イスラエルが和平交渉中断を要請、成果望み薄と(ニューヨークCNN)
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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 20 日 10:04:50:
ニューヨーク(CNN)
今月17日に米国の仲介で再開されたイスラエルとパレスチナ自治政府の中東和平交渉で、イスラエル代表団は19日、「このまま話し合いを続けても、成果が期待できない」として、ニューヨークでの交渉を一時中断することをパレスチナ側に申し入れた。
イスラエルのシャラ団長は、交渉を大きく前進させるために、アラファト・パレスチナ自治政府議長が「決定的な譲歩」を示す準備ができるまでは、成果は期待できないと中断申し入れの理由を述べた。「決定的な譲歩」の内容などについては触れなかったが、シェラ団長は、数日中にも交渉を再開したいとの期待も表明した。
一方、パレスチナ交渉団のエラカト氏は、「イスラエル側に、交渉を数日中に再開させる意思はない。パレスチナ側を非難しようとしていることは明らかだが、交渉の進展に背を向けてしまっているのはイスラエル側だ」と非難した。パレスチナ側は今回の交渉前に、最大の対立点だった聖地エルサレムの帰属問題などで、双方の立場の溝を埋められるよう努力したいとの姿勢を示していた。
エルサレムの帰属問題では、パレスチナ側がアラブ人が過半数を占める東エルサレムを将来のパレスチナの首都とし、ヨルダン川西岸とガザ地区全域を含んだ独立国家の樹立を主張。これに対し、イスラエルは、占領地の80%から90%をパレスチナに返還するものの、首都エルサレム全域を含む残りの地域の併合を求めて、交渉が行き詰まっていた。
今回の交渉は、9月13日の最終合意期限を期して国家独立宣言に踏み切るとしていたパレスチナ側が、国際社会からの“外交圧力”など受け、和平プロセスを前進させるため、独立を少なくとも11月15日まで延期する方針を発表したことを受けて開催された。
交渉中断のニュースが伝わる前、クリントン米大統領は、米代表団と早急に会い、米政府が中東和平交渉に新提案を行うべきかどうかについて話し合うつもりだと述べていた。
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