アーサー・C・クラークが常温核融合研究の重要性を訴えた

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投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 9 月 19 日 10:01:35:

  アーサー・C・クラークが
常温核融合研究の重要性を訴えた

●英国で先日、SF作家のアーサー・C・クラークが、
常温核融合に世間はもっと注目すべきである、と
いうスピーチを行なったそうです。
  科学技術の重要な進展をハナから軽蔑してか
かっている既成科学界と報道機関への、厳しい警
告だったようです。

●常温核融合はインチキ扱いにされてしまいましたが、
クラークは、その後のこの分野の研究進展を注目し
続けてきたようで、「I believe there is now enough
published evidence to prove that something strange
is going on」と、注目のほどを語っています。

●常温核融合に関しては、「サイバーX」でおなじみの
工学社から、『核変換:常温核融合の真実』(水野忠彦
北大工学部助手著)が出版され、その英訳本が、常温
核融合研究の入門書として広く読まれているようです。
(実際、オルタナティヴ・エネルギーを紹介しているカタ
ログなどで、よくお目にかかり、「おっ日本人が頑張って
るな」という印象を持ってきました。)
 クラークもおそらくこの英語版を読んでいるかも知れま
せんね。


●以下はBBCが伝えたその記事。

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●出典:http://news.bbc.co.uk/hi/english/in_depth/sci_tech/2000/festival_of_science/newsid_919000/919953.stm

Monday, 11 September, 2000, 11:21 GMT 12:21 UK
Arthur C Clarke demands cold fusion rethink
 (アーサー・C・クラーク氏が常温核融合実現
  への可能性を真剣に考えるよう、訴えた)

By BBC New Online's Jonathan Amos

The author and visionary Sir Arthur C Clarke says society has made a
huge mistake in rejecting out of hand the idea that cold fusion may be
possible.
(作家でありテクノロジーの予言者でもあるサー・アーサー・C・クラーク
が、世間は「常温核融合は実現できるかも知れない」というアイディアを
頭ごなしに否定するという大まちがいを犯している、と警鐘を鳴らした。)

And he mocked editors and journalists at the British Association's
Festival of Science for not giving the technology serious consideration.
(さらに彼は「英国科学祭典協会」に出席した、編集人やジャーナリスト
たちを、常温核融合テクノロジーの可能性を真剣に考えていない、といっ
て、軽蔑をあらわにした。)

He said the age of fossil fuels was coming to an end and society needed
to find new sources of energy. Cold fusion or other "anomalous sources
of energy" might just turn out to be the answer, he said.
(彼は、化石燃料の時代は終焉を迎えつつあり社会は新たなエネルギー
源を見つけださねばならない状況に直面している、と訴えた。常温核融合
やその他の「マトモとは思えぬエネルギー源」がその解決策になる可能性
だって否定できない、と彼は語った。)

Cold fusion first hit the headlines in 1989 when researchers Martin
Fleishmann and Stanley Pons suggested it was possible to generate heat
through the fusion of atoms at normal temperatures.
(常温核融合がマスコミの大ニュースとして姿を現わしたのは1989年の
こと。マーティン・フライシュマンとスタンリー・ポンスが「常温下で原子を
融合させて熱を発生させた」と示唆する報告を行なったのがキッカケ
だった。)

But when leading scientists failed to reproduce their results and
Fleishmann and Pons retracted some of their early claims, cold fusion
was dismissed as nonsense.
(しかし学界の指導的な科学者たちは、その再現実験にことごとく
失敗し、フライシュマンとポンスが当初の主張の一部を撤回した
こともあって、常温核融合は「ナンセンス」と決めつけられてしまった。)


Crooks and cranks
(奇想や虚偽をのりこえて)

However, the research has gone on, with little funding and largely
underground, and Sir Arthur said the results coming out of some labs
demanded attention.
(しかし常温核融合の研究は、いまなお続いている。研究資金は殆ど
絶たれてしまい、大部分は“地下に潜って”しまったが、研究の火は
消えていない。サー・クラークは、そうした研究成果のなかには真剣
に注目すべきものがある、と注意を促す、)

"Over the last decade there have been literally hundreds of reports from
all over the world from highly qualified people and distinguished
institutions of anomalous sources of energy," he said in a recorded
video address to the festival .
(「過去十年にわたって文字どおり数百件の研究報告が、世界中の、
きわめて有能な研究者や、革新的なエネルギー源を研究している
卓越した研究機関から発表されてきた」と、彼は科学祭の聴衆たち
にむかって収録済みのビデオのなかから語りかけた。)

"They may or may not be cold fusion and in some cases have nothing to do
with nuclear power.
(そうした観察事実は、本当に常温核融合かも知れないし、そうではない
可能性だってあろう。核エネルギーとは全然無関係な現象を見ている
可能性だってある。)

"Although there are lots of crooks, cranks and cowboys in this field, I
believe there is now enough published evidence to prove that something
strange is going on."
(「奇想、イカサマ、お慌ての見当違い、そうしたことがこの研究分野では
いろいろとあるだろうが、それでも私は確信している。今や、従来の
知識では説明できない新たな現象が、研究室で現実に起きており、
それを示す充分な証拠がこうして発表されているということを」)

Carbon Age
(炭素新時代)

He urged journalists to do serious investigation so that they could
"start to see the future".
(彼はジャーナリストたちに、「未来を展望する作業を開始」していけ
るよう、真剣な調査報道を行なうべきだと警告した。)

Sir Arthur also said he believed we were entering the Carbon Age. He
prophesised that the discovery of molecules like C60 - the soccer
ball-shaped cage of carbon atoms - would lead to extraordinary new
materials.
(さらにサー・アーサーは、人類が“炭素新時代”を迎えつつあるとも
語った。彼は、“C60”――炭素原子がサッカーボール状の原子構造を
持つ炭素結晶――の発見によってこれまで想像すらできなかった新
素材が生まれると予言した。)

"We will soon have materials a hundred times stronger than any metal and
perhaps weighing no more than ordinary plastics," he said."
(「遠からず我々は、ふつうのプラスチックていどの軽さなのに、現今の
どんな金属よりも百倍も強靭な素材を手に入れることになるだろう」)

"Their impact on every aspect of life will be enormous: buildings that
are kilometres high, and land, sea and air vehicles that are only a
fraction of their present weight."
(こうした新素材は、生活のあらゆる面に途方もない衝撃をもたらす
ことになろう。たとえば高さ数キロメートルの高層ビルや、現在よりも
格段に軽量な自動車・船・飛行機などが、実現するにちがいない」)

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●これを紹介した陰謀系のニュースサイト:
    SURFING THE APOCALYPSE
  http://www.surfingtheapocalypse.com





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