不可視なパワーは岩盤をも貫く

 ★阿修羅♪

ジェームス・アレン 日時 2001 年 9 月 01 日 08:56:35:

不可視なパワーは岩盤をも貫く

                 −−ジェームス・アレン
自然は人が抱く思考の具象化を常に援助している。たとえそれが良い思考であ
れ、悪い思考であれ、それをもっとも速やかに具現化させるための好機の数々
が、休みなく彼の前に出現し続ける。人がもし罪深い思考を捨て去ったなら、そ
のときから世界中が彼に優しく援助し、彼を援助しようとし始めることになる。人
がもし貧弱で病的な思考を放棄したならば、彼の強い決意を援助すべく、あらゆ
る好機が湧き上がってくる。人がもし良い思考を抱き続けたならば、たとえいか
なる不運があっても彼に悲しみを与えることはできなくなる。あなたの環境は、あ
なた自身の心を映し出す万華鏡である。その鏡の中で刻一刻と変化する多様
な色彩のコンビネーションは、あなたの動くことをやめない思考の数々が絶妙に
投影されたものに他ならない。あなたは、あなたがなろうとするものになる。卑し
い心は、失敗の原因を見つけるべく、環境に目をやるかもしれない。しかし、気
高い心は、内側に目をやり、常に自由である。気高い心は時間を従え、空間を
征服する。それは、偶然というほら吹きの詐欺師をおびえさせ、環境という専制
君主から王冠を奪い、意欲的に奉仕する。人の意思、その不可視なパワー、そ
の不滅の魂の子孫は、いかに分厚い岩盤をも貫き、目標への道を切り開く。
             −−考えるヒント、生きるヒント ごま書房
(コメント)
ユング心理学では、人の表層意識は、潜在意識の一部分であり、その潜在意
識を超えたところに、万物をつなげる集合的無意識が存在すると言います。そ
して、その万物を支配する集合的無意識に順応した意識を表層意識が保つ時、
環境の全ての現象が自分に味方するようになります。

ジェームス・アレン
本書は1902年に出版されたものですが、一世紀前に書かれたもので
あるにも関わらず、現在でも欧米を中心に読者を増やしつづける驚異の
人生哲学書です。ジェームス氏は、この本を著したという意外は、ほとんど
謎に包まれた人物です。

[ 潜在意識を活用し奇跡を起こせ 自己啓発研究所 ]

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