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2026年5月01日07時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK299] 気づいたときはもう遅い この国のメディアは再び大本営発表タレ流し(日刊ゲンダイ)

※2026年4月27日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2026年4月27日 日刊ゲンダイ1面

気づいたときはもう遅い この国のメディアは再び大本営発表タレ流し
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387023
2026/04/27 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


会見でも一方的な高市首相(C)共同通信社

 原油、ナフサの品切れがこれだけ顕在化しているのに、なぜ、政府の「足りています」発表をタレ流すのか。

 高市政権が急ぐ「国論二分法案」の問題点や拙速をなぜ、きちんと報じないのか。

 忖度報道から大本営の国策報道へ加速化しているメディアの劣化。

  ◇  ◇  ◇

 予算案成立後、持論の「国論二分法案」成立にエンジンを吹かしている高市首相。先の自民党大会では改憲について「その時が来た」と力み、殺傷武器の輸出を閣議決定したと思ったら、間髪入れずに国家情報会議設置法案も衆院を通過させた。今後はスパイ防止法、対外情報庁設置法案、国旗損壊罪、皇室典範改正、安保3文書の見直しなど、高市色全開のタカ派メニューがズラリと並ぶが、恐ろしくなるのは、こうした動きについて世の中があまりに鈍感なことだ。

「平和国家」の理念を根底から覆す「戦争する国」づくりに動き出しているのに、野党は沈黙し、大メディアも大きく取り上げようとしない。ニュースの大半が岩手の山林火災というのは、やはり異様だ。だから、国民にも緊迫感が伝わらない。高市支持は高止まり──。

 小沢一郎前衆院議員はSNSで<我が国の戦前の歴史を見てもわかる通り、あまり意識されないまま、その場の雰囲気だけで、国がどんどんおかしな方向へと向かっているとしても、それでも一度行くところまで行かないと皆が気づかない(中略)というのであれば、それはあまりに不幸なこと。その時はもはや取り返しがつかないこともあり得る>と書いていたが、この年代の政治家ならではの嗅覚であろう。時代のキナ臭さはもはや、覆い隠せないレベルである。

「6月に詰む」識者の見解は正しかった

 とりわけ、昨今、酷いのが大メディアの大本営発表タレ流しぶりではないか。

「原油は足りている」「ナフサも足りている」と豪語する政府は今年4月4日、TBSの「報道特集」で「ナフサは6月に詰む。もうホルムズ海峡を通る一択しかない」と発言した境野春彦氏(エネ庁の有識者グループの委員でコネクトエネルギー合同会社CEO)に噛みついた。境野氏の発言の翌日に高市はXで反応、「国内需要4カ月分は確保している。指摘は事実誤認」と投稿、木原官房長官も会見で同じ趣旨の発信をした。そうしたら、他のメディアもすっかり沈黙し、ナフサ報道は姿を消し、境野氏がSNSでバッシングを受ける事態になったのである。

 境野氏と高市のどっちが正しかったのかは、医療機関の悲鳴を受け、政府が備蓄する医療用手袋5000万枚を放出することを決めたことでも明らかだろう。境野氏の懸念は「当然」だったのに、首相が「事実誤認」と息巻き、TBSにも抗議が行った。明らかな情報統制で黒を白と言いくるめてしまったのである。

 まさしく、「勝った勝った」の大本営発表だが、そうしたことが当たり前になっていることにはギョッとするのだ。

米イ決裂でナフサ不足はますます深刻

 その境野氏は今月25日、東京新聞の「こちら特報部」に登場、高市に反論していたが、<『詰む』という表現では甘かったと思っている>と言い切った。
<(高市氏の国内需要4カ月分という発信は)ナフサから分解された基礎化学品以降の『川中製品』の在庫2カ月分をナフサ自体の2カ月分に単純に加えており、正確な表現ではない> 

 やはり、統計の“いいとこどり”だったのである。

 実際、日本塗装工業会は供給不足を政府に申し入れているし、ユニットバスが納入できずにリフォーム工事も滞っている。

 そこに持ってきての米国、イランの2回目交渉は面会すらできずに流れてしまった。ホルムズ海峡はイランが封鎖し、その周りを米国が海上封鎖するというバカげたチキンレースが続いている。6月を待たずにナフサは詰むのではないか。高市らはトランプの大ボラを信じて、楽観情報を振りまいたのか、買い占めを懸念した確信犯か。だとしたら、他に表現法もあるだろうに、国民をなめているとしか思えない。

ほとんどの経済学者が高市石油政策批判

 原油についても同様だ。高市は「備蓄はたっぷりある」「年を越えて供給を確保している」として、「石油危機再来」を否定。節電節制などの需要抑制策もかたくなに拒否し、補助金をばらまいて、「ふつうに使って」と煽っている。赤沢経産相にいたっては石油供給不足への懸念を「ホラーストーリー」とまで言った。とはいえ、こんな発言も大本営発表よろしく、大メディアがタレ流してくれるものだから、マトモな意見が「異端視」「パージ」されていく。高市シンパが席巻するSNS上で餌食にされて炎上する。かくて、言論は封じ込まれていくのだが、実態はといえば、今も原油は足りないのだ。

 日経新聞は25日、50人の経済学者に政府の原油高対応についてアンケートし、その結果を報じていたが、「消費抑制策が必要」が66%にも達した。これがまっとうな意見というものだ。

人気のための補助金は百害あって一利なし


消された国会前デモのニュース(C)日刊ゲンダイ

「ホルムズ海峡封鎖による1日当たりの石油供給停止量は世界規模で1500万バレルと見込まれています。これは、1973〜74年の第1次石油危機での430万バレル、79〜80年の第2次石油危機での560万バレル、2022年のウクライナ戦争勃発による300万バレルの合計1290万バレルより、16%も大きな規模です。すなわち、第1、2次石油危機、ウクライナ戦争を合わせたよりも大きな危機が今、目の前で起きているのです。だから、経団連など財界は高市首相に石油の全面的な節約を呼びかけることを求めているのに、高市首相は耳を貸そうとしない。バラマキでガソリン価格を安く抑えれば、高支持率の維持につながると思っているからでしょう」

 こう指摘するエコノミストの田代秀敏氏(テラ・ネクサスCEO)は高市政権の失敗について、こう続けた。

「恐らく、政府は総需要と総供給量というマクロの視点しか頭にないのだと思います。しかし、現場の経済はミクロの場面の集積です。欲しい主体が欲しい時に手に入らなければ、目詰まりが起こり、一カ所が詰まると次も詰まる。不足を避けるための買い占めが起きると、どうしても必要な主体、とりわけ医療従事者などに行き渡らなくなる。経済においては、需給の調整を価格が担ってきたのに、補助金をばらまけば、それほど必要ではない主体も買い占めることができるので品不足を助長する。ますます、市場は歪んでくるのです。こうした混乱を突いて、海外の投機筋が日本円と日本国債と日本株の売りを同時に仕掛ける『逆高市トレード』によるトリプル安リスクも懸念されます」

 本来ならば、財界、学界などアチコチから「高市おろし」の狼煙が上がってもおかしくないのだ。

NHKはなぜ国会前でも報道を潰したのか

 それなのに、高市が安穏としているのは、大メディアが今や、忖度どころか、政権の言いなりで、大本営発表に全面協力だからだろう。

 NHKが改憲反対の国会前デモの報道を直前に差し替えたこともつい最近、話題になった。朝日新聞の田玉恵美編集委員が会見で追及、コラムで取り上げたものだが、それによると、現場は放送するつもりで用意していたデモのニュースが直前に厚労省の発表モノに替わった。現場には変更理由の説明なし。そのくせ、自民党大会での改憲への意気込み、異様な演出はガンガン報じているのだから、ふざけた話だ。

 こんな調子だから、今後の「戦争準備法案」の行方も心底、心配になってくる。高市でさえ、「国論二分法案」と身構えていたのに、野党がすり寄り、大メディアも堕したことで「国論二分」にもなりゃしない。小沢が懸念するように「気が付いたら取り返しがつかない」ことになりかねない。衆院議員の有田芳生氏はことのほか、一連のインテリジェンス強化法案に敏感だ。

「プライバシーの侵害はしない、と首相がいくら国会で答弁しても『怪しい』となったら尾行するのが警察です。私は実際、オウム真理教事件の際に、のべ50人の公安警察に連日、尾行され、事務所に盗聴器を仕掛けられた。まったく気づきませんでした。そうなったら、監視されるのは私だけではない。私が会った人間、その人がまた会った人間と無制限に監視が広がっていく。中曽根政権の85年に自民党が提出したスパイ防止法案は、強力な政権下でしたが、野党とメディア、市民、世論が一緒になって潰した。この時を思い出すべきです」

 さもないと、あっという間に国の形が変えられてしまう。そうなったら万事休すである。

http://www.asyura2.com/26/senkyo299/msg/540.html

記事 [政治・選挙・NHK299] 自民党大会の隊員歌唱で告発状 自衛隊法違反疑い、東京地検に(47NEWS)
https://www.47news.jp/14221416.html





本事案の刑事告発は当然だ。

告発状を提出した市民団体には感謝しなければならない。


この問題の本質は、自衛隊員が「君が代」を斉唱したことではなく、

「自衛隊員が、自衛隊員を明示する服装で、会場でも自衛隊員であることを紹介されて、すなわち自衛隊員として自民党の党大会という政治活動の場に出席した」

そのことだ。

政党の党大会が「政治活動の場」であることは論を待たない。

すなわち、「政治的な場に参加すること」は、そのまま「政治的行為」に他ならない。

自衛隊法第61条 

隊員は、政党又は政令で定める政治的目的のために、寄附金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法をもつてするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除くほか、政令で定める政治的行為をしてはならない。




以下に記事の全文を転載する。

陸上自衛隊の女性隊員による自民党大会での国歌歌唱に関し、市民団体のメンバーらは28日、政治的行為を制限する自衛隊法に抵触する疑いがあるとして、隊員らに対する自衛隊法違反容疑での告発状を東京地検特捜部に提出した。高市早苗首相や小泉進次郎防衛相も、同法違反ほう助の疑いがあると主張している。

 自衛隊法61条は、選挙権の行使を除く隊員の政治的行為を制限しており、違反すれば3年以下の拘禁刑が科される。

 隊員は12日の党大会に陸上幕僚長が指示した時に着用する演奏服装で参加した。首相は14日「職務ではなく私人として歌唱した。国歌を歌唱することは政治的行為に当たるものではない」と記者団に説明していた。


記事の転載はここまで。




政府・自民党は言い訳に事欠いて、

「(鶫氏は)私人として国歌を歌唱した」

としているが、いつものように「問題のすり替え」でしかない。

自衛隊員が国歌を歌うことを問題にしているわけではない。

そもそも、公人格と私人格を合わせ持つ政治家が靖国神社参拝問題で「私人」の立場を強調する場合、記帳にあたっては大臣名を書いて公人の立場を表明するのではなく、「個人名を書いて私人の立場で」と使い分けてきた。

すなわちその行動が私人のものか、公人のものかを「どう記帳した」かによって周囲に表示してきたわけだ。

今回のように自衛隊員が制服を着用し、なおかつ、その会場で自衛隊員であることを紹介されていれば、そこでの行動は自衛隊員としての行動でしかない。

自民党大会という政治活動の真ん中に自衛隊員が、自衛隊員を明示して参加している、そのことが問題なのだ。


自衛隊法第61条の制限は、警察官や一般職国家公務員よりも厳しい。

これは、実力組織である自衛隊が特定の政治勢力に利用されることを防ぐという、民主主義における「文民統制」の根幹に関わるためだ。


普通ならば・・・、まだ正義が残っているならば・・・、

日本が、今でも法治国家であるとするならば、「この案件」は、公開された「司法」の場に公訴され、法に基づいて裁判されるに違いない。

しかし・・・、

恐らく、検察は不起訴の理由を公表することもなく「不起訴処分」とするのだろう。


それでも告発する意味はある。

仮に不起訴とされても、権力に取り込まれている「自衛隊」、権力と癒着している「検察」の実態が国民の前に露呈されるからだ。

検察は「司法」に非ず。

行政府の一機関に過ぎない。

国会は、行政を監視する義務と責任を有している。

国会は自衛隊と検察の「無法」を看過していてはならないのだ。

そして、国民から負託を受け、国民を代表する国会議員は、政府の無法を許してはならないのだ。

われらは、この案件を、違法でないことの「既成事実」として、法の上書きにさせてはならないのだ。

すでに「憲法に違反する自衛隊」に変質してしまっていることを認識し、今まで以上に不断の監視が必要だ。














http://www.asyura2.com/26/senkyo299/msg/541.html
記事 [政治・選挙・NHK299] 高市首相がどんなに反論しても…石油・ナフサ危機「6月に詰む」に現実味、トヨタ系企業からも悲鳴(日刊ゲンダイ)


高市首相がどんなに反論しても…石油・ナフサ危機「6月に詰む」に現実味、トヨタ系企業からも悲鳴
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/387146
2026/05/01 日刊ゲンダイ


米国産原油を積んだタンカーが日本に到着=26日、東京湾(C)共同通信社

「ナフサは6月に詰む」が現実になるのか──。TBS「報道特集」でそう発言した専門家に政府は猛反論したが、産業界から聞こえてくるのは「6月危機」の声ばかりだ。やっぱり「大丈夫」じゃない。

  ◇  ◇  ◇

 財務省が28日に発表した3月の貿易統計で、中東から輸入するナフサの量が前年同月から約4割減少していた。ホルムズ海峡封鎖の影響が数字に表れたとみられる。4月以降はさらに顕著になるだろう。

 そんな中、気になったのが日経新聞電子版(29日)が報じたトヨタ自動車系の部品会社幹部のこの発言だ。

「ナフサは5月末までは確保できているが、6月のどこかで懸念が出るという情報がある」(豊田合成・安田洋副社長)

 デンソーも「ナフサは数カ月先まで見通せないというのが正直なところ」(松井靖副社長)と漏らした。やはり「6月懸念」は高まっている。

 ナフサだけじゃない。原油高の影響で電気料金も値上げ傾向だ。5月使用分(6月請求分)は大手電力9社が8〜24円引き上げた。唯一、値上げしなかった関西電力も「早ければ6月から値上がり」(森望社長)という。

「レジ袋は6月に3〜4割値上げになりそうです」と話すのは関東のスーパーマーケット店長だ。

 原油高やナフサ不足に伴い、中小・零細企業の経営も心配されている。

「規模の小さい会社が多い運送会社やクリーニング店の倒産・廃業が6月ごろから増えるのではないかと懸念しています。クリーニング店の洗剤や資材は8〜9割が石油由来。相手が個人客なので、なかなか価格転嫁できないし、商材がなければ商売のしようがない」(民間調査機関関係者)

 高市首相がどんなに「足りている」と言い張っても、現場の幅広い業界からは悲鳴が上がっているのだ。

英フィナンシャル・タイムズが日本に疑問呈す


円安が止まらずダブルパンチで狂乱物価へ…(C)日刊ゲンダイ

 エコノミストの田代秀敏氏(テラ・ネクサスCEO)はこう言う。

「政府は日本の石油備蓄を254日分としていますが、英フィナンシャル・タイムズは1日の消費量を小さく見積もっているのではないかと疑問を呈し、実態に即して計算すると95日分だとしていました。これだと6月末に枯渇することになります。加えて、『不足』というのは総量ではなく個々の場面で起きる。石油は燃料としてだけでなく原料としても使われ、ナフサを分解してエチレンなど複数の重要物質が作られます。派生物質のうち早く不足するものもあるわけです。そうした生産現場の実態を政府は知らない。赤沢経産相が石油供給不足への懸念が広がっていることを『ホラーストーリー』と言いましたが、あの発言を聞いて生産現場の人たちは『何も分かっていない』と震え上がったことでしょう」

 これに、日銀が利上げを見送った影響も加わる。円安が止まらず物価高に拍車がかかるのは必至だが、金融政策決定会合は5月は開かれない。次は6月15、16日だ。

 円安と原油高・ナフサ不足のダブルパンチで狂乱物価へ一直線。こちらも「6月危機」と言うしかない。

  ◇  ◇  ◇

 高市政権の原油高騰に対するノー天気ぶりは、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/26/senkyo299/msg/542.html

   

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