テレパシーマイクロチップの体内埋め込み実験

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投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 10 月 10 日 18:53:58:

    テレパシーマイクロチップの体内埋め込み実験

●90年代の、日本の“美形ロックバンド”の一般的なルーツは、
たぶん70年代のブリティッシュ・グラムロックでなく、80年代の
ブリティッシュ・ニューロマンティック・ロックなのでしょうな。
 その元祖は「デュラン・デュラン」ということになっているが、実
はデュラン・デュランよりも先にJAPANというバンドがあった。 
 ……で、JAPANをプロデュースしたのはT・REXのマーク・ボラ
ン。 この人は大陸系の魔術の影響を受けた(と自称する)神秘
主義的トラッドフォーク・バンドだった「ティラノザウルス・レックス」
から、ワイヤード・ブギーマン(エレキ仕掛けの大音響ブギー奏者)
を標榜する、あの伝説のT・REXへとバンドを変身させて、D・ボウ
イなどと70年代ブリティッシュ・グラムロック運動を作り出していっ
た。 ……で、JAPANをプロデュースした直後に、妻の運転する
ローヴァー(だっけかな?)が道ばたの木に突っ込んで、彼だけが
顔面ぶっつぶれて即死するという、呪われてるとしか言いようが
ない死に方をした……。 JAPANは、そのバンド名によって日本
ですごい人気となったが、D・シルヴィアンらとYMO、特に坂本龍
一との親交はよく知られている。(D・シルヴィアンはブリジット・
バルドーとミック・ジャガーとの私生児だなどと噂されたが、真偽
のほどは不明。)  マーク・ボランの形見となったJAPANが、80
年代ニューロマンティック運動の精神的なリーダーになっていった。

● ……と、まぁ、前置きはこのくらいにして、「デュラン・デュラン」
というバンド名の引用元となったのはパルプ・コミックの「バーバ
レラ」。 これは小賢しくなる前の、ムチムチプリンのジェーン・フォ
ンダが、純粋なお色気女優として出演して映画化されています。
今や伝説のカルトムービーとなった『バーバレラ』には、主人公の
少女宇宙警察官バーバレラが、すてきな異星人と握手して、それ
だけで性感を交換し合うという“未来のセックス”が登場します。
指と指を合わせるだけで、バーバレラはイッてしまうのだった。(ET
がもしそういう特技を持っていたら、軍部からだけでなくFBIからも
ペドフィリア犯罪容疑者として追いかけられていたでしょうな。)

●バーバレラが宇宙少女警察官なら、日本の少年警察官といえば
「こまわりくん」(がきデカ)ですが、その作者である山上たつひこ氏
が『光る風』のような暗澹[あんたん]たる国家権力陰謀告発劇画か
らギャグ漫画へと転身を図った最初の試みが、あの伝説の『漫画
喜劇新思想大系』でした。 その『喜劇新思想大系』にも、“未来の
電子オナニーテクノロジー”として、腰椎の神経に電極を入れて、
低周波電気刺激で勃起と射精をオートマティックに実行するテクノ
ロジーってのが紹介されていたことがある。

●以上の話は30年前には完全にSFだったのですが、それがいよ
いよ実現しようとしている、という恐るべきニュースが出てきました。

●埋め込み型マイクロチップで神経信号を拾い出して、別人の
体内の埋め込み型チップに転送し、感覚や運動をまるごと転送
するという試みです。だっけど、同じような神経信号でも中枢神経
系での処理プロセスがもし男女で違っていれば、男にとっての
快感が、女にとっての苦痛になるってことも、あるんじゃないのか
なぁ……なんて、冒険心旺盛なウォーウィック教授夫妻の、我が
身を投じた夫婦生体実験を傍目で見ながら、よけいな心配もしたく
なりますな。

●感覚が他人に追体験のかたちでモニターされるってのも怖い
けど、発信者と同じ行動を、受信者がいやおうなく模倣してしまう
ような「筋運動の伝送」ってのは、もっと怖い。この技術を使えば
人間にチップを埋め込んで“暗殺用サイボーグ”にするなんて、
簡単にできそうだから……。

●なお、このチップでは他人の意思まで読むことはできないらしい
から、我々が広く了解している“読心術”としての「テレパシー」まで
は含まれないだろうけど、それでも痛覚のような感覚が電信できる
のなら、初期型の「テレパシーマイクロチップ」と呼べるだろうと思い
ますね。中枢神経の電気信号から高次の精神活動の解釈がある
程度可能になれば――それは信号解読アプリケーションの今後の
展開によりますが――かなりの“読心術”も、このチップで可能にな
るのではないかと、私は予想しているのですが……。

■■■■@■■■.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


From Ananova,
http://www.ananova.com/news/story/sm_76805.html?nav_src=newsIndexHeadline
-
  Microchip hailed as 'end of the faked orgasm'
  (“オルガスムスに達したふり”が
   出来なくなってしまうテレパシーマイクロチップ)

A newly-developed microchip implanted into the body will allow
two people toshare each other's pain, movement and even sexual
excitement, claims an expert in artificial intelligence.
(このマイクロチップを2人の体内に埋め込んでおけば、お互いに
「痛み」や「身体の運動」やさらには「性的な興奮」までも共有でき
ると、人工知能の専門家がお墨付きを与えるような、そんな“テレ
パシー”を可能にするマイクロチップが、新たに開発された。)

The microchip could even see the "faked orgasm" banished from
the bedroom and bring an end to the battle of the sexes, says its
inventor Professor Kevin Warwick.
(このマイクロチップを使えば、自分はイッてもいないのに「イッたふり」
をする「嘘んこオルガスムス」を、閨房[けいぼう]から追放できるかも
知れない。そうなれば、もうベッドの上で男と女が延々と騙[だま]し
合いを繰り広げることはできなくなるだろう――このチップの発明者
であるケヴィン・ウォーウィック教授は、そう語る。)

The £250,000 mic rochip, the size of an After Eight mint, is to be
tested by Prof Warwick, a professor of cybernetics at Reading
University, Berks, and his wife Irena over a two-week period.
(このマイクロチップは『アフターエイト・ミント』一粒ほどの大きさしか
ないが、それでも1個で25万ポンドと超高額だ。英国レディング大学
のサイバネティックスの教授であるウォーウィック氏は、ご自分の
奥方であるイレーナさんと一緒に、このチップを自分たちの体内に
埋め込んで、2週間にわたる生体実験を行なう計画でいる。)

Designed as a body implant, the chip will transmit signals from the
nervous system of one person to that of another via an incision
in the arm, enabling them to feel what the other is feeling.
A transmitter is connected to nerves in the centre of the arm
and the chips are then linked via an ordinary computer.
(このチップは最初から身体埋め込み[ボディ・インプラント]用と
して設計された。体内に埋め込まれたチップは、神経系の信号を
とらえて、やはりこのチップが埋め込まれている別の人間へと、
その神経信号を“腕に刻んだ彫り込み”を通じて、転送する機能
を有している。この機能により、チップを埋め込まれた人間は、
他人の感覚を文字どおり自分のものとして感じ取ることができる。
この神経信号転送装置は、腕の中央にある神経と接続されてい
て、その神経から信号を受け、通常のコンピューターを介して、
他人の体内の同種チップへと信号を転送する仕組みになって
いる。)

Prof Warwick says his experiment is being conducted to gauge
the different perception of the sexes, including sexual excitement,
which could change the way men and women communicate in the
future.
(ウォーウィック教授は、男と女の性感がどう違うかを測定するため
に実験をするつもりだと語っている。彼が測定しようとしている「性
感」には、「性的興奮」も含まれている。この研究が進めば、将来は
男と女のコミュニケーションの在り方ががらりと変わってくるかもし
れない。)

"The nervous system is full of electronic signals emanating from
the brain, which have physical effects, like the way Irena jumps
when she sees a spider," he said. "The implication could be
never faking an orgasm again."
(「神経系には脳から送り出された電子的信号が満ちあふれて
います。つまり電子的信号が、肉体に物理的な効果をもたらして
いるわけです。たとえば妻のイレーナの網膜が“蜘蛛”の映像の
電気信号を脳に送り込んだとたんに、イレーナの身体が空中に
ジャンプするといった具合にね」。さらに教授はこうも言った。「こ
れが実用化されたあかつきには、“嘘んこオルガスムス”で相手
を騙[だま]すことなんて二度とできなくなるでしょうね」。)

The microchips will enable the linked couple to experience each
other's excitement, pain and movement and eventually could
lead to them moving each other's limbs.
(このマイクロチップをカップル同士で使えば、お互いに、相手と
同じ興奮や痛みや運動が経験できるようになるだろう。そして
究極的には、自分と同じように相手の手足を動かすことを、カッ
プルどうしで楽しむこともできるようになるかも知れない。)

Prof Warwick says however that they will not be able to access
the other's sense of sight, smell or taste, and that they would
not be able to read each other's mind.
(ただし、ウォーウィック教授によれば、この技術をもってしても、
相手の視覚・嗅覚・味覚を自分が体験することは依然として不可
能だし、相手の心を読めるようにもならないという。)

Besides the possible benefits for couples, Prof Warwick has also
evaluated the possible damage that could be caused by the
pioneering experiment.
(ウォーウィック教授は、彼のマイクロチップがこのようにカップル
に福音をもたらす望みもあるけれども、未開の分野の実験だけに
何らかのダメージをこうむる危険性もある、と付け加えた。)

"The biggest problem, apart from possible nerve damage and loss
of feeling or movement, is mental," he said. "Will my brain be able
to cope? The biggest risk is that I could go crazy."
(「神経組織へのダメージや感覚や運動機能の喪失といった危険
性も考えられますが、そうした問題を別とすれば、最大の問題は
精神的なものでしょうね」とウォーウィック教授。「一体全体、私の
脳ミソが、この新たな体験に適応できるかどうか……。最悪の場
合には、私は発狂してしまうかもしれ ませんからね」。)

Last updated: 15:43 Thursday 5th October 2000.





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