人間の心が運命や病を気にしないという積極状態であるとき

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中村天風(哲人) 日時 2001 年 12 月 30 日 16:20:28:


人間の心が運命や病を気にしないという積極状態であるとき、
  すなわち心が<無念無想>に近い状態であれば、
    宇宙に隈なく遍満存在している霊智を受け入れる分量が多くなるが、

 肉体や、肉体から発生する本能とか感覚に心が縛られて、
   心の融通性が極めて狭い消極的な心になると
     その受け入れ態勢を妨害することになり、
       この尊い力も十分に生命の中に受け入れることができない

                     ーー中村天風(哲人)ーー

(イメージトリップ)
明日からはじまる一週間のスケジュール表の中に毎日数回瞑想の時間を
真っ先に確保しよう。あなたが多忙であれば、多忙であるほどこの時間の
確保が、良い仕事をするためには不可欠である。何としても、無の境地になる
10分間があなたには必要である。

現代人にとって何かすることよりも、ボヤッと何も考えないことのほうが難しい。
まるでぐるぐる回りつづける籠の中のハツカネズミのようにあなたは時間に
追い立てられて一日をむなしく終えていないだろうか。瞑想の時間は心の
静寂を確保するオアシスである。どんなに過酷なスケジュールをこなしていても、
あるいは厳しいストレス状態にさらされていても、心の中のオアシスに
逃げ込むことができる人がストレスを抱えこむことはない。

過去にあなたが訪れた最高にリラックスできる場所を思い出そう。
私の場合は、25年前に新婚旅行で行なったタヒチのプライベートビーチの
シーンが驚くほど鮮明に脳裏に刻み込まれている。たった一回しか
いったことのないその場所に、私はイメージのなかで少なくとも1000回は
訪れている。あなたも自分がリラックスできるシーンにトリップしよう。
そうすれば、どんな過密なスケジュールの毎日でもあなたはストレスと
無縁の生活を過ごすことができるようになる。
       ーー勝者の脳をつくる法 児玉光雄 東洋経済新報社

(コメント)
オリンピックなどで活躍するトップアスリートたちは、毎日の練習で、
大勢の観客の見守る中で、完璧な競技をするイメージをしながら、
トレーニングに励むそうです。こうして何百何千回も、大舞台の
大きな仮想プレッシャーを経験することによって、いかなるプレッシャーも
克服できる集中力を身につけてゆきます。


中村天風
当時不治の病であった、結核に冒されて生死の境をさまよい救いを求めて
欧米を旅したが、病は治らず、絶望の果てに日本への帰国の途中、カイロ
で偶然出会ったヨガの達人カリアッパ聖者に連れられインドに渡り、ヒマラヤ
の奥地でヨガの極意を体得、当時不治の病であった肺結核を修行により
克服し、日本初のヨガの直伝者となる。帰国してからは、銀行頭取、会社
重役の地位にありながら、あるとき突然これらすべての財産を放棄し人々
を悩みから救い、苦しみから解き放つための教えを説き始めた。彼のすさ
まじいまでの体験に裏打ちされた理論は「天風哲学」として大成され、これ
を信奉し、教えを受けた人々は百万人を超えると言われている。その中には
東郷平八郎(日露戦争元帥)、原敬(総理大臣)、山本五十六、近年では、
松下幸之助(松下電器)、稲盛和夫(京セラ)、双葉山等が天風哲学に
多大なる影響をうけている。

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