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投稿者 くま 日時 2000 年 12 月 25 日 03:52:59:
回答先: Re: 「事実」の提示が必要 投稿者 くま 日時 2000 年 12 月 25 日 01:47:40:
Cabtonさんの、どんな報告書でもその出自を確かめろ、というのはいいことだと思います。
以下、マスコミの問題にも関係していることなので、あるメールを二つほど、引用しておきます。
ちなみに、日本の水力・火力発電などの年間稼動率は、40%にも届かないということになっているようです。
これは原発というもののシステムの問題で、原発を一基作れば、そのような火力発電所などもまた増やさなければならない、ということになっています。でなければ、原発は定期点検もできないということになってしまいます。また、簡単に止めることができない原発の夜間の「いらない」電力のために、揚水発電所なんていうのも作ります。これなんぞはいっけんもっともらしい理由付けが行われていますが、実態は非常に無駄な施設といってよいようです。
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住みにくい世の中となりました。
当該の問題そのものを議論する前に、まずそれについての詐欺的な欺瞞広報などをきちんと指摘し、排除しなければならないといったような無駄な労力や時間などを常に要求されるような世の中となりました。
これにはマスコミの問題、彼らの商業主義、意味のないエリート意識、おかど違いな支配意識などが関係してきますが、今はそのことはおいておきましょう。
とはいえ、８月にドイツがとった行動の（というより、先進国での良識と常識と科学である）原発からの撤退合意についても、ＮＨＫがニュースで「代替エネルギーのあてもないまま・・・」と虚偽ともいえる政治的扇動的コメントを付け加えるなど、一般論として
のマスコミの体質の問題の上に、さらに直接的にマスコミが日本の原発運営における詐欺に荷担しているという現実もあります。しかも、ＮＨＫのそのときの言い方は、あてもないくせに・・・・といったようないかにも一国を馬鹿にしたような言い方だったのですが、これは現在日本と同じように総電力の３割を原発に依存している国が（もっとも、日本と違ってドイツでは１９８９年以降原発は建設していません）、その代替エネルギーを模索する困難さを承知の上でなおかつそうせざるをえないという現実を認識するという勇
気や英断を逆手にとった非常にいやらしいものでもあります。
私が信じられないのは、聞く人が聞けばすぐ嘘や詐欺だとわかることを平然と公共の場に出して恥じないＮＨＫなどの連中のその神経です。
このＮＨＫの虚偽などは、ＮＨＫ自らも含めた、先に書いた現在のマスコミというものの一般的な実態を知った上での確信犯ともいえるものです。つまりそのような虚偽的なコメントに対しも、どこからも（メジャ ーなメディアから）批判される恐れなどはないということを彼らは知っているわけです。
東電の幹部などは、ある小冊子で、ドイツを含めたヨーロッパの、 原発の代替エネルギーの燃料に使う天然ガスの供給のための大規模なパイプラインの設備などの現状を具体的に説明した後でこう言います。
----しかし、この日本では、代替エネルギーに移行でき
るようなそのような資源もなく、原発に頼らざるをえない
という現実がある、------
これは一瞬成程と思わされます。確かに、日本は四方を海に囲まれていて、そんなパイプラインなど引ける筈もありません。また、日本に代替エネルギー化が可能になるほどの天然ガス田もありません。・・・・・
でも、少し落ち着いて考えてみると、それなら、原発の燃料のウランはどうなのでしょうか。日本の内地で掘り出して使っているのでしょうか。また、都市ガスなどの天然ガスはどうでしょうか。食材や（ウ ルグアイランドの米の貿易自由化の論議のとき、日本のマスコミは米の貿易自由化は、日本の国際貢献になるというキャンーペンもはりました）、鉄鋼品、衣類や紙などの原料は？・・・・・・・
しかも、原発には、半永久的に放射性廃棄物を文字通り「完全に完璧に」管理していかなければ多くの人が実際に死ぬというとんでもない問題があります（一体日本はこの１０年間の間にも、幾度放射能漏れ事故を起こしたでしょうか）。これはパイプラインの施設云々など比にならぬ問題です。
それにして、このような人間の錯覚のしやすさを利用したトリックを使うのがうまい人が、今の世の中では偉くなるのでしょうか。
いい加減このような品性を欠いた誤魔化しはやめて、ほんとに大事なことなのですからちゃんと智慧を働かせようではありませんか。
ともあれ、イメージ、イメージで誤魔化すような人たちに政治はまかせられません。
政治というのは、芸能界などと違って（この芸能界という世界は一面、夢や希望を売るという世界でもあり、ある程度のイメージ尊重的な偏向は仕方がないのではないかとも思います）、たとえば日本という国でいえば、一億二千万もの人間の行方を左右するような実務を執る場です。それはもとより個人の風評や偶像などのイメージ的なものなどでできる仕事では当然なく、あくまでも、理性的で、先見的で、現実的な行動を必要とするものです。
そのようなことをするためには、まずイメージアップなどもはかりそのような地位などにもつかなければならいない、と言う人も含めて、そういう人は即刻政界から去るべきだと考えます。
私は一億二千万人と書きましたが、日本の世界における影響力からいけば、一体何億の人の運命を左右するのかそれこそわからないといったところなのです。
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「期待集まる小型発電装置＝規制が足かせ普及難しく」
青森の六ヶ所村の核燃料サイクル施設が、本格的な稼動を
開始することになるようですが、先進国の全てといっていい国
々が、先端の科学技術やその常識などから、無私の精神で
反原発に向かっている最中に、日本でそのような行政が行わ
れていることに対しての、その検証や真剣な議論がなおざり
にされているような気がします。
これでいいのでしょうか？
地球上のそれぞれの地域で、夜間に、どれほどの電灯がつ
けられているかというのがわかる衛星写真がありますが、日
本のそれは際立った異様な光彩をはなっています。
これは文化的なものだけで片付けられるものではなく、原発
行政に負うところが大きいものです。
電力消費が少ない夜間にも、日本の電力の３割を賄っている
原発は、原発のシステム上の特性として停止させることができ
ないために、夜間には相対的に電力が過剰供給されており、
行政、電力会社共に夜間の電力消費を推奨しているのが一因
にもなっているからです。
もっとも、これも文化だといっていえなくもないです
が・・・・・
たしか、原発というのは、発生する熱エネルギーの３分の２
ほどを、利用する術を持たずに海に捨てています。それ故の
海洋における環境破壊も問題になって
います。このエネルギ
ーは一日になおすと、広島に落とされた原爆の８０個分に匹
敵するのです。
記事にある発電は、発生する「余分（技術的な問題で、電
気エネルギーに転換できなかったものなのですが）」な熱エ
ネルギーを暖房や、温水を作る時のためのエネルギーに容
易に利用することができるという重要な利点もあり、また、原
発のように遠くから電気を運ぶ際に必然的に発生する送電
ロスの発生とも無縁です。
人間の智慧というのは、このような電源を、その発明も含
めて、実用にするというようなものにあるのではないでしょう
か。
原発の推進など、そのへんのPCのプログラムにでさえで
きることでしょう。
六ヶ所村の核施設に反対している地元住民は、お花畑を
作ってそれに対抗しています。
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