<次期防>政府の安全保障会議の議論低調 安保会議も官主導

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投稿者 12月12日毎日 日時 2000 年 12 月 13 日 12:05:59:

<次期防>政府の安全保障会議の議論低調 安保会議も官主導=替(毎日新聞)

 次期中期防衛力整備計画(次期防)の決定が、大詰めを迎えている。次期防策定には、21世紀を展望した骨太な安全保障政策が不可欠だが、作業の舞台となる政府の安全保障会議の議論は一貫して低調。安保政策に開きのある与党3党も政策調整を見送り、議論は空中給油機など個別装備品の是非論にとどまっている。

 次期防は、防衛大綱に基づく政府の5カ年計画。装備品の調達や必要経費の算定で5年間の国家予算をしばることになる。

 安全保障会議は、首相が議長を務め、外相、蔵相、官房長官、防衛庁長官ら関係閣僚のほか、陸海空自衛隊の幹部らが出席する。次期防をめぐる議論は過去6回行われたが、議論の中身はほとんど明らかにされていない。今月5日に就任した斉藤斗志二防衛庁長官は8日、安保会議後の記者会見で秘書官が差し入れたメモを見ながら、

「自由な討議を確保するため従来、審議経過や個別の発言経過は公表しないことになっている」

と読み上げた。

 虎島和夫前防衛庁長官も会議でのやり取りについて「会議の事務局である官房長官から聞いてほしい」。会議メンバーのある閣僚は

「冒頭で防衛庁長官が役所の用意した紙を読み、具体的説明は防衛庁幹部が行った。閣僚から意見や質問もなく、結論に権威を与えるだけの会議」

と話し、官主導をうかがわせた。

 現在の中期防が策定された5年前は、自社さ連立政権下で「軍縮」を主張する社会、さきがけ両党と自民党との間で与党内調整が頻繁に行われた。しかし今回、与党3党は安保プロジェクトチームが「次期防はテーマではない」と、議論に立ち入ることを避けた。

 次期防は早ければ15日にも閣議決定される予定。来夏の参院選を前に、3党が独自性を強め、今回の論議では安全保障の将来像を描く作業がなおざりになっている。 【中村 篤志】


[毎日新聞12月12日] ( 2000-12-12-22:09 )




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