる。

金購入の目的を聞くと、70代の男性は「トランプ(米大統領)が不安定で危ない動きをしているから」、60代の男性は「投資のため」と答えた。


高市首相は米空母上でタカ派のプライドをくすぐられたようだ。=10月、米軍横須賀基地 写真:総理官邸HPより=

名将・武田信玄は武器購入や築城よりも治山治水に力を注いだ。

領民が安心して暮らせなければ、戦さなどできないからだ。木材を伐り出せば森はハゲ山になる。戦費を調達すれば国が貧しくなる。

高市首相に「人は石垣、人は城」などと言っても分からないだろうが。

干戈を交えずとも強国を作り上げ民百姓が安心して暮らせる。国防の極意である。

 〜終わり〜




http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/705.html
記事 [政治・選挙・NHK298] <働いても働いても食べて行けない…>貧困大国日本の年の瀬 「なぜ革命を起こさないのか」(田中龍作ジャーナル)
貧困大国日本の年の瀬 「なぜ革命を起こさないのか」
https://tanakaryusaku.jp/2025/12/00033075
2025年12月31日 12:28 田中龍作ジャーナル


=30日夕、渋谷区 撮影:田中龍作=

冬時、気の早い夜のとばりが下りた午後5時、渋谷区神宮通り公園北側。

炊き出しの配膳が始まる一時間も前から生活困窮者たちが長蛇の列を作っていた。100人はいるだろう。

主催者(しぶや食堂)が利用者にアンケートを取ったところ、野宿者は4割だった。大方の利用者は都営住宅や民間のアパートに住む。


巨大鍋で煮込んでいるのは中華丼だ。=30日夕、渋谷区 撮影:田中龍作=

年金だけでは食べて行けない。働いているが収入が少ない…生活困窮者が大半を占める。

運送会社勤務の正社員(男性・50代前半)の姿が、この日もあった。家族がいる。それ以上は聞くことが憚られた。

就職氷河期世代の彼は政治に対して腹の底から怒っていた。「日本をここまで壊したのは自民党だ」と吐き捨てるように言いながら。

「学生時代の友人は7割がいまだにフリーターだ。結婚もしていない」と明かす。生活が不安定だから結婚なんてしたくてもできないのだ。

彼は「そんな連中に限って選挙に行かない」とも言って憤った。


配膳が始まる。=30日夕、渋谷区 撮影:田中龍作=

40年前ほど前までは父ちゃんが額に汗すれば、一家を食べさせていけた。

ところが今はどうだ。母ちゃんが共稼ぎで働いても満足に食べて行くのは容易ではない。

この日はリンゴ400キロ(軽トラック1台分)が篤志家から届いた。若き日に革命を志向した人物である。炊き出しを取材執筆する田中も、成田空港管制塔占拠事件(1973年)当日は陽動部隊の役割を果たしていた。

働いても働いても食べて行けない。酷い世の中を選挙で変えることができればよいのだが、現状を見る限り絶望的だ。

前出の男性は「どうして革命を起こさないのか?」と繰り返した。だが革命を起こすにはそれなりの勢力を必要とする。


配膳1時間前から長蛇の列ができた。=30日夕、渋谷区 撮影:田中龍作=

革命も起きない。選挙で社会を変えることもできない。

ニッチもサッチも行かない日本は、このまま沈んで行くしかないのか。

貧困大国・日本の年の瀬の風景が炊き出し会場に凝縮されていた。

 〜終わり〜




http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/706.html

   

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