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投稿者 ＦＰ親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 12 日 16:00:46:
回答先: ４０代男に逮捕状＝白人女性へのわいせつ容疑−警視庁（時事通信） 投稿者 ＦＰ親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 12 日 13:04:46:
東京・六本木のクラブで働いていた英国人女性、ルーシー・ブラックマンさん（２２）の失そう事件は十二日、警視庁捜査一課が、大阪の会社社長、織原城二容疑者（４８）を別の女性への準強制わいせつ容疑で逮捕したことで、解決に向け動き始めた。織原容疑者と、ルーシーさんを結びつける糸口になったのは携帯電話の着信記録。そして逮捕のきっかけは、日本に渡り、懸命の捜索活動を続けていたルーシーさんの父親に寄せられた情報だった。「ルーシーが見つかるまでは、安眠できない」。父親は、この日、読売新聞社の国際電話にそう語った。
織原容疑者が住んでいた港区赤坂のマンションに、警視庁の捜査員が入ったのは午前六時三十分。約一時間半後、織原容疑者を乗せた白いワゴン車がマンション駐車場から出てきた。
ルーシーさんの父親で英国に住むティム・ブラックマンさん（４７）宅には、その三十分ほど前の十二日午前七時半（日本時間）ごろ、警視庁の担当者から「失そう事件に関与しているとみられる男性容疑者を逮捕した」と連絡が入ったという。
ティムさんによると、ティムさんが設立したホットラインに、ルーシーさんが働いていたクラブに勤めていた複数の元ホステスたちから、「日本人男性に逗子のマンションに連れられ、薬物を飲まされて乱暴された」という情報が相次いで寄せられた。ティムさんが、これを警視庁に連絡したことが、今回の逮捕につながった。
ティムさんは「日本の警察から、娘の失そうに関係しているとみられる男性容疑者を逮捕したとの連絡を受けてほっとした。今後、捜査の進展を見守りたい。しかし、ルーシーが見つかるまでは安眠できない。早く事件の真相を究明してほしい」と語った。
ティムさんらルーシーさんの家族は、七月十三日に初めて来日してから、情報提供を求める記者会見を開いたり、英国政府首脳に面会して協力を要請したりするなど、懸命に独自の捜索活動を続けてきた。
家族が国内で開いた会見は計八回。「ルーシーさんのビデオを公開する」「ルーシーさんの誕生日に家族が心境を語る」など、機会を設けては国内外のメディアを集めて、「娘を見つけるためにはみなさんの協力が不可欠」と何度も訴えた。
同月二十日には、沖縄サミットで来日中のブレア英首相やクック英外相、九月十三日には、アービン英上院議長と面会し、政府の支援も求めた。
一方、独自に情報を収集するため、自らルーシーさんが働いていたクラブがある六本木や、滞在施設のある千駄ヶ谷へ足を運び、チラシを配ったり、六本木で働く欧米人女性に声をかけて聞き込みもした。
また、六本木のクラブから約百メートルの場所に、在日英国人実業家から事務所を借り受け、情報提供用ダイヤル「ルーシーホットライン」を設置した。
有力な手掛かりがなく捜査が長期化するにつれ、ティムさんの表情はやつれていったが、「家族が日本に居続けることが発見につながる」と辛抱強く語り、妹のソフィーさんと交代で日本に滞在しながら、ルーシーさんとの再会を待ち続けた。
警視庁は、ルーシーさんが行方不明になってから九日後の七月十日、殺人事件などを担当する捜査一課員を麻布署に投入、特別捜査本部並みの捜査員約四十人体制で異例の捜査を進めてきた。
成人の行方不明事案では、事件性がはっきりしない限り同課が投入される例は珍しい。今回の異例な体制の背景には、英国のメディアが大々的に取り上げ、沖縄サミットで来日したブレア英首相が森首相に早期解明を要請したことなどがあった。
一連の捜査で、同課が力点を置いたのがルーシーさんの友人にかかった不審な電話の特定。ルーシーさん失そうの二日後、「タカギ・アキラ」を名乗る男から友人の携帯に「ルーシーは千葉にいて無事」との電話がかかっており、この捜査から織原容疑者が契約する携帯電話が発信元だったことが判明した。
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