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投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2000 年 11 月 21 日 03:16:26:
環境問題に取り組まれている皆様へ
『私たちの身近なダイオキシン汚染源』
記者会見及び国際会議のご案内
―― 衣類、ドライクリーニング、理美容、家庭洗濯ダイオキシン汚染の実態 ――
来春、環境NGO『Clean Water World Initiative』CWWIが調査した、衣類、ドラ
イクリーニング、理美容、家庭洗濯に関するダイオキシン調査の結果を記者会見発表
し、終了後、この新たなダイオキシン汚染問題の解決に向けて、国際会議を開催いた
します。つきましては、環境問題に関わるより多くの方々にご参加いただきたく、こ
こにご案内申し上げます。CWWIはすべての有害化学物質の廃絶を訴えるとともに、代
替技術の情報収集と発信を行っている環境NGOです。
CWWIが洗剤の毒性を研究する中で、衣類などの洗浄、染色過程におけるダイオキシ
ン発生の可能性に注目し、調査を依頼してまいりました。この結果、衣類、クリーニ
ング、理美容、家庭洗濯にいたる日常生活の中での汚染源が明らかになりました。
この世界規模のダイオキシン汚染源より、私たちの身体や自然環境が多量のダイオ
キシンに犯され、種々の社会問題を引き起こしている可能性に鑑み、記者会見を行い
ます。その後、国際会議を開催し具体的な対策を話し合い、国際的な取り組みを目指
します。
現在、数多くの方々により、森林伐採、水質汚染、大気汚染、食物汚染、動物保護、
温暖化、フロン、POPSなど各分野において解決に向け取り組まれています。この度の
ダイオキシン国際会議をきっかけに、国際交流を行い、環境を守る人々の世界規模の
輪を作りたいと考えております。
各国、各分野の情報や技術を共有し、環境問題を協力して取り組むことにより、環
境改善の速度が増すことを期待しています。
より多くの方々の参加をお待ちしております。
お問い合わせ頂いた方に、追って詳細をお知らせいたします。
環境NGO"CWWI"
代表 深井利春
記者会見内容の詳細
「アパレル・染色・クリーニング・理美容からダイオキシン類/環境ホルモン検出」
洗剤、シャンプー剤、パーマ液、染料等が化学反応を起こしてダイオキシンが生成さ
れます。私たちが一日に摂取しても身体に障害を引き起こさないと言われているダイ
オキシン耐用摂取量は、日本の場合４pg-TEQ/kg/日、アメリカの場合0.01p g-TEQ/kg
/日です。体重５０キロの場合、一日に200pg-TEQ/kg/日以上のダイオキシン類を摂取
すると、ガンなどあらゆる病気の発生率が高まります。
衣類やパーマ、毛染めによるダイオキシンの人体への汚染量は、その耐用摂取量を
はるかに超えると予測されます。
衣類の場合、例えば新品の女性用スーツは19p g-TEQ/gのダイオキシンを含んでいま
す。女性用スーツを一枚着るだけで、8,200p g-TEQ/着ものダイオキシンを身に着けて
一日中を過ごす事になります。その他に、家中のほとんどの衣類、寝具がダイオキシ
ン/環境ホルモンで汚染されており、その汚染総量は予想外に大量なものとなります。
また、理美容で使用しているシャンプー、パーマ、毛染めで化学反応を起こし、排
水中10リットル中に50pg-TEQ /10リットルのダイオキシン類と69μg/10リットルのノ
ニルフェノールが検出されました。
10リットルのすすぎ水で洗う前の頭上を逆算すると、約500,000pg-TEQもの濃度のダ
イオキシンや、約690,000μgもの濃度のノニルフェノールを頭髪や頭皮に擦り込んで
いることになり、更にシャンプーの界面活性作用（浸透作用）により、高濃度のダイ
オキシン類が頭皮より吸収されると考えられます。その他に、人体に吸収されない残
りのダイオキシン類、ノニルフェノールを排水に流していることになります。
私たちが身につけた衣類や、繊維製品や、パーマや、毛染めなどの思わぬ身近な発
生源により、私たち自身を汚染すると同時に、自然環境がそれ以上にダイオキ シン汚染
されているのです。
新品衣類の汚染度
女性用スーツ ダイオキシン類 19 .0pg-TEQ/g、8200 pg-TEQ/一着
セーラー服、スカート、ズボン、カーディガン、ジャージ、白衣、寝具、
インナーウェア、ハーフコート、ジーンズ、子供用着物、女性用下着、布団、毛布、
シーツ、カーテン、ジュータン、ベビー毛布、ムートン等
全ての衣類、繊維製品からダイオキシン類が検出されました。
ハーフコート ノニルフェノールエトキシレート 5.1μｇ/g、3010μｇ/一着
4-t-オクチルフェノール 0.318μg/g、188μg/一着
シーツ ノニルフェノールエトキシレート 2.95μg/g、2478μg/一枚
セーラー服、ズボン、スーツ、布団、ムートンからも環境ホルモンが検出されました。
クリーニングの汚染度
ドライクリーニング(石油系)
セーラー服 ダイオキシン類1.2p g-TEQ/g、830 pg-TEQ/着
（クリーニング前１.0pg-TEQ/g、690pg-TEQ/着の1.２倍）
ドライクリーニング(パーク)
ズボン ドライクリーニング前より2.8倍のダイオキシン類が検出されました。
ベビー毛布 ドライクリーニング前より6倍のダイオキシン類が検出されました。
ウエットクリーニング
白衣 ウエットクリーニング前より15倍のダイオキシン類が検出されました。
衣類をクリーニングに出すことにより、ダイオキシン類が発生して逆に汚染され
ていることがあきらかになりました。
家庭洗濯の汚染度
セーラー服 ダイオキシン類1.5 pg-TEQ/g、1035 pg-TEQ/着
（洗濯前 １.0pg-TEQ/g、一着あたり690pg-TEQ の1.５倍）
洗濯を実験依頼したすべての家庭のセーラー服から、ダイオキシン類が発生して逆に汚染さ
れていることが明らかになりました。
美容室の汚染度
シャンプー後パーマをかけ終えたすすぎ水10リットル中から、
ダイオキシン類50 pg-TEQ/10Lが検出されました。
ノニルフェノール69μg/10Lが検出されました。
シャンプー後に毛染め美容した排水のダイオキシンと、環境ホルモン含有量も調査中です。
分析検査機関：JQA(財)日本品質保証機構、(株)日本総合科学、野外科学(株)
参加要項
開 催 日と開催地：2001年３月22日(木) ※開催地は調整中
参加資格：ＮＧＯ団体、NPO、環境問題に取り組まれている議員、研究者、消費者団体、他
申 込：氏名（団体名）、住所、電話番号、E-mailアドレス、身分証明書、年齢、性別、本人と
わかる正面顔写真二枚（縦3.5cm横2.5cm）略歴をお書き添えの上、下記当てにお送り下さい。
お申込みされた方に詳しい資料を御返送いたします。
記者会見・国際サミット参加費：無料（交通費各自負担）
交流会参加費：３５,０００円（交流会参加希望者のみ。一泊宿泊費込み）
〒386-0041日本国長野県上田市秋和195−3 環境NGO"ＣＷＷＩ"
「私たちの身近なダイオキシン汚染源国際サミット」記者会見・会議実行委員会
事 務 局：花井雅人・早津誠
連 絡 先：ＣＷＷＩ本部
ＴＥＬ：0268-21-2205(日本語)
ＦＡＸ：0268-28-9220
E-mail：world@cosmo-environment.com
ホームページ：http://www.cosmo-environment.com
ＣＷＷＩアメリカ
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