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2026年4月05日00時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK299] 高市首相の実像は「働かない×5」…就任当初から半日引きこもりで“国会サボタージュ”の自己中ぶり(日刊ゲンダイ)

高市首相の実像は「働かない×5」…就任当初から半日引きこもりで“国会サボタージュ”の自己中ぶり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/385895
2026/03/31 日刊ゲンダイ


作り笑いが消えた(C)日刊ゲンダイ

 高市首相が固執する新年度予算案の年度内成立は下馬評通り頓挫し、30日の国会で「つなぎ」となる暫定予算が成立した。当初予算が自然成立する4月11日までの必要経費約8.6兆円を計上。暫定予算の成立は11年ぶりだ。

 高市首相から当初予算の早期成立をせっつかれる参院自民党は「4.3成立」を模索するものの、それとて与党過半数割れでは望み薄。答弁が嫌で真冬の総選挙に突っ込み、数の力で審議をはしょる首相のどこが「働いて×5」なのか。野党は徹底的に絞り上げた方がいい。

 予算案の審議は国民から集めた税の使い道を決めるもの。国会でとりわけ重要だ。「責任ある積極財政」なる高市首相の掛け声で新年度予算案の一般会計総額は過去最大の122兆円に膨張。これまで以上に議論に時間を割くのは筋なのに、衆院は過去20年で最短となる59時間の超スピード審議で通過。参院は30日までに40時間超しか積み上がっておらず、野党が求める60時間には程遠い。

 そうした中、高市首相は参院自民に「4.3成立」を強要。それでいて自分が矢面に立たされる集中審議に応じない意向だとも報じられ、野党はカンカンだ。30日の参院予算委員会で詰められた高市首相は「事実ではございません」と何度も釈明。「お求めがあれば国会に参ります」と答弁せざるを得なかった。

 国民民主党の伊藤孝恵議員によると、過去5年間の歴代首相は参院予算委の集中審議に計24〜40時間応じたという。内訳は石破前首相が40時間。岸田元首相は30時間、25時間、28時間。菅元首相が24時間。対する高市首相はこれまで1回こっきり、4時間だけ。「少なくとも2回は必要」(自民中堅議員)との声が上がるのは当然だ。

体調以外にも不安が

「総理は持病を抱えている上、日に日にやせ細っている。30日の予算委でも生気がなく、しんどそうではあった。もっとも、気力と体力を要する集中審議を避ける理由は体調不安に限らないようです。1人でこもって政策を勉強するのが好きだとか、真っ赤になるまで答弁書にペンを入れるだとか言われますが、果たしてこだわりゆえなのか。ベテランの割には政策理解が浅く、要点が頭に入らないため、徹夜作業を強いられる審議から逃げているとも言われています」(野党関係者)

 高市首相は昨秋の就任当初から平日であっても半日は引きこもる生活を続けている。

 昨年末に公邸に引っ越して以降も、米国とイスラエルが対イラン軍事作戦を始めてからも傾向は変わらず、今月4日に至っては面会ゼロだった。国民の声も同僚の意見も聞かず、国会はサボタージュ。高市首相の実像は史上最強の「働かない×5」首相だ。

  ◇  ◇  ◇

 高市首相の遠心力はジワジワ強まっている。関連記事【もっと読む】『高市人気の逆回転が始まった!“にわか1強”を崩す「予算審議」「イラン戦争」「自衛官侵入事件」の三重苦』で詳報している。

http://www.asyura2.com/26/senkyo299/msg/438.html

記事 [政治・選挙・NHK299] もしユダヤ教が歴史上興らなかったら(佐藤戦略総研)
イラン戦争の鬩ぎ合いが続いている。そもそも論として、この戦争を含めた中東問題の遠因を2つ挙げるとすれば、@この地域に石油が出たため各国の利害が衝突する事と、A現代イスラエルが建国した事となるだろう。

ここで歴史の禁じ手を犯して、もしこの地域に石油が出なかったらと仮定したら、少なくとも世界的な紛争の地にはなっていなかっただろうと想像できる。また、現代イスラエルが建国しなかったら、石油が出てそれを巡る攻防が起きても今より大分単純なパワーゲームになっていたような気がする。

現代イスラエルはシオニズムによって建国したが、ずっと遡って、もし古代にユダヤ教が興らなかったらどうなっていたか? 中東問題含め世界史はどう変わっていたか? について興味本位で少し考えてみた。

◆ジェミさん(Gemini)達に聞いてみた◆

と言っても、なかなかに宗教、歴史についての知識が必要と思われ、AIのチャット君(ChatGpt.)、グロちゃん(Grok)、ジェミさん(Gemini)にそれぞれ聞いてみた。3人は裏でつるんでいるのか、似たような回答だったので、代表してジェミさんのから抜粋して下記に示す。先ず、一神教とユダヤ教が興った状況から聞いた。
https://gemini.google.com/share/9b6cb145adf3

【一神教の起源と自然環境】

砂漠という極限状態: 生か死かの二択を迫る過酷な環境が、多神教的な「八百万の神」ではなく「絶対的な意思」を求めた。

不安定な「天の恵み」: 大河のないパレスチナでは、生存が「雨(神の意志)」に直結し、神への絶対的依存が強まった。

「点の文明」の生存戦略: 砂漠の中の限られた居住区(三日月地帯)を守るため、排他的な団結が必要だった。

移動する神: 遊牧生活において、特定の土地や神殿(不動産)に縛られない「言葉(動産)」としての神が選ばれた。

【ユダヤ教:個人事業主のOS】

個人事業主間の掟: 初期ユダヤ教は、独立した家族経営の牧畜民たちが、互いの権利を侵害しないための実務的なルールだった。

契約(ベリート)の概念: 信仰とは「神とのビジネスライクな契約」であり、信義誠実の原則が根底にある。

動産としての法: 羊や山羊などの「動産」を守るため、移動先でも通用する普遍的な「掟」が発達した。

安息日(サバト)の経済学: 共同体全員が休むことで、過当競争を防ぎ、労働力のメンテナンスを図るBCP(事業継続計画)。

公正な取引の義務化: 正しい秤や重石の使用を神の名において強制し、広域交易の信用基盤を作った。

バビロン捕囚による昇華: 国(土地)を失ったことで、神が「民族の神」から「宇宙の主宰者」へとバージョンアップした。

ふむふむ。そしていよいよ歴史のifへ!

【歴史の「もしも」と文明への影響】

直線的歴史観の不在: ユダヤ教がなければ、世界は「進歩」ではなく「円環(輪廻)」する時間のままだった可能性がある。

科学的探究の前提: 「世界は合理的な設計図(唯一神のロゴス)で書かれている」という確信が、近代科学の土台となった。

多神教の継続: もし一神教がなければ、寛容だが統合力の弱い多神教ネットワークが世界を覆っていた。

人権概念の欠如: 「神の前の平等」という一神教のフィルターがなければ、普遍的人権の浸透は遅れたはず。

地政学の激変: イスラム教やキリスト教がなければ、現在の中東・欧米の国境線やアイデンティティは存在しない。

【総括的本質】
OSとしての宗教: 祈りや儀式以上に、複雑な社会を動かすための「プロトコル(共通言語)」として機能した。

免疫反応としての排他性: 弱小勢力が大帝国の中で消滅しないための、過剰なまでの自己防衛機能が「唯一神」だった。

契約社会の源流: 「超越者との契約」という形式が、のちの国際法や近代的な契約書の精神的ルーツとなった。

・・・まあ、そうなんだろうなと言う感想の回答だった。いやジェミさん達は悪くない。聞いた筆者が未熟だったか。しかし上記からは、一神教は歴史の必然だったっぽい感じも受けたし、ユダヤ民族が弱小であるがために一神教を抱え込み継続させ図らずもキリスト教、イスラム教にバトンを渡し、その後も卵が先か鶏が先か迫害と偏狭な選民意識の間で今日に至るルーツが少し分かった気がした。(なお、ジェミさん達には、人身供犠やジェノサイドの相対比較や、キリスト教・イスラム教との比較等についても、しつこく聞いた上で回答してもらっています)
https://gemini.google.com/share/9b6cb145adf3

◆イラン戦争の現況とその後◆

さて、そんな石油利権とユダヤ教やキリスト教、イスラム教の相克をバックにしたイラン戦争の現状である。ネタニヤフはイランを潰すまでとことんやりたい気炎を上げているが、トランプは11月の中間選挙前、出来れば5月の訪中前に、「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」という吉本新喜劇の池乃めだか 師匠バリのセリフを吐いて撤兵するタイミングを計っている風情だ。

チェチェン兵がイラン側で参戦する用意があるとの声明を出しており、トランプとしては中露分断して習近平を抑える大戦略からして、プーチンのこの牽制球を無視しての地上軍投入は今後ほぼないだろう。

だが、米F15が撃墜されてパイロットを米イラン双方が捜索しているが、捕虜に取られた場合、池乃めだか師匠のようなタイミングを逸しベトナムやアフガンように泥沼に引き摺り込まれる可能性も残っている。

イランの核開発は、今回の戦争を通し大幅に遅れた模様だが、ホルムズ海峡を通るタンカー等から1隻3億円(1ℓ当たり1円程度)と言われる通行料を取り始めており国際法違反ながら、もし各国が形を変えて追認するならば、イランにはチャリンチャリンと資金が貯まり、今回体制転覆はほぼ無いので核開発は再開して加速するだろう。そうすると例え今回休戦しても、何年かするとまた今回と同じ事を繰り返す事となる。

イスラエルとイランがどこかの砂漠の地域限定で思いっきり武器投入し戦闘する限定ハルマゲドンで決着を付ければ中東と世界は収まるのだろうが、たとえそんな実弾オリンピックみたいなものが実現したとしても、イスラエルは負けそうになれば核を使うだろう。

「ホロコーストの貯金」が尽き掛けたイスラエルの世論が軟化し、イラン側と妥協出来るのか? 出来るのかも知れないが、僥倖により根強い宗教的対立が根底から除かれないならば、残念ながら、それはどちらか又は双方の核が使われた後になる可能性が高いと筆者には思われる。
http://www.asyura2.com/26/senkyo299/msg/439.html
記事 [政治・選挙・NHK299] 自衛官の大使館侵入、新たな火種 日本「遺憾」、中国は不満示す(東京新聞デジタル)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/479716?rct=politics





危うい事件が起きてしまった。

自衛官が刃物を持って押し入った「中国大使館侵入事件」。

高市首相の台湾有事を巡る国会答弁をきっかけに冷え込んだ日中関係が引き起こした事件に違いない。

事件を起こした自衛隊員は、大使館員に拘束された際、

「金杉憲治大使に面会して、日本政府の中国に対する強硬な発言を自制するようにするためだ。聞き入れられなければここで自殺するつもりだった」

と話しているそうだ。

駐中華人民共和国日本大使に面会するために、中国大使館に侵入?。

陰謀論的には「何か裏がある」と言われそうな、支離滅裂な逃げ口上にしか聞こえない。

何れにしても、高市首相の責任は重い。

にもかかわらず、高市政権は「遺憾」と言うばかりで、中国への謝罪の姿勢を見せない。

高市政権は何を「突っ張って」いるのか。

「狭量な」と言うしかない。




以下に記事(共同通信配信)の全文を転載する。


在日中国大使館への自衛官侵入事件が日中関係の新たな火種になりそうだ。日本側は遺憾の意を表明し、犯行動機などの実態解明を急いでいる。中国側は「十分にはほど遠い」と不満を示し、中国紙には謝罪を求める論調も出てきた。高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁をきっかけに冷え込んだ日中関係が改善に向かう見通しは立たないままだ。

 事件は3月24日の中国外務省の記者会見で明るみに出た。木原稔官房長官は翌25日の会見で「法を順守すべき自衛官が建造物侵入容疑で逮捕されたことは誠に遺憾だ」と言及。中国側から申し入れと再発防止の要請があったとした。

 「外交関係に関するウィーン条約」は受け入れ国に在外公館の保護を義務付けている。国民民主党の玉木雄一郎代表は「義務を果たせなかったことについては謝罪するべき案件だ」と指摘した。だが、自民党会合では「実態解明されて初めて対応を判断できる」との声が上がった。

 中国側は納得していない。中国共産党機関紙は社説で「日本政府が謝罪を拒み続ければ、日中関係はさらに悪化することになるだろう」と警告した。


記事の転載はここまで。




記事にもある通り、大使館の受け入れ国にとって「安全確保」はウィーン条約に基づく義務だ。

自衛隊員といえば、日本以外の国から見れば、人を殺傷することを訓練された「軍人」だ。

高市首相の言動がために冷え込んだ日中関係が、不可侵権が認められている大使館敷地内に武器を持った軍人が侵入するという事態を誘発し、防げなかった。

日本に100%非があることは明らかだ。


大使館敷地内で拘束されたとすれば、中国の法律によって裁かれても文句は言えないところだ。

にもかかわらず日本側に引き渡されたとすれば、そこに何かのサインを見つけるべきではないかとも思う。

記事によれば、

「・・・木原稔官房長官は翌25日の会見で「法を順守すべき自衛官が建造物侵入容疑で逮捕されたことは誠に遺憾だ」・・・」

と言及したという。


そもそも、「遺憾」という言葉自体には怒りや謝罪の意味は含まれていない。

「遺憾」とは、一般には、物事が思い通りにいかず、残念に思う気持ちを表す言葉だ。

一方で、「遺憾」の語は日本において外交表現として用いられている。

「日本政府の視点で好ましくない他の国の行動に対して、遺憾の意を表す」と言うかたちで外交的メッセージを発する。

いわゆる「遺憾砲」というやつで、意味のない「空砲」。

今回の事件の場合は、日本に100%非があることは明らかだから、日本政府が発する「遺憾」の言葉は、外交表現として用いられたものではないことになる。

とすれば、一般的な使い方でいう「遺憾」ということになるが、違和感がある。

何を「遺憾」と言っているのか。

不届きな自衛官が出たことを「遺憾」と言っているのなら、そんな悠長な話はない。

常識的には、すぐさま中国に対して日本の不手際を謝罪すべきところだ。

そうすることが外交を任された政府の役割であり、責任だ。

逮捕されたことを「遺憾」というなら問題だろう。

「逮捕されたこと」が、「事が思い通りにいかず、残念だ。」

と言っていることになるからだ。

とっ捕まってしまったかぁ〜。


いずれにしても、中国に対しては、謝罪していないどころか、何も言っていないことになる。

中国側から申し入れと再発防止の要請があったにもかかわらず、無視、黙殺した格好だ。

高市政権のそんな稚拙な外交こそが「新たな火種」を生んでいる。

まるでガキの喧嘩だ。

そんなことでは「いかん」だろう。


産経新聞の下記記事によれば、

『「中国大使館侵入事件」泉健太氏が国民・玉木代表に教育的指導、旧民主再結集 平井文夫』

https://www.sankei.com/article/20260404-PUQRFQDT7VLHRGVQWM3BLPE4PM/?outputType=theme_weekly-fuji

「中道」の泉氏がXで「実は中国政府は謝罪を求めてない。中国メディアが謝罪を求めただけ。なぜか、それは過去、反日デモで日本大使館に被害があった時、中国自身も謝罪せずに『遺憾』と表明してきたから。それを知っておくべき」と言い、「それが毅然とした外交というもの」

と言っているそうだが、

子供じみた「お前だって論」でしかない。

「それが毅然とした外交というもの」などと、「アホいうたらあかんよ」。

第一、「・・・『遺憾』と表明してきた・・・」という『遺憾』は翻訳された後の日本の言葉だ。

日本語の「遺憾」という言葉自体には怒りや謝罪の意味は含まれていない。

翻訳される前の中国語で慎重に確認しなければならないと思うぞ。


日本国憲法前文の終わりに記されている。

「・・・われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。・・・」

と。


日本に非があれば素直に謝罪し、再発防止のために事件の本質を見誤らないように徹底究明を急ぐべきだ。

そのことを、日中の関係改善の糸口にすることこそが、真の外交ではないか。







http://www.asyura2.com/26/senkyo299/msg/440.html
記事 [政治・選挙・NHK299] いつまで、この暴君に媚びるのか 興味をなくしたトランプの驚くべき身勝手と無責任(日刊ゲンダイ)

※2026年4月2日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2026年4月2日 日刊ゲンダイ2面

いつまで、この暴君に媚びるのか 興味をなくしたトランプの驚くべき身勝手と無責任
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/386010
2026/04/02 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


究極のTACO(C)ロイター

 戦闘の長期化、原油の高騰、人気急落となす術なしのトランプが選んだのは「勝手に休戦」「あとは知らねえよ」という驚くべき対応だった。民間人を殺し、施設を破壊し、状況が不利になると気まぐれでやめてしまう。狂った暴君には逮捕状が必要だが、それでもあの人は媚びるのか。

  ◇  ◇  ◇

 軍事攻撃から1カ月。トランプ米大統領はイランへの興味をなくしてしまったようだ。

 この間、発言は二転三転。「差し迫った脅威」と戦争を正当化していたはずが、「正直に言うと、イランの石油を奪いたい」と“本音”をさらけ出す駄々っ子のような言動まで見せていたが、さすがに3月31日のこのSNS投稿には、世界中が呆れ果てたことだろう。

<ホルムズ海峡のためにジェット燃料が手に入らないすべての国々。あなた方は自力で戦う方法を学び始めるべきだ。各国が米国を助けなかったように、米国は各国をもう助けない。自分で石油を取りに行け!>

 国連憲章にも国際法にも違反する奇襲攻撃を勝手に始め、イランのホルムズ海峡封鎖を招き、各国をエネルギー危機に陥れておいて、この無責任な言い草は何なんだ。

 トランプはその後、ホワイトハウスでも記者団に、「我々はすぐに離れる。おそらく2、3週間だ」「ホルムズ海峡で何が起ころうとも、我々には一切関係ない」「イランに核兵器を持たせない目標は達成された」「戦闘終結に合意を結ぶ必要はない」と身勝手なことを言いたい放題。今のイラン指導部について「はるかに合理的で過激でない」と、体制転換を成し遂げたと一方的に誇示してみせた。

 原油輸送の要衝ホルムズ海峡の48時間以内の開放を求め、発電所攻撃で脅しながら、期限を2度も延期。一方で地上作戦の準備を進める強気の姿勢を見せていたが、結局、海峡封鎖が続く状況でも、米国は軍事作戦を終えるつもりらしい。

「トランプ大統領にとってイラン戦争は2つの相矛盾するベクトルにあった。中間選挙に向け、国内で不人気にならないようにしたい。一方で、イスラエル・ロビーに促された戦争だということ。この2つのバランスで揺れ動き、情勢を見て発言も右に左にブレた。しかし、ガソリン価格が急騰し、世論調査の支持率も下落。このままでは中間選挙で共和党は民主党に確実に負けるという状況になってきて、これ以上、戦争は続けられないという判断になったのだと見ています」(元外務省国際情報局長・孫崎享氏)

サジを投げた

 当初の「2、3日で決着」が長期化し、原油価格は高騰。ついに31日、レギュラーガソリンの全米平均価格が1ガロン(約3.8リットル)あたり4.02ドル(約640円)となり、車社会の米国民が悲鳴を上げる4ドルの大台を突破した。不満と怒りは沸騰中で、トランプの支持率は2期目の最低を更新中。3月28日の「NO KINGS(王はいらない)」デモには全米史上最大規模の800万人が参加した。NATO(北大西洋条約機構)の欧州の同盟国にもソッポを向かれ、中間選挙に向け焦りまくりの、なすすべなし。で、トランプが選んだのは一方的な「勝手に休戦」「あとは知らねえよ」という驚くべき対応だったのだ。

 トランプは、日本時間の2日午前10時(現地時間1日午後9時)に米国民向けに演説をする。あの狂人のことだ。また何を言い出すか分からないが、SNSで投稿したような都合のいいご託を並べるのだろう。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。

「自分ではどうにもならなくなってサジを投げたとしか言いようがありません。トランプ大統領はNATOから離脱するというような話もしていますが、危険は全て排除できたという形で手打ちをしたい。国内向けにいつもながらの“勝利したフリ”宣言をするのでしょう。この先米国では、5月に戦没将兵追悼記念日(メモリアル・デー)、6月に奴隷解放記念日、7月4日は独立記念日と続く。中間選挙に向け、逆算すると4月中に戦争を終わらせなければならないわけです」

 究極のTACO(Trump Always Chickens Out=トランプはいつもビビってやめる)だ。状況が不利になると気まぐれでやめてしまう。こんな無責任男に、世界はいつまで振り回されるのか。

「自分で石油を取りに行け!」日本はどうする


日本はホルムズ海峡をどう通過するのか(C)ロイター

 トランプは1日もSNSに「(イラン側が)たった今、米国に停戦を要請してきた」と投稿。すぐさまイラン外務省報道官が「虚偽だ」と否定した。同じことの繰り返しだ。これで本当に、戦争は終結するのだろうか。

 トランプが送り込んだ地上部隊は撤収するのか。イランはどうする。ペゼシュキアン大統領は31日、「侵略の再発を防ぐために必要な保証が得られれば、この戦争を終結させる決意がある」と発言したというが、米国次第ということでもある。イスラエルはどう出るのか。イランはホルムズ海峡に通行料を設定するのか。見えないことだらけだ。

 前出の孫崎享氏は言う。

「イスラエルは戦闘を続けるでしょうが、イランに対しては核施設を攻撃するなど軍事的な成果を上げている。むしろこの先は、領土拡張をもくろむレバノンやパレスチナのヨルダン川西岸地区に移っていくのではないか。イランは米国から15項目の停戦案を突き付けられましたが、トランプ大統領が戦争をやめると言うのなら、イランは何の譲歩をすることなく終わるということになる。一番大きいのは、イランがホルムズ海峡の権限を握ってしまったこと。今後、イランは各国を敵か味方かで峻別していく。今まで中立的な立場だった国々はイランの味方にならなければ、原油を輸送したくともホルムズ海峡を通してもらえなくなるわけで、イランには有利な状況です。ここまで米国寄りの立場だった国は非常に厳しい状況になります」

 9割の原油を中東に依存する日本はどうするのか。トランプが「自分で石油を取りに行け!」と放り投げた以上、イランと独自に交渉するのか。孫崎氏はこう続ける。

「最も厳しいのは日本ですよ。高市政権にとっては苦しい条件を突き付けられることになる。米国と距離を置かなければホルムズ海峡を通れないのですから、舵を切り直さなければならない可能性が出てくる。しかし、日本が勝手に動いたら、トランプ大統領は『俺にあれだけ媚を売っておいて裏切るのか』と怒りの矛先を高市首相に向けるでしょうね」

狭隘なプライドと自尊心

 トランプがやっていることは、残忍な殺人鬼の仕業でしかない。主権国家に突然、ミサイルをぶっ放し、最高指導者を抹殺。民間人も殺し、施設を破壊した。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、開戦1カ月でイランではこれまでに1937人が死亡し、2万4800人が負傷したという。小学校への空爆で170人以上の児童が死亡したのは、米軍による「誤爆」とみられている。これほどの凶悪犯罪を積み重ねた狂った暴君には、逮捕状が出されて当然だ。

 それなのに、だ。それでも日本はトランプに媚び続けるのか。ホワイトハウスでの首脳会談のように、高市はトランプに抱きつき、しがみつき続けるのか。どうして日本のトップは、カナダのように「軍事作戦に参加するつもりはない」と明言したり、スペインのように「戦争反対」を突きつけたり、イタリアのように「国際法の範囲外」と批判したりできないのか。NATO各国のように毅然とした態度が取れないのか。

 前出の五野井郁夫氏はこう言った。

「過去の自民党は欧州のように、取るものは取って、突っぱねるものは突っぱねるという外交をやっていた。しかし高市首相は、国際情勢についての基本的な判断能力が弱い。さらに、自衛官の中国大使館侵入事件で謝罪できないことでもそうですが、狭隘なプライドと自尊心が邪魔して、柔軟に動けない。媚びるという選択肢しか持っていないのなら、一国の指導者としては致命的です」

 トランプがホワイトハウス敷地内でボールルーム(宴会場)建設を進めているが、31日、ワシントンの連邦地裁に「大統領はホワイトハウスの所有者ではない」と工事の一時差し止めを命じられた。王はいらない──。司法もそう判断したのである。

 何度でも言う。いつまでこの暴君に媚びるのか。

http://www.asyura2.com/26/senkyo299/msg/441.html

   

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