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投稿者 ふぁ婁翰 日時 2000 年 10 月 13 日 11:31:31:
＜産経新聞 平成１２年１０月１３日 朝刊より＞
平成十四年度から施行される新学習指導要領に合わせ、文部省に
検定を申請している中学歴史教科書について、文相の諮問機関
「教科用図書検定調査審議会」の元外交官の委員が、特定の出版社の
教科書を検定で不合格とするよう他の委員に手紙や電話で働きかけを
行っていることが十二日、分かった。中国など近隣諸国の意向に配慮
した多数派工作とみられ、外務省幹部もかかわっている疑いが強い。
審議会委員が会議の場でなく非公式な形で、特定の教科書を不合格に
するような説得を行うのは極めて異例だ。
この元外交官は、外務省研修所長、駐インド大使などを歴任し、
現在は日中友好会館副会長も務めている。不合格工作の対象となった
教科書は、執筆者に近現代史評価の見直しを進める「新しい歴史教
科書をつくる会」(西尾幹二会長)のメンバーが含まれている。検定中
の「白表紙本」は未公開であるにもかかわらず、中国や韓国の一部か
ら批判の声が上がっていた。
関係者の証言や産経新聞の調べによると、元外交官は今年二月、
外務省の推薦で審議会委員に就任。今月に入り、自らが所属する審
議会第二部会(社会科部会)の歴史小委員会の各委員に、電話や手紙で
「あの教科書は日本の戦争犯罪の記述が足りず、おかしい」「元中国
大使もこの教科書を憂慮している」などとして、不合格とすることへの
協力要請を始めた。
また、元外交官が最近、中国と太いパイプを持ち、官界に影響力の
ある元有力政治家や、外務省幹部らと協議したとの情報もある。
元有力政治家は、教科書問題について外務省幹部を加え協議したことを
認めている。このため、外務省も含め「不合格工作」の疑いもある。
教科書検定の実際の合否は来年三月ごろに決定される見込みで、
この教科書についての歴史小委員会の会議は来週から始まる予定。
働きかけを受けた委員は「みんなで論議する前の根回しはおかしい」
としている。教科書調査官や教科用図書検定調査審議会委員を務め
た時野谷滋・前関東短大学長は「委員内でのやりとりで、法的には問
題ないだろうが、常識的にはありえず、やるべきことではない。過去に
聞いたこともない」と言っている。
一方、元外交官は産経新聞の取材に対し、「教科書問題は非常に
重要なことだと考えている。今回の働きかけは、自分の考えでしたこと
で、外務省の意向を受けてやっているわけではない」と話している。
《「外務省関与せず」》
山崎隆一郎外務報道官の話 「(元外交官の)委員は個人の資格で
本件審議会のメンバーとなっているものであり、外務省としては同人
の活動につき関与していない」
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日中友好会館！ 結婚式場ではない事は確かである。
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