パレスチナ・イスラエル対立激化、中東全体に拡大の様相(CNN)

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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 13 日 21:45:11:

回答先: イラク軍師団が西部国境方面へ移動 投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 10 月 13 日 18:48:40:


イスラエルのヘリコプターによるロケット砲攻撃を受けて避難するパレスチナ警察やアラファト議長公邸のスタッフ=12日、ガザで

エルサレム(CNN)
パレスチナ群集によるイスラエル兵のリンチ殺人に端を発し、イスラエルがパレスチナをヘリコプターで攻撃する事態に発展している双方の対立は、中東全体を揺るがしかねない様相を呈しており、国連のアナン事務総長やクリントン米大統領などは、このままでは和平交渉の破たんと動乱につながりかねないと、強く警告している。
国連のアナン事務総長はレバノン訪問の予定を短縮して12日、急きょエルサレムに引き返した。アナン事務総長はリンチ殺人について「背筋が凍るようだ」と語り、これ以上暴力がエスカレートすれば、中東全体を揺るがしかねないと警告。イスラエルとパレスチナの双方に向けて「自分がいま何をしているのか、自分の子供たちにどんな未来を与えたいのか、立ち止まって考えてほしい」と、自制を強く呼びかけた。
外交筋によると、パレスチナ自治政府のアラファト議長は13日、英国のクック外相に対し、イスラエル兵殺害を非難すると語ったという。
中東和平交渉で中心的な調停役を果たしてきたエジプトのムバラク大統領は、バラク首相に電話で「パレスチナの人々に対する軍事行動をただちに停止するよう」促したと発表した。
一方、クリントン米大統領はイスラエル兵殺害を強く非難。アラファト議長と電話で、この問題について話し合ったことを明らかにした。またホワイトハウスの記者団に、「和平交渉の破たんと、それによって引き起こされる事態は、もはや仮定の話では済まない段階にきている」と警告した。

パレスチナを全面包囲

12日に起きたパレスチナ群集によるイスラエル兵リンチ事件では、イスラエル兵2人が殺害され、さらに1人が行方不明となっている。しかしイスラエルの国防相は、3人目の死亡が確認されたわけではないとしている。
この報復としてイスラエルは、事件の現場となったヨルダン川西岸の警察署や放送局、ガザ地区にあるパレスチナ政府の施設などをヘリコプターで攻撃。アラファト議長の公邸から50メートルの地点も攻撃を受けたが、バラク首相は、アラファト議長が標的にされたとの報道は否定した。
さらにイスラエルはパレスチナ自治区を全面包囲。緊急の場合を除き、パレスチナ人が自治区から出られないようにしている。
アラファト議長は攻撃後、被害を受けた地点や病院を訪れて負傷者を見舞った。パレスチナの病院関係者によれば、ガザ暫定自治区と西岸地区の攻撃で32人が負傷。病院内でアラファト議長は報道陣に、「われわれはパレスチナ人であり、コーランにも書かれているように強い人民だ。わが人民はひるむことなく、パレスチナ自治区の首都であるエルサレムに向けて、行進を続ける」と表明した。

アラブとイスラエルの関係にも影響

イスラエルとパレスチナの対立激化は、イスラエルとアラブ諸国との関係改善の動きにも影を落とし始めている。
オマーンの国営通信社の報道によれば、オマーンは首都マスカットにあるイスラエルの貿易使節団を閉鎖し、イスラエルの首都テルアビブにあるオマーンの貿易使節も引き上げた。
ヨルダンの国営通信社は、アブダラ国王が「(状況は)受け入れがたいレベルに達している」と語り、朋友パレスチナに対する軍事行動を非難したと伝えた。
さらに、イラン、エジプトなどでもイスラエルや米国に対する反発の動きが強まっている。



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